かこの鑑賞日記2000年3月1日〜3月31日
2月1日〜2月29日
3月1日水曜日の男
新聞のラテ欄を見る。突然だがここで問題。「『笑っていいとも!(水曜日)』(フジ)・『ウンナンのホントコ』(TBS)・『明石家マンション物語』(フジ)に共通して出演している男性タレントは誰?」番組を見ている人ならば、すぐに「あっ!あの人だ!!」と分かることだろう。その思い浮かんだ名前を胸に、今日の日記を読み進めて欲しい。
実は前述した番組は、水曜日に私が見ている番組の一覧である。もうひとつこれに『速報!歌の大辞テン!!』(NTV)が加わる。この4つの番組を毎回確実に見ている訳ではないけれど、水曜日に見るとするならば今はだいたいこんなラインナップになる。正直言って、私も言われるまで気が付かなかった。この3つの番組に共通して出ている人がいるということに…。
「土曜日の男」と私が勝手に名付けてしまっている人がいる。土曜日になるとTVに出捲っているあの男のことだ。もはや土曜日でしか見かけないというか、既に土曜日に住み着いてしまっているような感さえある、あの男には、うっとうしさすら感じることが多かった。この例をとってみても分かるように、同じ曜日ばかり出るといろんな意味で弊害出ることも多い。それに「土曜日の男」のように、同一曜日にばかり出捲っているタレントはこの人だけだと思っていたので、「水曜日の男」(と、私が勝手に名付けた)がいた事実に気が付かされたときは、本当に焦った。出捲っていると気が付かれないほど、そんなに存在感が薄い人だったっけ?この「水曜日の男」って…?
どんな人でも、ある程度TVでの露出が増えると気になりはじめ、出捲ってるなという感は否めなくなってくる。それが限界点を超えると「またTVに出てるよ!うっとうしいな!!」と思われるようになってくる。芸能人にとって忘れられない程度以上、うっとうしがられない程度以下の範囲でTVに出捲ることが一番大切で、でもこの判断力というのが非常に難しいところだろう。この「水曜日の男」に関してのみ言えば、TV露出はかなり多い方だと思う。でも不思議なことに、どんなにTV出捲っても、少なくとも私にはあまりうっとうしくは感じられない。それどころかNHKの好感度調査にも名前すら挙がってこないのである。思うにきっとこの男は仮にNHKで嫌いなタレント調査をやっても名前が挙がってくることはないような気がする。覚え難い名前が原因なのでは?と本人はひとつの結論づけをしていたけれど、私には名前云々よりも何かもっと違うようものがあるような気がしてならないのである。
今日、『速報!歌の大辞テン!!』にも「水曜日の男」がゲスト出演していた。でも不思議なことに「あっ!また出てる!!」という気にはならなかった。決して存在感が薄い人だとは思わない。でも、その実態が実のところイマイチ掴みきれていない私にとっては、やっぱり存在感が薄い人に見えているのだろうか。この先「水曜日の男」がNHK好感度調査に名前が挙がる日が来るとしたら名前云々という問題ではなく、それはうっとうしがられるほどの濃い個性が生まれた日だ。今の特別大好きだとも思われていないけど決して嫌われてもいないという道を邁進するか、好感度もアップするかわりにうっとうしく思われて今までみたいに数多い露出は出来なくなる道を進むのか、名前を改名してまで何かに臨もうとしている「水曜日の男」が、この先どんな道を進むのか、私自身もバッテリー全開にして興味深く見つめていたいと思う。

3月2日今一番のお勧め番組はこれ!!
『メイシー』(NHK教育)を見る。メイシーは、ある意味今、私の一番お気に入りの番組。どんな番組なのかは、あえてここには書かないから、何の先入観も持たずに、ねっ!見て見て!!

3月3日正解発表は4月1日午前8時29分頃。乞うご期待!
『スタジオパークからこんにちは』(NHK)を見る。今日のゲストはNHK朝の連続テレビ小説『あすか』のヒロインでお馴染みの竹内結子ちゃん。『あすか』は、ほぼ毎日欠かさずに見ている。でも、見ているわりにはこの日記に登場することはあまりない。それにはきちんと理由があって、その理由云々は『あすか』の最終回が終わったらきちんと書くつもりでいる。とりあえず放送中の今は、その時ではないとの判断で登場させていないのである。でも今日は最終回を迎える前に、どうしてもひとつだけ書いておきたいことがあったので、ちょうど今日のゲストが竹内結子ちゃんだったということもあり、いい機会かと思い書く事に決めたのである。
ちょうど半年前にこの番組に『すずらん』のヒロイン遠野凪子ちゃんが来たとき、ドラマの萌ちゃんのイメージとは随分違う彼女がいたので、驚いた視聴者も多かったことだろう。(実際にそういうFAXも番組宛てに届いてたし)。遠野さんの例をとってみても分かるように、とかく役のイメージと本人のイメージが同一化して見られてしまうということは結構多い。特に朝ドラのヒロインは、まだ手垢のあまりついていない女優さんが演じることが多いので尚更のことだ。そして今日の竹内さんも例に漏れずで、竹内さんもドラマのなかで演じているあすかちゃんみたいな女の子なのかな?と思ってみている人も多いだろう。でも、このあすかちゃんという人物像は、朝ドラのヒロインとしては珍しく感情移入しきれない部分が多く、これ以上書くと『あすか』の感想になってしまいそうなので、このくらいにしておくが、要するに(@エレカシ宮本)朝ドラというブランドイメージが強い役であるからこそ、竹内さんがあすかと同一イメージで見られてしまうのは、とても可哀相なことだと思うのだ。詳しいことはまた後日書くので、そちらをご覧あれ!
竹内さん自身は意外にも学生時代に入っていたクラブ活動が家庭科部だったそうだ。なんとなく体育会系的なイメージがあったので、ちょっと発見だった。そういや私も学生時代に入っていた部は、竹内さんと同じ家庭科部だった。おまけに部長なんてのもやっていたから、生徒会活動にも駆り出されたりして、本当に忙しかった。一時期人数が集まらなくて廃部寸前になったことがあって、人数集めに苦労したんだっけ!竹内さんは家庭科部時代の思い出を振り返り、自分は幽霊部員だったなんて言っていたけれど、私はその幽霊部員を部長としてきちんと部活に参加させるようにしなければならず、忙しかったんだよな!それでも調理実習は楽しかった。家庭科の授業だけでは絶対に作れないいろんなものを作って、特に皆で作ったスポンジケーキは絶品だった。今でもお誕生日には絶対に手作りケーキを!と思っている自分がいるのは、きっとこの頃の名残なんだろうな。竹内さんの昔話が自分自身の思い出と重なって、気持ちだけ学生時代にタイムスリップしたようだった。あ、私事の話で暴走して恐縮でした!
ところで『あすか』を見ている人ならお馴染みのものに最後のナレーションがある。「続きはまたあした!」「続きはまた来週!」の部分のことだ。最終回はどうなるんだろうか。そろそろ私も予想しておきたいと思う。いろいろな案が浮かぶけど、ひとつに絞るとすれば、これだろう。「続きはまた、いつか」。あすかちゃんの子供の名前と絡めて、終わるでもなく未来への希望も含めた形として、これが一番しっくりくるような気がする。当たるも八卦・当たらぬも八卦なので、これもあくまで私の予想として最終回を楽しみにしていたい。もし「続きはまた、いつか」で大当たりだったらサブちゃん!今度は私にピタリ賞として10000点くれる?

3月4日いいドラマって何?
『玩具の神様』(NHK)を見る。久々にNHKでいいドラマを見た。いいドラマというのがどんなものを指すのかをここで書くと、まさにこのドラマのテーマになってしまうので、取り敢えず今の段階では「大人のドラマを見た。」と表現を変えておこうか。
このドラマはもともと昨年の11月にBSのみで放送されていたもので、今回満を持して地上波に登場と相成った訳だ。脚本は『北の国から』(フジ)などでお馴染みの倉本聰さん。ナント!倉本さん自身20年振りのNHKドラマなのである。このドラマ何といっても設定が面白い。視聴率に振り回される人気脚本家「二谷努」と、その名を語って詐欺を働きながら、実際に黙々と脚本を書き続けている詐欺師のニセ者「ニタニツトム」が出てくる。そしてニセ者を本物だと思い込み弟子入り志願する脚本家志望のオモチャ。私が次に面白いなと思ったのが、キャスティングだ。本物「二谷努」を舘ひろしさんが、ニセ者「ニタニ」を中井貴一さんが、そしてオモチャを永作博美さんがそれぞれ演じている。舘さんと中井さん。このふたりのキャスティングを考えたとき、どうしても特に中井さんの詐欺師というのが結びつかなかった。舘さん自身も私に言わせりゃ、どんな役を演じていても刑事にしか見えないと常々思っているのだから。言うなれば舘さんと中井さん逆だろうという気さえした。でもこの思いも始まる前だけで、ドラマを見終わった後、このキャスティングだから良かったと改めて思い直すことになるのだが。
「いいドラマとは何か?視聴率がそんなに大事か?何か大切なことを忘れてないか?」この『玩具の神様』というドラマは、倉本さん自身そんなテーマで書いた作品だそうだ。実際このドラマのなかでは、視聴率に翻弄される人々の様子や、いいドラマとは何か?といったことを示唆するセリフが随所に出てくる。「二谷努」は倉本聰さん自身をモデルにしたそうだ。自らのニセ者をニタニとして登場させることにより、いいドラマとは何かをより深く描いていく。かつてそんな実話があったとはいえ、随分と思い切った作品である。
ドラマは、全3話。そして今日がその第3話目だった。物語は舘さん演じる二谷努の日常を描くことから始まる。二谷努を軸に、TV局の裏側を事細かに描いていく。そしてニセ者の出没を刑事から知られるシーンを経て、そして第1話のラストシーンになって初めて、詐欺師ニタニが登場するのである。第2話は、ニタニと二谷が同時進行で登場する。最初は二谷の目線でドラマを見ていた自分が、いつの間にかニタニの目線でドラマを見ていることに気がつき、ハッとさせられた。そして第3話。ようやく二谷とニタニの対面シーンがある。これは言わばドラマのクライマックス的シーンで、見ている自分も息を呑む瞬間だ。その1話・2話・3話に上手に永作博美ちゃん演じるオモチャが入り込み、ドラマを際立たせる。あ!書き遅れたけど永作ちゃんはイメクラ嬢の役。イメクラ嬢なんだけど脚本家志望というちょっと難しい役どころなのだ。(まさにイメクラのシーンもあり。ミッキーカーチスとのシーンは"NHKよくやったり"という意味も含めてまさに必見。)で、最後は結局、ニセ者ニタニは逮捕されてしまうのだけれど、このクライマックスで、完全に自分の視線と気持ちが詐欺師ニタニの方に入り込んでいることに気がついてまたしてもハッとさせられるのである。(ニタニの詐欺師に騙された人ってこんな気分だったのだろうか?)
特にドラマでは必ずと言っていいほど登場人物の誰かに感情移入して見ることが多い。大抵それは主役だったりする訳だけど、第1話から見始めた視線というのは特別なことがない限り大抵最終話まで変わらない。それがこのドラマはたった3話なのにも関わらず、視線が一気に移動した。二谷のドラマとして見始めたドラマが、終わってみたらニタニのドラマになっていたというようなもので、これぞ脚本家の成せる技なのであろう。
中井貴一さんをニタニの役にと選んだのは倉本さん自身だったそうで、何でも「詐欺師はおまえみたいな奴なんだよ!」といわれたのだとか。最初「え?どうして中井さんが詐欺師に?」と思った私も、見終えてなるほどそういう意味だったのかと納得させられたのだった。どうしてかって、この詐欺師。詐欺をしても決して被害者から怨まれていない愛すべき詐欺師の役なんだから。もしこれが逆のキャスティングだったら、きっとこうは行かなかっただろうし、私の視線ももしかすると、永遠に二谷のままだったかもしれないし…ね。
いいドラマって何なんだろう。このテーマで鑑賞日記を深く掘り下げて書くと、また長くなってしまいそうなので割愛するが、「視聴率がいいからいいドラマ」なんてこと絶対にないのは当たり前のことだ。でも実際問題特に民放ではスポンサー絡みの問題で、視聴率に一喜一憂している現実がある。私自身は視聴率がいいからって見ようとは思わないし、どんなに視聴率が悪かろうが自分でいいと思ったら見続けるし、この場で宣伝だってする。いいドラマを繁栄させるためには、ひとりひとりきちんとした判断が出来ることが大切なんだと思う。残念ながら今の日本では、そういう判断力を持ってTVを見ている人は非常に少ない。そう書いてる私だって、そうありたいとは思っているものの、ついしょーもないもの見て喜んじゃってる現実があるしね。
今までにも何度か書いている通り、NHKのスペシャルドラマには、時々素晴らしく感動的なものがある。本当はもっともっと見てもらいたいくらいのドラマがある。少なくとも今日のドラマはそうだった。BSだけで放送するのはもったいないと思ったから、地上波でも放送したのだろう。その判断は正しかったと思う。金払ってる人にしか見せないんじゃ、ホントのNHKじゃないしね。
「私にとって『玩具の神様』はいいドラマだった。」そう結論付けた私の判断は正しいと、そう思っていてもいいですか?二谷…いいや、倉本先生!

