かこの鑑賞日記2004年9月1日〜9月30日
2004年8月1日〜8月31日
9月1日「笑い」と「いじめ」
『内村プロデュース』(テレ朝)を見る。ようやく感想が書けそうだ。邪念が入らないうちに書いておこう。
今日は『内P』のスペシャルで、スペシャルと言えばおなじみの企画、すごろくお宅訪問スペシャル。バナナマンの設楽さん・レッド吉田さん・品川庄司の庄司さん・ふかわりょうさん、そしてデヴィ夫人のお宅を訪問していた。この企画はお宅訪問と称して自宅をぐちゃぐちゃにしたり、若手芸人がネタ見せをしたりするもので、面白いのだけど私自身はあまり好きじゃない企画のひとつだ。
というのも、これ。結局は自宅をぐちゃぐちゃにして、部屋の持ち主が怒るところがいわばメインになっており、怒っている芸人をより怒らせることで笑いが成立していることになっている。いや!それ自体は特に問題はない。では何が問題で何がいやなのかといえば、この企画でぐちゃぐちゃにされる部屋はほぼ100%独身芸人の部屋で、既婚芸人の部屋が荒らされることは殆どないという事実から発生する様々なことだ。今回は珍しく既婚者で家を建てたばかりっぽいレッドさんの家にお邪魔してたけど、必要以上に荒らすことはなくて終わった。けどその後訪れた庄司さんやふかわさんの部屋はもうありえなくくらいぐちゃぐちゃにされて、落書きされるは壊されるわで散々な有様だった。
勿論私だってその辺の線引きくらいは分かる。どこまで出来るのかという範囲が既婚者と独身者では違うってことくらいは。でもこの企画で例えば三村さんやウッチャンの部屋にいくことはないんだろうなということを考えると、それを承知で、暴れまくっているふたりがとてもいやで仕方ないのだ。おまえら芸人だろ。そうじゃないだろ!と、どうしても突っ込まずにはいられなくなる。
ビートたけしさんは「世界の北野」と呼ばれるようになっても、自ら泥の中に飛び込むことを忘れないで今もいる。ダチョウ倶楽部の上島竜平さんは、そろそろその汚れ仕事を若手に譲ってもいい頃なのに、若手に入り込ませないくらい身体を張って今もいる。どんなに大御所と呼ばれようが、いくつになっても芸人精神を忘れない人たちを見ていると、自分の家はぐちゃぐちゃにされないことを心のどこかでは確実に認識していて、その上でおどけてみせる彼らのことが、物凄くいやになってしまうのだ。「いいお父さん」のイメージで、「狙うはベストファーザー賞!」なんて歌も唄ってたけど、「芸能人御用達お土産ベスト20」の第1位の座を狙う薬丸さんじゃあるまいし、そんな中途半端にいいイメージを保とうなんて、またしても「おまえら芸人だろ!そうじゃないだろ!」と突っ込みたくもなるというものだ。
プライベートを明かすことと、芸人の精神を忘れないでいること。このふたつをどう共存させるかは、勿論個々の問題であることには違いない。けどやっぱり芸人さんなのだ。最終的には自分の部屋がぐちゃぐちゃにされる覚悟で企画に挑まなければ、やっぱり駄目だと思うのだ。自分だけ安全な場所において暴れるなんて、それは「笑い」じゃなくてただの「いじめ」だ。笑えないのは、きっとそのせいだ。

9月2日最初で終わり
『うたばん』(TBS)を見る。1時間ずっと『冬のソナタ』SPで、初めて最初だけ見てあと見るのをやめた回。

9月3日セカンドレイプ
『第24回全国高等学校クイズ選手権』(NTV)を見る。『第24回全国高等学校クイズ選手権』。確かにそう書いては見たものの、本当にそれでいいのか躊躇している自分がいた。何故なら番組中、一度もその言葉が出てこなかったからだ。終始『高校生クイズ2004』で占められていた。ただ公式HPの一番上の表示部分に申し訳なさげに『ライオンスペシャル・第24回全国高等学校クイズ選手権』と書いてあるのを発見した私は、それを唯一の救いと見て今年もその表記を採用させて戴くことにした。今年もそう書くための、唯一の光を見つけることが出来た喜びを噛み締めて。

先日ちょっと懐かしくなって昔の高校生クイズの本を開いた。本のタイトルは『全国高等学校クイズ選手権  ジャンル別弱点強化特選問題集 燃えているかーッ!』1990年にNTVから1200円で出版されたA4版の本だ。『ウルトラクイズ』でも同様の本を出しているのでご存知の方も多いかと思う。書棚を整理していてたまたま見つけた本を開いたが最後、そのままむさぼるように読み入ってしまった。その中には当時のスタッフたちの番組に対する熱き思いが切々と書き綴られており、今となっては涙なくしては読めないような文章ばかりだ。当時のエグゼクティブプロデューサーの言葉「企画段階ではね。番組の名前はシンプルに『高校生クイズ』でいこうと思ったんですが、この番組はホンモノなんだから『全国高等学校クイズ選手権』というかたい名前に決めたんですよ」という部分を今読むと、それから十数年が経った今、冒頭に『全国高等学校クイズ選手権』と書くことを躊躇しなければならなかった現実に、どうしてこうなっちゃったんだろうと心が痛む。
ずっと『高校生クイズ』は自分の恋人のようなものだと思っていた。けど遂に今年、いつのまにか恋人ではなくなっていたことに気がついた。第2回大会からリアルに番組を見て、第7回大会からはこの番組だけは何があってもビデオ録画は標準で行ってきた私が、今年も番組のために新しく160分テープを購入して録画準備をしながらふと「ああ、高校生クイズはいつのまにやら自分にとって家族になっていたんだな。」ということに唐突に気付いたのだ。番組に対する興味は確実になくなりつつあるのに、それでも標準で録画しようと試みている自分の行為は、恋人に対する恋というより、家族に対する愛に近いような気がしてならなかったからだ。
2時間半。きっちり番組を見て、そしてもう一度VTRを巻き戻して最初から最後まで全部見た。これを歴史も何もない、ひとつの番組としてみれば「まあ面白かったんじゃないの?」くらいの出来だったのかもしれない。ただこれは約20年の歴史がある『高校生クイズ』ではなかった。去年よりましとか、もうそういうレベルではなかった。爆笑問題がウザイ(ブレイクした頃からずっと思ってきた「爆笑さんはもっと出演番組を選ぶべき」という思いが最悪の形で出た番組なのかも)とか言い出せばきりがないが、その番組の酷さを一層色濃くしていたのが番組の編集方法で、ナレーションがその酷さに拍車を掛けていた。ナレーターである奥田民義さんはどんな思いでこの『高校生クイズ』の仕事を引き受けたのかは知らないが、番組にとって奥田さんのナレーションは確実にマイナスに作用していた。だから来年依頼があったとしても本当に番組のことを思うならば引き受けないでほしいと思う。奥田さんのことはナレーターおたくである私はよく知っている。いくつかある中でも『誰もいない部屋』(NHK)での仕事っぷりは素晴らしい。それを知る身としては、こんな仕事を引き受けることでせっかくの声がイメージダウンすることが残念でならないのだ。「くやしさがこみ上げる。」と、ナレーションでわざわざ説明することの無意味さ。負けて泣いている、呆然としている高校生たちの顔を静かにアップで数人追いかける。そのシーンにナレーションが必要か否かは、長年ナレーションの仕事に関わってきた人なら分からないはずはなかろうに。司会の人が「残念だったな。1.2年生は来年もまた来いよ!」とナレーターをかぶせるならまだしも。何の関係もないナレーションは、まるでセカンドレイプだ。
『高校生クイズ』には独特の世界観がある。それは番組を長いこと愛してきた人なら言わずともよく分かるだろう。だから極端なことを言えばその世界観の範疇なら何をやってもいいし、許される雰囲気につつまれる、それくらい確固とした世界観が『高校生クイズ』にはあるのだ。ハリウッドのテーマ曲を聞けばワクワクする人は多いだろうし、北海道を形作った人文字が崩れてYES/NOエリアに分かれゆく空撮を見れば思わず走り出したくなる人もいるはずだ。好きなおかずがたったひとつあればご飯が何杯でも食えるぞ!というように、最低限必要なことがしっかりしていれば、十分『高校生クイズ』は楽しめる。なのに、それを粗末に扱うから、見ている人は楽しめなくなってしまうのだし、悲しくて不平不満を言うのだ。不平不満の裏側には番組に対する限りない「愛」がある。それは決して見捨てていない証拠だ。私はもう高校生ではないし、この先高校に再通学することもないだろうから、出場者という立場で番組に関わることはないだろう。けど「こんなつまらない高校生クイズなら終わってしまえばいい。」とは全く思ってはいない。それどころか早く間違いに気付いていい方向に変わって長続きして欲しいとさえ思っている。それは家族だからだ。どんなに悪くなろうとも、苦言を呈そうとも、最後まで見捨てないのが家族じゃないか。勿論勝手に家族だと思われる番組としてはいい迷惑なのかもしれない。だけどそれくらいの思いをもって番組を見ている人はたくさんいる。それだけはちゃんと分かっていて欲しいと思う。
とにかく。『高校生クイズ』に関わる人は、第1回からのVTRを全部見て『高校生クイズ』が何故20年以上も続いてきたのかをちゃんと考えた方がいいと思う。そうじゃないと、番組を愛した全ての人に失礼だ。そして、主役は高校生。それだけは忘れないでいて欲しい。来年も無事に開催されるよう心から願ってやまない。

