整形外科的検査と神経学的検査
レントゲン画像&MRI画像に基づくドクターの診断と施術 

                   椎間板ヘルニア 
○椎間板ヘルニアとは骨と骨の間の髄核が膨隆あるいは脱出をおこし椎間孔を通る神経根を圧迫して手足がしびれる・痛い等の症状が出る事を言います。姿勢や激しいスポーツからなる事もありますが、遺伝的な要素もあると言われていま。
○MRIを撮りまして内蔵側に髄核が飛び出している例がかなりありますが、そこには神経が走っていませんので椎間板ヘルニアの症状は出ません。
腰椎の安定の為にインナーマッスルを鍛える必要があります。
○また手足にしびれ・痛みを訴えられましてMRI画像を撮りどこかの髄核が膨隆を起こしていましても、神経根症状が出ていなければそれは椎間板ヘルニアでなく別の問題となります。
○椎間板ヘルニアは脊柱のどの部分にも起き得るのですが、一番多いのが腰椎5番前後みたいです。腰椎1〜3番間に起きますと骨盤の不安定さ、大腿神経に沿った痛みや坐骨神経に沿った痛みを訴えられます。腰椎3〜S1番間では坐骨神経に沿った痛みやふくらはぎのつりを訴えられるケースが多いです。
                
脊椎管狭窄症
○脊椎管狭窄症の主な症状は間欠跛行(かんけつはこう)=座って居る時は症状がなく、歩くと足にしびれや傷みが出て、立ち止まったりしゃがみ込むと楽になりまたしばらく歩ける等が主な症状です。
○原因として、黄色靭帯の肥厚や、椎間関節の変性・肥厚、椎間板の変性からもおきます。髄核が脱出して脊髄硬膜外に一部が垂れ下がった状態などMRIを撮りますとそれが良く分かります。一般的に年齢的な要素が多く年間2,300人の発症があるそうです。
               
変形性脊椎症
○年齢とともに骨の退行変性がおき椎体に突起物が出来たり、椎間板が減少したり致しますと椎間孔を通っています神経根を圧迫し手足のしびれや歩行困難などおきる症状です。日頃からインナーマッスルを鍛え予防する事も大切です。
                
椎間関節症
○急性の場合首は頸椎捻挫、腰の場合はギックリ腰とも言われ椎間関節の回旋・変位からすぐ横に痛みが出ます。骨を元の位置に戻すと解決するケースが多いです。慢性の場合は加齢とともに変形性脊椎症となり上下の椎間関節がすれる事から症状が出て、朝起きてすぐは痛みがあり、動き出すと収まる等の症状とお聞きしています。
               仙腸関節の狂い
○仙腸関節がサブラクセーション(ひどい方は剥離したケースも)を、足や殿部に痛みやしびれ等の放散痛が出ます。ギックリ腰の一つですが、SLRテストで足が上がり難い方もおられヘルニアと間違えやすい症状です。これはちゃんと位置を戻せば痛みから解放される事が多いです。
※腰椎の椎間板ヘルニアになられた方は弯曲の減少に加え、この仙腸関節の動きが悪く、弾力性を失っておられるケースが多いようです。
※スポーツ選手の場合は、大腿四頭筋に肉離れを起こして堅さがあったり、足首の捻挫があったりすると下肢にショックアブソーバーの働きが失われ腰椎5番に無理がかかる事から椎間板ヘルニアになられる事もあります。足は大事です。そして仙腸関節のなめらかな呼吸運動もきわめて大切です。
※過去高いところか落ちて骨盤を打たれたた方は仙腸関節の動きが悪い、どちらかの骨盤が高いなどのケースがあります。調整すれば解決いたします。
          
椎間板ヘルニアや脊椎管狭窄症の施術
◎分かりやすくご説明致しますと、車で例えますと空気の減ったタイヤやパンクしたタイヤをいかに膨らませて車体を持ち上げ地面に当たらないようにするかですか。上下の骨が当たらないように、又椎間孔を広め神経を圧迫しないようにするかが、私ども民間療法の徒手治療の技術力です。※脱出した髄核の摘出手術後は骨を支えていました椎間板の体積が減りますので、上下の椎間関節が当たる事もあり、出来る限り髄核を元の位置に戻して体積を維持される方法をお奨め致します。
今までに破れたヘルニアの方にもお越し頂きましたが、病院でのブロック注射や痛み止めのお薬と併用た施術で改善された患者さんもいらっしゃいます。


