かこの鑑賞日記1999年4月1日〜4月30日
3月1日〜3月31日
4月1日男の涙
『とんねるずのみなさんのおかげでした 春のスペシャル』(フジ)を見る。気になっていた野猿のコンサートが3月25日「横浜アリーナ」で行われた。今日はその時の舞台裏を紹介する番組だった。
野猿というのがどんな人たちの集まりなのか、今更ながら知らない人たちのためにも説明したい。早い話、野猿はとんねるずのふたりを含めた、この番組のスタッフ9人と結成したグループのことである。結成当初、実は13人いたのだけど、人気投票の結果ふたりが落とされ(カンバラさんとヤンさん)現在の11人に至っている。スタッフの殆どは美術スタッフである、大道具・衣装・持道具・カメラクレーン・視覚効果・アクリル装飾・スチールカメラ・ロケ車ドライバーで構成されている。現在までに4枚のシングルと1枚のアルバムを出し、そのどれもがオリコン10位以内に入っている。まあ、こんなところか。
そんな彼らが、コンサートを開くことになった。野猿のメンバーは舞台に立つアーティストであるとともに、当然本職は番組の美術スタッフでもあるので、このコンサートの舞台設営も行なう立場でもある。舞台設営をする彼らの様子が映し出されていて、私はその様子を真剣に見てしまっていた。自分たちで設営した舞台に立ち、歌い躍る。言葉で書くとこんな風に一言で言い表されてしまうけど、これは凄いことだと思う。アーティストが舞台演出に口を出すということは多々あるだろうけど、その設営からするということは殆どないだろう。アーティストの苦労を視聴者に見せることによって、悪い言い方をすれば、視聴者の同情を引き、それをヒットに結び付けているような番組は他にもある。野猿もその部類に入るのだろうけど、基本的に彼らがほかのユニットやグループと大きく違うのは、華やかな舞台上だけではなく裏方としての苦労をきちんと知っていることである。
客観的に私から見て野猿の人気は、本職をきちんと持った人たちが頑張っている姿に共感する人が多いからだと思う。コンサート2週間前からコンサート前夜、そして直前の様子を追いかけたカメラは、そこらへんのアーティストの裏側を見た時とは比べ物にならないくらい、凄いものだった。それはそれは良く出来ていた。
コンサートが終わった後、野猿のメンバーの多くが涙ぐんでいた。男泣き。こういう瞬間の男の涙は、とても男らしいものだと私は思う。泣きたいときは泣けばいいさ。みんなで一生懸命に作り上げた苦労と、成功した感動と、大勢の 観客の声援と…感極まる自分の心。もしも永遠のスタッフのままだったら、決して味わうことの無いこの感動を、彼らはいつまでもいつまでも忘れることなく覚えているだろう…
ところで、「野猿」はこの先どうなっていくのだろうか。とんねるずは見事「野猿」で蘇生した。ふと目を閉じたら、暗闇の中に秋元康さんが見えた。「野猿」の現在(いま)も未来も、この人の手にかかっているような気がした。

4月2日拝啓 爆笑問題様
『徹子の部屋』(テレ朝)を見る。昨日と今日、ゲストは爆笑問題だった。昨日は田中さん。そして今日は太田さん。それぞれピンでの出演だった。以前出たときはふたり一緒で、今回はピン。その時から、たいして時間は経っていないはずなのに、こういう形で出演するのも珍しいのではないかと思う。
それでも今回、お互いの話をそれぞれピンで聞き、改めて私が彼らに惹かれる理由がはっきりと分かった。そのキーワードはきっと一昨日の日記に書いたことと、密接な関係がある。どんな人に好感を持つか。思いがけず一昨日書いた説の裏が取れた形になってしまった。
高校時代の太田さんを良く知っている人は今の活躍をどんなふうに見ているのか、とっても気になる。高校時代は友達がひとりもいなくて、いつもひとりぼっち。一番辛いのは休み時間だったようだ。だから彼はいつもひとりで本を読んでいたのだという。もちろん修学旅行もひとりぼっちだった彼は、その時もたくさん本を持って行って部屋の隅でひとり本を読んでいたのだという。ほとんど会話をすることのなかった、そんな太田さんが入っていたのが演劇部だった。といっても、部員は太田さんただひとり。文化祭で演劇をしたとき、ひとり芝居をする彼をみていたのは、これまたひとり彼の担任の先生だったというのは、もう有名な話だ。それでも、高校時代は皆勤賞を取った。一見矛盾しているように思えるこの頃の心理を、切々と説明する太田さんの気持ちが凄く私には良く分かった。私も高校時代皆勤賞を取った。皆勤賞を目指したきっかけは、私もそんなようなものだったのかもしれないなと思って聞いていた。あの頃の太田さんに、私がもし出会っていたらどんな印象をもったのだろうか。あの頃の太田さんを知っている人は今の彼の活躍をどんなふうに見ているのかやっぱり気になってしまう。
私が小学校1年生の時、ひとことも話をしない男の子と隣の席になった。本当に何にもしゃべらなかった。太田さんの話を聞きながら、ふとその子のことを思い出した。そして彼は殆ど話をしないまま転校していった。中学生になった。中学校にはいくつかの小学校から人が集まって来る。そこで再びその彼と同じ学校になった。大きくなった彼は随分と変わっていた。人は何かきっかけさえあれば良くも悪くも変わることが出来る。太田さんは大学に入って、高校時代の自分を知っている人がいないことをきっかけにして、変わろうと思ったのだという。大学受験の日、必要以上にはしゃぐ太田さんを見ていたのが、今の相方田中さんだったという。
爆笑問題が出演する番組は、ビデオに撮ってもみたいと思っていた。でも最近はそうでもない。なぜならば、ここ最近「安い」番組に出ることが増えてきているように思えるからだ。その「安い」番組の中では、彼らの良さは全くと言って良いほど、生かされていない。安定してきてしまったと思えばそれまでなのかもしれない。でも、私はこういう安定の仕方をあまりしてほしくない。せっかく若手お笑い芸人の中でも群を抜いて素晴らしい才能の持ち主であるふたりなのだから、もう少し番組を選んで出ても良いのではないだろうか。番組を選ぶなんて贅沢なことなのかもしれないけど、芸能界での人気が長続きするために、なるべくその寿命を伸ばすためにも、必要以上に「安い」番組に出過ぎることは必ずしも得策とはいえないと思う。珍しく辛口のコメントになってしまった。でもこれも彼らのことが好きだからこそ、長い間ブラウン管で見ていたいからこそ、思うことなんだよね。
彼らふたりには、いつまでもネタである漫才をやれる芸人でいて欲しいと思う。だって彼らがTVで漫才をやるときは、ビデオにとってまでも見たいと思うほど、面白いのだから…

4月3日NG
『オールスター赤面申告ハプニング大賞'99春』(TBS)『'99FNS番組対抗NG名珍場面大賞』(フジ)を見る。TBSとフジテレビ。偶然にも、同じ時間帯に似たような番組をやっていること自体、ハプニング。それこそNG。珍場面。

4月4日「本当にそうなのか、それでいいのか。」
『笑っていいとも!増刊号』(フジ)を見る。3月29日の月曜日からレギュラーが変更になった。ま、今日は大した番組もなかったし、取り敢えずここで各曜日のレギュラーでも紹介するか。敬称略。太字は新レギュラー。
月曜:香取慎吾、極楽とんぼ、橋田寿賀子、柴田理恵、ミスターマッスル。火曜:中居正広、久本雅美、ココリコ、ビビアン・スー、北村総一朗。水曜:東野幸治、山田花子、ふかわりょう、松村邦洋orユースケ・サンタマリア、松岡憲治。木曜:笑福亭鶴瓶、勝俣州和、キャイーン、永井美奈子、山口沙弥加。金曜:関根勤、草g剛、千秋、アニマル梯団、コーナーレギュラーにカイヤ川崎。
まあ、こんなところだ。まだいるのか!…。コーナーは以前のままのものが多かったり、昔やっていた企画の焼き直しだったりが目立つような気がした。私の意見としては、水曜日、松村さんが毎週出て、ふかわさんとユースケさんが隔週で出た方が面白いんじゃないかと思うのだけど、如何なものだろうか。
このメンバーの中で最も古いのは言わずと知れた関根勤さんである。彼がまだラビット関根という名前を名乗っていた頃、『カックラキン大放送』なんかの番組で良く見ていたように記憶しているのだけれど、その後、『欽ちゃんのどこまでやるの』の黒子の時代を経て、随分と良い感じの芸人さんになったなと思う。実をいうと、昔はあまり好きではなかった。でも、今はそんな時代があったことが、まるで嘘みたいに好感を持って見ている私がここにいる。特に関根さんが「なんとかのようだ。」と何かを称して発言することがあるけど、個人的にあの表現が気に入っている。その関根さんも金曜日に移ったんだよね。今度は金曜日もきちんと見なきゃ。その代わり、今度見なくてもいいのは…。
「世間的に訳もなくいいと認められている人や物」「子供が登場したらただ訳もなく、誰彼構わず「可愛い。」と連発する会場のお客さんや世間の人たちに対して」「流行」…タモリさんはこのようにただ良いと認められているものに対して、「本当にそうなのか、それでいいのか。」と問い掛けているような節がある。例えば金曜日の「彼氏自慢コンテスト」。タモリさんはなかなか「その通り」の札を出さない。(スタッフから厳しくするように言われているのかもしれないけど)それでも、そういう精神の徹底振りは、ある意味素晴らしいと思って見ている。そこに何かひとつでも笑いのテイストが入っていれば、タモリさんも「その通り」の札を上げるんだけどね。そこらへんに注目して見ているのもまた、趣き深くていいものだ。
流行や世間の風潮に流されない為に、それが全て良いことだと思い込み過ぎないように、タモリさんじゃないけれど、「本当にそうなのか、それでいいのか。」と一度立ち止まって考えてみることも大切だと思う。どちらかといえば私自身もそういうタイプなのかもしれない。TVで人気があるといわれて騒がれている芸能人を見るたびに…ホントに、それでいいのかと思って見ている。だから、この日記には少なくとも私が考える、あまりいいとは思えない芸能人のことを、いくら人気があったとしても、ここで取り上げて書くつもりはない。
『笑っていいとも!!』は思っている以上に大丈夫なのかもしれない。なぜならば、その時代を象徴するタレントがたくさん出て、いかにも流行の先端を行っているかのような番組をやっていて、お昼の顔でもあるタモリさんが、いつまでも「本当にそうなのか、それでいいのか。」と考えている限り、それが見ている人にもきちんと伝わってくる限り、まだ『いいとも』は大丈夫だと思えるからだ。なんてね。

