パベニアン星系に突如あらわれた巨大物体の調査に訪れた〈エンタープライズ〉はその物体からスキャンされ、さらにフラッシュ・ライトのような光線を受け、ピカードが昏倒してしまう。
ピカードが意識を取り戻すと、そこは〈エンタープライズ〉ではなく、見知らぬ女性が自分の顔を覗きこんでいた。その女性はピカードのことを「ケイミン」と呼び、ここが自分たちの家だというのだ。
ピカードは最初なにかの罠かと思い、あたりを調べ回るが、やがて自分の意識が全く別世界に飛んでしまい、もはやどうにもならないことを悟り、熱病による記憶の混乱ということでごまかし、受け入れてしまう。惑星の名前はカタイン、ピカードの記憶(連邦のカタログ)にない世界だった。この世界ではピカード=ケイミンは3年前に結婚した妻エリーがいて、彼自身は笛の名手。この世界の住民は宇宙へ出たことの無い種族だった。そして、その妻の首から下がっていたペンダントは、ピカードに光を放った物体と同じ形で、それはピカード=ケイミンが彼女に最初に贈った贈り物だった。
一方、〈エンタープライズ〉では意識を失ったピカードを回復させようとやっきだった。彼を襲った物体を破壊しようという意見も出るが、ベヴァリーの「なにがおこるかわからない」の一言で、作戦は見送られる。
ピカード=ケイミンはエリーの助けで、この世界での自分を構築してゆく。献身的なエリーにピカードは惹かれてゆく。ピカード=ケイミンはピカード本来の知識を利用し、しだいにコミュニティーに溶け込んでゆく。
〈エンタープライズ〉は物体の調査を続けているが、依然としてはかばかしくない。
やがて、ピカード=ケイミンの世界では時が流れ、娘と息子に恵まれる。ケイミンはピカードであることを忘れ、カタインの住民として幸せな生活生活を送るが、突然発作に襲われる。そのころ〈エンタープライズ〉では、船と物体を結ぶエネルギーを断ち切ろうと試み、ピカードが同様の発作に襲われていた。
〈エンタープライズ〉は、物体へエネルギーを供給している星系を発見する。1光年離れた星系の惑星で名前はカタイン。だがその惑星は1000年前に母星のノヴァ化で全滅していた。
ケイミンの世界では、時がすぎ、娘を嫁がせ、息子を旅立たせる。そして、太陽の観測をしていたケイミンはこの惑星の恒星が近い将来ノヴァ化し、全滅してしまうことを知り、指導者を口論となる。だが、この星の技術力では避けることが出来ない。そんな渦中にケイミンは妻エリーを失う。
太陽の光は次第に強くなり、日常の生活に影響を出すほどになる。老人となったケイミンは最期の日になにが起こるか、他の人間が知っていることを知り、愕然となる。彼らは未来から指導者となる者の意識を招き、なんとか危機を回避しようと何度も同じ歴史を繰り返していたのだ。今度の試みで、彼らはついに宇宙へ旅立つ術を手に入れていた。
ピカードは意識をとりもどす。意識を失っていたのは5分弱。その間にピカードは何十年という時を過ごしていたのだ。
ピカードの意識がもどると、物体のエネルギーがダウンし、調査がされた。なかから見つかった笛。それはピカード=ケイミンの物だった。
Guest Cast:
Patti Yasutake as Ogawa栗山微笑子
Margot Rose as Eline:吉田理保子
Richard Riehle as Batai:円谷文彦
Scott Jaeck as Administrator:星野充昭
Jennifer Nash as Meribor:吉田美保
Daniel Stewart as Young Batai:藤原啓治
Creative staff:
Director:Peter Lauritson
Story By:Morgan Gendel
Teleplay By:Morgan Gendel and Peter Allan Fields