MRIでの断層写真等からどの方向に髄核が突出しているかで治療の位置を決めます。
         ●レントゲン撮影に基づき総合的に治療しています。
1、骨盤の調整、2腰椎の弯曲復活、3歪みの矯正、4ヘルニア箇所等、総合治療をしています。
            ●整形外科的検査や神経学的検査を取り入れ

※頸椎ヘルニアはジャクソン・スパーリングテスト、腰椎ヘルニアはSLRテスト等行いまして、患者さんご自身がご確認頂けるように施術を行っています。
               −改善症例−
●頚椎ヘルニア (整形外科病院さんよりご紹介)
40歳台男性、飲食店オーナーさん。 
3ヵ月半まえより包丁を持つ右手親指より上腕裏、肩甲骨横にかけて痛み。
整形外科的検査:ジャクソン、スパーリングテスト陽性。
神経学的検査:親指の知覚障害(頚椎6番の神経根症状)
MRI検査:頚椎6〜7番間に髄核の膨隆認められる。
治療: 最初は3日に1度のペースを2ヶ月間で合計20回で改善。
現在治療終了後5ヶ月。再発せずお元気にお仕事されています。


●腰椎ヘルニア (整形外科病院さんよりご紹介)
14歳男子 中学生野球ピッチャー。 
2ヶ月前より走れなくなり、仰向けで寝て右足が挙がらなくなる。
ご近所の整骨院に1週間ほど通われる、ご紹介で整形外科病院に。すぐに当院へ。
MRI検査:腰椎3〜4番間、4番〜5番間に髄核の膨隆認められる。
整形外科的検査:SLRテストで右足5度が限度。腰に痛み出る。
神経学的検査:右親指の背屈弱い。
治療:1週間に2回のペース
1回目の治療後30度まで改善。
2回目の治療後45度までに改善。軽く走れるようになる。痛みなし
3回目の治療後70度まで改善。
4回目の治療後ほぼ90度まで改善。
5回目 最初の検査で90度まで上がり、すでに軽くピッチングもされていました。
6回の治療で終了です。
※膨隆を起こした髄核の繊維輪が修復するのには4週間ほどかかると言われています。
痛みが取れたからと言って、すぐに激しい運動を再開しますと治りが悪くなります。


●頸椎ヘルニア (ホームページをご覧になり)
30歳台男性 システムエンジニア。
3ヶ月前に頸椎損傷(3番・6番ヒビ)1ヶ月入院。
主訴:両手先のしびれ 知覚過敏。 
整形外科的検査:ジャクソン・スパーリングテスト陽性。
神経学的検査:C5、C6の知覚領域に痛み。
かかられた病院で診断を受けられてMRIをご持参頂きました。
MRI:頸椎5〜6番間の椎間板ヘルニア

○治療回数6回 手先のしびれ解消。

●腰椎ヘルニア (整形外科病院さんよりご紹介)
30歳台主婦。 ご出産後、右足のしびれ右腰の痛み。
整形外科的検査:SLRテスト20度で痛み。
神経学的検査:右母指背屈弱い。
MRI診断:腰椎4〜5番間ヘルニア、5〜S1間バルジング。
○治療:最初は週2回のペース。10回程で腰の痛みは解消。

●腰椎ヘルニア(ホームページをご覧になり)
20歳台女性 デザイン関係のお仕事。
深夜までパソコンで雑誌・広告等のデザインをされてましたある日、左殿部から左膝にかけて痛みが出立てなくなり病院を訪ねる入院されました。若いドクターから原因が分からないと言われて、不安になられ短期で退院されて当院へ。
整形外科的検査:SLRテストで左足30度が限界。痛み出る。
神経検査:左母趾背屈弱い。
※念の為にレントゲン撮影をお願い致しますとL4〜L5間が狭く写る=これは髄核の膨隆があり本来脊柱の中で椎間関節が最大の広がりがあるべきと箇所ですがそれがない。すなわち整形外科的検査や神経学的検査と合わせてヘルニアと容易に推測出来る訳です。また腰椎5番に左回旋あり。骨盤を診ますと仙腸関節に骨棘化、恥骨結節の左右差から骨盤の狂いや不安定さも分かる。
この様に患者さんご自身のご状態がご確認頂けるのでレントゲン撮影をお願いしているのです。

