かこの鑑賞日記2004年5月1日〜5月31日
2004年4月1日〜4月30日
5月1日〜4日(特別合併号)
この5日間は出かけていたため、TVをほとんど見ていないので鑑賞日記をお休みさせて頂きます。

5月5日博識ミムラと昔の人に見せたい映像
『ホリデースペシャル』(フジ)を見る。今日のフジテレビは『ホリデースペシャル』と題して、『平成教育委員会2004』『トリビアの泉』『水10』の連続3番組を見た人にクイズでハワイ旅行が当たるというキャンペーンをやっていた。まあ、ハワイ旅行には特に興味のない私は(と断言するほどのものでもないが)いつも通り『平成教育委員会2004』と『トリビアの泉』だけを見た。

まずは『平成教育委員会2004』。生徒は目新しいところではミムラさん・長井秀和さん・渋谷飛鳥さん・井上和香さんら。政治家枠として、河村たかしさん・平沢勝栄さん。『オールスター感謝祭』でいうところの人数合わせの吉本枠的な存在としてラッシャー板前さん・三又忠久さん。そしてお約束枠として渡嘉敷勝男さん。他が出演していた。
その中でも今回の目玉は最優秀生徒に輝いたミムラさんだろう。国語の授業では「肖る」「幽か」(読めます?)の漢字の読みを単独正解したり、他にも正解を連発し、知的アピールは万全だった。にしても、彼女まだ19歳なんだってね!見えない見えない。
そしてお次は『トリビアの泉』。今回何と言っても秀逸だったのは「トリビアの種」の「日本刀とピストル対決したら日本刀が勝つ」だろう。見る前はなんとなくピストルの弾が日本刀をぶち抜いて真っ二つになるんだろうなと思っていたので、逆に弾が真っ二つになるところにビックリ!
歴史にはとんと疎い私ではあるけれど、VTRを見ながら、ああこの映像を、ピストルの弾が日本刀で真っ二つになるこの映像を、昔の人たちに見せてあげたいと本気でそう思ったよ。私は。日本刀を最大の武器として戦っていた日本に、突如鉄砲隊が出現して、木っ端微塵になったあの時代に生きた日本人たちに是非見せたい映像だったなあ。2004年に生きる私たちが、ご飯とか食べながら優雅に見る映像じゃないよこれは…
今までで一番感動的な種だったかも!と思ってみていたら、タモさんも満開だった。タモさんも日本刀の素晴らしさについて切々と語っていたっけ。日本人の細やかさとか、技術水準の高さとかいう意味では、日本刀って完璧なこの上ない代物なんだろうな。いやあ天晴れ!ホリデーの最後にいいもの見せてもらった。ありがとう。

5月6日「とっくりなげ」と「魚料理」に纏わるあれこれ
『クイズミリオネア』(フジ)を見る。すっごーーーーーく久しぶりにこの番組を見た。「見た」というより「ビデオにとって必要なところだけ早送りして見た」と言った方が正確だな。おぎやはぎのふたりが出ると知ったので、取り敢えずビデオに撮っておいたのだ。同時刻に放送されている『黄金伝説』(テレ朝)の方がちょっとだけ早く終わるのでその後チャンネルを変えたら、ちょうど解答席に吉田秀彦さんが座って問題に答えているところだった。しばらくして出題された問題が、お相撲の決まり手の問題だったので、なんたることぞ!と笑ってしまったが(いやね。まるで番組が久々に見た私を歓迎してくれているようだったからさ。それに久々にリアルタイムで見た問題が分かる問題だったからね。)すっかり答えられるものと思い込んでいた私としては答えられなかったのがちょっと意外な感じもした。問題となった「とっくりなげ」とは、漢字では「徳利投げ」と書く。TVを見ながら、この決まり手は確か最近十両で出て話題になったばかりだったことを思い出し、一体その技を出したのは誰だったのかと考え込んでしまった。結局答えが浮かばないまま、正解のVTRが流された力士の顔を見て魁道関だったことを思い出し、それが今年初場所の出来事だったことも思い出した。こうやって顔を見ただけで、その力士の別が出来ると嬉しい。だいたい8割くらいだろうか。顔を見てそれが誰なのか分かる力士の割合は。無論現役で、十両経験がある、力士に限定だが。分からないと相撲が半分も楽しめないから、結構必死っすよ。私も。

番組が終わって見ていない分を見ようとVTRを巻き戻して見たところ、2人目の挑戦者が元力士だった偶然にはまたまたこれって歓迎ムード?と笑ったし、それよりなによりテレフォンに出てきた4人が友綱部屋(大関魁皇所属)の力士で、その中に先の魁道関がいた偶然にはもう笑うしかなかった。魁道関、あの徳利投げのVTRで本日2度目のご出演だった訳か。そりゃあ目出度い。お猪口で乾杯。
で、肝心のというか、当初の目的だったおぎやはぎはやはり解答者席に座れなくて、ひとつも面白いこともなく終わった。面白かったのは魁道関の方だったというのも、本人は笑わせる気がないだけに何とも複雑。
そんな魁道関が2度もご出演なさり、1人目の挑戦者が1000万円の問題まで到着しながら、最後の晩餐の食事が魚料理だったことが分からず玉砕していた、ちょうどその時刻にテレ朝で放送中の『黄金伝説』では、『♪真夏のファンタジー』森脇健児さんが、極寒の北海道で1ヶ月1万円生活に挑戦して、自分で船を出し釣った魚で自炊していた。魚料理が分からず1000万円を手にし損ねる挑戦者と、かたや1万円生活で釣った魚で作った料理に舌鼓を打つ森脇健児さんの対比は裏番組同士の偶然とはいえ、如何ともし難いものだ。私は心の中で、森脇健児さんが輝いていた頃のヒット曲『♪真夏のファンタジー』を勝手に替え歌にした『♪真冬のファンタジー』を口ずさもうとしたけど、「♪まなつのふぁんたじ〜」というところしか分からなかったことに気がつき、ドロップアウト。