3月5日ひらがななまえのせかいへようこそ
ひらがな名前の芸能人について考える。というわけなので、今日はひらがな名前の芸能人に因んで、これ以降は全部ひらがなで書くのでよろしく。

いままでおぼろげながらに、にんしきはしていたものの、あえてしてこなかったさぎょうに、ひらがななまえのゆうめいじんのいちらんというものがある。わたしがきちんとわかるひとをきじゅんにられつしてみよう。あめくみちこ・いしだあゆみ・いしのようこ・かとうれいこ・かとうかずこ・せがわきり・そめやゆきこ・ちあきなおみ・つのだりょうこ・つみきみほ・ともさかりえ・はしのえみ・ふせえり・もたいまさこ・いしかわじゅん・いとうせいこう・えなりかずき・おすぎ・さかたおさむ・すまけい・ぜんじろう・ちばてつや・つかこうへい・つのだ☆ひろ・なべやかん・はらたいら・ばんばひろふみ・ひさうちみちお・ふかわりょう・みうらじゅん・みのもんた・やくみつる・やしきたかじん・やなせたかし・わたりとしお(けいしょうりゃく)とだいたいこんなところである。でも、けっこういるんだね。きほんてきに6もじいないのひとがおおいけど、いとうせいこうさんはじめ7もじのひともまあまあいる。8もじいじょうのひとは…とかんがえたところ、ちょっとまいなーだけど、ひとりだけおもいついた。それは、えのきどいちろうさんだ。きめた。もし「ひらがななまえのゆうめいじんは?」ときかれたら、ぜったいに、えのきどいちろうさんだとこたえたい。そしてえのきどいちろうさんでだれかとこたえをあわせたいなとおもっている。そのときがきたら、どうぞよろしく。
それにしても、ひらがなばっかりだとほんとうによみにくい。ぱそこんをうつわたしは、くとうてんにだけちゅういすればいいので、それほどめんどうでもないけど、よみかえすときがどうにもこうにもめんどうくさそうだ。そのときにおもったね。ぶんしょうはもちろんのこと、ゆうめいじんのなまえも、ひらがながあったり、かんじがあったりするからめりはりがついてよみやすくしたしみやすくなるということを。ゆうめいじんも、ただしたしみやすさをつくりだすためだけに、げいめいをひらがなにするというのは、まちがいだとおもう。かんじがあってひらがながあってかたかなもあってえいごひょうきもあって、そんなばらんすがあるからこそ、いいのだとおもう。ようするに(@えれかしみやもと)なにがいいたいかといえば、ただたんになまえをひらがなにしたくらいで、したしみやすくなるなんて、そんなことをたんじゅんにかんがえるなよ!ってことさ。
げんに、うえにかいたひらがななまえのゆうめいじんを、もしなんのしりょうもみないでかいたら、たぶんこのはんぶんもかくことはできないだろう。したしみやすいはずの、ひらがななまえのゆうめいじんが、おぼえられていないなんて、ちっともしたしまれていないってことじゃん!!ためしにこんどやってみようか?はいしゃふっかついちもんたとうくいずを、ひらがななまえのゆうめいじんで!まずさいしょは、えのきどいちろうさんから。そこんとこよろしくね!

3月6日伝説が伝説になるまえに 〜 あの日のイサブラウンへ 〜
『ココリコA級伝説』(テレ朝)を見る。予てから聞いていた通り、4月からこの番組がゴールデンに進出することになった。しかもその枠は火曜日7時。現在『ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー』をやっている時間帯である。
TV番組の歴史を紐解けば、深夜帯で放送されていた番組が好評を博してゴールデン枠に進出した例はいくつかある。現在放送中のものでは、『鉄腕DASH』(NTV)や『笑う犬の生活』(フジ)あたりが有名で、かつては『カルトQ』『ボキャブラ天国』なんかがあった。でもどの番組を例にとってみても、深夜帯以上に好評を博して存続したという例は稀である。これはどうしてなのか、私なりに考えていることを書きたい。
まず最大の理由として考えられることとしては、製作者側と視聴者の認識の違いだろう。深夜で放送されていた頃、番組の人気を支えていたファンがいる。深夜番組にありがちなちょっとしたチープさや、深夜だからこそ出来たネタなどの数々がまた楽しく、そんなことが相俟って番組は人気を博す。それに気をよくした製作側が「そんなに人気があるんじゃゴールデンに!」といって、ゴールデンに進出した途端、番組が一気につまらなくなる。その番組の持ち味だった、ちょっとしたチープさや危ないネタが、ゴールデン進出とともに姿を消してしまうからである。深夜の屋台骨を支えていたファンは、これをみてがっかりしてしまう。ゴールデン進出に伴い、中途半端に増えた制作費を使って、中途半端に豪華な出演者を増やして、中途半端につまらなくなってしまった番組を作ってどうするんじゃ!と、私は幾度となくツッコんで番組を見ることも多かった。確かに時間的に出来ることと出来ないことがあるというのは私でも良く分かる。でも、どうして深夜帯の良さや雰囲気をなるべく変えないような番組が出来ないのだろうか。深夜帯からのファンが求めているのは、そんな中途半端に豪華さじゃないのに…な。
その他に考えられる理由としては、裏番組が強かったなどとかいろいろあるだろう。だけど、中途半端に番組をゴールデンに持っていって、そのうち落ちぶれていくだろう番組を見るのは辛い。落ちぶれていくんだったら、このまま深夜で楽しく見ていたほうがどれほど良かったかと思わずにはいられない。
例えば『タモリ倶楽部』なんかは深夜帯を移動しないからこそ、長生き出来ているんだと思う。もし中途半端にゴールデンなんかに進出しちゃったりなんかしたら、あのオープニング映像はキツイだろうし、流浪の番組といいながらも行ける範囲は狭まってきてしまうだろう。仮に7時台なんかに行っちゃったら、絶対に流浪した勢いでも★★★部屋とかには行けないだろうし、ましてやそこで怪しい★★★なんてしてたら…★★★から★★★が出て…そうすると★★★が…って、★ばっかでなんだか訳分からん!!(まあ答えはちゃんとありますが、好き勝手な言葉を入れて、いろいろと妄想して楽しんじゃって下さい。今宵は無礼講です。)つまり、この番組のように、深夜だからこそその魅力を存分に発揮できる番組があるのだということを、見極めてゴールデンに進出させて欲しいと願ってやまない。
『ココリコA級伝説』のなかでのかつての伝説に「山羊と一週間暮らす男」というのや、「沖縄でガス抜き旅行をする男」(1回のガス抜きで100円ゲット!それを旅の資金に)というのがあった。あまりの凄さにえもいわれぬ気持ちで番組を見ていたけど、ゴールデンに進出したら、もうこんなネタを見ることも出来なくなるだろう。現に番組のHPを見たら、暗い前途が待っているようで、楽しみにしていた番組がまたひとつなくなってしまうんだなと感慨深くなってしまった。
極端なことをいえば、深夜で人気のあった番組をそのままゴールデンでの人気に繋げていくためには、もはや無視して捨て去る世代があってもいいのかもしれない。中途半端にいろんな世代を意識し過ぎると、番組が一気につまらなくなる。変にお年寄りを意識し出したり、子供向けのコーナーを作り始めたり…いろいろな世代に見てもらおうとすると逆に今までのファンまでも逃げて行く結果になってしまう。そのいい例が『ボキャブラ』だろう。思えば末期は悲惨なものだった。嗚呼!
『ココリコA級伝説』ファンの皆さんへ。「7時台」なので、もう諦めませう。深夜帯でいくつも行われた伝説も伝説になりそうです。一時期はこの番組の救世主(出ると視聴率が上がる)とも称されたあなたの出番もなさそうです。バイバイ!イサブラウン!!(イサブラウンを知らないなら、『ココリコA級伝説』ファンとしてはモグリだぞ!)

3月7日AとB
新聞のラテ欄を見る。火曜サスペンス劇場「保護観察・少年A」(NTV)に、佐藤B作さんが出演していた。だからどうということではないけれど、なんだかこのタイトルとキャスティングの微妙さに、ラテ欄を見ながら笑ってしまった。

3月8日幸せであるように
新聞のラテ欄があまり役に立たなくなってしまう例えば今日のような日には、退屈でも何も変わり映えがしなくても、昨日と同じ自分自身の何気ない日常でも、キラキラと輝いて見えてくる。何でもないようなことが幸せだったと思う…なんて、なんだかいつかどこかで聴いたことのある歌みたいな気分だ。新聞のラテ欄に載っている予告とは全く違う内容になってしまった番組を見ながら、今日もまた、いつものように鑑賞日記を書いていられる自分がいるのも、いくつもの偶然で守られているからこその幸せなのだと思った。ささやかでも、それだけでも大きな幸せなのだ。何が起こるか分からない明日が幸せでありますように。

3月9日理想の先生がいた時代
『3年B組金八先生』(TBS)を見る。タイムマシーンに乗ってみたい。タイムマシーンがあったなら、私は未来ではなく絶対に過去に行きたい。なぜならば、歴史上の人物に沢山出会ってみたいし、過去の出来事の中で有耶無耶になってしまった真実を突き止めてみたいと思うからだ。それに、もしもタイムマシーンがあったなら、悲しい事件や事故も未然に防げるのかな?とも思うし、それが出来るのなら、「行くな!」って止めることも可能だろうに…
と、そんなことを考えたのも、今日このドラマを見て、今回の話はきっと未来に語り継がれることになるような気がしたからだ。金八先生の思い出を語るとき、どうしても避けては通れないというか、必ず語られる物語がある。パート2「卒業前の暴力」。それが放送されたのは今から約20年ほど前のことになる。中島みゆきさんの音楽『♪世情』と共に、衝撃的な話として今でも金八先生を代表するお話として語り継がれている。放送室を乗っ取って、警察に護送されていくその様子は印象的だ。20年前といえば、学校では校内暴力の嵐が吹き荒れ、今と違った意味で学校は崩壊していた。その時代の世相を上手に取り入れ脚本家の小山内さんは金八先生を描いている。そして20年後の今回も、印象的な話を書き記した。そのなかでも、まるで20年前のあのお話を思い起こさせるようなシーンがある、今日のお話はきっと未来に語り継がれるような気がした。
今回は兼末健次郎くんというひとりの生徒とその家族を大きくクローズアップして、そこに数々の問題を折り込み描いている。母親とお兄ちゃんの争いを止めようと間に入った健次郎くんが誤って母親を刺してしまう。そして警察に追われる身になり、捕えられ警察に連れて行かれるというシーンで幕を閉じる。途中でスローになるシーンしかり、印象的なBGMが流れるシーンしかり、まるで20年前のあのシーンを彷彿とさせるようなシーンが盛り沢山だった。製作スタッフも昔の金八先生を見ていたという人が多いようで、今回の製作においてもかなりパート2を意識して番組を作っていることが良く分かる。(余談:某番組スタッフ様へ。昔のファンも今のファンも満足させるためには、何を変えるべきか変えてはいけないのか、金八先生を良く見て見習って下さい。いい部分も全て捨てて新しいものを作り上げていくことが斬新だなんて思わないように。金八を見ていて、その辺の判断をきちんとして番組を作っていることに、私は感動すら覚えました。いい部分をきちんと残して今に繋げたなあと。私が誰に何を言いたいのか分かる人だけ分かって下さい。)
私が高校生だった頃、私の学校でもこれと似たような事件が起きたことがある。子供が親を包丁で刺すという事件が。学校内は大騒ぎになり、すぐに聞きつけたマスコミが学校に押しかけニュースになり、教頭先生はマスコミの応対に追われ、そしてワイドショーのカメラも学校の入り口にたむろするようになった。事件発生からここまでのスピードは本当に驚くほど早い。この辺の動きを実際体験した私にとって、今日見た金八先生はドラマとはいえど、マスコミがすぐに聞きつけてくる様子など本当にリアルなものだった。この事件が起こった後、全校生徒は体育館に集められ、校長先生からお話を受けた。マスコミの渦中にある学校の内側は、何とも悲しいものだ。ただ野次馬根性で外側で大騒ぎする人たちとは、まるで対照的に。
事件を起こしたあとの生徒に対するケアは大切だ。本人も、そしてそれ以上に他の生徒の。今後どういうふうに接していくか、そこが一番難しくて大変で、校長先生のお話は、そこのところを十分に加味した内容だった。だから私は今でもなにかことが起こると、そのまわりの対応というのが非常に気になる。いじめなんかでもそうで、いじめる人がいて、いじめられる人がいて、そして第三者がいる。この第三者というのが実は一番気になる存在で、見て見ぬふりをしたり、結局のところ、いちばん質(たち)が悪いのがこの第三者だと思うのだ。これについて論じるとまた長くなりそうなので、ヒートアップさせるのは抑えておくが、つまり一見関係なさそに見える第三者次第で、物事も大きく変わることもあるということを良く肝に命じる必要があるということだ。
そのうちクラスに戻ってくる健次郎くんを3年B組のクラスメイトがどんな風に出迎えるのかは、非常に気になる部分である。前々からいろいろと起こっていた事件に関して金八先生は「3B全体の責任だ!」というようなことを幾度となく言っている。「『私には関係のないこと』なんて決して思うんじゃない!」と。このメッセージが、このドラマを見ている人たちにどのくらい届くのかは分からない。でも、少なくとも私にはとっても大切なメッセージとして心に響いてくる。
そしてまた20年が経ち「20年前ドラマのなかで金八先生というすっごくいい先生がいたんだよ。」と伝説みたいに語られた時、金八先生がいた時代をリアルタイムで生きられたのは幸せなことだったと思うだろう。20年後に飛んで行きたくなる過去は、もしかすると2000年の今かもしれない。明日には過去になって思い出になってしまう今を思いきり生きられれば、いつでもタイムマシーンに乗っているのと同じことになるのかもしれないね。

