かこの鑑賞日記2003年11月1日〜11月30日
2003年10月1日〜10月31日
11月1日思いがけず皮肉なラテ欄
新聞のラテ欄を見る。突然だが、本日のラテ欄大賞をここに発表したいと思う。

土曜スコープ  熱演!
これぞ有栖川大道芸団

なんてことはないSBSの土曜夜6時から放送されている報道番組で、ここのHPを見れば番組内容やラテ欄の意味も一目瞭然なのだが、このラテ欄を朝発見した私は、昨今世間を賑わせている有栖川詐欺事件のことを皮肉って書いたラテ欄なのかと勘違いしてしまった次第。
それにしても今回取材対象になった有栖川大道芸団の3人もまさか自分たちのチーム名と同じ名前を使った詐欺事件が起こるとは思っても見なかっただろうなあ。結果的に、あまりにもタイムリーに皮肉なラテ欄になってしまった訳だけど、この有栖川大道芸団も実は男女3人のユニットだったというのがなんか皮肉さに輪をかけているような気がする。まあ男女ふたりのユニットでなかったのがせめてもの救いか。やっぱり大道芸見に行こうかなあ。そう遠くない未来までには。

11月2日「体育」の恐怖
『EZ!TV』(フジ)を見る。ここのところ大相撲の新弟子や、新興部屋にスポットを当てた番組を良く見る。例えば9月5日に放送された『人間ドキュメント』もそうだし、『ズームイン朝』(NTV)でも錦戸親方(元水戸泉関)が興した相撲部屋の奮闘振りを放送しているのを見た。これまでにもこういった番組は放送されていたのかもしれないけど、少なくとも3年前までは大相撲に全く興味がなかったので、仮に放送されていたとしても気がつかなかったと思う。好きになったが故に目に付くというのは確かにある。それを踏まえたとしても、少なくともこれまでの2年よりはここ1年で、急激に放送が増えているのは紛れもない事実だ。不思議だなあ。ただ「大相撲」という言葉だけでお客さんを呼べる時代ではないのに、それに反比例するかのように増える相撲密着番組。なんでだろ?

今日は一番の新興部屋、荒汐(あらしお)部屋に所属するふたりの力士に密着した様子が放送されていた。元小結である大豊が興した部屋である。そのうちのひとりは中国から来た力士で、生活習慣に戸惑いながらも生活する様子が描かれていた。まあ相撲部屋の奮闘振りを描くという点ではこれまでも何度か見た他の部屋と特に変わりはなく、特に新興部屋は親方がなにからなにまで指導しなければいけないという意味でも、どうしても親方の苦労に趣きをおいて見てしまうことになった。力士にとってこういった部屋に入門するのと、例えば武蔵川や高砂・佐渡ヶ嶽のような大きい部屋に入門するのとでは雲泥の差があるので、入門もある意味賭けみたいなものである。野球やサッカー等のスポーツと違い、嫌だからと言って他の部屋に移籍すること(部屋付きの親方が部屋を興して独立や、ふたつの部屋の合併は除く)が許されない世界なので、私がもし力士だったらどうするのかを考えてみても、本当に難しいということが良く分かる。
関取がいない荒汐部屋のふたりの力士が、一門の別の部屋に体験入門をする場面ではなにかととまどうことも多かったようだ。「体育会系」という言葉には全く縁のない私にとって、目の前で繰り広げられている「体育会系」独特の雰囲気に息苦しさを感じてしまった。逃げ出したくなったのは、誰より先にTVを見ている自分だった。(と思っても絶対に逃げない私。)
実は私にはジャージを着ることが出来ないという病がある。着ると具合が悪くなってしまうのだ。これを世間一般ではトラウマとかもっと言えばPTなんとか(分かってるけどさ)とか言うらしいのだが、何故今そんな病をカミングアウトする気になったかといえば、まあぶっちゃけあまり読者のいない日記なので、これくらい書いても大丈夫さという理由がひとつ。もうひとつは、今日の日記を書きながら、そんな病を持つ私が、どうして「体育会系」の極みである相撲を積極的に好きでいて、こうして何度も日記に取り上げるのかということをずっと考えていたからだ。無論相撲は裸にまわしでやる競技なのでジャージを着るわけではないのだが、ジャージを着ることが出来なくなった理由のひとつに「体育」という言葉や、「体育会系」の持つ独特の雰囲気があるので(一番の理由ではないが)にもかかわらず相撲が大丈夫なのはどうしてなのだろうかと不思議に思ったからだ。そしたらその答えは意外にもすぐに出すことが出来た。なんてことはない。相撲は、特に大相撲の世界は完璧なまでに女人禁制の世界だったからだ。女である私は安心して観客として興じることが出来る。安心感。それは、私がスポーツで初めて知った意外な感覚だったのかもしれないなあ。
いつかこの病を取り払える日がくればいい。本気でそう思っているのだけど、なかなかこれが。どうしても。だから私はテツandトモのことを本気で尊敬するよ。私はあんなふうにはなれないから。なんでだろう〜って言われてもどうしても。

11月3日文化の日の「文化」
『NHK新人演芸大賞』(NHK)を見る。この番組が文化の日である11月3日に放送されるのは一体何年ぶりのことなのだろう。気になったので調べてみた。昨年の鑑賞日記よると、昨年(2002年)は年の瀬も押し迫った12月23日に放送されたということが分かった。その前年は12月9日の放送。で、そのまた前の年が11月3日なので、3年ぶりのことだ。昨年の鑑賞日記に【以前は文化の日である11月3日に放送されていたはずのこの番組が、年を追うごとにその放送日が遅くなり、今年は遂に年の瀬も押し迫った12月23日に放送される運びとなった。年々放送日が遅くなるのには何か理由があるのか、それともただ単にそこしかオンエアする枠がなかったのかは分からないが、それにしても遅すぎやしないか?という気はする。個人的には11月3日放送で何の問題もないはずなので、是非とも元に戻してもらえないだろうか。なんたって11月3日は「文化の日」なんだからさ。文化・芸術・芸人。】と書いてあった。そしたら今年は無事に11月3日放送と相成ったので、願ったり適ったりである。

私は落語のことは良く分からないので、あくまで演芸(漫才・コント)の方の話のみで書き進めるので悪しからず。肝心の番組内容のほうは、メンツ的にも昨年の方が充実していたという感じだった。勿論個人の好みの問題もある。けど、急遽大賞以外の特別賞を挙げるまでに至ったということを考えても、特にそういうこともなく終わった今年に物足りなさを感じても当然なのかもしれないし、充実していた昨年と比べるのは酷であることもよく分かる。でもね。200組以上の中から勝ち抜いた東西合わせて6組なのだから、もうちょっと充実していて欲しいのだ。まあそれだけ私がこの番組に希望を持っているという証拠なんだけどね。インパルスが出ると知って、期待していたんだけどなあ。
あと、これは芸人さんと全く関係ないレベルでの問題なのだけど、司会の比留木剛史アナがちょっとイマイチで、一緒に司会を務めた宮地真緒さんももともとあまりお笑いが好きな女の子ではないように感じられたのが残念なことだった。『まんてん』(NHK)で藤井隆さんと共演したことも、あまり糧にはならなかったみたいだね。
審査員は相変わらず年配者の著名人ばかりで、それが『オンバト』との大きな違いであることは明白だ。今年は審査員に女性がひとりもいなかったこととか、改善して欲しい点はあるのだが、講評の中で審査員のひとりが言った「芸の中でふざけるのはいいけど、それ以外の部分は真面目にやるように(大意)」という意見を聞いて、そういうことをちゃんと言える審査員は絶対に必要なのだから、そういう精神はこれからも改善せずに残しておいて欲しいなと思った。残したい「文化」。改善と存続と。これからの番組作りと、これからの芸人育成のためと。本当に「文化の日」の見本のような番組なんだなあ。来年もぜひともこの日に放送を願いたいものだ。

11月4日私の夢
世論調査を知る。実は私は一度も宝くじを購入したことがない。でもパチンコと競馬はどちらも1回だけ経験があって、後者は有馬記念が行われる中山競馬場まで足を運んだほどの気合の入れようだったのだけど、どちらもそれっきりでその後は一度もやっていない。そんな私がこれからもやらないだろうなあと思っているのが、前述した宝くじの購入だ。私が宝くじを買わない理由はいくつかある。ただそれをここでぐだぐだと説明するのも何なので割愛させていただくが、別に私が夢を持たない人間だからとか、堅実だからとかいう理由ではないということだけは断っておく。宝くじのような夢にはヒン欲なだけなのだ。
ただそんな私でも変なものには貪欲で、その中のひとつに「世論調査」というものの対象になりたいというのがあった。世論調査。選挙等が近くなると、その動向を知るためにTV局や新聞社が行うあの調査のことだ。私はその調査を見るたびに、本当に調査しているのか謎というよりも、一度も私のところには調査をしに来てくれないじゃないか!と怒る気持ちのほうが強かった。TVや新聞で世論調査のことが流れるたびに文句を言うので、くやこうが飽きれること度々。
それがである。苦節云年。遂に、遂に、来たのである。今回の衆院選についての世論調査が。ただ残念だったのは私…ではなく、くやこうのところだったことだ。ことの詳細は…うーん書いていいのかどうか迷うのでやめておくが、これで世論調査のことが分かったのは本当に良かったと思う。想像していたのとはちょっと違った。でも実際にやっていると言うことと、こういう形で依頼されるのかということを知ったのは、経験者でなければ知ることのない真実だ。間接的にだけど、まあ願ったり適ったりであることには違いない。願えば適うこともあるんだなあ。まだまだ捨てたもんじゃないのかな。
実はあとふたつ、どうしても叶えたい自分ではどうにも出来ないことがあるのだが、それはまだヒミツ。いつの日か叶ったらその時にまた。こんな感じの日記が書ける日まで。ごきげんよう。

