かこの鑑賞日記2003年9月1日〜9月30日
2003年8月1日〜8月31日
9月1日キヨスクでの出来事
『スーパーテレビ』(NTV)を見る。JR両国駅の改札を入るとすぐ右手にキヨスクがある。そのキヨスクの隣に売っている花束とキヨスクとの間に身を置いて15分くらい人を待っていた時のことだ。「こんなところで花束なんか売って、需要はあるんかいな?」と余計な心配をしていたら、5分後に花束の前で立ち尽くす母娘(推定50〜60代の母と、30代くらいの娘)が現れて随分と驚いたことがある。「買うのかな?買わないのかな?」と暇だった私はしばし母娘の会話に耳を傾けることにした。母娘は「これがきれい」「こっちのほうがきれい」とひとしきり話した後、結局2束(ひとつは母宅、そしてもうひとつは娘宅用。会話から推定。母娘であることも会話から断定。)購入し、おもむろに財布から1000円札(500円×2束)を取り出しキヨスクの店員さんに払いニコニコと改札を出て行った。
その一部始終を見ていた私は、なんだかよくわからないけど日本も広いなと思ったのだった。思うにこの母娘はもともと花を買う予定はなかったのではと。でも、売っていた花束がとてもきれいだったから思わず購入したと、きっとそんなところなのだろうと思う。これが世間一般で言うところの「衝動買い」というヤツである。私自身はあまり花を飾るという習慣がない為「あーそういう人もいるんだなあ」と思いとても勉強になった。母娘のまったりとした会話も、高級そうなお財布も、なかなかナイスな感じだったこともあって、たった5、6分程度の出来事だったにも関わらず、結構いい暇つぶしになった。家に帰ってあの花束を飾っているふたりの姿を想像すると、なんだかほのぼのとした気持ちになった。花束を売ったキヨスクの店員さんも笑顔で花束を包装紙に包んでいたし、それを見ていた私も「売れるんかいな?」と思っていた花束がいきなり売れたので嬉しかったし。花束のまわりはみんな笑顔に満ち溢れている。
母娘の後姿を見送った後、キヨスクの方に目をやると店員さんがなにやら大きな台紙に記入していることに気がついた。目があまりよくないのではっきりとは確認できなかったのだが、どうやら今売れた花束の明細を記入しているようだった。普段キヨスクの前を通り過ぎただけでは目にすることもないし、仮に自分が花束を購入したとしても目にすることはないであろうキヨスクの仕事の一部を垣間見られたので待っている15分が意外にもあっという間に感じられた。定点観測。待つってこともたまにはいいものなのかもしれないと思った瞬間だった。*さて、本題。今日の『スーパーテレビ』の内容は「山手線100のヒミツ」と題して、知られざる山手線の裏側が放送された。別に私はテッちゃんではないけれど電車は大好きっ子なので、こういう話題が放送されるとついつい見てしまう。その中のひとつの話題がキヨスクの店員の話だった。キヨスクの店員の客さばきのすごさについては噂には聞いていた。これはもう、職人芸のひとつとして、人間国宝に指定してもいいような気さえする。それくらいスゴイと私は思っている。個人的にはキヨスクの店員の多くが女性であるという現実を特に重く受け止めたいと思っているのだけれど、その話をすると話が違う方向にいきそうなので今回はちょっと。
キヨスクの店員のひとりである谷本さん(女性)は、山手線の各駅で働く店員さんの休憩時間を渡り歩いて働くスペシャリストだ。この表現では分かりにくいかと思うので説明すると、キヨスクで働く店員さんにも勿論休憩時間はある。ではその休憩時間には誰が働くのかと言えば、谷本さんという訳なのだ。各駅ごとに休憩時間は存在するわけだから、その休憩時間にあわせて谷本さんが各駅を移動するという訳だ。だから勿論彼女は各駅のキヨスクの状況を全て把握しおかなければならず、かなりの技術を要する仕事なのである。*OLだった頃、私は毎週水曜日のほとんど同じ時間に、キヨスクで週刊誌を買って電車に乗っていた。勿論買う週刊誌は同じものだ。当時はなんと言うこともなく行っていた習慣だったのだが、今思い返すとあれだけ記憶力のいいキヨスクの店員さんなのだから、もしかして「あ!またこの子来たよ!この雑誌買ってるよ!」くらいには思われていたのかもしれない。そう考えるとなんか照れる。だってさ、その週刊誌、どう考えても20歳そこそこのお姉ちゃんが読むようなものじゃなかったんだからさ。
9月2日モデルロケット発射!