「特に奇をてらって新しいことをやる必要はないと思います。今の形式を維持し、1人でも多くの人に番組の魅力を知っていただきたいですね。」
〜エグゼクティブプロデューサー 高橋進

「僕、この番組を始めるときに決めたことがあるんです。それはテレビ局の都合で番組をやめないこと。高校生の心にひとたびこういうイベントを作って、そしてあんなにたくさんの人がこの番組に燃えて下さっているのに、視聴率がわるくなったからなどという理由で番組をやめたりしてはいけないと思います。」
〜日本テレビアナウンサー 福留功男

『全国高等学校クイズ選手権  ジャンル別弱点強化特選問題集 燃えているかーッ!』より引用

9月4日バレるのを覚悟してまでやる「やらせ」の意味は?
『爆笑問題のバク天!』(TBS)を見る。辞典を使って約2500ページものパラパラ漫画が凄かった。永久保存版だ。シリーズ化するようで、早速第二弾の募集がなされてた。

翌週、何故かもう視聴者から送られて来たらしい第二弾のパラパラ漫画が紹介されていた。ん?オカシイ。これはオカシイおかしすぎるぞ!だっていくらなんでも早すぎるじゃないか!確実に放送前にスタッフが頼み込んで書いてもらったものであることに違いなく、勘のいい視聴者にバレるのを覚悟しても、ここまで早く放送しなければならないのには何か訳があったのだろうか。これって番組としては相当のリスクだと思うんだけど。ひとつこういうのがあると他の投稿者も「え?やらせの投稿者?」って思われるのに。残念。

9月5日三角すいを絵で書くと?
お台場冒険王(フジ)に行く。かねてから行きたいと思っていた、フジテレビのお台場冒険王に最終日の今日行って来た。最終日で雨が降っていたのに客の入りは上々で、見ようと思っていた『ウォーターボーイズ』のショーのチケットは売り切れていた。いくつか番組のブースがあるなかで一番人気だったのがやはり『めちゃイケ』のブースで、グッズを買うための長蛇の列が出来ていた。私も並んでいくつかグッズを購入した。けど濱口デザインの「三角すいTシャツ」。あれ一体どこで着るんだい?正十二面体バッヂはそれなりに使えそうだけど。
あいのりの写真展や、たけのこニョッキのイベントに参加したりと、まあそれなりに有意義な一日だったと思う。雨さえ降っていなかったら、もっとよかったのかもしれないけど、炎天下の中延々と行列に並ぶのもしんどそうだし、まあこれでよし。

9月6日お相撲は好きだけど。でも…
『徹子の部屋』(テレ朝)。今日のゲストは武蔵丸さん。放送されるのは知っていたけど見なかった。お相撲は好きだけど、それに纏わる全部を見る訳ではない。これはクイズが好きでも全てのクイズ番組を見る訳ではないのと似たようなものだ。つい先頃放送された朝青龍関の結婚披露宴も見なかったしね。いや!正確にいえば見たんだけどつまらなかったからチャンネルを変えたのが正直なところだ。見る・見ないの別がどこにあるのかはなかなか微妙すぎて時分でも正直良く分からないんだな。

9月7日電車と並走してみよう!
『タモリ倶楽部』(テレ朝)を見る。今日のテーマはタモさん大好きな鉄道と並走。線路と道路が近いところで、電車と一緒に車で走って電車を見るという企画だ。都内でそれが出来る場所を何箇所かピックアップして時刻表片手にワクワクして待つタモさんとゲスト(向谷実さん・南田裕介さん)&司会(勝田アナ)の表情がいい。このメンバーは前回貨物列車を見たときと同じ面子で、ある種お馴染みになっている。JR渋谷駅とJR恵比寿駅の間で湘南新宿ラインと、丸子橋付近で東海道新幹線と並走するのも良かったけど、圧巻だったのは大岡山駅付近でトリプル並走になったところだろう。上下線の上をまた電車が通る凄さは都会でなければ味わえない代物だ。

並走といえば、ここ静岡の道路ではしょっちゅうやっているような気がする。いつも通る道路がちょうど新幹線と並走していてタイミングがいいと隣を走っているのが新幹線だったりするのだ。また、かつて私が働いていた職場は線路が近かったので、電車を見るということに関して言えば当時の私にとって日常の風景だったしなあ。
タモさんほどではないけれど、私もかなり電車は好きだ。ずっと電車通勤を続けていたのはそんなことが理由だったりもする。番組の中でトリプル並走になったときTVを見ながら「凄い!凄い!」って興奮して大騒ぎしていた私は、今も変わらぬ電車好きだ。もし、私が男だったら、テッちゃんになっていたのかなあ。

9月8日名前が案じた未来
今日は気になる芸能ネタから。坂道コロコロ改め、エンヤコラさ改め、坂道コロコロ改め、坂道コロンブスの林さんが強制わいせつで逮捕された。お笑いブームの昨今、こういった事件が起こるとお笑い好きとしては淋しい限りだ。特にこのコンビは『ボキャブラ天国』時代を経て『爆笑オンエアバトル』とその変遷を曲がりなりにも見てきたので、ファンであるないに関わらず残念で淋しさも一入だ。
そんな事件を伝えるニュースを読んで気になったのが「住所不定」と「フリーターを名乗った」という一文だ。このことから様々なことが推測されるけどあくまで推測の域を超えないのでその部分を追求するのはやめておこうと思う。ただ、改名したとはいうものの本当に坂道コロコロになっちゃったなあと思うと、いかんせん切なくて。にしてもタレントの性犯罪事件と聞いても「またか。」と思いはするものの、その事実自体に驚きがなさすぎることがまた怖い。そういやイタオさんとかすっかり芸能界復帰しちゃったなあとか。
いろいろ気になったので調べてみたら、性犯罪というのは他の犯罪に比べて再犯の可能性が非常に高いようだ。三大欲に関わる犯罪でもあるので「また」を防ぐためにもちゃんと更生する場が必要なんだと思う。

9月9日自局VS他局にテレビ神奈川
今日は気になるニュースから。NHKの一連の不祥事を受けてNHK以外の各局はこの報道に躍起になっている。昼間の『ザ・ワイド』(NTV)ではNHKが海老沢会長参考人招致の生中継をしないからと前置きをした上で、番組内でかなり長い時間生中継をしている始末だし、夜の『報道ステーション』(テレ朝)では海老沢会長の半生をご丁寧にもVTR編集して『波乱万丈』が如く紹介してくれる始末だ。それよりなにより面白いのがTVK(テレビ神奈川)が午後2時から4時15分までを使って、この生中継を果たしたという事実だろう。それがきちんとラテ欄に載っている。いつ決まった話なのかは分からないが、『ハマランチョ』と『サンゴの海』という番組に挟まれてラテ欄に『緊急衆院委員会中継「海老沢NHK会長国会参考人招致」』と載っているのは実にシュールだ。日本人が見るカリフォルニアロール的シュールさ。
それにしても毎回このテの不祥事は他局ばかりが騒ぎ、自局では殆ど報道しない姿勢は嫌になる。そして自らが他局になったときに鬼の首を取ったように騒ぎ立てるのは何だ?気持ち悪い。ったく気持ち悪くて嫌になる。早く。バケツを!

