〈エンタープライズ〉は、第234宇宙基地のブラケット提督の緊急招集を受けて、ドラム第1惑星の地球化改造作業の任務をキャンセルし急行した。基地に到着したピカードはブラケットから驚くべき事件を聞かされる。3週間前に惑星連邦で最も名声を広めた大使が姿を消し、さらに2日前にそのスポックの姿がロミュランの母星、ロミュラスで確認されたというのだ。もちろん惑星連邦の許可は出ていない。ブラケットはピカードにスパイ・カメラで撮影した不鮮明な映像を見せる。その断片的な映像にはピカードもよく知ってる人物、スポックの姿があった。ブラケットは因縁のある船、〈エンタープライズ〉の指揮官であるピカードに、スポックの真意の確認と身柄の召喚を命じた。
ピカードは手掛かりを求めるために、〈エンタープライズ〉をヴァルカンに向かわせた。出迎えたペリンからサレックが重体だと聞かされたピカードの心は沈んだ。
2年前、精神的な病をわずらっているにも関らず外交にあたった、スポックの父サレック。ピカードは彼の治療のために精神融合を行いサレックの心を知っている。ペリンからこの親子が絶えず対立していたことと、ロミュランへ向かったことが確実に意図的なものだったことを、とりあえず知ったピカードは、直接サレックに対峙した。
瞑想用の石の台で苦しむサレックはピカードさえもわからない状態だった。だが、スポックという言葉を聞いた途端に正気に戻り、ピカードに息子へ対する熱い思いと、その行動が連邦に対する裏切りではないと訴える。スポックはロミュランの元老院議員のパーデックと親交を持っていたという情報をサレックから得たピカードは、自らロミュラスへ乗り込むことを決意する。ヴァルカン・サリュートも返せないほどに衰弱したサレックを残し、ピカードは立ち去った。
中立区域を越えるためには、船の姿を消す偽装装置を搭載した船が必要となる。そう考えたピカードは〈エンタープライズ〉をクリンゴン帝国領域へと向けた。ピカードたち連邦の援助で最高指導権を奪取したギャランから船を借りるのだ。体面上、自分が自力で実権を取ったと言いはるギャランの応対は冷たく、彼の副官を通してピカードはなんとか船を手に入れる。
一方、連邦情報部がスポック失踪の調査をした際に、撃墜したフェレンギ船の残骸を回収していたライカー指揮下の〈エンタープライズ〉では、ジョーディが残骸のなかから発見したディフレクタがクエアロ第2惑星の周回軌道上にある、余剰船舶係留場に収容されている筈のヴァルカン船〈トゥ・パウ〉のものであることをつきとめる。ピカードとデイタをクリンゴンから借用した艦に移乗させると、ライカーは捜査のために〈エンタープライズ〉をクエアロ第2惑星へ向ける。
ピカードとデイタを迎えたクリンゴン艇の艇長クバータの態度は横暴で、二人が与えられた船室も粗末なものだった。しかし、ピカード達には選り好みをしている余裕はなく、素直に状況を受け入れるしかなかった。だが、そんなピカードの下にサレック死去の連絡が入る。
クエアロ第2惑星に接近中の〈エンタープライズ〉は出納管理オフィスに連絡を入れるが、応対に出た管理官ドカチンの態度は慇懃なものだった。ディアナのアドヴァイスを受けながら交渉を続け、どうにかライカーは協力を得ることに成功するが、2時間前まであったはずの〈トゥパウ〉は忽然と姿を消していた。記録では事前に〈トゥパウ〉から外されたディフレクタは係留域外にいる〈トリポリ〉に発送されている。そのディフレクタがなぜフェレンギに渡っていたのか。ライカーは〈エンタープライズ〉の照明を落し、余剰船に見せかけて〈トリポリ〉を待ち伏せた。しかし、現れた宇宙船は正体不明の未確認船で、センサー・スキャンの結果、武器弾薬が満載されていることがわかる。ライカーは交信を試みるが、不明船が一方的に攻撃をしけけてきたため〈エンタープライズ〉は応戦を余儀なくされる。だが、〈エンタープライズ〉の放ったフェイザーで航行不能に陥った密輸船はなんの予告もなく自爆してしまった。
そのころ、ついにロミュラスへ到着したピカードとデイタは、ロミュラン人に変装して地上へと潜入する。ピカードの心は重い。ブラケットから与えられた任務の他に、スポックに対して父の死を伝えるという辛い役目も負ってしまったのだ。
連邦情報部が入手した映像の場所を訪れたピカードとデイタは、すぐに市街地のパトロール兵に捕らえられ洞窟に連行される。そこで待っていたのはなんとパーデックで、ピカードはすぐさまスポックを捜しに来たと伝える。ところが、それに対して返答したのは(日本語吹替では音声がカットされています)なんとスポック本人だった。
Original Word by Masako Noguchi[STAR TREK Welcomittee Japan]
Guest Cast:
Leonard Nimoy as Spock
Joanna Miles as Perrin:斉藤 昌
Mark Lenard as Sarek:山野史人
Malachi Throne as Pardek:筈見 純
Stephen D. Root as K'Vada:筈見 純
Daniel Roebuck as Romulan #1
Norman Large as Neral:津田英三
Graham Jarvis as Dokachin:山野史人
Erick Avari as B'Ijik:津田英三
Mimi Cozzens as Soup Woman:斉藤 昌
Karen Hensel as Admiral:磯部万沙子
Majel Barrett as Computer Voice:磯部万沙子
Creative staff:
Director:Les Landau
Story By:Rick Berman and Michael Piller
Teleplay By:Jeri Taylor