11月5日スポーツとニュースのリアルタイムを考える
『ニュースステーション』(テレ朝)を見る。『アジア野球選手権2003兼アテネ五輪最終予選中国×日本』(フジ)の試合終了後、『ニュースステーション』にチャンネルを変えたら、番組開始早々久米さんが『ワールドカップバレーボール2003女子「日本×イタリア」 』戦の試合結果を「1−3で惨敗しました」と伝えていた。

朝起きていつものように新聞のラテ欄をチェックしてその時初めて今日は『トリビアの泉』(フジ)の放送がないことを知った。「そうか。バレーだもんなフジは。」。それから何度もラテ欄はチェックした。「あーこの時間は面白い番組なんにもやってないなあ。」と思って結局TVをつけなかった午後7時。その夜、9時過ぎに帰宅したくやこうが帰って来るなり「野球見てないよね。」と言うのを聞いて、「え?野球なんてやってるの?」と何のことやらさっぱりだった私は、もう何度も見たラテ欄を再びチェックしてその時初めて今日の夜7時からフジテレビで野球の放送があることを知った。確かに何度もラテ欄はチェックして、この時間にスポーツ番組があることは分かっていた。でも、私は9時から女子バレーだから7時からは男子バレーの放送があるのだと思い込んでいたため、その内容までは全く見ていなかったのだ。だから私は野球の放送があることを全く知らなかった。
そんなすっかりオトボケ状態の私にくやこうはすっかり呆れ帰ったご様子だった。でもまあそこはよくある話。その後、9時からのバレーが録画であることを丁寧に教えてくれた。9時から延長になった野球を一緒に見て、中国相手に一方的な試合展開で試合が終了した後、『ニュースステーション』にチャンネルを変えた瞬間に起こったのが、冒頭の出来事だった訳だ。
「あれ?試合結果言っちゃったじゃん!これからフジで放送される試合なのに。」と思ってかなりビックリしたのは言うまでもない。バレーの試合を見る前に、『ニュースステーション』でトップニュースだけでも見るか!と思ってチャンネルを合わせた人にとってはさぞかし出鼻をくじかれた感じで不愉快だったことだろう。なにも冒頭で結果を言わなくても!と思う人がいてもおかしくない。けどこんなこと深く考えなくとも、ニュース番組なのだから、ニュースの情報としての結果を言って文句を言われる筋合いなど何もないのだ。
とは言うものの、心情としてはよく分かる。実は私も一昨日放送された『NHK新人演芸大賞』の結果を番組を見るより先に知ってしまったからだ。最初番組の放送を前に誰が出るかを知っておきたいとネットで検索をしたら、な・な・な・ナント!!結果まで載っているHPを見てしまい、番組を見る気がかなりうせてしまったのだ。誰が大賞を受賞するかの楽しみもなにもなくなってしまい、その時は随分と落ち込んだのだが、調べた自分も悪かったことを反省し、この情報過多の時代に知りたいことだけを知ることは不可能なのかもしれないことを改めて痛感したばかりだったのだ。
実は先日放送された日本シリーズも似たようなことがあった。テレ東での放送だったためにリアルで見られない人が続出し、その地域に対しては深夜帯での放送がカバーされることになっていた。(ちなみに静岡も。)日本シリーズが放送されている時間帯に他局で別の番組を見ていた私の目に飛び込んできた「ダイエーの優勝」を伝える臨時ニュース。これには焦った!試合の臨場感のためにニュースで結果を知らないようにこの番組を見ていた人がいるかもしれないのに、結果を臨時ニュースするなんて何事ぞ!と腹立たしささえ覚えたものだ。それでも皆が知りたい速報性のあるニュースなら仕方がないことでもあるのだ。
スポーツの臨場感。正直お相撲が好きになる3年くらい前まではあまり考えたこともなかった。お相撲が好きになって大相撲を見るようになって、見られないときはVTRに録画しても見ているのだけど、その度に臨場感のあまりのなさに嫌になる。結果云々が前情報として入ってきているというのも勿論ある。でももう既に終わってしまっているという観点がどうしても応援につながらないこの緊張感のなさというかなんというかがあるので、出来るかぎり私はリアルで見ることにこだわっている。だから結果を知ってしまったスポーツがどれほどつまらないか私にもよく分かるのだ。
ふと、前にも似たようなことがあったと思って調べたら、ありましたよありました。若乃花の断髪式でのこと。このときも野球が延長になって、NTVが独占中継だったはずの断髪式より、他局のニュースで先に放送されてしまって独占も何もあったものじゃないという話。 ただ今回の一件に関しては、ちょっとフジが欲張りすぎだったかも。バレーをリアルで放送する権利を持っている時期に野球もリアルで放送したいなんて、だから一試合だけはバレー録画でいいじゃん!と思ったのなら大間違いってことなのさ。リアルタイムこその臨場感はどうした?という感じだ。そしてこの悲劇はいつも楽しみにしている一視聴者に来る。悲しい悲しいしわ寄せという名の悲劇が。だから選挙に行こう!そんな悲劇を生み出さない国にするためにも。

11月6日安達祐実=22歳
今日は気になる新聞記事から。9日に行われる衆議院選挙の記事を読んでいたら、その中に安達祐実さんのコメント記事を見つけた。それを何とはなしに読んでいたら「祐実さんが選挙について意見している記事を読んでいる自分」というシチュエーションに言い様のない違和感があって仕方がなかった。その理由をはたと考えてみたら、安達祐実=22歳であるという現実がもう違和感でいっぱいなのだ。確かに生きていれば誰しもが年を重ねる。でも、なんかこう、昔見た「具が大きい」当時の彼女のイメージのまま今がある身としては「ああもう彼女も22歳になって選挙について語るんだなあ」と思ったら、なんだか言い様のない違和感でいっぱいになってしまったのだ。それに22歳といえば、私が彼女を可愛いなあと思っていた当時の年齢とさして変わらないのだから、ああ私も年を重ねているわけだよ。確実にさ。
安達さんは1981年生まれ。同い年の有名人には、モー娘。の飯田圭織さんや安倍なつみさん、新山千春さん、星野真理さん、知念里奈さんらがいる。彼女たちの醸し出す雰囲気と、安達さんが醸し出す雰囲気と。その違いを考えてみると、私の感じた違和感も強ち変なものではないことが分かってもらえるだろう。ちなみに、深田恭子さんは1982年生まれ。宇多田ヒカルさんは1983年生まれとともに安達さんよりも年下になる。

11月7日曙親方とのある日の思い出〜くやこう杯「かこ賞」賞品の裏話〜
今日は気になるスポーツニュースから。元横綱の曙親方がこのたび相撲協会に退職届を出して、総合格闘家への転身を決意とのニュースが飛び込んできた。これには格闘技にはさして興味のない私も非常に驚いた。おや?大相撲も格闘技じゃないの?という声が聞こえてきそうだが、例えば私の愛読しているスポーツ新聞の格闘技欄には相撲記事は掲載されることはない。私もこのあたりの細かいジャンルについては詳しくないので何ともいえないのだが、少なくとも新聞ではそういうことのようなので、「格闘技にはさして興味のない私」という文章で何の問題もないのではと。現にプロレスとかK−1とかはあんまり好きじゃないし。

今年行われた「くやこう杯」でのことだ。「かこ賞」の賞品のひとつに力士の直筆サイン色紙があった。潮丸関・高見盛関・曙親方・東関親方の計4枚だ。大相撲にある程度詳しい人なら、この4人を見て「ああそういうことか。」と分かるだろう。とある事情から、私自身がこの4人のサインを非常に貰いやすい状況にあったので、せっかくだからくやこう杯の賞品にしてしまおうと思い立ち、何枚か貰っておいたものの一枚を差し上げることにしたのだ。だけどこうなってしまった以上、これからは曙さんのサインを貰うことも困難になってしまったし、滅多なことでは曙さんに会う機会もないだろうから非常に残念だ。ちなみに賞品としてサイン色紙を出した時、会場が一番盛り上がったのが高見盛関の時だったけど、今だったら曙さんのほうが盛り上がるような気がする。まあ何にせよ。賞品をゲットした方、ラッキーでした。
そういえばこんなことがあったことを思い出した。初めて曙親方にサインをお願いした際、サインの一番最後に「春は」と書き添えた後、私に「(これの)意味分かる?」と聞くので、「春はあけぼの…」と徒然草のことをいうと、「よく知ってるねえ」と言ってくれたことがあった。今考えてもなんだか良く分からないような曙親方との会話だったのだけど、その翌年に再びサインをお願いした際には、「春は」と書き添えられることはなかったので、ますますあれは一体なんだったのだろうかと思う。
格闘技は見ない私だけど、大晦日に放送されるというサップとの一戦は非常に気になっているので、きっと何らかの方法では見ることにはなるだろう。ただ私としてはデビュー戦が春ではないのが、心残りなんだけどね。そう。春はAkebono。

11月8日独身男性諸氏が読むといい日記
『帰ってきたロッカーのハナコさん』(NHK)を見る。きっかけは私が愛読しているTV雑誌での特集記事だった。結果的にパート1と呼ばれることになる前作を見なかった作品のパート2を見ることは殆どないのに、その特集記事に惹かれた私は見始めて、遂に本日の最終回まで見終えてしまった。