3月10日1980年代のうた
『ミュージックステーション』(テレ朝)を見る。我が家はテレ東が映らないので、今日初めて話題の黄色5・青色7・あか組4を見た。歌そのものは、かなり前からラジオでかかっていたので、聞いていたのだけど、衣装や振付けは今日初めて見た。黄色・青色ときて、赤色じゃなくてどうしてあか組なの?という疑問は何を今更置いておいて、衣装や振付けを見た私は、いかにも1980年代な感じを受けてしまった。特にあか組4の後藤ちゃんとダニエルちゃんの衣装には1980年代な雰囲気を色濃く感じてしまう。
1980年代はまさにアイドル歌謡の全盛期で、みんな揃いも揃って聖子ちゃんカットをしていたり、お花がいっぱいついたドレスを着て歌を唄っていた。そう!あか組4で後藤ちゃんとダニエルちゃんが着ているような衣装を身にまとって。それなのに1990年代に入ってからは、そんな格好で唄う歌手は殆どいなくなった。多くの歌手たちは、そのままでも街を歩けそうな格好で、本当に普通のスタイルでステージに立ち唄うようになった。そしていつしか、聖子ちゃんカットも、花つきドレスも姿を消した。そしていかにもアイドルな歌手もいなくなった。そしてレコード会社対抗運動会もなくなった(余談)。猫も杓子もアーティストを気取るようになった人が増えたのは、1990年代になってからだと思う。2000年代に入った今、アイドルという名前さえ既に死語になりつつあることを、つんくさんは危惧したのだろうか。それともただ単に自分の青春時代を生きた1980年代がおもいきり懐かしく感じでもしたのだろうか。あか組4の後藤ちゃんとダニエルちゃんに、いかにも1980年代な衣装を身にまとわせ、唄わせたのは…。
一昨日発売された3曲中、今日現在一番売れているのは案の定、このあか組4だ。多分つんくさん的にも一番思い入れがあるのは、このあか組4のような気がする。モーニング娘。というユニットだけでは決して出来なかった、1980年代歌謡構想(衣装も含め)をきっと、あか組4というユニットでやりたかったのではないかという気がしてならない。
黄色・青色ときて、どうしてあか組なのか?その謎を解くカギはきっと、ここにあるんだと思う。そう!だからこそ他とちょっとだけ違う名前にする必要があったのだ。と言ったら、考え過ぎだろうか。
それにしても、・青・で、同時に画面に登場したときに、目に映る色の鮮やかさとインパクト感は物凄いものだった。その時、ふと私は、青・・青・・青・・青・…って画面が勢い良く切り替わったら、またあの現象が起こってTVを見ていた人が次々と…なんて、テレ東的には、思い出したくない悪夢だね。なんてことを思い出してしまった。そういやあれからアニメを見るときは、部屋を明るくして云々のテロップが必ず出るようになったな。そんなこと、今更テロップに出されて言われなくたって、小さい頃から親にそう言い聞かされてきた私にとっちゃ超常識だぜ!きちんと子供に教えない親が増えたということか?ま、いいけど。よくないけど。
つんくさんの構想はこれからどこへ行こうとしているのだろうか。なんでもシャ乱Qを復活なんていうことらしいけど、しゅうさんは絶対に復活しそうもないしね。そういやこの間、『人気者でいこう!』の再放送を見ていたら、しゅうさんが出ていて思い切り懐かしかったな。いっそのことシャ乱Q自体も、いくつかのユニットを作ってさり気なくしゅうさんも復活させたらどうだ?シャッターズ・乱・QPっていう風に…って、ん?これじゃ元の木阿弥じゃん。あれ!あれ?(@幹てつや)

3月11日ドラマがキャストを超えるとき
『蒲生邸事件』(NHK)を見る。原作がある物語が映像化されるということがある。原作を先に読んでから映像を見ると、イメージと違うなと思うことは良くあることだし、先に映像化されたものを見てから原作を読むと、読みながらどうしても演じた役者さんの顔が浮かんできてしまう。どちらがいいとか悪いとかの問題ではないものの、好きな作品なのに嫌いな役者に演じられたときほど嫌なものはないことだけは確かだ。さて…
一昨日の日記の中で、私はタイムマシーンについて書いたばかりだというのに、今日またタイムマシーンというかタイムトリップを扱ったドラマを見るというのも、何てタイムリーなことなんだと思う。この『蒲生邸事件』は、直木賞作家である宮部みゆきさんのベストセラーをドラマ化した作品である。まさに、先に原作ありきの映像化なのである。幸か不幸か、私はまだ原作を読んでいない。今日放送されたドラマを見て私は初めてその内容を知った。1時間30分の作品をすべて見終えた感想としては「NHK!またいいドラマ放送しやがったな!」という感じだろか。というか、これはきっと原作が物凄くいい作品なんだろうなと感じさせてくれるような映像化だったと思う。
ドラマの主演はいしだ壱成さん(尾崎孝史役)。その他2役を演じる奥菜恵ちゃん(向田ふき・堀井蓉子役)・西村雅彦さん・江守徹さん・細川直美さん・原田龍二さんらが脇を固めている。意外にもNHKドラマ初出演のいしださんは、どちらかといえば既に濃いイメージがついてしまっている役者さんだと思う。奥菜恵ちゃんも同じで、若いのに既にいろんなドラマに出捲って私の中では既にイメージがついているような感がある。このふたりが中心になって描かれるドラマなので、原作を先に読んでしまった人は少なからず違和感があったのではないかと思う。イメージはいしだ壱成なんかじゃない!というように。
あまりこのドラマの内容について書くと、原作を読んでいない人のネタばれになってしまうので差し控えさせていただくが、タイムトリップした戦前に生きる女性との恋・「二・二六事件」・蒲生元陸軍大将の自決の謎などを上手に絡めて描き切っている。時にラストシーンは感動だ。この感動的な部分が原作ではどんなふうに描かれているのか、それだけでも必見の価値があるというものだろう。
個人的にはいしだ壱成さんが、こんなにも色のない落ち着いた役を演じられるのを知ったのは発見だったし、奥菜恵ちゃんも『打ち上げ花火上から見るか横から見るか』(フジドラマ・後に映画化・岩井俊二監督・必見ですよ)で初めて奥菜ちゃんを発見した時以来の可愛らしさだった。
世の中にはいろいろな役者さんがいて、好きな人・そうでもない人それぞれいる。特にドラマなんかでは嫌いな人が出ているとそれでけでもう見る気が失せるということもある。でも見てみたら意外な面を発見するということもあるから、あまり好きだ嫌いだのの固定観念をつけないで、ドラマを見ることも大切なことだと思う。なんてったってドラマなんだから、思いがけない役を演じていて思わずよくなっちゃうってこともある訳じゃない!嫌いな役者が出ているというだたそれだけのことで、いい作品を見逃すのももったいないしね。それにしても西村雅彦さんってホント!役者だなあ。
今度原作を読んでみようと思っている。読んでいる間中、いしださんや奥菜ちゃんの顔が浮かんでくるかもしれないけれど、それもまあ御愛敬だ。タイムトリップ出来るなら、絶対に過去に行きたい。この作品を見てその思いは益々強いものになった。あと1ヶ月もしないうちに桜が咲く。そうしたら、ふきさんが生まれた春だね。

3月12日それをする理由
『推理バラエティー・誰もいない部屋』(NHK)を見る。推理物が好きな私が今年1年、日曜日の夜に楽しんできたこの番組も残念ながら今日が最終回だ。この3月はNHKの番組の中で、私が良く見ていてこの日記にも登場した番組の多くが最終回を迎えてしまう。『YOU&MEふたり』 『脳ビタくん』『オモシロ学問人生』そして『ポップジャム』や『スタジオパークからこんにちは』は番組は続くものの、司会者が変わってしまう。こうも一気に好きな番組に去られると、流石に淋しくなってくる。唯一の救いは、『大草原の小さな家』がまだまだ続いていくということくらいか。嗚呼3月。別れの季節だねえ。
そんな訳で今日、そのなかでも一足お先にこの番組が最終回を迎えた。部屋を見て住人の職業を推理するのは、簡単なようで凄い難しい作業だった。難しくさせていたのは、職業とは直接関係のない住人の趣味のものが混ざっていたのと、職業が専門的すぎて私の知識の中にはなかったからだろう。知らない職業など答えられるはずもないが、知らない職業ほどそんな職業も世の中にはあるのかと興味深く見ることが出来たと思う。そういう意味では推理物という枠を超えて、とても勉強にもなり楽しめた番組だった。
毎回推理する部屋は2つ。推理する2つの部屋の間に「ルームコレクション・著名人の部屋」というコーナーがある。その名の通り、著名人の部屋を紹介とするというコーナーで、著名な作家や俳優からお笑いタレントまで、本当に様々なジャンルの著名人の部屋を垣間見ることが出来とても楽しかった。松村邦洋さんのビデオで溢れた部屋は、私的には一番ヒットだったと思う。『3年B組金八先生』や『スクールウォーズ』のビデオが転がっているのを見て、即座に松村さんの部屋だ!と分かったときは、ちょっと自分でも嫌になったし、亡くなってしまった文豪の部屋が今でもそのままの形で残されているのを見た時は、何とも言えぬ気持ちになったものだ。最終回の今日、登場したのは作家の志茂田景樹さんの部屋だった。志茂田さんといえば、その名の通りカゲキな服装で口述筆記をするということで有名な作家だ。クイズ的には「黄色い牙」でも、私的には「口述筆記」(だって喋って文章を書くって超衝撃的じゃん!!)そんなイメージがある。もう何年も前、志茂田さんがテープレコーダーを使って口述筆記をするということを知ったときは、随分と驚かされたものだった。でも、もう今では口述筆記はやっていないそうだ。その代わりに今やっているのが、童話(絵本)の執筆で、今はきちんと手書きで(ひらがな)で、しかも鏡に映った自分の姿を見て書いているそうだ。その他、ボランティアとして幼稚園などで童話の読み聞かせもやっているのだという。番組の中で紹介された絵本のタイトルは「つきとはくちょうのこ」何となく「黄色い牙」をイメージさせるようなタイトルだ。志茂田さん自身童話の世界が子供の頃から好きで、それが高じてあのような奇抜なファッションを身につけるようになったのだと言っていた。服のイメージは童話の世界。気分はピーターパン・ロビンフット。憧れの童話の主人公だ。これは今まで知らなかったことなので、私にとって物凄い発見と感動があった。あのガケキなファッションのルーツが童話の世界にあったなんて!!それをする、それぞれ人には理由というものがきちんあるということを、私は改めて思い知らされたような気がした。
例えば誰かと出会って凄く気になる部分があったとする。志茂田さんほど分かりやすくカゲキではないにせよ、「この人はどうして黒い服しかいつも着ていないのかな?」とか、「いつもジーパンしか履いていないのは何故かな?」とか思ったこともあるだろう。そんな些細なことでも、実は自分が想像もつかないほど、本人にとってはとてつもなく壮大なこだわりだったりするかもしれないから、そういう部分から分け入って接してみると案外その人の違う一面が垣間見られていいかもしれない。だけど、ここで注意しなければいけないのは、だからこそ安易に興味本位で、「黒い服ばっかり着てるなよ!」なんて絶対に言っちゃ駄目っていうことだ。こだわりってなかなか難しくてナイーブなものだったりするからね。でも、相手のこだわりをきちんと自分の言葉で理解したら、そこにはきっと素晴らしい人間関係が生まれるのではないかと思う。
「この家の住人の趣味は何?」と、もし我が家を見て推理したら、「クイズ」という答えは出るのだろうか?本棚に並んだクイズ本の数々。雑学本の数々。新聞の時事ネタの切り抜き。あ!押し入れにしまってある、早押し器が見つかったら一発でバレちゃうね。取り敢えず隣に樅の木でも置いておいて、クリスマスツリーの飾りだ!とでも言って誤魔化すか!なんて、強引に誤魔化しても、一緒に仕舞ってある「○×札」が見つかったらもうバレバレなんだけど。