『タモリ倶楽部』(静岡朝日)を見る。ラテ欄に「宇宙へ」と書いてあったのを見て「タモリ倶楽部らしからぬ壮大なテーマだなあ」と思っていたら、モデルロケットだった。モデルといってもそれなりの知識を必要とするようで、勉強をして挑んだロケットも4人が打ち上げたうちの一基は結局飛ばずじまいに終わった。案外難しいようだ。
9月3日大いなる前振り
『クイズヘキサゴン』(フジ)を見る。番組の中でTake2の東さんが白石美帆さんにプロポーズして見事に玉砕していた。東さんとんピエロだ…と思っていたら、次の日…
9月4日翌日の意外な着地点〜でも意外じゃないの本当は〜
今日は気になる芸能ネタから。白石さんと福山さんの熱愛?の記事が新聞に掲載されていた。嘘かホントかは別にどうでもいいとしても、あまりにも出来杉くんなタイミングに笑った。でもこの噂も強ちウソじゃないかもよ。確か福山さんの好みの女性って、色白で、目が大きくてパッチリしていて、髪の長い、お人形さんのような女の子だったはず。
9月5日ウラの世界を垣間見る〜未来のお宝映像番組〜
『人間ドキュメント』(NHK)を見る。どんな世界にも必ず裏側がある。こんなちっぽけな鑑賞日記にだって「ウラ」がちゃんとある。勿論大相撲の世界にもある。「出世して親孝行をしたいと入門した少年」と「引っ込み思案な性格を変えたいと来た少年」のふたりにスポットを当てて番組が放送された。大相撲に入門したばかりの力士が行く「相撲教習所」に通うふたりの力士が怪我や病気に見舞われてもなおも頑張り続ける姿を見ていると、否が応でも応援したくなるのが人情というのもだ。それでも毎年多くの若者が夢破れて大相撲界から去っていくのを目の当たりにしていると、このふたりもいつまで続くのかと心配になってしまう。これからもその動向を見守り続けていきたいと思う。いつかこの番組当時のことを二人の力士が笑って話せる日が来ることを祈りつつ。今日の映像がお宝映像になればいいななんてことも、ちょっと思いつつ。
9月6日詳細はまだ
『白線流し〜二十五歳〜』(フジ)。諸事情でまだ見れてない。あんまり評判良くないみたいだけど、私的感想はどうなんだろうちょっと楽しみ。
9月7日あと1週間の恐怖
『大相撲秋場所』(NHK)を見る。今日からまた大相撲が始まった。ずっと前から秋場所が始まると「くやこう杯」まであと1週間なんだよなあと思っていたこともあって、ついにこの日が来てしまったかと感慨深い。とは言うものの、現状としては感慨深がっている場合でもなく、大会まであと1週間の追い込みをしなければならないのである。そんな訳だから楽しみにしている秋場所を見に国技館に行くどころか、TV観戦もままならなそうだ。ん?どうやら今日は勝った模様。バンザイ!!
9月8日若手男性人気俳優共演乱舞
『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』(フジ)を見る。映画でロッカーズを演じた中村俊介・玉木宏・岡田義徳・佐藤隆太・塚本高史(敬称略)が、陣内孝則さんと一緒に出演していた。正直映画のことはあまりよく知らなかったので、陣内さんの周りをよく見知った俳優さんが取り囲んでいるのを見て、「うお!!!!!一体なにがあったんじゃあ〜」といってあまりのことに発狂しそうになってしまった。このメンバー男の人には「誰それ?」な人も多いと思うけど、今女性に大人気のシュンな俳優さんたちを集めたといっても過言ではないのだ。まあ中村くんや岡田くんあたりは、芸暦も長いし、今急にという訳でもない様な気がするけど、それでも人気のある若手俳優さんであることには変わりはないし。女性にたとえると誰たちを集めた感じなんだろか。井上和香ちゃんとか?小倉優子ちゃんとか?よーわからん?
でもな、せっかく滅多に音楽番組に出ない人たちが出てるのに、結局陣内さんばっか喋ってたのが残念なところ。5人の俳優さんたちのファンはさぞかし残念だっただろうな。
9月9日全国の学園祭バカたちに捧げるラブレター〜学園祭とクイズの共通点〜
『ウォーターボーイズ』(フジ)を見る。今期唯一見ていたドラマが遂に終わった。この夏これしか見ていなかったけど、これだけでも十分に充実出来た(特にドラマに感情移入するという点においては)ので、とてもよかったと思っている。
*このドラマを見ていたら昔のことを思い出した。思えば私の学生時代は「学園祭バカ」だった。以前このことに気がついた時は愕然としたものだ。小学校から就職するまでの学校生活で、私は学園祭(小学校は運動会)で苦労ばかりしてきたように思う。小学校時代は、音楽クラブに入っていたため運動会の開閉会式で演奏する曲の早朝練習(夕方も)をしたし、中学校時代はクラブ活動の部長をしていたことと、その関係で生徒会の仕事もちょっとしていたので異様に忙しく、高校に入ったら入ったで2年生の時は学園祭実行委員を、3年生の時は友人と模擬店で足が棒になるまで働いて、大学に入っても学園祭実行委員なるものにまたついうっかり友人と入ってしまい苦労しっぱなし。とまあ、私は「学園祭」という金にならない仕事ばかりやってきたいわゆる「学園祭バカ」なのである。
