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第71話/"Sarek"『英雄症候群』
STARDATE 43917.4

〈エンタープライズ〉に名誉ある任務が与えられた。連邦とレガランズとして知られる未知の生命体とのファースト・コンタクトの為に、連邦の代表者であるヴァルカン人のサレック大使を会合の行われる惑星まで運び、船のなかで会合を行うのだ。ピカードはサレックの息子の結婚式に(編注:スポックを指してはいない)出席したことがあり、永年、地球でヴァルカン大使を務めていた彼を護衛するのはピカードにとっても名誉なことだった。
 やがて、サレックが妻のペリンと共に〈エンタープライズ〉に乗船してきたが、その前に現れた従者のメンドーザとサカスが気になることを言った。そして乗船してきたサレックはヴァルカン人らしくない気難しさを伴っていた。
 サレック一行が〈エンタープライズ〉に乗船して間もなく、船の中に不可解な事件が起こり始める。意味もない激怒の発作がクルーを襲い、あちこちで乱闘事件が多発し始めたのだ。最初は会合の場の準備を進めるジョーディとウェスに、そして次第に輪を広げ、ウェスとベヴァリー、さらにはテンフォワードでの乱闘事件と発展していった。
 一方、サレックと彼の妻ペリンを歓迎するために、〈エンタープライズ〉のレセプション・ルームでデイタ主催の室内管弦楽の演奏会が催される。そこでピカードとディアナは信じられないものを見てしまった。サレックが目から涙を流し、泣いている。感情を否定しているヴァルカン人には考えられない出来事だった。ピカード、ディアナ、ベヴァリーの3人はサレックになにか重大な異変が起きていることを察知するが、彼の妻であるペリンも従者の二人も真っ向からそれを否定する。そして、無理やり詰め寄ったピカードとサレックは口論になり、サレックは激怒の状態に陥ってしまう。しかし、サレックはそうなっても自分が異常だとは認めなかった。
 やがて、ピカードのもとへペリンが訪れ、夫サレックを救ってほしいと訴えてくる。サレック自身も自分がどうしようもない精神的トラウマにとらわれているのに気がついていた。それを解消するためには、精神的トラウマを消化できる人間との精神融合が必要だった。非常に危険でリスクの大きいその精神融合にピカードは挑んだ。
 ベヴァリー・クラッシャー立会いのもと、サレックとピカードの精神融合は行われ、サレックの精神の悩みは消え去った。だが、その後にはピカードにとって地獄の苦しみとも言える、サレックのトラウマとの戦いが待っていた。
 苦痛のなかで、サレックの心のわだかまりが吐き出される。「スポック、アマンダ、お前たちは知っていたのか? ペリン、お前は知っているのか? どのくらい私がお前たちを愛していいるか? 私は愛することが出来るんだ!」
 そして、サレックの大任は無事に成功し、夫妻は〈エンタープライズ〉を離れる。最後にペリンに対して「サレックはあなたを深く愛している」と言うピカードに、彼女はこう答えた「ええ、最初から知ってますわ」

Guest Cast:
Colm Meaney as O'Brien:辻 親八
Joanna Miles as Perrin:斉藤 昌
Mark Lenard as Sarek:山野史人
Rocco Sisto as Sakkath:幹本雄之
William Denis as Mendrossen:寺島幹夫
John H. Francis as Science Crewman:銀河万丈

Creative staff:
Director:Les Landau
Story By:Marc Cushman and Jake Jacobs
Teleplay By:Peter S. Beagle


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