3月13日謎の1票
『スーパーバラエティーオールスター芸能界の厳しさ教えまスペシャル!!』(NTV)を見る。
鑑賞日記を書き始めて足掛け3年。今まで本当にいろんな番組について書いてきた。その中で番組改変期にしかやらないスペシャル番組の類がある。そのひとつであるこの番組は、かつて『EXテレビ』で放送されていた企画が島田紳助さん司会のままスペシャル番組として残っているものである。このテの番組を見ると、あーもう半年(1年)が経ったんだなあと、時の流れの早さを痛いくらいに感じてしまう。前々回は1998年9月21日。そして前回は1999年9月23日に放送された番組の日記を今改めて見直すと、さっきはあんなにも早く感じた時の流れが、まるで嘘みたいに遥か昔の出来事のように感じる。たかが半年されど半年。あっという間のようでも、確実に時は刻まれている。特に世の中の流行の移ろいは本当に早い。
そしてその度毎に残しているデータがある。芸能人の知名度ランキングだ。それでは今回も。《ガッツ石松・蛭子能収・間寛平・増田明美・橋田寿賀子・西川ヘレン・西村雅彦・杉良太郎・片平なぎさ・ゴダイゴ・モーニング娘。・田中麗奈・杉田かおる・石井一久・上原浩治・こまどり姉妹・ゾマホン・プッチモニ・福澤朗・アルパチーノ・ミカハッキネン・リュックベンソン・朴セリ・ハビビ(敬称略)》今回も知名度順に記載した。
一番知名度がある人で95%。ない人で8%。流石ガッツガッツである。やはり腐っても鯛。腐ってもサザン。腐っても『おもいッきりテレビ』。腐ってもラーメン。そして今回新たに加わるのが、腐ってもガッツガッツ!といったところか。そういえば昨年はこの企画でドキッチちゃんという掘り出し物(?)に出会えたんだっけ。今だにスポーツ紙のテニス欄を見ると、ドキッチの文字を探している自分がいるのは、この番組の功罪だろう。このなかでちょうど50%の知名度があるのは、こまどり姉妹とゾマホンさん。ゾマホンさんの意外な知名度の高さには驚かされた。私自身は『笑っていいとも!』(フジ)で知って、その後は『ここがヘンだよ日本人』(TBS)で見るくらいなんだけど、ただそれだけの露出で50%の知名度があるというのも考え難いから不思議だ。サンコンさんとちょっとキャラクター被ってるような気もするけど、ま、いいか。あと特記すべきはモーニング娘。の62%(ちなみにプッチモニは47%)と福沢アナの42%だろう。どちらももう少し知られているかな?とも思ったから意外だった。でもまあモーニング娘。なんかは考えてみればそのくらいかな?っていう気もするけど、福沢アナに至っては、顔は知ってるけど名前までは知られていないということなのかもしれない。まあNTVにしか出ていないというのも勿論あるんだろうけどね。でもまどろっこしい名前のプッチモニより知られていないっていうのも悲しいような気がしないでも…でもまどろっこしい名前といえばもっと上位にあんな名前の人が…
芸能人の知名度ランキングというのはとても楽しい企画のひとつだと思う。毎回確実にひとりは想像もつかない%を上げる人が出てくる。もっとあるかと思えば意外になかったり、或いはその反対だったり…。自分の常識でははかれない世間の常識が浮き彫りにされることは、私にとっても新しい発見だ。自分の常識が必ずしも世間の常識ではないということはこの芸能人知名度ランキングに限ったことではない。世の中のありとあらゆることに関して、似たようなことは言える訳で、「それくらいするのが常識だろう」と思っても、相手にとっては常識ではないのでしてこないのだろうし、その辺の常識の基準というのも人それぞれで、なんだか良く分からなくなってしまったけど、つまりは世間体などというものは、必要以上に気にしすぎるなよ!ってことさ。世間体の基準ほど曖昧なものはないんだから。気楽にいこうぜ!気楽に!でも最低限のマナーは守らなければ駄目でせう。
と、例によって話が逸れたけど、それにしても芸能人が自分の名前を答えてもらおうとする「私はだあ〜れ?」クイズは面白い。今回も芸能人の自己PRぶりには見所盛り沢山だった。前回は川島なおみさんが「『失楽園』に出ています。」と言ったら、「黒木瞳さん」と間違えられてしまったのは絶品だったけど、今回もそれに負けず劣らずだった。なんとか自分の名前を答えてもらおうと、自分の出ている番組や代表作を一所懸命に言う姿はある意味神秘的ですらある。中途半端なポジションの人が多い芸能界、この人は結局何をする人なのか分からないことも多い芸能界、「この人の代表作は何なのか?」その疑問の答えが一気に解決するといっても過言ではないこの企画。山瀬まみさんが自分のことを分かってもらおうと、「ガッテン!ガッテン!」やってたのは面白かったし、勝俣さんが「シャー」をやっていた(しかやるものがなかった?)のは、結局それだけか?と、御殿場でグッズを売る父のことを思うと悲しくなったし、なんといっても圧巻だったのは、この先何があろうと永遠に『平成教育委員会』での秀才イメージを引き摺りたいらしい彼女だろう。自分を説明するとき、他にもいろいろあるはずなのに、全てを差し置いて『平成教育委員会』の名前を出していたのだから。それを思うと、先日行われた『平成教育委員会スペシャル』で内田有紀ちゃんに最優秀生徒の座を奪われてしまったときの表情の謎も一気に解けるというものだ。(このあたりの文章はかなり過去の日記を意識して書いてます。日々読んでいる人なら理解してくれるはず!ですよね。)そういや今日またHプロのSさんとIさんが一緒に出ていた。やはりセット販売されているというのはホントのようだ。
毎回微妙なものを垣間見られる、この「私はだあ〜れ?」クイズ。それにしても、冒頭で「私はだあ〜れ?」とタイトルコールをしている島谷ひとみさん自身に対して、「ホントにそうだ『あなたはだあ〜れ?』なんだ?」と逆ツッコミしたくなりそうな勢いは今回もなお健在だ。島谷さんの知名度は何%か、私はそれが一番知りたい!なんていったら怒られちゃうかな?毎回紳助さんの司会が巧妙なので、そのあたりを上手に隠してもらっているようにも見えるけど、私はきちんとチェックしてますぜ!それにしても「抱かれたいグランプリ」であの人に入った1票は謎だ。どんな人がそう答えたのか、紳助さんならずとも気になるところである。

3月14日記憶の仕方よりも重大なこと
『これがキャイ〜ンだろ』(フジ)を見る。私は記憶力というものが優れている方ではない。だから学生時代も記憶力(というか暗記力)が確実に物をいう社会科などは本当に苦手だった。でもこの記憶力が疎いのも学校のお勉強に限ってのお話し。日常生活では、それとはまったく反対でどうでもいいことを本当に良く覚えている方だと思う。困ったことにお勉強はすぐ忘れるのに、どうでもいいこと(授業中に先生が話してくれた勉強意外の雑談など)ばかり覚えているのだから、どうにもこうにもお話にならない。でも、そのどうでもいいことを覚えているお陰でこの鑑賞日記が書けるのだから、人生どこで何が役立つか分からないものだ。この日記の半分以上が私の記憶力の中に眠っている、どうでもいいお話から成り立っているといったら言い過ぎか。
この番組で時々行われるウド鈴木さんの記憶力には、毎回感心させられる。今回はきっちり1時間で、かつてキャイ〜ンがフジテレビで出演した番組のタイトルを順番通りに覚えるという使命が与えられた。『五コマくん』から始まり、全40タイトル。1タイトルだけでも長くてややこしいものもあるというのに、ウドちゃんは全て覚えきりクリアした。このテの暗記は特に疎い私としては羨ましいくらいの記憶力だと思う。ウドちゃんは、ひとつづつ紙に書き写して覚えるという方法を取っている。覚え方というのは人それぞれだろうから、紙に書いて覚えるということでは駄目な人もいるだろう。そういえば以前『EXテレビ』かなんかの企画で、ジミー大西さんの記憶力を試していたことがある。確か国会議員の名前だっただろうか。その時ジミー大西さんは、単語帳みたいな紙に書いてあるのを見て覚え、頭のなかで一枚一枚捲っていくようにして思い出して答えたというようなことを言っていた(ちょっと記憶が曖昧)。このふたりの例をとってみても分かるように、記憶の仕方も人それぞれだ。一番自分にとって何が相応しいかを見極めることが大切になってくるんだけど、結局一番いい方法を見つけられないまま、自分自身は今に至っているような気がする。見つけられるのもひとつの才能だと思うんだけど、ウドちゃんとジミー大西さんにはその才能が備わっていたということなんだよね。ああ羨ましい。
記憶の仕方といえば、忘れてはいけないもののひとつに、某回のウルトラクイズの罰ゲームがある。かのマリックさんから伝授されたという、あの方法を知っている人も多いだろう。かねてから思っていたことだけれど、あの方法は結局のところ如何なものなのだろうか。一時期私はマジであの方法に感化を受けて覚えようと思ったものの、あるひとつの重大な欠点に気がついて、実現するに至らなかった。記憶力云々という問題は、どんな方法を取るか以前に、もっと重大なことがあるので、それをきちんと克服してからでないと駄目なのだ。それを克服しきれていない私が方法云々について論じるのは、10年早いと言っても過言ではないだろう。
私が今でも、普段の生活では全く役に立ちそうもないどうでもいい知識の多くを覚えているのは、お勉強に関しては克服出来ていないのに、どうでもいいことに関してはその重大な事柄がきちんと克服出来ているからで、だからこそ、きちんと覚えていられるのである。だから他にも克服している事柄に関しては、決して忘れてはいない。そう!自分自身の問題意識の高い事柄に関しては。
そういや今日はホワイトデーだ。バレンタインデーほど浸透していないけど、チョコをあげた女の子は案外この日をよく覚えているものだ。記憶とは結局そういうものだと思うのだ。この先いろんなことに出会い、いろいろなことを知り、と同時にいろいろなことを忘れていくだろう。年を取ると記憶力が悪くなるということを最近感じている私であるけれど、自分にとって本当に大切なことは、なにがあっても忘れるなんてこと絶対にないんだよね。忘れるってことは、所詮自分にとってその程度のことだったってことなんだから。

3月15日黄色の彼
『今夜もあなたのパートナー・お菓子まるごと大全集』(NHK教育)を見る。「あれ?そういえば最近見ないな!」と思う芸能人はいないだろうか?そう思ったら捜索願いを出す前に、一度NHK教育TVを捜してみては如何だろうか。と言うのも、最近NHK教育にちょっと御無沙汰している芸能人たちが多く出没しているからである。その出没率が一番高いのが、この『今夜もあなたのパートナー』シリーズである。この「お菓子まるごと大全集」の他にも、「おしゃれ工房」「きょうの料理」「窯場めぐりやきものに親しむ」などがある。これらの番組の多くに、局アナや専門家と共に、ちょっと懐かしの芸能人たちが、けっして民放では見せない表情で出演している。
で、この「お菓子まるごと大全集」に出演しているのが、元シブガキ隊(今更こういう説明も如何かと思うが、今日はあえて付けました)のフッくんこと布川敏和さんである。布川さんがこの番組に出演していることはかなり前から知っていた。ことあるごとにお菓子を楽しそうに作る布川さんを見て、私も一緒に楽しんでいたことも多かった。スワンの形をしたシュークリームを作って喜ぶ布川さんには、既にシブガキ隊の頃の面影はないように私には見えた。かたや大河ドラマの主役を張るようになったモッくんと『はまなるマーケット』(TBS)で主婦の心を鷲づかみしたかのように思えるヤッくんの陰に隠れて、すっかり影を潜めてしまったフッくん。確実にお目にかかれるのは、半年に一度の『オールスター感謝祭』だけだと思っていたので、この番組で発見したときは、えもいわれぬ気持ちになったものだった。
今日フッくんはスポンジケーキを焼いて、それに生クリームとフルーツとお花で飾り付けをしていた。黄色い花とオレンジで綺麗に飾りつけたフッくんは「そのケーキに名前を付けて下さい。」と先生から言われ、「フッくんカラーのケーキ云々」と名付けていた。「黄色=フッくんカラー」。どうでもいいことを覚えている私ですら、一瞬忘れてしまいそうな勢いの「黄色=フッくんカラー」のイメージ。既に私には「シブガキ隊の頃の面影はない」ように見えても、フッくん自身のなかでは未だにあの頃のイメージを引きずっているんだなと思ったら、なんだか切なくなってきてしまった。今でもシブガキ隊のことを一番引きずっているのはきっと彼なのかもしれないなと思ったからだ。ケーキはとっても美味しそうだった。苺が安くて美味しいうちに自分もまたつくってみたくなってしまった。タイトルは「モッくんカラーのケーキ」でよろしく!
「黄色=フッくん・赤=モッくん・青=ヤッくん」そういえばそんなイメージカラーがあったんだっけ。今じゃすっかりそのカラーも、つんくファミリーに乗っ取られ、黄色もフックンじゃなくて『♪黄色いお空でBOM・BOM・BOM』なイメージになっちゃったもんな。フッくんは、TVでそれを見て「黄色は俺のイメージだ!」って心の雄叫びでもあげているのだろうか。想像するとなんか悲しい。それが高じて今日作ったケーキのタイトルに「フッくんカラー」なんて名付けたのかな?って考えたら、ますます悲しくなってしまった。
そうだ!せめて、『♪黄色いお空でBOM・BOM・BOM』を唄っているのを見た時くらい、フッくんのことを思い出してみよう!そして黄色5のなかで未来のフッくんが誰なのか考えてみるのも、なかなかオツなものかもしれないよ。そう遠くない未来に、黄色5のなかのメンバーの誰かの捜索願いを出したくなる前に…

3月16日歌が消えた日
『笑っていいとも!』(フジ)を見る。オープニングでタモさんが唄わなくなって、早2週間が過ぎた。オープニングでタモさんが唄わないのは、やっぱり淋しいし、何といっても腑抜けな感じがする。With.Tが♪お昼休みはウキウキWatching あっちこっち そっちどっち いいとも〜と唄い踊り、その後タモさんがマイクを持ったまま何も言わずに登場するのは、やっぱり何か違うよ!と思ってしまう。
私の記憶が正しければ、昭和天皇が崩御した後、しばらくの間オープニングの歌そのものがなかったことがある。あのテーマ曲もかからず、タモさんがテレフォンショッキングのときの席に座り静かに番組が始まったはずだ。でも一定の期間の後、再びオープニングの歌が復活した。その当時、私自身もやっぱりいいともにはオープニングの歌は必要だよなと思ったことを今でもよく覚えている。それから約10年。3月1日再びその日はやって来た。そう!タモさんが唄わなくなってしまった日が。
察するに、当然視聴率絡みの関係だろう。タモさんが唄っている間、他局ではどんどん番組の内容如何まで進行している。タモさんの歌の部分で、視聴者を他局に取られないようにとの判断で、きっと歌の部分は削除されたのだと思う。局には1分刻みの視聴率が分かるので、どのコーナーが足を引っ張っているのかは一目瞭然である。で、いろいろな試行錯誤の結果、歌うのを辞めるという判断になったんだろうけど、やっぱり何か違うよな!と思ってしまうのは、私だけだろうか?
平日の正午。私自身も、リモコン片手にTVのチャンネルをザッピングすることもある。他の局では何をやっているのかな?と気になるからで、でもそれはオープニングの歌有り無しとは全く関係がない。どちらかといえば、オープニングの歌はきちんと聞いてから、その後のミニコーナーになってからザッピングすることの方が多い。それは多分、私自身が無意識の中で歌を重要なものとして捕えているからで、タモさん自身も昔何かの番組で、いいとものオープニングの歌について語ったとき「番組の最初に歌を唄うのは俺くらいのものだろうね。」というようなニュアンスの発言を聞いたことがある。その時のタモさんの雰囲気からは決して唄うのが嫌だという感じではなかった。だからこそ、余計になくなってしまったことへの悲哀を感じてしまうのだ。
そういえば、いつの頃からかタイトルから「森田一義アワー」の文字が消えていた。いいともからタモさんの存在が少しずつ少しずつ小さくなっていくのを感じる。それはまるで、長年第一線で頑張ってきたのに、気がつくと徐々に仕事が与えられなくなり、無言で肩たたきされているサラリーマンのようだ。でもま、森田一義アワーの文字が消えようとも、歌を唄わせてくれなくなろうとも、当分タモさん中心の『笑っていいとも!』は続いていくんだろうけど。と、思ったらある日突然コージー富田さんに乗っ取られたりしてー!!「じゃいったんコマーシャルで〜す。」

