中性子星の異常活動の観測のためにモーラン星域に入った〈エンタープライズ〉は、第4惑星に存在するはずのない人間の反応を発見する。前世紀に地球を離れた植民者のコロニーがあったのだ。ピカードは惑星の代表者であるアレン・コーナーとの接触に成功する。だが彼らは6日後に自分達を襲う、恒星の異常をしっており、自分達は運命を共にするつもりだと返答してきた。コーナーの副官は〈エンタープライズ〉の救援の申し出を疑うが、彼は自分達を遥かに陵駕した〈エンタープライズ〉の科学力に驚嘆し、もしもの可能性を見出し接触を認める。
上陸したライカー達は美しく平和なモーラン第4惑星の世界に驚嘆する。非難を勧めるライカー達だったが、8世代にわたる苦労の結果、理想的な精神世界を構築した平和な世界を離れることに、コーナーは難色を示した。彼らはこの惑星を離れることなく、この惑星の科学力でなんとか難局を回避しようと、科学者のハナー・ベイツ達が中心となって中性子星のフライバイによるエネルギー・バーストで引き起こされるプレート・テクトロニクス・ショック対策を立案するべく努力をしていた。聡明で優秀な女性物理学者のハナーだったが、〈エンタープライズ〉の転送装置を目の前で見た彼女は驚きをあらわにした。
コーナーは不思議な魅力を湛えるディアナに興味を示す。社会学者でもあるコーナーはディアナが心理学者だと知り納得する。
一方、ハナーは〈エンタープライズ〉のトラクタービームでエネルギー・バーストのショックを抑えることが出来ないかとジョーディに相談するが、〈エンタープライズ〉のパワーでは、小さなアステロイドを抑えるくらいしか出来ない。彼女の意見を不思議に思ったジョーディだったが、ハナーが考案していたことが、トラクター・ビームに似た力場で惑星全体を覆い、ショックを吸収するという物だと知り、驚く。彼女のひらめきと〈エンタープライズ〉上の情報を組み合わせればうまくいくかもしれない。惑星の指導者達の反対意見を押し切り、コーナーの独断でハナーは〈エンタープライズ〉へ乗船する。
ハナーは〈エンタープライズ〉に乗船して3日以上も研究に没頭する。だが、ピカードは最悪の場合、否応無しに彼らを強制退去させる腹積もりだった。ディアナはギリギリまで賭けようと提案するが、ピカードは難色を示す。だが、ピカードとて彼らの意志は尊重したかった。
なかなか思うように進まないハナーの研究。自暴的になる彼女だったが、ジョーディが全盲で、バイザーをたよりにではあるが勇気を持って生きていることに感動する。そして、そのバイザーのシステムがヒントになって力場の回避案がひらめく。
一方地上では、最後の時がせまるなか、コロニーの住民達が静かにその時を迎えようとしていた。同じ文化から派生したコロニーの人達。ディアナは、なんとかしたかったが、彼女に出来ることは話し相手になることくらいだった。だが、ディアナは死にゆく運命をだまって受け入れようとする彼らに怒りを覚えた。
ジョーディとハナーのセオリーは完成した。エネルギーを増幅して照射しコースを逸らせる。地上に戻ったハナーは5名の技術者を受け入れるようにコーナーに進言する。〈エンタープライズ〉の照射するエネルギーを遮蔽するシールドを建造しなければならないのだ。それを受け入れればこの世界は助かる。外からの干渉を避けたいコーナーであったが、承諾する。そして、〈エンタープライズ〉からの力場干渉は成功し、中性子星はフライバイ・コースを逸らす。
コロニーは助かるが新たなる問題が持ち上がった。あまりにも進んだ〈エンタープライズ〉の、現在の地球の技術力を目の当たりにしたハナーはコロニーを離れたいと言い出したのだ。彼女の言動はコロニー内の大問題に発展した。ピカードは「来るものは拒まない」とコロニーの住人に言う。二つに分裂したコロニー。30数名が〈エンタープライズ〉に収容された。
ピカードはこれが「プライム・ディレクティヴ」=「第一級優先条項」違反と五十歩百歩だと悩む。ライカーは相手が地球人だから問題ないと返答する。だが一つの社会を崩壊させてしまったのは紛れもない事実だった。
Guest Cast:
John Snyder as Aaron Conor:中村秀利
Sheila Franklin as Ensign:一城みゆ希
Dey Young as Hannah Bates:金野恵子
Ron Canada as Marcus Benbeck:中 庸介
Creative staff:
Director:Winrich Kolbe
Story By:James Kahn and Adam Belanoff
Teleplay By:Adam Belanoff and Michael Piller