4月5日歌声とのギャップ!
『デイリートーク』(K−MIX)を聴く。先日、宇多田ヒカルちゃんの話すところを初めて聞いたときの話を書いた。その時私がどんなふうに思ったかは書いていないけど、いやいや歌声だけでは人って分からないものなんだなあと思った。思えば、あまり目や耳にする機会がないものがある。例えば、俳優さんでも女優さんでも、演技をするときのセリフとしての話は聞いたことがあっても、実際その人自身の話すところは聞いたことがなかったりする。最近驚いたのは、高田聖子さん(劇団☆新感線の女優さんでこの間まで『やんちゃくれ』に出てました。)と高橋克実さん(『ショムニ』や『ママチャリ刑事』に出ていました。)だ。役のイメージで、多分この人はこういう人なんだろうなと、知らず知らずのうちに思い込んでいたものが、おもいきり崩されてしまったような感じだった。ってことは役者なんだな、こういう人は、ねっ。あと、スピードの新垣仁絵ちゃんの歌声も、あまり耳にする機会がなかったりする。
そんななか、今日このラジオ番組で、ミーシャさんの話すところを初めて聞く機会に恵まれた。これがまた、希に見る意外な感じで、思わず本当に本人なのか疑ってしまったほどだ。パワフルに唄い上げる歌声からは想像もつかないくらい、それとは正反対にさえ感じてしまうほどだった。音楽界でR&Bの台頭がここのところ著しい。R&Bを唄う女性シンガーは数多くいて、彼女たちの歌声はお腹の底から、大地から湧き出るような唄い方をしているように思う。だからその歌から来るイメージと、今日聴いたしゃべりとのギャップがあって驚いたのかもしれないけどね。他のR&Bを唄う女性シンガーはどんな感じに話すのだろうか。ミーシャさんや宇多田ヒカルちゃんだけではなく、他のシンガーのしゃべりも聞いてみたいなと思う。
こういういい意味でのギャップなら、何度でも感じてみたい。ギャップ天国!バンザイ!!

4月6日誕生日
『古畑任三郎』(フジ)を見る。「やっと帰って来て下さいましたか。古畑さん!!」思わずそう伝えたくなるほど、楽しみなドラマが帰ってきた。
昨年の10月10日、11月10日、そして今年の2月9日と、コンスタントにこの鑑賞日記に登場する番組の類がある。それは、推理ドラマである。2月9日の日記の中で「この鑑賞日記の読者の中で推理小説を読むことが好きな人は連絡下さいね。」と書いてはみたものの、誰からも連絡がなく、どうやらこれを読んでいる人の中には、あまり推理物が好きな人はいないんだね。ちょっとガッカリだな。にも関わらず、私は今回も推理物のドラマである『古畑任三郎』を取り上げるので、今日は推理物に興味がない人は読み飛ばしてもらってもいいや。では。
今日のドラマは「占い」をモチーフにして描かれていた。そういえば「占い」についての私の考えも、以前この日記の中で書いたことがある。覚えているだろうか。占い…か。オープニングで古畑さんは「よく乙女座っぽくて、A型らしい性格だねえと言われるけど、私は乙女座でもA型でもないんです。」と言っていた。
そんなわけで今回からレギュラーに加わった西園寺刑事役の石井正則さんは、ご存知の通り、お笑いコンビ「アリTOキリギリス」の人である。お正月のスペシャルの時もいい味を出していたけど、今回もより一層いい味を出しているように思う。あの今泉刑事役の西村雅彦さんの存在さえ隠れてしまいそうなほど、なんだからね。(でも、私としては古畑さんと今泉さんの絡みが好きだったので、西園寺さんの登場により、今泉さんの登場シーンが減ってしまったのは淋しくもあるんだけどね。)石井さんがこのドラマに出演することになったきっかけは、脚本家の三谷幸喜さんが『ボキャブラ天国』にゲスト出演した際に、サラリーマン姿で登場した石井さんを見初めたことだったという。『ボキャ天』を良く見ていた人ならば知っていると思うけど、キャブラーの登場シーンでアリキリのふたりはいつも背広姿だった。それが妙に様になっているものだから、なにかと評判だった。特に石井さんの方はカツゼツの良さも相俟って、一際目立っていた。そんなことから三谷さんのお目に留まり、出演が決まったようだ。あー、石塚くんの立場は…?
番組全体の印象はといえば、画面構成が以前のものとちょっと違って、カメラの動きとかちょっと『躍る大捜査線』(フジ)が入っているような気がしたのは、私だけではないだろう。ドラマの中の時間の流れも、時空間の入れ違いがあるような感じで、例えば西園寺刑事と古畑さんはお正月のスペシャルの時には既に出会っていたはずなのに、今日のスペシャルの中でふたりの出逢いの様子が描かれていた。つまり、今日放送された事件(緒形拳さん)のほうが、お正月のスペシャル(SMAP)の事件より先に起こった事件ってことになるよね。そんなふうに細かく見ていくとまだまだ新しい発見がありそうなドラマなので、本当に何から何まで良く出来ているなあと感心してしまう。
古畑さんのオープニングのひとゼリフは、必ずその後に起こるなにかを暗示している。冒頭にも記した「占い」に関する何かを暗示させるひとことは、いったいその後どうつながっていくのか、やはり気になった。その答えはドラマの一番最後にあった。それは古畑さんの誕生日に関することだった。古畑さんと同じ誕生日の有名人――。シュリーマン・ジャンヌダルク…そしてシャーロックホームズ。ひとことも、誕生日がいつなのかを言わす、視聴者に気になるだけ、気にならせてドラマは終わる。ドラマが終わった直後、シュリーマンの、ジャンヌダルクの、そしてシャーロックホームズの誕生日がいつなのか気になって調べた人は、多いだろう。古畑さんの華麗なる推理を見た後に、今度は自分が推理ならぬ調べものをしなくてはいられなくなる、この巧妙さ。本当に何から何まで、全く良く出来ている。…で、いつだ?誕生日って?私は即座に分かったさ。だって、私と同じ誕生日だったのだから。私は古畑任三郎と同じ誕生日であることが、判明したのだ。そういう設定だったことに、驚いた!驚いた!!だから、私も推理物が好きなのかな?なんて思ってしまう。でも、そういう設定にして下さったことは私としてもとても嬉しいことだ。親近感がわくと言うかなんというか…三谷さんに感謝!!えっ?私の誕生日?それはね…

4月7日「恋愛」と「結婚」と、そして「安心感」の微妙な関係
『沼島の春よふたたび!新お見合い大作戦'99春 』(TBS)を見る。…ところで、私たちが大好きなこのクイズというものは、人生にとって大切なことを決めるときに、どれくらい重要になってくるのだろうか。最後の決め手には、なりうるのだろうか。自分にとってクイズとはどれくらいのものなのか、考えてみたことありますか?…
前回、この沼島シリーズが放送されたのは、昨年の10月7日だった。あの日の番組を、今思い出しながらこの文章を書いている。それはそれは、名作中の名作だった。その時の様子は10月7日の日記に書いてあるので、読み直して頂ければ、それがどんな番組だったのかが分かって戴けることと思う。冒頭に記した文章は、10月7日の日記に書いた最後の一段落である。
そんな風に、前回放送されたこのシリーズがなかなか良い番組だったから、今回はどんなドラマが見られるのか少し期待していた。まあ、期待というものはすればするほど、往々にして…というものなのだけど、それでも、今回もそれなりの人間模様を垣間見ることが出来た。「女の人と上手く会話が出来ない男の人はきっと切ない。」と前回書いた。「やっぱり切ない。絶対切ない。」今回改めて思った。土地柄か、あまり女の人には縁がなかった人がたくさん出てくるこの番組は、見ていてとても切ない気持ちになってくる。不器用だとひとことで言ってしまえば、それまでなのかもしれないけれど、それだけで済ませてしまうのはあまりにも切ないものがそこにはある。
基本的には集団お見合いの形を取っているので、みんな知らない人ばかりの初対面になる。2日間という限られた時間の中で、気に入った相手を見つけなければ、折角のチャンスも駄目になってしまう。初対面の女の人と上手に話すことの出来ない男の人がいて、見ている方がもどかしくて切なくなる。一通りのフリータイムが終わった後、女の人に帰るチャンスが与えられる。いいと思った人がいない人や、この町で暮らすことに躊躇いを感じた人は、帰ってもいいというチャンスが与えられるのだ。そこで帰ろうとする人は当然現れる。そして気に入った女の人が帰ってしまおうとするのを、引き止めるチャンスも男の人には与えられている。でも、なかなか引き止められずに女の人はこの町から去ってしまう。なかなか上手くはいってくれない。
この企画に参加する、特に女の人の心の中に一抹の不安がないかといえば、絶対に嘘になる。知らない町へ、ひとりで来る不安を解消してあげることが、一番だと司会の島田紳助さんも言っていた。私も確かにそう思う。生まれ育ったところを離れ、ひとりで知らない町に来る。頼れるのは、旦那様だけなのだから…その将来旦那様になるかもしれない人から、安心出来るような言葉を聞くことが出来なければ、帰ってしまうのは当然のことだ。そういう女の人の気持ちをきちんと理解してあげることは、大切な大切なことなんじゃないかな。
だけど切ないかな、そういうことには誠に持って不慣れな人が多い。それは、そういう機会があまりないからだということは良く分かる。だから、見ていてとっても切なくなるんだ。だって生まれる場所、もって生まれた環境って選べないんだもの…
番組の最後に告白タイムがある。複数の男性から告白された女の人が、ひとりの男の人に決めた決めては、他の人が付き合う=結婚だったのに対して、恋愛がしたいと言ったからだったという。恋愛か。結婚に急ぐのではない、まだ時間があるという安心感が決めてになったんだね、きっと。焦るな!焦るな!!焦ると碌なことはない。そんなことを考えた。
私が静岡に来てもうすぐ2年になる。知らない街に来る、不安がなかったかと言えば嘘になる。生まれた場所を離れ知らない街で暮らしていかなければならないこれからの、不安――。守ってくれる人がきちんと側にいてくれて、そしてこの「静岡クイズ愛好会」の仲間がいてくれたから、必要以上の不安も感じないで今までやってこれたのかもしれないね。感謝しているよ。みんなには…ありがとう。
やっぱり私には、クイズは必要だ。最後かどうかは分からないけど、決めてのひとつとして存在することだけは確かだ。そしてクイズを愛するたくさんの仲間はそれ以上に必要な、私にとって大切な宝物だ。

