かこの鑑賞日記2002年7月1日〜7月31日
2002年6月1日〜6月30日
7月1日1999年の12月31日何していましたか?
『私立探偵 濱マイク』(NTV)を見る。永瀬正敏さんが連ドラに出るのは、何年ぶりだろうか。私のいい加減な記憶の中では『ママはアイドル』(TBS)だことの、『やったぜ!ベイビー』(NTV)だことの、何年どころか十数年以上も前の連ドラくらいしか思い付かない。でもいくらなんでもそりゃないだろうということで、ちょっと調べてみたら、前作は石田ひかりさんの『悪女(わる)』(NTV)であることが判明した。1992年。ちょうど10年前の作品だ。10年ぶりの連ドラ出演作である今作は聞くところによると映画がもともとあって、今作品は12話全部監督が全て違うと言うことでも話題になっているらしい。
そんな訳で今日第1作を見た。映画を知らない私はまったくのさらの状態で見たわけだけど、今では珍しいフイルム映像と相俟って、まさに映画なドラマだった。途中でCMが入るのがモドカシイくらい映画ちっくな作品で、金曜ロードショーで放送されてる映画だと言ってもきっと誰も疑わないんじゃないかとすら思ったほどだ。さて肝心の内容はと言えば、キーワードはずばり「1999年の12月31日何していましたか?」そう!自分はその日、いったい何をしていただろうかと思わず考えさせられてしまうようなつかみになっていた。1999年12月31日。そう!あなたは何をしていただろうか?…
今からたった2年半前のことだ。でも私はちゃんと覚えている。その日がただの大晦日でなかったことも。見ていた紅白歌合戦もなんとなく上の空だったことも。1月1日に変わるその瞬間のことも。あなたも覚えていてくれただろうか。水…
ドラマが中盤に差し掛かった頃、私は「あっ!」と気がついた。ほぼ同時期にそうだったなあと気づいた人も多かったに違いない。私はその日に備えて水を買った。その水は今もまだ家にある。大丈夫だと分かっていても、もしかするとの不安もなかった訳ではないから、水とラジオ付き懐中電灯を買った。でも2000年1月1日になっても何も起きなかった。ドラマはその日、2000年を迎えた直後、ひとりの銀行員が自殺し、そのミイラが2002年に発見されるところから始まる。
ドラマの内容は少々難解な部分があり一言ではちょっと説明しきれない。だけどこの2000年をきっかけに落ちていく3人の銀行員を軸に、彼らをとりまく人々を描いたのは良かったと思う。2年半前はあんなに大騒ぎしたのに、もう人々の記憶からは忘れ去られたあの問題をドラマ化したのは、少なくとも初めてじゃないだろうか。
ちなみに今作には永瀬さんの奥様でもある小泉今日子さんも出演している。どこに出ているんだろうと思ってまじまじと見ていたら、ナント!顔の鼻から下、首までの出演だった。なんて贅沢な。
実は最近レンタルビデオに通い邦画をバンバン見ている。永瀬さんの出演作も当然何本か見ている訳だけど、永瀬さん。随分と雰囲気のある俳優さんになったんだなあと改めて思ってしまう。一般的にはCMくらいでしか馴染みがない人も多いと思われるけど、ぜひ映画俳優としての永瀬さんを堪能してみて欲しい。
2年半前も10年前も、過ぎ去ってしまえばあっという間で、つい昨日のことのようなのに「1999年の12月31日何していましたか?」と問われて一瞬答えにつまるくらい、何かを忘れるには十分な年月なのだと思うと、その年月を形作っている単位である、今日1日を大切に、いつまでも忘れないように過ごさなければいけないんだなと思ってしまう。もしかするとそのための鑑賞日記なのかもしれないし。

7月2日北海道になりました。
『サバイバー』(TBS)を見る。第2シリーズがスタートした。舞台は何と北海道。前回のパラオから比べると予算の都合か手近になったものだ。今はまだ、出演者が覚えきれてないからなんとも言えないけど、少なくともオープニングの出演者紹介は前シリーズのほうが良く出来てたな。あとナレーター変わってたし。やっぱ古川さんじゃ、高いのかな?経費削減?

7月3日結末はきちんと
『真夏のNO.1ミステリーかまいたちの夜』(TBS)を見る。『ごくせん』(NTV)の最終回と『ショムニファイナル』(フジ)のスタートを随分と楽しみにしていたのをビデオに撮ってまで見たドラマだったけど、結末がなんとも曖昧で、思わずゲームの方もこんな感じなの?と突っ込んでしまった。推理モノは好きなので、結構こういうタイプのドラマは好きなんだけど拍子抜けだ。それにしてもひとりひとり殺されていくというシチュエーションのなかに藤原竜也くんがいるというだけで、まるで『バトロワ』(映画)を見ているような錯覚になってしまった。おまけに映画よろしく「君を守る!」って言ってるし。
ただやっぱり結末はちゃんとしてて欲しいと思う。その昔、数学は確実に一つの答えを導き出せるから好きだけど、国語は答えや解釈がいくつもあって納得できない部分があるから嫌!と言ってた子がいたけど、今ならその理由が良く分かる。「お友達でいましょ!」みたいな曖昧さなんて大嫌いな奴だったからなあ。

