かこの鑑賞日記2004年12月1日〜12月31日
2004年11月1日〜11月30日
12月1日「巨大仏」の恐怖
『マシューズベストヒットTV』(テレ朝)を見る。ゲストに来ていたトータス松本さんが「巨大仏」が怖いという話をしているのを聞いて「あ!私も」と思った。「巨大仏」とは関東では高崎観音とか牛久観音とかの大きな像のことで、詳しい人によると全国で16体あるそうだ。ドライブしていて山肌に大仏様の顔が見えたりした日にゃあそりゃもう怖いこと怖いこと。トータスさんは巨大仏に限定していたけど、私の場合はどちらかといえば、より人間に近い大きな顔が駄目で、分かりやすく言えば大きな顔が掲載されているポスターとかでも駄目だ。何故怖く感じるようになったのかは分からないけど、なかなかこのことを話しても他人には分かり辛いというのはある。ラシュモア山に刻まれた4人の大統領の彫刻などは殺人的な怖さだ。
トータスさんもこの恐怖を、あえて見に行くことで克服しようとしているそうだ。だから私もここは思い切ってアメリカまで飛んでラシュモア山の彫刻でも見て克服しなきゃ駄目なのかもしれないね。

12月2日「チョー気持ちいい」を使う場所って?
今日は気になる新聞記事から。今年も流行語大賞トップ10が発表され、大賞に北島康介さんの「チョー気持ちいい」に決定した。芸人≦政治家<スポーツ選手の感が強い流行語大賞としては予想通りの結果だ。面白くもなんともない。にしてもな。「チョー気持ちいい」ってどういう時に使うんだろうか?流行語だから使われてナンボなんだろうけど、どうやって使ったらいいのかよく分からん。

12月3日うじきつよしのタイミング
『3年B組金八先生』(TBS)を見る。

1999年に『すずらん』というNHK朝の連続テレビ小説が放送されていたことを覚えているだろうか。ヒロイン日高萌を柊留美さん(少女時代)・遠野凪子さん・倍賞千恵子さん(晩年)の3人が順に演じることで話題になったドラマでもある。北海道の留萌駅に置き去りにされた赤ちゃんを萌と名付け、萌が戦中を生き抜き大人になり、母親と対面するシーンの盛り上がりが印象深い作品でもある。このドラマの中で、何が一番注目されていたかと言えば、萌の母親を誰が演じるかということだった。その盛り上がりはその前年に放送されたドラマ『眠れる森』(フジ)を彷彿とさせ犯人探しと言う訳ではなかったものの、一体誰が母親役を演じるのだろうという意味でかなり盛り上がったと記憶している。
ヒロイン萌(遠野凪子)が捜し求めた母親にようやく逢えるシーンが放送された日のことを私は今でもよく覚えている。通常はTV雑誌等で発表されているキャストも、この件に限っては緘口令がひかれていたのか全く事前情報がなかったので、対面シーンを本当に楽しみにしていた。それはまるで私自身がヒロイン萌になったかのような、不思議な錯覚だった。けど、その楽しみな思いが無残にも打ち壊されたのは、オープニングのキャスト・スタッフ紹介のテロップを見た瞬間だ。
日高富貴 倍賞美津子 

確かに仕方のないことだとは分かっている。でもそのシーンまで、ふたりの対面シーンまでなんとかキャスト名を隠せなかったものかとガッカリだった。と同時に私はキャスティングの巧妙さに感銘を受けた。何故なら倍賞美津子さんとは、晩年の萌を演じる倍賞千恵子さんの実の兄弟だったのだから…。なるほど隠すだけの価値はあり、公開したときの反響も上々だったはずで、だからこそあのテロップの一件は残念でならないと今でも思っている。どうして萌ちゃんと同時に視聴者にも対面させてくれなかったのかと。視聴者だけ先に知らせちゃうなんて、萌ちゃんに悪いじゃないかと、思ったのだ。
今日の『3年B組金八先生』はいつものオープニングタイトルがなかった。ドラマと同時進行でキャスト・スタッフがテロップされるという、これまであっただろうかと思うような変わったオープニングからどうかしていた。このドラマを一度でもご覧になったことがある方なら、オープニングの紹介とは別にエンディングで3年B組の生徒の名前が紹介されるのをご存知かと思う。こんな感じだ。

3年B組

    竹下 恭平   福田 沙紀
    竹内 友哉   五十嵐 奈生
    上森 寛元   岩田 さゆり
    府金 重哉   黒川 智花
    濱田 岳    清浦 夏実
    今福 俊介   末広 ゆい
    鮎川 太陽   杉林 沙織
    筒井 万央   寺島 咲
    薮 宏太    渡辺 有菜
    平 慶翔    石田 未来
    結城 洋平   上脇 結友
    千代 将太   白石 知世
    冨浦 智嗣   笹山 都築
    村上 雄太   郡司 あやの
    八乙女 光   加藤 みづき

それが、今日、この下に

うじきつよし

と出たのだ。「え?うじきつよしなんて出てたっけ?」と考えた次の瞬間、まだドラマは続き、今回のメイン生徒でもある丸山しゅう(八乙女光くん演じる)の家が映し出された。「あ!もしかして…」と思ってからの展開は早かった。寝たきりになっているしゅうの父親がいる部屋の扉が開き、これまで決して明らかになっていなかった父親の顔がようやく視聴者の知るところとなったのだ。もう言わなくても分かるだろう。そう!それが、うじきつよしさんだったのだ。
うじきさんの名前をオープニングテロップで紹介することも十分可能だったはずだ。でも敢えてそれをせずにエンドロール、生徒役紹介のあとに名前を出し、直後に父親役のネタバレをすることを選んだスタッフに私はただただ感動した。もしもオープニングで紹介してしまえば、きっと今日のドラマをもっと違った感じで見ることになっただろう。けど終盤まで押し隠し、しかも「うじきつよし」の名前だけで役名を明記しなかったあたりに、あの日『すずらん』では無し得なかったスタッフの並々ならぬ配慮を感じ、「こういうのを待っていたんだ!」と小躍りしたくなってしまった。
きっと、多くの視聴者は私と同じ感情(「え?うじきつよし?」ってな感情)を抱いたはずで、その瞬間様々な思いを巡らせたはずだ。そして、みんなはいつ「うじきつよし=しゅうの父親」であることに気がついたのだろうか。うじきつよしの名前が出た瞬間を0地点にして、気付いた瞬間にボタンを押す脳内早押し大会だったなら、私は何番目だったのだろうか。

そしてこれは余談なのだが、前述の『すずらん』に、うじきつよしさんが写真館の跡取り息子の役で出演していて、しかも三原順子さん(これまた金八出演者)演じる理髪店の未亡人に恋する役どころであったという偶然は、ただの偶然にしてはあまりにも出来すぎで、ちょっとばかし薄気味悪い。

12月4日合併の影響はこんなところにも!
『しずおか市町村対抗駅伝』(SBS)。度重なる市町村合併で、こういう駅伝も年毎に意味合いが変わってくるはずだ。出場出来る選手の競争率があがったり、さがったり。影響はこんなところにもあるのかと思うと、なんかなんかだな。ちなみにゲストは『赤坂5丁目マラソン』で有名な谷川真理さんでした。チャン!

12月5日
諸事情で鑑賞日記をお休みさせて戴きます。

12月6日6年前の願いが叶う時
『あいのり』(フジ)を見る。現在『あいのり』のラブワゴンはアフリカ大陸を旅している。アフリカという土地柄か、貧富の差も大きく、飢餓に苦しんでいる人も多い。そのため、『あいのり』もこれまでの恋愛模様だけではなく、その国の実情を伝えることにも大きなウエイトを置いている。先週の放送では「飢餓はなぜ起こるのか?」についての解説があったし、今週の放送でも両親をゲリラの銃撃戦の巻き添えで亡くした10歳の少年・ベニヤムくんの、その際に生き別れになったお姉さんを探して尽力するシーンがあった。ようやく出会えた場面ではメンバーもスタッフも、撮影しているカメラさんまで号泣で、なんだか別の番組を見ているような気にさせられた。

私が鑑賞日記を書き始めたばかりの頃の忘れられない日記がある。それは1998年12月22日『あいのり』の前身、『TOKIOのなりゆき』を見て書いた鑑賞日記だ。その日は他にたくさん書きたい番組があったのに、それをすべてお蔵入りさせてまで書いた鑑賞日記で、その中にこんな一文がある。
【例えば『ベトナムは今』というタイトルの番組を一生懸命に作って放送したとしても、殆ど、特に若い世代は見てはくれないだろう。こういう若い世代が見る番組の中で、こうした問題や状況を織り込んで何気なく伝えていくという手法を、これからTVはもっともっとやっていくべきではないだろうか。今回はもしかすると偶然の出来事なのかもしれない。でも、この放送を見て胸を打たれたり、多くの人がこういう問題を知るということだけでも意味があることなのではないかと思う。そして動き出せば御の字である。TVの影響力は偉大である。偉大だからこそ、出来る限りいい方向に向いて欲しいと思う。いくらそれが笑いに不可欠だとはいっても、バラエティー番組などで食べ物を粗末にしたりすることは、決して伝えるべきいい方向だとは思えない。】
現在アフリカを旅している『あいのり』がちょうど6年前に願った通りの展開になっていることに正直驚いている。公式HPの番組に寄せられたメッセージ欄を見ても「知らなかった」とか「勉強になった」とかいうメッセージがたくさん書き込まれているし、番組が設立した「あいのり基金」の募金額も上々のようだ。こういう話をすると必ず出てくるのが「そんなのは偽善だ」とか「奇麗事だ!」とか「正当ぶっている」とかの意見だ。『あいのり』でも例に漏れず、そのような発言をする人がいて、そのあまりのお約束にぶりに不謹慎ながら笑ってしまった。
私自身はそんな出来た人間でもないし、著名人という訳でもない。だから自分がやっていることが100%正しいとは思っていないし、信じてやったことがどんなにいいことであったとしてもさして話題になることもなく終ってしまうのが実状だ。同じようなことを著名人がやれば、きっともっと話題になるかもしれないのに…と思うと不条理を感じることもある。だからといって何もしないで理屈だけこねていればそれでいいかといったら「絶対そんな訳はない!」と、自分で突っ込まずにはいられないのだ。
だいたい理屈をこねてやらない云々といえば、投票がそうじゃないか!自分ひとりが投票したくらいじゃ世の中は変わらないし大勢に影響はないと、口々に人は言う。決まって自信満々な口調で。そう言って行かない人が全国にどれくらいいるというのだろうか。そういう人だけ東京ドームに集めれば、一体ドーム何個分になるというのだろうか。これはもう、かなり大きな会派が作れそうだ。想像したら意味もなくワクワクしてきたぞ!そうだそうだ。知ってるかい?前も一度書いたような気がするけど、投票用紙って、一部の選管では全員分(投票の権利がある人数分)用意されていないんだぜ。もしも投票率が100%になったら、最後の方に行った人は投票用紙がなくて投票出来ないんだぜ。それをあなたは知っていただろうか?随分我々国民をバカにした話じゃないか。と同時に、ここは何としても投票に行って投票用紙が足りないという事態を引き起こしてみたいではないか。「自分ひとりが投票したくらいじゃ世の中は変わらないし大勢に影響はない」と、自信満々で言っている人を見て、「バカだなあこいつら」って笑っているヤツがいるんだぜ。しかもヤツって「国」だぜ。国って「日本」だ。あなたが住む、この日本にあなたは笑われてバカにされているんだ。悔しいじゃないか…
ことあるごとに鑑賞日記に書いていることがある。お笑いとは違った意味でもっと面白い人が増えないだろうかという思いについてだ。兎に角もう、つまらない人が多すぎるのだ。つまらないのに自信満々で、善い行いを「偽善だ」とバカにはするけど、「国」にバカにされていることは知らずに生きてる人が多すぎて、本当に嫌になる。そう!誰に投票したって日本はすぐには変わらない。そんなことは私にだってよく分かっている。けど、投票用紙がなくなってパニくる日本列島の図というのは正直物凄く見てみたい。考えただけで面白そうじゃないか。それを見るためだけにでも投票に行く価値はあると信じて私はいる。それから何かが変われば、面白いじゃないか…(静岡は用意されているのだろうか。東京や大阪は用意されてないって言ってたけど。)
東奔西走した結果、ベニヤムくんのお姉さんを探し出すことに成功した時にTVの向こう側でみんなが涙していた姿は、TVのこちら側で見ていた私たち視聴者の涙とは全く性質の違う涙だったと思う。何万人といる戦争孤児のたったひとりさえ手助けしたことのない私には、どう頑張ってみても長時間車でひた走り探し出し感動の対面を果たせたときの空気感までは理解することは出来ない。だからこそあの空気感を実体験してみたい気にさせられた。自分はどんな気持ちになるのだろうと、無性に興味が湧いたからだ。それは別に戦争孤児の手助けをするという話に限った話ではない。この先、もし私が似たような経験をするか否かの選択を迫られたら悩まずにやってみよう。そう思えるだけの説得力が強く強く伝わってきて、孤児院に来て以来笑顔を失ってしまったというベニヤムくんがお姉さんに逢えて笑顔を見せた瞬間、私は涙が出た。
そのベニヤムくんの笑った顔が、なぜか元猿岩石の有吉弘行さんに激似でちょっと笑ってしまったことは、ここだけの話〜オフレコ〜(@畠田理恵・MOMOCOクラブ・羽生の嫁)ってことで。