4月8日同級生の活躍〜あの日のクラスメイト〜
スポーツニュースを見る。私がこの日記の中でスポーツ番組を取り上げるのは、珍しい。そんな貴重な日記を心して読んでね。
プロ野球が開幕して、今日現在「中日ドラゴンズ」だけが連勝記録を続けている。今日先発したのは鶴田泰投手だった。度重なる怪我を乗り越え、今日1716日ぶりに勝ち投手になった。涙、涙の勝利投手。ニュース番組のなかで、眩しいくらいのスポットライトを浴びている彼を見た。
神野芳治くんのHPにあるリンク集の紹介文にも書かれているように、この鶴田泰投手と私は、幼稚園・小学校・中学校時代の同級生だ。おまけに小学校は6年間ずっと同じクラスだった。鶴田投手と、私と、そしてもうひとり古屋くんという男の子、この3人が小学校時代ずっと同じクラスだった。一クラス約40人。それが4クラス。計160人くらいいた同級生のなかでの3人。滅多にない確率なのかもしれない。だから小学校時代のクラスの集合写真の記録を追いかけていくと、この3人がどんな風に成長していったのかが良く分かる。
鶴田くんが駒沢大学から中日ドラゴンズにドラフト2位で入団したことを知ったとき、私は懐かしい思い出に駆られて、昔のアルバムを開いた。そういえばずっと一緒のクラスだったんだよね。小学校時代から、スポーツ万能だった鶴田くんは勿論野球も上手だった。レクリエーションの時間、野球(ソフト?)をやったときも、もともと運動神経がない私が、彼の投げるボールなど打てるはずもなかった。アルバムを開いていたら、思いがけず昔の出来事をいろいろと思い出した。思い出したくもないようなことまで、思い出してちょっとブルーな気分になってしまった。小学校の入学式の写真を見た。驚くほど変わっていなかった。今のまんま、そのまんま同じだ。鶴田くんも、私も。それだけが何故か可笑しかった。他のみんなはどうなのかな?今ごろどこで何しているのかな?
小学校を卒業するとき、クラスのみんなに書いてもらったサイン帳があったことを思い出して、開いた。確か鶴田くんにも書いてもらったはずなのに、見当たらなかった。なぜならば、蛍光ペンで書いてあったから、ページごとすっぽりと消えてしまったのだ。あーなんということだ…悲しいねえ。
小学校時代、全く同じ先生から同じ授業を受けてきた同級生の活躍――。1716日は、それにしても長かったよね。…小学校の卒業アルバムに、みんなの将来なりたい職業が書いてある。鶴田泰…「プロ野球選手」たしかにそう書いてあった。夢がそのまま叶ったんだね…ここに書かれている40名ほどのクラスメイトの将来の夢――。何人が現実のものとしてこの夢を叶えているんだろう。私は書いてあることとは全く違う「今」を生きているのにね…
翌9日、『ズームイン!朝!』(NTV)で、彼のことがピックアップして取り上げられていた。入団式の様子、初登板の様子、結婚式の様子、そして怪我に悩まされた日々のこと…朝ご飯を食べるのも忘れてしまいそうなくらい、私はTV画面に見入ってしまった。夢を叶えるのも楽じゃない、ね。
同級生の活躍をブラウン管越しにだけど、これからも応援していきたいと思う。出来るだけ長い間、あの日のクラスメイトの活躍を見つめていたいと願うから…。

4月9日同級生であることの意味
『笑っていいとも!』(フジ)を見る。昨日、同級生の活躍振りについて書いた。昨日の日記の中にも付け足して書いたけど、今朝『ズームイン!朝!』(NTV)で、鶴田投手のことが取り上げられていたのを見て、まだ小学生だった頃のことを思い出していた。そしてお昼。『笑っていいとも!』を見ていたら、カイヤ川崎さんが出てくる「本音」を聞くコーナーになった。「医大生モテ男」と称し登場した6人のなかに、見覚えのある顔を見つけた。「あれっ?見たことのある顔、聞いたことのある名前だなあ」と思ったら、それはまたしても小学校時代の同級生だった。朝に昼に、よくTVで同級生に逢うなあと思って驚いた。その医大生とは中学校が違ったから、多分姿を見るのも小学校振りになる。ということは、16年ぶりってことだね。それでも同級生だと気がついたことが、なぜだかとても嬉しかった。
小学校の頃の記憶なんて、あまりないのではと思ってはいても、こういうことがあるといろいろ思い出せるものなんだね。知らず知らずのうちに潜在意識の中に組み込まれているということなんだろうか。またどこかで同級生を見かけても、今日みたいにきちんと思い出せるのかな?
同級生であるということの喜びを本当の意味で感じられるのは、きっと学校を卒業してからだろう。思えば卒業式以来、同い年の人が一同に会する機会って一度もないし、たとえ同窓会をやったとしても全員が集まるっていうことはまずないからね…そういった意味では、『高校生クイズ』はとても貴重な番組なんだと思う。私が出場したなかでも最も人数が多かったのは1987年7月24日に行われた『第7回全国高等学校クイズ選手権 関東大会』だ。あの日、西武球場に5万人もの高校生が集結したんだから…。確かに同級生ばかりではないけれど、それでもあんなにもたくさんの同世代の人たちが一同に会する機会は、この先もう二度とないんだろうし。
『高校生クイズ』があったからこそ、貴重な1日が過ごせたことを今更ながら感謝したいと思う。

4月10日タイトル
『めちゃ×2イケてる!目を覚ませスペシャル∇岡村本気の大学受験が今夜完結!!茨城高3ヨモギダ君と3年ぶりの再会で流した涙は!?早大入試は奇跡の完全ヤマ的中で99狂喜乱舞そして感動の筑波大へメンバー総動員で送る180日間の結末はすべて頑張っている人への応援歌です!ハンカチのご用意を』(フジ)と『雷波少年…スペシャル雷波少年は電波少年ではなくて、これが最後の日本旅で香港に帰るバイバイ涙チューヤンサムエルに続く第2のバンドが世界の果てに連れ去られたり、プロ野球開幕で新地獄企画も始まり、ロシナンテはどうなる∇司会は誰』(NTV)を見る。どーでもいいけど、タイトル長すぎ。でも不覚にも両方見てしまった私。あー。
それにしてもアンポンタンの安藤哲也くん!!(去年の熱狂的巨人ファンの正体)半年の歳月を経て、ほんの一瞬だったけど、素顔が公開されてよかったね。実は、私は去年のうちからその正体を知っていたんだけどね。お顔は初めて拝見いたしました。ところで、今年の熱狂的巨人ファンと阪神ファンって誰なんだろう?まあ、そのうち分かりそうな気もするけど…なすびくんの本名みたいにね。
(余談:このテントがある場所と、『電波少年』のポプラ並木の企画をやっている場所が、近い場所にあるような気がするのは私だけか?)

4月11日お気に入りの1枚
ラジオを聴く。今日は例会だったので、ラジオくらいしかまともに聴いていない。毎日こうしてラジオを聴いていると「いいな。」と思う曲に出会うことがある。で、この「いいな。」と思う曲の殆どが、あまりよく知らない人の歌だったりするから面白い!おまけにそういう人の殆どはTVの歌番組には出てこない。今更、歌番組に対してあれこれ言うつもりはないけれど、どの歌番組を見ても大概が似たような人しか出ていない現実がある。確かにその人たちも最初はいい歌だったから売れたのだと思う。でも、その後はどうかっていうと、歌じゃなくて人で売れてしまって入るような感はどうしても否めないだろうね。だから自分自身が、流行に惑わされないで気に入った曲を見つけ出そうとするならば、凝り固まった人しかでないTVじゃ絶対に無理だと思う。勿論ラジオでもある程度の限界はあるだろうけど、例えば『ミュージックスクエア』(NHK―FM)なんかを聴いていると、ホントに知らないような人たちの曲がたくさん流れてくる。そういった意味では、まだラジオの方が優れているし、知らない人をたくさん知ることの出来るいいメディアだね。
トライセラトップス・グレーブバイン・ドラゴンアッシュなどはラジオを通して知ったグループだ。なかなかいい感じの歌を歌っているのだけど、まだTVでお目にかかれる機会はあまりない。最近ラジオで聴いて気に入った曲はCoccoさんの『♪樹海の糸』。ひとめぼれというのが存在するのならば、ひとみみぼれをした。久しぶりかもしれない。ひとみみぼれをするなんて…本当にいい曲なんだけど、R&Bが台頭している今、あんまり売れないんだろうなあ。機会があったら是非聴いてみてね。実に透明感のある歌声なので…4月14日にマキシシングルとして発売されることになっているとラジオで言っていたので、間違いはないと思う。(後日談:きちんと売っていました。)
今日の段階ではヒットするかどうかは分からないけど、こうしてまだヒットしていない曲のなかからお気に入りの1枚が見つかるのは、なかなか気持ちがいいものだと思う。
そういえば今日、例会から帰る途中で見た夕日がとても綺麗だった。時間的にまだみんな家に着いていない時間なので、空に夕日が美しく輝いていた頃、みんな帰宅途中で、電車の中だったり、車の中だったり、自転車に乗っていたり、歩いていたり…したのだろうけど、どのくらいの人が、この美しい夕日に気がついたのだろうか。……夕日…か…。夕日があまりにも美しい日は、思い出すことがある。今年ももうすぐあの日がやってくる。まるで何事もなかったかのようにやってくる。

4月12日イサ・ブラウン
『ココリコA級伝説』(テレ朝)を見る。にわとりと1週間暮らした男――ココリコ田中直樹。どーでもいいけど、アパートの中で1週間とはいえにわとりなんか飼っていいのかいな。近所迷惑にはならないのかなあ。ところで、ジゴロ章造のことだけど、あれはあれでいいのか?(miteinaihitoniha,nanndaka,wakaranaine!)