と、ここまで書いてまた新たなことに気がついてしまった。中学は部長といっても地味な部活だったし、学園祭でも展示した品をお客さんに見せるタイプの活動だったので私が表に出るようなことは全くなかった。高校の学実だってそうだ。やったことといえば、学園祭の土台作り。そして正面入り口に置く入場門作り。模擬店も店内を飾ったりメニューを書いたりとか裏方仕事中心。大学の時もコンサートに来るお客さんのボディーチェックとか、バザーの販売とか殆どが地味な裏方仕事。あと会場警備とか。唯一、陽の目を見た仕事といえば、小学校のアコーディオン演奏くらいのものか。でもソロ演奏があるはずもなく…
そう!なのだ。「学園祭バカ」といっても、「学園祭」という言葉の持つ明るい響きとは裏腹の、地味な裏方仕事ばかりをしていたのだ。今頃気がついてしまった。学園祭に来たお客さんの多くは、確かに私が携わった仕事の成果を目にしてはいる。でもそこに私の顔がある訳もないので、それがここにいる私がやった仕事だとは言わなければ分からないようなものばかりなのだ。そんなふうに思ってしまうとなんか虚しい。それでも誰かがやらなければならない仕事であることには違いないので、ただそれをわたしがやったという、それだけの話なのだ。それに大変だったけど嫌だった訳ではないから、そういう意味ではやったんだなという満足感は十分にある。後悔など何もない。*そんな学生時代を過ごした私だったから、将来のためには勉強が大切なのに、それより今しか出来ないからとの理由でシンクロに情熱を捧げる生き方を選ぶボーイズたちに親近感が沸いた。そしてそんな彼らのことが眩しくて仕方がなかった。表舞台に立つことがなかった私はどんなに頑張っても拍手喝さいは貰えなかったから、最後に拍手喝さいを浴びている彼らが眩しくて見ていられなくなりそうなこともあった。学生時代を卒業して大分経つ私は、彼らのような情熱を傾けられるものがある青春を送れる事がどんなにか幸せなことなのか、そしてもう二度とそんな青春時代はやってこないことを知っているからこそ眩しくて見ていられなくなったのかもしれない。
*今、私は「くやこう杯」の準備に忙しい。大好きな相撲さえ見ることがままならないでいる。なにも金にならないような仕事といえば仕事だ。いい機会なので胸の中にあるクイズに対してのもやもやを文章にさせていただくが、例えばクイズを好む人々の中にもこういうイベントを開催することや協力することに対して労をいとわない人がいるかと思えば、逆にこういうイベント開催自体したくない人もいる。そんなこと声に出さなくとも見ていれば分かる。
例えばである。TVのクイズ番組に出演することに何よりの快感を覚える人がいる。でもその一方でクイズは好きだけどTVに出るのは嫌いという人もいる。面白いのはイベント開催に労をいとわない人のなかにもTVに出るのは嫌いという人がいたり、TV番組には出たいけどイベント開催の裏方仕事の労は嫌という人がいることだ。別にどちらが良くてどちらが悪いという話をしているのではない。ただ、クイズを通していろんな人と出会って、クイズイベントを積極的に開催している人を見ていると、きっとこの人は学園祭も一生懸命だったんだろうなあとついつい思ってしまうってことだ。もしも私と同じクラスだったら、一緒に学園祭バカやってたんだろうな。そんな訳でクイズに対する姿勢と学園祭に対する姿勢は、よく似ているなあなんてことを思った次第。クイズで自分の実力をつけることだけに懸命な人と、学園祭で要領よく手を抜き振舞っていたクラスメイトは、私の中で見事にかぶる。*そんな私なのに、学生時代最後の学園祭は全く参加しなかった。大好きだったはずの学園祭実行委員も抜けた。私は卒業後どうしていくべきなのか、将来についての不安でいっぱいになっていた。悩んで悩んで悩んだ挙句の出来事はあまり思い出したくないことばかりで、書いていたら思い出して気が滅入りそうになってくる。それでも私は今、ここにこうして生きている。あの頃なかった大好きなクイズにまみれる日々がある。あの頃の私は、確かに人間の成長過程においてきちんと悩まなければいけない時代だったとは思う。だけど学園祭には行くべきだったと今でも後悔している。なぜなら「終わりよければ全てよし」的な考えが強い私なのに、ちっとも終わりよくない思い出があるのが、大好きだった学園祭なんだもの。この学園祭バカの私が、最後がちゃんと出来てないなんてそんなバカな!*あれから約10年。今、何も金にならないようなクイズイベントに一生懸命なのも、もしかして最後の学園祭が、私の中だけは本当はまだ終わっていないからなのだろうか。まだ終われていない学園祭の続きを、私は今も夢みたいに見続けているだけなのだろうか。決して醒めることのない夢。一度も貰うことのなかった拍手。本当は虚しかったのかもしれない。拍手ひとつさえもらえなかったこと。本当は欲しかったのに、もう遅いから。
9月10日人と「同じ」と「違う」と〜どちらが安心しますか?〜
今日は気になる芸能ネタから。次期、NHK朝の連続テレビ小説のヒロインが藤沢恵麻さんに決定した。ここしばらく良く見知った女優さんばかりだったので、多くの人が「え?誰?」的な起用で、女優さんは未経験だという藤沢さんの決定は良かったんじゃないかと思う。だけど私は彼女のこともちゃんと知っていた。どちらかといえば「え?誰?」ではなく「え?彼女が!嬉しいな。」なのだ。