7月4日小島聖の妖艶さ
『ミュージックカクテル』(NHK)を見る。今日の特集は桑田佳祐さん。新曲『♪東京』のプロモがノーカットで流され見ることが出来たのは収穫だった。桑田さんがタクシーの運転手に扮し、刑事役に中尾彬さん、そしてホステス役に小島聖さんが出演しているプロモだ。音楽番組でさわりは見ていたものの全編を見るのは始めてだったので、正直「こんなプロモだったのか!」と度肝を抜かれた。特に中尾さんと小島さんの絡みの部分でのふたりは役者魂爆発で、本来の中尾さんはこうでなきゃ!と思わせるに十分な感じだったし、小島さんはとてつもなく妖艶で、ちょっとビックリした。中尾さんと言えば、最近ではバラエティーに出演することも多く、随分と親しみやすい感じの人になってしまったけど、大きなビルの扉を5枚くらい開けると一番奥の部屋にある机にいるようなコワモテな役どころが中尾彬さんの本領発揮のはずだ。バラエティーな中尾さんは全然らしくない。そういう意味ではこのプロモ。素晴らしい役者、中尾彬が垣間見られる出来になっていると思う。
一方の小島さんと言えば、トヨエツの恋人として長いこと世間に認識されていたのは過去の話。私の中では「三ツ矢サイダーのCMに出ていたとても足の長い可愛らしい女の子」というイメージが強いために、このプロモの小島さんがあまりにもそのイメージとかけ離れた妖艶な女性であることに随分と驚かされた。可愛・綺麗・妖艶の3拍子が揃う貴重な女優さんになったものだ。マジで生唾もの。このままドラマになってもいいようなキャスティングのようにも感じる。
それにしても妖艶さってどうやれば出るようになるんだろ。妖艶さからは程遠い私としては不思議でならない。どうやら三ツ矢サイダーとトヨエツに関係が有りそうだ。違うのか?

7月5日アクシデントのため
諸事情により鑑賞日記をお休みさせていただきます。

7月6・7日(合併号)正しいツッコミの仕方〜原田泰造さんに学べ!!〜
『タモリ倶楽部』(静岡朝日)を見る。今年も『27時間テレビ』が始まった。今年のテーマは「みんなのうた」。要するにハモネプをメインに27時間を進行させるようだ。「うた」という部分ではNTVのソレとかぶる気がしないでもないが、いいのか?
6日の深夜(正確には7日)0時過ぎに『27時間テレビ』を見るためにTVをつけたら、偶然にやっていた『タモリ倶楽部』の方を見てしまった。その日のテーマは、フウゾクテンの珍ネーミング大賞。それらに順位をつけ、NO.1の珍ネーミングなフウゾク店を決めようというもので、最終的に1位に選ばれたのが……と、ちょい待ち。流石の私もこれは書けん。ただ「養老の滝」をもじって「養老」の部分を別な言葉に代えたネーミングだったことだけは書き記しておきたい。ま、何かは個々に想像してくれ!ヒントはトイレ。
さて、今年は殆ど見なかった『27時間テレビ』を終わりくらいは見るかと思ってみたら、ハモネプ企画で決勝進出した3チームが今まさに決戦を迎えようとしているところだった。そうしたら「自分たちのチームを応援してくれる人たちは『私が。私が。』みたいな感じじゃなくてひっそりと応援してくれる人が多い…云々」とそのなかの1チームの女性が言っていたのを聞いたネプチューンの原田泰造さんが「そういうことを言うと、まるで他のチームが『私が。私が。』と言っているみたいじゃないですか!!」と即座に突っ込んでいたのは、近年にない感動的なツッコミだった。原田泰造。天晴れ!である。
いやね。一見このテのコメント(「自分たちのチームを応援してくれる人たちは『私が。私が。』みたいな感じじゃなくてひっそりと応援してくれる人が多い…云々」)は、自分たちを謙譲しているような言葉に聞こえるので、好感を持つ人も多いかと思うのだ。だけどこの言葉の裏には、確実にいやらしさがあるとは思わないだろうか?これでは他の2チームの人が、何の罪もないのにまるででしゃばっているように聞こえてしまう。そのことに即座に気付いた泰造さんが、間髪入れずに突っ込んだのは非常に正しかったと思う。こういうことは日常生活の中でも密かによくあって、実は私自身常々気になることのひとつだった。だけどなかなかそれに気が付かない人が多くてもどかしくて。こういう感じで世の中を上手く渡り歩いている人って多いんだよ。そういう人って、謙譲している分、質が悪いので自分が他の2チームのような被害を被らないためにも、早く気がついて対処しておいた方がいい。もしヤバイ瞬間がやってきても、その時あなたのまわりには、泰造さんみたいに正しく突っ込んでくれる人はまずいないと思った方がいいからね。けど、私がもしその場にいたら容赦なく突っ込ませて頂くさ。そんなテには乗らないってね。ふふーんだ!!

7月8日【3−1+6=8。】なグループってなーんだ?
今日はさしたる番組が無いので気になる新聞記事から。先月14日の日記で取り上げたドリームが新生ドリームとして8人組みとして生まれ変わるそうだ。8人組である。ったく覚えられない。3−1+6=8。計算式はあのグループに比べて格段に覚えやすいのだが。5+3−1+1−1+4−1−1+4=13か。なんだ簡単ジャン。
で、ドリームである。今回加わった6人のメンバーの中であのグループのオーディションを受けた人の率は何%だろう。案外100%だったりして!!笑えないけど。