主婦になる前、私はOLをやっていた。正確にいえばOLではない(所謂「会社」と呼ばれるところに勤めていた訳ではないので。よって職業も「会社員」ではなかった。)のだが、ある程度は意味が通じると思うので、まあOLってことで。ここはひとつ。
こんな話をしてもいまひとつピンとこない人も多いかとは思うけど、結婚して主婦になった私が今一番良かったと思うのは、6年間ずっと同じ職場でOLを経験したことだ。勿論6年間の間には内部移動があったので、まったく同じ環境という訳ではなかったのだが、それも今思えば功を奏したことのひとつだと思う。移動により様々な職種の人と接することが出来たからだ。
話は逸れるんだけど、日本が様々な職を経験することにより得られる経験値よりも、ひとつの職で頑張る持久度の方を重んじる人種なのはどうしてなんだろうか?職を転々とすることに対して、飽きっぽいとか忍耐力がないとか単純に判断するのは可笑しいと思うんだけどなあ。確かに一理あるってことは分かるんだよね。でも四角四面に駄目みたいな風潮がどうも嫌で。どんどん話が逸れるけど、書いておきたいことなので着いて来て!先月、接阻峡温泉に行った時、山の中でひとり草刈をしているおばあちゃんを見かけたのね。それを見て、こういう地味で目立たない仕事の大切さみたいなものを、目立つ華やかな仕事をしている人は一度経験してみると本当はいいんじゃないかってことを思ったわけ。例えばさ。半年間、田舎で草刈や道路工事や農作業を経験しないとアナウンサーにはなれないとか。アナウンサーを半年やったら、また半年は草刈。つまり「半農半漁」ならぬ、「半農半アナ」はどうかってことをふと思ったのさ。まあこれは極端な例だけど、学校の先生も最低3年間は別な職業を経験してからなるとか、そんな風にいろんな経験をしてからなると、日本ももっと変わるのになあなんてことを思った次第。賛同者は…いるかなあ?
話を戻して、 たかが6年されど6年なのだ。この期間が長いのか短いのかは私には分からない。けど、私にとってこの6年は、今までのどんな6年よりも、きっと小学校の6年間よりもいろんなことを学んだと思っている。誰もいないロッカールームで泣いたことは数知れず。悔しくて泣きながらも、ロッカールームで泣くなんてドラマのなかだけの出来事だと思ってたのに…と思ったり。
結婚して外で働く旦那様に少なからず理解を示すことが出来るのも、この6年があったからだと思っている。もし私にこの6年がなかったらどうだったのかと考えるととても自信がない。OL(に限らずとも社会人として真っ当に働くという意味)経験がある人を結婚相手に選んだ方がいいという話は、女友達とも時々することがあってその意見に頷く人も多い。妻や母親として見る社会ではなく、働くひとりの女性として見る社会は思いのほか厳しい。旦那や子供の支えがない、言い訳にすら出来ないたったひとりでぶつかる社会の厳しさは想像以上に手ごわいものだった。それをちゃんと経験しているか否かで同じ女性でも大きく変わってくることを、男性もきちんと知っておいたほうがいいかもよ。
『帰ってきたロッカーのハナコさん』も、もし私にOL経験がなかったら、きっと最終回まで見終えることはなかっただろう。ドラマを見ながらOLだった頃のいろんな思い出が甦り、私のツボを大量に刺激するので、基本的にコメディータッチに作られているドラマなのにも関わらず涙なしには見ることが出来なかった。
ここで簡単にドラマの内容を説明しておこう。【ハナコさんの本名は北浦華子。もともとは総合商社つばさ商事のOLだったのだが、31歳の時に不慮の事故で亡くなり、地下備品倉庫のロッカーに住み着く幽霊になった。このハナコさんを見ることが出来るのは、悩みがあるダメダメOLだけ。ハナコさんはそんなダメダメOLの救世主として活躍している。このハナコを演じているのがともさかりえさん。ドラマの中でともさかさんが見に着けている60年代風のインテリアやファッションにも人気が集まっている。】と、まあこんな感じだ。
いくつか放送されたドラマのエピソードのなかでも私が一番印象的だったのが、第3週「北浦華子しくじる!?」のお話だった。平岩紙さん演じる、優秀な秘書であるはずの杏子に何故ハナコさんが見えるのかの謎が解ける回でもある。私も不思議だったのだ。ダメダメOLとは程遠く見える彼女に何故見えるのか?その謎が見事に解き明かされ、そして優秀な秘書とはどういうものなのかについてハナコさんが説明するシーンは感涙ものだ。ハナコさんがお昼に来ると担当常務は高カロリーなお弁当が続くからと来ない日には低カロリーのお弁当を出したり、食後には血の流れを良くする韃靼(だったん)そば茶を出したり。で、そのそば茶は長野産で長野出身の常務の奥様の誕生日を思い出させたり、そのプレゼントをなにか用意してくれ!と言われるのを見込んで、先に用意してあったり…。本当に素晴らしいことこの上なし。
そんな優秀な杏子さんにも人知れず悩みがあったのだ。それはかつて「付箋みたいな女」と言われていたこと。付箋は便利だけど、色気もないし誰も付箋には感謝しないという話のくだりは本当に切なかった。ただそんな話があるからこそ、有能な秘書であればあるほど自己主張は絶対にしないという話が見事に生きてくる。そんな何もかもが見ている人に良く理解出来るようになっていたのは感動ものだった。このメッセージにTVを見ていた何人が大きく頷いたことだろう。だけど本当は秘書を持っている人(この場合は常務)こそ見て何か感じるべき場面なのだ。でもなかなかそう上手いこといかないのが悲しい世の常。だけどドラマの中ではちゃんと分かり合える場面が描かれていて、見終わった後にとても爽やかな気分になれたのは良かったと思う。きっとそんな感覚がこのドラマの続編を作らせる原動力になったに違いない。
いつだったか【「それが自分のやったことだと分からなくてもいい貢献」が大好きなのだ。そんな私だから、目に見えない部分で頑張っている人のことも非常に気にする性質(たち)で、だからこそそういう部分にちゃんと気を向けることが出来る人が私は好きなんだなあ。】と書いた日記があるのを覚えているだろうか。ドラマを見ながら私は、自分が書いたこの一文のことを思い出し、何故だか良く分からないけれど、たったひとりでも日記を読んでいる人がいる限り「かこの鑑賞日記」を書き続けていこうという思いが前以上に強くなった。そして私自身も、このドラマが私に教えてくれたメッセージを忘れずに、もっともっといい女になれたらいいと思う。

11月9日投票に行こう!っていうか、行け!
選挙ニュースを見る。朝投票してから例会に行って、その後家に帰って衆院選の特別番組を見た。相変わらず投票率が悪いのは、誰が当選しても殆どの人の生活に直接的な変化が訪れる訳ではないから。でも本当は影響あるのに。行かない奴バカ。選挙に行かないってことは「消費税100%」になっても文句は言わないという意味だと言っていた人がいたけど、まさにその通り。あと、関係ないって思っている特に若者こそいかなければ、それにかこつけた人々がますますいい気になり、悪い血が濃くなる国になるから、少しでも薄めるためにでも行くべき。そういえば投票所を出たところに、出口調査員らしき人がいた。でも別に調査されなかった。頼む。調査してくれ。見返りなどなにもいらないから。そんな1日。

11月10日「結婚出来なくても別にいいじゃん連盟」
今日は気になる芸能ニュースから。磯野貴理子さんが結婚した。いい夫婦の日を待たずして!これは事件だ。芸能史に残る事件だと思う。結婚できない(したいけど出来ない)キャラとして芸能界に君臨していた貴理子さんがその座を捨て、結婚の道へと進んだのは非常におめでたいことだ。表向きには。いや!確かにおめでたい話なので、素直に喜ぶべきだということは分かっている。ただ、磯野貴理子さんを党首にした、全国の「結婚出来なくても別にいいじゃん連盟」に所属していた大勢の女性にしてみれば、なんか裏切られた(しかも10年も一筋の彼がいたなんて!)思いでいっぱいなんじゃないかと思うと、なんかこう切ない気持ちになる。もちろん前述の「結婚出来なくても別にいいじゃん連盟」は私が勝手に命名した組織でそんなもん実在はしない。けど人間はやっぱり弱い生き物だから、TVで貴理子さんを見て励まされていた女性は少なからずいるはずで、そんな女性たちが多数存在すれば目に見えない組織を結成していたとしてもなんら不思議はない。別に「結婚出来なくても別にいいじゃん連盟」だけではない。世の中には著名芸能人を党首とした、同じような目に見えない組織が多数存在しているのだと思う。例えばと例に出すのは憚られるので割愛するが、私にだって心の中だけで所属している組織はある。それが何かはヒミツだけどね。
貴理子さんはそんな組織の存在を認識していたのだろうか?あなたがいるから私も頑張れる。そんな「あなた」な存在であったことに貴理子さんは気がついていたのだろうか。あなたにとっては芸能界で生きていくためのひとつのポジションにすぎなかったのかもしれない。でもいつの間にやら一人歩きして、励みにする人が出てきてしまった。その功罪は大きいと思う。
あと2週間もすれば11月22日になる。浮かれ捲くった男女が「その日はいい夫婦の日だから」と入籍をしたがる日でもある。そんな吉日があと2週間待てばやって来るのにその日を待たなかったのは、そんな浮かれていないという気持ちの表われで、しかも衆院選のゴタゴタのなかを発表したのは、注目されたかったからではありませんよ!ということなのだろうか?
今年の頭の鑑賞日記に「もし今貴理子さんが結婚しても、新聞のラテ欄には『人気タレント結婚』とは描かれないだろう。」という旨のことが書いてある日記を発見し、そんなことを書いた年の年末に本当に彼女が結婚してラテ欄を目にすることになるなんて、奇遇だなあ。
磯野貴理子さん。私の本名と同じ漢字が3つも使われているので、実はとっても親近感がわいていたことを、いい機会なのでここで告白しておこうか。結婚おめでとう!結婚するのもなかなかいいものですよ。どうかお幸せに!