12月7日お笑いブームの表面と奥
『踊る!さんま御殿』(TBS)を見る。2004年12月7日。今現在のお笑いブームの様相を弓矢の的の上に平面的に描いたら、的の中心にいるのは間違いなく波田陽区さんだ。ただ、もしそれが立体的だとしたら波田さんがいるのはあくまで的の表面で、中心部でも奥の方にいるのがヒロシさんだと私は勝手に解釈している。現在露出が目立つふたりのピン芸人を比較すると、こんな感じなのかなと思う。同じことを女性のピン芸人で言えば、青木さやかさんの方が平面で、友近さんの方が多分奥。これはもう私の感覚的なものなので何故なのかと聞かれても上手く言葉では表現できない。ただ単純に表面がいいとか奥がいいとかいう問題でないことだけは断っておく。
今日この番組に出演していたヒロシさんの一連のやり取りを見ていたら、ふいに「ああ今ヒロシさんは絶頂期なんだなあ。」と改めて思えてきて、「じゃあ一番ブームな芸人なのか?」と考えたら、「いや!波田陽区さんがいるじゃないか。」という結論になって、で、弓矢の的の表面と奥の考えに至ったという訳だ。
ブームにはいつも表面と奥がある。奥にある者は、時には表面にいる者が邪魔に思えたりすることもあるだろう。だけどいくら邪魔だからと言って表面を取り除こうとすれば、表面と奥とはいつも一体化しているため、奥にいる人も一緒に取り除かれてしまうのでくれぐれもご注意を!という話。

12月8日好きなタイプの男
『スタジオパークからこんにちは』(NHK)を見る。

今日、所用で警察に行った。正面玄関近くにおいてあった様々な警察関係の案内資料を見ていたら、後ろの方から「家出人を…」という声がしたので振り向くと、ちょうど年配の女性が警察署員に話しかけているところだった。一緒に旦那さんらしき男性もおり、ならば家出したのは息子か?はたまた娘なのだろうか?という思いを一瞬にして巡らせていたら、話し掛けられた署員は「そういうことでしたら○階に」とふたりを案内していた。そのとき今まで後姿しか見えなかった女性の表情が初めて見え、「うわっ!」と胸を突かれる思いがした。思えば私はこれまでの人生の中で「家出して、困って、警察を訪ねた人の表情」というものを一度も見ていなかった。そのことにふいに気づかされたときは愕然として、見たような気がしていたのは間違いなくドラマの中の出来事だったからだ。その時私は「人はこんなにも切なく困った表情をする生き物なのか」と思って、署員に連れられ去っていく後姿を見つめながら、何があったのかは分からないけどいい方向に解決するようにお祈りをした。所用を終え、警察から帰ってきた今も、あのふたりがどうなったのか気になっている。いい方向に解決すればいいと本当に思う。
それにしても驚いたのは、署員の冷静な対応だ。なんだろう。私が「うわっ!」と胸を突かれた表情を見てもビクともしない感じには、職業柄日常的な出来事とはいえ感心する。そういえば、警察の刑事課で働いていた(刑事ではない)友人が、働き始めたばかりの頃、頼まれて引き出しを開けたら、そこに「遺体写真」が平然と置かれていたときにはビビッたと話してくれたことを思い出す。嗚呼、警察って…
本題。今日のゲストは山本太郎さん。山本さんは現在放送中の『新選組!』に原田佐之助役で出演している。これで新選組隊士としては何人目の出演なのだろう。見たのは、山本耕史さんと藤原竜也さんと中村勘太郎さんと照英さんと山口智充さんと…あと誰だ?。山本さんについては鑑賞日記の中で過去に何度か取り上げたことがある。初登場は多分『BR』の映画の頃だったように思うけど、その度に「『天才たけしの元気が出るテレビ!』(NTV)ではメロリンQだったのに…今は…」とか「結構好きなタイプ」とか、そんなことばかりを書いている気がする。それくらい「素」の山本さんを見るたびになぜか心惹かれる自分がいる訳だ。
番組の中で「『左之助と山本さんは似ているのでは?』という意見が視聴者から多く寄せられている」と司会のアナウンサーが振れば「似ている部分もあるけど、自分の方が繊細。」と答えた山本さんを見て、納得した。なんとなく私もそんな気がして、言うなれば左之助より山本さんの方が真面目でストイックだと思ったからだ。以前とあるバラエティ番組で、番組の打ち合わせと称して騙して連れて来られた部屋での本当の目的が「目の前で大また開きをしている女性のパンツを何度見るか」だったという企画があった。その時、被験者となった山本さん以外の3人は幾度となく見ていたのに、山本さんだけは一度も目にすることなく、スタッフが置いていった資料を丹念に読んでいたなんてことがあった。そんな姿を知る身としては、他の人が思ったように単純に「左之助=山本太郎」だとは思えなかったというのもある。
今日の番組で画期的だったのはNHKでは滅多に見ることの出来ないNGシーンが放送されたことだ。これも自らをNGの帝と名乗る(?)山本さんだからこそ放送されたみたいで、民放ではいちSP番組として成立してしまうNGシーンもNHKで見るとまたいろんな意味で新鮮だった。ただ残念だったのは番組制作者がNG番組の編集に不慣れなせいで、素材を上手く生かしきれなかったことだろう。手馴れた人がやればもっと面白いNGシーンが出来上がっただろうに…。でもまあ、NG放送自体画期的なのだから多くを臨んじゃ贅沢だよな。堪忍。
番組のオープニングを通路際で見ていた一般のお客さん(年配の女性)のオデコにキスをした山本さん。いまだかつてそんな人がいただろうか!と驚いていたら、キスされた女性はもっと驚いて固まっていた。その後も握手を求めてきた小学生が被っていた黄色い帽子を被ってカメラに向かってポーズを決めたり、そんな姿を見て私は、あの頃メロリンQといってハチャメチャやっていた山本さんの姿とが重なった。VTRでコメントをくれた映画監督の井筒和幸さんが「ちょっと素を見せすぎなので、もうちょっとミステリアスな部分があってもいい。それが俳優として大事」という発言は、確かに今の山本さんには言い得て妙なアドバイスだった。でもその「素」が何より好きな私には、アドバイスを真に受けて見られなくなってしまうのは淋しいなあと思いつつ、やっぱり好きなタイプだなあと思ったことを、またしても書いて締めさせて戴くとする。

12月9日DJ・AKASAKAの偉大
『ごきげんよう』(フジ)を見る。あ〜駄目だ。一昨日から今日までの3日間、赤坂泰彦さんが出演されていたのに、最終日の今日気付いた私はファン失格だ。「あ!赤坂さん!」と思ったら今日で終わりだなんて…なんてこったい。んもう〜〜バカバカ。自分。
今日はゲストのルー大柴さん・増田恵子さんがともに当たり目を出し、3人目の赤坂さんに大分プレッシャーだったにも関わらず、見事当たり目を出した場面は感動的だった。当たり目のお題は、赤坂さんがいつもラジオでやっているようなDJショーをやって見せることだった。DJブースが公開されることはあまりないから…と小堺さんも言って、始まった赤坂さんのDJショーは、改めて凄いなと感心させられるほどよく出来ていた。なかでも笑ったのが【私の好きなタイプの男性は赤坂さんです。でもこれを友達に話したら「えーっ!」と言われました。私、男を見る目がないのでしょうか?】というハガキに対して赤坂さんは「男を見れる目がないんじゃなくて、友達を見る目がない」と答えたあたりの返しは流石のDJ・AKASAKAだった。

赤坂さんのラジオは私もよく聴いていた。一番聴いていたのは15年くらい前だけど、その時のイメージは今も強く残っている。例えば私が男だったとしてDJになりたい夢があったとしたら、間違いなく憧れる存在だったに違いない。けどある日、赤坂さんを超えることは出来ない自分に気付いて挫折するような気もする。人が鳥にはなれないことに気付いた時のように。

12月10日イジメに負けるな!!!!!!
『3年B組金八先生』(TBS)を見る。このドラマの視聴率があまり芳しくない。昨年10月の第1話では18.0%はあったものが、早くも第2話で13.5%。以降14.0%→14.0%→11.0%→10.5%と推移し、前回の視聴率は12.0%だった。第1&第2シリーズの視聴率が回を増すごとに上昇していったことを思えば、『金八』ファンの私としては切ない限りだ。確かに視聴率が昔のようにままを表している訳ではないことくらいは分かっている。それでもやはり数字がある程度の幅を利かせるテレビ界で、この数字しか叩き出せないのは辛い。ただ低視聴率の要因のひとつとなっているのが、フジ&NTVのいわば金八イジメとも取れる裏番組の数々というのは言葉は悪いがムカツいて堪らない。これまでも軒並み高視聴率を取れそうな番組を裏に持ってくるのが鼻について堪らなかったけど、今日などついに映画『千と千尋の神隠し』(NTV)を持ってきやがって、ったくもう。バカバカバカ!!!!!!こんな露骨なことをやられたら、何の罪もない『千と千尋』まで嫌いになりそです。こんなことでは最終回が思いやられるとです。がんばれ!負けんな!!金八!!!