7月9日古谷一行の真骨頂
『火曜サスペンス劇場「1000回突破記念・松本清張スペシャル」』(NTV)をちょっとだけ見る。♪ジャジャジャーン!でお馴染みの「火曜サスペンス」がこの度1000回を突破した。冒頭に記した♪ジャジャジャーンの音楽はもはや知らない人はいないのではないかと思うくらい浸透している。日常生活でも何か事件が起こると、つい♪ジャジャジャーンと心で唄うのは私だけか?
さて10時からフジの『天体観測』を見ようと9時55分頃TVをつけたら、イキナリ古谷一行さんが女優さんと非常に生々しい場面を演じており(こう書きゃ意味分かるだろ)焦った。女優さんは誰だ?と思って見ていたら斎藤慶子さんだった。いつまで続くんだろうと思って見ていたら『天体観測』が始まる10時までずっと続いていた。その後どのくらいまで続いていたのかは分からないが、多分結構な時間を費やしていたのではないかと思われる。なんてったって1000回スペシャルなんだから。
それにしてもこのテの役をやらせたら古谷一行さんに敵うものはいないというか、向かうところ敵なしなんじゃないかと思ってしまう。古谷さんと言えば最近ではドラゴンアッシュのお陰でイメージも少しは変えることが出来たのかと思いきや、実のところはまったくそうでもなかったりする。ったく古谷さんったら(ん?)
古谷さんがそうなったのも、それもこれもかつて噂になったアサイリエさんとの一件があったからなのではないかと勝手に思っている。アサイリエ。何の苦もなく思い出せた自分に少々驚いているが、大概は忘れている人の方が多いはずだ。かつてワイドショーの格好のネタになったので、今更詳細までは書かないが、そんなことがあったから今の古谷さんがあるのではないかと思ってしまう。
肝心のドラマの内容の方はまったく見ていないので分からないが、調べたところ前述の斎藤さんは愛人役だったようで、本妻を演じたのは十朱幸代さんだったようだ。斎藤慶子さんと言えばかつて野口五郎さんと噂になったことがある女優さん。かたや十朱幸代さんと言えば、長いこと西城秀樹さんと噂になっていた女優さんだ。(古谷さん含め、さっきから過去暴きまくりで失礼。)偶然にも新御三家というのが笑える。そんな女優陣を相手に古谷さん。なるほど1000回に相応しいキャスティングだな。10時またぎの時間帯に、そうやって視聴者を釘付けにしようとしたのも良く分かる。ただ私は10時過ぎたらすぐにチャンネル変えちゃったけどね。

7月10日「おすピー」の謎
新聞のラテ欄を見る。ラテ欄に「おすピー」という文字を見つけた。一体何のことだとお思いだろうか。「おすピー」。そう!勘の言い方はすぐにお分かりかと思うが、「おすぎとピーコ」略して「おすピー」なのである。ラテ欄で見つけた時は、ちょっとビックリしたが、その後妙に可笑しかった。んなもん略すなよって突っ込みたくもなったさ。それに、おすぎとピーコって男性なのに女性的なイメージがある訳で…なのに、おすピーと略すと、逆に「おす」の部分がクローズアップされてきて、男であることを逆に強調しているようなんだもん。笑っちゃうよ!

7月11日納豆クイーン参上!
ワイドショーを見る。菊川怜さんが納豆クイーンに選ばれた。なんでもあらゆるメディアで納豆が好きということを公言していたからだとか。本人はまんざらでもないご様子だけど、なんか菊川怜、何でもありだなという少々安っぽさを感じる。まあもともとそんな高い人でもないのだが、米倉涼子さんとの相乗効果でいつのまにか高い位置に鎮座してしまったように私には見える。だからま、納豆クイーンっていうのはなかなかいい塩梅なのかもね。

7月12日オールスター戦の裏側で〜ラーメンで勝負〜
『ぐるぐるナイティンナイン』(NTV)を見る。台風である。早くも台風が昨夜上陸した。よもや福岡に!?(6月23日日記参照)と思ったらナント!「岡」繋がり?でここ静岡付近に上陸だとな。およ!呼んでないっつーの。一時は物凄い雨で「大丈夫か?」と思ったけど大丈夫だった。一安心。
さて、そんな台風一過の夜、テレ朝ではプロ野球のオールスター戦が行われていた。それとほぼ同時刻、私はNTVで放送されていた『ぐるナイ』を見ていた。そうしたらおもいきり裏のオールスター戦を意識した番組作りが行われており、あまりにもあからさま過ぎるその内容が逆に面白かった。やはりオールスターのような人気スポーツが放送されていると、裏番組はなかなか数字が伸び悩むので、苦肉の策といったところか。
で、何をやっていたかと言えば、比較的数字のとれるラーメン特集だった。題して【達人の選ぶラーメンベスト32】(32と言うのはナイナイの岡村くんの年齢に因んで。)32店舗を順番に食べ歩くという企画だ。32位から順に1位まで。やはりというかなんと言うか、最近このテのラーメン特集では確実に上位(っていうか1位)にランキングされている「麺や武蔵」というラーメン店がここでも1位だった。ここまで各所で絶賛されると、どんな味なのか流石に気になってくる。どなたか食したことのある方はござらぬか?感想求む!
全然関係ないが、ラーメン店と言って思い出したことがある。実は東京の某所にお気に入りのラーメン店があって、東京に出掛けた時はよく食していた。だけど、数年前どこかのメディアで取り上げられ、多くの人々に知られる所になってしまい、行く度に長蛇の列の人気店になってしまった。密かなお気に入り店だったのにガッカリだ。時にラーメン店の中でも一切取材に応じない店がある理由も良く分かるような気がする。並ばなくても食べられたあの頃が懐かしい。

7月13日水着姿が嫌な瞬間(とき)
『タモリ倶楽部』(静岡朝日)を見る。お笑いコンビ、北陽の虻川ちゃんと伊藤ちゃんの水着姿を初めて見た。普段あまり見慣れない姿だったために、なんだか見てる方が照れた。特に虻川ちゃんの水着姿っていうのはなかなか「くる」ものがある。この「くる」感じをどんなふうに例えればいいのか難しい所だけど、敢えて例えるなら、うーん、学校の授業参観に来ている親たちが皆水着を着て、何食わぬ顔で教室で授業を見ている感じとでも言えばいいだろうか。うわ!止めて!みたいな、そんな感じ。それが虻川ちゃんの水着姿を見た私の印象。

