会えて良かった
  と思える人

2002年4月執筆
 「あなたに会えて良かった」

 この言葉の意味は何でしょう?

 まあ、「良かった」という表現の意味が人によって違うでしょうし、言葉とその背後の気持ちは別物ということもあります。例えば、それが皮肉だったり、お世辞だったり、懇願だったり、よく聞いてみると似た響きの外国語だったり(それはない)。

 言葉通りの「良かった」にしても、物をくれる、甘えさせてくれる、愚痴を聞いてくれる、世話をしてくれる、シバいてくれる(?)など、要は「心身的に心地よく感じるようにしてくれる」ことと思う人もいるでしょう。

 でも、私が感じる「会えて良かった人」は「気づきのきっかけを与えてくれた人」です。

 映画でもよくありますよね。悩んでる主人公が通りがかりの他人の一言にハッと閃き、いきなり握手しながら「ありがとう、助かったよ」とか言って走り出すシーン。言われた通りがかりの人はポカンとしてるけど。

 これまでに私が会えて良かったと思える人は結構沢山います。色々な気づきを私に与えてくれました。最初のうちは「こういう考え方もあるんじゃない?」とサポーティブに気づきを与えてくれる人が多かったです。しかし、それ以上に会えて良かったと思える人は、自分にトラウマを呼び起こし、苦しくしてくれる人です。

 どうしようもない自己嫌悪の苦しさの中での気づきがあれば、自分の人生が大きく変わるかも知れません。嫌な自分をキープしてきた理由がわかれば、嫌な自分を止めることもできるのです。

 最近ろくなヤツに会わないなぁ・・・とお嘆きのあなた!
 もう少しましな人間っていないのかねぇ・・・とお困りのあなた!
 ぢつは「あなたに会えて良かった」と思える人に会う方法があるのでぃす!

 まず、悩んでなければいけません。苦しんでなければなりません。
 もし、今が幸せなら、そういう場から逃げ出すことが必要です。仲の良い友達とケンカ別れをし、自分を傷つけそうな人とツルンでみるのも良いでしょう。セクハラ系オヤジギャグを連発して、部下から完全無視されることも良いでしょう。
 自分のトラウマを揺さぶり、傷を深くしてくれる人がいれば、その人こそ「会えて良かった人」になる可能性を秘めているのでぃす。

 あとは気づきが起こるまで苦しみの海に身を沈めるだけです。
 ただし、自己カウンセリングという自衛手段がない人は、おぼれる前にカウンセリングを受けに行くことをお薦めします。

 深い傷の奥に自分自身の未解決課題を見つけ、それを解決できれば、心から「あなたに会えて良かった」と思えるでぃしょう。
 わけのわからない相手は、あなたを変態扱いしてるかも知れませんが(^-^;)。
 
 問題解決の過程で、一時的に相手を恨んだとしても、最終的には自分で課題を見つけ解決し、相手に感謝することができる。そういう自分自身を感じると、ちょっと得した気分(^-^)。
          
           (マゾヒストぢゃないけど、苦しむって結構イイ)

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