12月11日「小渕議員入籍」から
今日は気になる新聞記事から。敢えてリンクは貼らないが、個人的に気に入っているのが先月11月1日に書いた鑑賞日記だ。見られる環境によって多少の違いはあるだろうが、このパソコンからはたった4行足らずの鑑賞日記にも関わらず、実はかなりの時間を要して書いている。というのもいろいろ調べて書き上げ、余計なところをすべて取り除いた挙句の鑑賞日記だからだ。あの鑑賞日記で私が一番言いたかったことは、直接的には書いていない。カンのいい人には十分伝わるはずだと私は信じて、あの日記を公開させていただいた。ただ思惑通りにどれくらいの人に伝わったのだろうかという不安もある。

さて本題。今日新聞で「小渕議員入籍 今日挙式」の文字を発見した私は、11月1日に書いた鑑賞日記のことを即座に思い出した。なんだ?漂うこの空気は?と。まるで同じじゃないか…と思ったのだ。記事にはお相手がTBSのプロデューサーであること。入り婿であること。あとなんたらかんたら…えーと…なことがつらつら記されていた。
物凄くいい機会だと思った私は、彼女のことをもう少しよく知るために調べることにした。無駄知識としてはアマチュア無線の免許を習得していることなどが分かりふむふむと言ったところで、肝心の政治活動の方も「ああこんなことをやっていたのか」と大凡のことは分かった。
女性が様々な業種に進出する時代と言われて久しい。でも政治の世界において言えばまだまだと言ったところではないだろうか。国会中継を見ていると、背広酔いしそうになってくる。せめて3割。いや5割。半々くらいになれば、例えば自衛隊派遣問題についても変わって来るはずで、小渕優子さんの立ち位置だって今とはまた違った形になるだろうに、なかなかそうならないところが、今の日本の現状を忠実に物語っているようで何とも。はやく11月1日みたいな日記を書かなくてもいい時代が来るといいのになあ。

12月12日最終回の日に
『新選組!』(NHK)を見る。最終回1時間SPの放送が終わった。思えば芹沢鴨暗殺から見始めたのが6月27日のことだった。それから日曜日の夜が本当に楽しみになった。ドラマを離れて新選組に関する資料も読んだし、関連番組も本当によく見た。それくらい私にとっては充実した半年間だったということだ。
最終回が終った今だから言うけど、1月に『新選組!』を見ようとして止めた理由のなかで実は重要だったかもしれないことは、主役が香取慎吾さんだったということだ。別に嫌いという訳ではなかったけど、実はあまり得意でなかった私は、彼が出演するドラマの殆どを見ては来なかった。今軽く調べてみたところ、彼が出演したドラマで主演のものはやはり一本も見ていなかったし、脇を固めたものでも『未成年』『LOVESTORY』(但し、友情出演的なものやSMAP全員が出演したドラマは除く)だけだった。こう言っては何だが、もしも主役が香取くんじゃなかったら見たかもしれない可能性は大だ。なのに最終回まで見終えた今、これまでの私の思いが吹き飛ぶくらい、香取くんを大丈夫になっていることに気がついて愕然としている。「ああそんなことってあるんだなあ」という思いが、どれだけ『新選組!』というドラマが良かったのかを物語っている。そして何といっても不思議なのは、このドラマに出演して嫌いになった俳優さんがひとりもいないことだ。『新選組!』に相対する役(いわば敵役ね)を演じる俳優さんでさえ興味が湧いているのだから、これって凄いことだと思う。特に徳川慶喜を演じたあの俳優さんの独特さは何なんだ???
最終回を見終えて、ここらで総括をしたいところなのだが、如何せん前半を全く見ていないというのが痛い。26日には総集編が放送されるようで、ひとまずはそれを楽しみにしていたい。ただそれとて完璧ではないので、これは近々発売されるDVDでも買うしかなさそうだ。本当の総括はそれからでも決して遅くはあるまい。

最終回。これまであまり行ってこなかった回想シーンが一挙に放送された。舞台的に言えばカーテンコールだ。それも舞台をやる三谷さんらしい演出だなと思った。2度目のカーテンコールでは、京に上る前の希望に満ちた隊士達のシーンで終わり、「このやろう!泣かせやがって…」と思わずにはいられなかった。第1話から欠かさずに見ていれば、きっともっと感動的なカーテンコールだったのに、と思うとつくづく第1話から見ていなかったことが悔やまれる。
これで日曜の楽しみがなくなって、しばらくは腑抜け状態になりそうだ。今年1年見たドラマの中で最も印象深いドラマになったことと、歴史嫌いの私に大きな扉を開けてくれたことに感謝して、あとは「総集編」或いは「DVD」で完璧に視聴し終えてから、感想を書くってことで。また後日。

12月13日「災」
今日は気になるニュースから。今年の漢字が「災」に決まった。以下20位までを列記すると「韓」「震」「金」「新」「風」「嵐」「乱」「揺」「命」「笑」「愛」「天」「楽」「害」「変」「地」「戦」「涙」「輪」の結果で、災害が多かった1年を象徴するという意味では相応しい文字だったのだろう。「災害」「楽天」「地震」「震災」「戦地」「天災」「震天」「新地」「戦乱」。出てきた漢字だけで熟語を作ったらだいたいこんな感じで、暗い言葉がほとんどになった。来年は「愛」や「笑」が1位になるような、そんな世の中だったらいいのになあ。

12月14日『峠の群像』から22年
『忠臣蔵』(テレ朝)を見る。昨夜放送されたドラマをVTRに録って、今日見た。歴史に疎い私は「今日が赤穂浪士の討ち入りの日」と言われるまで、その事実に気がついていなかった。別にそんなつもりで今日見ることにした訳でもないのに、そう言われると偶然が必然のように感じられてドラマを見る志気も上がった。

今宵は最終回ということで2時間SPだった。思えば初回の2時間SPを見たのが、この『忠臣蔵』を見ようと思ったきっかけだった。それから3ヶ月。同時間帯に放送されている『名探偵コナン』をVTRに録画してまで『忠臣蔵』を見て良かったと思っている。私がはじめて見た赤穂浪士・忠臣蔵を扱ったドラマは1982年に放送されたNHK大河ドラマ『峠の群像』だ。大石内蔵助を緒形拳さんが、吉良上野介を今は亡き伊丹十三さんが、そして浅野内匠頭を隆大介さんが演じた作品だ。伊丹さん演じる吉良のあまりの憎たらしさは、当時小学生だったわたしにはとても印象的で、放送が終ってからも伊丹さんを見るたびに「あ!吉良だ。まだ生きてるぞ!」と思ったし、映画監督としてデビューすると知ったときも「え?吉良が映画監督を?」と思ったことをよく覚えている。それくらい長いことイメージを引きずっていたのだ。だから1997年に自殺したと知ったときは随分驚いたものだ。ああ吉良が、吉良が、本当に、死んでしまったと。しかも亡くなったのが12月20日で、『峠の群像』の最終回が放送されてからまる15年が経った翌日のことだったというのも偶然にしては出来すぎで、その何もかもが逆に私にはただの偶然とは思えなかったこともよく覚えている。
所謂『忠臣蔵』の主役は大石内蔵助だ。だけど本当の意味での主役は浅野内匠頭と吉良上野介だと思っている。そしてドラマ化する際に、いかに両者を対照的に(浅野を魅力的に、吉良を憎たらしい人物に)描くかが重要なのだと思う。そうしないといろんな意味で仇討ちの士気も上がらないからだ。こんな人のために仇討ちをしたくないとか、首を切るなんて可愛そうという思いが芽生えてしまっては、このドラマは成り立たないだろう?そういう意味では浅野を演じた沢村一樹さんと、吉良を演じた伊東四朗さんはどうだったかというと…。
沢村さんは軽く調べたところ本格的時代劇は初めてみたいなのに、まっすぐな浅野をとても爽やかに演じていた。浅野内匠頭がまっすぐであればあるほど、吉良の歪みがより対照的に浮かび上がるからだ。そういう意味ではとてもいいキャスティングだったと思う。(関係ないけど、浅野の妻を演じた櫻井淳子さんとはフジのドラマ『ショムニ』で共演済み。なのでふたりを同時に見ると『ショムニ』でのふたりの役柄を思い出してちょっと可笑しかった。) 問題なのは伊東さんだ。もう子供ではない私は『ザ・チャンス』(TBS)?よりもっと前から、伊東さんのことを知っていて、それからいろんなメディアで見てきている。だから子憎たらしい吉良をどんなふうに演じてくれるのか、核のような部分でもあるので気になっていたのだ。しかも同時放送中の『新選組!』(NHK)ではこれ以上ないくらいにいい役柄を演じているというのもあったからだ。けど、そんな心配は無用だった。そこには『IQサプリ』(フジ)で「美脳〜」と言っている伊東さんでも、『新選組!』の八木源之烝を演じている伊東さんでも、もちろん『ザ・チャンス』で「にん!」と言っている伊東さんでもなく、子憎たらしい吉良を演じる伊東さんがそこにいた。「役者だなあ」と思った瞬間だ。
『峠の群像』では、吉良が発見される瞬間のシーン(炭小屋に隠れているシーン)と、討ち取られた吉良の首がリアルに置かれているシーンが、これまた印象的に描かれていた。だからこのドラマでもこの2シーンを随分楽しみにしていた。けど、緊迫感溢れるはずの発見シーンもあっけなく炭小屋から引っ張り出されるだけで終ってしまったし、首のシーンに至っては全く描かれることがなかった。首のシーンに至っては時代が変わり昨今の社会情勢を組んで出来なかったのかもしれないけど、ただ単に予算の都合だったのかもしれない。ただ私には知る由もないことだけは確かだ。
『忠臣蔵』がどんなに時代が変わっても日本人に人気な理由は何だろう。現実問題、いくら不条理なこととは言え、自らの命を懸けて仇討ちを47人もの人々が結束して出来るなんて、現代社会ではまず無理な気がする。その無理なことに対する憧れなのだろうか。ただはっきりと分かっていることは昔の日本にはそういう志を持った人、所謂、武士道を持った人が大勢いたということだ。そしてそれが今の日本では希薄になっているということ。それだけだ。
現代日本の忠臣蔵と言って思い出すのはビートたけしさんのフライデー事件だ。あれも確か12月だった。偶然にも同じ「殿」と呼ばれる人への忠誠心から集まった11名のメンバーが1986年12月9日に講談社に殴りこむ。ああ。当時高校生だったわたしは「たけしが逮捕されちゃった」という同級生の言葉でニュースを知って、最初はとても信じられなくて、でも本当だと知ったときはショックだったなあ。ああなんか思い出したら…。そういえば今日の『忠臣蔵』にたけし軍団のメンバーの井手らっきょさんが町人の役で出ていた。別に意図的にやったわけでもあるまいに、ただの偶然にしてはあまりにも出来すぎで、逆に…