9月10日藤井隆さんとキリンジ
『ミュージックステーション』(テレ朝)を見る。久々出演、藤井隆さんの『♪わたしの青い空』はキリンジの堀込高樹さん作詞作曲。でもあんまり売れてない。おもいきりキリンジサウンドなんだけど、もりあがりもなく淡々と続いていく歌だから『♪ナンダカンダ』みたいなインパクトがないのが民衆にPRするにはちょっと弱いのかも。おまけにキリンジサウンドなのに妙な振りがついてるから違和感がある。でもまあ。キリンジサウンドに藤井さんの声は凄くマッチしているから、私としては嬉しいんだけどね。キリンジの名曲『♪エイリアン』とかカバーしないかしら。

9月11日あれから3年目の今日に。
『プレミアムステージ9・11』(フジ)を見る。見ようかどうしようか随分迷ったけど、見た。このドラマはタイトルから想像できる通り3年前のテロ事件で被害にあった家族の物語だ。なんでもなく永遠に続いていくかと思われた日常がある日を境に突如ぶった切られる恐怖を描くドラマは多々あれど、現実だからこそ一層胸に迫るものがある。
2001年9月11日。私がその日なにをしていたのかは2002年9月11日の日記に詳しいのでそちらを再読いただくとして、そんな偶然があったせいであの事件は、ただでさえ衝撃的なのにそれ以上の衝撃をもって私の中に残っている。

ドラマはこの事件で被害にあった男性と、その家族とを描いた物語だった。当時のリアル映像を織り交ぜたり、衝撃的な場面も勿論あったものの意外に淡々と描かれていたという印象を受けた。事実だけをリアルに描くと案外淡々としたものになるのだろう。ふと、こんな話を思い出した。トーク番組での一場面だったはずだ。とある俳優さんが、病院で亡くなった人のそばで泣いている人をたまたま目にした際、あまりに淡々とした泣き方に随分と驚いたそうだ。それが例えばドラマのワンシーンで、自分が同じように泣いたとしたら確実にNGになるような泣き方だったからなのだ、と。それはよりリアルに「演技すること」を生業としている俳優さんにとって、かなりの衝撃だっただろうことは想像に難くなく、リアルってなんだろうと聞きながら私自身も考えてしまった。リアルに次から次へと事実だけが語られていくせいで、本人にとってはかなりの衝撃や葛藤があったはずの場面も、実に淡々としていた。けどそのことが逆に、よりリアルさを醸し出し、ラストシーンまで目が離せない展開になっていた。
残された家族や知人が行方不明者を探して奔走するシーンを見ていたら、犠牲者ひとりに一体何人の涙があるのだろうかと考えて苦しくなった。そして個人的な思いを言えば、何故かこの9.11の事件は、私の中で1945年8月6日に広島に、8月9日に長崎に落とされた原子爆弾の一件と被る。毎年8月6日と9日には各地で平和記念式典が行われているさま。来年はもう50年だ。この日記を書くために関連サイトをいくつか見てみたら、被爆地近くで行方不明者を探す伝言板の写真を見つけ、それもまた9.11と被った。あれはそう!アメリカが日本に落とした原子爆弾だったっけ。そして9.11はアメリカのビルがターゲットになったテロだ。いろいろと複雑だな。
話が逸れた。ドラマを見ていて気になったのは、キャスティングだ。主演を和久井映見さん、そして稲垣吾郎さんが事件で亡くなってしまう夫役を演じていた。和久井さんはなかなか好演していたようにも思うけど、どうしても私生活の一件が頭をよぎり感情移入しにくかったことと、あと私生活の一件といえば、稲垣さんの母親を演じたのが柏木由紀子さんだったのは、もうちょっとどうにか出来なかったものかと思う。狙ったわけでもあるまいに、別の意味でリアルすぎだ。
現実に起こった悲劇を描いたドラマを見る度に、同じ悲劇を繰り返さないために我々が出来ることってなんだろうかと切実に考えさせられる。こういうドラマを放送することも、悲劇を繰り返さないための有効な手段なのだろうし、そしてその手段を受け止め理解し見て考えるだけでも何もしないよりは断然いいはずだ。私は8月6日に広島で行われる記念式典の放送を毎年じっくりと見ている。忘れないように。忘れないように。心に刻み続けていきたいと思う。今日は9月11日。テロから3年が経った日だ。

9月12日ドラマのロケ地にて
『ウォーターボーイズ』(フジ)のロケ地を見る。今日、『ウォーターボーイズ』のロケ地になっている静岡の福田中学校に行った。そうしたらちょうどエキストラを大勢集めて最終回のシンクロ公演の収録をしている真っ最中で、学校の周りには大勢の人が詰め掛けていた。ロケ場所であるプールは雑木林に囲まれていてちょうど外からは見えない場所にあって、声が聞こえる程度だった。「ありがとうございました!」とボーイズたちの声がこだまして、その中にはっきりと市原くんの声が分かったので、ああ見えないけど確実にすぐそこにいるんだなあと思って嬉しかった。演技指導の人の声も聞こえてきた。外は物凄く暑くて、途中休憩で外に出てきたエキストラたちの顔も腕も脚も真っ赤だった。長くいてもさして代わり映えがしなさそうだったので、1時間足らずでその場を後にした。来週の最終回がますます楽しみになった。
福田中学校に行く前に、天竜浜名湖線の原谷駅に行った。そこはドラマでは姫乃駅として登場する場所でもあり、駅前には石原さとみちゃんが欲しいクラリネットを売る店もある。ロケ地目当ての人が続々と訪れていて、記念写真を撮っていた。ドラマの場面をひとつひとつ思い出して、駅のプラットホームに立った私は、しばらく単線に乗って職場に通っていた時期があるのでその時を思い出し、初めてきた場所にもかかわらず懐かしい思いがした。
近いうちにもう一度行こうかと思っている。ロケ地めぐりの旅。消化不良なので。

9月13日歴史を繋げるという意味
『スーパーテレビ』(NTV)を見る。世はウォーターボーイズバブルである。全てはウォーターボーイズ人気に肖ろうという魂胆なのかは分からないが、夜7時から放送された特番でも全てを差し置いて一番最初にウォーターボーイズネタをやっていた。そして夜10時からはNTVでウォーターボーイズ発祥の地と言ってもいい川越高校に密着したドキュメントが放送されていた。川越高校に関するドキュメントは今までも何度か見たことがある。確か毎年『ズームイン』(NTV)で密着していたような気がするけどどうだっただろうか。番組の中で生徒の中心人物が番組スタッフ(カメラ)の前で、「最近はスタッフの人も分かってくれているようだけど、これこれやって欲しいと言ってもやらないように。」というような注意をしていた。つまりは初期の頃はスタッフの言うことを多少なりとも聞かなければならないことがあったのだろう。ただそれは本意ではないということで、ありのままを見て欲しいと話し合う中で、スタッフも分かってくれるようになったのではなかろうか。いろいろ大変だな。
恥ずかしながら今回初めて知ったのが、学園祭で11公演やっているという事実だった。映画でもドラマでも一公演で終わりみたいな雰囲気があったので、あのハードな公演を本家では11回もやっていることに驚いた。そしてラストの11回目は肌に落書きをしていることも知り、まだまだ知らないことはたくさんあるんだなあと思った。

埼玉県川越高校の存在を最初に知ったのは、他でもない『第7回全国高等学校クイズ選手権』だ。その年の埼玉県代表になったのが川越高校で、ラスト9校まで勝ち残ったことも功を奏し今でも私の心に強く印象に残っている。今調べてみたらどうやら5回と6回にも出場しているようなのだが、残念ながら印象には残っていないんだな。不思議。その川越高校で男子シンクロがあることを知ったのはいつだったか、確か映画化される前だったような気もするけど、残念ながらはっきりとは覚えていない。けど、映画・ドラマと続き、ドラマではパート2が出来るまでのムーブメントになるとは思っても見なかった。そしてこんなにも川越高校がクローズアップされる存在になるとも思わなかった。人生何があるか分からないものだ。ああ川越高校よ。
川越高校でシンクロがスタートしたきっかけを作った人は、今ちょうど私と同い年になっているそうだ。最初は13人程度で始めたのだという。その事実が何故だか私にはとっても嬉しいことのように感じられた。1988年にスタートしたことが今も続いてあるという意味。シンクロは3年生のお祭りで、1・2年生はそれにつきあってくれるというスタンス。だからこそ保護者からの差し入れは1.2年生が先に食べ、プールのセッティングは3年生がやるというスタンスが保たれているのだろう。そして先輩たちをいいお手本にして、自分たちはそれ以上のものを作り出したいという思いで17年続いてきたのだ。歴史を崩すことなくつなげるという意味。拝啓。『全国高等学校クイズ選手権』のスタッフの皆様見てますか?

