かこの鑑賞日記2005年2月1日〜2月28日
2005年1月1日〜1月31日
2月1日誰かのキセキが叶う時
今日は気になる新聞記事から。新潟県中越地震の直前に、小千谷市と山古志村で撮影された映画があったという記事が掲載されていた。記事によると、昨年10月23日の地震の前、地元住民約200人もエキストラとして参加して撮影され、映像には大きな被害を受けたニシキゴイの養鯉(ようり)場、棚田や棚池など中越地区の美しい風景が収められているそうだ。カンヌ映画祭への出品も検討されているという。その映画はドイツ映画で「The Fisherman And His Wife(漁師とその妻)」(仮題)。ロケは昨年10月10日〜14日まで小千谷市と山古志村で行われ、ロケ地として経営する養鯉場を提供した人によると「地震前のものが映っているだろうし、楽しみにしている。」のだそうだ。
この記事を読んで、とても複雑な思いがした。なにか大きな身辺を揺るがす出来事が起きると、それまでの世界がとても光り輝いて見えることがある。ああ昨日までは、さっきまでは、幸せだったなと。それが当たり前に存在していたものであればあるほど、そして揺るがす出来事が悲しみであればあるほどその思いは強くなる。多かれ少なかれ、そんな悲しみを体験したことのある人は多いだろうし、その気持ちを体験せずに一生生きられれば幸せなことなのかもしれない。けど「ああ昨日までは、さっきまでは、幸せだったな」と思う気持ちを知っていれば、「今」の状況がきっと大切に思えるだろうから、それもまた体験せずに得る幸せとは違った意味での「幸せ」の形なのだ。
とは言うものの、立ち直るにはいつだって時間がかかる私には、震災からまだ4ヶ月も経っていないのに「地震前のものが映っているだろうし、楽しみにしている。」という地元の人の言葉はあまりにも前向きで尊敬してしまう。まだ幸せだった頃の映像を見せられて、「楽しみ」という感情に行き着くまでには、私だったら4ヶ月じゃ到底無理だからだ。強いなと思う。
にしても、震災10日前に撮影が終わった映画が存在するというのは、それだけでキセキなのではなかろうか。誰が望んだキセキなのかは知らないが、映画を見た地元の人が、涙じゃなくて笑顔で見終えるなんてことがあったら、私はその強さにますます尊敬しそうだよ。

2月2日ミムラさんの未来は?
『Matthew’s Best Hit TV』(テレ朝)を見る。ゲストのミムラさんが「未来リサーチ」というコーナーの中で小笠原まさやさんに「近い将来、外国人と付き合います。しかし相手には本命がいるので付き合っても捨てられます。その後、傷心するミムラさんを慰めてくれる芸人さんと付き合う事になります。」と言われていた。何人か羅列された芸人さんの中で、一番好きなのは今田耕二さんとミムラさんが言えば、小笠原さんもこの中で一番愛称がいいのは今田さんだとご推薦。ふーん。

2月3日本当の終わり
今日は気になる芸能ニュースから。テレ朝で放送されている人気シリーズ『はぐれ刑事純情派』が4月スタートのシリーズ18作目にして終了するそうだ。1988年にシリーズ第1作が放送されて18年。ふたりの娘も31歳と36歳になり、主演の藤田まことさんは71歳なので、現実世界だったらとっくに定年退職している年齢だ。だからまあ18年もよく続いたというのが正直なところなのだろう。人気シリーズだったのでなかなか辞めるきっかけがつかめなかったというのもあるだろうし。それにしてもこのドラマ。静岡ではしょっちゅう再放送をやっているので、本放送より再放送の方がよく見ている気がする不思議なドラマだ。だからきっと最終回を迎えても、その後何度も何度も再放送されて、きっと終わった気がしないんじゃないかなあ。本当に終わったなと思うのは、きっと「そういえば再放送すらしなくなったな。」と気付く日だ。