12月15日思い
『その時歴史が動いた』(NHK)を見る。今日は「それからの新選組〜土方歳三、箱館に死す〜」と題し、3日前に最終回を迎えた大河ドラマ『新選組!』のその後という意味合いを込めて放送された番組だ。それまでこの番組を見たことがなくても『新選組!』繋がりということで初めて見た人も多かったんじゃなかろうか。かく言う私も1年、いや1年どころか半年前までは、年末にこのような番組を喜んで見ている姿は想像も出来なかった。そういう事実に直面するとまだまだ人間は変われる余地があることを思い知らされる。年齢を重ねるとだんだん自分の好きなことや好きになることに範囲や限界があるような気はしてこないだろうか。中学生の14歳ごろに影響を受けたものは、後々まで自分の人生を左右するかもしれないくらい重要なウエイトを占めるけど、そこをピークにあとは下降線を辿って、年を重ねるごとに頭が固くなって、新しいことを受け入れる余地がなくなる感じといえば分かりやすいだろうか。受け入れる余地もなくなるのに、受け入れて尚且つ好きになるなんて、なかなか出来なくなるんじゃないかと思いながら日々を送っているところに、こうやって半年前までは考えられないことを好きになっていると本当に嬉しい。そして好きになった時の嬉しい思いをこうして文章にして留めておく場所があるのも嬉しい。あやふやなものがきちんと形になって残るということ。人間の細胞は1日ごとに消滅するから、今日確かに感じた気持ちも明日には感じなくなる可能性だって十分にある。だから今日の「思い」を形に残して、明日の自分に伝える作業は実はとっても大事だと思うのだ。

例によって話が逸れてしまったけど、『新選組!』のその後的な意味合いを持って放送されたこの番組は、明治2年5月11日に箱館で戦死するまでの様子が丁寧に描かれていた。途中何度も、番組の中の土方と、ドラマで山本耕史さんが演じた土方がオーバーラップして駄目だった。(駄目=泣けてきた)。土方の遺骨が今も箱館のどこかに埋まっているというくだりもやっぱり駄目だった。『新選組!』の最終回で「何が正しくて何が間違っているかなんて100年後200年後のものが決めればいい。」という土方為三郎(土方の長兄)が発した印象的な台詞がある。その兄からの言葉を聞いて土方の目に涙がいっぱい溜まっていた姿を思いだして、本当に駄目駄目になってしまった。そしてこれを書きながらやっぱり駄目な自分がいて本当に対処に困る。
それから136年後の日本に住む多くの人が、幕末に生きた土方を始めとする隊士たちの「思い」に心を熱くし揺らしている。案外、その思いや事実が一番大切なことなんじゃなかろうか。136年後の人々に自分の思いが伝わることの素晴らしさ。人々の心に「思い」を残し動かすような生き方が出来る人なんて、そうはいないんだから!

12月16日さあ!全員でツッコミを!
『わかば』(NHK)を見る。

偶然3度も出あった男が友人の兄だと知るわかば

その直後に恋人に振られるわかば

さあこれからどうなる!わかば!

という怒涛の展開から、2週間も経たないうちの今日のスポーツ紙に

挙式シーンを撮影 わかば「原田夏希」

と、笑顔で友人の兄との結婚写真が掲載されているシュールさを、突っ込まずにはいられるか!

12月17日アレ=S
『3年B組金八先生』(TBS)を見る。今日の副題は「中3の父小6の母」。まるで第1シリーズで今をトキメク杉田かおるさんが演じた「十五歳の母」を彷彿とさせるタイトルに「今度は小6なのか!」と驚き見れば、その実態は「十五歳の母」以上にシリアスな内容だった。というのも、小6の母というのは、痩せるクスリを手に入れるために近所のオジサンに身体を売った末のことだったからだ。痩せるクスリというのは、本来の意味での痩せるクスリであるはずもなく、まあ言わずもがなのアレといえば分かるだろう。でもそれ以上に凄かったのは、そこまで(小学校でクラス担任をする金八のかつての教え子に「クラスで妊娠しているらしい女子がいる」と相談される金八&養護の本田先生→3Bの男子生徒から「小6の妹から友達を妊娠させたのはおにいちゃんだと言われ困っている」と相談される金八→それが同一人物の小6の女子だと知る金八→真相を正してみれば「痩せるクスリ云々…」とようやく告白)が前半30分までの展開で、今日の結論ではなかったことだ。真相を知ってみればとてつもなく衝撃的なのにも関わらず、今後の展開の前振りになってしまっているというのはあまりに恐ろしすぎる展開だ。それは同時に『金八先生』がかなり詰め込んだドラマ作りをしていることの証でもあり、シリーズを重ねるごとに重々しくなっている金八の身をドラマとはいえ案じずにはいられない。
これは余談だが、小6で妊娠してしまう女子を演じた女の子の顔は一切画面に映らなかった。まあ打倒な配慮だろう。けど、ラテ欄に書かれているあらすじにはしっかり演じた女優さんの名前が載っている不可思議。顔を映さない配慮を見せたなら、名前も載せないくらいの配慮があってもいいような気がするんだけど、どうなのだろうか。そのへん?

12月18日歴史の因縁 今ここに
今日は気になるニュースから。こないだの日曜日に最終回を迎えた『新選組!』(NHK)。VTRに録ってあるにも関わらず、今日放送された再放送をリアルタイムで見てしまった。「この時代の歴史にはちょっとだけだけど詳しくなったなあ。」なんてことを思いながら、最終回を再び堪能した後で、『土曜スタパ』をそのまんま流れで見ていたら、その後放送されるはずの紀宮さまと黒田さんのご婚約会見が、今日未明に亡くなった高松宮妃の追悼番組に指し替わっていた。「喜びのご婚約会見の予定日に、亡くなるタイミングって」「皇族の特別番組の予定が皇族の番組に指し替わったことなんて今まであったのだろうか」とタイミングの凄さに驚きながらもそのまま訃報の特番を見ていたら、前にも一度ご婚約会見が延期になっていたことを思い出した。確か一度目は中越地震の被害者に配慮したため延期になったはずだ。一度なりとも二度も延期になるなんて…と思いつつも再びTVに目をやれば、亡くなった高松宮妃は徳川慶喜公の孫だという情報が流れてきた。「あれっ?」。なんか妙な引っ掛かりを感じた私は、即座に事実確認すべく調べてみた。するといつ何時だってタイミングについて考えている私にとっては怖すぎる事実が判明したのだった。

中越地震と徳川慶喜の孫と。「この時代の歴史にはちょっとだけだけど詳しくなったなあ。」と思いながらさっきまで『新選組!』を見ていた私には、奇しくもあの当時「賊軍」になってしまった「人」或いは「地域」であることを見逃すはずはなかったのだ。勝てば官軍・負ければ賊軍。無論、その別が皇族(天皇)にあることは言うまでもなく、『新選組!』の中でも、中村有志さん演じる岩倉具視がまだ子供の明治天皇を囲ってしまう(あんまりいい表現じゃないかも)シーンが印象的に描かれている。中越地震が起こった長岡地方(長岡藩)は、戊辰戦争の舞台になった地域だし、また小千谷市は北越戊辰戦争回避のための講和会談が開かれたお寺がある場所だ。また徳川は言わずもがなの存在で、そんなふたつに阻まれて延期になる婚約会見ってばなんだろうか。様々な因縁が100年以上経った今出てきたということなのか?
そしてその一連の出来事が大河ドラマとして『新選組!』が放映されていた年であり、また本当の意味での最終回(再放送を含め)が放映された日の出来事というのも、これまた凄いタイミングだなあと思ったら、急に怖くなってTVを消した。

12月19日膨大は武器
『NHKに言いたい』(NHK)を見る。このところ不祥事が続くNHKで懺悔的番組が放送されていたので見た。NHK職員の様々な不祥事による国民の受信料不払いは社会的な問題になっているので、このタイミングでこういった番組を放送するのはある種必然的なものなのかもしれない。
出演者の鳥越俊太郎さんたちに問い詰められている海老沢会長の顔がアップで映し出されているのをまじまじと見ていたら、この人は一日も早く俳優になって『忠臣蔵』の吉良上野介を演じるべきだという思いが湧いて来た。
私の中で「俳優になってほしい人ベスト3」というのがあって、かなり長い間、不動の3人がいたのに、ここに来て海老沢会長が圏外から一気に第3位に食い込んでいきなり上位を脅かす存在になってきたのには驚きだ。ちなみに第1位は大相撲の海鵬関。あの眉毛は素晴らしく、大相撲界を引退したら断髪しないで時代劇に出て欲しい逸材だ。第2位はNHKの畠山智之アナウンサー。俳優になったら間違いなく大杉漣さんを脅かす存在になると私は踏んでいる。そんなふうに思い始めたのは、通常髪の毛を上げたスタイルでニュースを読んでいる畠山アナが一度だけ下ろした状態でニュースを読んでいるのを見てからだ。その時、何故かよく分からないけどこの人は俳優でも成功するはずだと思ったのだ。無論根拠などなく、ただの私の直感に過ぎない。だから今日の番組で偶然にも総合司会を務めていた畠山アナ&海老沢会長との共演は、私の中では既に『忠臣蔵』だった。言うなれば今日の番組は、大石内蔵助役の畠山アナが、吉良(海老沢会長)の首を取るために奔走するの巻で、そう思って見ていたら、なんかもう…。

と、妄想話ばかりしていても何なので、この件に関して少し。私が今回の一件で直接的に一番嫌だと思うのは、NHKの受信料をかねてから払わなかった人が、今回の一件を上手く利用している点だ。そしてどさくさに紛れてその人数は確実に増えている。NHKの受信料をちゃんと払っている身としては、払わなくても何のお咎めもなくいられる人がウン十万もいると言う事実が兎にも角にも「がっぺむかつく」(@江頭2:50)のだ。そしてその原因を作っているのがNHKであり、そのジレンマの矛先を全て海老沢会長へ向けるしかないというのが辛い。でもまあこれが詰まるところ今の現状なのだろう。海老沢会長が辞任することで全ての問題が解決するとは到底思えないが、今みたいな不公平感だけは一刻も早く改善してくれないと「がっぺむかつく」から。
あと今回見ていて思ったのは、いっそのことお金の使い道を全部公開しちゃえばいいんじゃないかってことだ。番組制作にかかった費用からなにもかも。渡した茶菓子代まで、細かく一気に全部。これはもうNHKに限った話じゃなくて、国民の税金を使って運営している機関は全部したらいいのかもしれない。現在公開しているところももっと細かく。人に見られることは、確実に緊張感が生まれ、同時に浄化作用にもなるはずだ。それはきっと膨大な量になるはずで、見るほうも一苦労なことだろう。でもそれはガッテン承知の助(古!)だ。膨大な量の資料を公開した上で「さあ読んでください!」と開示を全ての機関がすれば、今ぐだぐだ言ってる人も突っ込みどころを探すだけでも一苦労しそうだし、いいと思うんだけどなあ。資料を読んで突っ込むのもめんどくさいから、なら払っとけみたいになるかもしれないしね。不景気の時代なんだ。もともと公務員とか人気なんだし、これくらいのことをしてもいいような気がするんだけどなあ。そうしたら数ある機関のうち、何故NHKだけが『NHKに言いたい』という番組を作って放送しているのかと矛盾が生まれて、凄さと、不祥事しているのはNHKばっかじゃないぞということに気付くかもしれないしね。
関係ないけど、膨大な量と言えばこの日記も気がつきゃ膨大な量になって、書いている私でさえ、目的の日記を探すにも一苦労になってしまった。1998年7月にスタートしてから6年とチョイ。まあよくこれだけ長々と書き連ねてきたものだと思う。あの日の日記の複線が数年後に生きてきたり、伏字部分も数年後に答えが書かれていたりと、それを探すだけでも一苦労で。つまり何がいいたいかと言えば、膨大な量っていうただそれだけのことが、いい加減な人に対しては物凄い武器になるってことだ。未来を退屈させないための過去の記録を、これからもぐだぐだ書き連ねて、膨大に貢献していくので、これからも末永いお付き合いのほどを、よろしくお願いいたします。