5月7日お笑いブームの裏側で
『まさかのミステリー』(NTV)。最近ありとあらゆる番組で芸人の姿を見かける。お笑いが確実にムーブメント化しているなによりの証拠だ。今日のこの番組の解答者全員がお笑い芸人さんで、まさに祭り状態だ。芸人さんがこれだけの番組に進出しているということは、その反対に出る機会を失っている人も確実にいるはずだ。いったい誰たちなのかとふと考えてみたら、結局「俳優崩れ」やお笑いではない「タレント崩れ」「スポーツ選手崩れ」のような人たちなんだろうなと。悲喜交々だなあ。

5月8日『紅白歌合戦』のお笑い版
『土曜特集「オールスター演芸笑劇場」』(NHK)を見る。お笑いブームを象徴するかのような番組がNHKでも放送された。ただこの番組がいかにもNHKっぽいのは、ブームの渦中の若手芸人たちだけでなく、ほぼ均等にべテラン芸人と落語家さんを入れてきたことだ。1:1:1の割合で。確かに面白かったんだけど、手を広げ過ぎて結局中途半端になってしまった感は否めなかった。若手芸人さんを中心に見たい身としては、どうしても邪魔臭く感じてしまうんだよね。その感じは『紅白歌合戦』のお笑い版といえば分かりやすいかも。次はもうないかもね。

5月9日朝青龍の連勝記録
『大相撲夏場所』(NHK)を見る。朝青龍の連勝がどこまで続くかが話題の中心である夏場所が今日から始まった。9日目には国技館まで見に行く予定なので、その日まで連勝が続いてくれるといいのだが。

5月10日レッド吉田が光り輝く企画
『内村プロデュース』(テレ朝)見る。今日のテーマは「目指せ一流エキストラをプロデュース」。普段はほとんど目立たないレッド吉田さんが、こんなテーマのときばかり光り輝いて見える複雑。立派にエキストラこなしちゃってる複雑。そんなところがまた彼の売りでもあるんだろうけど。ドンドコ平畠さん並みの地味さが証明されてやっぱり複雑。

5月11日『高校生クイズ』がオーバーラップした日
『ぴったんこカン・カン』(TBS)を見る。例えば『ダウンタウンDX』(NTV)、例えば『いきなり黄金伝説』(テレ朝)、例えば『伊東家の食卓』(NTV)のように、タイトルはそのまま残っているものの、番組開始当初とは随分内容が変わってしまった番組は多々ある。「え?『伊東家の食卓』?」と一部から疑問の声が聞こえそうだが、この番組も開始当初は今みたいに裏技をひけらかす番組ではなかったのだ。そんな番組のひとつになりつつある(もうなってるかも!)のが、この『ぴったんこカン・カン』だ。リニューアル当初こそ、昔をリスペクトしておひょいさん(藤村俊二さん)をお馴染みの席に座らせてクイズでボケをとらせてみたりしたものの、やはり数字的にはイマイチだったみたいで、最近では単なるトーク番組になり下がってしまった。いつの頃だったかは忘れたけど、素人さんチーム(一応)も出ることがなくなり、芸能人の溜まり場と化してしまった今の『ぴったんこカン・カン』にはもう久米さんと二郎さんと欽ちゃんとおひょいさんの軽妙な掛け合いに湧いた面影は、ない。となるともう、ゲストが好みじゃないほとんどの場合は見なくなってしまうという、トーク番組に有りがちなごくごく当たり前の図式になってしまい、番組はこれまた当たり前のように末路を辿るという無情。その状況が、ちょっと今の『高校生クイズ』(NTV)とオーバーラップするのが、また切ない。