2月4日「らしさ」が戻ってきた回
『3年B組金八先生7』(TBS)を見る。給食費をあれこれ理由をつけて滞納する生徒の両親に金八先生が喝を入れるシーンは、今期のシリーズではイマイチ「っぽさ」が消えている金八の本来の「らしさ」が取り戻された気がして、久々に「すかっ」とした。それもこれも両親役の田口浩正さんと阿知波悟美さんの異様な存在感が合ってこそだと思うのだが、説教じみた金八先生の姿をなかなか見ることが出来なかったから、往年のファンとしては嬉しい限りだ。それに最初はため口ばかりで小憎たらしかった伸太郎も、いつの間にかため口が消えていたしね。久々に金八先生はこうじゃなきゃと思えるようなお話で満足。

2月5日共通項は?
『めちゃ×2イケてる!』(フジ)を見る。宮川大助・ほんこん・松尾伴内・品川祐・岩尾望の5人が登場した瞬間、何も前情報がなかったにも拘らずすぐに共通点を見出して、そしてそれがまさしく正解だった時の感じといったら……

2月6日最後の出演
『平成教育予備校』(フジ)を見る。
(後日記)いつもみたいに何気なく録画してみたこの番組が、事実上堀江社長最後の出演になってしまったことにより、ハードディスクから消せなくなるなんて……想定の範囲外だ。

2月7日露天風呂復活希望
『内村プロデュース「2005年出る杭打ちまくりスペシャル」』(テレ朝)を見る。せっかくの85分SPなのにイマイチなのは、ここのところSPのときは何故か「すごろく」(しかも予定調和の)だと決まっているからか。こういう事実に気がつくたびに、この番組はある程度のレギュラーだけでチマチマやっているほうが似合うことに気付く。ってか露天風呂は次いつ?

2月8日ヒロシはヒロシのままで…
『ぴったんこカン・カン』(TBS)を見る。初期の頃の面影をすっかりなくしてしまった番組を、ヒロシさんがゲストということで久しぶりに見た。最近バラエティ番組のゲストとして出捲くりのヒロシさんなので「赤裸々に暴く!」みたいな感じで、四畳の極小住宅やホスト時代の写真を公開されても赤裸々でもなんでもない。でもまあこれはある程度一斉を風靡した者の宿命みたいなものなので仕方がないことなのかもしれないけど、話をする方も同じことを何度も何度も…ホント大変だなあと思ってしまう。ただそれが分かっているにも関わらず、「ヒロシが出るから」と言って見てしまうのは、語り尽された話の中にひとつでも初めて聞く事実があれば嬉しいからだ。今日も、そういえばこれまであまり流されることのなかった、ブレイク前のヒロシさんのライブ映像を見ることが出来たのは収穫だったと思う。なぜならそこには今とは間合いが少しだけ違うヒロシさんの姿が映し出されていたからだ。今の間合いの方が断然良くて感動した。一言で間合いと言うけれど、実は非常に大切で、例えばほら!演歌歌手あたりが昔の自分のヒット曲を唄っても、昔とは違う何かが邪魔をして「あれ? 歌が変になってる!」って思うことってあるじゃない? 所謂それが「間合い」という奴で、そんなふうに考えると、その人の歌が今ヒットしないのは「間合い」が原因ということも十分考えられる訳で… 
ヒットした頃といつでもいつまででも変わらぬ間合いを届けることが出来れば、一番ステキなことなのだけど、簡単そうでなかなかそう上手くいかないのは、いろんな意味で変わっていかなければ世の中を上手く渡っていけないのと同じで、なんか切ない。ヒロシは今のヒロシのままで……いてほしいとです。

2月9日今年の漢字は「株」?
今日は気になるニュースから。
(後日記)今日から長い長いライブドアVSフジテレビ・ニッポン放送の戦いの日々が続くなんて…想定の範囲外だ。

2月10日南セントレア騒動で考えた「恥ずかしさ」
今日も気になるニュースから。話題の「南セントレア市」が白紙になったそうだ。伝える新聞記事には「街に似合わない名前。住所を書くのが恥ずかしい。」(美浜町の女性)という意見も掲載されていたので、どうやら住民の強い反対から白紙になったことが伺える。