3月17日変化のタイミング
『ミュージックステーション』(テレ朝)を見る。最近イキナリ音楽番組に出捲り始めた人といえば、篠原涼子ちゃんだろう。ともえちゃんと広末ちゃんの出現で完全に消えたかと思ったら、またまた出捲っているのは、一時期の荻野目ちゃんのようだ。荻野目ちゃんといえば、出捲って唄い捲っていたあの歌、どのくらい売れたんだろう?で、その篠原涼子ちゃんと時を同じくして出捲っているのは、藤井隆さんだ。彼のデビュー曲『♪ナンダカンダ』は、浅倉大介さんプロデュースらしくいかにも浅倉サウンドといった感じだ。お笑いタレントと人気ミュージシャンの取り合わせといえば、記憶にあるだろうか?つぶやきシローさんと真心ブラザーズの桜井さんのユニットが思い出される。でも、それとは雲泥の差だ。そういや、つぶやきくんも見ないねえ。BSで放送されている、『フルーツサンデー』という番組に出ていることだけは確認が取れているんだけど、なにせ家は映らないからなあ〜。つぶやきが落ちぶれたのは、絶対に芸風を変えたからで…(以下割愛)。つまりチェッカーズがチェックの柄を着なくなったり、つんくが細眉を変えたり、田中麗奈ちゃんが髪の毛を伸ばし始めたり…となんだか良く分からなくなってしまったけど、つまり変化するというのは、非常にタイミングが大切なわけで、それを辞めた途端いきなり落ちぶれることだって、ざらにあるということだ。
ちょっと女っぽい芸風で一気に人気が高まった藤井隆さんの芸風に今のところまだ変化の兆しはない。でも、彼自身すごく恥ずかしがり屋さんみたいな部分があって、良く他の芸人からも裏と全然違うなんてことを言われている。今回の曲だって、アーティストなのに、自分の曲がかかると思い切り恥ずかしがっていたし…。長いこと人気を保っていられるのは本当に大変なことだと思う。私が思うに藤井さんはもうしばらくはこの芸風を変えない方がいいと思う。そして出来るなら2曲目は出さないでいて欲しい。もし出すなら、間を置いて…。調子づいて出しすぎると、猿某の二の舞になるからね!!

3月18日電気が消えた街
今日の午前10時50分。この時間あなたは何をしていただろうか?私はラジオを聴きながらお布団を干していた。くやこうはパソコンを使っていた。それはそれは、いつもと変わらない土曜日の午前中の風景だった。それが突然、ラジオから音が消えたことを発端に一転した。【あれ?またヒューズが飛んじゃったのかな?】と思ったら、くやこうが使っていたパソコンも消えていた。【これはヤバイぜ!】と思った私は慌てて、電気のブレーカーが落ちていないか見に行った。全て『入』になっていたので、その時やっと【停電なのかもしれない。】ということに気が付いた。それでもまだ、【家だけ電気トラブルだったらどうしよう。】という思いも捨て切れなかったので、外に出てどこかで電気を感じ取れる場所はないかと捜して見たけれど、まだ明るい昼間だったので分からず終いだった。くやこうは防災ラジオを取り出して、どこかで何か情報を言ってはいないかと聴いて見たけれど、いつもと変わらない呑気な放送がただただ流れているだけだったので、諦めざるを得なかった。
電気が消えてから、約5分くらい経って、【ふと電力会社に電話してみよう!】という気になった。自分が住んでいる担当地域に電話をしたら混み合っていて、近郊にかけても話し中だったので、静岡市内にある会社にもかけてみた。そしたら繋がった。っていうことは、【静岡市内は無事。でもこの辺りでは結構広範囲で停電が起こっている。】ということが大凡確認出来た。【それでもすぐ点くだろう】という、どことなくそんな気だけはしていた。でも15分経っても電気は点かず、いよいよ不安になった。【冷蔵庫。大丈夫かな?】やっと具体的な心配事が浮上してきた。【どのくらい電気が点かないとヤバイのかな?】そんなことだけが、ただただ心配だった。
家にいても始まらないので、街に出て様子を見てみることにした。家を出て最初の交差点の信号が消えていた。それほど広い道ではないものの、交通量は結構ある道なのに、信号が消えた交差点はかなりの注意を払って運転しているせいか、みんな譲り合い大した混乱はしていなかった。【いつもこのくらいの精神で運転してくれれば事故も絶対になくなるのにな】そんなことを考えた。
家の近くにある小さなスーパーのなかは真っ暗だった。その近くにあるドラッグストアは、大きな電気こそ消えていたものの、小さな電気だけは点いており、なんとか真っ暗な状況だけは逃れていた。【非常灯のあるなし。】こんなことでもなければ、絶対に気が付くこともないだろうことを確認してみたりした。ドラッグストアではレシートこそ出ないものの、何とか買い物が出来た。店員さんといつもより会話が弾む。「冷蔵庫…。」その店員さんも同じことを心配していたようだ。ドラッグストアの出口付近に、電気の消えたアイスクリームが入ったボックスがあった。
停電が起こってかれこれ20分以上が経った。でも一向に点く気配がない。【あー。】少し大きなショッピングセンターに行ってみた。大きなスーパーは店内への入場を禁止していて、いつもだったら店頭に出ることもないような男の人(普段は奥の方にいるお偉いさんかな?)が入り口で一所懸命に事情を説明していた。微妙に明るかったので【ここは非常灯あり!】と、さっき学習したばかりのことを、ここで復習してみたりした。隣のホームセンターも入場禁止だった。何も知らないお客さんがちょっと不満気な顔をしている。【行きなれたお店のはずなのに、まるで初めて来るお店のように見えた。】150号線沿いの信号はきちんと点いて機能していた。【広い道はきちんと非常事態に備えてある】ということを確認して安心したりもした。
電気が消えた街を歩く人々を例えるとするならば、まるでアリの巣を人間の手によって退治されてしまったあとの、アリさんのようだ。本来入るべきところに入れず、あっちへ行ったりこっちへ行ったり…【何故か冷静に】そんなことを考えながら、街行く人々を眺めていたら、急に近くで大きな声が鳴り響いた。「いらっしゃい!いらっしゃい…」それは、店頭で販売されている野菜の近くに置いてあったカセットテープから流れてくる声だった。と、その瞬間、街が明るくなった気がした。そう!電気が点いたのだ。停電から約40分。かなり長い停電だった。そして街はまるで何事もなかったかのように、元に戻った。11時30分になる少し前だっただろうか。
【お昼の地方ニュースでこの停電のことをやるかな?】と思って、慌てて家に帰って見ていたけれど、呑気な街の話題をやっているだけで結局やってはくれなかった。停電で寸断されたパソコンは少々トラブったけれど、なんとか回復して事無きを得た。40分足らずの停電でも随分といろんなことを考えるものだ。電気が消えた瞬間からの、私の心の動きはここまで【カッコ】の中に書き記してきた。最初は停電だとは気が付かず、【あれ?またヒューズが飛んじゃったのかな?】とか考えるものだ。そしていろいろと情報を得て、停電だということに気が付く。【カッコ】内だけを、もう一度読み返して戴ければ、この40分足らずに間に私が何を考えたのかが分かるだろう。緊急時というのは、当たり前だけど、いつもと変わらない日常生活の中に何の断りもなく突然やってくる。それゆえに恐い。電気が消える。それだけのことで、情報の一切合切が一気に取り辛くなる。だからもし大地震が起こったとしたら…一体どうなってしまうのだろう。その瞬間私たちは何を考え、どう行動するのだろうか。
停電の後再び街に出た時、「緑」と「黄色」と「あか」とに点灯する信号がいつもより大切なものに見えた。でも、そんなことを思っている私の横で、停電の時の譲り合いがまるで嘘みたいに、信号がもう赤に変わっているというのに、車が強引に交差点に突っ込んできていた。得るものと失うものと、そして失って初めて気が付くことと、忘れること。私はいろんなことを考えた。それにしても、停電の日。ラジオの音が消えたことをきっかけに停電の始まりを知り、カセットテープから声が聞こえたことで停電の終わりを知るなんて、私らしいというか何というか…

後日談:あ!冷蔵庫は無事でした。停電の原因は機械のトラブルだとか。この地域の広範囲で停電が起こり、アイスクリーム屋さんは大変だったみたいです。もし都心で40分間停電が起こったら、もっと大ニュースになっていたはずでしょうけど、ここはどちらかといえば田舎なので、扱いは普通でした。電力会社のHPにこの停電のことが何か記されているかな?と思ったのですが、ひとことも触れられていませんでした。所詮その程度です。なにかことが起こるといろんなことに気が付かされます。本当は何かことが起こるまえに、気が付くべきなのでしょうけどね。あなたの住んでいる街は大丈夫ですか?

3月19日「少数派」ノススメ
『ザ!鉄腕!DASH!!』(NTV)を見る。今日はスペシャル。深夜帯の放送分からの総集編をやっていた。そのなかで名場面&珍場面を視聴者から募り決まったベスト10の発表があった。
私自身もこの番組は深夜帯の頃からのファンなので、昔の企画も結構良く覚えている。始まったばかりの頃は、結構下らないことも多く(ゆえに面白いのだが)私はしょーもないなあと思いながらも好きで良く見ていた。だから今回ベスト10ということを知り、初めに思ったことは、第一位に何がなるか云々という問題よりも、深夜帯の頃の企画がどの程度認識されてランキングしているかという方にあった。でも残念ながら、その頃の企画は殆どランキングはしていなかった。第一位は?といえば、ほぼ想像通り。確かにそれが一位にならなきゃ何がなるんだというような企画だったけど、私的にはそれよりもランク外にどんなものが入っているかの方が気になった。嬉しいことに、きちんと番組の中でランク外というか、ほとんど一桁票数しか入らなかった企画も説明してくれた。言わばマニアックなもののオンパレードで、深夜帯からのファンとしては、ベスト10よりもずっと面白いものばかりだった。確かに感動という側面から見れば、どうかな?というものばかりなんだけど。感動ばかりが良いわけでもないからね。
世の中には「多数派」と呼ばれる人と「少数派」と呼ばれる人の2タイプがいる。「多数派」というのは、例えば「好きな芸能人は誰?」と聞かれて、取り敢えず今人気の人「男だったら木村拓哉さん。女だったら松嶋菜々子さんあたり(もちろんこれは例え。)」を答える人。「良く聴く音楽は?」と聞かれたら「宇多田ヒカルちゃんやGLAY・サザンあたり」を答える人。「好きなドラマは?」と聞かれたら、とりあえず視聴率のいいドラマのタイトルを答える人。世の中というものは、こういう人々がいるからこそ決定付けられているといっても過言でない。大ヒットというのが生まれるのも、こういう多数派が動いてくれるからこそなのである。逆に「少数派」というのは、何があっても殆ど意見を変えることがないよう人。もしかしたら好きな芸能人はきっと10年くらいずっと変わっていないかもしれないし、誰が何といおうと流行ろうと流行ってなかろうとずっと好きで聴いている音楽があったり、流行っているTVだからといって見ることない人。視聴率が悪い番組こそ喜んで見ちゃっているような人。日本がもしこういう少数派ばかりなら流行や大ヒットというものは生まれないだろう。自分は少数派に属すると思う人には想像もつかないことかもしれないけど、やはりその言葉通り「多数派」に属する人の方が圧倒的に多いのだ。自分は一体どっちなのだろうかと思うのなら、例えば「『たけし』という名の有名人は?」と聞かれて絶対に「ビートたけし(北野武)」と答えない自信があるのなら、多分あなたは稀な「少数派」に属する可能性が高いだろうね。
と、なんだか「多数派」「少数派」に関する論議になってしまったけれど、勿論そのときどきによって自身も「多数派」「少数派」いろいろに変化する。でも少なくともTVや芸能関係のことに関しては「少数派」を自負する私が思うのは、やっぱり「少数派」の意見だけじゃ番組は絶対に作れないし成り立たないということだ。だって、一番印象に残る企画を聞きまわった結果、第一位が例えば「ハーロー城島」だったりなんかしたら、番組が成立しなくなっちゃうでしょ。「あれは絶対に変だ!」って苦情がくるかもしれないし。でも「少数派」の意見は楽しい。今日の『ザ!鉄腕!DASH!!』でも、超少数派の意見は楽しかった。嗚呼!なんて重箱の隅を突付くようなラインナップだった のだろう。「少数派」だけでは番組は成り立たないけど、「多数派」だけでも絶対に番組は成り立たない。「少数派」のスパイスというのは絶対に必要なのだ。例えば「『たけし』という名の有名人は?」と聞かれて、真っ先に寸部迷わず「つるの剛士」とか答えちゃうような人が。
世の中が、例えばアタックでぎりぎり勝てるパネルの枚数くらいが多数派になるような、つまり多数派の比率が減るようになれば、もっともっと面白い世の中になるのではないだろうか。一角千金を狙うような大ヒットなんて、そう出なくてもいい。それよりもっともっとそれぞれがいろんな目でものを見られるようになって、価値観も一方向からだけでなくいろんな方向があるということを認識していかれるようになった方が、断然面白いし生きやすくなると思うんだけどな。

3月20日毎日5分の楽しみ
『メイシー』(NHK教育)を見る。と書いてから約2週間。やっぱりメイシーは可愛い。

3月21日『本日の石塚』
『イマジン』(フジ)を見る。2週間以上も経ってから公開する日記に、今現在の私の近況を書くのもどうかと思うが、今私は風邪をひいている。不覚にも久々に風邪をひいてしまった。喉が痛いと思ったら今度は鼻にきた。花粉症の人はきっとこんな感じなんだろうというくらいクシャミが出る。あまりにも出るから、羊と同じような要領でクシャミの数を数え始めたら「1…」と数えきらないうちに次が出た。あーなんてこったい。だからしばらくは早寝。午後10時には就寝。『イマジン』の最終回はビデオに録画。おやすみなさい。ZZZ…