5月12日話題の「今井さん」
『笑っていいとも!』(フジ)&『ワイドスクランブル』(テレ朝)を見る。お昼。『笑っていいとも!』を見ていたら「ダウトニュースJAPAN真実はどっち」のコーナーでコメンテーター役を務めている爆笑問題の太田さんが「今井さんがスピード結婚しました。」と、何の脈略もない場面で口走っていた。それを聞いた相方の田中さんが開口一番「みんな一瞬『え?今井さんって誰?』って思ったじゃないか。でスピード結婚で『ああそうか。』って」とまるで私の心の中を代弁するかのようなツッコミをしていたのを見て、ちょっと田中さんを見直した。
その直後にチャンネルを変えたら『ワイドスクランブル』でイラク事件で一躍時の人になった今井さんが、自分の部屋で山本晋也さんからインタビューを受けている場面が映し出されていた。山本監督は今井さんが18歳だということを改めて確認した上で、書棚にイラクや戦争関係の難しい本ばかりが並んでいるのを見て、開口一番「エ○本はないのか?」と聞いていた。「ありませんよ!」と笑って答える今井さんに監督は「そんなはずはない。どこかに隠してるんじゃないか!」と詰め寄った後に、それでもないと笑って否定する今井さんに対して「意外と笑うんだねえ。」と突っ込んでいた。その一連の流れの何もかもまるで深夜番組の再来のようだった。山本監督の手にかかると、イラク事件の時の人さえエ○の世界へようこそ!ってとこか。関係ないがみうらじゅん氏は、なんとか大全集のような何巻か揃った分厚いカバーに入った本の中の一冊の中身だけを入れ替えてエ○本を隠していたのだが、ある日親に見つかって全て薪にされてしまったので、その日入ったお風呂を「エ○風呂」と呼んでいるそうだ。これはみうら氏ファンならよく聞く話のはずだ。
とにもかくにも世はプチ今井ブームのようだ。次にブレイクする今井さんは今井…美樹?翼?雅之?懐かしいところで恵理?それともまったく別の新星が?楽しみだな。

5月13日お笑い芸人とドラマの適材適所
『離婚弁護士』(フジ)を見る。『カバチタレ』『ビギナー』そして『離婚弁護士』。どれもフジテレビ系で放送されたドラマだ。共通するのは「法律」がテーマになっているということ。そして私が好きなドラマだということだ。
子供の頃からグロくない推理物が好きで、それは本でもドラマでも同じだった。今でも法律物のドラマが放送されると知れば、何故か見ずにはいられない自分がいる。その同一線上にあるのは、例えばなぞなぞ好きの自分だったり、クイズ好きな自分だったりする。それらに共通する「問いに答える」という作業の中でも特に好きなのは、ただ覚えればいいというものではなく、覚えた上でその応用力が答えとして問われるものだ。なかでも困難を極めると思われる「法律物」に惹かれるのは、いわば必然なのだろう。だから見ずにはいられないのだと思う。どんな形であれ解決策が物語の中で示された時の感じが好きというのもあるが、それ以上に好きなのは、きっと考える作業自体なのだと思っている。ああでもない、こうでもない。ああだろうか、いやでもちょっと待ってそこは…(最後多少意味合いが変わってきたので自粛)と試行錯誤するのが、何とも言えず好きなのだ。時に考えすぎて後悔することも多々あるが、何も考えないで行為に移すことはまずない。
少々話が逸れたが、このドラマも「考えて答えを出す作業」が好きな私にとって期待を裏切らない作りになっている。だらだらとエピソードが続かず一話完結なのは勿論のこと、テンポと実験的な画面構成もよく、なんといっても弁護士役の天海祐希さんがとてもかっこいい女性として描かれているのがいい。役名の下の名前が私の本名と同じというのもまたいい。何故なら脚本家が、数多ある女性の名前の中から、かっこいい弁護士さんの名前として考え当てたのが私の下の名前と同じだなんて、嬉しいじゃないか!!これはある意味悪いことをした犯人と同じ名前だと悲しいのと、逆のベクトルだ。そんなことも相俟って、毎週楽しく見ている。最終回にどんなエピソードがくるのが楽しみなドラマのひとつだ。ぜひともスカッとしたのを頼む。

さて今日のエピソードはストーカーに悩まされる女性の話だった。最終的にはストーカーに悩むその女性こそがストーカーだったという結末に落ち着いたのだが、話の途中まではデビット伊東さんがストーカーとして描かれていた。犯人と予想された彼を問い詰めるために、天海さんが自宅に問い詰めに行った際、デビットさんが別の女性といたことにより犯人ではないことが証明される大切なシーンで、その女性(まあ彼女ってことね)役がナント!森三中の村上さんだったのだ。これには驚き笑い、そして絶妙な人選に脱帽することしきりだった。同じお笑いでも、光浦さんや山田花子さんではきっと駄目で、青木さやかさんでも駄目で、無論、北陽の虻川さんや伊藤さんでも駄目だったと思うのだ。「デビいとうと北いとうのWいとうでOK」って訳じゃないからだ。開いたドアの向こうでこっちを振り向く村上さんの表情も、その横にいるデビットさんの表情も、なにからなにまで絶妙で、最高のシーンだった。
昨今はお笑いブームで、今お笑い界はその人選には事欠かないくらいの個性的なキャラクターで溢れている。けど適材適所かといえば必ずしもそうとは言えない場合も多い。そんな中、こうした絶妙なキャスティングを、しかも一見お堅い法律ドラマのなかで発見すると本当に嬉しい。くずのふたりとか、どちらが本業なのか良く分からないくらいドラマにで捲くっているお笑いさんだけじゃなく、まだまだいい味出してる人は多いから、 ぜひとも他にも目を向けて欲しいものだ。個人的には、若手芸人と呼ばれる中ではドラマコント芸人の第一人者っぽいアンジャッシュがなぜドラマからお呼びがかからないのか、永遠の謎。もしや相方が麻雀のやりすぎのせいか。ある意味本職らしいが、本当か?