4月13日「謎」〜誰か教えて!!〜
『古畑任三郎』(フジ)を見る。先週も少し触れたけど、やはり今回の『古畑任三郎』は事件発生の時間軸が変だ。分かりやすく犯人役で事件の順番を見ていこうと思うけど、放送の順番は「SMAP」「緒方拳」「市川染五郎」だ。でも、前回も書いた通りで遭いの場面が描かれていたのは緒方拳さんの回だから、この3つの中で一番最初に起こった事件は当然、緒方拳さんの事件ということになる。で、SMAPの事件と、今日放送された市川染五郎さんの事件とはどちらが先に起こった事件かということを考えると、そのキーワードは舞台にいた美術スタッフの松坂さんに対する古畑さんの言葉にある。「君に会うのはこれで3回目だねえ」3回目?最初はSMAP、そしてもう1回あって、今回の市川染五郎さんの事件があったことが分かる。ということはSMAPの事件の方が先ってことになるね。事件発生順は「緒方拳」「SMAP」「市川染五郎」。でも一筋縄ではいかないのが『古畑任三郎』のいいところだ。つまり、その間にもう1回松坂さんに会っているということは、市川染五郎さんの事件の前に少なくとももうひとつ事件があるということになる。それは確か「黒井川…」と古畑さんが言っていた通り、黒井川さんという人が犯人の事件がこれから先に放送されるということにも繋がってくる。
こうやって考えていくと、ほんといろいろ面白いね。今回のシリーズが終わった後、事件発生順に物語を並べてみるというのも、なかなか乙なものかもしれないね。今のところ、いつ事件が起こったのか、ハッキリしているのはSMAPの事件の平成11年2月10日であるということだけだと思う。領収書にそう書いてあったから確かだね。
真剣に考察してしまったけれど、今回『古畑任三郎』を見ているあなた!!どうお考えだろうか?こうしていろいろと推理していくのは面白いね。だから推理物が好きなんだ、私は。だれか他に好きな人はいないのかなあ?
ところで、そんな推理物好きの私が今もっとも気になってやまないことがある。それは今日見た『炎チャレ』(テレ朝)のことだ。司会がカトケンだったとか、100万円が出たといっても芸能人ばかりじゃないか!とか、安西ひろこちゃんの…が…とか、そんなことはどうでもいいのだ。おい!「100日連続いただきます家族」の阿久津さんご一家はどこへいってしまったんだ!!ラジオ体操の山崎さんに気を取られそうになっても、私はそれに惑わされずに覚えているぞ!!というか、かなりたくさんの人たちが気になっていると思うんだけど、どうなったんだ?一体?!つまらなくてフェイドアウトか?教えて!こうなったら、古畑さんに真相を究明してもらうか。

4月14日学校へ行こう!!〜「学ぶ」ということ〜
『2時のホント』(フジ)を見る。大仁田厚さんが高校に入学したことは、マスコミでもいろいろと取り上げられていたので、あなたも既に知っていることだろう。その大仁田さんの初登校日が昨日からだった。そこでワイドショーのカメラは密着取材をして、大仁田さんの初登校を取材した。
大仁田さんが入学したのは高校の定時制だ。3年生への編入で3年A組が彼のクラスだ。一番最初の授業は書道だった。半紙に「天下」「邪道」と真剣な眼差しで書いて、先生に添削してもらう大仁田さん。書道をたしなんでいる私の目からは、どうしても少々もどかしい字に見えてしまうのだけれど、なかなか味のある字を書いていたのがとても印象的だった。コメンテーター曰く、「先生が直す前の字の方が味があるし、価値がある云々…」。2時間目も書道で、3.4時間目は政治経済の授業だった。そして5時間目、最後にきて「数学」の授業。数学が苦手らしい大仁田さんは眠くならないようにと、授業が始まる前に冷たい水で顔を洗ったにも関わらず、授業中ふねを漕いでいた。その様子をカメラはきちんと映し出していた。大仁田さんの足元は他の生徒と同じ黄色い上履きだった。それがなんだかとってもいい感じだった。
授業が終わって、教室から出てくる大仁田さんに再びインタビューをしたところ、やはり数学はよく分からなかったようだ。それでもせっかく入学した学校なのだから、これからもきちんと通うのだと言っていた。
大仁田さんが通っている高校は前述した通り、定時制である。大仁田さんが授業中舟を漕いでいたのを見たコメンテイターのひとりが、「定時制だからみんな仕事をしたあとで授業を受けるから眠くなるのも云々…」と何気なく口にしたところ、レポーターの人がそれを遮るかのように「このクラスで仕事をしているのは、大仁田さんただひとりなんです。」と教えてくれた。そのことを知って、コメンテイターの人も驚いていたけど、私自身もひどく驚いた。そうなのだ。定時制といえば、少なくとも私の中では、昼間仕事をして夜勉強をしたい人が通う学校だというイメージがあった。それが思い切り覆されたような気持ちになって、いろいろと変わっているんだなあと思わされてしまった。その証拠に、定時制でも1時間目の授業は確か4時台から始まっているのだ。レポーターの人が授業内容をフリップに書いて説明してくれたので、たぶん間違いではないだろう。時代は変わっている。
「学ぶ」ということがどういうことか、学校へ通うということがどのくらい大切なことなのか、身に染みて感じるのは、学校を卒業してからだと思う。10代の頃は勉強できることが当たり前の環境に中にいて、本当の「学ぶ」という意味を考える暇さえ与えられずに、勉強がただ頭の中に詰め込むだけの苦痛な作業にさえ思えることがある。本当は「学ぶ」ことってそういうことじゃないのになあ。
私自身学生時代を振り返って、学校は特別楽しいところでもなかったけど、それでも休まずに良く通ったと我ながら思う。高校時代皆勤賞をとったことは以前にも書いたけど、中学時代も3年間で7日くらいしか休んでいないし、大学のころも講義には殆ど休まずに出席していた。ほとんど「遊んだ」という記憶のない大学時代を今も後悔してはいない。高校の合格発表の日、隣で落ちて泣いている人がいた。大学の合格発表の日も同じクラスで一緒に受けたけど落ちしまい泣いている人がいた。ほんの1点差だったかもしれないけど、それで泣いている人がいるのに、合格した自分がきちんと学校に通わないのは、落ちた人にも、そして勿論学校にも失礼なことだと思う。
大仁田さんは仕事を持っているのにも関わらずきちんと学校に通う姿を見て、その当然の姿に好感を覚えた。高校でも大学でもストレートで、まるでそれが当たり前みたいに通うのと、あの年になってから学校へ通おうとする意味とでは、大きく違う。かなりの覚悟の上で大仁田さん自身も決めたことなんだろうから、私も一所懸命に頑張る大仁田さんを応援したいと思う。
「大仁田さんの初登校」を伝えるこの話題が放送されたのは、この番組の後半部分でだった。それはそれは、大きな話題の陰に隠れてしまいそうなほどだった。だからこそ私は今日、この話題で日記を長めに書いた。長い時間を費やしても書くに、そして読んで貰うに値する話題だと思ったからだ。「学校に行こう!!」その心意気をきちんと実行に移し高校に通い始めた大仁田厚さん。なんて素晴らしいことなんだ!!仕事も忙しいだろうけど、きちんと通い通して欲しいと思う。そして卒業の日、大仁田さんの晴れ姿が拝見できることを楽しみにしていたい。その時は、少なくとも今よりももう少し大きなニュースとして取り上げられるといいと思う。
せっかく合格して学ぶ機会を得ていながら、授業中先生の話も聞かず大騒ぎしている生徒や、その授業すら行かない大学生たちに、年をとってから学び直すということがどんなに大変なことなのかを教えるためにも、そしてそれほどまでにしても学びたいと思うことは、一体どういうことなのかを考え直させるためにも…こういう素晴らしい話題こそ、きちんと時間を費やしてでも伝えるべきだと、私は思う。

4月15日人生の中でたったひとつの、一番大切な思い出
『ニュース11』(NTV)を見る。外国映画を見るときに、字幕スーパーはつき物である。私たちは映画を見るとき画面を見つつ、同時に字幕スーパーを読むという作業をまあ何ということもなく行なっている。でも、外国の、特に英語の文化圏に住む人たちは、こういう作業にあまり慣れていないそうだ。つまり、英語の文化圏に住む人たちは、日本のように外国語が使われている映画を見る機会があまりないということの表われだろう。ということは、当然日本の映画も英語の文化圏の人たちには、見られていないということだ。
突然どうしてこんな話をしたかといえば、今日このニュースの中で、このような事実を危惧した人たちが、日本の映画ももっと外国の人に見てもらおうと、日本の映画に英語の字幕スーパーをつける作業をしているというニュースが流れていたからだ。この作業をするに当たって、いろいろな問題がないわけではない。「日本語」の表現というのは、「英語」のそれよりもずっと奥が深かったりする。例えば、「懐かしい」という言葉ひとつとってみても、そのセリフを喋っている人はどんな気持ちをもって、その「懐かしい」という言葉を喋ったか、その微妙なニュアンスをもっとも的確な英語にきちんと訳すのが、何といっても一番困難なことのようだ。ニュースの中では、それをきちんとひとつひとつ説明してくれていた。
今回字幕をつけていたのは『ワンダフルライフ』という今春公開の映画だった。ニュースが終わった後、この映画にひどく興味を覚えた。調べたところ、 出演はARATA・寺島進・谷啓・吉野紗香・内藤武敏・小田エリカ・内藤剛志・由利徹・伊勢谷友介(敬称略)一般の方々ほか。この映画のテーマは「思い出」。今日の鑑賞日記はこの先結構重い感じの話になっていくので、「今日はなんだかいい気分。気分爽快だ!!」なんていう気分の人は読まない方がいいかもしれない。気持ちが一気になえるから。それでもいい人だけ読み進めて欲しい。では…
ストーリーはこんな感じだ。靄のかかった同潤会アパートのような建物。そこに人がたくさん集まってきて、こう言われる。「あなたは昨日、死にました。今日から一週間、ここであなたの人生を振り返って、大切な思い出をひとつだけ選んで下さい」。選んだらその思い出の再現フィルムを職員の人たちが作り、その試写をしたのちに、その思い出だけを胸に天国へいく、という粋なシステムになっている。エンマもいなきゃ三途の川もない天国への関所。あるのは古ぼけた建物と、悲観していない死にたてホヤホヤの人たちと、その彼らの「思い出」。そこの職員役で思い出を映像化しているのがARATAさんや小田エリカさんである。彼らは思い出を選び出せなかった人たちであるというのが興味深い。いろいろな出演者の人がそれぞれに「自分の中でのたったひとつの思い出」を考えて、カメラの前で語り出す。思い出を選び出せる人、出せない人…。出演者のなかに「一般の方々」がいる。この一般の人たちは、演技ではなく、自身の本当の思い出を語っているそうだ。映画自体のフィクションと、その人自身のドキュメンタリーな部分が、この映画のなかで同時に描かれている。
私自身まだ見ていないので、調べたことをまとめて書いたのだけれど、これだけでも、大変奥の深い、興味深い映画だということが分かる。「自分にとってたったひとつの思い出を選ぶこと―――――…‥」あなたには出来るだろうか。一番の思い出を選べるだろうか…もし選べない人がいるならば、自分の人生はなんだったのかと悲観はしないだろうか…○○年の人生は、自分にとってなんだったのかと落ち込みはしないだろうか…じゃあ、自分は、私は何を選ぶのだろうか……?きっとこの映画を見た人は見終わった後にそんなことを考えはじめると思う。
最初に気分のいい人は読まないほうがいいよと書いた。まさか、そんないい気分の日に、その忠告に逆らってここまで読んでしまった人はいないよね。折角のいい気分の日に、人生のなかで一番のいい思い出を思い出す作業なんてしたくないだろうからね。それに、そんなにもあなたを気分よくさせているその訳が、人生をベースに考えたら、意外とそうでもなかったなんてことになったら、折角の気分もなえるしね。
シネマライズで、今春公開されるこの映画を見に行く機会があったら、見に行きたいと考えている。英語に訳しても、諸外国のいろいろな人に見てもらいたいと考えている人がいるのなら、まず私たちから見に行かない手はないでしょ。それほどまでしても、見に行く価値がある映画であることは間違いないだろうし。ただ…この映画を見終わった後は、この文章を読み終わった今よりも、ずっと重い気分になることだけは、どうしても否めないだろうけどね。