7月14日眉毛は大丈夫ですか?〜PART2〜
今日はさしたる番組がないので気になる新聞記事から。栃木の柔道大会で細い眉にしていた中学生6人が失格になったという記事を見つけた。何でも数年前から「細い眉毛は相手を威嚇(いかく)して、不快な思いをさせるため禁止している。ルールにのっとって競技することの重要性を教えるため、教育上失格にしている」そうだ。禁止を盛り込んだ申し合わせ文章を各校に配布もしているそうだし、今回失格になった6人はそれに従わなかった末の失格のようだ。
知らなかった。眉毛で失格になる柔道大会があるとは知らなかった。これは栃木のみならずどこの県でも同様に行われていることなのだろうか。それと、細い眉で失格になる競技は柔道だけなのだろうか。相手を威嚇することが理由なら、他の競技にもいえることだと思うのだが、例えば相撲などもそうなのかもしれない。言ってみれば礼節をどんなスポーツよりも重んじているであろう相撲で、柔道で禁じられている細眉が許されているとも考え難いし。今手元にある大相撲の【全力士&関係者の顔写真入名鑑】を見ても、明らかに細眉(つまり抜いたり剃ったりして必要以上に細く加工している眉のこと)と思われる人はいなかった。皆自然体か。というか、例えば幕内の八角部屋の海鵬関に代表される立派な眉の方がよっぽど気になるが、今回はそういう話ではない。ところで、太眉は威嚇にはならんか?ならんか。
またしても関係ないが、この記事を読んでいたらその昔、校則を破ったために卒業アルバムに顔写真を載せてもらえず、その代わりにフラワーポットが掲載された一件を思い出した。あれは確か、昭和だったか平成だったか、とにかく15年近く前の出来事だったと思われる。10年一昔という言葉もあるけれど、どんなに時代が移り変わっても、守らなければならない規則を破った末の罰則は大きいな。ウルトラの罰ゲームなみに。(なんのこっちゃ?)

7月15日タイタニックの生存者に90年後の未来を思う
今日も引き続き新聞記事より。昨日の新聞記事の下に沈没したタイタニック号に乗っていた生存者のひとりが亡くなったという記事が載っていた。これで残る生存者は3人だそうだ。1912年の事故で今年が2002年。ちょうど90年が過ぎ去った訳だ。その数が0になるのも時間の問題だろう。

なんだろう。こういう時自分の文章力のなさが嫌になる。なんて言っていいのか分からないが、新聞の一番下にひっそりと載っていたこの記事を何度も何度も読み返していたら、えもいわれぬ気持ちを覚えた。大ヒットした映画タイタニックは見てないけど、どんな事故だったかは知っている。1912年のあの日、生き残るためにみんな必死でボートに乗ろうとした。ボートに乗って助かった人も、あの日あのまま亡くなってしまった人も、90年経った今では3人しか生存者がいないという現実。当然と言えば当然の話だ。でもなんだろう、ぼんやりと、でも確かにあと90年経てば、今生きている人の殆どはこの世にいないのかということを嫌でも考えさせられて悲しくなる。
90年なんてたぶんあっという間だ。大切にしなければ。なるたけ後悔しないように。言いたいことは伝えておこう。90年後、誰もいなくなる前に。

7月16日サブカル力士参上!
『大相撲名古屋場所』(NHK)を見る。立田川親方をご存知だろうか。現役時代の四股名とか。答えは元幕内 敷島。本名・吉種弘道。生年月日は…お?そうだったのか。そうは見えん。実は今書きながら初めて知ってかなりビックリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さて、その立田川親方。噂には聞いていたが、今日相撲解説地上波初登場で、初めて解説を聞いて噂以上の出来栄えに感激してしまった。その「噂」というのは、例えば昔(現役時代)の相撲雑誌で敷島関の支度部屋のコメントが面白いと言う記事。その記事を受けて引退時に「どんなことを言って記者を笑わせようか考えていた。」という本人のコメント。例えば、『アド街ック天国』(テレ東)が両国が舞台だった時に、山田五郎さんの口から「角界切ってのサブカル力士・敷島関の断髪式に行って来まして…他にしりあがり寿とかスチャダラパーとかそんな名前が次々に呼び出されて、名前を読み上げている行事さんが…」との発言。だから気になっていた。
私が大相撲をちゃんと見始めたのは、敷島関が引退してからだったので現役時代の活躍はまったく知らない。だから余計に気になっていたのだ。

「春日王(今場所新入幕を果たした韓国出身の力士)がSMAPや中島美嘉を聴いているそうです」とアナウンサーが言えば「軟弱なのを聴いてますねえ〜」と間髪入れずに言う部分など、他の解説者(親方)なら考えられない。実は相撲解説というのは北の富士さんが光る程度で、あとは特にどうということもない、ま、言ってみればたいして面白くも無い代物なのだ。だからこそ余計に立田川親方が光るのかもしれない。だけどそれを差し置いても、次の解説日が楽しみになる人はそうないということを考えると、これでまた相撲を見る楽しみが増えたと喜ばしい限りだ。
十両解説を終えた立田川親方が幕内の取り組みになったら、協会指定のジャンバーを着て場内警備をしている様子が画面の奥の方に映っているのを私は見逃さなかった。

7月17日「おたく」「マニア」たちへのラブレター
『CDTV激動の上半期シングルTOP100』(TBS)を見る。年の真ん中やら年末やらに放送される『CDTV』のスペシャル版だ。タイトルは上半期TOP100となってはいるけれど、それ以外に放送される内容の方が面白い。今回特に光ったのは、まあありがちではあるものの「恋人にしたいアーティストのTOP10」だった。男女別・ヤングアダルト別に分けて、それぞれランキングが発表されていた。ちなみにヤングとアダルトの境目は何歳で、ヤングと言っても0歳やアダルトと言っても100歳の人には聞いてないだろうとか、差し詰め気にしておきたい部分もあるが、まあさし当たって、ヤングとアダルトの境目は「私ってもう若くないしぃ〜」と自身が思った年齢がアダルトってことで。あと晴れてアダルト物が見られる年齢に達したらとか、まあ個々に判断してくれ!!