このニュース。いろいろ気になることがあったのでちょっと真面目に調べてみた。調べてだいたいのことが分かり「なるほど!」と頷いては見たものの、私自身妙に引っ掛かりを感じたのが「住所を書くのが恥ずかしい。」という心理についてだ。実は。なんて改めて告白するほどのことでもないけれど、一地方の片田舎で育った私は、所謂都会と呼ばれる場所で住所を問われた時、市町村名はおろか、県名すら答えるのが随分恥ずかしかったものだ。静岡に来て随分その思いは半減したけれど、それでも今住んでいる市町村名を答えるのには抵抗がある。そういう思いを抱えてずっと生きてきた身としては、縁も所縁もないようなカタカナ言葉の市町村名になって、住所を書くのが恥ずかしいという美浜町の女性の思いは少しだけ理解出来る。ただ名前云々で恥ずかしがるのと、そこに住んでいること自体で恥ずかしがるのとでは、同じ恥ずかしさでも大きな違いがあるような気がするけれど。
きっと田舎コンプレックスというヤツなんだろう。特別都会が偉い訳じゃないことくらい分かっているし、自分の住んででいる街が嫌いな訳でもないのに、中途半端に都会を知ってしまうと田舎の駄目な部分ばかり目に付いて、住所すら答えるのに躊躇する自分になってしまう。仮に県名を略して市町村名を答えたとしても誰一人分かってくれないようなところに住んでいる身の悲しさといったらない。田舎しか知らない人は、住んでいる街が田舎であることにすら気づかないから、きっと恥ずかしいなんて微塵も思わなくて、それはある意味幸せなことだと思う。でも私は知ってしまった。これも一種の悲劇なのだろうか。しばしば埼玉が「ださいたま」とか恥ずかしい場所の代名詞のようにされてしまうのも、都会に近いが故の悲劇なのだろう。あっという間に行くことが出来たら、東京を知らないままでいるほうが無理というものだ。
それにしても合併で変な名前の地名になってしまう市町村の多くが、田舎であるという現実は重い。長いこと私が答えるのに躊躇していた故郷の地名もこの合併で姿を消し、別な市名に生まれ変わることになった。恥ずかしさがひとつ消えてもまた別の新しい恥ずかしさがひとつ増えるだけで、差し引きゼロの合併はいいのか悪いのかすら分からない。
ひらがなで「さいたま」になった「さいたま市民」には恥ずかしさはないだろうか。「南アルプス市民」はどうだろうかとふと考えた。そういや、今年の年賀状。郵便番号が7桁になってから宛名書きの市町村名を略して書いているのに、なぜか「南アルプス市」に住む知人宛ての年賀状だけは略さずに、ちゃんと書いたんだっけ。話題の市に住めて、ちょっと羨ましいななんて思いながら。そしてこんな気持ち、都会に住んでいる人には一生分からないんだろうななんて思いながら。

2月11日藤井悠さんという人
『恋するハニカミ』(TBS)を見る。話題のヒロシさんと『金曜かきこみテレビ』でもお馴染みの藤井悠さんのデートを楽しく見た。終始おどおどしているヒロシさんが楽しく、今回はヒロシさん目当てに見た人も多かったはずなので、藤井悠さん的にはオイシイ放送だったと思う。気になって藤井悠さんの活動履歴を調べたら、地味だけどCMナレーションもやってたりしてなかなか苦労人なご様子。他の活動に比べてドラマが少ないのはちょっと意外だったかも。

2月12日2002年4月17日のナイター
『ごくせん』(NTV)を見る。2002年4月17日のことは今でもよく覚えている。 あの日私は、同時刻でふたつ重なったドラマのひとつを見ようと思っていたのに、ナイターの延長で遅れたせいで、もうひとつのドラマを見ることにした。それがこの『ごくせん』だ。その日のことは2002年4月17日付け鑑賞日記に詳しいのでそちらをご覧いただくとして、結局見る予定だったもうひとつのドラマを見ることはなかった。あの日もし、TBSでナイターの延長がなかったら『ごくせん』がここまでブレイクすることはなかっただろうし、新シリーズが作られることもやっぱりなかったのではないだろうか。そう思うと3年経った今でもやっぱりナイターって罪なヤツなんだなあ。
そして今クール放送中の『ごくせん』も相変わらずの高視聴率を続けている。今日のお話が、小池徹平くんが若槻千夏ちゃん(役者名で失礼)に恋をするお話だと知ったとき、『恋するハニカミ』の三角デートでウエンツ瑛士くんに負けたデートを思い出して笑ってしまった。若槻ちゃんが最初ウエンツくんとデートして、そのあと小池くんとデートして、そのあと楽しかったと思う人の方を選ぶ際、選ばれなかった小池くん。そのことを否が応でも思い出したのは、私だけではないだろう。
恥ずかしながら『恋するハニカミ』は初期の3回を除いては全て見ている私なのに、小池徹平くんが若槻ちゃんとデートして選ばれなかったこの回の放送だけは諸事情で見逃しているのだ。見逃して相当悔しかったからなのか私は、その後一部始終を知るために調べたことをよく覚えている。見ていないにも拘らず、いや!見ていないからこそ思い出深い回だったので、小池くんと若槻ちゃんの組み合わせには敏感だったのだと思う。
それにしても今回の『ごくせん』は主軸のジャニーズのふたりの印象が薄く、小池くんをはじめとする残り3人のほうがいいキャラなので、前回の松本くんのように1本ピンと筋が立った生徒がいないのが残念だ。
そういえば。あの日、見ることのなかったドラマのタイトルは『ファーストラブ』。宇多田ヒカルさんの同名の主題歌で、深田恭子さんと渡部篤朗さんが出演で、明らかに期待されていたのはこっちのドラマだったのに、今では覚えている人も殆どいなくって…あーやっぱりナイターは罪なヤツだ。