*人にはふたつのタイプがあると思う。「同じ」で安心する人と、「違う」で安心する人と。ちょっと分かりにくいかと思うので説明すると、何かとても心配事があって相談した時に「大丈夫だよ。そんなこと私だって同じようにあるから。」という答えと、「大丈夫だよ。そんなのみんな違って当然だし。」という答えと。あなたが聞いて安心するのはどちらだろうか?統計を取った訳ではないのでなんとも言えないけど、私は後者。違うで安心するタイプ。そんな私だからという訳でもないだろうけど、私は自分を対象にしていないだろうと思われる物事が大好きだ。例えば雑誌でも、私が本来読むべきである年齢層に向けて発せられた雑誌は殆ど見ない。あえて自分くらいの年齢の人はあまり見ないと思われる雑誌をあえて手にとることで、世界が広いことを知っていつも安心しているような気がする。だからクイズでも「女性が答えられるような問題を作りました。」は逆に苦手だ。キヨスクでいつも買っていた雑誌がどう考えても20歳そこそこのお姉ちゃんが読むようなものじゃなかったということも、前に書いた通りだし。
いくつかある愛読誌のひとつに『non・no』(集英社)がある。この雑誌は10代後半から行っても20代前半くらいを対象にしているので、私なんかはとっくに卒業しなければならないはずだ。なのに私は今だに見ている。図書館にあるので安易に読めるからというのもあるのだが、それは大した理由じゃないようにも思う。何故なら図書館には『素敵な奥さん』とか『婦人公論』とか、主婦の私においでおいでと手招きしているような雑誌も確かにあるのに、私はそれよりも『non・no』を手に取ることのほうが格段に多いからだ。『素敵な奥さん』はそれでも時々は借りてくることもある。でも『婦人公論』にいたっては殆ど手にすることもない。本屋さんで自分と同世代の人が多数立ち読みしているコーナーを素通りして、私は明らかに自分と違う年齢層の人がいるコーナーで立ち止まる。そんな日々だ。*藤沢恵麻さんは、前述した雑誌『non・no』のモデルさんだったので、第一報を聞き「え?彼女が!嬉しいな。」と思ったのもその為だ。そして女なのに昔から可愛い女の子チェックには事欠かない私が、今一番可愛いモデルさんだと思っていたのが彼女だったというのもある。だけど未だ動いている彼女を見たことはない。だからどんなドラマになるのかとても楽しみだ。藤沢恵麻さん主演の『天花』は、来年3月末にスタートする。
9月11日雨男雨女のいないサークル
天気予報を見る。今週末は大会だというのに台風が近づいている。台風の進路がことのほか気になるのだが、なんとか最悪の状況は避けられそうではある。考えてみたら今までの愛好会関連のイベントはほとんど雨が降った記憶がないので、少なくとも現愛好会会員の中に、「自称雨男・雨女」はいなさそうだ。とにもかくにも今週末はいいお天気になりますように。
9月12日戦争を知らない人ばかりになる日〜今の悲しみを後世のあなたに伝えたい〜
『第23回全国高等学校クイズ選手権』(NTV)を見る。「初めて買ったレコード」のことが話題になることはあれど、「初めてワープロに向かって打った文字」のことが話題になることはまずない。それでも大概の人は自分の名前なのだろうが、私の場合は違った。『アメリカ横断ウルトラクイズ』『全国高等学校クイズ選手権』。それだった。まだワープロが出始めの頃、よく行く電器屋さんで面白半分でワープロに触れるうち、いつの間にかブラインドタッチが出来るくらい上手く打てるようになっていた。でもその時はまだ、家にワープロはなかった。
だから私は今でも『全国高等学校クイズ選手権』と打つと、その時のことを思い出して胸がキュンとする。だけど『第 と打った後、「あれ?今年は第何回だったっけ?23回で良かったんだよなあ。」と半信半疑で調べざるを得ない現実と直面したとき、番組に対する愛は今でもちゃんとあるはずなのに、確実に冷めつつあることを如実に思い知らされたような気がして、淋しい気持ちになってしまった。
*もしも明日が大会でなかったら、もっと本腰を入れて見るはずの番組なのに、準備が忙しかったので番組を音だけ聞く程度でやり過ごした。後日、全編通しで見て感じたことはもちろんいろいろある。特に今年は県代表制の廃止に始まる様々な改革が行われたということもあり、長年番組を愛している私も他の多くの人たちと同じように複雑な思いで番組を見ることになった。
県代表制がスタートしたのは1986年、第6回大会からだ。西暦の下一桁と大会の回数の下一桁とが合致するということは私にとって常識だったことを、今になって思い出し「あれ?今年は第何回だったっけ?23回で良かったんだよなあ。」と思って確認したことを不覚だったと深く反省している。この県代表制が始まった第6回大会には、忘れてならないもうひとつの改革があった。それまでずっと行われていた冬の大会の廃止だ。それは『高校生クイズ』には夏冬合わせて6回参加出来ると信じていた私に飛び込んできた衝撃的ニュースだった。実はこの第6回大会は私が始めて参加した『高校生クイズ』なのだ。この時のショックな気持ちは今でもよく覚えている。「え?冬の大会なくなっちゃうの?じゃ3回しかチャンスはないじゃない…(涙)」
