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親のストレスは
 どこへゆく?

2000年10月号掲載分
 二瀬は講演を頼まれることがあります。業界だけでなく、保育園や小中学校のPTA、地域の婦人会などでストレス・マネージメントやカウンセリング技法の活用方法などを講演しています。昨日は保育園での講演でした。ぢつを言うと、保育園などでの講演は熱が入ります。薬剤師相手の講演よりも何倍も燃えるのです。

 二瀬はコミュニケーション能力は親ゆずりではないかと考えています。つまり、幼いころの親との関わりや両親の会話などをコミュニケーションの手本として育つのではないかと。
 また、カウンセリングを行う中で気付くのは、トラウマの多くが幼児期、小学校低学年などに起こっているってことです。

 幼い頃の親子の関わりが変われば、心の傷から身体症状、問題行動を起こす人が減っていくかもしれないのです。

 そういうわけで保育園などでの講演は燃えるのでした。決して、お母さん達が若いからではありません(ホントよ(^-^))。

 講演は、カウンセリング技法を親子のコミュニケーションにどう活かすかということを中心に話すのですが、その中で必ず触れることがあります。

 それは親のストレスマネージメントです。

 ストレスとは滝のようなものだと思います。自分の中で処理を誤ると力関係が低いところへ流れ落ちます。親に限らず、家族内のストレスは子供へ流れやすいのです。

 実際にカウンセリングで出会う心の傷も家族内のストレスが子供に集中したと思われるものが多いです。
 親だって子供と同じく、自分のことを誉めて欲しいし、気持ちをわかって欲しいし、わがままだと思うことでもOKだよと受け入れて欲しいのです。そこを満たされ、自分の気持ちにゆとりが出ることで子供にも優しく接することができるのだと思います。
 子供に当たりちらしたい親など本当はいないはずです。

 で、講演の最後にこんなことをします。これを読んでるあなたもご一緒に…。

 「さあ、皆さん、手を挙げて自分の頭に置いて下さい。今日1日の出来事を思い出して下さい。腹立つこと、悲しいこと、色々ありましたね。その中で頑張ってる自分は偉いですね。じゃあ、声に出して自分を誉めて、頭をナデナデしてあげて下さい。」

 今日一日、よく頑張ったね。偉かったね。ナデナデ。
 そう思うとちょっと得した気分(^-^)。