11月11日団子より花
『とびっきり静岡』(静岡朝日)を見る。先月末、紅葉を見に井川線に乗って接阻峡温泉まで行って来た。その時の模様は、このHPのコンテンツのひとつである『みきの静岡いろいろ旅日記』内、第1回・井川線の旅に詳しいのでそちらをご覧頂けると嬉しいのだが、紅葉を見る旅だったにも関わらずまだ木々は紅葉に色づいてはいなかったのが何といっても一番残念なことだった。井川線の駅員さんによると、あと3週間ほどすれば紅葉が美しくなるそうで、それを聞いた私たちは「ちょっと早すぎたか!」と残念に思ったのだけど、それでもその時期になると列車も立って乗らなければならないほど混雑するようなので、それを思うと、殆ど貸し切り状態で乗ることが出来た列車の快適さがなくなってしまう訳だから、まあ良かったのだと思う。どんなにか美しい紅葉でも、鮨詰め状態で乗る列車からでは美しさも半減してしまうからだ。
あの旅からもうまもなく3週間が経とうとしている本日、静岡の夕方の情報番組の双璧である『とびっきり静岡』と『静岡○ごとワイド』(静岡○一)で偶然にも「紅葉特集」が組まれていることを新聞のラテ欄で発見した。なにも同じような特集を同じ日にやらなくても…と思ってしまうのだが、それだけ今が紅葉の一番の見ごろということなのだろう。私は「どちらを見ようかな?」と悩む間もなく、冒頭に記した番組を見ることに決めた。その理由は私たちが先日訪れた奥大井の紅葉が見られるからだった。と言っても実際は、接阻峡ではなく、その手前の寸又峡温泉の紅葉風景だったのだが、それでも大井川鉄道を走るSL(『ロンドンハーツ』のラブトレインでお馴染。今は一部復旧作業のため休止中だけど)の風景が見られたりして味わい深いものだった。みかん狩り・いちご狩り・ぶどう狩り…と狩りと名がつくものは数あれど、その中でも食べることが出来ない紅葉狩りを楽しむのもなかなかいいものだ。「花より団子」。だけど時には「団子より花」かと。あの日見た花や紅葉…の景色の方が、食べれば目の前から消えてしまう団子より一生忘れられない宝物になる可能性はきっと高いのだろうから。

11月12日イメージランキングを考える〜たまに逢う人・いつも逢う人〜
今日は気になる新聞記事から。この度、ビデオリサーチ社から発表されたタレントイメージランキング。「NHKの好感度調査」や「アンアンの好きな男」よりかは話題性は低いものの、私自身は毎年密かに気にしている調査のひとつでもある。年に2回も調査しているところが、いかにもビデオリサーチ社っぽくて素敵だ。(ちなみにNHKやアンアンは年一)。男性の1位は明石家さんまさん、女性の1位は山口智子さんだった。それ以外の上位陣をここに羅列すると【2】いかりや長介【3】爆笑問題【4】桑田佳祐【5】所ジョージ【6】イチロー【7】香取慎吾【8】織田裕二【9】福山雅治【10】竹中直人。女性が【2】久本雅美【3】松嶋菜々子【4】黒木瞳【5】樹木希林【6】室井滋【7】矢田亜希子【8】仲間由紀恵【9】小林聡美【10】渡辺満里奈(敬称略)。
ふーん。今回もなかなか味わい深い人選である。イメージランキングなのであくまでもイメージのいい人たちが並んでいるのかと思いきや…どうもそうではないようだ。個人的に「何故?彼が?ランキングを?」と思ったのが2位のいかりやさんだ。その昔、志村けんさんをいつも怒ってばかりいたというイメージがある私にとって、といってもこれはあくまでもドリフコントのなかでのお話なのだけど、まあそれを別にしてもランクインしているのはどうしても違和感がある。別に世間的に悪いイメージがあるわけではないことは分かっている。でも何故?という思いは拭い切れないので、ちょっと調べてみることにした。そうしたら、ちょうど調査をしていたであろう8月頃、病から復帰した長さんが画面を賑わせていた事実を発見し、「ああ〜そうだったのか!」と気付いたのだ。例えばである。NHKの好感度調査でも同じことがいえるわけだけど、NHKの番組で主役を張ったりすると、突然ランクインしてくることがある。つまりは、調査時期にどれだけ目立っているかによって、随分とランキングが変わってくるということなのだ。来年の2月に長さんはランクインしているだろうか。2位の座を保ち続けていられるのだろうか。とても興味がある。要するにこの一件から分かったことは、この国に生きる人々の実態は、一部の人を除いて芸能人に大して詳しくないので、イメージがどうとか聞かれてもその答えも「適当」で、その時の情勢に簡単に左右されやすく、つまりは「単純」ということなのだ。よーく分かった。
そしてもうひとつ興味深いのは、やはり山口智子さんの第1位だろう。CM以外では殆どTVで見ることのない山口さんが1位に2位以下の面々は納得出来ないこともあろうかと思うが、今回の1位はもともとイメージのいい山口さんがテレビドラマで復帰することを8月末にアピールしたことが功を奏したのだろうと思われる。この辺のイメージ戦略に近年長けているのが、初代なっちゃんこと田中麗奈さんだ。女優業は映画でのみ発揮され、TVドラマにもバラエティにも殆ど出ず、あとはCMでのみいいイメージを発信し続ける戦略は今のところ大成功しているように思われる。麗奈ちゃんの反面教師になっているのは、ほぼ間違いなく牧瀬里穂さんで、牧瀬さんも連ドラで主演を張らなければ、もっと人気をキープし続けられたんだろうに…ああ。(って私が落ち込む話でもないんだけど。ファンだったもので。映画『つぐみ』の彼女は本当に可愛かった。)
とまあ例によって話は逸れたが、山口さんは人気絶頂のまま結婚し表舞台から退いて…と書くと、別な山口さんの話のようだけど、もしもこの先何を言われてもCM以外には出演しなかったら、いや!マジで人気が下ることは決してないと断言してもいいよ。私は。これで2大山口政党の出来上がりさ。次回の総選挙ではトップ当選間違いなしよ!って何の話だ?
とは言っても来年1月には向田作品で久々にドラマ復帰をするようだし、ファンには嬉しい話で何よりというところか。どうか2大山口政党成立のためにも、なんとしてでも彼女には頑張ってもらわねば。
いつも会う人・たまに会う人。人との関係性はいつもこの2パターンに分けることが出来る。決して間違えてはいけないことは、いつも会う人とたまに会う人を同じベクトルで考えてはいけないということだ。同じベクトルで考えるからいつも人間関係が上手くいかなくなる。たまに会う人のことばかりを考えすぎていつも会う人をないがしろにしてはないか。会う機会が格段に違う人同士を中途半端なイメージだけで比較しすぎていないか。ひとつやふたつのエピソードで簡単に好きになったり嫌いになったり、まるで芸能人に対するイメージのように「適当」で「単純」な評価を、家族・友人・知人に対しても同じようにしていないか。この機会にもう一度考え直してみたいと思う。
この意味は深いと思うよ。だって本当は山口智子さんの1位っていうのは変だもの。人々がたまに会う人のことを必要以上に重要視しすぎている証拠だもの。ああちょっと熱くなりすぎたみたい、あたし。またあした。

11月13日高橋由美子のメジャー度
今日は気になる新聞のラテ欄から。3日前の日記でも触れたことで、以前にも何度か「結婚した時に『人気タレント結婚』」とギリギリ書かれないのは誰なのかについて論じたことがある。その時は磯野貴理子さんでは?という結論に達した訳だけど、今になってよくよく考えてみたら、貴理子さんは「結婚できない」が売りだったのだから書かれるのが当然なわけで、そういう意味ではちょい詰めが甘かったかなと思っている。そんな訳でこの論議は再び振り出しに戻らなければ…と思っていたところ、そのヒントとなりそうなサンプル(?)を見つけた。まずは以下をご覧頂きたい。