いつか、どんなことでも、慣れる日はきっと来る。今では『高校生クイズ』のチャンスが半減したことを誰も嘆き悲しんでいる人はいない(ように思える。少なくとも私には)。それは年一度しか行われないことが当たり前だと思っているからだ。でも第6回当時の私はチャンスも、楽しみの回数も、半減したしまったことを随分嘆き悲しんだものだ。この改革は今でも残念だったと思っている。今でも5回も出場出来た人が現実にいるのだと思うと羨ましくて仕方がない。
あれから17年の年月が過ぎた。実は来年の『高校生クイズ』から、私が嘆き悲しんでいた高校一年生の時にはまだこの世にいなかった子たちばかりが出場するようになってしまうのだ。そんな年を前に『高校生クイズ』が再び新たな改革をしたという、この妙な運命みたいなタイミングをなんと言えばいいのか私にはよく分からない。ただ私は、様々な嘆きも悲しみも、いつか慣れる日が来るというどうしようもない現実が悲しいだけだ。いつかは慣れる。慣れるからこそ、今のこの悲しみを忘れてしまわないように、ここに書き残しておきたいと思う。もう同じ悲しみを後世の人たちに味わわせないようにと願いながら。*「いつの日か確実に戦争を知らない人たちばかりになる日が来る。それが一番怖い。また同じ過ち(戦争)を繰り返すことになるような気がするから。」と言っていた人がいた。嘆き悲しむような出来事は、いつもそんなタイミングで来るのかもしれないことを、今年の『高校生クイズ』を見ながら感じていた。
9月13・14日(合併号)9月13・14日の仲間たちへ
今日は朝から晩まで「静岡オープン」&「くやこう杯2003」一色の為、当然TVを見ている暇などありません。よって、鑑賞日記はお休み…なのですが、いらして下さった皆様に、前回に引き続いて今年もこの場を借りてお礼の言葉を述べさせて戴きます。その中でも私が主に関わった「くやこう杯」についての裏話などを少し。(来なかった人は読み飛ばしてね。)
*この度40名の参加者を集めて行われた「くやこう杯2003」ですが、今年も何とか好評のうちに幕を閉じることが出来、嬉しく思っております。軽く裏話をぶっちゃけますと、くやこう杯で使われた問題や企画の殆どは、勿論大会の冠にも名を挙げている主催のくやこうが考えているのですが、ほんの僅かの部分においては、今回も私が手を加えております。どの部分が手を加えているかはここでは内緒ですが、今回もひとつだけ教えますと、今回「こ」ラウンドで私司会のシークレット企画「箱の中身当てクイズ」は、私がかねてからずっとやってみたいと思っていたものだったので、全て私考案でやらせていただきました。箱作りから、中身に入れるものまで全て。「くやこう杯2001」のシークレットがあまり人気がなかったので今回も人気薄かなと思っていたのですが、チャレンジャーはいるもので何とか一番人気薄にはならずに済みました。私企画に今回参加されました7名様。どうもありがとうございました。また私企画を第一希望に挙げてくださったにも関わらず、エントリーが遅かった関係で参加できなかった2名様。申し訳ございませんでした。もしも次回があるならば早めのエントリーをお勧めします。
この大会も早いもので3回目を迎えました。そうなりますと、毎回参加されている方はある程度のパターンが見えてくるせいなのか、勝つ為の対策を考えてくる方がちらほら出始めました。私自身は企画者側なので勝つ為の対策など一度も考えたことはありませんでしたし、過去2回にはなかったことだったので驚きました。企画者側の私が言うのも何なのですが、一言で必勝法と言いましてもなかなか難しいと思います。ただ企画者側の私が思う対策としては、
【1】とにもかくにもエントリーは早い方がいいということ。
【2】「く」ラウンドでは、その日問題が必ず出るので予習しておいた方がいいということ。
【3】このHPは普段からまめに目を通しておいた方がいいということ。(今年もこの鑑賞日記に書いてあることが出題されましたよ!!)
そしてこれ以外に実はもっとも重要な「勝利へのアイテム」があるのですが、それはちょっとヒミツということで。ラストひとりとなって優勝するためにはこれがなきゃ、きっと勝てません。ちなみに今回も含め過去3名の優勝者にはちゃんとあったから優勝できたのだと私は思っています。
あと、優勝できなくても毎度おなじみ各賞があります。自分で言うのもなんですが、「かこ賞」の賞品が回を重ねるごとにいいものになっています。あげるのが惜しくなるようなものもあります。無論「かこ賞」なので、私の印象に残った人にあげるのですが、今回「かこ賞」を受賞した方の理由は、私企画の優勝者だったからです。この賞を目指して頑張るというのも一考かと。
さて次回も開催されるかは全くの未定ですが、もしも開催されるようなことがありましたら、今回参加された方もされなかった方もぜひぜひいらしてください。*ご参加いただいた40名の皆様。そしてご協力いただいたスタッフの皆様。本当に、本当にどうもありがとうございました。
9月15日来春はいつものでお願いしますよ!
『島田紳助が芸能界の厳しさ教えます!抱かれてみたいスペシャル!』(NTV)を見る。有名人の知名度ランキングが楽しみな期首特番なのに、今回は『抱かれてみたいスペシャル』オンリーでなんかなんかだった。別に全くつまらないわけではなかったけど、やっぱりいつものがいい。ぜひ春は復活を!!