9月14日聞いた声と一緒で嬉しい日
『ウォーターボーイズ』(フジ)を見る。次週予告のラストで「ありがとうございました!」と言っているシーンの声が、一昨日聞いた声と全く同じだったことに感動。最終回2時間SP。楽しみだなあ。

9月15日「栃乃洋」してやったり!
『大相撲秋場所』(NHK)を見る。秋場所が日曜日から始まった。ちなみに今年に入ってからの場所は全て朝青龍関が優勝している。なので世間的には5場所連続優勝なるか!といったところなのだろうが、個人的には特に興味はない。それより朝青龍関がいつ誰にどのタイミングで敗れるかの方に興味がある。なんてことを思いながら場所を見ていたら、早くも本日4日目に黒星がついた。相手は、あの栃乃洋関である。
栃乃洋関といえば、かつて『トリビアの泉』(フジ)でアナウンサー泣かせの言い難い言葉として、「高速増殖炉もんじゅ」や「貨客船万景峰号」等の中に混じって、人名では唯一ランクインを果たしたという過去がある。その際何故、栃乃洋関だけが人名でランクインしてしまったのかについて2月17日付鑑賞日記のなかで「上位キラー」だからと説明している。上位キラーっぷりを指し示すひとつの基準としての金星の数も歴代2位だった栃乃洋関は、今日の勝利により、その数を11個と延ばし、現役力士としては土佐ノ海関に並ぶ第1位になった。インタビュールームでも早速そのことに触れられていたのを見て、上位キラーぶりを遺憾なく発揮しているのが、私は何故か嬉しかった。

そして夜。このニュースを伝えた女子アナはやっぱり「栃乃洋」とちゃんと言えてなかった。

9月16日ついうっかり見たことに感謝!感謝!
『南くんの恋人』(テレ朝)を見る。テレ朝の木曜9時のドラマを見るなんて何年ぶりかと思う。最初は全く見るつもりもなかったのに、第1話をうっかり見てしまったせいで、そのまんま今日の最終回まで見終えてしまった。このドラマは1994年。ちょうど今から10年前に高橋由美子さんと武田真治さんを主演にドラマ化されており、10年ぶりに再びドラマ化されたものだ。前作は見ていなかったけど、今回見るにあたりちょっと調べてみたら小さくなってしまったちよみちゃんが最後亡くなってしまうという話だったようで、今回も同じなのかとずっと思いながら見てきた。そうしたら亡くならずに、3年後もまだ小さいままで生活しているという設定だった。流石に同じにはしないようだ。
このドラマ。女の子が小さくなっちゃうという設定を考えると一見メルヘンチックなのに、家族愛に溢れるエピソードが満載だった。中でも南くんの母親役を演じた名取裕子さんは『3年B組金八先生』(TBS)で演じた田沢先生以来じゃないかと思ってしまうほど、理想的な人だったように思う。最後まで見終えてこそのドラマで、第1話をついうっかり見て良かったと、心から思えるドラマだった。そしてまた10年後。リニューアルして放送されるかもしれないときは、果たしてどんな結末になるのだろうか。結構楽しみだったりして!

9月17日2年越しの実現〜山本博よ!いつの日か必ずリベンジを!〜
『整形美人』(テレビ静岡・再放送)を見る。このドラマの第5話に『はねるのトびら』(フジ)のメンバーが出演している。大分前に『はねトび』のなかでそのことを知った私が「じゃあ見よう。」と思った時すでにドラマは放送終了後だった。当時は深夜だったために『はねトび』自体が静岡では随分遅れて放送されていたのだ。フジではドラマ放送に間に合うような放送形態だったのが、地方である静岡は間に合わない現実が悲しいが、これもまた地方ゆえの宿命だ。いつか再放送をやらないものか、そう願うしかなかった。その願いがかなっての再放送。だが一度目の再放送の際は個人的にちょっといろいろあった時期だったので、気付いた時には第5話はすでに終わっていて見ることは出来なかった。そして今回2度目の再放送は見逃すまいと待ちに待った第5話の放送日が今日、やってきたのだ。本放送が2002年の4月クールだったことを考えると、ナント!2年経って念願叶ったり!だ。
ようやく見ることが出来たシーンは、前情報通りひとりを除いて全員にセリフがありそれなりに仕上がっていた。北陽の虻川さんがドラマに出演していることから出演になったことは明白だったけど、やっぱり全員じゃないというのはオイシイ半面残念だ。先のことなど分からない。分からないからこそ、今回出演シーンが尺の都合でカットになったロバートの山本君が、いつの日かピンで出演するような日が来たら面白いと思う。さあ。どうなるかな?

9月18日ジャズと言葉
『スウィングガールズ』(映画)を見る。昨晩、久々に映画を見た。かねてから見たいと思っていた映画だったので、公開6日目で見れたことを嬉しく思っている。金曜の夜だし、そんなに人はいないかなと思ったのに、映画館はほぼ満席だった。
この映画の監督は矢口史靖さんだ。「やぐち・しのぶ」と読む。映画『ウォーターボーイズ』を撮った監督さんで、この映画をそれと比較してガールズ版と捕らえている人も多いだろう。まあ『ウォーターボーイズ』ときて『スウィングガールズ』と来れば、比較されない方が可笑しいような気もするけど。
主演を『てるてる家族』(NHK)で一躍有名になった上野樹里ちゃんが務め、彼女と一緒にスウィングする高校生を、来春のNHK朝ドラ『ファイト』のヒロインに抜擢された本仮屋ユイカちゃんや、『JUNONスーパーボーイコンテスト』出身の平岡祐太くんらが演じ、脇を『ウォーターボーイズ』に引き続き竹中直人さんらが務めている。中途半端な指導者という役どころが全く一緒なのは、あまりに予定調和すぎて笑えたけど。そして紅一点ではなく黒一転(?)というバンド編成もいい。大勢の女性に押されて、おろおろしている男子高校生を平岡くんが好演している。
劇中の演奏は全て出演者たちがやっているそうだが、それに至るまで出演者たちは相当の練習を重ねたことが購入したパンフレットに書かれていた。たいしたものだ。トランペット等の管楽器は音を出すだけでも相当大変なのに。
トータル1時間45分の映画なので、その時間内で話を収めるためには多少強引というかご都合主義的に描かれている部分は多々あった。例えば、楽器が吹け完璧に演奏が出来るようになる過程とかいろいろ。ただ映画がそれが許されるふうに作られているので、見終えた後の気分がとても爽やかでいい。映画館を出るとき、思わず楽器をやってみたくなる気分になったのが何よりの証拠だ。
そしてもうひとつ残ったのは、これを書いている今もなお、劇中で彼女たちが使っていた「いぐねぇ〜(物語の舞台は東北の山形)」などの方言だ。不思議なくらい身体に染み付いてしまっている。勿論ジャズも十分残ったけど、それと同じくらい言葉も残る映画だった。

9月19日青木繁好さんを知っていますか?
『3年B組金八先生同窓会SP』(TBS)を見る。珍しいこともあるものだ。この番組はゴールデンではなく日曜日の昼にTBSで放送された番組なのでネットされなかった地方局は多いのに、何故かSBSではネットされたのだ。