ザ・ワイド   有名女優の名前使い現金要求

ウォッチ! 「私は大女優」…高橋由美子の名かたる脅迫男を逮捕

モーニング   高橋由美子沈痛告白ショック!ファンが名を悪用脅す

本日掲載されたラテ欄の抜粋である。これで、ザワイドの有名女優=高橋由美子さんであることが分かるのだが、方や名前を伏せ、方や記名するというその判断基準がなかなか微妙で、このあたりに微妙な境目があるのかと知った私は感動している。勿論事件自体は感動云々の問題ではないことくらい分かってはいるが、ラテ欄作者の微妙な判断基準が良く分かる一件にもなったのでそういう意味では感謝している。
それにしても高橋由美子さんが境界線上にある人のひとりなのかと知ったらなんだかとても複雑な気持ちになる。少なくとも私の中では完璧に書かれる部類の人だったので、こんなところに境界線が?と判断基準の難しさを改めて思い知らされたような気がする。でも良く考えてみれば、最近はなかなかドラマでもお目にかかれないし、最近のTVでは『ショムニ』(フジ)くらいしか知らないしなあと思うと、この線は案外打倒なのかも。そう考えると、昨日話題に上った牧瀬さんも微妙なラインなのかも。うーん、複雑だね。
そういえば、高橋由美子さんのことを最後のアイドルとか言っている人がいたな。ちょっと調べてみたら、そういうことが書かれているサイトが結構あった。その中の一サイトで「本当の20世紀最後のアイドルは鈴木あみであった。」という一文を見つけた私は、とてつもなく大きいノスタルジック感に襲われてしまった。パソコンも携帯電話もまだなかったあの頃に戻るのも悪くないとは思うけど、もう決して戻れないことを知ってしまったノスタルジー。バイバイ20世紀の思い出たち。バイバイ20世紀に私を通り過ぎていったすべての男たち(嘘)。

11月14日70代の戦慄バトル
今日は気になるニュースから。今70代が熱いのか?こんなニュースを見つけた。

13日午前2時5分ごろ、青森県名川町下名久井鍛冶長根の農家に男(70)が押し入り、1階寝室で寝ていた農業男性(72)と妻(71)にペットボトルに入ったガソリンのようなものをかけた上、包丁を突きつけて「金を出せ」と脅した。夫婦は応じず逆に男を取り押さえ、110番で駆けつけた三戸署員が強盗致傷の現行犯で男を逮捕した。取り押さえた際に、妻が手に軽い切り傷を負った。

70代と言えば、「26歳女性をめぐり74歳男性が71歳男性をメッタ刺し」という事件が7月にあったばかりじゃないか!!(7月13日日記参照)。別に何歳だから事件を起こす起こさないという訳ではないが、高齢者が凶悪な事件を起こすというイメージはあまりない人が多いと思うので、こういう事件は目をひく。7月に起きた事件と共通しているのは凶器が刃物という点だ。なにか凶暴をしようと思ったとき、70代の人が思いついて実際に使用するのが刃物というのが何とも。
それに比べて70代夫婦のたくましいこと!一体どんなバトルがあったのか、ぜひとも年末の紅白の裏番組の曙VSサップ戦の前座として再現バトルしてもらったら、案外いい数字をとるかもよ!(勿論冗談なので不謹慎とか言ってこないように!)。それにしても軽症で済んでなによりのこと。お大事に。

11月15日日常の輝き〜毎日は楽しいですか?〜
『ミュージックフェア』(フジ)を見る。今日のゲストはスガシカオさん他。スガさんが出した『♪スマイル』というアルバムに入っている『♪GOGO』という曲が好きな私は、しょっちゅうこの曲を聴きながら鑑賞日記を書いている。シングルカットはされていないものの、静岡で放送されている携帯電話のCMソングになっている(いた?)ので聞けば知っている人も多い名曲だ。その曲をスガさんがこの番組の中で唄ってくれ、初めて唄っているところを見ることが出来たので感激している。まさか唄ってくれるとは思っても見なかったので、まるでコンサートに行ったような気分だ。音楽番組で唄われる曲をこんな気持ちで聴いたのは、久しぶりだ。
そして思ったのだ。昔の音楽番組は人々をこんなふうな気持ちにさせる魔力があったのだろうと。紅白歌合戦はきっとその極みだったのだろうと。今では録画機能が発達しDVDも出来て、簡単に音楽に触れることが出来るようになってしまった。これではあまりにも簡単すぎるからと、簡単じゃないことを知らしめるために初めて考え出されたのがCCCDだったなんて悲しい話だ。書きながらなんだか厄介な方向に話が行きそうなので、この辺で止めておくが、この曲を唄っているスガさんをTVで見ることが出来るのはきっとこれが最初で最後になるんじゃないか(アルバムの曲なのでTVで唄われるのはもうないだろうと予想)と思った私は、瞬きするのも惜しい気持ちで真剣に見入ってしまった。後になってビデオに録画しておかなかったことを悔やんだりもしたけれど、撮らなかったからこそ1秒1秒が真剣だったし、こんな気持ちになれたのだろう。これはもう極みだと思う。それは決してVTR再生されることもない、実は同じ光景は二度と見ることの出来ない、私たちの日常のようだ。「日常」というありふれた言葉の影には、本来そんな極みが溢れているはずなのだ。退屈に思い過ぎないよう。それはキラキラ光る極みの姿なのだから。

11月16日あのお店はどこ?〜「チキンライスにちょっと手を加えてもらえませんか?」で出てきたものは?〜
『ガキの使いやあらへんで』(NTV)を見る。限界シリーズの最新作第7弾。オムライスはどこまでオムライスか。ちなみにここまでの歴史を振り返ってみたい。
第1弾「アイスコーヒー」*
第2弾「冷やし中華」*
第3弾「マイルドセブン」*
第4弾「カツカレー」
第5弾「チャーシューメン」
第6弾「ナポリタン」
*印は私が見たと記憶しているもの
前回のナポリタンは不覚にも見逃したので、今回は見逃さなくてよかったあ。そうしたら形式がちょっと変わっててつまらなくなっちゃってたのが残念だった。「大盛りライス」「おもろないっす」「小倉アイス」「ホームレス」「ホモサピエンス」「食べないっす」「チキンライスにちょっと手を加えてもらえますか?」「○○ライス」「アンルイス」「侍」の中から、「ホモサピエンス」「アン・ルイス」「ホームレス」「侍(さむらい)」「チキンライスにちょっと手を加えてもらえませんか。」でチャレンジしたものの全部失敗。松ちゃんがチャレンジしたのは「侍」だったんだけど、最後に「ス」をつけちゃって駄目だった。あと、「チキンライスに…」はもともとチキンライスがないお店だったし、訳の分からんことを言うお客だったのに店員さんに粘った結果、オムライスを作って出してくれて。あの店員さんえらかったなあ。もう今回はあの店員さんの素晴らしさの一言に尽きる!なんか趣旨が変わっちゃったけど、それでよし。まる。

11月17日武蔵丸関引退の日に知る意外な感情
『大相撲九州場所』(NHK)を見る。武蔵丸関が遂に引退した。どうして自分がこんな気持ちになるのか全く理解不能なのだが、淋しくて仕方がない。初場所で貴乃花関が引退した時は、相撲界全体がちょっと変なことになっているように感じたので、こういっちゃなんだが「引退してくれてよかった。ほっとした。」くらいにしか思わなかったのに、武蔵丸関のときはこんなに淋しくなるのはどうしてなのだろうか。例えばすごいファンだったなら分かる。でもそうではない(嫌いと言うわけではないけど)のに、こんなに淋しくなるなんて、まだまだ人って見えない感情が沈んでいるんだなあと思ったら我ながら人間とは深い生き物だなあと思う。

だけど深層心理のなかでは淋しくなった理由がちゃんと分かっていることに薄々気がついている。でもそれが本当の気持ちなのかはまだ良く分からないのだ。ただ分かっているのは、もしも私が一番好きな力士が引退したら私はどうするかということだけだ。自分の好きな力士が今後どこまで地位を伸ばして欲しいのか。どんな力士になって欲しいのか。etc…。実は武蔵丸関引退を受けて思いがけず真剣に考えた私は、あるひとつの結論を得て、その結論を得た上でこれからも応援していこうと言う気持ちを新たにした。
淋しいのは人間なら持つ感情で、そんな気持ちをたくさん知る人は、きっと人にも優しく出来るのだろう。だって優しいは、人偏に憂いと書くのだから。

11月18日15歳年下の男
『踊るさんま御殿』(NTV)を見る。今日の出演者だれかな?と思ってちょっとだけ見ていたら、先日15歳年下の俳優さんと結婚した秋本奈緒美さんが出演していた。「おっと!タイムリー」と思ってみていた私が、ふとラテ欄に目をやると、そこに秋本さんの名前はなく、

▽15歳年下と結婚新婚マル秘女優

の文字が。ここにもまた伏字女優の悲劇が!まあでも仕方ないのかな?秋本だけでも奈緒美だけでもちょっと駄目っぽいし、秋本奈緒美と全部入れ込むほどのネームでもないし、と思うとこんな感じになっちゃうのかもね。それにしても15歳年下って、15歳年下は何歳なのかって自分に置き換えるのもなんなのでやめておくが、すごいね。要するに自分が中3の時に生まれた子でしょ。ってこれじゃあ金八先生の「15の母」だぜ!浅井雪乃さんよぉ。ねえ杉田さんよぉ!ありゃりゃっと。

11月19日…で、この視聴率は公平な訳?
今日は気になる新聞記事から。NTVの視聴率問題。遂に新聞紙上でも名前が明らかになっちゃったね。この件に関しては私が論じるレベルではないけど、場外乱闘と言う意味で私がこの事件について一番気になるのは、この事件を伝えるニュースの視聴率。つまりはこういうことだ。例えば大阪を舞台にすると、他と比べて大阪の方が視聴率が高いってことがあるでしょ?例えばクイズ番組に知人が出ると知れば、その知人を知る人たちはみんな見るから、少なくともその人たちの間では視聴率が他よりは高い訳で。例えば街を挙げてロケに協力したドラマがあれば、その街でのドラマの視聴率は異常に高くなるはずで。ということは?である。この事件。視聴率がテーマなので、自分の家に入っている機械が話題の的な訳だから、みんな見るだろうという話。よってこの事件を伝えるニュースの視聴率は、入っていないほかの世帯より高いのではないかと思われるので、ある意味「公平性」を売りにする視聴率の「公平性」がないのではないかということなのだ。文章が上手くなくてごめんなさい。でも意味分かってくださったかしら?
そんなことを考えると虚しいね。ああ虚しいねえ。切ないねえ。ああ切ないねえ。(@テツandトモ)って、唄わなきゃやってらんねえよ。