よくドラマの中で人が倒れたら「あ!凄い熱!」というシーンがある。おでこを触って「凄い熱」だと分かるくらいなのだから、38度近くはあると考えるのが普通だろう。でも大抵の場合一晩寝たら、熱は下がっている。そして次の日からまるで何事もなかったかのように元気になり、仕事や学校に行くようになる。私自身はこういうドラマ的風邪のひきかたをしたことがない。風邪のとき突然倒れるということはまずないし、38度以上もあった熱が一晩で下がって、1日休んだくらいで元気になるということもまずない。大抵それくらいの熱が出たら3日は駄目だ。だからドラマの中の主人公のような風邪のひきかたはまさにドラマチックだと思う。ドタッと倒れたかと思ったら高熱で、そして回復も早い。流石に倒れるのは嫌だけど、驚くほど回復が早いドラマ的風邪のひきかたには、羨ましさすら覚える。風邪をひいて半分ぼーっとしている頭でも、そういう思考だけは働く。あードラマ的回復力が欲しい。
そういえば、以前この『イマジン』のなかでも、同じようなシーンがあった。深田恭子ちゃん演じる有羽ちゃんが突然倒れたかと思ったら、凄い熱で、そして一晩休んだら熱は下がっていつもと同じ行動をしていた。熱が下がったという朝のシーンは、病み上がりとは思えないほど綺麗だった。普通だったら高熱が出た後の姿というのは、人に見せられるような代物ではなく、あんなに綺麗な姿でいられるなんてことはまずない。だからドラマなんだけどね。思えばこのドラマは、私が近年見たドラマの中では、ある意味究極のドラマだったと思う。
このドラマのタイトルは『イマジン』。でも私はこのドラマのタイトルを勝手に変えて『本日の石塚』という番組だと思ってこれまで楽しんできた。『本日の石塚』。即ちアリキリの石塚義之さんが初ドラマ出演するので、いかばかりかと思って見始めたドラマなのである。毎回ワンシーンくらいしか出番がなく、ある回などは長ゼリフがあったにも関わらず、石塚さんがセリフを言っている間中、ずっと深田恭子ちゃんの顔のアップだったなんてこともあった。悲。涙。毎回石塚さんの出番が終わると見ながらTVに向かって「終〜了〜!」と雄叫びを上げるのが番組を見ながらの恒例行事になった。それでも時々はシーン数も多いこともあったけど、やっぱりセリフは驚くほど少なかった。
そんな『本日の石塚』も本日が最終回。最後の最後までセリフが少ないまま終わってしまった。ラストシーン近くで、深田恭子ちゃんは仕事を辞めてしまったので、今まで恭子ちゃんがやっていたお茶汲みを、今度は他の女性社員ではなく石塚さんがやっているというシーンがあった。実質それが石塚さんのラストシーンだった。最後の最後まで…ホントにまあ…。
で、本題のドラマの内容はといえば、最初は話半分で見ていたつもりが終わってみたら内容をきちんと追いかけている自分に気が付いてしまった。聞くところによるとこのドラマは「女性の自立」を描いた漫画が基本になっているそうなので、ドラマでもそこのところを描きたかったのだろう。だから最後は親娘それぞれが自立するというシーンで終わったのだと思う。漫画が原作ということもあって、中途半端に現実離れしたシーンやセリフはめちゃめちゃ多かったし、そのうえ大根役者まで登場してまさにドラマな感じのドラマだった。田中様を演じた中村俊介さんは、一昔前の野村宏伸さんに良く似ていたし、深田恭子ちゃんの演技ぷりは一昔前の南野陽子さんを見ているようだった。一昔前だったら、これはまさに大映ドラマではなかったか!まさに究極。
「女性の自立」に関していえば、ドラマの中では様々な切り口で描くことが出来るだろう。深田恭子ちゃん演じる有羽ちゃんを親から離れて一人暮らしをさせることにより、ひとつの自立を描き筆者は完成させた。そして、いろいろと意見はあるものの、やはり会社ではお茶汲み女性の仕事と思われていることが多い現実を踏まえ、そこに男性のお茶汲みシーンを登場させた。私はこのシーンの重大さに今気が付いた。あまりに何気ないシーンすぎて、まるでお笑いみたいなシーンに作り上げられていたから結構重要なシーンであることに気が付かなかったのだ。そういえばこのお茶汲みを演じていたのは…そう!他でもない石塚さんではなかったか!!今までどうでもいいような(失礼)シーンばかりだったのに、最後でやっと意味のあるシーンを演じられたのだ。ただ、この重大さに気が付く人は殆どいないのが残念なんだけどね。
このドラマはやっぱり『本日の石塚』なドラマだった。決して深田恭子ちゃんのイメージビデオなんかではないし、キャスティングに事務所同士の微妙な人間関係が交錯するドラマでもない。そんなドラマも本日で終了。ここで再び雄叫びでも上げようか。良ければご一緒にどうぞ!「終〜了〜!」aa.hayaku.kazemo.syuuryoushinaikana!

3月22日オチの場所〜絶妙なる大抜擢〜
『メイシー』(NHK教育)を見る。相変わらずドラマ的回復力は見込めず、イマイチな気分だ。ドラマ的回復力にはやはり敏腕プロデューサーと人気脚本家が必要なのか?今日もTVを殆ど見ていない。まともに見たのは『メイシー』だけ。♪メイシーメイシーねずみのメイシー〜

後日談及び解説:今まで何度か意味深な形で、この鑑賞日記に登場してきた『メイシー』ですが、果たしてどのくらいの方が見て下さったでしょうか?見て下さった方がいらっしゃいましたら御礼申し上げます。さて、この『メイシー』とは果たしてどんな番組だと思いますか?ご存知ない方も多いと思いますので、ここで改めて説明させて戴きます。
『メイシー』とは、NHK教育で平日の午後4時50分から5分間だけ放送されていたアニメです。手元にある『メイシー』に関する資料によると、「メイシーは白いネズミ。もともとはイギリスの絵本作家ルーシー・カズンズが生み出した絵本の主人公。現在、日本で発売されている『メイシーちゃんシリーズ』の絵本は16タイトルで、なんと100万部を突破する大ヒット作。世界的には400万部もセールスしているらしい」と記されていました。今まで見ていたときには気が付かなかったことですが、このメイシーちゃん、男の子だと思ったら女の子だったんですね。いやいやまあまあ。そして冒頭にも書いた♪メイシーメイシーねずみのメイシー〜という主題歌は元うたのおにいさんである、さかたおさむ(あ!ひらがななまえだ!!)さんが唄っていたということも分かりました。いやいやまあまあ。
私がこの番組の存在を知ったのは、某TV雑誌の読者投稿欄ででした。その時はあまり気にも留めずに読んだ投稿だったのですが、その後ふと思いたって『メイシー』を見たら、驚くべき事実に出会ったのです。それ以来私は、このたった5分の番組にハマリほぼ毎回見るようになりました。
それから私はことあるごとに、♪メイシーメイシー〜と口ずさんでいるので、くやこうも流石に気になったらしく、お休みの日に初めて一緒に『メイシー』を見ました。いかにも子供向け番組らしく、特に何ということもなく、言うならばハッピーエンドで終わる5分の番組を見たくやこうが最初に言った一言は「オチないじゃん!」。そう思ったのも、無理はありません。確かに『メイシー』は私が普段好き好んで見る、強烈な個性を持った番組とはまるで対照的な番組だったのですから…それゆえの感想だったのかもしれません。 でも勘違いしてはいけません。私だってこのテの毒悪のない番組も好きで見ます。面白さということに関していえば多少物足りない部分はありますが、『メイシー』に出てくる可愛らしいキャラクターは大好きです。
「オチないじゃん!」と言ったくやこうに、私が言った一言は「オチならあるよ!ほら!!」。そう!オチならば番組が終わった直後に表示されるテロップにこそあるのです。「ナレーター・仲村トオル」。そう、他でもない『ビーバップハイスクール』の、『あぶない刑事』の、最近では『氷の世界』の、そして『眠れる森』では結局犯人の、あの他でもない、仲村トオルさんが子供向けアニメのナレーターをやっていたのです。
TV番組を見ている時、私がより深く注目しているのは、実は脇役の極みであるナレーターの声なのかもしれません。ナレーターに随時注目して見ている私が、最初に『メイシー』を見たとき、このナレーターの声を聞いて「あれ?」と思わない訳がありません。なんといっても、このアニメが斬新なところは、メイシー始め登場人物はセリフを一切喋らず、仲村さんのナレーターのみで進行していくところです。「もしや!」と思って見ていた結果が案の定仲村さんだったので、私は「やっぱりな!」と思いながらも本当に驚きました。TVドラマなどで見る仲村さんの雰囲気とは全く違った仲村さんのナレーターがそこにはあったのですから…。それにハマって私は長いこと見続けたのです。ご存知の方も多いと思いますが、仲村さんは実生活では鷲尾いさ子さんとご結婚し、一児の父になっています。それにしても、仲村さんをナレーターにと抜擢した人は素晴らしいと思います。そして、引き受けた仲村さんも素晴らしいと思います。ドラマで見る仲村トオルさんのイメージしか知らない人は是非、この『メイシー』を見て欲しいと思います。子供アニメのナレーターが仲村トオルさんであるという事実こそ、素晴らしきオチだと私は思うのです。
この鑑賞日記の中で、私が勧める番組は数多くあります。それを見てくれているか、ただ読むだけで見ていないかは分かりません。でも少なくとも私は『メイシー』だけは見て欲しいと思って、意味深な形の鑑賞日記を登場させました。『メイシー』と、きちんとラテ欄にも記載されているので、時間帯を調べるのはそれほど苦ではなかったと思います。たった5分の番組を見て、アニメであることに驚き、そしてナレーターの名前を見て驚き…と、まるで自分が辿った道を、これを読んでいるあなたにも辿って欲しいなと思ったのです。果たしてそうして頂けたでしょうか?
本来ならば『メイシー』ネタでもう少し引っ張って見ようかなと思っていました。でもその思いも叶わぬまま『メイシー』はこの3月末で終了してしまいました。本当に残念です。たった5分の楽しみが…あー。消えてしまいました。
ところで『メイシー』見て頂けたでしょうか。見た方はラッキーでした。これを読んでそんなことなら見とけばよかったというあなた!『メイシー』はこの4月21日にビデオ化されCIC・ビクタービデオから発売されることになっています。勿論、ナレーターはTVと同じ仲村トオルさん、そのままで。

3月23日何気ない日常の幸せ
『きらっと生きる』(NHK教育)を見る。今日は、私にとって初めての経験をしながら書く日記になる。今日はどうしてもそれをしながら書きたいので、ちょっと(いやっ!かなり)大変だけど何とか頑張って書いていきたいと思う。
今日、何気なくTVを付けたら、この番組をやっていたので見てしまった。私自身この番組自体見るのが初めてなので、どんなことをやる番組なのか詳しいことは分からない。でも、今日放送されていた番組の内容や雰囲気から、福祉系の番組であるということは大凡想像がついた。なぜならば、まるで外国映画を見るときが如く、話す内容が全て字幕スーパーに表示されていたのだから…。
番組ではいろいろな職業で頑張る人の様子が紹介されていた。その中に、片手が不自由なのにもかかわらず、ラーメン屋さんを経営している人が登場した。全て片手でやりきっているその姿は、感動的だ。その人は、自分のお店を作る時、客席から調理場が見えるようにわざと設計したのだという。そうすることによって、つまり、片手だけで作業をする自分の姿も見られるということに繋がってくるのである。その設計が功を奏し、勿論ラーメンの美味しさも相俟ってお店は大繁盛しているのだという 。本当なら隠したいはずの部分をあえて人目にさらした彼の勇気は凄いと思った。
冒頭で私は「今日は、私にとって初めての経験をしながら書く日記になる。」と書いた。一体私が今何をしているかといえば、実は今、左手だけを使って打っているのである。私の利き手は右手なので、左手だけを使って打つというのは大変な作業である。普段だったら何ということもなく打てる文章が、ここまで打つのにどのくらいの時間を要しているのだろうか。両手が使えるということは今まで何気ない日常だったけど、こうして片手だけを使って打ってみるとそれはそれは大変な作業なのである。左手だけを使うということなので、いつもは右側にあるマウスも左に持っていって使っているのだけど、これがまた大変なのだ。カーソルを思うところに持ってこれなかったり、すべってしまったり…。特に大変なのは、シフトキーを押しながらやる作業で、離れたところのキーを同時に押さなければならないので、とっても大変だ。
何かひとつでも不自由な部分が生じると、普段はあまり考えないいろんなことを考えるものだ。そして、いろいろと諦めてしまうことも多いのだと思う。諦めずに最後まで頑張ることは、本当に大変なことなのだ。事実、もっと書きたいことがあるのに、片手打ちが大変なので諦めてしまったことも多い。
私にとって初めての経験は、とても勉強になる結果になった。今日の日記を書き終われば、私の日常はまたいつも通りに戻る。でも、ラーメン屋さんのあの人は、ずっとあのままなのだ。彼の勇気はホントに凄い。それに比べれば、私の勇気などまだまだちっぽけなものだ。