9月16日2003年8月13日のこと
ニュースを見る。立てこもり爆発事件の映像をリアルタイムで見ながら、ふと先月8月13日に書いた日記のことが頭をよぎる。
9月17日〜25日(合併号)読者のみなさまへ5周年のご挨拶
『かこの鑑賞日記』も、早いもので執筆開始からまる5年以上が経ちました。本当は6年目に突入する7月22日当日に、このような挨拶文を書く予定でしたが、諸般の事情で書くことが出来ずにいたため今になってしまいました。申し訳ございませんでした。
*正直5年も続くとは思ってもみませんでした。今日の日記を書くに当たり久しぶりに開始直後の文章を読み直してみたのですが、その内容を殆ど覚えていたことに逆に驚きました。5年前といえば、ちょうどウルトラクイズが復活した年です。懐かしいですね。東京ドーム。5万人。ポン食いなどなどいろいろありましたが、もう復活することはないのでしょうね。
今回は『かこの鑑賞日記5周年』ということでいい機会なので、お話しておきたいことがあります。それは鑑賞日記の更新状況についてです。この5年の間、幾度となく長期間更新しないことがありました。何故更新しないのか、その理由をこれまで表向きには明かさずにいましたが、かねてから一度きちんと説明しておいたほうがいいのではと思っていました。それに今年に入り更新が停滞気味ですし、楽しみに読んでくださっている方にご迷惑をおかけしているということもありますので、このタイミングで話すのはちょうどいい機会なのかもしれません。
更新出来ない理由―――。勿論、その時々により様々です。ただこれだけは申し上げておきたいのですが、この5年間、私が元気で幸せな状態の時に長期間更新を休んだことは一度もありませんでした。これは今だから話せることなのですが、とある人の心無い一言にひどく傷ついて、鑑賞日記が書けなくなった時期もありました。2ヶ月近く鑑賞日記のみならず、トップページの更新も全くしなかった時期があったことを覚えていらっしゃる方もいるかと思います。ちょうどその頃のことです。当時は詳しい事情を説明しなかったために、各方面にかなりご迷惑とご心配をおかけしたことを遅ればせながらお詫び申し上げます。当時のことは今でもあまり思い出したくないことなのですが、この一件で「見える部分についてばかりとらわれすぎて例えば苦言を呈したりすると、見えない部分で上手くいっていた部分に不都合が出ることがあるんだな。」ということを深く考えさせられました。
そしてまた、今年に入ってから実は私の近辺で様々なことがありまして、ご存知の通り近年にないほど鑑賞日記の更新が停滞せざるを得ない状況になってしまいました。ということは私自身が今どういう状態にあるのかというのは、前述の通りなのですが、だからといってあまり心配はしないでください。(と、書いては見たものの、特に心配もしていないとは思いますが。)それにいつの間にかまた更新が再開しているということは少なくとも更新日には、私がパソコンの前にいられる状態にあるということだけは事実なのですから。そしてまた更新が停滞したら、ああそういうことなんだなと分かってくださればそれでいいです。(ちなみに今日の日記は冒頭の通り合併号になっていますが、この間ほとんどTVを見ていませんし、パソコンにも殆ど向かうことはありませんでした。TVやパソコンに向かえる状態ではなかったと言ったほうが正しいのかもしれませんが。)ただ他の楽しいことに一生懸命で、鑑賞日記のことを蔑ろにしている訳では絶対にありませんし、『かこの鑑賞日記』は誰かひとりでも読んでくださって方がいるということが私に確認出来ている限り、辞めるつもりは全くありません。
いきなり話は逸れるのですが、私もいっちょまえに(これって方言?)に卒業論文なるものを書いたことがありまして、その題材にした人の人生というのがこれがまた悲しいものでした。それは名前を聞けばかなりの人が知っている歴史上の人物なのですが、そのあまりにも知られていない一生が悲しくて研究をしている最中に感情移入して泣きそうになったこともしばしばありました。いくつかの逸話を書くと流石に誰なのかバレてしまいますので割愛させていただきますが、(隠す話でもないけど、おおっぴらに書くようなことでもないのであえて伏せます。)その人物のエピソードの中でも私自身が一番印象深かったのが、その人の作品は生きている間はまったくその価値が評価されずにいたことで、亡くなってから後世の研究者たちによってその価値が見出され、今の知名度にまで押し上げられたという事実でした。これはもう何とも言いがたい部分で、よく亡くなってからその功績を称えて賞が与えられたり、階級が上がったりする風潮が実はあまり好きではない自分というのが出来上がったのも、この人を卒論の題材にしてからです。「だったら生きている間に賞をやれよ!」と何度思ったかしれません。
例えば、デビュー後に数人しかいないお客さんの前で歌を唄った逸話を聞くたびに、それでも続けることの素晴らしさを学んだり…。結局何が言いたいかと言えば、「今」が良いことは勿論大切だけど、仮に「今」が駄目でもいつの日か必ず「ああ続けてきてよかったな。」と思える日が来るはずなので、私もそれを信じて書き続けていきたいと思います。*また5年後、似たような文章を鑑賞日記に載せる時、私はどこで何をしているのでしょうね。ただ今は、鑑賞日記の更新が停滞しないで済むような日々を送れたらいいと思っています。(幸せなことで更新停滞するのはいいのですが。そうではないことで停滞するのはもうゴメンだよ!)そしてとてもとてもありふれた日常を送れることは、それだけでとても幸せなことなんだという気持ちを忘れずに鑑賞日記を書いていけたらと思っています。そしてたまには「読んでるよ!」のメールでもください。大きな励みになりますから。楽しみに待っています。これからもよろしく。では。また。
9月26日親になるということ〜人の心の痛みの分かる人になるために〜
『金曜エンタテイメント「TEAM4」』(フジ)を見る。久しぶりに『TEAM』が放送されることを知り、そういえばもうそんな時期になったんだなあと思った。レギュラー放送している頃から見ると心が痛むので辛いのに、それでも見ずにはいられない魅力がある不思議なドラマだ。
今回の根底に流れる少年犯罪のテーマは、暴力は連鎖するということだった。少年犯罪の裏側に、親から十分な愛を受けなかった子供の背景や暴力連鎖について切々と語るドラマを、私は今回もまた心痛めて見ることになった。大人から暴力で教えを受けた人が大きくなると子供にも同じように暴力で教えるようになるという連鎖は、これまでも何度も言われていることでもある。ただ今は、それだけじゃない複雑さも持ち合わせているのが現実で、例えば学校でもそういう視点から体罰をやめる教師が増えているのに、それと反比例するように刃物で平気で人を傷つける子が増えるという矛盾がある。私が小学校の頃先生から受けた行為が、もしも同じように行われたら新聞沙汰になるような、今はそんな時代なのである。そういうことを踏まえて考えると、体罰を闇雲に肯定はしないけど、時と場合によっては必要なのかもしれないなと思ってしまう。
いろんなことを考えると、結局は親のしつけがいかに大切かということに辿りつく。そんなに大切な親なのに、悲しいかな子供を作るための相手と正常な生殖機能さえあれば誰でもなれるシステムなので、「親になると言うこと」の大切さが分からないまま簡単に親になってしまう人も多いのが実状だ。だから悲しいかな出来損ないの人間がこの世に存在するのも無理もない話なのだ。しつけのちゃんと出来ていない人間が、子供をしつけられる訳はないのだから。そしていつも最終的にこの部分に着地して暗い気持ちになるのだけど、このドラマも本当に見て欲しい、見るべき人には見られていないということだ。日頃からきちんと考えている人が、こういうドラマを見てまた考えを深め巡らせるだけの図式では世の中はよくなるはずもない。勿論全く無意味ではないけれど、本当に見るべき人はこのドラマのことなど目もくれていないのだから、そこをどう振り向いてもらうのか、そこが問題なのだけどね。
*『TEAM』というドラマはこれからもずっと続いていくべきだと思っている。見るたびに心を痛める、その心の痛みを知ってれば、きっと人の心の痛みも分かる人間でいられるだろう。『TEAM』はそのためのドラマだと思っている。永遠にあれ!