4月16日ココロ踊り出せ!!
CMを見る。ちょうど1ヶ月前の3月15日に、私はこの鑑賞日記のなかで初めてCMを取り上げた。今日はその第2弾だ。
3月15日の日記の中でも絶賛した『コカコーラ』のCMが4月に入ってリニューアルした。
♪〜「そよ風の季節。」「 新しい先生がやってきた。」「今年も始まった。」「 背番号をもらった。」「 また三人同じクラスになった。」「 ヘルメットをもうひとつ買った。」「 ココロが踊りだす。」
今回もまた、爽やかなCMに仕上がっている。このCMを見ていると、私にとってもう遠い思い出になりつつある学生時代に過ごした、4月のあの何とも言えぬ気分を思い出す。「そよ風が時に強風に変わり、でもその風が確実に暖かくて、あー春なんだなと思う気持ち」「新しい先生は誰なんだろう?期待していたら、去年と同じだったことを知ったあの瞬間の気持ち…」「何がってあえて言わなくたって、もちろんわかるよ。」「教室の窓から、野球部やサッカー部の練習風景を眺めていたあの頃のこと…」「仲の良い友達と離れ離れになってしまったクラス替え」「初めてバイクを買って自分だけのヘルメットを被った時の喜び」「4月…気持ちも心も新たに、心が躍り出す…」このCMを見ながら、自分自身のいくつかの思い出と重なるのは決して私だけではないだろう。既存の有名タレントだけに頼らず、ここまで好感度豊かに作り上げられるのは流石であると思う。いやっ!有名タレントに頼らないからこそ、ここまで爽やかなCMが作れるんだよね、きっと。聞くところによると、この『コカコーラ』のCMは今年いっぱいまで毎月バージョンを変えて放送されるそうだ。楽しみ!楽しみ!!ホント、今から楽しみなCMになりそうだ。まさに「ココロが踊りだ」しそうな爽やかなCMである。

4月17日神奈川県茅ヶ崎市⇔(^‐^)⇔東京都 板橋区
『YOU&MEふたり』(NHK教育)を見る。私たちの頃は文通だった。別名「ぺンブレンド」。少し経ったらそれがポケベルに変わった。別名「ベル友」。そして今、それがパソコン、Eメールに変わった。別名「メル友」。
昨日から今日にかけてNHKやNHK教育ばかり見ている。CMがないせいか、落ち着いて見ていられるような気がするのはなぜだろう。ただ、トイレに行ったりする時間がないのだけが困るけど。…なんてことは、今日はいいのだ。そんないくつか見たNHKのなかで、たまたま見てしまったのが、この番組だ。
本当は、私くらいの年齢の人が見る番組なんかではなく、もっと若いティーンズ向けの番組である。またまた話がそれるけど、私はどうも自分くらいの年齢の人を対象にしているだろう番組や雑誌をあまり見ない。どちらかといえば、自分くらいの年齢の人があまり見ていないもののほうに興味がわく。だから、私がかれこれ7.8年愛読している雑誌も、実は男性サラリーマンを対象にしているものだったりする。
この番組のメイン司会をホンジャマカの石塚英彦さんが勤めている。そのタイトル通り人間関係の最少単位「ふたり」にこだわり、様々な形のコミュニケーションを10代の若者に伝えていくという番組である。今回ゲストにYURIMARIちゃんを迎え、ふたりの微妙な人間関係について語り合っていた。
そんななか、今日私の興味をもっともひいたのが、「メル友」であるふたりの関係にスポットを当てたコーナーだった。登場したのは神奈川県茅ヶ崎市に住む女の子と、東京板橋に住む女の子だった。ともに高校生。「メル友」募集で知り合い、仲良くなったけど、未だ逢ったことはない。カメラはふたり出逢いを振り返り、今、そしてふたりの初対面の様子を追いかけていた。池袋西口公園。そこがふたりの待ち合わせの場所だった。ひとりの女の子は高熱があったのにもかかわらず、待ち合わせの場所に向かった。初対面の様子をカメラは遠くから見つめる。高校生同士の初対面はこんな感じなのかと思って私は見ていた。
メル友に対する考えかたは人それぞれ(無論「文通」にも「ベル友」にも共通すること)だろうけれど、学校の友達ではなかなか言えない本音を語り合っていける存在なのではないだろうか。最初のうちはお互い知らない同士で、いろんなしがらみがないから、本音でいろいろなことを語り始める。でも、これがしばらく経って、お互いが馴れてくると、相手に対し「嫌われたくない」という思いからなかなか本音では話せなくなってきてしまう。本音を語り合う友達が欲しくて始めたことなのに、それが出来なくなるこの矛盾。何とも言えない葛藤が自分自身を襲ってくる。今日、メル友と実際に出逢ってしまった女の子は「これを機会にしょっちゅう彼女と逢おうと思う?」という取材の人からの問いかけに対して、「今まで通りの、メル友でいい。それに遠いし…」と答えていた。ここのところが本当に難しいところなんだと思う。
文通は最低でも住んでいるところと本名がきちんと分かった。でも、ベル友・メル友と進むにつれ何も知らなくとも、コミュニケーションできるようになった。裏返せば危険と隣り合わせな関係でもある。だから結局は良い相手に恵まれることが一番なんだろうけど、最初は誰しも相手がどんな人か分からない訳だしね。
「メル友」でも「ベル友」でも「文通相手」でも、相手に逢うか、逢わないかは、全くの自由だ。だけど、これだけははっきりと言えることがある。それは逢うという行為によって、その後のお互いの関係が逢う前とは確実に変わるということだ。それが良い方向に変わるのか、良からぬ方向に変わるのかは逢って見なければ分からない。ただ、今の良い状態を壊したくないという気持ちが少しでもあるのなら、そしてもしも良からぬ方向に変わることが怖いという気持ちがあるのなら、逢わないでいる方が絶対にいいと思う。それだけだ。

(余談:これを書いている途中で、ラジオから爆風スランプの『♪大きな玉ねぎの下で』が流れてきた。なんとも良いタイミングだぜ!この歌がヒットしていたあの頃はまだ文通で、今みたいにメールで文字交換が出来るなんて思ってもみなかったよなあ…ちょっとノスタルジックな気分になってきた。)

4月18日小ネタ!ガセネタ?集
芸能界の小ネタを聞く。TVやラジオ、雑誌、インターネットなど何気なく見聞きしていると、あまり大きな話題にならないニュースがいろいろあったりする。この日記の中でも取り上げるには、少し物足りなくてボツネタになってしまうものもある。昨今そんなネタがいくつかたまったのでここにまとめて紹介したいと思う。いわば『探偵ナイトスクープ』(朝日放送)の小枝の爆笑小ネタ集といったところか。ただし、地味なニュースばかりなので、知って得したとか、そういう部類のものではないことだけは先に断っておく。悪しからず。あっそれと、もしガセネタだったらごめん。
11日の日記でも少し触れたバンドの「ドラゴンアッシュ」。今なかなか売れているみたいだけど、このバンドのボーカルの降谷建志くんは、あの『失楽園』古谷一行さんの息子さんらしいのだ。宇多田ヒカルちゃんだけでなく、二世タレントこんなところにも出没なり!
『♪愛は勝つ』の曲で一躍一発屋の仲間入りを果たしてから、早云年。その歌を唄っていたのは言わずと知れたKANさんだ。そのKANさん先日めでたくご結婚なされたそうだ。心配なかった。君の思いはきちんと届いた。ってことか。
有名どころは『♪シャングリラ』か『♪N・G』か。ピエール瀧さんの存在が摩訶不思議な電気グルーブのまりんこと砂原良徳さんが、脱退されたようだ。ってことは、もう完全に電気グルーブはみんなソロになったも同然だな。
浜崎あゆみちゃんはたしか昔は「浜ア」と表記していたはずだ。歌手デビューをするに当たって、地味に改名したってことか?
ところで…ちょっと面白いことを知ったので、ここでも紹介したい。誰のことだか分かるかな?すぐ分かるな。
《オリコンシングル首位獲得12作、女性ボーカルバンド歴代1位》
《オリコンシングルTOP10入り26作、女性ボーカルバンド歴代1位》
《オリコンシングル100位内28作チャートイン、90年代デビュー女性アーティスト1位》
《アルバム全9作のトータルセールス、90年代デビュー女性ボーカルバンド歴代1位》
《アルバムオリコン首位獲得6作連続、90年代デビューアーティスト歴代1位》
《アルバムミリオンセラー6作連続、90年代デビューアーティスト歴代1位》
と、まあミュージシャン編の小ネタをまとめて書いてみたけど、しょーもないこの程度だ。悪しからず。

4月19日罰ゲーム
日テレ営業中を見る。今日はダウンタウンの浜ちゃんが「日テレ営業中」のCMをすべて生放送でやる日だ。『ガキ使』の罰ゲームとして、今日やることになったそうだ。24時間、ずっと。
ご存知の通り、ここ静岡は日本テレビが映らないので、こういうイベントがあると地方に住んでいることが、とても歯がゆく感じる。関東圏に住んでいる人は、当たり前みたいに思っているだろうけれど、それは随分恵まれていることなんだよ。と取り敢えず言っておきたい。でも、私は今日放送されたそのCMのいくつかを、実際に見ることに成功した。とはいっても、実に中途半端な状態でしか見ていないので、やっぱり歯がゆい。はがゆい?確か昔こんな名前のアイドルいたなあーなんて、そんなことはどうでもいいのだ。
詳しいことは、近日『ガキの使いやあらへんで』(もちろん日テレ)で、本日の罰ゲームの様子が放送されると思うので、それを見ることにするか。あーあー。日本テレビがきちんと見てみたい!とは、日本テレビの映る地域に住んだことのない私にとっての、10年以上思い続けているテーマだ。羨ましいぜよ、全く!あーあ!と、取り敢えずこんなところで愚痴をこぼしておく。