5月14日そのうちオヤジになる君たちへ
『金曜かきこみTV』(NHK教育)を見る。4月から生放送でなくなったのと同時に番組がちょっとだけリニューアルした。基本的に小学5年生から中学3年生を対象にしている番組なのに、出てるメンバーがローリー寺西さん・みうらじゅん氏・山本晋也さんというのも一体多感な時期を過ごす少年少女たちをどう成長させたいのか、あまりに謎の多い番組だ。昨年度まではコーナー意外は基本的に生放送だったのが、全て録画に変わり、内容はますます色濃いものになっている。前述の3人に加え、ますだおかだ・金田美香ちゃん・司会の安部みちこアナがひとつのテーマに基づいたトークを交わす場面は、それぞれの素の思いや喋りを聞く事が出来て興味深い。まあこの辺りは私の予測なので何とも言えないのだけど、視聴者がかなり限られている番組だからというのはあると思う。もしもこれがもう少し人目につきそうなトーク番組だったら、ここまでは語らないような気がする。小学校5年生から中学3年生までの限られた人を対象にした、しかもNHKの、その上教育TVで放送されている番組だからこそ喋れることがある。その事実を端的に表わした番組なのだと思う。そういう意味ではとっても貴重な番組だと思って見ている。
みうら氏のアート掲示板のコーナーで、本題以外で間間に挟んでくる、タイトルをつけるなら「そのうちオヤジになる君たちへ」みたいなトークが楽しい。「オヤジになったら、まだ子供の君には分からないと思うけど、微妙なニオイを発するようになって、それを『オヤ汁(おやじる)』と呼んでいるんだ。30年くらいしたら、君たちにも出て分かるようになるから楽しみにして欲しい(大意)」みたいな、小中学生が聞いてもきっと「???」な話を、ごくふつうに喋るみうら氏。子供たちに赤ちゃん言葉を使うのではなく対等なものとして話すその姿が、私には何故かとってもオトナな大人に見える。この番組に嵌り捲くっている少年少女は、この先どんな大人になっていくのか、とっても楽しみな未来がある。

5月15日初めて買ったレコードの話〜あの日のクイズ仲間へ〜
『めちゃ×2イケてる』(フジ)を見る。初めて買ったレコードは良く覚えていない。ただ敢えて挙げるとするならば、きっとこれなんだろうなという一枚はある。私が初めてレコードを買いに行くという経験をした一枚だ。では、その初めて買ったレコードについて、初めて人から聞かれたのはいつだっただろうか。はっきりとした記憶はないが、数年前のクイズの例会でのアンケートで書いたことだけははっきりと覚えている。そこに「初めて買ったレコードは何ですか?」というアンケートがあったので、私は素直に初めてレコードを買いに行くという経験をしたレコードのタイトルを書いた。家族と一緒に買いに行ったので、ひとりで買いにとか、自分で働いて稼いだお金で、とかいう注釈がつくとまた変わってくるのだろうが、残念ながら後者ふたつは覚えていない。だから私が初めて買ったレコードは、家族と一緒に買ったレコードということにしている。

そのレコードが発売されたのは1981年・昭和56年のことだ。まだ子供だったので、当然レコードを買ったのは親の意見によるところが大きかったはずだ。ただレコードを私と一緒に買いに行ったという経過を考えると、私を含む家族皆がその曲を気に入っていたからということは十分考えられる。確かにその歌が主題歌になったドラマを私は好きで良く見ていた。そういうことから考えても、買うべくして買ったレコードだったと、今では思っている。
一昨年?3年前?いや?もっと前だっただろうか、一時期ほとんど目にすることがなかった、その歌の歌い手さんを頻繁にTVで目にするようになったのは。きっかけが何だったのか私にも良く分からないが、気が付くと当時とは全く違うキャラクターとしてバラエティ番組を席巻している彼女がいた。昔のファンを裏切るかのような言動に人々は驚き、そして私もその「人々」を構成するひとりだった。
彼女をTV番組で見かけるたびに、私は初めて買ったレコードがこの人のもので本当に良かったのだろうかと考えるようになっていた。過去の貴重な経験が、だんだんと恥ずかしいものになっている気がしてちょっぴり悲しかったからだ。でもその反面、彼女が活躍をすればするほど、これ以上ないくらい面白いネタになっていく現実が嬉しくもあった。特に面白いこと大好きな私にとっては格好のネタになりつつあったからだ。現実に今、そのことをネタにしてこんな日記が書けている。邪道だろうか。
先日放送された『うたばん』で彼女が久々にその美声を披露し、目出度く再リリースが決定したことを知り、複雑な思いでいっぱいになった。ついにここまできたかと。そして初めて買ったレコードが、20年以上もの時を経て、再リリースされる現実はいったい何なんだろうかと。これは私に、今度はひとりで買えという、何かの暗示なのだろうかと。
そして今日放送されたこの番組の中で、彼女は武田真治さんのサックスをある意味バックバンドに従え、様々なバージョンにアレンジした曲を披露し、まさに独壇場を築き上げていた。♪あの頃好きだった曲のイメージよさようなら。決してそうは歌っていないのに、どこからかそんな声が聞こえるような気がしたのは、気のせいだっただろうか。
そういえば、初めて買ったレコードについて、初めて人から聞かれたであろう数年前のクイズの例会でのアンケート。後日、紙面に掲載された際、他の何人かの初めて買ったレコード話は載っていたのに、私が一所懸命に思い出して書いた話は載っていなかった。紙面の関係上載せられなかったのだと理解はしたけど、やっぱり残念だった。けど、それくらい当時は、私が初めて買ったレコードなど、歌手名も、曲のタイトルも面白みに欠けていたのだ。面白ければ載せ、つまらなければボツになる、熾烈な競争の世界でボツになった、それが何よりの証拠ではないか。それから今日までの間、彼女がどれくらいの勢いでブレイクしたのか、その著しい活躍具合に私は脱帽している。それにまああの時ボツになったからこそ、今まっさらなものとしてここに書けているのだけど。
ところで…今だったらどう?載せてくれるだろうか。私が初めて買ったレコードの話。1981年(昭和56年)に発売された、杉田かおるさんが唄う『鳥の歌』だってことを。