10月15日から『3年B組金八先生』の新シリーズがスタートする。今回で第7シリーズ目になる。早いものだ。その新シリーズスタートと1979年に第1シリーズがスタートとして今年で25年になるのを記念して、先日歴代出演者たちの同窓会が都内のホテルで行われたそうだ。今日は同窓会の模様と、過去の懐かし映像とを紹介するという形で番組が進行していった。なんだかんだでこのドラマの大ファンである私は懐かし映像より、同窓生たちが今どんな風に成長しているかを見るのが一番楽しみだったりする。第1シリーズの出演者から順に紹介され、途中先生や大森巡査などを紹介しつつ、第6シリーズまで紹介した後、第7シリーズの生徒たちが登場して番組は終わった。
今回の番組で印象に残ったのは、何といっても青木繁好くんの今が見られたことだろう。金八25年の歴史の中で一番印象に残る生徒は?と聞かれたら、寸分の迷いもなく私は彼の名前を挙げるだろう。彼は第2シリーズ(くさったみかんと『♪世情』で有名な回)に出た生徒で、いわゆるお調子者の役どころを見事に演じていた。受験に失敗し、スナックZで酒を飲んでぐでんぐでんになるシーンは印象深く、翌朝彼の家を訪れた金八先生が二日酔いでふてっている繁好を見かねて、繁好の母親に「暖かい味噌汁を…」頼む一連のシーンは彼の真骨頂だ。同窓会で久々に見た繁好くんはすでに出来上がっており、武田鉄矢さんに「おまえ飲むとすぐに赤くなるからなあ…」とあの時の金八先生と繁好そのままで突っ込まれ照れてる繁好くんがそこにいた。25年経ってもまた酒のことで言われてる様は可笑しくて可笑しくて堪らない。風貌もそんなに変わっていなかったことも嬉しかったことのひとつだ。
彼の姿を見られたことと、あと地味な第3シリーズで保健室登校をしていた水野君恵役の岸雅さんを久々に見られたことだけでもうこの番組を見た甲斐があったというものだ。ただそれ以外は、一部有名生徒役を演じた役者さんが出席していなかったことや、あと出席していた中でも有名生徒ばかり(杉田かおるさんとか)映して、こんなことでもないと見ることの出来ない人もいたはずなのに、そういう貴重な生徒の現在の姿がちゃんと紹介されなかったのは、正直物足りなかった。特に第1から第3は芸能界を辞めてる人もたくさんいるようなので出席率も悪く、だからこそ出席してくれた生徒を全部紹介してほしかったなあという思いは残る。
第1シリーズで結婚した鶴見さんと杉田さんの子供(宮沢歩)役を第4シリーズで演じた橋本光成さんが、実生活でも父親になったことを番組で初めて知った。その子供に、自らが演じた「歩」という名前をつけたというエピソードが脚本の小山内美江子さんの口から語られていた。ただ杉田さんが一部をフライングして話してしまったから、小山内さんが「それは私から話したかったこと」と前置きをした上で、残念そうにまだ杉田さんが話していなかった部分を付け加えるようにして話してくれた。ちょっと考えさせられる一場面だったと思う。
毎回シリーズが始まる前に、生徒役を演じる俳優さんたちは親睦を深めるために日帰りのキャンプに行くのが通例になっているようだ。その様子が毎回シリーズスタート前に放送されている。第5シリーズの時は静岡でも放送されたのに、第6シリーズでは放送されなくて随分歯がゆい思いをした経験がある。だから今回静岡で同窓会が放送されるのを知り開口一番「珍しいこともあるものだ。」と書いたのだ。首都圏の人が当たり前のように見ることが許されているものが、地方圏ではなかなか許されない現実。好きな番組ならなおのこと思いは募る。だからこそ今日はただただ放送されたことに感謝しつつ、新シリーズスタートを楽しみにしていたい。

9月20日10年も20年後までも語り継ぎたいドラマ
『世にも奇妙な物語』(フジ)を見る。今回はなんと言っても第4話『過去からの日記』に尽きるだろう。毎回一話は感動的な話が混じっているのだが、今回は特に良かったような気がする。

3年前に文壇デビューしたものの2作目がなかなか書けない作家が、古本屋で数冊まとめて300円で売られていた自分の本を買ったら一番下に日記帳がついていた。その日記には「今日も何もいいことがなかった。」と書かれており、その作家が「俺も」と書くと、その下に「俺って誰ですか?人の日記に落書きしないで!」という返事が返って来た。そのことをきっかけに、過去の人との奇妙な交換日記が始まった。…
と、そんな感じで物語は始まる。女の子との出会いを元に再び小説が出版出来た作家といい、3年後には病気で亡くなっているはずの女の子が生き返り歴史が覆るハッピーエンドな結末といい、何から何まで感動的だった。
作家を西島秀俊さんが、少女を蒼井優ちゃんがそれぞれ好演し、より一層の深みを醸し出していた。西島さんは『はぐれ刑事純情派』(テレ朝)でその存在を知ってから『悪魔のKISS』・『あすなろ白書』(フジ)等で活躍していたのに、それからしばらくの後いろいろあったらしくTVで全く見ない時期を経て、ここ最近は『CASSHERN』(映画)や『仔犬のワルツ』(NTV)等再び活躍の場を広げている。『仔犬のワルツ』の時に思ったのは、こういう陰のある(というか、心に闇があるというか)役をやらせたら天下一品だなあということだ。だから今回の売れない作家の役も、本当によく合っていた。蒼井優ちゃんは三井のリハウスガール出身(10代目)で、映画を中心に活躍しているせいでなかなかTVドラマではお目にかかることはないものの、その演技力は高く評価されており、岩井俊二監督の秘蔵っ子とも言われているようだ。最近では植物物語のCMに出演しているので目にした事のある人も多いはずだ。彼女が出演している『リリイ・シュシュのすべて』という映画を最近見たのだが、この映画の中の彼女がまたこの上なく素晴らしい。その映画自体は、タイトルに似合わずかなりハードなもので、そうとは知らずに見た私は度肝を抜かれるようなものだったのだが、ぜひ一見をお勧めしたい作品だ。
そんなふたりの共演なのである。私としてはこのふたりの共演ってだけで、ある程度の成功は約束されていたように思う。そしてその期待に答えるように、ふたりは素晴らしく良かったし、『過去からの日記』は良く出来た感動的な物語だった。VTRに録画しておかなかったことを私は即座に後悔した。ただ。もしもこのドラマがビデオデッキがなかった時代に放送されていたら、10年後くらいに「そういえば昔『世にも奇妙な物語』のなかで放送されたドラマが忘れられないんだけど、知ってるかなあ。日記が過去と未来でやり取りできるやつ…。え?覚えてない?うそー!感動的なお話だったんだからあ。もう一度見たいし、見せてあげたいなあ。」と語り草になっていたような気がする。『うちの子にかぎって2』(TBS)の今でも忘れられないお話「第9話 転校少女にナニが起こったか?」のように。

9月21日パート3はありますか?
『ウォーターボーイズ』(フジ)を見る。本日最終回。先日現場を見に行ったこともあり、久々に随分楽しみな最終回だった。内容の方は、かなりの予定調和ぶりも含めてまあ期待通りの出来だったと思う。最後の見せ場である櫓も、昨年の4段を上回る5段櫓に挑戦し一度は失敗するものの二度目に見事成功し、大団円を収めていた。
ただ個人的に非常に残念だったのは7時から2時間にわたり放送された『全国ウォーターボーイズ選手権』でかなりのシンクロを堪能してしまったせいで、ドラマ本編のシンクロの感動が半分になってしまったことだ。フジテレビ側としては夜に4時間ぶっ通しで男子シンクロを放送することで、ある意味『ウォーターボーイズ』祭りみたいにしたかったんだろうとは思うけど、逆効果だったような気がしないでも。これはフジとしても想定していなかった事態だったのかもしれない。私自身もラテ欄で見たときにはこの事実には気がつかなかったしね。TVで見て初めて「あれっ?これってもしかして逆効果だった?」って気付いたんだから。
あと、これは重箱の隅なんだけど、ラストシーンで列車に乗って別れるシーン。乗った列車は掛川行きだったのに、みんなが追いかけてくるシーンで天竜二俣行きに変わってた。一度も降りていないのに、変だなあと。まあそういうところはスルーして終わるのがドラマの正しい見方なんだろうから。
流石に来春『ウォーターボーイズ3』なんてないだろうけど、『スウィングガール』だったらあるかもしれない。でももし『ウォーターボーイズ3』があったら、私は尊敬するよ。いろんな意味で。

9月22日『トミーとマツ』再結成!?
『はぐれ刑事純情派スペシャル』(テレ朝)を見る。かなり前に、新聞で『トミーとマツ』が再結成されるという記事を読み、その番組が国広富之さんが現在レギュラー出演しているドラマ『はぐれ刑事純情派』だと知ってからというものの、毎週欠かさずにラテ欄をチェックしていた。いつ放送になるのかと楽しみにしていたのだが、結局放送になったのが今日の最終回SPだった。マツこと松崎しげるさんは傷害事件の犯人役で冒頭いきなり登場した。今回のメイン事件である犯人ではなかったからか、登場シーンはそれだけで、再びの登場を期待しながら2時間ずっと見ていた私にとっては、少々物足りない感は否めなかった。
それでも国広さんが松崎さんに向かって「おまえ、昔の相棒に似てるんだよな」と言ったシーンは最高で、マツから「富子〜」と言われて耳がピクピク動いて急に強くなっちゃう『トミーとマツ』のワンシーンを思い出して随分懐かしい思いがした。「あれっ?何年ごろのドラマだ?」と気になったので調べた。それは1979年に放送されたドラマで、1982年にパート2が放送されていた。ってことは私は当時…何歳だ?えーっと…にしては妙にリアルに覚えてるのは変で、私が見ていたのはもしかすると再放送なのかもしれない。
そういえばいつかの東京駅の新幹線改札口で、私のすぐ横を松崎さんが通ったのに、私は全く気付かずにいたなんてことがあったなあ。なにもかもが懐かしい思い出だ。