○治療は毎週1回で合計20回で解消。骨盤の調整、ヘルニア箇所のディストラクション等。

●変形性頚椎症・腰椎ヘルニア(入口看板をご覧になり)
40歳台男性 飲食関係のお仕事。
若い時から力自慢で重い物を軽々持ち上げておられたそうです。近年腰と首にしびれを感じられ来院。
※レントゲン撮影をお願いする。
腰椎4番〜5番間が前後の関節より狭い=ヘルニアと診断される。
頸椎の動態撮影で頸椎6番〜7番間に不安定さが写る。椎間孔に骨棘化あり。

治療:4回。首はインナーマッスルを鍛える運動をご指導。腰は椎間関節を広げる施術を主にする。お仕事がお忙しく定期的にお越し頂けませんでしたが、腰は良くなられたご様子でお元気でお仕事されていますお姿を拝見しております。その後他のご症状の患者さんをご紹介頂きました。

●腰椎ヘルニア・腰椎分離症 (ホームページをご覧になり)
40歳代女性 事務職。
半年前より左脚全体に少し痺れあり。起きた時に左腰に張りがあるとのご症状。
整形外科的検査:SLRテスト30度位で坐骨神経に痛みが出る。
※こちらも念の為にレントゲン撮影をお願いする。
☆腰椎5番に分離が認められる。L4〜L5間明らかに前後の間隔より狭い=整形外科的検査、神経学的検査と併せヘルニアと診断される。
骨盤は恥骨結節に左右差、仙腸関節に骨棘化=骨盤の狂い・不安定さ。脊柱の弯曲も認められる。
○治療:分離症の方は特に注意を要しますが、ゆっくりと腰椎4番〜5番間をディストラクション。
脊柱の歪みも矯正、骨盤はブロックを使いゆっくり形を変えていく。
複合的なご症状を総合治療し、3回目より左足のしびれが和らいだと言われました。
治療回数は17回。
             その他の脊椎症の改善症例
●仙腸関節の狂い (ホームページをご覧になり) 
40歳台女性 主婦。
お子さんをご出産後右足にしびれ。仙骨右側に痛み。
整形外科的検査:SLRテスト 陰性。
神経学的検査:右母指背屈 左右差なし
※レントゲン撮影をお願いする
腰椎4番〜5番間バルジング=間隔が狭いが神経根症状が出ない。膨隆が進み神経根に当たりますとヘルニアと診断されます。
骨盤は恥骨結節に左右差あり、仙腸関節に骨棘化あり。脊柱にも歪みが認められる。

治療:仙腸関節の狂いが主なご症状ですが、腰椎4〜5番間を広げ将来ヘルニアになられないようにディストラクションを取り入れ予防治療をする。脊柱の歪みの矯正、骨盤はブロックを使い歪みを矯正。
痛みが取れられてからはインナーマッスルを鍛える運動をご指導。
治療中まだ生まれて4ヶ月の赤ちゃんをご主人が片時も離さず抱いてあやしておられましたのが
いつまでも印象に残ります。
治療回数40回。

●脊椎管狭窄症 (お知り合い) 
60歳台女性 飲食オーナーさん。
福岡西方沖地震後、部屋の片づけをして左腰を痛め、ツッパリ感や左足にしびれもあるとのご症状。
整形外科的検査:SLR 陰性。
※レントゲン撮影をお願いする。
腰椎2〜3番間、4〜5番間の狭窄、3番は骨端に退行変性あり。骨盤は恥骨結節に左右差、仙腸関節に骨棘化あり。脊柱に歪みあり。

治療:脊柱起立筋を緩めることから始め、明らかな脊柱の歪みを矯正。狭窄箇所を広げる。骨盤の歪みを矯正する。
治療回数は13回。
             大切なのは日々の姿勢やアドバイス
※コルセットの装着・椅子の交換(会社内で)・体を休める姿勢、痛みが取れたあとの深部筋肉を鍛える運動など適切なアドバイスが改善治療では重要です。    
     今通われている病院・治療所で適切なアドバイスは?
 破れて飛び出しているヘルニアでも初期の段階で、適切な姿勢保持や体の休め方をお聞きになれば、痛みの感じ方がかなり緩和されます。さらにこの時期にしてはならない動作や姿勢等のアドバイスがとても重要です。あなたは良いアドバイスを得られましたか?
整形外科医さんよりの診断に基づき患者さんのご症状改善に努めています。