2月13日わかっちゃいるのに
『第29回日本大相撲トーナメント』(フジ)を見る。みのもんたさんのペシャリがひたすら鬱陶しい番組なのに、大相撲ファンの悲しい性か見てしまいやっぱり鬱陶しいなあと思う自分になる日。

2月14日見ない理由
『わかば』(NHK)。ついにドラマをフェイドアウトしてしまった。気づいたらいつの間にか見なくなっていて、もう随分経ってしまった。基本的に中途半端なことは大嫌いな私が、フェイドアウトしても平気なんて変……と、その理由を考えたら、内容云々(ガーデニング嫌いの私には見るのがキツ過ぎました。)もだけど、それ以上にヒロインとその相手役に好感が持てないという理由が案外あっさり導き出されたのは自分でも少し意外だった。ああそうか。わかばちゃんもまさやさんも苦手だったんだな。わたし。その上、ドラマのテーマも馴染めないんじゃ…そりゃあ見る訳ないよな。

2月15日直後なのにあんなにキレイなわきゃありません
『救命病棟24時』(フジ)を見る。なんか回を重ねるごとにリアルさが失われていくような気がするのは何故だろう。そのなかでもやっぱり一番気になるのは登場人物たちがキレイすぎること。震災後なのにありえねーーーー!!!!!

2月16日内蔵料理
『愛のエプロン史上最強芸能界 ワースト女王&料理女王決定戦!!』(テレ朝)を見る。料理女王には興味はない。ひたすらひたすら、ワースト女王のためにある番組の、ワースト女王の栄冠に輝くべく集まったのはデヴィ夫人・杉田かおる・梨花・青木さやか・インリン・堀越のリ(敬称略)の面々。そして見事ワースト女王の座に輝いたのは堀越のりさんだった。今回のメニューはグラタン&ブイヤベース。堀越さんがワーストとして最強なのは、なんといっても魚の内臓を取らずにそのまま調理するところだろう。今回もイカの内臓をそのまんま入れてたし。
ところでイカの内臓といえば、思い出すことがある。職場のバーベキューで大量にイカの内臓を取らされ真っ黒クロになったことだ。その経験を持つ身としては、あの悲惨さはかなりのものだったし、その悲惨のタネをそのまんま料理の中に入れ込むと言うのは自殺行為に思えてならない。実生活で食卓に出されたら溜まったものではないが、だからこそ番組としては最高に面白くて最強なのだ。ちなみに私。イカ、あんまり好きじゃないんだよね。ってそんなこと別にどーでもいいか。

2月17日中村友也の存在感
『H2』(TBS)を見る。ある意味若手俳優を青田刈りする場としては最強のこのドラマ。その中でも、島オサム役の中村友也くんの存在感は抜群で、山田孝之・田中幸太朗・石垣佑磨(敬称略)と今をときめく人気俳優陣の中に混じっても全く引けをとっていない風貌が凄い。と書いても今はきっと「?」な感じで読んでる人の方が多いと思うけど、1年後にはきっともっと有名になっているはずと私は信じている。

