トップ > 温泉天国! > 姥湯温泉

2007年5月3日(木)天候 晴れ

 さあ、ゴールデンウィークの大目玉!温泉ファンなら一度は入湯したいと願う温泉、「姥湯温泉」の登場です。ホームページで姥湯温泉を検索すると、出るわ出るわ・・・、いろんな人がいろいろな感想を述べています。10人が10人、皆さん姥湯温泉のすごさに取り付かれるようで、そんなコメントを何年も読み続けている私としては、「いつか俺も…」という思いは当然のように芽生えてきます。ただ、各コメントには「姥湯までの道のりの険しさ」を異口同音に語っております。米沢十湯の一つ、姥湯温泉というのはいったいどうなっているのでしょう。
姥湯温泉 駐車場から桝形屋を望む1

 といっても見えませんね、この写真では。こんな山奥に湧く温泉なんですね。ここまで来るのも噂通り、かなり大変でした。福島飯坂ICから国道13号線を米沢に向かいます。この国道自体が始めて通るのでワクワクします。板谷駅付近で山道へ突入。最初は何てことない単なる細い舗装道路という感じ。ちょろいちょろい・・・と思っていたら徐々にヤバイ雰囲気に…。対向車とすれ違うだけでもハラハラドキドキ。崖っぷちで悪路、車一台分の幅でどうすれ違えというのでしょう。崖に落ちそうになりながら何とか進んでいくと、どんどん山奥に…。傾斜22%の坂道を1〜2速で何とかクリアしていきます。といっても私の愛車は煙を吐きました。途中で軽自動車もエンストしていました。それだけ大変な行程なんです。スイッチバックの標識も現れてきましたが、実際はスイッチバックの必要はなく、だいぶ山道は改善されているようです。道の幅を除いては何とかなるでしょう。

姥湯温泉 駐車場から桝形屋を望む2

 そうそう、途中で救急車とすれ違いましたが、何かあったのでしょうか。こんな山奥で救急車を呼ばなければならない状態に遭遇したら、普通はかなり厳しい状況を想定しなければならないでしょうね。運ばれている人は一体どうなったのでしょう・・・心配です。まあ、とにかく駐車場に車を止め、歩くこと5〜8分、桝形屋に到着します。奥のほうに見える建物が「桝形屋」です。途中、つり橋や残雪などを見ることができます。ごらんのような火山性の岩石に囲まれていますので、ちょっと怖いかも。

残雪

 桝形屋に向かう途中にある残雪です。ちょっと油断すると「なだれ」なんてことも考えられますね。そのくらいの山奥です。

桝形屋へ

 それにしてもすごい山奥です。普通、温泉はくつろぎに行く人が多いかと思います。しかし、ここは湯船までいくのが一苦労。秘湯と呼ばれる所以でしょう。途中、熊や野生動物に遭遇することはないのか・・・と心配していたら、案の定、時折カモシカが現れるそうです。

つり橋

 つり橋です。温泉行くのにつり橋を渡るというのも秘湯ムードを盛り上げます。ここからは桝形屋へ向けてワイヤーがはってあります。何かと思ったら荷物運びの籠があるんですね。面白い。

源泉

 窓口で料金を払って早速入湯ですが、その前に周囲を散策。ボコボコと湧き出す温泉です。ワクワクします。ここは基本的に混浴なので、男子も女子もお構いなしに見学に来ます。このときいたカップルは、露天風呂をバックに写真撮影などしておりました。私を含め、おじさんたちのお尻も写真に写っちゃってますよね。きっと。

雪解け水?それとも温泉?

 周囲を岩場に囲まれていますが、雪解け水がいたるところから滝のように流れています。岩壁からは源泉が6箇所から湧き出していて、その一つを温泉として使用しているようです。その他は川に流しているということです。なんと贅沢な・・・。

混浴露天風呂

 露天風呂です。皆さん、完璧に野生に帰っています。脱衣場は男女別になっているものの(柵みたいなものが見えますよね)、ハッキリいって意味がありません。そんなことを気にするような人はここに来てはいけません。のぞきという概念もここにはありません。まあ、ワイルドの極みですね。当然、源泉掛け流し、単純酸性硫黄泉ということです。硫化水素臭、いわゆる腐卵臭がもっと激しいのかと思ったらそうでもなかった。湯の花は結構浮かんでおり、泉質は極上です。まあ、当然か。

露天風呂の周囲

 周囲は岩・岩・岩・・・。もしこの瞬間に地震でもきたら、岩場が崩れてみんなオダブツかな?そうそう、私が入浴中にトカゲが露天風呂周辺をちょろちょろとしていました。こんなところにも生き物はいるのですね。さすがにトカゲ君は露天風呂には入ってきませんでした。温泉に浸かっているのは野性に返った温泉通のオジサンだけでした。

桝形屋脇から露天風呂へ

 露天風呂へは桝形屋の脇から向かいます。露天風呂へ行くのにいろいろなところを通過していくのも、また一興です。

桝形屋玄関

 桝形屋玄関です.ここから入るんですね。いつか宿泊してみたい。

荷物運びの籠

 駐車場から桝形屋まで結構歩くので、荷物運びの籠が用意されています。帰りにちょうど宿泊客が到着したらしく、荷物を運んでいる様子を見ることができました。なかなかこういうのはないですよね。これも秘湯ムードを盛り上げています。 

 それにしてもなんという秘湯でしょう。噂通りの結構な温泉でした。が、しか〜し、なんと言いましょうか。私にとっての温泉No1はやっぱり蔵王温泉かな。姥湯温泉と蔵王温泉を比較してみましょう。

 道のりに関しては姥湯温泉のほうが圧倒的に秘湯度合いは凄い。これは間違いない。でもハッキリ言って命がけです。あまりにも危険すぎる気がします。でも秘湯とはそういうものでしょう。肝心の温泉です。泉質は似ていると思いますから甲乙つけ難い。どちらも極上です。湯船は蔵王温泉大露天風呂のほうが変化に富んでいる。露天風呂脇の湯の川に浸かることもできて、「動的な温泉」といっていいでしょう。それに対して姥湯温泉は火山性の岩場はダイナミックですばらしいし、迫力も満点である。しかし、見方によっては湯船が岩場の間にあるだけ、という感じもある。沢があるがそこには浸かることができませんしね〜。これが湯の川なら・・・・と思います。いや、もしかしたら沢に下りて地面を掘ったら温泉が湧いてきたりして・・・。もし、そのようなことが可能なら、間違いなくNo1は姥湯でしょうね。まあ、現時点では結局、風呂に浸かっていて面白いのは蔵王温泉かな・・・と思うのは私だけかな?

 とは言っても姥湯温泉もやっぱり凄いけど・・・。そうそう、姥湯温泉にいるときは硫黄臭はそんなにしなかったように感じたのですが、山を下りて下界に来たときに、すれ違う人々が皆、同じように反応します。・・・くさい・・・、というような反応です。下界に住む知人宅に到着したときにも、知人が一言、「くさいぞ!」。

 ・・・これは一体・・・。

 そういえば、ガスは濃度が上がると鼻が麻痺して臭いが消えるといいます。臭いが薄い、と思っていたのは自分だけ。姥湯温泉、ガス濃度が結構ヤバイ状態になっていたのかな?やっぱり命がけか・・・?

快適度 : ★★★★★
野趣度 : ★★★★★
効  能 : もう、すごい。けど、怖い。生きて帰れてよかった・・・。

戻る