4月20日時間軸を解き明かせ!!
『古畑任三郎』(フジ)を見る。先週に引き続いて『古畑任三郎』で書くことにする。今回もまた時間軸の話題。ちょっとおさらい。先週までの放送分で起こった事件の順番は「緒方拳」「SMAP」「市川染五郎」だと書いた。では今回の真田広之さんの事件はどこに入るのだろうか。
その鍵になるセリフはふたつあったように思う。ますひとつは、古畑さんの考えたキャスティングのなかのセリフに「SMAPの香取慎吾」という名前が出てきた。ということは、この事件はSMAPの事件が起こるのより前ということになる。なぜなら、事件が起きた後では、ドラマには出られないでしょ…と思うのだけど、どうだろうか。緒方拳さんの事件は一番最初ということは決まっているので、順番としては「緒方拳」「真田広之」「SMAP」「市川染五郎」だと私は思う。
で、もうひとつのキーワードっていうのは古畑さんのセリフにもあった「絶対音感の事件云々」というものだ。だから、「緒方拳」と「真田広之」の間に、これから放送される絶対音感の事件が入るっていうことになるね。
こじれてしまった時間を解いていくような感じで、とても面白いと思う。脚本家の三谷さんもそこが狙いなんだとは思うけどね。まんまと、その作戦にはまってしまった感は否めないけど、それもまた楽しく見られるならば、はまってしまおう!それでもいいや!
ところで、今回の舞台になった「井沢ホテル」は最後のテロップにもあった通り静岡県浜松市にある「ホテルオークラアクトシティー浜松」というビルだ。新幹線からも非常によく見える建物なので、県外の人でもピンときた人も多かったのではないだろうか。それとこれは余談だけど、向かいにあるふたりが抱き合っていたという設定の建設会社のビルは、実際のところも建設会社のビルだそうだ。
それにしても私の手持ちの資料によると、今回のタイトルが「その男、多忙につき」と書いてあるのに、今日の新聞では「忙しすぎる殺人者」に変わっていたのは、何故?

4月21日「20471120」の謎!これは何かの呪文?
『ワイドスクランブル』(テレ朝)を見る。
「『20471120』って知ってる?知らない?じゃあ、この数字なんて読むか分かる?」
「二千四十七万千百二十?」
「ブー」
「じゃあニー ゼロ ヨン ナナ イチ イチ ニー ゼロ?」
「ブー!正解は、トゥー オー フォー セブン ワン ワン トゥー オーでした。」
「なんじゃそりゃ?」
「あのね。このトゥー オーっていうのはね。今若い人に大人気のファッションブランドの名前なんだって!このブランドのデザイナーは中川正博さんって言う人なんだ。ブランドのキャラクターに「ひょうま君」っていうのもいるんだよ。で、このブランドは大阪を拠点にして始まったから、この「ひょうま君」もたこ焼をモチーフにして作られているんだって!!このブランドは友人同士の口コミや、若者向けの雑誌なんかが火付け役になってブレイクして、今ではもう「超」がつくくらい大ブレイクしてるんだよ。何でも他では見られない奇抜さとか、一点ものに近いくらいどの服も貴重で、事実お店も東京の原宿ほか1件しかないみたいで、それがまた若者の心をくすぐっているんだね。他の人とは違う個性的なファッションをしたいという人の心を上手くついてるって感じかな。でね。このブランド、若者向けって言っているけど、結構高いのよ。例えばTシャツなんかでも軽く1万はするんだって。全身このブランドで揃えたりすれば、10万は下らないって言ってたね。バイト代を全部つぎ込んでも欲しい人もいるみたいで、この前このブランドのファッションショーをやったときも、大人気で凄かったんだって!でねー私もその服がどんなものか見たのね。そしたら、服に人形が付いてたり、靴も靴らしくなかったり、今までの服のイメージとは随分違う感じだったよ。今ね大人気だから、原宿なんかを闊歩すれば、ここのブランドの服を着て歩いている人がたくさんいると思うよ。うーん。まあ20471120が東京だけのブームで終わるか、全国的にブレイクするかは分からないけど、取り敢えず知っておいてもいいんじゃないかな?20471120だよ!もう何て読むかわかるよね!!」
「…(×_×;)」

4月22日色物?
『うたばん』(TBS)を見る。『オールスター感謝祭』(もちろんTBS)の企画でRiskyとして歌手デビューを果たした島崎和歌子ちゃん。今日はこの『うたばん』を始め、いろん番組に出まくって、CDの宣伝をしていた。まるで電波ジャックしているようだった。HPによると昨夜の『ワンダフル』に始まり、『はなまるマーケット』『マダムんむん』『ジャスト』で宣伝をしていたようだ。『マダムんむん』だけは、たまたま見たけど。どのくらい売れるのだろうかねえ?この日記をアップする頃には、初登場の売り上げくらいは出ていると思うけど、どうなるのだろうか。
『うたばん』での彼女の扱いは、あんな感じだったけど、昔の映像が流れてきたのは、懐かしい感じがしたね。その懐かしい感じって言うのは、同じく歌手でデビューしたのにもかかわらず、バラエティータレントになってしまった森口博子さんや、井森美幸さん、山瀬まみさんの昔の姿を見ている感じというよりは、どちらかといえば松本明子さんの昔の姿を見ている感じとよく似ているような気がした。それがどう違うかと言われてもよく分からないのだけど、私的にはそんな気がしただけだ。
そんななか今日ラジオを聴いていたら、このRiskyの歌が何気なく紹介されて、何と言うこともなく流れて流されて終わってしまった。パーソナリティーの人も特に何かコメントや感想をいうこともなく、本当にさり気なく流れていったものだから、それがあまりにも自然すぎてかえってそれが可笑しかった。でもね、本当はそれで充分なのかもしれないと思う。これっきりもうCDを出さないのならいいけれど、これから先もしも2弾、3弾…と続けていきたいのなら、今日の『うたばん』みたいな扱いじゃ困るでしょ。今日聴いたラジオみたいに変に固定観念を付けることなく何気なく流して、それでこの曲良いなと思う人がたくさん出てくれば、その時初めてRiskyが島崎和歌子を超えられるんだと思う。いつまでも色物扱いじゃ、絶対にこの先そのハードルを越えられないと思うよ。ま、一発屋になるのならそれでも構わないけどね。
この先『速報!歌の大辞テン!!』(5月5日)や『日刊ひっと』(4月30日、後日談:あっもう終っちゃった!!)に出演の予定があるそうだ。ついにTBSのみならず他局にも進出なり!!『速報!歌の大辞テン!!』にゲストで出た時に、今週のトップテンにランクインしていたら面白いんだけど。難しいかな?

4月23日学校へ行こう!!PART2〜人の話をきちんと聞こう!〜
『スーパーモーニング』(テレ朝)を見る。4月14日の日記の中でも取り上げた、大仁田厚さんの高校生活の様子を今日はこの番組でやっていた。前回は初登校日の様子だけだったけれど、今回はその後の様子も密着していた。学校へ来て7日目。徐々にクラスメイトとも打ち解け始めた大仁田さんには、葛藤があった。それは授業中の生徒のおしゃべりだ。それは5時間目の数学の授業中に起こった。大仁田さん自身、年齢的には充分大人で先生のようなのだけれど、やはり生徒という立場で高校に通っている以上、あまり先生みたいなことを言うのはどうかと思っているようだ。せっかく出来たクラスメイトとの絆も断ちきりたくないし…との思いが葛藤を起こしたのだけれど、どうにも生徒がうるさいのが気になってたまらない。実は初日からその思いがあったようで、それがどうにも我慢できなくなり、この日とうとう「うるさい人は外に出しちゃえばいいんですよ」と授業中、先生に言ってしまった。
まだ高校生ではそういう機会があまりないから、事の重大さに気が付いていないのだろうか。その機会・事の重大さというのは、勿論おしゃべりだ。している人は、多分気がついてはいない。もしも気が付いていてわざとやっているのなら、相当の確信犯だ。自分が舞台や教壇に立って話しをしているときは、事のほか、みんなの顔がよく見える。高校生の頃、私がみんなの前で昨夜一生懸命に考えたスピーチをしているとき、ある子が何度も何度も時計を見ていた。話をしている間中、それが気になって気になって堪らなかった。あの経験は、その後の私の人生の中でいい経験になったと思っている。話をしている人に対する態度で、どういうものが気になるのか、してはいけない最低限のマナーなのか、あの瞬間実体験として学んだ。こういう嫌な思い出というものはなかなか消えないもので、あの日時計を何度も何度も見ていたのが誰だったか、名前も顔もよーく覚えている。
私自身も学生時代、全くおしゃべりをしなかったか、一度も居眠りをしなかったかといえば、絶対嘘になる。それは今でも申し訳ないことだったと思っている。だけど、この一件以来、私の中で何かが変わったことだけは確かだ。自分自身がどれだけ嫌で失礼なことをやっているのか、気がつかないのは、まだまだ何か大切なことが学び足りないということだと声を大にして言いたい。
大仁田さんの高校入学の件で、学校にも随分40代.50代くらいの人からの問い合せが相次いでいるようだ。「学ぶ」ということの大切さを改めて考えさせられる、大仁田さんが起爆剤になっているんだね。みんなにいい影響を与えられるなんて、素晴らしいよ!やっぱり!
で、先にも書いた私が高校生だった頃の例のスピーチの一件の話には後日談がある。高校を卒業する寸前にみんなに書いてもらったサイン帳の中に、とあるひとりの子から「いつだったか小学校の頃の話をしたでしょ…」という書き出して始まる、あの日のスピーチに関する私に対するメッセージが書き込まれていた。それはそれは嬉しい内容のメッセージで、私は感動で胸がいっぱいになった。同じクラスメイトのあの子は時計を何度も何度も見ていたのに、彼女はきちんと聞いていてその話の内容をきちんと覚えていてくれた。そのことが私にはとっても嬉しかった。ひとりでもきちんと聞いていてくれて、誰かひとりの心に届いたのなら、それで充分だったのかもしれないなと思うきっかけを彼女は作ってくれたんだろうと思っている。卒業の日はもうすぐそこまで来ていて、メッセージがとても嬉しかったということを彼女に話す機会をつかめないまま、卒業してしまった。だけど、私はいまでも彼女には感謝している。あの日の私のスピーチはいろんな意味でいい勉強になった。話をきちんと聞くことはどういうことなのか、話をきちんと聞いてもらえるということはどういうことなのか、痛いくらいによく分かった出来事だった。
今の学生もそういういい経験をたくさんして欲しいと思う。年をとってから、きちんと話を聞いていれば、授業を受けていれば良かったと、気が付くのでは遅すぎないように、若いうちにいい経験をたくさんして、いい話をたくさん聞いて欲しいと思う。