2月18日お勧めCM
『ウンナン史上最大指令東京横断IQバトル!!』(TBS)を見る。「東京メトロスペシャル」と冠がついた2時間まるまる東京メトロがスポンサーで、その名の通り東京メトロを舞台にウッチャンチームとナンチャンチームそれぞれが謎々に秘められた目的駅を目指し、IQクイズ等に挑んでいくという番組だった。地下鉄は滅多に乗らないけれど、電車っ子の私としては見ずにはいられるか!というようなタイプの番組で、それなりに楽しく見ることが出来たけど、東京メトロに一回も乗ったことがない人でも楽しめたかといえば甚だ疑問。そんな中、思いがけず楽しかったのは東京メトロのドラマ仕立てのCMだった。4つのCMがそれぞれ皆リンクしていて繋がっているのがいい。「ぜひ見てみたい!」という方は、 こちらまで。お勧めです。

2月19日とろサーモンの行方
『めちゃ×2イケてる』(フジ)を見る。今年も笑わず嫌い王の季節がやってきた!この番組が楽しいのは、今現在「え?誰?」的な人が1年も経たないうちによく見るようになることで、カンニングやネゴシックスなどは記憶に新しいところだ。今日それに当てはまるのは、とろサーモンなのだけど、カンニングみたいにブレイクするだろうか。ただ問題なのは一部で囁かれている夏には終わるらしい「お笑いブーム」だ。でもまあ真相は定かではないしね。(後編に続く)

2月20日ピン芸人。それぞれの立ち位置。〜そして審査員としての伊東四朗〜
『R−1グランプリ』(フジ)を見る。『M−1』(テレ朝)が漫才なら、『R−1』はピン芸人が集う大会のことだ。ちなみに『M−1』のMは漫才で『R−1』のRは落語ということになっている。はじめ「ひとり」とか「ピン」とかそういう意味かと思ったら落語だったとは、ちょっと意外な感じもした。だってさ。落語の人出てないじゃん!

さて気を取り直して。昨年までは全国放送されることのなかった番組が、今回放送されたのはただ単に今がお笑いブームだからという理由だけではないような気もするけど、なんにせよひたすら嬉しいのでそれでよい。そして放送を最後まで見終えて、放送されるに相応しい番組だったと感謝している。
で、今回の大会。私は今回初めて見たわけだけど、本命だったはずのヒロシがいつもの「ヒロシです。」ネタをやらず新ネタをぶっつけてきたためにスベったり、対抗とも目されていた友近さんは友近さんで、あまり評判はよくないけど自分が好きなネタを出してきてやっぱりウケがイマイチだったりで、その合間を縫うように優勝したのが ほっしゃんだったというのは、きっと見ていた多くの人にとって意外な展開だったはずだ。優勝したほっしゃんが優勝が決まった瞬間泣いていたのを見たお笑いファンは、ほっしゃんの優勝コメントを聞いてその涙の意味が痛いほど分かっただろうし、それは長いことお笑いを見てきた者だったら理解出来てある意味当然のことだったとも思う。
実際、所謂「吉本印天然素材」と言われた、ナインティナイン・雨上がり決死隊・FUJIWARA・バッファロー吾郎・チュパチャップス・へびいちごの中でいち早く売れたナイナイ以外の5組の人気は長いこと低迷していたにも関わらず、雨上がりやFUJIWARAはその後全国区でも見かけることが多くなったし、バッファローもお笑いブームのなかネタ番組で見かけることが多くなった。そんな中、チュパチャップスは1999年にコンビを解散してしまっていて、そのコンビでボケ担当だったのがほっしゃんだったということを踏まえて考えると、ようやく陽の目を見ることになった『R−1グランプリ』優勝の重さが嫌でも伝わってくるというものだ。ウルッと来た。一見新星ばかりで構成されていると思われているお笑いブームのなか、そうじゃない人が優勝するという展開には目を見張らずにはいられない。
ヒロシさんがいつもの「ヒロシです!」ネタではなく、全くの新ネタをやった件に関しては、審査員の伊東四朗さんがおっしゃっていたとおりのこと(*)が全てで、私が語るに及ばないことなのだけど、この場で新ネタを持ち出してきた勇気には乾杯したいと思っている。(でもその勇気は仇になっちゃったけど。)実際私もネタを聞きながら絶対「ヒロシです。」に戻るはずと信じていたからさ。それにしてもこの一件で改めて伊東四朗さんの審査員としての力量を思い知り、『M−1』の審査員だったらどうかな? とも考えたけどあの場では立ち位置が見つからないような気がしたので却下。
あと、ウケないのを分かっていながら、ソーセージ売りのネタをやった友近さんを見て、これまた改めて彼女の人となりを知り、2004年12月7日付鑑賞日記で考察した思いは間違っていなかったのだと実感した。10年後くらいにどういう存在の芸人さんになっているのか、ともすれば一番興味があるかもしれない。なんとなくだけど、10年後に現れた女芸人さんを見て「あ!この人。将来友近さんみたいになりそうだな。」と思われるような存在になっていそうな気がする。つまりは、10年後も確かに活躍していて新人の女芸人さんの将来像として掲げるに存在になっているということだ。どうかどうか。引退だけはしませんように。お願い。
そして今回。なんといっても一番の収穫は、中山功太さんの発見だろう。審査員の得点は高くないものの、実は私の中では高評価で、久々に他のネタが見てみたいと思わせる芸人さんが現れたと嬉しく思っている。ただその反面、消費される芸人さんになって欲しくないと思った私は、見たいと言う思いを抱えたまま半年くらい思いを温めているのが案外一番心地いいのかもしれないという思いに辿り着いた。ヒアウィーゴー!!DJモンブラン。今度逢えるのはいつでしょうか?
ところで、ここまで読んで決して書き忘れたわけでも、あえてスルーしたわけでもないことを、最後にきちんと書いて今日の日記はお終いにしたい。そう!残りの一組へびいちご。先の天然素材のなかで、唯一わたしがネタを生で見たことのあるコンビで、その詳細は2002年10月26日付鑑賞日記に詳しい。今日、この番組を見終わって、何故かこの日のことが鮮明に甦ったわたしは、ほっしゃんとはまた違った意味で、ウルッと来た。あれから2年経って空前のお笑いブームなのに「その時」はまだ来ていなかったからだ。

