2005/08/27 作成
2006/03/07 追記
昨年夏に iPod mini を買った時、「耳栓型(カナル型)」と言われるヘッドフォンが遮音性が良くていいと聞きました。通勤時に電車の中や歩きながら使うにはちょうどいいと思い、買ってみました。使ってみると、確かに遮音はいいのですが、ノイズ(1.ケーブルが服などでこすられる時のノイズ(タッチノイズ) 2.ケーブルの風切り音 3.歩行時のショック)が気になり、そのまま使うには無視できない不満がありました。
というわけで次々に買い替え、さらには改造まで試み、下記のような有様に...
せっかくなのでインプレッションを書いてみました。評価はあくまでも私の主観です。また、私は屋外で歩きながら聴くオーディオに高度な音質を求めていません。音質を追求したい方はこちらの記事を参考にされた方がいいと思います。
とりあえず手頃な「耳栓型」ということで最初に選んだのがこれです。
装着感は良好で、耳から外れることもありませんでした。このページに挙げた他の国産機種と違い、めっき部品を使っていないのも好感を持てる要素です。
ケーブルは、プレーヤーを胸のポケットに入れて使うにはちょうどいい長さです。
遮音性が高く、音のバランス、レンジ感、解像度もとりあえず充分なのですが、次第にノイズが気になるようになり、理想のヘッドフォン探しの旅が始まりました。
写真は改造を試みてケースを開けたところです。(改造の内容は後述)
別のメーカーの製品ならどうかということで、Panasonicを試してみました。
ノイズについてはソニーと同じでした。
音質は、聴き続けると何となく疲れる感じがします。ソニーよりも歪み感が多いのか、意識できない程度に音量が大きいのかはよくわかりません。
iPodの純正オプションも使ってみました。
ノイズに関してはEX71に比べてだいぶ少ないです。
ただ、形状的に私の耳に合わず、歩いているとずり落ちてきてしまいます。
音質は、耳にフィットしないせいか、バランスがかなり高音寄りでした(耳栓型の低音はイヤーピースが耳に密着することが前提)。解像度が高いのは好ましいのですが。
特筆すべきは、デザインの品の良さ。めっきを使わずにいられない国内メーカーのデザイン手法は、何かが間違っているような気がしてなりません。
ソニーの上位機種を試してみました。
音質、ノイズともEX51と変わりませんでした。
延長ケーブルとポーチが付いて、柔らかい素材で作られていて価格が1,000円しか違わないのですから、音を出す部品は同じであろうと推測できます。
ここで初めてiPod mini付属のヘッドフォンを包装から出しました。
装着時は、そのままだとずり落ちやすいので、ウレタンのパッドを付けて装着しました。
タッチノイズはボタン型(耳栓型と区別するために仮にこう呼びます)らしくほとんど気になりません。ただし、ボディが物に当たるとプラスチックの軽い(安っぽい)音が鳴ります。
音質については、高低のバランスはいいがレンジ感が狭く、いまいちです。
致命的なのが遮音性の低さで、耳栓型を知ってしまった以上これを選ぶことはできないな、と思いました。
まだ「CDウォークマン」を「ディスクマン」と呼んでいた時代に、単体で買った物です。ソニーのリモコン用のミニプラグが付いていますが、φ3.5のステレオミニプラグアダプターを介してつなぎました。同様にウレタンパッド使用です。
iPod mini付属品よりレンジ感が広く、遮音性も多少良いのでこれを常用しようかとも思いましたが、最終的にやめました。
軸の部分にめっきの部品が貼り付けられていましたが、黒く塗りました。
ネットで調べているうちにこんな製品があると知りました。耳に入る部分が低反発性スポンジでできていて、耳の中に密着します。
名古屋近郊では「ドン・キホーテ」に売っていました。
遮音性が高いとともにノイズが少なく、理想に近いです。耳から外れることもありません。
振動部分のサイズが大きいせいか音のバランスは低音寄りですが、あまり音量を上げなければ、むしろ適度なラウドネス効果が得られるとも言えます。
ケーブルはちょっと長すぎるので、iPod mini本体をリールにして、巻き付けて使っています(笑)
SHUREなどが推奨しているように、耳栓型はケーブルを耳の後ろに回すようにして装着するとノイズが減らせるようですが、ケーブル片出しタイプはケーブルが下に引っ張られる力がないのでうまく回せません。
そんな時、ソニーが耳栓&耳かけ型のヘッドフォンを出すと知り、ノイズ問題解決を期待して購入しました。
使ってみると、ノイズが減ったのは確かですが、残念ながら問題なしというレベルには届きませんでした。理由の一つは、パイプ+耳かけの寸法が大きめに作られていて、あまり耳に接触しない(ように意図して作っている?)せいではないかと思います。
音質は、EX51/71より高音の伸びがやや劣るように思いました。低音寄りのバランスになったとも言えますが、全体としてそれほど良くなったという感じはしません。
もう一つ、カバンの中に入れて取り出すとき、鉤のように他の物を引っかけてしまうのも不満です。
以上のうち何とかなりそうな3機種の使いこなし(改造)を試みました。
耳かけ部分をより耳に密着させるため、写真右のようにパイプを切り縮めてみました。
(このページにとっては)余談ですが、パイプの中はプラスチックの棒が詰まっているので、音響的な意味はないみたいです。
通常の装着法ではケーブルは下向きに出しますが、これをまっすぐ後方に出し、ケーブルが耳たぶに当たるように装着します。
原点に返り、EX51にもう一度挑戦してみました。
ケーブルを耳に回すために、下からでなく上(やや前方)からケーブルを出すように改造してみました。
実際には回すというよりは耳の上方にはさむような形になります。
これらはそれなりにノイズ低減の効果がありました。
今はふたたびEX51(改)を使っています。しかしこれも100%満足とはいかず、理想のヘッドフォン探しの旅はもうちょっと続きそうです。
(2006/03/07追記)最近はもっぱらこれを使っています。
ずっと低価格なヘッドフォンにこだわってきましたが、ついに高額な(本人比)製品を買ってしまいました。
音は、高音のレンジが広く、解像度が高いです。ただ、iPod In-Ear Headphonesまではいきませんが、ややハイバランスで、iPodのEQ設定を"Treble Reducer"にしています。上位機種(Super.fi 5 Studio)だともう少し低音寄りになるのかな、ということは考えないことにします。
デザインの特徴は、耳掛け(形状の調整も可能)が付いていて、外れにくくすると共にノイズを減らしています。これだけでは完全にノイズをなくすことはできませんが、歩いている時などは耳から抜き気味で聴くという技も使えます。
また、イヤーチップだけでなくケーブルまでも交換可能なのも、長く使えそうなポイントです。