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改造と修理の記録


18. ダイオードを使ったファンの減速

2006/12/17作成、2007/06/16更新

 パソコンなどに使われているファンは、排熱の代償として、騒音源になります。基本的に高回転なほどうるさくなるので、静音化のためには回転数を抑える必要があります。
  それには次のような方法があります。

  1. 低回転のファンに交換する
  2. SpeedFanのようなソフトで制御する(マザーボードの対応が必要)
  3. ファンの電源ラインに、電圧を下げる物をはさむ

 今回は3.をやってみます。
 これには抵抗を使う方法とダイオードを使う方法があり、前者は製品が売られています。私は、ダイオードを使って自分で工作することにしました。

オウルテック F6-S 今回使ったファンは、オウルテック F6-Sです。

 山洋電機製で、軸受けにボールベアリングを使用、回転数は2,600rpm、騒音レベルは20dBというスペックです。
 静音タイプの製品となっていますが、自分の用途としてはもう少し風量が少なくても静かであってほしかったところです。
ダイオード 整流用シリコンダイオードです。20個で100円という安さだったので、脚がまっすぐでない(すぐ基板に装着できるよう、曲げてある)のには目をつぶって選びました。
 600V/2Aという規格です。今回の用途にはもっと低スペックでも問題ありません。
ダイオード ダイオードには1個あたり約0.6V(12Vの5%)電圧を下げる効果があるので、必要な数を、向きを揃えて直列にはんだ付けでつなぎます。
 今回は20%ダウンを目標としたので、4個使いました。
ダイオード ファンの赤い線(+12V)を切断し、ダイオードを間に接続します。白い印のある方をファン側にします。
 熱収縮チューブを通してから線をはんだ付けし、チューブを上にかぶせて全体を丸め、ライターでチューブを加熱して締めます。

 実施結果は、約2,500rpmだった回転数が、約1,800rpmになりました。これは、SpeedFanで電圧を80%にしたときの回転数、1,850rpmとだいたい同じ結果です。
 ノイズレベルも許容範囲内に収まりました。

 注意事項としては、SpeedFanによる減速とは違い、ケース内が高温になっても回転数は変わりません。夏場など、最も悪い状況を想定して減速の程度を決める必要があります。

(2007/06/16追記)

 改造後の物をXINRUILIAN RDL6025SBK(スリーブベアリング、2500rpm)と比較したところ、同程度の風量なのにXINRUILIANの方が静かでした。ちょっとショックでした。耐久時間が2倍なのだけが慰めです。


Written by SASAKI Ichiro. Copyright (C) 2006-2007, all rights reserved.
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