3月24日「たけし」がビートたけしである所以
新聞を見る。両手を使ってキーボードを打てるのはやっぱり便利で有り難いものだ。では、本題。先日スポーツ紙の芸能欄を見ていたら、こんな記事が目に入った。「乙武洋匡さん都民文化栄誉賞授賞式に出席」。その記事の中に書いてあった乙武さんのコメントを読んでいたら「過去の受賞者の中に北野武(53)の名前があって安心しました。もし僕が恋人とのツーショットをキャッチされたら出版社に文句を言いに行けますから」と記されていたので、「他にも受章者がいただろうに、やっぱりたけしさんが目に入るんだなあ。」とそんなことを考えてしまった。その後、その記事の下の方に目をやったら今度はこんな記事が目に入った。「文化庁・1999年度芸術選奨受賞者発表・文部大臣賞に大島渚監督ら」大島渚監督が「去年、(北野)武さんがもらった賞なら、まあもらってもいいだろう、と思いました。」とコメントしていたのを読んで、「あ!また武さんの名が!!」と思った私は、武さんもいろんな賞をもらっているんだなあと感心しつつも、こうやってコメントに名前が出てくるということはやっぱり「腐っても武」なのかなあと考えた。
で、そんな武さん本人は、といえば、昨日のスポーツ紙の中でこんな記事を見つけた。「ビートたけしが審査委員長を務める『第9回東スポ映画大賞』の発表と授賞式が行われた。主演男優賞を2年連続で受賞したたけしは『ちょっと恥ずかしいね次回は堂々ともらいたい』と笑わせた。」と。なんと自分が審査委員長なのにもかかわらず、自分に賞をあげちゃってるたけちゃん。冗談でも面白すぎ。
そして監督賞には大島渚監督が選ばれ、新人賞には伊勢谷友介さんが選ばれた。ちなみにこの伊勢谷くんはご存知の方も多いかと思うけど、広末ちゃんの恋人といわれている人だ。たけちゃんが「広末涼子が祝福に来るかも!」と思って選んだけれど、仕事のため「欠席」だったのだとか。この発想と、このオチ。流石たけしである。腐っても鯛。腐ってもサザン。腐っても『おもいッきりテレビ』。腐ってもラーメン。腐ってもガッツガッツ!そして「腐っても流石たけし」の底力である。

3月25日30年目のバースデー
『日本史探訪「水戸黄門」』(NHK)・『圭子の演歌の星』(NTV)・『前武のおやじバンザイ』(TBS)・『東洋ミドル級タイトルマッチ「李今沢対カシアス内藤(12R)」』(フジ)・『特別機動捜査隊』(NET)・『青春「拝啓・藤純子様」』(東京12チャンネル)・『こんにちは奥さん「お正月のあと始末」』(NHK東京UHF)。
突然何かと思っただろう。実はこの番組のラインナップ。もしやとお気付きの方もいらっしゃるかとは思うが、そう!実はこの番組、私が生まれたその日のまさにその時間に放送されていた番組なのである(但し、東京キー局のみ)。
静岡県清水市にエスパルスドリームプラザというところがある。昨年出来たばかりのその場所に今日初めて行って来た。その中に『開運なんでも探偵団』(テレ東)でお馴染みの北原照久さんの「清水おもちゃ博物館」がある。その入り口に昔の新聞の一面あるいはラテ欄のコピーが買える自動販売機が設置されていた。範囲内の日付であれば、指定する日の新聞のコピーが買えるようになっている。その自販機を見つけた私は、迷うことなく自分の誕生日を打ち込み、迷わずラテ欄のほうを購入した。初めて見る自分の生まれた日の新聞。しかもラテ欄。これはかなりの衝撃で、でもある意味面白く、それはそれは感動的な出逢いだった。
当時の新聞を見ながらまず最初に思ったことは、ラテ欄の多くに「カラー」という文字が頻繁に登場しているということだろう。ちょうど白黒とカラーが入り乱れ、多くの番組はカラーへと進化していたのだけれど、それでもまだまだ白黒番組もあるそんな時代だったようだ。テレビ朝日はNETテレビといい、テレビ東京もまだ東京12チャンネルと呼ばれ、NHKも14チャンネルを持っていた。朝の放送は殆どの局が6時台から始まり(東京12チャンネルに至ってはナント!9時50分から!部長出勤のようだ。)そして、夜も0時台には殆ど終わっていた。今だったら考えられないことだ。TV放送されない時間が長かった分、夜も早くやってくる。これがベビーブームの一因なのか?ん?
冒頭の番組に関して言えば、『圭子の演歌の星』の「圭子」とは藤圭子さんのことである。まだ宇多田ヒカルちゃんの種も形もない頃だ。『前武のおやじバンザイ』は前田武彦さんのこと。今でこそ、キムタクが略称の代表みたいに呼ばれているけど、その歴史を紐解けば、前武やエノケンや…ほらほら結構いるじゃん!!『青春「拝啓・藤純子様」』に登場する藤さんは一時期寺島純子を名乗り、『3時のあなた』(フジ)の司会でもお馴染みだった人だ。当時25歳。番組解説欄によると「おなじみヤクザ映画のヒロイン」だと記されている。ヤクザ映画のヒロイン?今でいえば誰なんだろう?っていうかヤクザ映画といえば『極妻』の岩下志麻さんのイメージが強烈で他あまり浮かんでこないんだけど。あと浮かぶとしたらギリギリ高島礼子さんあたりだろうか。逆にヤクザ映画のヒーロー(?)なら哀川翔さんか竹内力さんといったところだろうか。ん?というか、これはレンタル屋でお目にかかるVシネ度が高い男優ではないか。レンタルビデオ屋に行って、何か視線を感じるなと思ったら、ビデオのパッケージに映る竹内力さんだったなんてこともある。あんなに睨まなくてもいいのにねえ…。おっと話が逸れたぜ。そして『こんにちは奥さん「お正月のあと始末」』の司会は鈴木健二さんだった。
ラテ欄に9人の当時人気だった若手(?)芸能人の顔写真と新年を迎えるにあたっての抱負が載っている。その中に井上順之さんという、どう見ても井上順さんの顔をした人を見つけた。どうやらその昔、井上順さんは井上順之と名乗っていたようだ。アタックの司会でお馴染みの児玉清さんも載っていた。「司会もよい経験に・児玉清・役者かぎょうのほかに2日から『土曜ショー』の司会がはじまりました。よく俳優が演技以外の仕事をするのは外道だという説を聞きますが、ボクはそうは思いません。数多くの人々に接することができる貴重なチャンスではないかと思うからです。俳優としてた形にはまった人間ではなく、どこかくずれた人間をやってみたいと思っています。」とコメントしてから数年の後、児玉さんはアタックの司会を始めた。この時の言葉通りクイズを通して「数多くの人々に接することができる」ようになったのは児玉さん自身も本望だろう。そして「貴重なチャンス」は「アタックチャンス」に姿を変え、多くの出場者に夢と絶望感とを…、そして今に至っている――――
30年前に放送された当時のことをいろいろと思い巡らせながら、ラテ欄を隅から隅まで見ていたら、NHKラジオ第一放送の中でこんな番組を見つけた。『「ジャーナル」2001年1月6日』午後3時10分から50分間放送された番組だ。あと1年もしないうちにやってくるこの日のタイトルがついたこの番組は、一体どんな番組だったのだろうか。30年前の放送ではどんなふうに描いていたのだろうか。数多い番組の中で、この番組に一番興味が涌いた。2001年1月6日になったとき、この番組をもう一度放送してくれるようなことがあったら、NHKもオツなものだし、この上なくいいのにな…と、そんなことを考えた。

3月26日最年長記録を更新せよ!
『大相撲春場所』(NHK)。今日は、大相撲についてちょっと書こうと思う。今場所は若乃花関の引退、そして史上初の幕じり優勝をした貴闘力関と話題も多かった。貴闘力関は現在32歳。初優勝での年齢としては最高齢記録になる。そして入幕から58場所での初優勝も過去の記録を大幅に塗り替えるスロー記録なのだとか。
よく最年少で何かをするとそれだけで話題になったりする。例えば大学に飛び級入学したり、歌手なんかでも最年少で売り上げ記録を達成したり武道館をいっぱいにしたり、最年少で資格を取ったり…そんなふうに最年少記録というのは、多く語られることがある。そんな訳だから、人々は一日でも早く何かを始めようと躍起になる。人より少しでも早く何かを掴み取ろうと必死になる。勿論それ自体は悪いことではない。でもあまりにも急ぎ過ぎてしまったせいで、早く手に入れることだけを目標に頑張り過ぎてしまったせいで、結局長いこと続けていられなくなる例も多いのではないかと思う。私自身「物事はある程度の長い期間続けてこそ意義がある。」と考える方なので、スタートの時期云々に関してはそれほど拘る方ではない。無論物事によっては時機が早いに越したことはないこともあるけれど、最終的には、それがどのくらい自分のものになるかということの方が重要だと思うのだ。早いうちにいろいろと手にしても最終的に何も残らないのならば、虚しいことだと思う。
角界において、32歳という年齢は決して若くはない。その年齢で初優勝するというのは、貴闘力関にとってどのくらいのものだったかは想像に難くない。最年少で物事を成し遂げた人の姿は眩しくキラキラと輝いている。でも最年長で物事を成し遂げた人の輝きには重みがある。そう!抱えきれないくらいの重みが。最年少記録で云々するよりも、いくつになっても諦めずに物事を成し得ることが出来るバイタリティーがある人でいたいと思う。
今期限りで引退した若乃花は私と同い年だ。そういえば、若乃花の土俵入りは不知火型だった。確か短命と言われていたのは、不知火型ではなかったか。関係ないが、TBSのお昼12時の番組担当者は今度、雲竜型で土俵入りをすることをお勧めしたい。あの枠が短命なのはどうやら歴代不知火型で土俵入りしてきたのが原因のようなので、是非とも長く続けたいのならば雲竜型の方がよかろう。なんてね。

3月27日ミュージシャン俳優の好演
『世にも奇妙な物語・春の特別編』(フジ)を見る。諸事情で、とある一編以外は全部見た。見た中の一編に豊川悦司さんが脚本・監督をした「冷やす女」という作品があった。トヨエツの作品があると聞いていたので、どんなものかと楽しみに見ていたら、映像の雰囲気が何となく岩井俊二監督作品に似ていた。水野美紀ちゃん主演、そして共演に辻仁成さんが出ていた。辻さんといえば、今は作家として有名だけど、以前はエコーズというバンドを組んでいた人だ。代表曲には『♪ZOO』がある。歌も唄い、文章も書き、そして今回のように俳優業もこなす。かつては教育番組で司会業も務めていたこともあった。まさに百戦錬磨の活躍ぶりだ。最初テロップで辻さんの名前を見つけたとき、私はこの作品は確実に辻さんをイメージしてトヨエツが書いたものだということを確信した。今、何ゆえに辻仁成?でも、トヨエツの中ではこの作品はどうしても辻さんでなければならなかったのだと思う。実際殆どセリフのないような役を辻さんは見事に演じきっていたし、他の役者の誰ならばこの役がピタリと嵌まるのか考えながら見ていた私も、結局思い付かないまま終わってしまった。もし、トヨエツ本人だったら、どうだったのだろう…。自分監督作品に自分主演で演じて、そして自分で自分に賞をあげて…って、東スポ映画賞のたけちゃんじゃあるまいし!
先日まで放送されていた『2000年の恋』(フジ)に出演していた宮沢和史さんはご存知の通りBOOMのボーカルだ。宮沢さんがこのドラマに出演したのも、プロデューサーのたっての希望からだったそうだ。こんなふうに、珍しいキャスティングでしかも輝くような演技を見せてくれる人は、大抵こういうパターンが多い。
ミュージシャンでしかもボーカルということで限定すると、今演技を見てみたいなと思うのは、エレカシの宮本さんあたりだろうか。どんな芝居をするのか凄く興味がある。髪型も七三分けで出てきたりなんかしたら、熱狂的ファンは倒れちゃうかもしれないけどね。

3月28日
『ごきげんよう』(フジ)を見る。「トリオフェア」というのをご存知だろうか。この番組の中で時々行われる、テーマに沿ったゲストを3組呼んでやる企画のことである。で、今週はそのトリオフェアだった。今日のテーマは『永遠の若手お笑いコンビ』。出演はTake2・雨上がり決死隊・浅草キッドの3組。若手とは言うものの殆どが30代で、浅草キッドの水道橋博士に至っては、ナント37歳だというから、若手も奥が深いものだ。そういえば、お笑い界でも、特に落語界などはもっと若手と言われる層は厚い。一口に「若手」と言っても、単純に10代・20代を指すという訳ではないのだ。政治家の若手なんて、一体何歳のことなんだか!
今日のこの3組はお笑い好きの私には堪らないものがある。何といっても、浅草キッドだ。最近では『エクスプレス』(TBS)金曜日にコメンテーター(?)として出演し始めてはいるけれど、なかなかTVで純粋なトークを聞くことができない。彼らの発言は放送コードギリギリのことが多いから、ヤバイんだけど、これがなかなか面白いのだ。だから今日は物凄く楽しみで、私は浅草キッドのふたりにばかり注目して見ていた。考えてみれば、この3組の共演というのも珍しいことではないだろうか?と思って番組を見ていたら、やはりそうだった。言わば欽ちゃんファミリー&吉本興業&たけし軍団という、全く違うところのお笑いから来た人の共演ということになる。
「芸人としてどのくらい苦労したか」ということで話が盛り上がり、雨上がりや浅草キッドが貧乏話や苦労話満載のなか、Take2だけが「苦労したことなんかない!」とスカしていたのが、なんだか妙に面白かった。雨上がりや浅草キッドも、Take2だけ違う匂いがするというようなことを言っていて、東さんは家にお手伝いさんがいた云々という発言をし顰蹙を買い、深沢さんは最近建てた豪邸のことまで突っ込まれる始末だった。そういえば今日の衣装も、雨上がりは紳竜を意識したようなツナギ服を着ており、浅草キッドは青空球児・好児さんを真似たような、いかにもお笑いというスタイルの中、Take2だけが爽やかな好青年スタイルだったんだっけ。
番組の後半、それぞれのコンビのひとりをくじ引きで決め、選ばれた深沢邦之さんと蛍原徹さんと玉袋筋太郎さんの3人が即興で漫才をしてみせてくれた。即興で決めた漫才のわりには随分と面白かった。オチを言うたび終始スリッパで頭を叩かれている深沢さんや、ツッコミを入れている蛍原さんなどは滅多に見られるものではない。だけど何と言っても私が一番良かったと思うのは、漫才をする相方を後ろから見つめている残りの3人(東貴博さん・宮迫博之さん・水道橋博士さん)の表情と反応だった。私のTVの見方というのは、人それぞれいろいろだろう。私のTVの見方は以前にも何度か書いてきたように、真ん中で映る人ではなくその脇の脇の方に映る人を中心に見ている。そして今日ほどこのTVの見方をしていて良かったと思った日はない、といっても過言ではないだろう。相方を見つめる3人の表情。これが見られただけでも、今日この番組を見た甲斐があったというものだ。だってあの表情は、言葉なんかでは絶対に表現出来ないくらい、それはそれは物凄くいいものだったんだから…

臨時ニュース:TOPページに書こうと思ったけど、こっちに変更。モーニング娘。の追加メンバーが決まったそうな。最初は3人の予定だったのが何故か…?やはりASAYAN。一筋縄ではいきません。決まった人々の顔と年齢も知りましたが、どんどん平均年齢が下がっていきます。今年平成12年。平成生まれのアイドルでTVが埋め尽くされるのも、あとは時間の問題ですね。あー。昭和は遠くなりにけり!