さてそのランキングをここに記載したい。まずは「女性が恋人にしたいアーティスト(男性編)」から。
【ヤング】第10位・松岡昌宏/第9位・hyde/第8位・堂本剛/第7位・桜井和寿/第6位・アキヒト/第5位・降谷建次/第4位・木村拓哉/第3位・ガクト/第2位・香取慎吾/第1位・堂珍嘉邦
【アダルト】第10位・奥田民夫/第9位・山崎まさよし/第8位・中居正広/第7位・藤木直人/第6位・平井堅/第5位・稲葉孝治/第4位・桑田佳祐/第3位・桜井和寿/第2位・福山雅治/第1位・木村拓哉。
ヤングとアダルト。両部門でランクインしているのは、木村拓哉さんとミスチルの桜井さんのふたりのみ。個人的には木村拓哉の時代も確実に終わってると思っているんだけど、アダルトの間ではまだまだ人気は健在のようだ。あと特に着目しておきたいのは、ヤングで第8位にランクインした堂本剛さんだろう。実はキンキキッズのふたり、剛と光一。どちらが人気があるのか良く分からない部分があったので、今回、剛くんのランクインを見て「あーやっぱりそうだったのか。」という思いを強くした。しかもヤングでのランクインというところも興味深い。キンキキッズって私がこんなこと言うのも何なんだけど、ふたりとも年上の女性に好かれそうな雰囲気が漂っている。だからこそ今回アダルトではなくヤングでランクインしたことに価値があるのだ。あと、堂珍さん。人気だな。川畑さんじゃなくて堂珍さんっていうのは、結局の所「顔」なんだろうな。
続いて女性部門。「男性が恋人にしたいアーティスト(女性編)」
【ヤング】第10位・後藤真希/第9位・伴都美子/第8位・aiko/第7位・石川梨華/第6位・BOA/第5位・倉木麻衣/第4位・宇多田ヒカル/第3位・吉沢ひとみ/第2位・松浦亜弥/第1位・浜崎あゆみ
【アダルト】第10位・島谷ひとみ/第9位・今井美樹/第8位・小泉今日子/第7位・原由子/第6位・宇多田ヒカル/第5位・松田聖子/第4位・hitomi/第3位・浜崎あゆみ/第2位・坂井泉水/第1位・中山美穂
うーん。そう来たか。ひとみが3人もランクインしてる。ってそうじゃなくて、中山美穂。1位か。そうか。人気あるんだな。ってそうじゃなくって、このアンケートを取った時にちょうど美穂さんが入籍したってことで話題になっていたこともあってランクインしたのかもしれないけど、それを差し置いても人気があることに改めて驚いた次第だ。男性で1位になったキムタクと組んだ『眠れる森』(フジ)はいろんな意味でウハウハだったということになる訳だけど、このドラマの結末は淋しいものだったなあ。
伴都美子とか、原由子とか、松田聖子とか、他にもそう来るか!という人もいたけど、それ以外では何と言ってもモー娘。で一番人気なのが、「世界三大ひとみ(ってそんな大袈裟なもんじゃなかろうが…しかも世界って!!)」の吉沢ちゃんだったことだろう。盤石だと思われた安倍ちゃんの時代は終焉を迎えたということか。
またどちらにもランクインしていたのが、宇多田とあゆ。「世界二大歌姫(ってそんな大袈裟な…以下同文)」のランクインに、これこそ盤石な結果と言えるのかもしれないなとは思う。だけどなあ。もし自分がこういう質問をされた時に、今大人気の歌姫やキムタクの名前を挙げたって全く面白くないと思うんだが如何なものだろうか。まあどうしようもなく好き!っていうなら話は別なんだが、大概の人はそうじゃないと思うし。うーん何だろう。こういうランキングの結果を目のあたりにすると、やっぱり自分はマイノリティーな人間だってことが改めて浮き彫りになるし、そして世の中にはつまらない人が多いってことも良く分かる。(だって、仮にキムタクや福山さんのファンだとしても今更彼らの名前を答えても面白くないジャン!でも現実問題答える人がいる訳で。)だけどそのつまらない人が基本的には多数派を占めているのは紛れもない事実なのだ。そんなつまらない世の中だからこそ、たまに面白い人に出会えた時の喜びは大きい。これはつまらない人間には決して分からない喜びだ。だけどつまらない人はその喜びを「おたく」だことの「マニア」だことの名前をつけて隔離して呼びたがる。隔離する行為自体がつまらないことだとも気づかずに。
いつかこんなランキングが成立しない時代が来ればいい。悪い意味じゃなくていい意味で皆がいろんな価値観を持って生きられる時代が来ればいいのにと思う。私は多分、このテのアンケートで「浜崎あゆみ」や「福山雅治」と平然と答えるような人とは、友達にも、ましてや恋人なんかには、なれそうもないな。だって、つまんないんだもん。

7月18日大竹しのぶに続くもの
『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジ)を見る。食わず嫌いにゲストで来た女優の羽田美智子さん。とても綺麗な女優さんだけど、このテのフリーのトーク番組等で見る度に、ただ綺麗なだけじゃない不思議なオーラを持っている人だなあと思う。今日の番組でもそうだった。面白いというか、顔に似合わぬ言動というか、なんか上手く言葉で表現できないのがもどかしいんだけど、変な話、このギャップにやられちゃう男の人も多いんじゃないかと思ってしまう。実はいろんな意味で大竹しのぶさんを継ぐような女優さんの出現を私は待っているのだけれど、(何故大竹さんなのかという話は長くなるので、またの機会に!)羽田さんこそ、上手く化ければ大竹さんのような日本では希有なオーラを放つ女優になるんじゃないかと思えてならない。