9月23日アルタの平和を願う時〜ハプニングがあった日に〜
『笑っていいとも!』(フジ)を見る。然程、この番組を見ているほうではない。冒頭から最後まできちんと見たと言う回は、この1年でも数えるくらいしかない。大概が、ながら見で、途中から見て、途中で見終わる、そんな感じだ。今日の『笑っていいとも!』も途中から見た。本当は途中でチャンネルを変えるつもりだったのに、何故かそのまま見ていたらラスト近くの「プチ自慢カーニバル」というコーナーで3番目に登場した男性が、本来やるはずの「歯楽器」ではなく「27時間テレビに来年岡村さんが…」「お台場に集まって…」と全く関係のないことを口走っていた。その様子に出演者も会場のお客さんも「???????」で、司会を務めていた大竹さんも不思議そうに「あれ?歯楽器は?」と聞いたら、急に我に帰ったのかどうかはしらないがその後軽く「歯楽器」を披露し、そのまま押し出されるようにして去っていった。
その一部始終をぼんやりと見ていた私は「ん?今のは何だったんだ?」と思ったものの、出演者の雰囲気で今のが生放送で絶対に起こってはならないパプニングだったことに気がついた。そうか!だからあの場にいた鶴瓶師匠は、異変に気付いていち早く「チャンピオン」の札を上げたんだ。鶴瓶師匠について熱く語った日記が2002年7月27日にある。その日記を読み返すと、いかに鶴瓶師匠が素人扱いが上手いかよく分かる。そんな鶴瓶師匠だからこそ、素人の異変に気がついたのだ。『27時間テレビ』(フジ)のチン騒動など自身のハプニングにも事欠かない師匠ではあるけれど、だからこそ他人のハプニングにも敏感だったということなのか?無論、素人を見る目が確かだからこそ出来る技でもあるんだけど。
増刊号でも絶対に放送はしないアクシデントな場面を、然程、この番組を見ているほうではない私が見てしまうことの偶然を思っていたら、もう随分前に、タモさんに『笑っていいとも!』の生放送本番中に手錠をかけて、その鍵を飲み込んでしまった人がいたことを思い出した。あれも確か生で偶然見ていて、随分と驚いたんだっけ!『笑っていいとも!』は生放送だけにこれまでにも大小様々なハプニングがある。中でも前述の手錠事件は印象深いが、それ以外でも片桐はいりさんの大遅刻とか、これも生で一部始終を見ていたからよく覚えている出来事だ。

それにしても不思議なのは、「プチ自慢カーニバル」。毎回コーナーの冒頭に「変な人が来たので帰しました。」と変な人の写真つきで紹介するタイムがあって、念入りにオーディションを行っている封を思わせる一幕があるのだが、今日の一件から察するにどうもそうではなかったことが裏づけされてしまった訳だ。『笑っていいとも!』なんて傍から見れば生放送のプロフェッショナルで、そういう「見る目」に関しては、テレビ界でも見本となるはずの集団なのに、それでもこういう素人の「おかしさ」「企み」に全く気がつけないのだから、いろいろと考えさせられる一件ではある。
そういえば、とある人のサイトで知ったのだが、とあるクイズ番組に出場し優勝まで果たした人(100%同一人物の保証はないが名前と年齢と職業はピタリと一致するとのこと)が、わいせつ事件で逮捕されるという一件があったようだ。気になって私も調べてみたのだが、確かに100%そうとは言い切れないけど、かなりの確率で同一人物だと思われる。そんなにありふれた名前でもないようだし。と、そんな事件を起こしてしまう人でも、あのクイズ番組の予選には通ったわけで。時々、この番組の面接になかなか通らないから自分は駄目人間なんじゃないか的(表現は違えどニュアンスとしてはそんな感じのこと)な話を耳にする。そんな話を聞くたびに私は、駄目人間なのかもしれないとまで思わせてしまう面接って一体何なのだろうかと思っていた。私に言わせりゃ通らないからと言って、それだけで駄目人間なはずないのに…。と、そんなことを常日頃思っていたところに、この事件だ。暴言を承知で言うならば、所詮その程度なのだ。この面接なんて。面接で合格することと、優勝することと、人間性は全く関係ないのだ。一瞬の、面接では到底はかりきれないものがあることを、立派に証明してくれたじゃないか!!もうひとつ暴言を承知で言うならば、小手先の人間関係が上手い人ほど合格しやすいっていうのはあるかもしれない。けどそれは突き詰めれば、より詐欺師に近いってことだと思うし。合格しにくい人っていうのは、いい意味で不器用なんだな。多分。どちらがいいのかは、まあ自分が決めることだけどさ。おーっと話が逸れたぜ。
TVと素人の関係を突き詰めると、影響力の強いメディアに素人が出て権力を持つという意味について深く深く考えさせられる。このことについて書き始めるとまた長くなりそうなので割愛させていただくが、こういう事件が起こるとますますTVから素人が遠ざかっていくようで複雑だ。素人を簡単な面接やオーディションだけで出すのは危ないから、かのキリンプロ事件(素人出演のコーナーで出てきた子どもが「キリンプロ(芸能事務所)の○○です。」といっちゃったよ事件)のように事務所所属の人がしこまれて素人のふりして出てくるだけのコーナーばかりになっちゃうおそれは十分あるし。それもどうかと思うしね。
とにかく。タモさんが平日昼のアルタで『笑っていいとも!』の生放送をやっているのは、ある種平和の象徴みたいなものだから、その平和はこれからもずっとずっと続いていってほしいと思っている。だからタモさん!これからもお元気で。お願い。

9月24日短命番組の歴史。またひとつ。
『はぴひる』(TBS)を見る。多分まあ、殆どの方が気がついていないと思われるので敢えて書き残しておきたいことがある。それは今日ひっそりと『はぴひる』が最終回を迎えたということだ。3月末に『ベストタイム』が終わり、鳴り物入り(?)でスタートしたものの結局半年で終わったという、ある種想像通りの展開にもう涙も出ないと言う感じだろうか。終わってみればまたひとつTBS昼に短命番組の歴史を重ねただけの始末だ。
この時間帯の番組ついてはTBS的にももうどーしていいのか分からなくなっちゃってることは明白で、だからこそ裏を返せば何でも出来る夢の時間帯でもあるのだ。私がもしこの時間帯をまかされたとしたら、どうしてもやりたいことがあるのだが、完全な部外者である私が任されるはずはないのだから内容は書かないでおく。ただTBSの入社試験でこの時間帯の番組をどうしたらいいか意見を募って、思い切りのいいやつを採用してみるのはどうだろうか。それくらい思い切りのいいことをやらないと、二度と立ち直れないような気がする。中途半端な情報バラエティーや中途半端なワイドショー的ニュース番組じゃない何かを。

9月25日「はじめてのボキャブラ」的悲劇
『爆笑問題の大バク天!SP』(TBS)を見る。前回のSP(5月29日放送)が素晴らしく良かったので、今回はあまりに期待しすぎたこともあってさしたることもなかったような気がする。前回の名倉さんのタイ人企画ほどインパクトのあるものはなかったし。ここのところ仮レギュラーだったふかわさんをレギュラーの座に戻す筋書きも、余計なことばかりをし過ぎてかえってつまらなくなってしまった感は否めない。奇しくも笑いの難しさと複雑さを改めて垣間見たような結果になってしまった。
ただそんな中でも見るべきところもちゃんとあって、例えば最近一押しのパラパラ漫画は相変わらず皆素晴らしい出来だし、あと太田さんの「一度はやってみたかった」のコーナーがSPということで「一度はやって欲しかった」となって放送された数々の企画は楽しかった(但し、デヴィ夫人宅で行ったドミノ倒しは除く。凄かったけどちょっと。)中でも、あー見えて実は子供が大嫌いで「大家族スペシャル」とかの番組も嫌いだという爆笑問題の田中さんが、4人の(5人だったか?)子供のベビーシッターを頼まれる企画は、田中さんが子供たちに向かってする突っ込みだけが見所だった。匍匐前進をする子に向かって「おまえは将来自衛隊行き決定だな。」とか、感動のシーンのはずなのにしらっとしている子に向かって「おまえ空気読め!」とか。その突っ込みの数々が明らかに子供にはよく分からない言葉であるというのがいい。
ふと、「オヤジになったら、まだ子供の君には分からないと思うけど、微妙なニオイを発するようになって、それを『オヤ汁(おやじる)』と呼んでいるんだ。30年くらいしたら、君たちにも出て分かるようになるから楽しみにして欲しい(大意)」みたいな、小中学生が聞いてもきっと「???」な話をごく普通にしていたみうらじゅん氏のことを思い出した。
と、同時にかつて田中さんが手術をしたときに必要以上に「子供!子供!」とうるさく騒ぎ立てる芸能レポーターの取材に答えていたときのことも思い出した。あの時の田中さん。ホント!嫌だったんだろうなあって。例えばそれを好きだと発言するとやさしい人みたいに思われるようなものは、大概好きではないと発言すると人間としてどうかと思われる傾向にある。そのひとつが明らかに子供だと思う。嫌いでもなかなか公言出来ない人もいるはずで、可愛くない子供でも可愛いと言わざるを得ない場面に直面した経験がある人も多いだろう。そう!実に厄介なのだ。その厄介なものに対してあえて大人の突っ込みで終始通した田中さんは、中途半端に「好き!」とか言っちゃう人より、実は子育てに向いている十分オトナな男に私には見えた。好きと向いているは違うのだ。確かに嫌いじゃ長続きしないけどね。
それにしてもだ。田中さんの突っ込みくらいしか見るべきものがないこのテの企画は、番組視聴者は特に望んでいないのでもうやらないほうがいいと思う。この部分をあまりに追求しすぎると、追求するあまりに「はじめてのボキャブラ」なんてものをやりはじめて結局奈落の底に落ちて行った末期の『ボキャブラ天国』(フジ)みたくなっちゃうから。厄介なものには中途半端に手を出さない。これが鉄則。番組が長続きするためにも。ぜひ。