12月20日『東京ラブストーリー』から14年
『ラストクリスマス』(フジ)を見る。

『名探偵コナンクリスマスSP』(NTV)を見ていたら、クリスマスSPにも関わらず何故か題材が甲子園を扱ったものだった。この完全な季節感無視は一体何を意味するのだろうかと思いながらもそのまま見ていたら、途中で映画『犬夜叉 紅蓮の蓬莱島 』のCMが流れてきた。
『犬夜叉』と言えば昨年まで『名探偵コナン』の前に(夜7時から)放送されていたアニメで、昨年9月13日放送のSPを持って約4年間の放送にピリオドを打っている。番組スタート時こそ見てはいたもののいつのまにやら見なくなっていたので、4年続いたという事実も最終回を迎えて初めて知ったことだ。「ああもうそんなに続いていたのか」と。結局どんな感じで終ったのかと思って調べれば、ナント!その結末はとてつもない、もやっとボール(@IQサプリ)だったらしく各所で物議を醸し出していた。「私たちの旅はまだまだ続く!」「我々の戦いはまだ始まったばかりだ」的終わり方と言えば分かるだろうか。4年という歳月をかけて見ていた者にとっては、そんな終わり方では納得出来るはずもなく、最終回に「我々の戦いはまだ始まったばかりだ」的なニュアンスで終られても、ったく『キッズ・リターン』のラストシーン(*)じゃないんだから、納得しろと言う方が無理と言うものだ。ただ『犬夜叉』には勿論原作があり、その原作が終っていないという事実を踏まえると、こういう終わり方をせざるを得なかったというのも分かる。それは『名探偵コナン』でも同じことが言える訳で、もしも原作より先にアニメ放送が終るなら、その理由はただひとつ。まあ言わずもがなってことだ。だから『犬夜叉』がこんなふうに終らなくてはならない理由を「打ち切り?」と察したファンがいるのは、ごく自然なことだと言っていいだろう。
最後まで見終えても『名探偵コナン』がクリスマスなのに、甲子園ネタをやっている理由は分からなかった。ただ何となく思ったのは、あまりいい事件ではなかったからこそ(犯行動機を含め)夏はあまりにもタイムリーすぎて放送できなかったのかなということだ。もし夏の甲子園で本当に似たような事件が起きたら、昨今の日本のメディアのこと。コナンがいつ打ち切りの目に遭わないとも限らない。勿論これは私の邪推に過ぎないのだが。
『ラストクリスマス』は、フジテレビがここのところ低迷している月9を、かつて勢いがあった頃を取り戻そうと、月9には『東京ラブストーリー』以来の出演という織田裕二さんを担ぎ出して世に送り出した意欲作だ。そのドラマが本日最終回を迎えたという訳だ。一度もビデオに撮ることがなく全部リアルタイムで見終えることが出来て、私はいつにない充実感でいっぱいになっている。
月9が低迷していると言われて久しいが、そういえば私も今年放送された他の3作品は見ていないことに気がついた。前回見た月9は昨年の同時期に放送された『ビギナー』だ。ちなみにその前は『いつもふたりで』(03年1月期放送)。『東京ラブストーリー』は月9の歴史を語る上で忘れてはならない作品で、これを書くために参考にしているデータベースでも「月9枠では5本の指に入るほどの名作中の名作」と紹介されている。他に「名作」と言う言葉で紹介されている作品が『ひとつ屋根の下』(1993年4月期放送)しかないことを考えても、それがどれほどのものだったか分かるだろう。そんな名作中の名作を、私はリアルタイムで見ることが出来なかった。と言うのも、ドラマが放送された1991年1月当時の我が家ではフジテレビが映らなかったからだ。物凄い単純、かつ都会では想像もつかない理由に思わず苦笑いと言ったところだろうか。でも田舎じゃよくある話なのだ。確かに放送当時から話題は大きかった。主題歌の『♪ラブストーリーは突然に』が、それまで不振だったCD業界を覆すかのように大ヒットしたことが、その事実を物語っている。
私が『東京ラブストーリー』をちゃんと見たのは2年くらい前だっただろうか。もう何度目の再放送なんだろうというときに見て「ああ。こういうドラマだったんだ。」と合点がいき、ようやく喉の痞えが取れた気がした。私にとって思いのほか「フジテレビが映らなくてリアルタイムで見ることが出来なかった」経験が大きくて、それが後々まで尾を引いたせいで、それまで何度も見ようと思えば見ることが出来たドラマだったのに敢えて見ようとしなかったからだ。
特に誰に宣言する訳でもなかったけど『ラストクリスマス』をきちんと全話リアルタイムで見ようと思ったのは、『東京ラブストーリー』に纏わる様々な理由からだ。最後までリアルタイムで見終えて充実感でいっぱいになった私の気持ちが少しはご理解戴けただろうか。
で、肝心の内容は『ラストクリスマス』というタイトルが予感させた(『ラストクリスマス』=「最後のクリスマス」)暗い終わり方を一切せず、絡み合っていた全ての恋がハッピーエンドになったというのもご都合主義で出来すぎで、『犬夜叉』的終わり方でもよかったんじゃ…なんて思わず意地悪なことを考えてしまう始末だった。
『東京ラブストーリー』が終わりしばらく経った頃、ようやく我が家にフジテレビ&テレビ朝日&テレビ東京&ケーブルテレビなどなどが映るようになった。それまでの約20年間をNHKと教育とローカル局(NTV系&TBS系)だけで過ごしてきた私にとって、それは画期的なことだった。見たい番組を見ることが出来る。たったそれだけのことがどれだけ幸せなことなのか。この気持ちが、今の子供たちに理解出来るかな?と『♪キチンライス』の歌詞みたいなことを書いてみたりする。
ドラマが終ったあと『 スーパーテレビ特別版 「衝撃!振り込め詐欺恐怖の極悪脅迫軍団」』(NTV)にチャンネルを変えたら、昨今の振り込め詐欺(オレオレ詐欺のこと)に纏わるドキュメントをやっていた。それはそれはあまりにリアルな番組内容で、最初から見ていなかったことを思わず後悔してしまうような、そんな番組だった。ああ。いつだって幸と不幸が紙一重なように、満足と不満足はセットでやってくる。『犬夜叉』は「もやっと過ぎ」で、『ラストクリスマス』は「ハッピー過ぎ」で、ちょうどいいところは、なかなかないもんなんだなあ。

(*『キッズ・リターン』北野武監督第6作・1996年7月公開の映画。出演・金子賢 安藤政信他。ラストシーンで「マーちゃん。俺たちもう終っちゃったのかなあ」「バカヤロー。まだ始まっちゃいねーよ。」というセリフがある。かなり感動的なシーンだと私は思っている。)

12月21日『♪クリスマス・イブ』の偉大な記録
今日は気になる新聞記事から。今日のスポーツ紙芸能欄に

*同居解消 保坂尚輝
*国分太一 堂本剛 新ユニット
*加賀まりこ事実婚
*松任谷由実コンサート公開リハーサル
*筧利夫結婚
*宮地真緒 光カフェ1日店長
*ヨン様写真集予約を再開
*『NHKに言いたい』視聴率6.5%

という様々な記事の中に混じって、小さく

*19年連続トップ100『クリスマス・イブ』

という記事があるのを発見した。これ、上記のネタに比べると小さいのかもしれないけど、私の中では物凄く特筆すべき記事だと思ったので取り上げることにした。
この記事はつまり山下達郎さんの名曲『♪クリスマス・イブ』が27日付オリコンチャートの99位に入ったことを伝えるもので、それによると同曲のトップ100入りは1986年以来19年連続のようだ。移り変わりの激しい世界でこれはもう記録的なことで、昨年マキシシングルとして再発売されたものの、今年は特にプロモーションをやってないはずなのに、ランクインするのはもう超人的なことのような気がする。
この『♪クリスマス・イブ』は1983年の『Melodies』に収録されていた曲でJR東海のクリスマスエキスプレスに起用され、人々の知るところとなった名曲だ。日本で一番有名なクリスマスソングと言ってもよく、その証として、この曲のパロった替え歌や有名なボキャブラがある。(モノマネや替え歌が多数存在するのは有名な証拠)。ここまできたらせっかくなので来年ぜひ20年連続の記録を達成すべく、山下達郎さんのサイドはなにかこの曲に関するプロモーションというか、ヒット記念と称するというかして、なにかしらして欲しい衝動に駆られる。記録がここで途絶えるのも勿体無いし、今回99位でランクインしたのも何かの縁のような気もするし。ぜひとも。

12月22日ひとつ前のお笑いブームの懐かしさと石田純一の微妙な立ち位置
『あの人は今!?』(NTV)を見る。今週から始まった年末年始のスペシャル番組で賑わうラテ欄に混じって、

あの人は今!?「'04歳末
大捜査線」超スクープ
(1)タトゥー未婚の母に
(2)高塚光vs五択の安田
(3)ニセ有栖川宮(4)天才
子役同窓会(5)ボキャ天

を見つけた。きっと丹念に見なければ見過ごしてしまうはずの番組だったと思う。パッとまず、私の目に飛び込んできたのは「ボキャ天」の文字だった。その後「五択の安田」とか、なぜか興味を惹かれる文字を次々に発見し、これはもう見るしかないと思った。
「ボキャ天」とはフジテレビの懐かしの番組『ボキャブラ天国』のことで、幾度となくタイトルと放送時間が変更されたものの、意外にも長く続いてきたタモさん出演のお笑い番組だ。お笑いブームと言われて久しいが、そのひとつ前のお笑いブームは『ボキャ天』をきっかけに起こったものだ。爆笑問題・ネプチューン・くりぃむしちゅー・Take2などは数少ない成功者の例だろう。解散してしまったコンビも多い。だからきっと懐かしいキャブラーが出るんだろうなあと期待してみていたらナント!出てきた芸人は「X−GUN」という中途半間さだった。彼らだったら隔週必ず『爆笑問題のススメ』で見ている。番組を見ていない人にとっては「おお!懐かしい〜」だったかもしれないが、数いるキャブラーの中から選ぶ「あの人は今!?」としてはちょっと弱い。選ぶなら少なくとも解散組だろう。松本ハウスとか、フォークダンスDE成子坂とか、なんぼでもおるっちゅーねん。
ところでこの番組。追跡される人よりも追跡するレポーターの方が実は「あの人は今!?」なことも多く、今回キャブラーのレポをしていたのはつぶやきさんだった。一部地域では懐かしいのかもしれないけど、最近『笑いの金メダル』等でブチブレイクしたことを知っている身としては、これまた中途半端な人選であることには違いなかった。そうか。所詮他局が紡ぎだしたブームのレポなんてこの程度なのか。
ただ当時のセットを再現して、当時の代表作とも言えるネタをやってくれたのは懐かしくてTVを見ながら大騒ぎしてしまった。「アジアの超特急」「ロンリーウィスパー」ああ懐かしい。懐かしついでに思い出した順にどんどん書いてしまえ。それぞれが誰だか分かるかな?「不発の核弾頭」「電光石火の三重殺」「邪悪なお兄さん」「魅惑のサラブレッド」「遅れてきたルーキー」「彷徨のヒットマン」「罪と罰」「回転禁止の青春」「歌う阪急電車」「列島危険地帯」…。そういえば。キャッチフレーズ「ローリングサンダー」ってコンビがいたのを覚えているだろうか。今回、私が有無を言わさず知りたかった「あの人」的キャブラーはきっと彼らだったと思う。ただ今は事情があって、まあ、あの、そのーーーー…