4月24日13歳の相方
『YOU&MEふたり』(NHK教育)を見る。「りあるキッズ」という漫才コンビを知っているだろうか?実は今日、私の頭の中で今までバラバラにあった「りあるキッズ」に関する情報がきちんと1本の線で繋がった、記念すべき日なのだ。いやーなんとめでたいことか!!
その昔、TBSで『輝く日本の星』という番組があったのをご存知だろうか。クイズ的に説明するとするならば、『悪魔のささやき』という番組をやっていた、水曜8時のあの枠で放送されていた番組である。この番組のコンセプトは「未来の○○を創る」というもので、その中のひとつに「未来のダウンタウンを創る」という企画があった。関西の小学生の中からお笑いセンスのある子たちを発掘しようということになり募集をして、その結果選ばれたのが安田善紀(やすだよしのり)くんと長田融季(ながたゆうき)くんだった。何と言っても興味深いのは、この当時、安田くんは「ダブル関西」、長田くんは「アップダウン」というそれぞれ別のコンビで登場していたということだ。どちらも学校のクラスメイトと組んで出場していたのにも関わらず、その相方とは選ばれずふたりは別々のコンビから選ばれることになったのだ。左側に立つ安田くんは奈良県に住んでいる。1985年9月20日生まれのO型(ボケ)。そして長田くんは大阪府に住んでいる。1985年7月30日生まれのO型(ツッコミ)。このふたりで「りあるキッズ」になる。
今まで、様々なところでこの「りあるキッズ」という名前を目にして、私の中で何だか気になっていた。今日この番組を見ていたらたまたま彼らのことが取り上げられていて、ようやく一本の線で繋がった。彼らは13歳で一端のプロとして頑張っている。その発言ひとつひとつをとって見てみても、私の方が気後れしてしまいそうにもなるほどだった。例えば、楽屋では口をきかないのである。相方は仕事仲間として割り切ってやっているところなんぞ、ほんともう彼らはプロなんだけど、プロ顔負けっていう感じさえしてくる。この鑑賞日記で初めて彼らのことを知った人は、ぜひとも必見の「りあるキッズ」である。
関東の方ではまだまだなのかもしれないけど、大阪では知名度も高いのではないだろうか。先日「第34回上方漫才大賞」新人奨励賞を受賞した。爆笑問題の右側に良く似た安田くんと、ダウンタウンの浜ちゃんというより、2丁拳銃の右側に良く似た長田くん。彼らが未来のダウンタウンになる日は、案外早いのかもしれない。

4月25日黙祷
命日のため鑑賞日記はお休みします。

4月26日人生をやり直した人の物語
『NNNドキュメント'99 〜今こそ出発点・ある女弁護士の告白』(NTV)を見る。壮絶な人生を送る人がいるものである。以下は、TV雑誌より抜粋「弁護活動の中心を非行少年の更生においている33歳の女性弁護士。彼女は16年前“極道の妻”だった。中学時代いじめが原因で非行に走り、思い悩んだ末に割腹自殺を図る。一命を取りとめ病院から戻ると更にいじめは強まり、結局不良のグループに入った。16歳で暴力団員と結婚し、親と絶縁。その後、立ち直りを決意し、まず資格を取ることを考える。宅建・司法試験に合格した彼女は、さらに司法試験に一発合格を果たした。」
TV雑誌でこの番組のことを知った私は、一体どんな人なのか、大変興味を持ち、ナイターで時間がおしていたのにもかかわらず、リアルタイムで見ずにはいられなかった。TV雑誌で、この文章を読んだときに想像していた感じと、実際TVで見た彼女のイメージは少し違った。深夜1時過ぎにひとりで見るのには、結構ハードな番組だったけど、眠いのも忘れて真剣に見入ってしまう程の番組だった。
彼女は現在、冒頭にも記したように非行少年の更生に当たっている。番組の中で、現在更生中の男の子の様子も追いかけていたけど、なかなかよい方向に更生してはくれない。かなり意志を強く持って更生しようという気持ちがないと、悪い方向へ引き戻そうとする仲間にそのまま引き連れられて、また元の木阿弥になってしまう。それが分かっているから、彼に対する彼女の言葉ひとつひとつがとっても説得力があるものに聞こえる。だけど、なかなかその言葉が彼には通じない。ただ若いから、気が付かないのだろうか…。彼女は、その男の子のおばあちゃんのところにも彼の更生の手助けをするように説得に行った。孫かわいさにお金を渡す。そのことが、彼自身の更生の妨げのひとつになっているのだと、言って聞かせていた。言い辛いことも言って聞かせなければならない時がある。それも弁護士の仕事のひとつである。
人生というものは、いつだってやり直しが利くのかもしれない。この番組を見ながらそんなことを考えずにはいられなかった。現在彼女は、一度は縁を切った親と一緒に暮らしている。日常生活のひとこまを、カメラは静かに追いかけていたけど、その様子からは、壮絶な人生を送ってきた人のようには全く見えない。人間が立ち直ったり更生しようとするときに、一番難しくてネックになることは何だとあなたは思うだろうか。私は今まで、その時に出来た心の傷をどうやって癒していくのかということだと思っていた。確かにそれは間違いではないと思う。心のケアというものは、目に見えないからこそ難しく困難を極めるものだ。現に、昔の嫌な思い出というものはなかなか消えてはくれない。これをすべて消し去る方法を知っている人がいるならば、教えて欲しいくらいだ。だけど、それだけではないことに改めて気が付かされた…番組の最後、彼女はカメラの前で上半身裸になって、自分の背中をカメラのまえにさらけ出した。そこには、大きく立派に彫られた刺青があった。カメラはその刺青を静かに映し出した。…時に人生の中でやり直しの利かないことがある。私はこの夜、しばらく眠れずにいた。

4月27日「かこ、TVを見る」
『古畑任三郎』(フジ)を見る。もう既に気が付いているとは思うけど、ここしばらくの間、火曜日はずっとこの番組で書いている。それにしても、この番組はネタの宝庫。それだけ、いろんな意味で鑑賞日記向きの番組だと思う。
ここしばらく、この事件はいつ頃起こった事件なのか、その時間軸について毎回書いている。実は今日はよく分からなかった。ただひとつ分かったことは、西園寺くんのセリフにあった「アンザイさんの事件云々」の帰り道に起こった事件だということだ。この事件は後日、津川雅彦さんをゲストに放送される予定である。なんでも、古畑さんの幼なじみとか。このふたつの事件は繋がっている。時間軸の考察は今回はこのくらいにしておこう。
今回の事件は、今までの雰囲気とちょっと違うなとは思わなかっただろうか。今泉くん大活躍で、昨今扱いが少ないと思っていた人にとっては、嬉しい回だったのではないかと思う。それにしても登場人物が少ない古畑にしては、今回は登場人物が多かった。しかも渋めの。岡八郎さん・夏木ゆたかさんはまだ有名どころとしても、例えば私が分かる範囲内でこんな人も出ていた。ピンポンのところ出てきた仲居さん役の人は、青木和代さんである。青木和代さんというより、ドラえもんのジャイ子の声を出している人と言ったほうが分かりやすいのかもしれないね。あと、偽薫子を演じたのは畠山明子さん。彼女、どこかで見たことがあると思った人もいたのではないだろうか。畠山さんは最近では『ケイゾク』(TBS)で見た記憶がある。古いところでは『ふぞろいの林檎たち』(TBS)で、柳沢慎吾さんの会社の同僚で、確か不倫相手として登場していたのも彼女だと思う。これらは皆私の記憶なので違っていたらゴメンね。あと、警官役の郷田ほづみさんは、いろいろ出ているけど、私的には浅野ゆう子さんが主演していたドラマ『雨よりも優しく』(TBS)が印象的だなあ。脇役的には大体こんな感じかな。
今回今泉くんと西園寺くんの入浴シーンが織り込まれていて、西園寺くんが何故か海パンを履いていたのには笑ったけど。用意周到なことだこと!で、その西園寺くんを演じる石井くん。小さいけど意外とガタイはいいのね。以前『ボキャ天』(フジ)に出た時、相方の石塚くんが、こう見えても体重はあるっていっていたようなことを思い出したぞ!何キロかは忘れたけど。石塚くん、元気かなあー。
そういえば、今回のタイトルも変わっていたね。「灰色の村」から「古畑、風邪をひく」になってた。どしてだろ?風邪をひくといえば、古畑さんのセリフに、「早く良くなれ!」というのがあったけど、それってCMのまんまじゃん。ますます侮れない『古畑任三郎』になってきたぞ。
…ところで、毎回こんなにも力を入れて書いているけど、これを読んでいる人の中に、この番組を見ている人はどのくらいいるんだろ。もしかして私の一人よがりだったりして!それでもいいか!!楽しけりゃ!!!

