見方を変えれば
2000年4月号掲載分
 はじめまして、薬剤師でカウンセラーな二瀬 久三(ふたせ きゅうぞう)です。
 とある地方都市で薬局を開設しています。但し、薬嫌いなので、売るほど薬はありません。

 今回から「ちょっと得した気分(^-^)」と題し、日頃感じたことなどを書いてみたいと思います。
二瀬は両親が共働きだったので祖母に育てられました。で、その祖母が何かの機会にこんな話をしてくれたことがありました。

 「ねえ、久ちゃん(オバQみたいでイヤだった)。人には"使えない人"っていないのよ。人のことを"使えない"って言うことは、自分のことを"人の使い方が分からない大馬鹿者だ"って宣伝しているようなものなの。」(方言を標準語に翻訳してあります)

 幼い私は「?????」という気持ちだったのですが、長じて中間管理職になって初めて「おお!!!!」と納得しました。「こいつは使えないヤツだ」という目で相手を見ていると、自分の関わり方を工夫しようなんて露ほども思いません。相手に問題があると思っているからです。

 「自分の関わり方が下手なんだ。どう関われば良いんだろう?」という目で見ていると、「じゃあ、これはどう教えようか?」となるのです。

 これは自分の子供との関わりの中でも役に立ちました。勉強は20分も続けられないのに、ゲームボーイは2時間でも続けます。以前は「ゲームにばかり夢中になって根気がない!」と思っていたのですが、「2時間もゲームに集中できるなんてスゴイ根気!」と思ってから見方が変わりました。

 楽しいことは頑張らなくても集中できるのです。できないことができるように、わからないことがわかるようになる、勉強する喜びを教えれば良いのだと気づきました。そうすれば子供もハッピー、私もハッピーです。

 それができるようになった今、なんだか自分が成長したようで、ちょっと得した気分(^-^)。

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