「五択の安田」は『進ぬ!電波少年』(NTV)で行った企画のひとつ「電波少年的 地球防衛軍」に出演していた超能力を持つ安田ユーシさんのことだ。5枚のカードから当たりを引く確率の異常な高さから注目を浴び、その様子は後にVTRに納められ発売されている。レンタルビデオ店に行けば今でもその勇姿を拝むことが出来るはずだ。(未確認ですが。)その安田さんが今何をしているか、今でも超能力は健在なのかをレポして、ちゃんと成功するのは昔のまんまだった。本人は「勘」だったって言うけど本当かな?勘にしては16連勝とか(当時)あったし凄すぎなんだけど。
あと意外に面白かったのが「ニセ有栖川宮」に騙された人々が一堂に会した場面だった。羽柴誠三秀吉さん・エスパー伊東さん・稲川素子さん(お名前はずっと知っていたけど初めてそのお姿を拝見し感動!)。あと石田純一さんは事情により欠席で、すっかりバラエティが板についた石田さんにもまだまだ最後の一線は越えさせない部分があることを知っただけでも感慨深い番組だった。そしてこの一件で一番得をしたのは、他でもないエスパー伊東さんだと、ビートたけしさんがおっしゃっていたことを知ったこともまた別の意味で感慨深い番組だった。そう。「あの人は今」と言う思いが既に感慨深いんだ。一度もブレイクすることなく「あの人」になることもなく終っていく、多くの人にとって、特に。

12月23日モテたいなら大切なのはタイミング!
『とんねるずのみなさんのおかげでしたSP』(フジ)を見る。『いきなり!黄金伝説。SP』(テレ朝)と『ホットマン2』(TBS)の最終回が被ったので、このふたつをVTRに録って『おかげでしたSP』をリアルタイムで見た。『ねるとん』の芸能人SPがあったからだ。高見盛関とさとう珠緒さんの一件のことがあったのは確か昨年のことだったか。高見盛関の初ゴシップがこの番組絡みの一件で、いろんな意味で嫌な騒動だったなあと思い返している。

さて今年は誰が出てどんな展開になるのかと楽しみにしていたら、男性陣はお笑いが多数を占めていて、女性陣はビックリするくらいパッとしない面々だった。いやっ!ここはもっと正確に言わなきゃ失礼なので言い直そう。男性陣は大多数が今をトキメクお笑い芸人が占めていて、女性陣はモテたくて出るのなら今じゃないだろうという人もいて本当に残念だったと思う。
男性陣で気になったのはキングコングがコンビ揃って出ていたのに、ペナルティはワッキーだけでヒデが本人曰く「ドンドコドンの平畠と同じ扱い」になっていたことだ。本人的には(お笑い人として)美味しかったのかどうかは分からないけど、ヒデも出たら結構イケたんじゃないかと思うのは、私の主観入り過ぎだろうか。それにしても前日発売の写真週刊誌に半同棲をすっぱ抜かれたばかりのキングコングの西野さんが、結局相方の梶原さんと同じ女性にアタックして玉砕する様は見事だった。その女性が四元奈生美さんという卓球で有名な女性(だけど私は今日初めて知りました。ちなみに女性陣のなかでは唯一知らない女性でした。)だったという意外性も見事だった。 関係ないけどコンビで同じ女性にアタックと言って思い出すのは、よゐこのふたりだろう。ふたりにアタックされたその女性は、ナント!「よゐこはふたりでひとりだから」という理由をつけ、ふたりとも選ぶという暴挙に打って出るという前代未聞のことを成し遂げている。残念ながらその女性が誰だったのかは忘れてしまったけど、神田うのさんみたいなテンションを持った女性だったような気がするんだけど…自信はない。けど案外、うのちゃんで正解だったら怖いな。
あと意外にも面白かったのは男性陣の並びだった。
キングコング(梶原雄太・西野亮廣)→ヒロシ→ペナルティ(ワッキー)→中村和裕(格闘家)→半田健人→中村俊太(中村雅俊・五十嵐淳子の長男)→芦田昌太郎(故・芦田伸介の孫)→林家いっ平(林家こぶ平の弟)→ジョン(現『笑っていいとも』青年隊)→波田陽区
分かりやすく言えば、つまりはこういうことだ。
お笑いコンビ→ピン芸人→お笑いコンビの片割れ(身体に自信あり)→格闘家(同じく身体に自信あり)→俳優(仮面ライダー系)→俳優(2世)→俳優(3世?)→落語家(2世)→タレント(フジテレビ系)→ピン芸人
人気絶頂のお笑いコンビで勢いをつけ、そのまま芸人3連発後に相方は呼ばれていないというコンビで一度落とす。その直後に格闘家を配置することで、身体に自信があるワッキーと対決させることが出来る。その次に、残りの男性陣の中から一番身体に自信がありそうな俳優を配置して、そのまま俳優の流れを作り、同時に2世・3世の流れでいっ平まで流す。その後、どこにも所属させずらかった青年隊のジョンさん(例えば24色の色鉛筆をなんとなくのグラデーションになるように並べた時、どこにも入れることの出来ない「ペールオレンジ」みたいなもの)を配置して、最後に今人気絶頂のピン芸人波田陽区さんで落とすという一連の流れの素晴らしさに感動すらしている。この流れの素晴らしさは、個人的に何故だかよく分からないけど今後の人生に役立たせたいくらいだ。重要なのは流れを作ることと、ペールオレンジの位置。
そんな人生訓すらあった男性陣と比べると、やはり女性陣は弱かった。通常は一枠しかないフジの女子アナが2名も出ていたということを考えても、かなり多くの人に出演を断られたんじゃないかいう憶測が浮かぶ。実際女性の身として見れば、誰にも告白されずに終るのはあまりに淋しすぎる結末だからだ。行って玉砕した方がよっぽどいい。
2枠もあった女子アナがまたしても振りやがったとか、まあ思うことは多々あれど、今から書こうとしていることに比べればさしたることもない話だ。そんなことより重要なのは、今回誰にも告白されずに終った坂上香織さんのことだ。デビュー当時は第2のゴクミとも言わしめた彼女が15年経った今、一バラエティの一企画に出て誰からも告白されることなく淋しく散っているという現実がやけに悲しくて、でもそうなった理由がなんとなくだけど分かる自分もいて、見終わったあとなんとも複雑な思いがした。『♪レースのカーデガン』を唄っていた頃の彼女は可愛かったなあ。もしも彼女が15年前にこの番組に出ていたらもっと違った形になっただろうに。でも15年前の彼女だったら決してこの番組の出演を了承しなかっただろうと。そう思うとやっぱりタイミングって大切なんだなと改めて思う訳で。
そういう意味では去年でも、そして来年でもきっと駄目だった熊田曜子ちゃんは、さりげなく一番美味しいところをゲットしたのではないかと思われ、これもまたタイミングのなせる業だなあなんて思っていたら、そういえば彼女『恋するハニカミ』(TBS)ではインパルスの堤下さんとデートしてたなあということを思い出した。で『ハニカミ』といえば、キングコングもそれぞれ宮地真緒さんと原史奈さんとデートしてて、お互い出演者が上手く被らないのが、大人の事情っていうヤツで。そうして人は大人になる。それにしてもだ。お笑いブームといわれて久しいのに、何故このテの番組に女性芸人は出ないのだろうか。北陽とか、だいたひかるさんとか、友近さんとか、出てもいいのに。何故?確実に芸能界七不思議のひとつになってると思う。

12月24日今日の出来杉君
『ぐるナイ聖夜お祈りゴチ!清算はクビは?号泣SP』(NTV)を見る。この企画の年末スペシャルに、ここ最近毎年出演している久本雅美さんと別所哲也さんは、おいしすぎだと思う。あとぎっくり腰で出演できなくなった船越英一郎さんの代わりに奥さんの松井一代さんが出ていて、最後負けて本人不在のままクビになるというのは、筋書きのないドラマにしては筋書きがありすぎで、あまりに出来杉君。そして来年もまた久本さんと別所さんは出演決定に。

12月25日今日一番クリスマスっぽい番組
『チューボーですよ』(TBS)。今日はクリスマス。TV欄もクリスマス特番でいっぱいだ。まず今日の代表的なクリスマス特番は『プレミアムステージ特別企画「X’Smap 虎とライオンと五人の男」』(フジ・放送時間2時間)だろう。その裏番組的存在なのは『さんまのHAPPY Xmas SHOW!!』(NTV・同2時間)だ。他にはここ近年お馴染みになった小田和正さんの『クリスマスの約束』(TBS・同2時間)、『クリスマス『めちゃ×2イケてる! お笑いウルトラXマス底抜け脱線スペシャル』(フジ・同2時間30分)、『メレンゲ“クリスマス温泉で大宴会&涙の…メンバーご卒業SP”』(NTV・同2時間)などがあり、静岡ローカルでは何故か『クリスマスポーツ』(テレビ静岡・同1時間)なるドンドコ平畠さんが局アナとコンビを組んで出る番組がある。
こんなふうにそれぞれにクリスマス特番が放送される中、私が一番注目の番組が冒頭にも記した『チューボーですよ』(TBS)。一言もクリスマス特番は言っていないのにも関わらず、一番クリスマス特番っぽく感じたのは、ゲストがKABAちゃん・仮屋崎省吾さん・山崎トオルさんという面々だったから。こんなスペシャルな面々なのに、放送時間はいつもと変わらぬ30分で、ああ、勿体無い。

12月26日ドラマの突然異変を受け入れろ!
『新選組!総集編』(NHK)を見る。『新選組!』誕生からドラマを見始めたものとしては、そこに至るまでの道程をずっと見たかったので、総集編でだいたいの感じがつかめて嬉しくて堪らない。総集編のために新しく映像が追加されたり、座談会が開催されたりするなんて、これまでの大河ドラマではなかったことだと思う。大河ドラマ『新選組!』を朝ドラに例えると、きっと『てるてる家族』だと思う。いわば突然変異。凄くいいのに、突然変異を受け入れられない人にとっては、嫌われちゃう感じも物凄くよく似ていると思う。そしてその両者を物凄く愛しているわたしは、両者が奇跡的に同時に放送されていた今年1月から3月の期間は黄金期だったことを改めて思い知り、何故にそんな黄金期を無駄に(『新選組!』を見なかったのかということ)過ごしてしまったのかと悲しくなった。これはもう、DVDで完全制覇するしかなさそうだ。今度は自分だけの黄金期を作るために。