7月19日直に逢って空気を感じるが何より大事
『ウンナンの気分は上々』(TBS)を見る。ウッチャンの誕生日ということでドッキリ企画をやっていた。ウッチャン自身はレッド吉田さんをドッキリさせる企画だと思って仕掛けていたことが、逆に自分自身がドッキリされたと気が付いたときの顔は面白かった。こういう瞬間に出くわすと、改めて思うのが「顔」の大切さだ。顔の大切さといっても、美人とか美男子とかそういう問題ではなく、顔がちゃんと見えることの大切さのことだ。電話とかネットとか、逢わなくてもすぐにコミュニケーションを取る事の出来る手段は近年随分と増えたけど、やっぱり直に逢ってその空気を感じる事は一番大切なんだなと思う。ウッチャンが騙されたことを知った、その時の顔ったら、絶対に電話やネットなんかじゃ伝わらないほどいいものだったんだから。

7月20・21日(合併号)慣れの怖さ
『大相撲名古屋場所・千秋楽』(NHK)を見る。この2日間所用で出掛けながらも気になっていたのは大相撲だ。21日には外出先でTVのある場所を見つけてしばしの観戦をした。何と言っても今場所千秋楽の見所は、幕下の8人での優勝決定戦だろう。くじでトーナメント形式で行っていく訳だけど、負けたら即終了ということも相俟ってなかなか面白いものだった。6勝1敗で8人の力士が上がるなんてそうある事ではない。
8人で優勝決定戦と言えば昨年の同じ名古屋場所もそうだった。この時は十両で、9勝6敗で8人の力士が並んだ。有名どころでは寺尾関とか貴闘力関とかいたけど、いずれもあっさり敗れて、浜錦関と武雄山関での決勝戦の末、武雄山関が勝利している。確かこの時は、引きや叩きが目立つ消極的な相撲が多かったと記憶している。と言って思い出すのが、同日にフジ系で行われていた『27時間テレビ』でのヒトコマだ。フジ系列各局のキャラクター相撲と言うのがあって、ちょうどこの十両決定戦の裏でやっててザッピングして見ていた私は、随分面白かったんだっけ。引きや叩きが目立つ本場所以上に前に出る白熱した戦いがキャラクター相撲で行われていた時は笑ったな。一瞬どっちが本場所か分からなくなりそうになったほどだ。…んなわきゃない!(@タモリ)
で、今場所優勝したのは千代大海関だった。贔屓の力士でなければ誰が優勝してもさしたることはないが、貴乃花関のいない土俵ももう慣れたな。私がお相撲を本格的に見始めてからはいない時期の方が長くなってしまったんだからね。慣れって恐いわ。

7月22日1日を無事に過ごせることの幸せを知れ!
今日は気になるニュースから。昨日の朝、宿泊したホテルでTVを見ていたら、東京駅構内のコンビニで万引き事件が起き、犯人を追いかけた店長が刺し殺されるというニュースをやっていた。犯人はいまだ逃亡中とのこと。事件現場がまさに今から行こうとしている場所だっただけに恐怖を覚えた。TVで報道される事件はいつも遠いところの絵空事のように思っている人も多いと思うけど、それは違うと思う。本当は事件はいつも自分の身近で起こっている。でも、それに運良く関わりを持たずに要られる、ただそれだけのことなのだ。ただそれだけのこと、それだけのことがとても嬉しい事であるなんて大概の人は気が付かない。たぶん運悪くその事件の当事者になるまでは。

数年前、私は友人ととある駅から電車に乗り、家に帰った。翌日、家でTVを見ていた私は、昨日私たちがその駅を発ってから1時間後に異臭騒ぎがあったことを知った。あと1時間その駅を発つのが遅かったら、異臭を仕掛けた人が1時間早かったら、私たちはその騒ぎに巻き込まれていたんだと思ったらぞっとした。幸いその騒ぎで亡くなった人はいなかったけど、それ以降もことある毎にニュースではそのことを報じていたので、私はニュースを見る度に思い出し恐くなった。
このテのニュースを見る度に思うのは、今報じられている事件の当事者たちも、昨日までは私たちと同じように数多く報道されるニュースを客観的に見ていたんだろうということだ。まさか次の日自らが事件の当事者になるなんて思いもしないで。だからこそ恐いのだ。だからこそ私は今日1日を無事に過ごせるってことはそれだけで十分幸せなことだと、いつも心に言い聞かせている。明日後悔しないためにもね。
後日、東京駅の事件の犯人が自首してきた事を知った。殺人の動機はなんとも浅はかなものだった。これでは被害者もの超された遺族も居たたまれない。正義感ゆえの仇なんて…そんなことあっていいのだろうか。ああ正義の神様。どうしてどうして……こういう時こそ力を発揮して欲しいのに。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

7月23日再放送の罪
『イマジン』(テレビ静岡・再放送)を見る。今、静岡では深田恭子ちゃん主演のこのドラマの再放送をやっている。オンエア当時はアリキリの石塚さんがホリプロ繋がりで出してもらえている部分にのみ注目してみているだけだったけど、今日何の気なしに見ていたら、先日自殺した戸川京子さんが出演している事を知り、あまりのタイムリーさにドキッとした。月日が経てば同じドラマでも違った見方が出来る典型だけど、でもこういう場合はあまり嬉しくない。ドラマの再放送って、やっぱ罪な奴だわ。