9月26日TV放送終了後にあの場所で起こっていること
『大相撲秋場所千秋楽』(両国国技館)を見る。千秋楽を見に、国技館まで足を運んだ。今まで行くのは初場所・夏場所ばかりで、秋場所は毎年ナンダカンダで行くことが出来なかったために満を持しての初観戦だった。これで今年は4度目の観戦になる(初場所2・夏場所1・秋場所1)。そして初といえばもうひとつ、千秋楽を見に行くのも初の試みになった。初日から14日目とは違う何かが千秋楽にはある。例えば、千秋楽の放送は表彰式の途中、尻切れ蜻蛉で終わってしまうのが常だ。あの後国技館では何が起きているのか。気になりはしないだろうか。それは私が相撲好きになってからの謎でもあった。その謎が今日遂に解ける。それだけでもう、私は楽しみで仕方がなかった。
ただ今回の主たる目的は、秋場所云々、千秋楽云々というよりも好きな力士の応援だった。私が相撲を好きになるきっかけになった力士にどうしても勝ってほしいという思いと、あと十両で安馬という力士に優勝の可能性があったからだ。安馬関については2003年11月23日に詳しいので、そちらをご覧いただくとして、それに付け加えるなら本名をダワーニャム・ビャンバドルジという現在20歳のモンゴル人力士だ。本名にドルジがつくのは朝青龍関と同じなので、第2のドルジとして注目する記事を読んだことがある。現在十両4枚目なので旭蹴山・旭天鵬・朝青龍・朝赤龍・白鵬・時天空(敬称略)に続く幕内力士になれるかどうかが見どころでもあった。ただこの安馬関。関取の中でもっとも体重が軽いため重い力士に体ごと押されるとまだまだ弱い部分がある。だから今は専ら技で勝負している感がある。まあだからこそ魅力的で、私が応援している訳なのだけど。
十両は五城楼10勝3敗・安馬&魁道11勝4敗で迎えた千秋楽。優勝はすでにこの3力士に絞られていて、今日勝てば優勝になる五城楼関が一番可能性が高かった。けど今日その五城楼関の対戦相手がナント!安馬関だったのだ。安馬関が勝って魁道関も勝てば巴戦で、仮に魁道関が敗れれば安馬関はもう一度五城楼関とやって勝てば優勝になる。魁道関の対戦相手もこれもまたナント!静岡出身の潮丸関で、おもいきって潮丸関を応援できる環境にあり、こんな出来すぎたこともないなあと思いつつ、様々な思いを胸に私は国技館へ足を運んだのだった。

国技館へ到着した頃、千秋楽と言うこともありすでに当日券自由席チケットは売り切れており、久々に桝席に陣取った。少々値は張ったものの、やはり枡で座って見られるというのは有り難い。お昼前後まで今場所からお目見えしたと言う2階のカフェへ行ったり、ちゃんこを食べたりして時間をすごし、その後はずっと桝席で観戦した。魁道関が潮丸関に敗れた瞬間、安馬関の優勝の確率が上がったので安馬関の取り組みはいつになく緊張した。そして見事勝利した時は嬉しくて狂喜乱舞した。その後の優勝決定戦でも同じ相手に勝利した時は本当に嬉しくて、一番軽くても優勝できるんだなあと、より一層感慨深くなった。幕内前半の取り組みの際、正面玄関にぷらっと足を運んだら、そこに安馬関が現れたので、私は嬉しいタイミングに驚きつつもこの機会を逃すまいと「十両優勝おめでとうございます。」と声をかけた。そして序の口から応援していたので嬉しいと言う旨も伝えた。付け人を伴って歩く安馬関は、もう昔の面影はなかったけど、序の口インタビューで始めて見たときの初々しさは殆ど失われていないように思え、それがまた嬉しかった。来場所から幕内でいろいろと大変だと思うけどぜひとも頑張ってほしいと思っている。モンゴル人力士は多々いれど一番魅力的な取り組みをするのは、この安馬関だと思う。幕内での活躍が今から楽しみだ。まあ一度くらいは跳ね返されるかもしれないけどさ。
そして肝心の応援している力士は、対戦相手が今場所好調力士だったにもかかわらず見事勝利で場所を終えた。応援しに来た日に勝つと甲斐があったと本当に嬉しい。ジンクスなんてあまり信じる方じゃないけれど、いい方に作用するジンクスだったらなんぼでも信じてやるさ。その為にわざわざ国技館まで足を運んだのだから。
栃乃洋関が敗れた瞬間、魁皇関の優勝が決まり、そして魁皇関の5度目の優勝が決まった。正直、栃乃洋関の優勝もありかなと思っていたので、ちょっと残念だった部分もある。(各局アナの「栃乃洋」の言えなさぶりをみたかったというのもある。)その魁皇関も朝青龍関に勝利し、気持ちよく優勝インタビューに応じていた。座布団が館内に舞うのを初めて生で見て凄いなあと思ったけど、私自身は思うところがあって投げることはしなかった。向正面寄りに座っていた私は、優勝インタビューを初めて後ろ側から見た。TV中継が終わっても延々と続く表彰式は結局6時半頃まで続き、そして最後にとんでもないことを行って、場所は滞りなく終了した。「とんでもないこと」とは一体何なのか、とりあえずここには書かないでおく。あなたが本場所に足を運んだ時の、楽しみを奪いたくないからだ。
家に帰りついたのは、深夜2時近かった。家に帰って開口一番、録画しておいたVTRを巻き戻してみたら、ナント!午前と午後を間違えて録画している有様だった。ああ。幸と不幸はいつも紙一重で平等にやってくる。いいことばかりではないけれど、きっと悪いことばかりでもないはずだ。しょうがないので早朝4時から放送される『大相撲幕内の全取組』を録画して寝た。

9月27日10年の重み〜続けることの大切さ〜
『HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP 3時間スペシャル』(フジ)を見る。番組が10周年を迎えたということで、その記念番組を埼玉スーパーアリーナから中継していた。今回の出演者も新曲ではなく過去の名曲しか歌わないという振りだったので何を唄うのかと楽しみにしていたら、TOKIOが唄ったのはナント『♪AMBITIOUS JAPAN!』。非常に味わい深い。紅白歌合戦連続出場10回目の歌手がテーマに沿って選んだ曲なのかと思ったら、なんともかんとも言い様のない…。
初っ端に登場したTRFはもう存在自体が懐かしく、今回の出演者の中では番組10年の歴史を一番象徴しているアーティストだった。TOKIOみたいに微妙な選曲をしなくても、何を唄っても過去の名曲になるというのは凄いことだ。しかも安室さんも出演していたので久々の共演なんじゃないかと思いつつ、10年の重みをぐいっと噛みしめた。モーニング娘。にも似たようなことがいえる。今回のテーマに沿って選んだ曲が『♪LOVEマシーン』というのは順当なところなのだけど、当時のメンバーがもう2人しか残っていない今のモー娘。にこの曲を唄わせ聴かせるというのは、当時を知るものとしてはあまりにも酷な話だったような気がする。言うなれば、せっかく初恋の人に会う機会を得たのに、あれれ??ってな感じとでも言おうか。唄にパンチが効いていなかったような気がしたのは、気のせいだっただろうか。これもまた10年の重みを感じる出来事だったと思う。
実はこの番組。第1回放送分がVTRに録画してある。初回のチャンプがハウンドドッグだったので、録画したのは当然の成り行きだ。その時はまさか10年も続く番組になるとは微塵にも思わなかった。番組の中で懐かし映像として第1回目の放送が流され、とても若い大友さんを見て随分と懐かしい思いがした。番組が10年続き、ハウンドドッグが未だバンド活動を続けていると言う現実が私はただただ嬉しい。鑑賞日記も最低でも10年は…続くだろうか。無論続ける気満々なんだけどさ。

