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2006年8月 天候 晴れ

 今回は、全国屈指の薬湯、早戸温泉「つるの湯」のご紹介です。
 国道252号線沿いに名湯「つるの湯」の看板があります。気をつけて見ていないと見過ごしてしまいます。「名湯」の字に引かれて、とりあえず脇道にそれてみることにしました。ちょっと蛇行しながら只見川のほうへ下っていくと「つるの湯」があります。さあ、どうしたものか…。このロケーションなら間違いなく只見川を眺めながらのマッタリ入浴が待っています。しかし、先を急いでいる身としては、1分でも時間が惜しい。う〜ん…、え〜い、悩んでいても仕方がない。とにかく入ってしまえ!ってなノリで、やっぱり入湯していく事にしました。
つるの湯 外観

 駐車場に車を止め、入り口へ向かうといきなりエレベータで1階へ連れて行かれます。入り口は3階に相当することになります。2階は当時客用のフロアですね。1回に降りるとそこには味のある下足箱と、どのコースで入浴するかの自動販売機があり、今回は2時間500円を選びました。奥の脱衣場へ向かいます。こじんまりした造りになっており、秘湯を感じさせる雰囲気があります。外観です。いかにもありそうな日帰り

脱衣場

 小さな脱衣場。でもどこか風情があり、上品な感じをもっている、温かみのある脱衣場です。100円ロッカーも設置してあります。

つるの湯 内湯

 内湯です。細長い湯船には、何色と表現すればいいのか、黄色っぽい湯がコンコンと注がれています。源泉掛け流しです。加水も殺菌消毒も何もしていない湯。掛け湯をして入湯。熱い湯です。温めの湯が好きな私にはちょっと熱め。辛いところですが、せっかくここまできたので何とか湯を堪能しました。只見川沿いにあるので、ガラス張りの外には悠々と流れる川を見ながらの入浴です。

つるの湯 露天風呂

 露天風呂です。露天風呂は内湯から階段でさらに下がった場所にあり、川面がさらに近くなります。外のためか、内湯よりもさらに温度が下がり、入りやすくなっています。コップがあったので飲泉にチャレンジ。しょっぱい味がするけど割りとのみ安い温泉だと思います。先に入浴していたおじさんが一人いまして、いろいろと温泉談義を交わしました。おじさんも温泉通らしく、あちらこちら入湯しているとのこと。福島県ではここが一番、と「つるの湯」を絶賛しておりました。おじさん曰く、源泉は川の中にあるらしく、そこから温泉を引いているらしい。「温泉は川沿いか火山地帯」というのは定番ですが、只見川の川底で何が起きているのか考えるとわくわくしてきます。雪見風呂はたいそう気持ちがよさそうです。冬にもう一度来てみたいものです。

つるの湯 湯治客専用通路

 まあ、とにかくいい温泉です。アットホームな感じがグッド。ここは湯治場としても機能しており、湯治客用の施設も完備していて、3000円程度で泊まることもできます。また、遊覧船の船着場もあり、水上と温泉、両方楽しめます。

 現在ではかなり有名になってしまった「つるの湯」ですが、以前はそれほどでもなかったらしい。知る人ぞ知る秘湯だったということです。営業していた方がご高齢ということで、後継ぎなしの状況で引退なさって、その後、町が引き取り現在に至るらしい。町が上手に宣伝したらテレビなどでも紹介されるようになり、こうなってしまうと人気が出るのに時間はかかりません。休日には大混雑になってしまうそうです。多くの人に利用されることは大変結構なことですが、秘湯感がなくなるようではちょっと…。その辺を考えて上手に運営していったほしいと思います。

快適度 :  ★★★☆☆
野趣度 :  ★★★★
効  能 : 湯治に惹かれる

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