航行ディフレクターを改造した、エネルギー・ビーム砲も効果がなく、進退きわまったライカーはハンセン提督に指示を仰ぐ。ハンセンはピカードが拉致されたことを知り、断腸の思いの表情を見せ、ライカーに船長として〈エンタープライズ〉の指揮を取るように命ずる。そして、ハンセンのいる宇宙艦隊指令部もボーグ人の進路上にある。ライカーは「好運を」といい、通信を切った。
どうすればいいのか? 悩む彼らは船の修理と作戦を思案しながらボーグ人の宇宙船を追跡する。緊張状態にあったライカーとシェルビーはお互いを理解し、ようやく和解するが、そこにデイタからの連絡が入る。宇宙艦隊指令部からの通信、ついにボーグ人が指令部に到達したのだった。通信は途中で途絶えた。ライカーは〈エンタープライズ〉を現状の限界であるウォープ4で宇宙艦隊指令部へ向かわせる。
ライカーはデイタを副長に指名するが、このボーグ人との戦闘が済むまではシェルビーを副長にすると宣言する。その後も対応策を練るが名案は浮かばない。途方に暮れたライカーはピカードの部屋へ赴き「あなたならどうする」と呟くのだった。悩むライカーの前にガイナンが現れてアドヴァイスをする。ピカードという指針を失ったライカーにガイナンは「自信を持て、あの椅子は君の椅子だよ。船長」といい、励ました。
やがて、宇宙艦隊指令部に到着したエンタープライズが見た物は、〈トルストイ〉、〈キュウシュー(九州)〉、そして、ライカーが着任するはずだった〈エジンバラ〉といった宇宙船と指令部の破壊された残骸だった。
そして、その前方にボーグ人らしい宇宙船があり、ライカーはシェルビーにソーサー・セクションの分離準備を指示する。反論するシェルビーだったが、ライカーにはなにかひらめく物があった。シェルビーはそれを察知し指示にしたがい、ライカーはデイタとウォーフに特命を指示する。
やがてボーグ人の宇宙船に追いつき、断固阻止すると宣言したライカーは自分の計画を実行する。船体を分離しながら総攻撃に入るエンタープライズ、そしてシェルビーが指揮を取るソーサー・セクションは反物質の塊を弾丸状に放出し、ボーグ人の宇宙船に混乱をもたらす。
一方、ライカーから特命を受けたデイタとウォーフはその混乱のさなかに、ボーグ人の宇宙船のバリアを突破し、ロキュータス(ピカード)を逆に拉致する。
ボーグ人の宇宙船はその直後逃走を始め、一直線に地球へと向かった。〈エンタープライズ〉は急遽ソーサーとドッキングし、追跡を初め、その一方でロキュータスを使い、ボーグ人の命令形態に進入しようとする。インターフェイスとなったデイタは、抵抗するロキュータスを抑え込み、ピカードの個性を呼び戻し、自分の陽電子脳で直接ボーグの指令系に進入することに成功する。
そして、その途中でピカードの意識が戻り、デイタに「『眠れ』、デイタ『眠れ』だ
!」と指示する。デイタはその通りボーグの指令系に命令をロードした「眠れ!」 ボーグは活動を停止し、〈エンタープライズ〉はその破壊に成功する。英雄の船、〈エンタープライズ〉はまたしても地球を救ったのだった。
ピカードは帰ってきた。「ご気分は」というディアナに、ピカードは「人間に戻れて良かった、ただ頭痛がする」といい、「何が起こったか覚えていますか?」というライカーに「すべて覚えている」と答えるのだった。
痛々しげな傷痕が残るピカードの元へシェルビーが訪れる。彼女は結局〈エンタープライズ〉に残るのは諦めた。
じっと今を噛み締めるピカード、その眼前には青い、あくまでも青い地球があった。
Guest Cast:
Elizabeth Dennehy as Lt. Commander Shelby:平野 文
George Murdock as Admiral Hanson:藤本 譲
Colm Meaney as O'Brien:辻 親八
Whoopi Goldberg as Guinan:東 美江
Todd Merrill as Lt.Gleason:三木慎一郎
Creative staff:
Director:Cliff Bole
Written By:Michael Piller