11月20日……期限付きの擬似恋愛みたいでいいのかも。‥‥
『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジ)を見る。だから私はバカなんだと思う。冒頭からいきなり突然どうした?という声が聞こえてきそうだが、実は今日の日記の構想が頭に浮かんだ瞬間、それだけのネタがあるならば2日に分けて書けばいいじゃないかともうひとりの私の声が聞こえるのだ。それでも私は思い浮かんだままに書きたいから、それが勿体無いことだと重々承知しながらも書くことに決めた。だから私はバカなのだ。要領が悪くて、いつも無駄な努力をする羽目になる。地味な仕事なのに、誰も見ちゃいないのに、やめりゃあいいのにと、思う。でも私は突っ走る。だから私はバカなのだ。本当にバカだ。

かつてNHKのアナウンサーについて書いたことがある。調べてみたら2000年11月1日&11月28日だった。どうやら私は11月になるとNHKのアナウンサーについて論じたくなるようだ。以前書いた日記と内容がダブル部分もあるけれど、その辺はあまり気にせずに。実は私が今一番好きなアナウンサーはNHKにいる。現在静岡放送局に勤める男性アナウンサーだ。恥ずかしいから名前は伏せさせて戴くが、今「この人と出逢ったのがNHKだった」という現実が、惜しくて惜しくて仕方ない。何故ならばNHKのアナウンサーは頻繁に異動があるので、4年前後で他都道府県に行ってしまうからだ。行き先によっては全くお姿が拝見出来ないことになる。それが本当に残念で仕方ないのだ。例えばもしこれが民放局のアナや一芸能人とかだったら、その職を辞めない限り基本的には異動もないのでどんなにかよかったのにと思う。あと何年、静岡にいてくれるのか全く分からないけど、大概が4年くらいで異動している現実を踏まえて考えてみると、おのずと別れの時期が見えてくる。別れだなんて別に付き合っている男でもないのに、こんな言い方をするのも変な話なんだけど、私の中ではかなりヒットなので、1年でも半年でも長くここにいて欲しいと思う。
今一番好きなアナウンサーがNHKの男性アナウンサーというのは、何も今に始まったことではない。今一番注目されているアナウンサーがどうやらTBSの安住アナで、では第2位は?と聞かれてもちょっと答えに詰まってしまう事からも分かるように、男性アナは女子アナに比べて一般的には地味な存在だし、特別なことでもない限り注目を浴びることもなくている。そんななかでもNHKの男性アナというのは実に地味な存在だし、特に意識して見ている人もそうはいないと思う。でも私は10代の頃からNHKの男性アナウンサーについてあれやこれや考えるのが好きな珍しい女の子だった。面白かったのは、私が「このアナウンサーいいかも!」と思って見ていたアナウンサーの殆どが、数年経って異動した局でとてもいいポジションの仕事を与えられることだった。大概が東京アナウンス室に異動した場合においてなのだが(東京なら全国オンエアされる番組も多いので、地元の局から異動したとしても見ることが出来るからね)そんな活躍を目にすると、ああ私の目は間違っていなかったんだなあなんて、これは先見の明かと誇りに思ったものだ。
これはあくまで私の予想なのだが、前述の私が今一番好きなアナウンサーは、静岡を異動しても東京に行くことはまずないと思われる。何故そんなことが言えるのかは、長年アナウンサーの異動状況を研究してきたゆえの結論なのだが、10年くらい経てば東京に行くことも十分有り得ると思われるので、私は彼が静岡にいる間中は、ずっと応援し続けたいと思う。そして今後の活躍を願っていたい。

そんな訳でNHK静岡放送局にいるアナウンサーの名前は全員言えるのに、意識があまりにもそちらに向きすぎているせいで、ここのところの民放アナについては少々疎くなっている。男性アナはおろか、比較的注目されている女子アナでさえ、東京キー局にもかかわらず知らない人がいる始末だ。人はこうして世間に疎くなって、挙句の果てにはタモリさんを知らなくなるのか!なんてことを思ったりもしたけれど、それはいくらなんでも大袈裟なので却下。でもいるんだぜ。世の中にタモリさんを知らない人が。すごいだろ。それを考えれば、今様々なメディアであれほど「おれおれ詐欺」に騙されるな!と言ってるのに(個人的には聞き飽きた感も)それでも知らずに騙されちゃう人がいるのも分かろうというものだ。何事も勉強である。あ、話が思い切り逸れている。

『とんねるずのみなさんのおかげでした』を見ていたらフジテレビのアナウンサーが一芸を見せる企画をやっていた。先週と今週の2回に分けて放送されたのだが、ひとり1回の挑戦かと思いきや、牧原アナだけ3回も登場して3回ともドボン(面白くないと福井アナの独断で、アナたちの立っている台が開いて下にドボンと落ちるシステムになっている)だったのが唯一面白いところだった。2回目出てきた時に「もう一回出てきたら面白いのに。っていうか、もう一回出てこなきゃ絶対駄目!」と思っていたら、ホントに出てきたのには笑った。笑いながらも私は「同じアナウンサーなのになあ。」とNHKのアナとの違いをまじまじと考えてしまい、私の一番好きなアナウンサーの一芸はあんまり見たくないなあと思っていた。NHKのアナウンサーはいつ私の間の前からいなくなってしまうかもわからない淋しさがある。けど民放だったらその心配はない。だから民放だったらよかったのにと今まではずっと思っていた。でも今はNHKでよかったのかもしれないと思い直している。別に一芸をされて幻滅したくないからではない。たぶん、きっと、それは、………

地味な仕事なのに、誰も見ちゃいないのに、やめりゃあいいのに、と思いながらもここまで書いた。一芸はおろか滅多なことでは自己主張することさえままならない、NHKの男性アナウンサーが私が一番好きなアナウンサーである確率が非常に高いのは、‥‥‥だけど、きっと、本当は、それを承知で就職した、その人となりに共感を覚える部分が多いからなのかもしれないと思う。10年位前だっただろうか。NHKらしからぬ男性アナウンサーのことがずっと気になっていた私は、数年後そのアナウンサーがNHKを辞め、東京民放局のアナとして再出発したことを知った時「あーやっぱりなあ。」と思ったものだ。今日の日記を書くにあたり、そのアナウンサーはどうしているのだろうかとふいに気になり調べたら、その人の名前はなかった。人気が出て引き抜かれるのも、引き抜かれないのもまたその人となり。ああ、NHKのアナウンサーでよかった!!いついなくなってしまうかもわからないのに。それを知っててよかっただなんて!だから私はバカなのだ。

11月21日男の友情物語ってええねん。
『ミュージックステーション』(テレ朝)を見る。

「Q・私がもし男だったら一番入りたいバンドは?」「A・ウルフルズ」
ウルフルズのジョンBチョッパーさんがメンバーに復帰した。過去の『かこの鑑賞日記』によると脱退したのが1999年8月1日なので、約4年の歳月を経て復帰ということになる。ウルフルズは好きなバンドなので彼らに何かあるたびに私は日記に書き綴ってきたのだが、まさかこうして復帰の日記が書けるとは思いもしなかった。脱退については1999年8月5日の日記に詳しいのでそちらをご覧戴くとして、復帰までには脱退する時以上に様々な葛藤があっただろうに、それでも快く迎え入れてくれたメンバーの姿が思い浮かぶのは何故だろう。そこが入りたいバンドである所以でもあるのだけど。
今日の番組で久々に4人揃った姿を拝見できて私は素直に嬉しかった。番組のゲストとして一緒に出演していたミスチルとも大変仲が良いそうで、桜井さんが「ウルフルズの曲を聴くと、俺たちなにぐだぐだ唄っているんだかって思う。」と言っていたのがとても印象的だった。そんなウルフルズの新曲のタイトルは『♪ええねん』。歌詞だけを丁寧に追っていくと、なんだか「ジョンBチョッパーさんがもう一回戻ってきたってええねん。全然問題ないねん。」と言っているように聞こえて可笑しい。今日のカメラワークもよくよく注意深く見ていたら、「ええねん。」言うたびにジョンBさん映し出されていたし。きっと気のせいではなかろう。
ウルフルズから醸し出されるあの独特の「いい」雰囲気は、一体何によるところが大きいのか非常に気になるところだ。トータスさんのなせる業なのか?それともリーダーのなせる業なのか?いろんなことを考えていたら、バンドのメンバーでなくてもいいから、その独特のものが何なのかを学ぶためだけでもいいから、接してみたいと思った。するときっと、「ああ男の友情っていいなあ。」と思うところに行き着くような気がする。女の私にはどう頑張っても近づけない、男特有のなにか。勿論変な意味じゃなくて。私にとってウルフルズはその象徴なのかも。今夏『ウォーターボーイズ』を見て感じた男の友情物語のような。

