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第123話/"I, Borg"『ボーグ“ナンバー・スリー”』
STARDATE 45854.2
〈エンタープライズ〉は植民に適した惑星を捜すために、6つの恒星系を調査していた。そのうちの一つ、デン星系で未知の救難信号を傍受する。生命の救助を第一義とする〈エンタープライズ〉は、ライカー、ウォーフ、ベヴァリーの3人の上陸救助班を降ろしたが、そこで遭難していたのはボーグ人の男だった。
生存者は一人だけ。ボーグ人によってもたらされた被害の記憶が生々しいピカードは、救助班に直ちに帰還するように命令するが、生存者がいるとベヴァリーが抵抗する。ピカードは〈エンタープライズ〉内にボーグ人のホーミング信号を遮蔽するエリアを作らせ、そのボーグ人の収容を承諾する。
収容されたボーグ人は生命を取り留める。ピカード以下の首脳陣はそのボーグ人の扱いをどうするか悩むが、ベヴァリーは医者の倫理を押し出す。ボーグ人を〈エンタープライズ〉内に置いておくのはきわめて危険なのだ。
やがて、収容されたボーグ人は意識を取り戻し、拘禁室でエネルギー・情報伝達ターミナルを求めて動き回り始める。
ピカードはガイナンとフェンシングの練習をしているときに、彼女から油断をすると危険だとさとされる。彼女の種族はボーグ人に滅ぼされているのだ。
囚われたボーグ人の部屋にジョーディがエネルギー供給ターミナルを設置する。その作業の最中にそのボーグ人は初めて言葉を発する。彼には個人という意識が無い。会話を交わしたジョーディは奇異に思うと共に、新たな興味を抱いた。
ジョーディはベヴァリーとともにそのボーグ人の生態と構造の調査、そして傷害の修復作業を始める。ボーグ人は名前を持たない。ジョーディは彼に「ヒュー」(吹替ではブルー)という名前を付ける。ヒューは自分を救ってくれ、なおかつ傷害を修復してくれるという二人に心を開き始め、調査に協力的になる。ヒューは個人という心の孤独の中に生活している人類に興味を覚える。
ジョーディはガイナンにヒューと自分たちのギャップのことを話すが、彼女はボーグが危険な存在だと繰り返すだけだった。ガイナンはヒューのところを訪れ、自分の種族がボーグに滅ぼされたと言うが、ヒューは彼女に「あなたたちは孤独な存在なのだ」と言うだけだった。
そのころ、ピカード達はヒューにウイルス・プログラムをインストールして帰還させる作戦を艦隊司令部から受け、その準備を始めていたが、ジョーディ達の抵抗に遭っていた。
ガイナンはピカードの部屋を訪れ、ヒューと話をするように勧める。ガイナンはヒューと対峙し、彼の人間性を見いだしてしまいていた。彼女はヒューをウイルス爆弾として使うことを知っていて、ピカードに抗議しに来たのだ。ピカードは抵抗するが、受け入れ、ヒューと対峙する。
ヒューはピカードをすぐにロキュータスだと理解するが、ピカードが何故個人に戻ったのかを問い質すうちに、自分たちボーグのように心が繋がっている方が優れていると思っていた考えに疑問をもち、個人の意識を持ち始める。ヒューは〈エンタープライズ〉の乗員を、友人となったジョーディを裏切るような事は出来ないとピカードに言う。ピカードは個人の意識を持ったヒューに驚愕した。
ボーグの救出船が接近する。ピカードとジョーディは遭難現場にもどって救出を待つか、〈エンタープライズ〉に残るかをヒューに選択させる。ヒューは生涯最初の「友人」となったジョーディと共にいたいと言うが、彼はそれがジョーディにとってどのくらい危険なことなのかを理解していた。
ヒューはウイルス・プログラムを抱くことなく、自分の世界に帰っていった。だが、彼は個性という思いもよらなかった爆弾を抱えていた。それが効果のある爆弾なのかどうか、ピカード達にはわからなかった。
Guest Cast:
Jonathan Del Arco as Hugh:壇 臣幸
Whoopi Goldberg as Guinan:東 美江
Creative staff:
Director:Robert Lederman
Written By:Rene Echevarria
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