2000/06/21作成、2001/02/03更新

Macintosh Performa6410はミドルタワー型の筐体で、全体を曲面で構成されたプラスチックパネルでおおわれ、パネルの継ぎ目も意匠の要素として積極的に利用されています。フロントパネルは各要素がほぼ左右対称に配置され、側面視はベージュ色ながら何となく今のG3/G4の面影が感じられます。
一方パソコンの筐体としては、パーツをしかるべき場所に入れるだけのモジュラー構造、下部に配置されたサブウーファ、上部には拡張用の5インチベイと特徴的な構成でしたが、特に基本構成だけの時は空間効率が悪く、またロジックボードのサイズが変わるようなモデルチェンジには対応できないなどの融通の悪さもあります。
しかしこの筐体を非常に気に入ってしまった私は、そろそろメインで使っているWindows機を更新したいというのに合わせて、中にAT互換機のパーツを組み込むことにしました。
この筐体にAT互換機を組み込むにあたり、フレームにMicroATXのそれをそのまま利用することにしました。
今回使ったのはEnlight EN-7150という製品です。Performa6410を採寸してみると意外と内部の幅がなく、MicroATX筐体も幅のできるだけ狭いものを選びました。
EN-7150の内部です。特徴も特になく、それほど頑丈でもない造りです。改造のベースにはこの方が使いやすいとも言えます。
EN-7150のフレームを切り出します。マザーボードのベースプレート、バックパネル、電源の取り付けパネル。
Performa6410の方も、内部を取り出します。ロジックボードの載るところは2重になっていますが、それも取り去ります。5インチベイは下側の板をできるだけ切り取ります。
元々のロジックボードと新しく入れるマザーボードとの比較です。右がPerforma6410のロジックボード、左がAOpenのMX64という製品です。写真は向きが互いに違うので比較が難しいですが、MicroATXといえども元のロジックボードより大きくなることがわかります。
CPUはCeleron566MHz、電圧を1.50Vから1.80Vまで上げ、クーラーを交換することでFSB100MHz=CPUクロック850MHzを達成しました。
切り出したEN-7150のフレームにマザーボードと電源を組み付けたところです。これ自体は全く難しいところはありません。ちなみに、電源はオリジナルではなく別のATXタイプの電源を使うことにしました。
フレームをPerforma6410のフレームに組み付けたところです。組み付けはたった3箇所のねじで止められています。強度的には非常に不安ですが、面倒ですし、持ち運ぶことはないと割り切りました。
電源/リセットスイッチは、元の音量ボタンを利用することにしました。Performa6410のスイッチボックスの音量ボタンを別のスイッチに差し替えました。
電源インジケータランプは流用しました。HDDアクセスランプは赤外線受光部の中に組み込むことにしましたが、なぜか機能しませんでした。
FDDは元のマウンタに取り付け穴を加工して組み込みました。イジェクトボタンは、フロントパネルに穴を開けて延長棒を付けました。
CD-ROMはPioneerのスロットイン式に交換しました。ちなみに元のMac用ドライブも、SCSIで接続すればそのまま使えます。
「おでこ」の部分はフロントパネル全体を外さなくても外れるように爪を切り取り、中の5インチベイにリムーバブルハードディスクを収納できるようにしました。
全体を組み上げた写真。ご覧の通りリヤパネルが10mm以上はみ出しています。
リヤパネルと側板の間の黒い物はゴムの帯で、隙間をふさぐために入れた物です。これを入れても遮音にはなりませんでしたが、空気の流れは下から上へときれいに流れるようになった、と信じています。
というわけで現在メインマシンとして稼働しています。反省点は
というところです。
トータルでは自分の気に入った筐体が最新のスペックで動いていて、満足しています。
起動時に不安定&ファンがうるさいを解決すべく、電源ユニットを交換しました。Enermaxの"whisper"、EG351P-VEです。起動時の問題はなくなったのですが、静かさはそれほどは変わりません。CPUファンの方が問題なのか、元々静音性能に差がないのか。
この交換時に、CD-ROMマウンタがマザーボードを押さえていたことを発見しました。もしかしたらショートしていたかもしれないと思うとこわくなりました。一応作業は意義があったというとこでしょう。