9月28日「宝生舞&山本太郎&須藤元気」好感度アップ番組
『島田紳助の芸能界の厳しさ教えますスペシャル』(NTV)を見る。昨日放送分を録画して今日見た。まただ。昨秋のスペシャルも「抱かれてみたいスペシャル」だった。私の好きな知名度調査をやらなくて残念に思っていて、春SPでは戻ってきて喜んでいたのに、また秋SPで今度は「恋人にしたいランキングSP」だ。まあこれはこれで興味深いのでいいのだが、知名度調査はそれ以上に興味深いので放送されないのは残念だ。
で、恋人にしたいランキング。堂々の1位は予想通りに矢田亜希子さんだった。以下、長谷川京子・上戸彩・竹内結子・仲間由紀恵・伊東美咲・柴咲コウ・加藤あい・松嶋菜々子・優香(敬称略)が10位までのランキングだ。個人的にはベスト10には惜しくも次点だった第11位に小西真奈美さんが入っていたのが興味深い結果だった。人気あるのねえ。
「かこの鑑賞日記」に小西さんが初登場したのはもう今から4年も前のことになる。2000年9月10日。そして同年10月3日にも「舞台女優の輝きここに極まれり!!」と題して彼女について書いている。当時から一際輝きを放っている女優さんだったことは明白で、舞台やTVドラマだけでなく最近はネットドラマでも活躍の場を広げているようだ。あれから4年。想像通りとはいえ、なんか嬉しい。そういえば今秋から放送の『ホットマン』(TBS)に小西さん出ないんだよな。残念。
また「結婚したくないランキング」もあった。それの1位は神田うのさんで、以下さとう珠緒・山田花子・光浦靖子・久本雅美・青木さやか・叶恭子・和田アキ子・井上和香・杉田かおる(敬称略)が10位までのランキングだ。神田うのさんが1位とは想像の範囲外だったけど、番組の最後に紳助さんが「きれい汚いとか、タレントとしてどうこうじゃない。嫁として扱えますか?仕事を終わって帰ってきても確実に家にいませんよ。」と言ってた通りのことなのだと思う。番組を見ていて終始感じたのは相変わらずの紳助さんの頭の回転の速さだ。何故そこにランキングされているのか。叶美香さんをF1カーに喩え「美香さんを嫁に迎えるということは、F1カーを普段買いませんか?みたいな話で見た目はいいけどどうやって買い物行くのか?でも男なら一度は乗ってみたい。」と表現するあたりは彼の真骨頂だろう。最後「結婚したくないランキング」に入った10名の中で唯一結婚している和田アキ子さんの旦那様に対し「国民栄誉賞」を贈りたいと言って番組を締めたのは最高だった。

あと芸能人と付き合いたい芸能人が番組を介して思いを伝えるという新コーナーもあった。そのコーナーに登場したのは、チューヤン・蛍原徹(雨上がり決死隊)・石田純一・光浦靖子(敬称略・登場順)の面々だった。チューヤンは杉田かおるさん(ドラフト1位指名)とさとう珠緒さん(同2位指名)に玉砕した後、第3指名の宝生舞さんと連絡を取ることに成功していた。その様子を見た紳助さんは「(ドラフト指名が)逆だろ!」と言っていたけど、まさにその通りだと思った視聴者も多いはずだ。蛍原さんは1位指名した上戸彩さんから逆に写真集の宣伝に使われてしまうし(これを最初に予言していた紳助さんてば凄い!)石田純一さんは優香さん→黒谷友香さん→田丸麻紀さんと指名し全員に断られていたのはあまりにも予定調和すぎだ。ただ今回紳助さんが石田さんを名人と喩えたのに対して、保坂尚輝さんを8段と言っていたのは可笑しかった。「普通の男は一人の女に費やして振られて落ち込む。でも石田さんは延縄(はえなわ)漁。かかった瞬間どこにかかったか分からない。」と表現していたのは「なるほど。」と妙に納得してしまった。また光浦さんが1位指名した妻夫木聡さんは今回告白相手の人全員が皆それなりにVTR出演してくれたのに、ただひとり出演することなく事務所から断りの文面が紹介されただけだった。(本人の意向もあったのかもしれないけど、多分事務所の意向だな)。そのあまりの扱いに少しは想像していたとはいえ、どうなんだろうなあと思ったのも事実で、しかもその後指名した山本太郎さんが非常に紳士的な断り方をして好感度たっぷりで、しかも第3指名した須藤元気さんと連絡を取り合うことに成功していた経過も相俟って、ますます妻夫木さんの対応が浮き上がったのは皮肉なことだと思う。そうか。山本さん。好きな人いるんだ。紳助さんは「ウソや!」って言ってたけど、私はホントだと思うな。好きな人ってどんな人だろう。『新選組!』(NHK)では、おまさちゃん命だけど。ま、まさか???にしても山本さん。やっぱ想像通りのお人やわ。
と、そんなことより蛍原さんである。上戸彩さんとユンソナさんに告白し玉砕した今回の放送が流された次の日に結婚が報道されるってどーよ!どういうことよ?ええええええ????。と言う訳で今回の番組は、ただただ紳助さんの上手さと、宝生&山本&須藤の好感度アップの番組だったとさ。

9月29日とりあえずもののためしってことで
『情報とってもインサイト』(TBS)を見る。一昨日からスタートした番組を、今日もののためしで途中から見てみた。司会がホンジャマカの恵さんで、NHK山形でアナをしていた古瀬さんや山田五郎さんが出ていることまでは知っていたけれど、他には誰が出ているのだろうかと思ったら、田島陽子さんとよく知らないおやじ(その後調べてみたら三宅久之さんという方らしい)がいた。そのおやじは番組の内容に対して不満があったらしく「こんな企画を誰が考えた!」とプチキレしているところで、まるで『テレビタックル』(テレ朝)を彷彿とさせる惨状に、思わず誰か(確認できず)が「これ、今放送入っていますか?」と聞き、誰か(これも確認できず)が「入っています。生放送なんで。」と答え、慌てて次の企画のVTRに入る始末。
その一部始終を見ていた私は、先週の『笑っていいとも!』(フジ)とはまた違った意味でのアクシデントに少々戸惑っては見たものの、3%足らずの視聴率だったら、いくら生放送でもだいじょーぶじゃん?と思っていた。(無論ことと次第によっては大丈夫じゃないことはあるが。)
で、慌てて入らされる結果になったVTRで流された企画は『冬のソナタ』でお馴染みのヨン様絡みのものだった。高校の卒業アルバムに写るヨン様はネプニューンの堀健さんに激似だったのがまず可笑しく、おまけに集合写真に写るヨン様は黄色と黒の縞々の服をまとっており、「阪神ファン」なのか「線路の遮断機ファン」なのかよく分からないようなファッションセンスがまた他のクラスメイトとは違い異彩を放っているのが可笑しかった。それにしても、いい加減飽きたんだけど。このネタ。
そんなことより、今日初めて動く古瀬さんを見た。随分前から話題になっていたのにこれまで写真で見ただけだったから、ふーんこれがという感じだった。胸ばかりが話題になりすぎているせいか、肝心のお顔の方がずいぶんぼやけてしまって、例えば街ですれ違ったとしても気がつかないような気がした。これから活躍していくためにはそこがある意味正念場なのかも。

9月30日今日は平和なアルタ
『笑っていいとも!』(フジ)を見る。先週の素人事件から一週間。出演者たちが先週のことについて何か言うかな?と思ってみていたら、コーナー冒頭で早速触れていた。コーナー最後のいざこざだったこともあり、先週からのチャンプがいなかったことを受けて鶴瓶さんが「あの人に会えるのを楽しみにしてきたのに。」と早速言っていたのには笑った。あと相変わらず「変な人が来たので帰しました。」と変な人の写真つきで紹介するタイムがあって、それを受けて出演者が「ちゃんとオーディションしているの?」という会話がなされていたのにも笑った(笑い事じゃないんだけど。ホントは。)そんななか、タモさんはちょっと引き気味に笑っているだけで、それがまた妙に印象深かった。ちなみに今日はとくにどーということもなくへーわにおわりましたのでごしんぱいなく。


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