5月16・17日(合併号)
この2日間は外出&記念日のため鑑賞日記をお休みさせていただきます。

5月18日▼印がついてはいたものの
今日は気になるニュースから。今年も目出度く昨年度の高額納税者番付が発表された。特記すべきはスマップの中居くんが間に合わなかったことくらいか。番付も格好のネタには違いないのだけど、じっと著名人たちの納税額を眺めているとえもいわれぬ気持ちが湧き上がってきて複雑だ。こいつなんでTV出てるんだ?的な某タレントの名を発見し、昨年と比べて▼印が付いていて嫌らしくもニヤリとしてはみたものの、それでもこのリストにまだ名前があるという紛れもない現実が嫌になって新聞を閉じた。

5月19日芸人とドラマの微妙なカンケイ
『ほーむめーかー』(TBS)を見る。4月末、このドラマを何気なく見ていたら、チュートリアルのふたりが出ているのを発見し思わず見入ってしまった。チュートリアルは徳井義実さんと福田充徳さんのふたりからなる今人気の若手お笑い芸人だ。特にボケの徳井さんは、俗に言う男前で2003年の吉本男前ランキングの第1位とも言われている。お笑いさんがドラマに出るのも全く珍しい話ではないが、チュートリアルとはまたフェイントで凄いところから付かれたようで目から鱗だった。
ふたりは中澤ゆうこさんの旦那さん役の人が勤める職場の同僚という役どころで出演し、ふたりで会話しているシーンはまるで漫才の掛け合いみたいで可笑しかった。こうやって思いがけないところで思いがけない芸人さんがドラマの仕事をこなしている。その事実がただただ嬉しく思う。
と、ふいに昔『イマジン』(フジ)という深田恭子ちゃん主演のドラマに、ホリプロの抱き合わせ商法でアリキリの石塚さん(not石井@西園寺BY古畑)がチョイ役で出演していたことや、『OUT』(フジ)になすびさんが刑事役で出演していたことを突然思い出した。芸人さんの起用方法もいろいろだ。石塚さんにいたっては一生懸命セリフを喋っているのに、画面は終始深キョンのアップだったなんてこともあったっけ!いくら抱き合わせだとはいえ、あまりにも酷い仕打ちすぎる。涙。それを思えば、チュートリアルのふたりはまだまだ恵まれているのかも。ドラマのセリフがまるで漫才の掛け合いだなんて、石塚さんが聞けば泣くよきっと。うん。

5月20日いちご牛乳
『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジ)を見る。食わず嫌い王にWこと辻ちゃんと加護ちゃんが出ていた。メニューの中にいちご牛乳があったのだが、昨日見た『マシューTV』(テレ朝)で加護ちゃんが手作りのフルーツジュースを作る際、牛乳を入れるのを頑なに嫌がるシーンがあったので、明らかにこれだろうと思ったらそうだった。
ってか、こういうの駄目だろ。あまりにも放送日が近すぎて、両番組を見ていた人は多いだろうし、勝負結果もなにもあったもんじゃない。勿論試合は成立していたかもしれないけど、駄目だろ。いちご牛乳美味しいのに。あれれ。

5月21日妻帯者は出さないで!
『恋するハニカミ』(TBS)を見る。今回はWデートということで男性陣はよゐこの濱口さんとますだおかだの岡田さんだった。何故かやる前から勝負が見えてる気がしたのは、ただ単に岡田さんが妻帯者だったということもある。今日放送分は先にデートした濱口さんのオンエアだったけど、やはりというかなんというか、もう後半(来週)のデート内容を見るまでもなく濱口さんの勝ちだろう。なので、なるべく妻帯者は出さない方向で頼む。

5月22日タイミングの神様
今日は気になる新聞記事から。私がかねてから懸念しているタイミングとはこういうものなのだということを、如実に表わしたニュースがあるので心して読むように。