9月27日携帯電話で番組に視聴者参加の一部始終と雑感〜その3〜
『オールスター感謝祭』(TBS)を見る。
【見て思ったこと・1】今回も携帯電話で番組に視聴者参加!さてさて今回はどうなる?
【見て思ったこと・2】唯一の皆勤賞者は渡辺正行さん。今回も参加で皆勤賞記録更新。今回はテロップちゃんとしてました。一安心。25回。四半世紀です(嘘)。
【見て思ったこと・3】大相撲界からは今回も誰も参加せず。川村ひかるさんがいるから大海は無理ってのは分かってたけど、高見盛関あたりは、無理だったのかな?
【見て思ったこと・4】エントリー200はホンコンさん。
【見て思ったこと・5】マラソンには海外からの参戦者なし。これでよし。いいのだ。個人的にはオリンピックみたいなマラソンは飽き飽きしていたので、もう参戦者はいらん。シモンさんもいらん。今回のチャンプは久々の森脇健児さん。1位予想をするときに考えなかった訳ではないけれど、短距離が得意だと知り、外したんだよな。あーあ。いっときゃよかった。でもなあ。毎回マラソンだけは、本人とある意味心中する気で予想を賭けるから、森脇さんと心中は出来なかったんだよなあ。ちなみに2位は東さん、3位は西野くん。みんな走りこんだりして気合入れているのね。一バラエティ番組なのに。スターが殆ど出ない、オールスター感謝祭なのに。
【見て思ったこと・6】駅伝はなくてもいいような。
【見て思ったこと・7】女性限定レースにでた三船美佳さん。いわずと知れた虎舞竜ボーカルの妻。随分と気に入った様子で、これどこで買えるの?と半ば暴走。彼女の手綱をひけるのは高橋ショージさんしかおらんわなあと納得。
【見て思ったこと・8】綱引き。学習や練習してるかと思いきや、全くそういうことはない模様。2本目は紳助さんのアドバイスもあって勝ったけど、3本目はやっぱ負けた。真面目に勝つ気があるのか分からん。コツを掴んでやんなきゃ無利だっちゅーに。まあドルジ・広島・博之・光洋あたりを連れてくればコツなんかつかまんでも勝てるかもしれんが。あ、あと引きのプロフェッショナル、進くんも。(ちなみに全部力士の本名だす。)
【見て思ったこと・9】各種競技に出た人にもポイント進呈だなんて、スタッフ側もようやく考えたか。25回目になってようやく導入したのも遅すぎのような気がするけど、それでも進歩と素直に誉めたい。パチパチパチ。それより休憩時間戻してよ!!!!!!
【見て思ったこと・10】昨年の自転車チャンプに続き、今度はローラーブレードのチャンプ。下に寝る要員のなかに芸人に混じって辺見えみりさんと岩崎ひろみさんがいたのは何故?お笑い要員だったの?それにしてもな紳助さんの自己満足のようなコーナーはいらんなあ。
【見て思ったこと・11】今回はスタジオのコンピューターの調子が随分悪かったようだけど、携帯参加は目立ったトラブルもなく(通信できない問題があったはあったが。)まあよかった。前回がひどすぎた分まあ。
【見て思ったこと・12】渡部篤郎さんがいたのが意外。TBSドラマが視聴率悪かったから、引っ張り出されたのかな?