3月29日TVにおけるライバルの作られ方
『NHKニュース10』(NHK)を見る。TV界においてライバルというのは、誰が決めるのだろうか。例えば今でいえば、松嶋菜々子さんと藤原紀香さんなんかはまるでライバルの如く扱われることが多い。当の本人たちは、相手をライバルだなんて思ってはいないのかもしれないけど、このふたりは良く比較して語られることが多い。
ライバルというものの考え方、捕え方については人それぞれだろうが、基本的にライバルというものは、ある程度の共通点があってこそ生まれるものだ。全く関係のない土壌にいる人同士がライバルなんていう話は聞いたこともない。前述の松嶋さんと藤原さんがライバル関係に成り得るのも、まず同じ20代の女性であるということ、もともとこのふたりがモデル出身だったということ、そしてふたりともCMに引っ張りだこで、今もっとも旬な女優さんであるということなどが、共通点としてあげられるからこそである。でもふたりとも微妙にタイプが違う。だからこそ、このふたりを、いかにもっぽく比較するTVや雑誌などが出現し、「あなたはどっちか好き?」などということで盛り上がったり出来るのである。
夜10時台のニュース。人気の男性キャスターを起用。えーと他は…ん?何かあったっけ?あれっ?!?!?NHKの夜10時台のニュースがスタートしてから、今日で3日が経った。ある意味鳴り物入りで始まったこのNHK10時のニュース番組を見た。私にとってこの『NHKニュース10』という番組は、堀尾アナ&高見知佳さんという黄金コンビだった『スタジオパークからこんにちは』(NHK)を犠牲にして始まった番組なので、ちょっとやそっとのことで終わってくれるなよ!とは思っている。始まってからまだ3日しか経っていないので、多少のぎこちなさが感じられるのも仕方ないだろう。いつもスタジオに来たゲストと軽快にトークをするのとはまるで対照的に、淡々とニュースを伝える堀尾アナ。でも昨日番組にゲストで来たSPEEDと会話するシーンは、流石本領発揮といった感じでとても生き生きとしていた。
適材適所という言葉がある。まさに堀尾アナにとって、『スタジオパーク』は適材適所だった訳だ。NHKらしからぬトーク術。以前鑑賞日記のなかにも取り上げたことがあるが、みうらじゅん氏がゲストに来た時などホントぶっ飛んでいて、大丈夫か?と見ている私のほうが心配になるくらいだった。そんな堀尾アナも、ゲストに迎える前にはそのゲストについて毎回猛勉強をするようで、以前視聴者から新幹線の中で堀尾アナを見かけたという葉書が来て、その中には「電車の中で真剣に★★★さんの本を読んでいたのをお見掛けしました。その後、スタジオパークにその方がゲストでいらしていたので、そういうことだったのかと感心しました云々」と記されていたのを、とある番組の中で紹介していたのを聞いたことがある。あの軽快なトークの影に隠された努力。好きこそものの上手なれ!かもしれないけれど。さて、ニュースはどのようにこなしていくのだろう。後は『スタジオパーク』の時の高見知佳さんのような、良きパートナーに恵まれるか否かといったところだろう。せっかくいいアナウンサーでも、いいパートナーに恵まれなきゃ台無しだもの。あ!今回のパートナー?今はまだまだ全然駄目。だって昨日はSPEEDがゲストにくるというのに、「私は歌を全然聴いたことがないから分かりません」だもの。全然駄目。確かに直接インタビューをした訳ではないけど、少しは新幹線の中の堀尾アナを見習って欲しいぜよ。このままでは堀尾アナの良さが生かせないまま終わってしまいそうだ。でも、ま、兎にも角にも始まったばかりだ。今後のなりゆきを見つめていたいと思う。
さて、ライバル。『NHKニュース10』が始まるのに伴い、『ニュースステーション』も9時54分スタートと、すこしだけ早くなった。確実に『ニュースステーション』はライバル視していることが分かる。NHKはといえば、視聴者への調査をしたところ、NHKで10時台にニュースがあったら見るという結果が出たのでそうしたというのが表向きの理由のようだが、真相のほどは私には分からない。テレ朝も『ニュースステーション』のスタート時間が9時54分になったのに伴い『世界の車窓から』も48分スタートになった。『世界の車窓から』(静岡では放送されていないけど)的には十分納得した移動だったのだろうか。それに例えば9時台の番組を2時間スペシャルにしたい場合、10時に拘った番組『ニュースステーション』がある為、どうしても8時台から9時台のまたがってやらざるをえない。 他局はだいたい7時から9時で一番組。9時から11時で一番組といった区切りをしているので、もしテレ朝の番組を見たいなと思っても他局と被ったりしたら、どうしても中途半端で始まるテレ朝の番組は見なくなってしまう。新聞のラテ欄を見ていて、テレ朝だけ妙な番組の区切りになっているのも、何もかも、この『ニュースステーション』があるが故のことなのである。なのに、今度は9時54分スタートにしてしまった。これは『ニュースステーション』的にはOKでも、テレ朝の他のゴールデンタイムの番組にとってはどうなのだろうか。久米さんと何もかも一心同体少女隊(失礼!)というなら、別に構わないけどね。あまり他局を意識し過ぎて、自滅すんなよ、テレ朝!!
後日視聴率が発表され、『ニュースステーション』の勝利!と、いかにもっぽくスポーツ紙などでは報道された。だいたいNHKは最初から勝てるとか勝とうなんて思っていないはずだ。新番組がどんなものか気になるのと同じくらい、9時54分からスタートした『ニュースステーション』がどんなもんかな?と人々は気になるんだし、『ニュースステーション』をほぼ毎日見ることを日課にしている人が、そう簡単にNHKに変える訳ないんだから…今後もしNHKの視聴率がアップするようなことがあるとしたら、人々にとって非常に緊迫した事態が訪れたときだ。人々は自分にとってとても重要な局面になったときは、悲しいかな確実にNHKを見て、NHKの情報を信用する。とりあえず『ニュースステーション』の視聴率がいいうちは、個々では重要な局面がきたように報道されていても、日本全体ではまだそれほどでもないということの表われだ!なんて言ったら、言い過ぎかな?
私はなんとなくだけど、久米さんも堀尾アナも、バラエティー番組みたいなものをやっている方が合っているような気がする。『ベストテン』や『ぴったしカンカン』『テレビスクランブル』どれもこれも好きで良く見ていた番組だ。懐かしいなあ。それより今私は、残された『スタジオパークからこんにちは』の行く末の方が気になる。堀尾アナと高見知佳さんが上手に育てた番組を、司会が変わってしまった途端終わってしまったあの番組の如く潰してくれるなよ!お願いだから…

3月30日「貴子」という名前
『3年B組金八先生』(TBS)を見る。先日切り過ぎた前髪が、やっと今ちょうどいい感じに伸びてきた。そういえば中学生の頃、「前髪は眉毛の上まで切り揃える」という校則があった。だから私の前髪はいつも、先日切り過ぎた前髪のように短かった。あの頃はそれが当たり前だったから何とも思わなかったけど、久々に校則みたいな前髪になると流石に恥ずかしいものだ。そういやあの頃から、私は自分で前髪を切るようになった。以前TVで工藤静香さんが「自分で自分の髪の毛を切っている云々」と言っていたのを記憶しているけど、私も結構自分で切っている。だから「前髪きりならまかせてよ!」と言いたいところなのだが…先日久々に切り過ぎてしまった。
校則みたいな前髪のまま、今まで何度かこの番組を見てきた。ちょっと中学生に戻ったような気分で金八先生を見るのも趣き深いものだ。半年間続いたこの番組もいよいよ今日が最終回だ。毎週楽しみにしていたドラマだったから、終わってしまうと楽しみがひとつ減ってしまう。淋しいものだ。
今日番組の中で一冊の本が紹介されていた。タイトルを聞いてもピンと来ず、作者名を聞いても全然ピンと来なかったのに、内容を聞いてハッとした。この話は確か…と思って、金八先生が説明するその本の内容に耳を傾けた。やっぱりそうだ、と確信した。それは…壮絶な人生を生きた女性弁護士が書いた本だった。以前私はこ女性弁護士を追いかけたドキュメンタリー番組を夜遅い時間帯だったのにもかかわらずリアルタイムで見て、鑑賞日記を書いている。1999年4月26日の日記がそれである。もう一度読み直して頂ければ、大凡の内容は分かると思う。私がこの番組を見てから約1年が経った今、この壮絶な人生について書いた本が金八先生の中で紹介されるとは、何ということだろう。鑑賞日記を日々書く作業は大変で、やる気がないような気分の日だって勿論ある。でもこういうことがあると、鑑賞日記を書いていて本当に良かったなと思うのだ。何故ならば、ただ見ただけならば、きっと私の記憶の中にこんなにも強く焼きついてはいなかっただろう。TVを見てもう一度自分の言葉に直して書くからこそ、覚えていたのだと、そう思う。ちなみにこの本のタイトルは『だからあなたも生きぬいて』作者は大平光代さんという方で、講談社から1400円で出版されている。
金八先生最終回でお馴染みのものに、金八先生から生徒ひとりひとりへメッセージを言うシーンがある。今回は「名前」に使われている漢字の意味から、親がどんな思いで名前を付けてくれたのかを語ってくれた。生徒役30人プラス幸作(金八先生の子供)で、全部で31人分の名前の説明があった。その中で多分この日記を読んで下さっているだろうという人に使われている漢字を中心に、あと静岡クイズ愛好会の会員の名前も含め、抜粋してここでも紹介したい。これを読んでいるあなたの名前に使われている漢字があったら幸いだ。
」…優雅という意味。新しいものと古いものが織り交ざった美しさ。そんな人柄の人になって下さい。「」…木の桝で物をはかる手の形という意味。自分の桝で納得出来るまで物をはかって下さい。「」…人偏に建てると書く。自分という人間をしっかりと地面に打ち立てて下さい。「」…竹で編んだ質素な竹の籠という意味。質素でもいい愛らしい竹の籠のような人になって下さい。「」…たくさんの幸せを人にあげるという意味。恵という字を目指して下さい。「」…とても素晴らしい幸運がやってきたという意味。あなたが産まれた時、父母はそれほど喜んだ。そのことを一生涯忘れないで下さい。「」…人に対して深々と頭を下げる人の姿がこの字の意味。人に対していつでも謙虚な人になって下さい。「」…月の光と書き夜道を照らす月明かりという意味。自分の為ではなく、人の為に輝け!「」…羊が大きいと書く。遊牧民が大きな丸々太った羊こそ美しく見えたという意味。痩せた美人になるな!「」…塵を落とし身を清めるという意味。自分の塵ばかりでなく、人のことも綺麗にしてあげて下さい。「」…人の心を穏やかにたおやかにする、そんな話し上手の人に、人の心を和やかにする聞き上手な人になって下さい。
実は私の名前に使われている「貴」という字に関しても説明があった。「」…美しい貝殻が山ほど積まれているという意味。心の中に美しい貝殻をいくつも持っていて下さい。…。私の中学時代を振り返ると、お世辞にも驚くほどいい先生に恵まれたという訳ではない。そんなこともあってか、金八先生を見ていても、「こんな先生実際はいる訳ないよな!」と思うことも多かった。でも、それでも私がこの金八先生が好きで真剣に見てしまうのは、「こんな先生実際いる訳ないよな!」と思いつつも、本当はあんな先生の元で中学時代を過ごせた子たちが羨ましくて羨ましくて仕方がないのだと思う。それほど楽しくなかった中学時代を、金八先生を見ながらいつも愛おしんでいたのかもしれない。過ぎてしまった過去は、どんなにか愛おしんでも決して戻っては来ないんだけど。そう!切りすぎてしまった前髪のように。伸びてきた髪は、戻ってきた過去ではなく新しい未来なのだから。
私の「貴子」という名は、おじいちゃんが付けてくれたのだと聞いたことがある。私の「貴」という名にそんな意味があったなんて、全然知らなかった。今まであえて調べようともしなかったし。名前に込められた思いを、もう一度深く深く心に刻み込んだとき、金八先生は終わった。ありがとう金八先生。本当にどうもありがとう。「心の中に美しい貝殻をいくつも持ってい」る、私はそんな名前のような人になれているのだろうか?

追伸:あなたの名前には、どんな思いが込められているか知っていますか?

蛇足:そういや「金八」って金曜8時っていう意味だったよな。

しかし…

先頃発売された『金八先生卒業アルバム』古沢保著(同文書院)によると、「金八」の名の由来は8人兄弟の8番目のために「金八」と命名されたのだとか。

3月31日祈り
1999年度最後の日。今日は何かひとつの番組を取り上げて書くのもおこがましいくらい、いろいろなニュースが駆け抜けた1日だった。普段だったらトップニュースになりそうな規模のニュースが目白押しで、いろんなニュースがいろんなニュースを押し流し、結局のところ一番大きなニュースに成り得るのはどんなニュースなのかと考えてみたりした。書こうと思えばいろいろなことを書けそうだけど、あまりにも今日という日が忙しすぎたので、鑑賞日記くらいはシンプルにまとめたいと思う。明日から始まる2000年度が、平穏な一年になりますように。


この日記の無断転載・複写を禁じます。

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