7月24日人気が出ると突然親戚になるような奴、出現!!
ローカルニュースを見る。『大相撲名古屋場所』で十両優勝した静岡出身の潮丸関が、静岡第一テレビを除く全ての局に出演しており、その全てを網羅した私はご丁寧にビデオにも撮った。潮丸関マニアには堪らないビデオの完成である。さて、潮丸関はどの局でも似たような事を聞かれて大変だったようだ。でもこれも人気者の宿命ということで。十両優勝したことで来場所の幕内が有力視されているようだけど(追記:決定しました!おめでとう!!)上に来ると今まで見向きもしなかったようなTV局やメディアまでが注目するようになるから面白い。有名になると親戚が増えるようなものだ。ったく。今まではNHKとテレ静くらいのものだったのに、SBSと静岡朝日まで仲間入りして、最後の砦は第一だけになってしまった。(第一でも扱っているのかもしれないけど、格段に少ないと思われる。)
潮丸の事は、私が相撲を見始めて間も無い頃、幕内上位にいることに気が付き、それからずっと密かにその行く末に注目していた。今年の初場所。晴れて関取の仲間入りをした時は、国技館まで見に行ってサインをしてもらったものだ。私の宝物だ。
それにしても私がお相撲を好きになって1年ちょいでここ静岡にも久しぶりに関取が誕生したことを思うとこの偶然が何とも嬉しい。もともと野球やサッカーに比べて扱いが少ないスポーツなので、たとえ突然増えた親戚のようであっても、こうやって扱いが大きくなるのは歓迎だ。これからも応援していきたいと思っている。
ところで…断っておくが、私が何度かこの日記の中で「好きな力士が出来た」と応援している力士と潮丸関は別人なのであしからず。それが誰なのか分かる人にはちゃんと分かるように書いているので、薄々気が付いている人もいるかもしれないけど、とりあえずその力士の名前はまだヒ・ミ・ツ。(わざわざ間に・なんていれて、それほどのもんじゃないだろ。しょーもねーなあ私も。)

7月25日何故に結婚?
『いきなり!黄金伝説。』(テレ朝)を見る。何故、この番組で1ヶ月1万円生活をした元アイドルは、その後すぐに結婚するのだろうか。1万円で生活するよりも、それの方がよっぽど伝説だと思うんだけど。

7月26日ドラマを地で行く俳優さん
今日は気になる新聞記事から。『北の国から』(フジ)でお馴染みの俳優・吉岡秀隆さんと、同ドラマで共演した内田有紀さんが交際中なのだという。じゅんちゃん。私生活もまったり『北の国から』だな。幸いなのは、ドラマと違って有紀ちゃんが結婚していないことくらいか。

7月27日オカダユキコが飛び降りた、その年の夏に出会った「うまさ」
『土曜特集・鶴瓶の家族に乾杯』(NHK)を見る。だいたい月一回の割合で放送されているこの番組のことをあなたは知っているだろうか。タイトル通り笑福亭鶴瓶さんが、町で出会う人々(家族)とのふれあい(乾杯?)をするドキュメント旅番組で、毎回ゲストを一人(一組)迎えて放送される。番組の前半は鶴瓶さんとゲストが一緒に出逢いを求めて町を練り歩いているのだが、後半ではそれぞれが出逢いを求めて別行動するという構成になっている。この別行動からがある意味この番組の真骨頂で、一番面白い部分でもある。今回はゲストがキャイ〜ンだったということもあり、より面白く見ることが出来た。
さて、この番組の見所はゲストの人選も確かにあるけれど、それ以上に鶴瓶さんの「うまさ」。その一言に尽きる。素人相手の会話の「うまさ」・町の人々の中にすーっと入っていく「うまさ」、TVには不慣れなはずの町の人々を自然にさせることの「うまさ」・そして何と言ってもその日逢ったばかりの町の人々の素を引き出すことの「うまさ」については芸能界屈指であると言ってもいいだろう。素人相手の「うまさ」を持つ人と言えば、例えば『仮装大賞』(NTV)における欽ちゃんだったり、『ウルトラクイズ』『高校生クイズ』(NTV)での留さんだったり、あとこれはおばちゃん限定だけど『おもいッきりテレビ』(NTV)でのみのさんだったり、毒蝮三太夫さんだったりするわけだけど、鶴瓶さんは彼らのような代表作が無いが故に語られないだけで、私はもし鶴瓶さんに彼らのような代表作があったのなら、確実に彼らを超えていると言っても過言じゃないとさえ思っている。それくらい長けていて、「うまい」のだ。「うまさ」とは決して要領よく器用にこなせるという意味ではない。
これは私の憶測なのだが、この『鶴瓶の家族に乾杯』誕生のきっかけになったのは、多分15年ほど前にNHK教育で放送されていた若者番組(今で言うところの『シャベリ場』みたいなもの。)『YOU』にあると思っている。毎週土曜の夜に放送されていたこの番組に鶴瓶さんは月一で出演しており、そこで素人相手のしゃべりをとてもうまくこなしていたのだ。夏休みの図書館をレポートした回は今でもよく覚えている。あれは確か、歌手のオカダユキコさんが飛び降りた年の夏だっただだろうか。それが鶴瓶さんの「うまさ」との出逢いだった。訪れた男の子の部屋にオカダさんのポスターが貼ってあったのを見ても決して臆することなく、その男の子とオカダさんについて「うまく」会話をしている鶴瓶さんを見た時は、いろんな意味で感動したっけ。あーなんか思い出話にひとりで盛り上がってしまった。失礼。
その翌年『YOU』は終わった。にも関わらず、その後番組として放送された『土曜倶楽部』でも鶴瓶さんは月一で出演が続いた。だからNHKには鶴瓶さんの素人相手のトークの「うまさ」に気が付いていて、それを決して手放したくないスタッフがいるのだということに気が付いた。これは私の想像だが、その「うまさ」を知っているスタッフが、この『鶴瓶の家族に乾杯』という番組を考え付いて放送しているに違いない。そしてそれは間違いなくNHKの財産だ。さっき鶴瓶さんには代表作がないようなことを書いたけど、本当はこの『鶴瓶の家族に乾杯』は立派な代表作に成り得ると思うのだ。だけど、如何せん地味なのが悔やまれる。これは私の案なのだけど、どこかの民放局が素人相手の番組司会に鶴瓶さんを起用してみるというのはどうだろうか。これから先もずっと続くような、そんな番組に起用したら今からでも大きく化けると思うんだけどなあ。