11月22日扉越しに見た、よく似たふたつの風景
『R・P・G〜作られた家族の秘密・犯人はこの中にいる〜』(NHK)を見る。宮部みゆき原作。福田靖脚本の芸術参加作品。福田靖さんと言ってもピンと来ない人もいるかと思うので軽く説明すると、木村拓哉さんが主演した『HERO』(フジ)や、記憶に新しいところでは深夜帯にもかかわらず人気を博した『特命係長・只野仁 』(テレ朝)等を書いた脚本家だ。
今日は夜7時からフジで『VICTORY!フットガールズの青春』が放送されたので合わせて3時間半、TVの前に釘付けになった人も多いだろう。かく言う私自身もそのひとりだ。とは言っても、『VICTORY!』の方は、一昔前によくあったいかにもアイドルドラマ的乗りのドラマだったので、真剣に見るまでには至らなかったのだけど。その反動からかその後放送された『R・P・G』は、いかにも芸術祭出品作品らしく本格的なものだった。このドラマの存在は、衛星放送で先に放送された際TV雑誌の特集記事を読んで随分前に知っていたため、今回の総合での放送にようやくという感じだった。

ところで『RPG』がロールプレイングゲームの略であることがすぐに分かる人というのはどれくらいいるのだろうか。私自身は「わかる」けど、詳しく説明出来るほどの知識はない。実際にやったこともないし…と書いていきなり思い出した。今年『TRPGサークル』の人と話したことを。今、さり気なく『TRPG』などと書いてしまったが、『TRPG』(テーブルロールプレイングゲームのこと)も、その後知った言葉だ。インターネットでその人が所属するサークルを探し出した私は、『TRPG』とは一体何なのか異様に興味を持ち、ひとしきり勉強したものだ。クイズの世界にも案外専門用語は多いものだが、『TRPG』の世界にも専門用語が多く、素人の私が理解するまでには相当の時間を要した。それでも未だ分からない部分が多い。「女性はいるんですか?」と聞いた時、「誰もいない」と答えてくれたのも何となくだけど分かるような気もした。ただ我々が毎月決まった日時に集まってクイズの例会を行うのと同じように、集まって『TRPG』を行う人たちがいるということの重大さだけは良く分かった。互いに相容れない世界だけど、そこに漂う空気感が相容れているような気がしてならなかったのは、気のせいではあるまい。何故ならば、私が初めてクイズサークルに行った時扉を開けて真っ先に目に飛び込んできた風景は、私が今まで見た風景の中で5本の指に入りそうなくらい忘れられないものなんだけど、その景色と『TRPG』をやっているところを扉越しに見た風景は、とってもよく似ていたんだ。ただ大きく違ったのは、私がその扉を開けたか、開けなかったかっていうことだけ。
話が大幅に逸れたので元に戻すと、主演の後藤真希さんには本当にこういう役が良く似合う。大人を信じられない女子高生というか、なんというか。ちょっと拗ねた感じと言うかなんというか。
高校生の一美(後藤真希)の父・良介(伊武雅刀)が刺殺死体で発見される。父のパソコンデーターからインターネット上に疑似家族を作り交信していたことが分かる。実の家庭を顧みず、なぜ父は家族ごっこに興じていたのだろうか。捜査は難航し、刑事は一美を立ち合わせて、ある計画を実行する。マジックミラー越しに一美が見たのは、一人ひとり取り調べを受ける、父の「家族たち」。はたして、この中に真犯人がいるのだろうか…
このタイトルの本当の意味が結末で明らかにされ、最後に大ドンデン返しが起こるのだが、ここでは書かないでおく。もしも芸術祭で何かの賞を受賞したら、確実に再放送されるのでここで楽しみを奪っても仕方ないだろうからさ。
けど、ドラマを見て、いままでよりも『RPG』の世界がちょっとだけ分かるようになった。彼らが行っている『TRPG』もこんな感じなのだろうか。いろいろと分かったところで「さあやってみたいか?」と聞かれても頷くまでには至らないのは、クイズの世界よりもずっと奥が深い世界のように感じ、一度入ったら抜け出せなくなるような恐怖を感じたからだ。このドラマの背景にそんな恐怖を垣間見た私は、ドラマの一番最後で刑事役の風吹ジュンさんの言葉(セリフ)の意味がますます重いものとして私の中に残った。ここにいる家族。ここにいる友人。ここにいる自分。大切にしなければ。

11月23日、『全国高等専門学校ロボットコンテスト2003』が行われている頃、九州で
『大相撲九州場所千秋楽』(NHK)を見る。栃東関の久々の優勝で幕を閉じた1年収めの九州場所。今場所はいろいろと書きたいネタが多く、極端に言えば毎日でも良かったくらいなのだが、それはいくらなんでもないだろうということで自重してここまできた。それでも武蔵丸関引退の際には思いがけずショックだったので書かせて戴いたが、それ以外で自重したことは全部書くからそのつもりで。

大相撲協会がこの度行った人気投票によると高見盛関が8889票と、2位の千代大海関の1784票を大きく引き離してぶっちぎりの1位だった。でも当の高見盛関は複雑な表情で「あと1票少なければぞろ目だったのに」と言ったらしく、その辺が人気の所以でもあるのかと。でも高見盛関はこの数ヶ月の間に急に下界に降りてきちゃったよな。少なくとも今年の春くらいまでは、知る人ぞ知る関取だったはずなのに。この現状が嬉しくもあり淋しくもあり。7勝7敗で千秋楽を迎えた力士が負けて8敗になったような淋しさに近いような。
今場所、個人的に一番ツボだったのが、髷掴み反則負け騒動だろう。今年の名古屋場所で朝青龍関が旭鷲山関に対して行った反則技として話題になったのが記憶に新しいが、その髷掴み反則が今場所はナント!4度もあったのだ。五城楼関に至っては2度も起こし、遂には怪我をして休場してしまう始末だった。朝赤龍関のときは「『赤』お前もか!(青に対して)」みたいな扱いだったので見ていて可愛そうな感じだった。安易に叩こうとするからという説もあるが、どうなのだろうか。ただ反則は勝っても負けても後味が悪いからね。
今場所一番注目していたのが、実は幕下から十両に昇格する力士は誰なのかということだった。来場所から幕内と十両の定員が増えるので、幕下上位の力士には大きなチャンスの場所でもあるのだ。今場所は幕下東西筆頭にモンゴルの力士が鎮座し、誰がモンゴル5人目の刺客になるのか興味津々だった。東筆頭の安馬くんは実は私が大相撲をきちんと見始めた2001年初場所に序の口優勝した力士だ。優勝インタビューの姿があまりにも初々しく、力士らしからぬ華奢な体格だったので、その姿と今場所から大相撲を見始めた自分自身の姿とが重なり、この3年間実はずっとその動向を見守ってきた力士なのだ。その彼が今場所筆頭にいるというのは私にとって重大なことだった。勝ち越しさえすれば新十両なのだから。初日こそ敗れたものの、その後3勝したときはあと1つ勝てばと思ったものだが、結局その後3連敗し、3勝4敗で今場所を終えた。つまり来場所新十両にはなれないということだ。後で知ったことだが、安馬くんは大泣きしたそうだ。そりゃそうだよなあ。私だって悔しかったもん。ああああああ!!!!!!って叫んじゃったもん。
そして今場所序の口優勝した力士は実は11月2日付鑑賞日記でとりあげた力士だった。ドキュメント番組で見た力士がこうして活躍している姿を見るのは嬉しい。大相撲、見所は横綱・大関陣や高見盛関ばかりではない。序の口からひとりの力士の成長を見守る楽しみも、まだまだ捨てたもんじゃないってことをあなたにも伝えておきたいと思う。
千秋楽。朝青龍関と栃東関の言わば優勝決定戦とも言える一番が始まろうとするまさにその時間、ふと思うところがあってNHK教育にチャンネルを変えたら、『全国高等専門学校ロボットコンテスト2003』の表彰式でちょうど各賞のひとつである「アイデア倒れ賞」の発表の真っ最中だった。ちなみにこのコンテストが行われているのが、よりによって両国国技館なのである。(あえて説明するまでも無いとは思うが、九州場所は福岡国際センターで行われている。)いくらなんでもそんな賞をこの時間に…と可笑しくてツボにはまってしまっていたら、ついうっかり肝心の優勝決定戦を見逃した。ちなみに決まり手は押し出し。出来たら決まり手は「○○倒し」ものがよかったのに、そうすればタイムリーだったのになあ。

11月24日末は紅白?
『内村プロデュース』(テレ朝)を見る。この時期にCD(しかもアルバム)を緊急リリースするということは、早くも来年の紅白お笑い枠を目指してのことか?スタートダッシュか?どうだい?もう来年はテツトモ・はなわもないってか?個人的には『♪前略・露天風呂の上から』が最高。

11月25日鑑賞日記初登場は2001年4月8日!
今日は気になる新聞記事から。この度『はねるのトびら』(フジ)が夜11時代に進出することになったそうだ。現在も静岡では深夜帯で放送されているけど、かなり遅れての放送なのでこれでフジテレビと同時進行で見られるのかと思うと、それだけで嬉しい。けど11時台になって出来なくなるネタが増えるんじゃないかと思うと、ちょっと心配。ああドラドラもすっかり全国区だなあ。マイブームだと言って、この鑑賞日記で紹介した頃が懐かしいよ。もう2年半も経つんだなあ。ああ武雅さま。

11月26日「バッグアップ大賞」の謎
今日も気になる新聞記事から。「しまった!間違えた!」高島礼子さんがオリジナルかばんのプロデュースをしたという記事を発見し、ふとあることを思い出した。調べてみたら確かに『かこの鑑賞日記』のなかにそれは書かれており、と同時に間違えていたことに今になって気がついた。実は今までずっと「バッアップ大賞」だと思っていた。でも正確には「バッアップ大賞」だったのだ。濁点が足りなかった。ああ勘違い。
今朝、新聞でその記事を発見した私は「高島礼子」と「かばん」の関係性にさしたる違和感がなかったことに逆に違和感を覚えたのだ。大概芸能人とデザインもののニュースをみると「何故に?」と違和感を感じることが多い方なのに、あれ?変だぞと。そんな訳で、昔書いた日記のログを調べたら、あったのですよ。かつて高島礼子さんが「バッグアップ大賞」なる賞の受賞経験があるという日記が。そしてそこで気がついたのだ。濁点が足りなかったことを。2001年1月26日参照。
「バッグアップ大賞」は1999年に第1回が始まり2002年の第4回まで毎年1月に行われていたことがネット上で確認できるのだが、2003年の今年の情報は全く記されていない。この賞は昨年を持って終了してしまったのだろうか。どなたかお詳しい方、私にご一報を!!謎の賞としてこれからも頑張って欲しいと思っているもので。20年くらい続けば、この賞も今みたいにカルト記事扱いじゃなくて確固たる地位を築くことができるのになあ。そうしたら私も先見の明があると言うことになる訳で。どうやらその夢も4年で暗雲ですか?誰か私にバッグアップを!!