12月27日意外な人の緊張と『ガチンコ』の後悔
『M−1グランプリ2004』(テレ朝)を見る。昨日、放送時間が『新選組!』(NHK)と被ったのでVTRに録って今日見た。ざっと総括すれば、ある意味予定調和的に敗者復活した麒麟と、最早一時の勢いはない笑い飯を差し置いて、アンタッチャブルと南海キャンディーズが絶好調だった大会というところだろうか。
個人的なポイントを言えば、千鳥が昨年と同じくトップバッターで登場してまんま最下位まで転落していったところとか、実は一番楽しみにしていた東京ダイナマイトにも関わらず松田さんの緊張ぶりが手に取るように分かって見ている私も一緒に緊張したとか、トータルテンボスの大村朋宏さんのカツゼツは物凄くいいのに何故ボケをやっているんだろうとか、審査員に今年もナンチャンいたねとか、がある。
前述のように今回の出場者の中で一番楽しみにしていたのは、何を隠そう東京ダイナマイトだった。松田大輔さんの玄人好みの立ち居振る舞いと、ハチミツ二郎さんのスマイルは独特で、そのことは「世界一のスマイレスト」と題した書いた7月9日10月7日付鑑賞日記にも書かれている。そんな折、彼らが『M−1』の決勝戦に進んだという情報が入り、それはそれはもう驚いたものだ。と同時に、コントしか見たことのないコンビだったので「え?どんな漫才をやるんだろう。」という興味が湧いた。そして本日『M−1』のステージに颯爽と登場した彼らを見て、私が何より驚いたのは彼らの衣装がぶっ飛んでいたことだ。羽根みたいなふわふわとした衣装を着て、大凡これまで見たこともないようなものだったからだ。これはたけし師匠からの贈り物だろうか。それともたけし師匠からの直伝だろうか。それともたけし師匠の…って、全部たけし師匠からのって決め付けかい!!って。(一応ノリツッコミ)。初めてTVで彼らの漫才を見て確かに発見はあった。けど、特に松田さんの緊張振りが素人目にも手に取るように分かったので、「楽しむ」より「緊張感を味わう」方が先にたってしまったのはちょっと残念だったと思う。正直、松田さんがここまで緊張して、その感じが私にまで伝わってくるとは全く想像していなかった。勿論誰だって大舞台に立てば緊張くらいはするのが普通だと思う。ただこれまで緊張のそぶりなどほとんど感じたことのない人だったから、あまりにも意外でビックリしてしまったのだ。ぜひ来年こそは今年以上の活躍をしてもらいたいものだと思う。勿論『M−1』のみならずね。
今回ダークホース的存在で決勝に進出した南海キャンディーズはそれぞれがかつて別な人とコンビを組んでいた過去がある。山里さんは足軽エンペラーで、しずちゃんは西中サーキットで。もう各所で語りつくされているような気もするけど、当時の空気をリアルに感じていたひとりとしては、どうしても避けて通れないので敢えて語らせて戴くことにする。足軽エンペラーはかつてTBSで放送されていた『ガチンコ』の一企画「漫才道」の優勝者だ。オール巨人師匠を講師に迎え、漫才の道を精進するというこの企画に参加していたコンビには、今をときめくレギュラーや、天津らがいる。レギュラーは名作「あるある探検隊」を発掘する前だ。足軽エンペラーの山里さんは企画開始早々に髪形について巨人師匠からお叱りを受けており、その姿は今でも何故か脳裏に焼きついている。その姿を知るものとしては、今日の晴れ舞台はあまりに感慨深かった。審査員から誉められている山里さんを見て「ああどうして審査員に巨人師匠がいないのか。」とTVに向かって突っ込んでいたのは、決して私だけではあるまい。漫才道は2000年頃に放送されていた企画だったろうか。過去の鑑賞日記を紐解いてもその事実は明記されていないため詳しいことは分からないけど、書いていないなんてなんて勿体無いことをしたものかと思っている。それこそ鑑賞日記の醍醐味なのに。何のために長く続いているのかと。自分で自分を突っ込まずにはいられなかった。ああバカバカ自分。
アンタッチャブルが優勝して、これで吉本→非吉本→吉本→非吉本になったので、来年は吉本の番だろうか。そういえば、紳助さんと松本さんがいなかったのに、思ったほど違和感がなかったのは随分不思議なことだった。だから過労死だけはせぬように。これが2時間見終えて一番痛切に感じたことというのも、本末転倒なのかもしれないけどね。

12月28日平畠さんのオーラのなさが生きる時
『逃走中』(フジ)を見る。リアル鬼ごっこといえば分かりやすいだろうか。早朝渋谷の一角を使って、芸能人が鬼ごっこを行う、いわばこれはそういう番組だった。番組HPによると番組解説は以下の通りされている。

「逃げる者」「追う者」「エリア」「時間」、そして「報酬」という5つの基本要素で構成。エリア内で、制限時間内に逃げ失せたら、逃げた時間に応じて報酬を得る――という番組です。報酬は1秒逃げる毎に加算。その金額は、画面上に残り時間と共に表示され、リアルタイムでランナーの報酬額が分かります。  ランナーは、幅広い分野のタレントで構成されます。一方のハンターは、キャラクターの無い無機質な存在。いわばマシーンです。
番組ルールは以下の通り。
(1)エリアを「見慣れた街」に限定
(2)60分の逃走時間を、「60分」で描く“リアルタイム風”放送
(3)ランナーは逃げた秒数に応じ報酬を得る
(4)自首をすれば、その時点までの報酬を得る
(5)但し、捕まったら報酬はゼロ

袴田吉彦・ゴルゴ松本・藤崎奈々子・浅香唯・出川哲朗・岡田義徳・島崎和歌子・セイン・カミュ・金子貴俊・嶋大輔・森下千里・平畠啓史(敬称略)という出演者の中で、最後まで生き残ったのが岡田くんと平畠さんだったというのが何ともおかしい。特に平畠さんにおいては、一度もハンターに見つかることなく逃げ延びており、番組の中でもしきりにナレーターが「芸能人オーラがない云々」と言っていたように、逃げ延びて報酬は得られたものの芸能人としてはいいのかどうかよく分からなくて、でもそれが平畠さんのキャラクターな訳で…と考えていたらもう笑うしかなかった。平畠さん。いろんな意味でおいしすぎ。
ところでこの番組。見ている分には楽しくて良いのだが、やっている方は相当緊張するようで、その緊張感はよく伝わってきた。ただこの番組。ルール的には秀逸だけど、でも確実に女性は不利だ。ハンターが男性ということもあり、見つかったら逃げられない=即捕獲ということになるからだ。そこをもう少し改善するときっともっと面白くなると思う。また見たい番組のひとつだ。

12月29日マイクの逆襲
『笑っていいとも!年忘れ特大号』(フジ)を見る。オープニングでタモさんが、音声さんのマイクが近過ぎると苦言を呈したら、最後の物真似コーナー(いわば年末特大号のメイン)では特にマイクがハウリングを起こして大変なことになっていた。これはきっとタモさんがオープニングで音声さんのこと怒ったからだ。これがマイクの逆襲でいいとも?

12月30日ココリコは身体張ってナンボな訳です
『いきなり!黄金伝説。』(テレ朝)を見る。ココリコの田中さんが1週間海苔だけで生活する男の伝説に挑戦していた。この企画が行われることを知ってからというもの、懐かしさと嬉しさでいっぱいになり、ワクワクしながら夜9時の放送を待ってTVの前に鎮座した。ラテ欄に3年ぶりと書かれていたのを見て、改めてやらなかった日々の長さを感じ、どうしてやらなくなってしまったんだろうかとその理由を考えては見たものの答えなど見つかるはずもなかった。まあお笑い芸人がネタをヤラなくなるとか、グラビアアイドルがグラビアをやらなくなるようなものだとは、薄々気がついているけれど。
『いきなり!黄金伝説。』はかつて深夜に放送されていた『ココリコA伝説』『ココリコ黄金伝説』がゴールデン進出することで生まれた番組だ。「ファミレスのメニューを食べつくす男」「うなぎパイだけで生活する男」「ガリだけで生活する男」「卵だけで生活する男」など、ココリコのふたりが身体を張った様々な企画に挑戦するのが楽しい番組だったのに、今は「節約番組」と化し、ココリコの存在理由すら分からなくなっている。そんななか久々に田中さんが身体を張った企画に挑戦するのを見るのは楽しいものだった。この企画をやるまでは、特に思い入れがあった訳でもないであろう味海苔に著しい執着を持ったりする場面は最高で、「♪クイズッ・クイズッ…」のテーマソングに乗って登場する、1週間耐久企画お馴染みのクイズコーナーも懐かしく、ああ私が好きだった頃の伝説が帰ってきたんだなあと感慨深くなってしまった。
それでもまたしばらくはこの企画をやることはないはずだ。次は3年後どころか、5年?いや、もうないかもしれない。ただまあ。グラビアアイドル卒業を声高らかに宣言したはずの人が、泣かず飛ばずになったら、グラビアアイドル時には決してやらなかった姿で登場なんてことも、強ちありえない時代な訳だから、期待して待っていようかと思う。次は、何の伝説で行こうか。鰹節あたり、どう?

12月31日大晦日のお約束
『第55回紅白歌合戦』(NHK)を見る。今年も年末まで無事書き終えたことに感謝。昨年と同じく箇条書きに感想をば!