(*)「みんな『ヒロシです。』を期待していた。キャラに徹することが大事。」

2月21日きっと世の中は進化しすぎたのだと思った日
『爆笑問題のススメ』(NTV)を見る。今日のゲストは原田宗典さん。「進化より退化のススメ」と題して、興味深いことがいろいろと語られた。世の中で必要以上に進化しすぎているものをあげ、そこまで進化しなくてもいいんじゃないかという物を爆笑問題や眞鍋かをりさんらと話す場面は頷くことも多かった。
例えば携帯電話。進化しすぎて訳分からなくなった人が増えだした反動なのか、最近は逆にシンプルなものが発売されたり。例えばトイレ。自動で流れる機能がついたトイレが増えて、逆に流し忘れる人がいたり。急速に進化が進むと、ちょうどいいところを一気に通り過ぎてしまうのはある意味必然なことなのかもしれないし、進化に居心地の悪さを感じた人が「あれ?なんか違う。」と我に返った瞬間に、ちょうどいいところを探して落ち着くというのが世の常なのかもしれず…。
作家である原田さんも執筆の際、誰よりも早く始めたというワープロを手書きの原稿に10年ほど前に変えたそうだ。その理由を剣に例え、手書きが真剣なのに対し、ワープロは竹刀に防具をつけてやる練習だと表現していたのは言い得て妙だと思った。手書きの手紙をよく書く身としては、常々あの緊張感は何事にも変えがたいものだと思っていたからだ。それは鑑賞日記を書くときとは比べ物にならず、一文字でも間違えると最初から書き直さなければ気がすまない性分であることも功を奏し(?)、その真剣勝負は相当なものだ。ちなみに私が手紙を書くときはいつも万年筆&縦書きが基本になっている。それは書道をやるものの、悲しい(?)性分なのだ。

そういえば。面白いことを言っていた。エロガゾウガサイキンハカゲキニナッテキスギテイルノデ、ショウワ50ネンダイクライニモドシタホウガ、セイショウネンノソウゾウリョクイクセイノタメニハイイノデハナイカト。 カイテイテナンダカハズカシクナッテキタノデスベテカタカナガキデゴマカシテミル。