今日のゲストであるキャイ〜ンが町の人々となかなかうまく触れあえずにいる時、鶴瓶さんは道で出会った小学生3人を引き連れて、それぞれの家を訪問することに成功していた。もしも『仮装大賞』の司会が鶴瓶さんだったら、たとえ子供が後1点足りなくても欽ちゃんみたいに審査員に1点おちょうだいはしないだろう。眼鏡の奥にある優しそうなたれ目の裏にちょっと毒がありそうな気がする、それがまたほっとくと暴走する恐れのある素人相手にはもってこいだと思うんだけどね。それを全部ひっくるめての「うまさ」でもあるし。鶴瓶に乾杯。

7月28日可児市からのイリュージョン
ワイドショーを見る。和泉元彌さんの空中移動に取材陣&野次馬殺到!まさにイリュージョン。だけど冷静に考えれば、こんなしょーもないことで脚光を浴びてる和泉元彌もなんだかね。ちなみにスタートは可児市。ゴールは新宿のコマ劇場。このイリュージョン。実は次回公演もあるそうで、次回は9月14日。長野から岡山までの公演だ。台風でも来たら一体どうするつもりなんだろ。ま、いいか。

7月29日世も末
『ウイーケストリンク!!』(フジ)を見る。結末が遂に次回送りになった。一番あってはならないパターン。世も末か。

7月30日番組出場者に感情移入するために
『サバイバー』(TBS)を見る。ここ2週間ばかり特番で放送されなかったこの番組が今夜から放送を再開した。それにしてもあれさ。次に誰がいなくなるのかと言う点ではウルトラと似たようなものがあるし、出場者に感情移入をしていくと言う点でも、1週間に一度という放送スタンスは素晴らしいのに、番組開始直後に2週間も休んじゃだめさ。せっかく覚えた出演者も1から出直しだよ。あれれ。でもなんだかんだ言っても私は見続けるけどね。

7月31日親の罪〜子供は親を選べない。ルイがヴィトンを呼んだ朝〜
今日は気になるニュースから。「類は友を呼ぶ」という諺がある。実は結構気に入っていて、ふざけて私は「ルイはヴィトンを呼ぶ。」などと言い換えてたりもしている。意味はまあ、ブランド物はブランド物を呼ぶということで。ちょっと皮肉交じり。(とは言うものの意味不明)。とまあ、こんな風に言い換えて遊んじゃうほど好きってことが伝わればよし。

さて、本題。今日の新聞にも出ていたし、今朝のワイドショーでも取り上げていたのだが、深夜1時ごろゲームセンター駐車場の車内から1歳10ヶ月の子が連れ去られ海で水死体で見つかったという事件があった。25歳の父親が米国製の車の中に子供を寝かしつけ、自身がゲーセンで遊んでいる最中にいなくなった模様で、いまだ犯人は分かっていないのだと言う。
さてさてこの事件について書かれた記事を読んでいたら、私の中にいくつか気になる部分を見つけて「うーん。」と唸ってしまった。

キーワード1・深夜1時
キーワード2・1歳10ヶ月
キーワード3・無職
キーワード4・米国製ワゴン車
キーワード5・25歳&22歳

多分私が感じたことを、あなたも感じたと思うし、多分この記事を書いた人も同じことを感じたのではないだろうか。そして朝のワイドショーを見ていたら、この話題が取り上げられた際、他のコメンテーターたちが犯人に付いて追求する中、井筒和幸さんだけが「今は子供を深夜一時に連れて行くというのは常識なんですか?」と私が感じたようなことをコメントしてくれた。これはコメンテーターとして番組に参加している人がするコメントとしては非常に正しい言葉だ。そんな正しいコメントにもかかわらず、他の人たちはそれに大して多くを語る訳でもなく、さっさと次の話題に行ってしまった。ったく、他の奴等は…。でもこれは決して避けてはいけない一番大切なことだと思うのだ。少なくとも私の中の常識では考えられない。これは私が非常に厳しい環境で育ったからということも十分にあるのだろうけど、深夜1時に子供をゲーセンに連れて行くという親の感覚が分からない。おまけに連れてった親が無職だし、いや!別に無職をどーこー言うつもりもないんだけど、無職で25歳なのに我が家よりいい車に乗ってるし。ったく悲惨な事件ではあるんだけど、未然に防ぐことは十分可能だったのではないかと思うと、犯人云々の問題より再発を防ぐためにも「今は子供を深夜一時に連れて行くというのは常識なんですか?」と問い掛けた井筒さんの発言は正しかったのに、嗚呼。どうしてそっから話を進めないかなあ。

子供は親を選べない。私自身も人一倍厳しい親に生まれてきちゃったなあと何度思ったかしれない。かなり長い間8時前には寝ることを強制されたり、漫画本すら読ませて貰えないような子供時代を実は送っている私(その後遺症で、今でも漫画があまり得意ではない。クイズをやってても漫画やアニメ問題が出ると、子供時代読ませて貰えなかったことを思い出して悲しくなる。)だけど、少なくとも深夜1時にゲーセンの駐車場に置き去りにするような親じゃないことだけは絶対に確信が持てるから、私はとっても感謝している。時代がどんなに変わろうとも、「今は子供を深夜一時に連れて行くというのは常識なんですか?」という問い掛けに対して迷いもなく「常識なんかじゃ絶対に無い」と答えられるだけの自分でありたいと思う。
葬式に訪れた友人たちがTVに映し出されるのを私はじっと見ていた。外見で人を判断してはいけないということは分かっている。でも、少なくとも私の友人にはあまりいないタイプの人たちの多さに、「あーまさにルイはヴィトンを呼ぶ」だなあなんてことを思った朝だった。


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