【見て思ったこと・1】オープニング。昨年自宅から中継された松井選手に代わり、今年はNHKホールでの野口みずき・野村忠宏・室伏孝治のアテネオリンピックの金メダリスト三選手による宣言で開幕。野口さんの衣装はヒラヒラ平畠(ウソ)。
【見て思ったこと・2】トップバッターは上戸彩ちゃん。紅組のトップバッター候補は大塚愛ちゃんと事実上一騎打ちだと思っていた私にとって、この結果は納得。愛ちゃんは後半戦に。だったら『♪さくらんぼ』じゃなくて『♪金魚花火』か『♪大好きだよ』でもよかったのでは?っていうか、そっちが聴きたかったような気がしないでも。でも「♪もう一回!」なくして今年の大塚愛ちゃんは語れないか。っていうか、上戸彩ちゃんのことなんも書いてないし。
【見て思ったこと・3】TOKIOが男性のトップバッターに。10年選手が何故こんなに早く?の答えは、多分他局で放送されるジャニーズ年越しライブのためが正解。
【見て思ったこと・4】aikoちゃんの衣装はいつも、どの女性出場者よりも普段着っぽくていい。
【見て思ったこと・5】ジョン健ヌッツォさん登場。密かに(でもないけど)今回の出場者のなかで一番楽しみにしていた人。『新選組』のテーマ曲を声高らかに歌い上げて感動。ハイ。主にハミング(?)の部分が多くて歌詞は非常に短い曲なのだけど、だからこそ歌の上手さが問われる訳で。返す返す残念なのが、SMAPが辞退したこと。もしも出てたら隊士役の出演もあったのかもしれないと思うと残念無念。
【見て思ったこと・6】水森かおりさん。演歌なのに水色のロングドレスを着用。着物を着ない演歌歌手は珍しいのでは?
【見て思ったこと・7】川中美幸さん。意外にも前半戦に登場。毎年このあたりで登場して必ず後ろで小芝居を打たれ、自らの曲が芝居のBGM化してしまう鳥羽一郎さんが今年は後半戦に出場するため、その代わりの餌食(?)になってしまったのが川中さん。後ろの小芝居を見ていたら、その中にナント!鳥羽さんのお姿を発見。にしてもなあ。小芝居を後ろで打たれるって歌手としてどうなんだろう。みんな歌手より後ろの小芝居を見てることは明白だし……。で、教訓!!小芝居を打たれないためには、『♪おもろい女』とかいう歌を唄うのは止めたほうがいいのかも。少なくとも『紅白』でちゃんと自分の歌を聴いてもらいたければ。
【見て思ったこと・5】後藤真希&松浦亜弥。クリスマスソングとお正月の歌の合間に、それぞれちょっとずつ自分の持ち歌を唄う。あーとりあえずは良かった良かったと思ったのは、私だけ?
【見て思ったこと・9】nobodyknows+ノリノリで唄う。でもなあ。『紅白』って客席が恐ろしいほど寒いから、こういうノリノリの曲唄っても駄目なんだよなあ。と思っていたら大凡予想通りの展開に。Gacktさんは初登場の年にノリノリの歌を唄って大失敗(客席のノリが悪かったという意味)した経験則で、翌年から今年まで全部バラードを唄っております。はい。しかももう立って唄うのはケッコウ!と思ったのかどうかは分からないけど、その後はずっと座って唄っとります。はい。年末に『♪12月のラブソング』のようなバラードを発売するのは、確実に紅白対策だと踏んでおります。私は。
【見て思ったこと・10】美川憲一さん。意外に早いところで豪華衣装を披露。でも例年よりジミに感じたのは気のせいだったろうか。
【見て思ったこと・11】Every Little Thing。いっくん(ギターの伊藤一朗さん)を見て「今年も紅組の男はこの人だけかあ〜」と思っていたら今年はドリカムがいたことを思い出し即脳内訂正。持田さんって最近唄い方がちょっとヘンになってきてるなあと思いながら、彼女の顔を見ていたら彼女の髪形が異様に厚くまっすぐになっていることに気がついた。その姿は、ふかわりょうさんやバナナマン日村さんや南海キャンディーズ山里さんを彷彿とさせ、4人で新しいユニットが組めそうな気がした。そしたら理由(わけ)もなくワクワクしてきた年末。取り敢えずユニット名はブラックヘルメッツで。略してBHM。
【見て思ったこと・12】ORANGE RANGEは沖縄から中継!今回唯一の中継組。その中継に何故数多いる歌手の仲から彼らが選ばれたのだろうか?個人的には中継には反対(中島みゆきさんにもNHKホールで唄って欲しかった!)な私は、客席全てが自分たちのファンでノリノリに歌い上げている彼らを見て、誤解を恐れずに言えばちょっとズルイなという印象を持った。というのもさっきも書いたように拘束時間や小芝居参加、そして客席の寒さも全て含めて『紅白歌合戦』なので、その殆どを体感しないまま、まるでプロモ的に中継で済ますのは心象的に嫌なのだ。今年で言えば同じように『紅白歌合戦』に初出場出来たnobodyknows+を思えばなおのこと。拝啓nobodyknows+様。紅白のお寒いショックでどうかnobodyknows−になりませぬよう。
【見て思ったこと・13】島谷ひとみさん。中継明け即座に登場。クジャクの羽のスカートを穿き、歌い上げる彼女の姿を見ていたら「今年後半はデビューのきっかけとなった島田紳助さんが騒動を起こしたり、また新潟中越地震の時は近くの会場にいたりして、いろいろ大変でしたね。」と心の雄たけびがしたせいで、肝心の歌を殆ど聴けず終い。堪忍。
【見て思ったこと・14】氣志團。まるでお笑い枠のような活躍ぶり。過去の紅白の名作をパロって、それぞれのキャラが登場した中でも笑ったのは、とんねるずの「受信料を払いましょう」と背中に書いた赤鬼&白鬼の姿。NHKの騒動で受信料問題が騒がれている中、実は今年一番再現してほしかった扮装だったのかも。あと、あれはカツラの下にカツラってことでOK牧場?あともうひとつ、途中で審査員の日野原重明さんが唖然とする姿が捉えられていたのは、スイッチャーの手腕だろうか?
【見て思ったこと・15】審査員と言えば、橋田壽賀子さんがどこか途中で「ここまで唄った歌私は全部知らない曲ばかり!」と言っていてただでさえ寒い会場の温度を下げていたことに警告1。それを聴いて即座に「後藤真希ちゃんたちが歌ったクリスマスやお正月ソングも知らんのかい!」と突っ込んだ私だけではあるまい。あの『渡る世間は鬼ばかり』(TBS)の脚本家の発言なのかと思うと少々ゲンナリ。
【見て思ったこと・16】島倉千代子さん8年ぶりに紅白の舞台に登場。その8年前の舞台をNHKホールの前から4番目の席で見ていた私は、その年で事実上の紅白引退をした理由がなんとなくだけど分かっているので、今年カンバックすると知り大丈夫なのかいな?と思っていたのも事実。けど8年前のようなことにはならずに一安心。
【見て思ったこと・17】前川清さんの後ろにゴスペラーズが。往年のグループ。クールファイブを思い出す。「あれ?珍しい髪形の人がいない!」と突っ込んだのは多分私だけ?かな?
【見て思ったこと・18】夏川さんと平原さんの間にニュース。あれ?毎年このニュースって5分じゃなかったっけ?気のせいかなあ?
【見て思ったこと・19】韓国からの出場者Ryuさん。『♪最初から今まで』を聴きながら、確か今年この曲をテツトモがカバーしていたことを思い出し、昨年はなわや若手芸人が賑わせた紅白のことを思い出す。もう1年。そういや波田陽区さんと青木さやかさんの出番は短かったなあ。青木さんに限っては台詞も短かったし。そういや今年は毎年お約束の爆笑問題の漫才がないんだよな。淋。
【見て思ったこと・20】今年のイベントは旗揚げ合戦。これってやっぱりなくていいんだよなあ。ある意味は、協力的な歌手と非協力的な歌手を区別出来ることくらいだもの。でもこれ意外に重要事項。今年で言えば、白組では気志團がいろんなイベントに協力的で、紅組ではハロプロの年長組が相変わらず協力的で好きです。
【見て思ったこと・21】浜崎あゆみさん登場前に初出場歌手(上戸さん・大塚さん・平原さん)を伴って来たのは島倉さん。昨年も似たような場面があったような気がするけど、その時引き連れてきたのは誰だっただろうか?いや何が言いたいかと言えば、この役割にあまりにも島倉さんが似合っていて感動したということだ。舞台袖で3人が島倉さんを交えてどんな会話をしていたのか想像するのはなかなかオツなもので。
【見て思ったこと・22】ゴスペラーズ。本日2回目の登場(前川)。事前番組で彼らが『紅白』には毎回何らかのトラブル(歌詞忘れたり、衣装にコーヒー溢したり)があると言っていたけど、今年はどうだったのだろうか?
【見て思ったこと・23】どのへんだったか忘れたけど、このあたりで森光子さんが審査員席でインタビューを求められて「裏方が大変ですねえ。」と労いの言葉を。大舞台を長年経験している森さんらしい言葉だなあと思って聞いていたら、「どうやら長くなりそうだ。」と察した司会の堀尾アナに強制終了される。まあ時間時間で動いているものなので仕方がないのだろうが、本当はもっと発言したかった森さんはさぞかし残念だったはず。でも森さんがそれより残念だったのは、同じく審査員に呼ばれていたタッキーの隣に座れなかったことだろう。ところで、実際『紅白』を見に行くと、舞台の晴れやかさよりTVには決して映らない裏方の大変さが何より印象に残るので、1度くらいは話のタネに見ておくのもいいかもしれませんよ。
【見て思ったこと・24】マツケンサンバ2。『紅白』だったのでもっと派手なのを期待していたけど、さしたることもなかったのは、きっと期待しすぎたせいだと思うことにする。今日は『レコード大賞』(TBS)でも一度披露しているので、白塗り→落とす→白塗り→落とすという行為をしているはずで、お疲れさまっす!
【見て思ったこと・25】ゆず。今年はNHKホールで見事に歌い上げる。ゆずって歌が上手かったんだということを失礼ながらも再認識する。歌前に体操でメダルを取った選手が一言づつメッセージをいう中に、実況で一躍有名になった刈屋富士夫アナのお姿を発見。いつも大相撲中継で拝見するときとは違った面持ちでNHKのアナとはいえ緊張しているのか明白。気のせいか5歳くらい老けて見えました。ゆずの後ろには松任谷正隆さんがピアノ演奏を。ユーミン登場への布石でしょうか?
【見て思ったこと・26】さだまさしさん。随分ロックな歌を。全然期待していなかったのに、ずっと歌詞を読んじゃいました。
【見て思ったこと・27】倉木麻衣さん。遂にNHKホールに登場。個人的に聞いたことがあるのかないのか分からない歌を歌い上げる。いつか、この紅白でデビュー曲を唄ってくれますように。あといつか「旗揚げ合戦」とかのイベントに出てくれますように。それは決して格を落とすという意味じゃないからさ。
【見て思ったこと・28】森進一さん。昨年の長渕ソングに続き、今年はZARDソングを唄う。それでもイマイチ売れない現実に、きっと森さんは『♪冬のリヴィエラ』が忘れられないんだろうなと思う。『♪冬のリヴィエラ』再びみたいに思ってるんだろうな。無理もない。だってあれは名曲だもの。勿論CM効果もあったんだろうけど、それがなくても十分名曲だからねえ。
【見て思ったこと・29】石川さゆりさん。今年も安定してこの位置で登場。私にとって和田アキ子さんでも小林幸子さんでもないんだよねえ。何かといえば『紅白歌合戦』の紅組のイメージ。なんかこの人が出てくると今年も終わりというか。誰がトリを務めたとしても、私の中では永遠の紅組トリのイメージ。そういえば、この人、ずっと連続して出てるイメージがあるけど、1回だけ中抜けがあるんだよね。それは何故か?答え・出産のため。唄わなかったけど、NHKホールには応援に来てんだよねえ。
【見て思ったこと・30】平井堅さん。よもや、こんな後半に。石川さゆりさんのあとだなんて。
【見て思ったこと・31】小林幸子さん。昨年までの豪華衣装を封印。っていうか、もういいかも。いい機会だったのかも。こんなにもちゃんと歌を聴いてもらうのだって、あの豪華衣装と一緒だったら一生敵わぬままだろうし。泣いてましたね。紅組優勝はきっと彼女の涙と昨年の反動でしょうな。
【見て思ったこと・32】今年は会場審査がない。野鳥の会も野鳥研究部も、暗算日本一もない、紅白なんて…
【見て思ったこと・33】よいお年を。

今年も鑑賞日記を愛読していただきましてどうもありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。


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