21日午前6時10分ごろ、福岡市博多区の路上で、大阪市の会社員の男(27)が、女性(62)から現金約1万円が入った手提げバッグをひったくって逃走した。近くを散歩中だった鹿児島市鴨池、鹿児島大4年、佐藤剛さん(22)が「泥棒!」と叫ぶ女性の声を聞きつけ、男を約150メートル追走して取り押さえ、警察に引き渡そうとあたりを見ると警察署の前だったという。  佐藤さんは陸上部に所属。21日開幕の九州学生陸上競技対校選手権大会の三千メートル障害に出場するため、福岡市に来ていた。  博多署は同日、佐藤さんに感謝状を贈呈。佐藤さんは昼にあった陸上大会に出場した後、夕方にさわやかな表情で同署に紺のジャージー姿で現れ、「無我夢中で男を追いました」と振り返った。  捕まった男に「すごい勢いで、もうアカンと思った」と語らせるほどのスピードだったが、力を使い果たしたのか本番の陸上大会三千メートル障害では予選落ち。同署では「ぜひ福岡署に欲しい人材」と話しているが、既に宮崎で警察官の受験をしたそうだ。「(将来に向けて)よい予行演習ができました」と語り、大きな拍手を浴びていた。
さて、何から語ればいいものか。まずは気になるそのタイミングの面から見ていきたい。
【グットタイミング1】引ったくりが起こった瞬間に、普段は鹿児島県に住んでいるのに、福岡で散歩をしていたということ。
【グットタイミング2】福岡にいたのは、他でもない陸上の大会のためだったということ。(調整はバッチリ?)
【グットタイミング3】佐藤さんが陸上の、決して短距離ではない「3000メートル」の、しかも「障害」の選手だったということ。
【グットタイミング4】引ったくり犯を捕らえた場所が、博多署の目の前だったということ。
【グットタイミング5】福岡県警に欲しい人材と言われた時既に、宮崎県の警察署を受験した後だったという現実。
ただいいことばかりではないようで、
【バットタイミング】として、予選落ちという悲しいオマケがついてしまったのが本当に残念なところだ。
タイミングと言うものはこのようにして起こるもので、犯人の側面からみればこの上ないバッドなタイミングだった訳で、本当にいろいろと考えさせられる出来事だと思う。この佐藤さんの勇姿を見たい方は、 こちら にリンクを貼っておいたので、ぜひご覧いただきたい。友人の話によると、この佐藤さん。とても優しくて面白い人なんだとか。ふふふふ〜ん。

5月23日2004年5月23日の友情物語
『大相撲夏場所・千秋楽』(NHK)を見る。「北勝力初優勝か!」の期待で幕を開けた本日の千秋楽だったのだが、終わってみれば朝青龍関が3場所連続優勝をして幕を閉じた。なんだろうか。この結果を受けて正直とても複雑な気持ちでいる。

夏場所6日目。前日まで連勝記録を35と伸ばしていた朝青龍関の記録をストップさせたのは、この北勝力関だった。北勝力関といえば、西城秀樹・東儀秀樹・と並ぶ日本三大ヒデキのひとり(本名・木村英樹)として知られる人物である。(え?知られてないって?そりゃそうだ。私が勝手に決めたものだから世間的には全く通用しないものなので悪しからず。)その彼が場所が後半になっても快進撃を続け、あとひとつ今日勝てば初優勝というところまできていたのだ。その快進撃を連日TVで見ていた私は、おぼろげながらも「きっとこのまま優勝してしまうんだろうなあ。」と思っていた。けど、その一方で今ひとつ実感が沸かないのも事実だった。例えば北勝力関の優勝パネルが国技館に飾られている図とか、パレートしている図とか、全く想像がつかなかったからだ。と同時に平幕優勝が久々に出るのは嬉しいけど、それが北勝力関であるというのはちょっとどうかというのもあった。
お笑いが大好きで、面白いこと大好きな私なのに、何故か不思議とお相撲に関しては正統派好みだったりする。この場合の正統派好みというのが何を指すのかはなかなか微妙なのだけど、例えば今大人気の高見盛関が邪道という意味ではなく、取り組みの姿勢に汚さを感じる力士は好きになれないので、そういう部分がとてもすっきりしている力士を私自身、とても好む傾向がある。好きな力士も、勝たないことより、汚くなっていくことがなによりも悲しいし、身勝手な形で勝たれても、ちっとも嬉しくない。
北勝力関の本日の取り組み相手は白鵬関だった。まだ18歳のモンゴル人力士だ。相手も勢いと、そして運もある(私指標)力士なので、一筋縄ではいかないだろうなと思いながら優勝が決まるかもしれない一戦を見ていたら、ナント!白鵬関が俗に「変化」と呼ばれる方法を用いて勝利した。これには私も驚いた。そして心の中にずしりと重いものが落ちてきたのも良く分かった。私はこの時の北勝力関の表情を、これからもずっと相撲ファンでいる限り忘れることはないだろうと思った。一礼をし、相手を見つめ、土俵を降りていく北勝力関のあの表情を。
そして千秋楽に勝利した朝青龍関と相星になった北勝力関は優勝決定戦をすることになり、その結果まるで6日目の借りを返すかの様に勝利した朝青龍関は3場所連続優勝を決めたのだ。と、同時に北勝力関の平幕優勝の夢は、夢と消えてしまった。
「援護射撃」と言われる言葉が相撲界にある。大概は同じ部屋の力士が勝ち進んでいる時に、その最大のライバルになりそうな力士に勝つことで、同部屋の力士を有利にしてあげることを言う。例えば今回の場合は、朝青龍関が北勝力関を追いかけているという図式なので、朝青龍関と同じ部屋の、朝赤龍関が北勝力関を倒せば、援護射撃出来たということになる。と私は長いことそういう風に認識していた。ところが、だ。今回の白鵬関の「変化」の一件を見て、援護射撃が新しい方向に進んでいくことを感じて、身震いがした。聞けば、朝青龍関と白鵬関は子供の頃からの知り合いだという。そういう形の援護射撃があるのかと、不意を付かれたようでとても複雑だ。いわばモンゴル勢に敗れた北勝力関の気持ちは如何なものだったのだろうか。
外国人力士の台頭が著しい。各部屋に人数制限を設けたりと対応はしているようだが、いろいろと異論や意見もあるようだ。時代の波が確実に相撲界にも押し寄せている。この先もきっと様々な変化を強いられることになるのだろう。伝統を重んじるはずの相撲界は、実は意外にも、とある一部分を除いては変化に柔軟なのではないかというのが私の推測なので、お客さんもなかなか入らない今だからこそ、どんなふうに変わっていくのか私はとても興味深く見ている。
北勝力関は誠に残念だったと思う。ただ、今のままでは優勝しなくてよかったような気がする。何人かの親方も指摘していたように立会いの突っかけが他力士と比べて目立ち過ぎなのが気になるからだ。あと、朝青龍関と白鵬関は援護射撃云々で一喜一憂している場合ではないと思う。きっと1年も経たないうちに、互いがいいライバルになって、立ちふさがるのだろうから。今回の援護射撃の物語は嵐の前の静けさというか、そのうち最大のライバルになってしまう前の、一瞬の友情物語のようだった。花道沿いで握手するふたりの姿は、そのうち伝説になるかもしれない。
恩を仇で返された知人に、かつて親身になって思いやった時のことを思い出し、悲しくなったことがある。今日の一件は、その時の自身の経験を何故か髣髴とさせる出来事だった。私が相撲に惹かれる理由のひとつ。人生の縮図を感じさせる出来事がここにある。2004年5月23日のことは、しばらく忘れたくない出来事だ。