2月22日探し物はなんですか?
『救命病棟24時』・『みんな昔は子供だった』(フジ)を見る。

『救命病棟24時』。震災で亡くなった婚約者のお葬式をするために、婚約者の実家がある岡山を訪れていた楓。気分転換に歩いていた海岸で婚約者から貰った婚約指環が指から外れていることに気がついて、泣きながら探す楓。そこに子供の頃の婚約者をよく知るお医者さん(楓自身も倒れた際に診療して貰い面識がある)が通りかかり一緒に探して貰うと、見事に医者が砂浜から見つけ出す指環のキセキ。「ここは子供の頃の裕樹くん(婚約者)がよく遊んだ海岸だ。その海岸があなたの大切なものを奪いはしない。」という医者からの言葉を聞き、再び泣きじゃくる楓。
『みんな昔は子供だった』。親元を離れ山村留学をしている都会の子供たち。中間報告会と言う名の授業参観に備えそれぞれ親に渡すプレゼントを作っていた。当日、授業の途中で子供のひとりが、母親に贈ろうと作ったペンダントがなくなっていることに気がつく。市長&教育委員会視察もある中間報告会にも関わらず、心配した他の子供たちは皆一斉にペンダントを探すために外に出て行ってしまう。立ち寄った場所を何度も探し、ようやく河原で見つかったペンダントを拾うために子供たち&アイ子先生(担任)&田所先生(学年主任)が一本のロープを引っ張って障害物をどかし、やっとの思いで拾った子供たちの表情は笑顔だった。
それぞれフジテレビ系で夜9時と10時に連続で放送されているドラマだ。震災時の医療を描いたドラマと、山村留学を描くドラマと。緊迫感溢れながらも身につまされる『救命』を見たあとで、『みんな』を見るとほっとして心洗われる気分になるというのが、最近の火曜日の夜の日課になっている。そんな一見接点があまり感じられないふたつのドラマに、今宵は何故か探し物をするシーンが、どちらにも描かれていた。亡くなった婚約者の思い出の指環と、母親にプレゼントするために一所懸命に作ったペンダントとを探して、登場人物たちが奔走する展開に、心がうるっときた。また、それぞれに一緒に探してくれる人がいたということと、失くした本人以外の人が見つけたというのも全く同じ展開だった。一見相容れないドラマながらもこれだけの共通項があり、また相手の気持ちをきちんと汲み取れる人の存在がはっきりとした形で描かれていたのも、全く同じだった。
これはただの偶然なのか、それとも必然なのかは知らないが、なくし物が見つかったときの喜びは何事にも変えがたいものだ。一度なくしたものだからこそ、大切にしようと言う思いも強くなるし…そういえば私もなくしてしまって見つからないものがいろいろあるな。見つかる時は来るのだろうか。あの日の気持ちとか。

2月23日猪木ですか?
『お元気ですか日本列島』(NHK)を見る。
番組冒頭でキャスターが「今日、関東地方に春一番が吹きました」と言ったあとに、「『お元気ですか日本列島』スタートです。」と言っていた。別に意図した訳ではないのに「春一番」と「(お)元気ですか」が上手に掛かってなんか可笑しかった。猪木。

2月24日私も一緒にしたいこと
『うたばん』(TBS)を見る。人力舎所属の芸人さんが9組大挙して出演していた。ビジトジというユニットを組んでCDデビューが故の出演みたいだが、この全く売れそうにない気配がするのはどうしたものかと思う。好きな芸人さんが多く所属している事務所ということもあり好感度抜群な私でさえそう思うのだから、そうじゃない人にとってはホント!その事実さえ知らないまま通り過ぎられてしまいそうな気がする。ただ、みんな揃ってとんねるずの貴さんにいじられてるのは楽しそうで羨ましかった。貴さんになんか言われるたびに、みんなで「おいおいおい!」って前に出て行くの。私も混じりたくてしょうがない。実生活では、私がやっても一緒にやってくれる人がいないもの。

2月25日初の倒叙法に脱帽〜その効果〜
『3年B組金八先生』(TBS)を見る。ドラマの冒頭で今日のラストシーンが明示され、なぜそうなってしまったのかを金八先生のナレーションとともに倒叙法で見せる金八なんて初めて見た!しゅうのトランスも凄かったけど、ラストシーンを先に見せてしまうという手法を考えついた人にもひたすら脱帽で、こりゃあ最後まで目が離せなくなってきた。