11月27日時代が変わっても変わらないこと
今日は気になる芸能ネタから。NHK紅白歌合戦の出場者が昨日決定した。いろいろと思うところはあるものの、私は毎年この日を楽しみにしている。昔はNHK夜7時のニュースで出場者決定のニュースが流れると、子供心にワクワクしたものだ。それは今も変わらない。けど今年はTVより先にネットで知った。これも時代の流れなんだと思う。7時のニュースも見たには見たけれど「誰が出るんだろう!」的なワクワク感がなかったのでちょっと淋しかった。昼2時から放送された『お元気ですか日本列島』(NHK)の中で記者会見の模様が詳しく放送されているのを見て、今まで詳しく見たことがなかった事実に気がつかされた。ゲストに来ていた一青窈さんが「NHKの紅白の本番はもちろんですが、この記者会見に憧れていた。」と言っていたのを聞いて、かつて同じように思った人もいたんだろうに、出場者のそういう言葉を聞く機会すら今まではなかったんだなあということに気がついたりもした。(ニュースの中では、そのなかでもとりわけ輝いていた人のコメントのしかも一部しか取り上げないからね)
出場者を紹介していく話の流れの中で、この番組の司会を務める男性アナ(紅白の司会ではなく『お元気ですか日本列島』のこと)がBOAちゃんのファンらしいことが分かった(一緒に司会をしていた女性にバラされた)のが、私の中のちょっとしたトリビアだった。いつも深刻な顔してニュースを読んでいるところしか見たことのないアナだったから、「かわいいじゃないですか!」と言った後の一瞬のニヤケ顔もツボだった。ちなみに末田アナ。
にしても、ダンディーさんは残念でした。もう少し歌唱力があったらなと思う、今日この頃。

11月28日せっかくのチャンスだったのに〜『♪カブトムシ』秘話〜
『FUN』(NTV)を見る。今日のゲストはこの度2度目の紅白出場が決定したaikoさん。フリートークのなかで歌詞に秘められたエピソードを披露する中で、話が『♪カブトムシ』に及んだ時の一こまでのことだ。実はこの場面はかなり重要な局面で、私自身も話が大きく膨らむのを期待していた部分だった。というのも、かつて司会陣のひとりである松任谷正隆さんが番組の中で一番好きな曲としてあげていたのがこの曲だったからだ。そんな正隆さんがaikoちゃんを前に曲に秘められたエピソードを聞く場面など滅多に訪れることはないだろう、しかもTV番組の中で…と思って見ていたら、いいところで番組のもうひとりの仕切り屋(?)時間調整役(?)であるクリオネくんがものの見事に話に割り込んできて遮断してしまった。私だけでなく聞きたい人はもっと他にもいただろうに。ったく台無しだ。
はじめにやろうと決めていたことが5つあったとして、それを全部やりきること=素晴らしい番組作りではないだろう。仮にひとつしか出来なくても、そのひとつがこの上なく素晴らしいものであったなら、それで十分なのではないだろうか。かつて『ごきげんよう』(フジ)のサイコロトークが始まったきっかけについて書いたことがある。ゲストとトークしていると話があらぬ方向に行くことが日常茶飯事で、それを台本で決まっているからと言って無理やり決まったテーマに戻そうとすると台無しになると。その究極の形がサイコロトークだったのだと。いろいろと難しいことは分かる。でも本当は何にも難しくないのかもしれない。ああもっと聞きたかったな。日本でも有数の音楽家である正隆さんが何故に『♪カブトムシ』を一番好きなのかを。じっくりと。じっくりと。じっくりと。まるでカブトムシが蜜を吸うときのように。じっくりと。…。

11月29日高橋くんと成田さんの4年目〜あの頃一番嫌いな男と自分の未来〜
『FMシアター「そのテーブルの苦い二人」』(NHK−FM)を聴く。もう一度タイトルをきちんと読み直してからここに戻っておいで。「そのテーブルの苦い二人」。「若い」じゃなくて「苦い」だから。
久しぶりにラジオの感想を書くような気がする。いわゆるラジオドラマ。TV雑誌で特集が組まれていたのを読んで聴いてみようと思ったのがきっかけ。滅多にラジオドラマなど聴かない私は「正直50分も聴き続けるのはしんどいかなあ」と心配だったけどそんな心配はご無用で50分はあっという間だった。ただラジオだから「何かしながらでも聴けるかな?」と思っていたのに、案外聴くので精一杯になって結局他には何も出来なかった。それだけ魅力があったラジオドラマということなのだろう。

簡単にあらすじを。
高校3年生の高橋くんと成田さんは同じ学校の同じ演劇部。卒業目前のある日、ふたりは美人店長がひとりで営む小さな喫茶店に立ち寄り互いに思いを告白する。そこで初めてほろ苦いコーヒーの味を知る。その日は成田さんの誕生日でもあり、毎年この日にふたりで来店しようと約束する…。
2年目。高橋くんは大学生。成田さんは服飾関係の仕事につき社会人1年生になっていた。社会に出た成田さんに対して高橋くんはちょっとひがみっぽくなっていた。
3年目。大人っぽくなる成田さんに対して、高橋くんはちょっとしたことで不機嫌になる男になっていた。それは高橋くん自身が一番嫌いだった男のはずなのに…
そして4年目。
TV雑誌にはここまでしか書かれておらず。4年目にどうなったかは書かれていない。これは聴くしかないと思って聴いた結末は…淋しいものだった。女性である私はどうしても成田さんに趣きを聴いてしまうので、あえて高橋くん側に立とうと心がけて聴いてみた。高橋くんの変貌してしまった理由を考えながら聞いていたら、河西健司さんという俳優さんのことを思い出した。河西健司。ご存知だろうか。顔を見れば「ああ」というタイプの俳優さんなので、名前だけでは「?」かもしれない。今ではとても味のある俳優さんとして様々な映画やドラマで脇を固めていることが多い。私はこの俳優さんの名前と顔が一致するようになってかれこれ15年?いや20年くらい経つ。子供の頃よく見ていたドラマに主人公の友達役として出演してい た姿が印象深く、異様に記憶に残っているのだ。それはちょうどテレビドラマというものを見始めた頃だったと思う。今みたいに主役とか脇役とかの概念もなく見ていたので、今以上に情報がすんなり入ってきたのだろう。河西さんは、友人である主人公と上司のグチを言う場面もあり、子供心にそのグチに共感していたものだ。

時は経った。

1999年にフジテレビで放送されたドラマ『彼女たちの時代』の中で、主人公の友人である中山忍さんが勤める会社の、嫌味な上司役として河西さんが出演しているのを見たときは如何ともしがたい気分になったものだ。それはあの頃一番嫌いだった男のはずではなかったのか…。勿論役の上でというのは重々承知の上なのだが。これだけ書けば、今日の日記はもうこれ以上書く必要はないくらいだ。

話を戻そう。ラジオドラマの高橋くんの話である。変わらなければやっていけないこともあるこの世の中では、変わらずにいることのほうが難しいことだと思う。互いが変われば案外簡単なことでも、ひとりが変わってもうひとりが変わらないと上手く行かないこともある。高橋くんが成田さんに別れを切り出されて、喫茶店でひとりになって始めて自身を省みる場面では高橋くん側に立って聴いていたせいもあって、自業自得だと思いつつも淋しくなってしまった。一番最後にちょっとだけ救いの手が差し伸べられる展開になっていたのは、高橋くんのみならずリスナーにとっても救いだったと思う。この展開は正直言うとなくても良かったのかもしれない。でもあえてそういう希望の持てる結末にしたのは、このドラマの脚本家が男性だったという、同性ゆえの優しさだったのかもしれないと思ったりして!
全体的な印象としては、成田さんが2年目以降終始「高くん」と高橋くんのことを呼んでいたにもかかわらず、高橋くんはいつの間にやら「おまえ」になっていたのが一番気になる部分だった。私だったら、私のことを「おまえ」と呼ぶような人とは付き合わないのになあと。そういう部分はいつ何時でも決して変わっちゃいけないよなあと、常に心に言い聞かせておきたい後味だった。その味はほろ苦く、あの喫茶店のコーヒーのような味がした。

11月30日いくらなんでもそれは遅すぎ
『大改造!ビフォーアフター』(テレ朝)を見る。94歳の母のための改造が売りの今回の物件。っていうか94歳って!!


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