5月24日やぎらなぎら
今日は気になる芸能ネタから。カンヌ映画祭の最優秀男優賞に柳楽優弥くんが決定した。「やぎら・ゆうや」と読む。ちょっとばかり覚えにくい名前だと思うのは私だけだろうか。彼の名前を思い出すとき、何故かなぎら健壱さんのことも同時に思い出す。「やぎら」と「なぎら」。やぎらなぎら。なんか売れない漫才コンビの名前みたいだ。M−1の1回戦敗退コンビあたりにいそう。話を戻して、柳楽くんの顔を見たら、なんとなく『十九歳』(NHK)というドラマに出演していた頃の織田裕二さんみたいだった。本人は尊敬する俳優として押尾学さんの名前を挙げたようだが。史上最年少で男優賞を受賞したことよりも、押尾さんを尊敬する俳優として挙げた非凡なセンスに脱帽。
にしてもだ。この一件で、事前にカンヌに出発だとかイチイチ騒がれていた木村拓哉さんの影が一気に薄くなったことだけは確かな訳で。その一部始終がなんか可笑しい。

5月25日
『静岡ラーメンランキング』(静岡朝日)を見る。静岡ローカルにて失礼。県下の人気ラーメン店のランキングをやるというので見た。視聴者の投票で決まったランキングだ。その中に、近所で普段あまりお客さんが入っていないラーメン店が何故かランキング入りしていた。普段我々が好きで良く行く、いつ行っても混んでるラーメン店は入っていなかったのに。怪しい。謎だ。

5月26日ニュースにドンドコ平畠発見!
今日は気になるニュースから。なんか『くさ刑事』(テレビ静岡)が表彰されたらしく、授賞式に出席するドンドコ平畠さんの様子が映っていた。あれは何だったんだ?

5月27日風が冷たく感じる時
『離婚弁護士』(フジ)を見る。連続ドラマにおいて、最終回の視聴率が一番良くて終わる。そんなドラマは多々あるだろう。けど、視聴率が指し示す通り出来も一番良かったのかといえば必ずしもそうは言えないはずだ。最近では前クール放送された『ファイヤーボーイズ』や、同じフジのドラマで言えば『HERO』や『ビギナー』にも最終話より途中のエピソードの方が印象深く心に残っている。そして今日、このドラマも最終回まで見終わっていないものの、きっとこの回が最終的に一番いいお話として心に残るのではないかと思う。
それは今回のエピソードの主役である吉田日出子さんと藤村俊二さんの好演もあるだろう。その好演が、素晴らしいエピソードの元に演じられ、ますます輝きを増した内容に私は終始引き込まれてしまった。30年内縁の妻として一緒に暮らしてきた夫(藤村俊二)と急にどうしても結婚したいと言い出した妻(吉田日出子)。夫には離婚歴があり、前妻との間には娘がひとりいる。急に結婚したいと言い出したことに、娘は「財産目当てなのでは?」と勘繰るが、本当の目的は倒れた夫の検査の承諾書にサインすることでも、勿論財産目当てなどでもなく、ただ自らの検査の承諾書にサインをしてもらいたかったからだったというオチの逆転の衝撃は素晴らしかった。『離婚弁護士』というタイトルからは、真逆のお話だったのに、ここまで印象深いお話になるとは何と皮肉なことなのだろうか。
ドラマが終わった後もしんみりしてしまい、余韻がしばらく残った。何が正しくて何が間違っているかなんて分からないことなのに、世の中にはどうしても許してくれないことがある。なんでもないときはいいけど起こって初めて知る、世の中の冷たい風。いろんなことを考えさせられたお話だった。