4月28日「すいません」と「ありがとう」どちらが言われて嬉しいですか?
『オモシロ学問人生』(NHK)を見る。水曜日の夜、NHKではこの番組、NTVでは『号外!爆笑大問題』が時間帯が被って放送されているので、なんとももどかしい。おまけにフジでは『笑う犬の生活』があって野球でもあればこれまた被るので、いやはやどうしたものか。
『オモシロ学問人生』はやはり侮れない番組である。もちろんテーマによってだけど、人間を追求したテーマの日が光っていると思う。今日のテーマは「シルバーシートは不要?」と題して、関西大学で席を譲る心理を研究している高木修教授に話を聞いた。
シルバーシートが優先席と名前を変えて久しいが、なんでもこのほど関西の鉄道会社ではその優先席をなくす試みが始まっているのだという。どうやらもう優先席の役割は終わったのではないかという考えからのようである。今からもう何年も前にシルバーシートが登場した頃は「まだ席を譲る」という行為に対して人々があまりなれていなかったので、シルバーシートが担う役割は大きいものだった。高木教授によると、シルバーシートが登場したばかりの頃は、シルバーシートとそうでない普通のシートで、席を譲る譲らないに大きな差があったそうだ。でも今現在は、シルバーシートもそうでないシートも大差はなく、大体60%くらいの人が席を譲るくらいだという。この60%という数字は、高木教授の実験結果から割り出された数字である。そんなところから、シルバーシートをなくすことによって、逆に全てのシートごとシルバーシートにしてしまおうという試みでもあると考えられる。
このへんの考えたかは人それぞれなのかもしれないけど、少なくとも私の中ではシルバーシートにはなるべく座らない方がいいのではないかという思いがある。もしも自分が物凄く疲れていたり、ぱっと見には分からなくても例えば身体の調子が悪かったり、足が痛かったりしたとき、たまたまシルバーシートしかあいていなくて、座ったとする。そんな時、目の前にお年寄りが来て立っていたら、本当は席を譲りたくないのに譲らなくてはいけない脅迫観念に刈られてしまう。そこがシルバーシートでなければ、こんな思いもしなくていいのに、とさえ思ってしまう。高木教授は、ここらへんの心の動きもきちんと研究して番組の中で論じ、そういう部分からもシルバーシートの在り方に付いて考察していたのはとても興味深いものだった。
番組の中で、面白い実験をやっていた。「1冊しかない講義のノートを貸して欲しいという友達がふたりいて(AくんとBくん)、どちらに貸そうか悩んでいたとする。そんな時たまたま図書館で自分の探していた本がなくて、そんな時たまたま近くにいたAくんが、快く貸してくれた。翌日、また図書館に行って本を探していたらなくて、その時先生が近くにいて、その先生がたまたま近くにいたBくんに『その本持っているんなら貸してあげなさい。』と言ったので仕方なく貸してくれた。こういうシチュエーションのとき、あなたはAくんとBくんどちらに1冊しかないノートを貸してあげますか?」
日本人はしてもらって「ありがたい」「嬉しい」という気持ちよりも、ことのほか「申し訳ない」という気持ちの方が先に立つ国民性のようである。それが証拠に、例えばだれかに道を聞いたとき、落としてしまった物を拾って貰ったとき、手助けをして貰ったときに、お礼の言葉として「ありがとう」という人より「すいませんでした」という人の方が圧倒的に多いとは思わないだろうか。なかには何がなんだか分からないまま「どーも」だけで去っていこうとする人もいるけど、それは論外。「どーも」ってなんやねん。その後になにか続かないのかいな。確かに「すいません」は便利な言葉なのかもしれないけど、時には「ありがとう」の方が気持ちがいいと私は思うのだけど。
だから必要以上に申し訳ないと思い過ぎると、せっかく席を譲ると言ってくれる人に対して、強情に「結構です。」なんて答えてしまい、折角の好意も無駄になってしまうのである。素直にありがたいという気持ちが先行すれば、お互い気まずい空気が流れることもないのに…。好意には思い切り甘えてみることも必要なんだよね。
で、先ほどの問い。Bくんに貸したいあなたは思い切り日本的な考えの持ち主だってさ。日本人は圧倒的にBくんって答える人の方が多いそうだ。Aくんに貸したいあなたは、アメリカ的な考えの持ち主だ。ちなみに私はこちらと答えたけれどね。
席を譲るか譲らないか悩んだら、私はある一ヶ所を見て判断している。それがどういう判断かは、ここには書けないけど、11年間の電車通学通勤で培った経験から、私が決めていることだ。興味のある人は個人的に聞いてね。
関東地方でも、シルバーシート(優先席)がなくなる日は来るのかな?それにしても、荷物を隣の座席に置いたまま足を大きく開いて寝ている人と、グループになると必要以上に電車のなかで大騒ぎしてしまう人々だけはなんとかならんもんかと思っているのだけど、どうしたものだろうか。高木教授!!

4月29日
『すずらん』(NHK)を見る。朝の連続TV小説が『やんちゃくれ』から『すずらん』に代わってから、早4週間が経とうとしている。前作とはうってかわって、昭和初期からの女性の生き方を描いた作品なので、いかにも朝ドラらしく『やんちゃくれ』が朝から騒がしいと、NHKにご丁寧にも意見していた人々にとっては、待ちに待った朝ドラであろう。
現在、物語は子供時代を描いていて、ヒロインを柊瑠美ちゃんが演じている。子役があまりにも芸達者で可愛らしすぎると、あとに続くヒロインが大変になってしまうような節があるけど、瑠美ちゃんは程よく可愛く、いい子役を良く見つけてくるなと感心してしまう。ヒロインの友人役でしのちゃんという役の女の子が出ている。この子が大きくなると山田まりやちゃんが演じるのだけど、この子役の子の雰囲気がまりやちゃんにそっくりで、まさしく素晴らしいキャスティングだと思う。NHKの朝ドラのヒロインは時々なんでこの子がと、思わずクエスチョンマーク(?)を付けたくなる人もいるのだけど、子役に関してはいいキャスティングをするなと思って見ている。古くは『鳩子の海』の斉藤こず恵ちゃんや『おしん』の小林綾子ちゃん。最近では「ふたりっこ」のマナ・カナちゃんと、社会現象にもなった人気の子役がいるけど、それ以外でもいい子役がたくさん出ていると思う。そんな訳で今回はしのちゃん役の高橋祐月ちゃんが、いかにも山田まりやちゃんぽくっていい。
ただ、いくらいい子役でも大人になってから大成するかといえば必ずしもそうではないことが多いのが残念だ。一説には子役は太ってしまうから、なんて言っていた人もいるけど、果たしてそうなのだろうか。あまりにも子役で人気が出過ぎると、なかなかそのイメージを払拭するのが難しい。それはアイドルとして一世を風靡してしまった人にもいえることだろう。例えば、近所でも親戚でもいい、小さいときからずっと知っている子がいるとしたら、その子が大人になっても小さい頃のイメージがなかなか消えない…なんて言う経験があるだろう。きっとその感じとよくにているように思う。その子には何の罪もないのに、周りのイメージがそうさせてしまって、思えば可哀相なことだ。でもやっぱり子役のイメージが抜けないのは、どうしようもない事実で、今は安達祐実ちゃんなんかはいい例なのかもしれないね。
人が人生の中でスポットライトを浴びていられる瞬間なんて、大抵の人はないに等しいと思う。ある程度人気が出た芸能人は、それを毎日当たり前のようにやってのけているような感もあるけど、そうではない一般人の毎日は驚くほど平凡でひっそりとしている。決して皆の注目を浴びてスポットライトの真ん中にいるような毎日ではないのは、あなたも良く分かるだろう。誰しも頂点にいる時期は長くは続かない。その頂点にさえ立てない人だって山のようにいる。「いくらいい子役でも大人になってから大成するかといえば必ずしもそうではないことが多いのが残念だ。」と先ほど書いた。残念だけど、子供時代のその瞬間どころか、一生スポットライトが当たらないまま亡くなってしまう人たちから見れば、その瞬間でも、スポットライトを浴びていられたのだから、それはそれで幸せなことなのかもしれないと思う。この辺の考えは人それぞれなんだろうけど、スポットライトがあたりすぎなくても、こんな風に朝ドラを毎日見ていられる平穏無事な毎日が送れることは、幸せなことなんだと私は思っている。贅沢を言ったら人間きりがないもの…
2週間後には、いよいよ『すずらん』に遠野凪子ちゃんが登場する。この子役たちを毎日見ていられるのも、あと少しだ。

4月30日『17歳の地図』〜17歳から10年以上経ってしまったあなたへ〜
『NHKスペシャル「17歳が歩いた10年・写真家・橋口譲二の記録」』(NHK)を見る。『17歳の地図』という1冊の写真集がある。橋口譲二さんという写真家が、1987年から1988年頃にかけて日本全国を周り102人もの17歳たちを撮った写真集である。
今から10年ほど前、新聞の書評欄でこの写真集の存在を知った私は、無性にこの写真集が見てみたくなった。地元の書店で探したけど、いっこうに見当たらず、残念がっていたそんな時、学校の図書館で偶然にも、この写真集を見つけ、喜んで借りてきたことを覚えている。私はこの時、高校3年生。17歳だった。ちょうどこの写真集に登場する17歳たちと同い歳だったということもありこの写真集に魅せられたんだと思っている。
それからしばらくの後、東京駅八重洲口近くの八重洲ブックセンターでこの写真集を手に入れた。苦労して手に入れた写真集だったので、私にとって思い入れも大きい写真集である。
数日前、TV雑誌でこの番組の存在を知った私は、懐かしさと驚きで胸がいっぱいになった。あれから10年もの歳月が経って、この写真集のことを忘れていた訳ではなかったけど、年とともにページを開く機会も少なくなっていった。それは自然のなりゆきなのかもしれない。
この番組が始まる前、久しぶりに本棚から、この写真集を取り出しページをめくった。写真集の中では、17歳のままのあの子が、TVの中では、当たり前だけどみんな28歳くらいになっていて、写真集の頃とはずいぶん変わってしまったという印象を受けた。橋口さんは10年ぶりに彼ら彼女らと対面して、この10年間かどんな日々だったのかを聞き出し上手に語り合っていた。彼ら彼女らの多くが、不思議と橋口さんの前では自分の心に正直になっていて、自分の心と真っ直ぐ向き合っているような感じを受けた。実際に語り口調を聞いてくれれば分かると思うのだけど、橋口さんの物腰はとても柔らかい。そんなことも、正直な心になれる原動力になっているのだろうか。なかには橋口さんと話をしながら、泣き出してしまう女の子もいたくらいなのだから。別に悲しくて泣いている訳ではないことくらい、私にだってよく分かるさ。
17歳から10年以上経ってしまったあなたへ。17歳の頃のことを思い出して欲しい。あの頃自分は何を思い、何を考え、10年後の未来がどんなふうになっているのか、自分はどこで何をしているのか、考えて夢を膨らませていただろうか。あの頃思っていた夢は今現実のものになっているのだろうか。…私は17歳の頃一体なにを思い、10年後の今をどんなふうに思っていたのか、この番組を見ながら考えていた。クイズに関してのみ言えば、私は17歳の頃から(いや実際はもっと前だけど)好きなクイズを、あの頃思っていたより少し遠回りをしたけど今でも好きで続けていられることは、嬉しいことだと思っている。そして10年後の未来に、こんな風にクイズのHPを持っていられるなんて、あの頃の私は思いもしなかった。
はてさて10年後、みんなも私も、一体どこで何をしているのだろうか。10年後のあなたとも変わらず知り合いでいられたらいい…それは私の変わらぬ想いでもある。
今度書店に行ったとき、もしも時間があったら『17歳の地図』の写真集を手にとって見て欲しい。それがどんな写真集なのか分かるだろうから。その時、今読んでいるこの文章のことを少しでも思い出してくれれば、幸いだ。


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