連邦植民地、ベータ・アグネ2での飲料水の汚染の浄化のために、108キログラムのハイ・トレイディアムを宇宙交易人キーバス・ファージョから受け取るために、デイタがファージョの船に赴いた。ハイ・トレイディアムの純度を保つために転送装置を使わないためだ。ところが、帰還しようとするデータはファージョの部下に拉致され、彼のシャトル〈パイク〉はデイタと同じ量の構成物質で偽装され、〈エンタープライズ〉の眼前で爆破されてしまう。
ファージョはおとぼけを決め込み、ピカード以下の〈エンタープライズ〉のクルーたちは、呆然としたままファージョの宇宙船から離れる。ファージョの目的はデイタの拉致だったのだ。
ファージョはデイタを軟禁し、宇宙のたった一体の陽電子脳を持ったアンドロイドをコレクションに加えることができ、有頂天になる。ファージョにとってデイタは人格を持った者ではなく、単なるおもちゃにしかすぎなかった。しかし、宇宙艦隊に恩義を持ち、ピカードに忠誠を誓っているデイタは脱出しようと必死になる。
一方、デイタが死んだと信じ込んでいる〈エンタープライズ〉の者達には重苦しい空気が漂い、特に仲の良かったジョーディとウェスはデイタの遺品を確かめながら、悲嘆に暮れる。数々の遺品の中にはターシャのホログラムもあった。
デイタが死んだとは信じきれないジョーディはピカードやライカーに再捜査を嘆願するが、「ベータ・アグネ2の救援の方が先だ」と断られる。だが、それはピカードにとっても断腸の思いだった。
やがて、自分の中になにか釈然としない物を持ち続けていたジョーディはウェスと供についにそのトリックを解明する。デイタは死んでいない! そして、アグネ2についた一行は、飲料水の汚染が偽装工作であることを察知し、デイタ奪回へと転進する。
終始、ファージョに対して反抗を続けるデイタだったが、彼が自分の腹心ともいえるファーリアに銃を向け、デイタを脅迫したとき、しぶしぶと彼の言葉に従う。
そして、ファージョに銃を向けられたファーリアは今まで心の奥底に秘めていた不安感と恐怖感をあらわにし、デイタと供に脱出しようとする。だが、寸でのところでファージョに見つかり、ファーリアは殺されてしまい、彼女を殺した銃でデイタがファージョを撃とうとした瞬間、デイタは〈エンタープライズ〉に回収された。
ファージョは犯罪者として〈エンタープライズ〉に逮捕された。拘禁室ですべてを失った事を伝えるデイタに、ファージョは「さぞ、嬉しいだろう」と言うが、デイタは「私には嬉しさを感じる能力は無い」と言うのだった。
Guest Cast:
Colm Meaney as O'Brien:辻 親八
Saul Rubinek as Kivas Fajo:稲葉 実
Nehemiah Persoff as Toff:辻村真人
Jane Daly as Varria:横尾まり
Creative staff:
Director:Tim Bond
Written By:Shari Goodhartz