【見て思ったこと・13】休憩後、出演者がちゃんと時間通りに戻ってくるために1問限定のピリオド復活を。というか、このピリオドは1問限定ではなく、5問、いやいや10問はやるべき。スタッフの皆様、ぜひご一考を。
9月28日大人たちの過ち
『さとうきび畑の唄』(TBS)を見る。昨日の『感謝祭』のなかでしつこく番宣が行われていたので、そのあまりのしつこさにもうすっかりお腹いっぱいになってしまった私は全く見るつもりもなかったのに、何故だか見る羽目になってしまった(但し中抜き30分あり)。この時期に何故戦争のドラマを?という疑問がまず沸き、真っ先に思いついたのが『芸術祭』だったのだが、『芸術祭』出品予定の作品ならラテ欄にもその旨が書いてあるはずだし、それよりなにより出品作品ならオンエアを10月か11月に行わなければならないという規定があるはずなので、それはありえないという結論に達した。で、結局何故?に対する答えは見つからないまま最後まで見終えた。だけど今、これを書きながらよくよく考えてみたら別に理由なんかなくても構わないという、当たり前のことに気がついた。ただあまりにも豪華すぎるキャストにTBSのただならぬ気合を感じてしまったせいで、これは何か訳でもあるんじゃないかと勘繰ってしまったのが原因だ。ただもしこのドラマが10月か11月に再放送なんてことがあったら、それはもしかして芸術祭用にかも!(多分ないだろうけど。後日談:やはりなかったです。はい。)
戦争ドラマの感想はもうなにを書いても書きつくされた言葉になってしまうので、逆に躊躇してしまう部分も多い。戦争はいけないことだとか、戦争反対だとか、それっぽい言葉を書き連ねればいかにもっぽい文章がすぐに出来上がる。でもそういう有体のことを書いているだけではやっぱり戦争の本質は何も見えてこないと思うのだ。
実は今、戦争について考えるのはいつ振りなのだろうかと考えている。冒頭からずっと考えながらこの日記を書いている。そうしたらふと子供の頃はよく戦争について考える機会があったなあということを思い出した。小中学校の頃はよく戦争に関する映画やVTRを見せられたし、高校の修学旅行のテーマは「戦争」だったし、それ以外でもしばしば戦争について考えていたような気がする。それが20代以降になってからはどうだろうか。強制させられて何かを学ぶ機会が減るせいか、戦争についても自らが率先しなければ全く触れなくとも生活が出来るのが実状だ。避けて通ろうと思えばいくらでも避けて通れる。かく言う私自身も、昔に比べれば考える機会はかなり減ったと思う。だけど、例えばこういう文章を書くことで、考える機会を得ているのは紛れもない事実なので、そういう意味では我ながら感心。そんな機会もなく過ぎ去っている人のどんなに多いことか!!!
今日久々に戦争に関するドラマを見て、不確かな情報を確かなものだと思い込みすぎることの恐怖を一番に感じた。今の私の視点ではあからさまに間違っていると分かることでも、あの時代を生きた人々は誰しもが確実なものと信じ、その結果最悪の方向に進んでいくことの怖さ。確かにあの時代にもホントに信じるべきものは何なのか分かっていた人もいたけれど、そういう意見はやっぱり少数で大多数の意見にかき消されていたのかと思うと辛いものがある。まあこのことは現代社会や人間関係でも同じことが言える訳で、だからこそ同じような過ちを繰り返してはいけないなあと本気で思う。
キャストは明石家さんまさん・黒木瞳さん・坂口憲二さん・仲間由紀恵さん・上戸彩さん…と、今が旬な人ばかりを揃えた豪華な面々だった。基本的にキャスティングで見せるドラマということに関しては否定的な私も、このテの事象を題材にしたドラマはなかなか若い人が見てくれないので、キャスティングで見せると言う手法は十分にアリだと思う。キャストで掴んだ視聴者をどれくらい物語のなかに引きずり込むことが出来るかはあとは製作者側の力量だ。「坂口くんのさあ。あの最後の演技、カッコよかったよねえ。あの銃のシーン。あたし、痺れちゃった!!」そんな感想がまず最初に出てくるようなドラマなら、最悪って意味なんだし。
実はここでどうしても書いておきたいことがあるのだが、ヤバイ部分に話が介入してしまうので書けないのが非常にもどかしい。ただ勘のいい人にだけは気がついて欲しいので書いておこうと思う。とあるひとつの事柄に対する対応が、根本的な部分ではあの時代と何も変わっていないような気がして私はならないので、どうかこの先また同じような過ちを犯さないようにと祈るばかりだ。なぜならば、戦争について考える機会が子供の頃に比べると格段に減ってるのも大人だし、その気にならなければいくらでも避けて通れるのも大人だし、結局再びの悲劇を引き起こすきっかけを作るのも大人なんだからさ。有体の言葉を使ってお茶を濁している場合じゃないんだってばさ!ちゃんと自分で考える力を養わなければ!!大人たちよ。
9月29日森脇健児さんを思うとき
『¥マネーの虎』(NTV)を見る。何故か再び深夜帯に戻ってきたこの番組を久々に見てみれば、一昨日の『感謝祭』(TBS)で久々に脚光を浴びていた森脇健児さんが涙を流して出演していた。虎ではなく、一獲得希望者として。いやはや。なんともいえない妙な気持ちになってしまった。マネー成立とか、不成立とか確かにこの番組の中では重要な論点には違いないけど、今回の放送に限って言えばもう森脇さんが出てその席に座っているというその事実だけが重大で、成立とか不成立とかはもうどっちでも良くなってしまっているような、そんな気さえした。
9月30日今年の夏の終わりに願うこと
今日は気になる新聞記事から。一昨日放送された『さとうきび畑の歌』(TBS)の視聴率が関東地方で26.4%だったそうだ。かの『トリビアの泉』(フジ)を抜いて第一位。確かに単発2時間ドラマとしては高視聴率だったことに違いないものの、例えばキムタク主演のドラマが一律30%以上の視聴者を取り込むことが出来るという事実を踏まえて考えてみると、あの豪華キャスティングを持ってしても「それでも26.4%なのか〜」という思いは残る。それでも視聴者からは大反響だったようで、それなりの効果は残したのではないだろうか。どうかどうか、このドラマを見たときの思いをいつまでもいつまでもどんなときでも忘れずに持っていられますように。
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