5月28日平原綾香と河口恭吾のタイミング
『ミュージックステーション』(テレ朝)を見る。上半期最大のヒットと言える『♪ジュピター』を唄っているのが平原綾香さんだ。この平原さんと上半期良く一緒にTVに出演していたのが、同じく上半期のヒット曲である『♪桜』を唄った河口恭吾さんだ。平原綾香河口恭吾。既に名前を隣同士羅列しても全く違和感のないところまで来ている。既に「品川庄司」並みのレベルだ。
お互いにとって、このタイミングは相乗効果を高めたのか、どうだったのだろうかと思う。過去のヒット曲の歴史の中で、こういう例があったのかちょっと思い出してみた。例えば同時期にブレイクしたという意味では浜崎あゆみさんと鈴木あみさん。ちょっと古いところでは、KANさんと槇原敬之さんが思い出せる。前者は名前も何となく似ていたし、今の両者がこんなにも差がつくとは当時は思いもしなかった。後者のふたりにも同じことが言えるのは全く皮肉なことだ。けど、今回のように男女で、ということになると全く分からず稀有な例だということは確かなようだ。そして考えてみたら私自身も2つを同時にレンタルしたし、同じような人は多そうだ。そう考えてみると確実に相乗効果があったように思える。
そして今日もこの番組にふたり一緒に出演していた。新曲披露なのに、また一緒のタイミングで。さては、謀ったな。

5月29日「待ち侘び待ち焦がれる」という意味
『爆笑問題の大バク天!SP』(TBS)を見る。

何事も待ちわびている時が一番楽しいとは良く言ったものだ。待ちわびて待ち焦がれる。その気持ちを知っているか否かで、物事は大きく変わってくる。けどその反面、終わってしまうと一気に淋しくなるのも事実だ。待ちわびて待ち焦がれた分だけ寂しさは募る。
正直、今日のこの番組を私はさして楽しみにはしていなかった。だから待ちわびも待ち焦がれもしなかった夜7時。「ああ今日はSPなのか。」くらいの気持ちで見始めたら、レギュラーでもやっている「太田の一度はやってみたかった」のコーナーがSP化していて、そのあまりのスケールのでかさに感動してしまった。
ふかわりょうさんの持ちネタであるピアニカネタをパイプオルガンでやったり、いつもここからの「悲しい時〜」が山びこで出来るのか試すためにわざわざスイスまで行ったり、パペットマペットが渋谷のスクランブル交差点を使ってゲリラライブをやったりと、それだけでも面白く盛りだくさんだったのに、極めつけの一発が残っていた。それは、ことあるごとにタイ人に似ているといわれているネプチューンの名倉潤さんが、現地人ならフリーパスで入れるらしい世界遺跡であるアンコールワットに現地人のふりをして入れるかというネタだった。その壮大さとバカバカしさの融合っぷりが何といっても素晴らしかった。より成功の確率を高めるために、それっぽい格好をして現地人に近づけたり、ひとりよりもふたりのほうがということでタイ人と一緒入ったりなど、バカバカしいほど入念な準備段階も素晴らしく、「成功してしまう。」という意外なのか意外じゃないのか良く分からない笑える結果を含めSPらしい良く出来たネタだったと思う。思いがけず、楽しい2時間だった。
待ち侘びれば待ち侘びるほど楽しいと思っていた私にとって、この感覚が何とも変な感じだった。そして気付いたのだ。気付いてしまったのだ。私の楽しいことはいつだって事前に知っていて、待ち侘びる毎日だったってことを。心の準備がないまま、楽しいことがドカンと現れて予期せぬ楽しさに見舞われるなんてことがほとんどなかったことを。いつだってドカンと目の前に現れて翻弄するのは楽しくないことばかりで、楽しいことなんてなかったってことを。
待ち侘びも待ち焦がれもしないのに、楽しいことや幸せがドカンと目の前に降ってくることは、きっと待ち侘びたり焦がれたりすることよりずっと、楽しいんだ。そして侘びも焦がれもしなかった分、淋しくもない。そんなふうに生きてみたいと、ふと思った。

5月30日不覚なり
『笑点』(NTV)。演芸のコーナーが青木さやかさんだったのに、み、見逃したあ〜!!!!!!!

5月31日ハオロンの
『あいのり』(フジ)を見る。ハオロンの告白相手はなんと沼っちってこの展開はなんだ?おもしろいなあ。ハオロン。


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