2月26日オールナイトでお笑いを!
『めちゃ×2イケてる』(フジ)を見る。(前編より続き)笑わず嫌いの後編。ところで何故、この番組の収録はこんなに押すのだろうか。随所に「今、深夜○時ですよ!」的トークが挟まれるので否が応でも視聴者はその事実を知る羽目になるのだが、ちょっと押しすぎという気がしないでもない。それにお蔵入りしているVTRがあまりにも多いことを知ると、この番組のファンとしてはなんか物凄く勿体無いと思ってしまうし。でもまあTV番組の収録というのは、この番組に限らず基本的に押すものなんだろうけど、その時間感覚はあまりにも我々の感覚とかけ離れている気がする。
高校生の頃、TV局の人から夜11時30分に私宛に電話がかかってきたとき、電話をとった親が「こんな遅くに…」と随分怒っていたものだけど、今思えば夜11時30分なんて、我々の感覚で言えばまだ夕方の4時くらいなのかもしれないと思っている。けどやっぱりその感覚を我々一般人に強要するのはちょっと違う。やっぱり夜11時30分の電話は「何事か!」と驚いて当然だし、それがTV局からの電話だと知った親がどれだけ驚いたかは、今でもことあるごとにこのときの話を持ち出す事実を踏まえて考えてみると分かりやすいかと思う。

例によって話が逸れ始めたので本題へ。『笑わず嫌い』の後半戦。アンガールズ・次長課長・バナナマン・たむらけんじさんの順にネタを披露して、最後、長州小力さんで締めたのがたまらず良かった。奇しくも小力さんは『R−1』に出たばかりで、しかも『R−1』ではトップバッターだったということもあり、『R−1』と『笑わず嫌い』とを併せ自身で最初と最後をきっちりまとめたような形になったのは、だれが意図した偶然なのかは分からないが、偶然が成せる業という意味ではめちゃめちゃ面白かった。(そんなところを面白がるのも私だけかもしれないけど。)
この間『内村プロデュース』(テレ朝)を見ていた私に、くやこうが「バナナマン好きだよねえ。」と言われて「そういえば結構好きなのかも!」と初めて気付いた。そういえばバナナマンの日村さんの十八番「子供の頃の貴乃花のものまね」は何度見ても飽きないし、気がつきゃ私も完璧にマスターしきっている。TVの前でニタニタしながら「日村さんがする貴乃花のマネのマネ」してる私を見たら、誰だってそりゃあ好きだって思うわな。『オンバト』(NHK)創成期の頃は、そんなに好きでもなかったのにこれはいったいどうしたことなのか???もしかして相撲好きになったことと何か深い関係があるのだろうか???
最後に互いの嫌いな人を当てさせるというのが本来の目的なのに、最近はもうそんなことどうでもよくなって、ただのお笑い芸人祭りみたいになっているのがいい。無名な人が一躍有名になる登竜門的な存在の番組なんて、そうあるものじゃないからだ。 結局番組収録が終わったのは朝だったようだ。オールナイトでお笑いさんを見ることが出来る状況が、お笑い好きの私にはひたすら羨ましくて堪らない。でも本人たちはきっと大変なんだろうとは思う。朝方に見る長州小力さんのネタはどんなんだろう。「きれてないですよ」ってか? あ、でもあれか。朝方と言ってもTV局時間じゃまだ深夜12時前なのか。12時を過ぎるとシンデレラの魔法が解けてしまうから、さあ!ガラスの靴を片足だけ残して、早く家に帰らなきゃ。

2月27日満里奈が唄う日
『新堂本兄弟』(フジ)を見る。渡辺満里奈さんがゲストで、久々にTVで歌を披露していた。それだけでも見た価値はあったと思う。

2月28日そっくりさん。共感者大募集!
『不機嫌なジーン』(フジ)を見る。このドラマに出ている黄川田将也さんアンジャッシュの児嶋さんに見えて仕方がない。児嶋さんが最近痩せたから余計に似てきているんだと思うけど、共感者はどれくらいいるだろうか?(リンクを貼っておいたので確認するもよし)


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