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第138話/"Ship in a Bottle"『甦ったモリアーティ教授』
STARDATE 46424.1

〈エンタープライズ〉の今回の任務はデイトリアン星系の2つの惑星の衝突現象の観測で、船は17時間後のイベントに向けて準備が進行していた。
 例によってジョーディとデイタがホロデッキでホームズごっこをしていると、シナリオに一部バグが出ている事に気がつく。二人は遊ぶのを止めて、バークレイにソフトウェアのゴミ掃除を依頼する。バークレイはチェックを開始するが、その途中でプロテクトがかかったプログラムを発見する。それはかつて〈エンタープライズ〉を乗っ取ったモリアーティのデータだった。バークレイはモリアーティの事を知らない。いきなりピカードの所在を聞いて来たモリアーティに驚き、一旦プログラムを中止し、とりあえずピカードに報告するからと告げてその場を後にする。
 だが、モリアーティは消えたのではなくすでにメモリーの違う部分に待避していた。
 モリアーティはバークレイにベーカー街のホームズオフィスでピカードを待つと告げており、事態の重さを感じたデイタとピカードがモリアーティのもとを訪れる。ピカードと再開したモリアーティは今まで放っておかれた不満を告げるとともに、意志の力で自分の形態を保ってみせると言い放ち、それを実行する。ピカードが出口に向けて放り投げた本は崩れてしまったが、モリアーティは崩れなかった。こうなってはモリアーティを受け入れるしかない。
 医療室でチェックを受けたモリアーティはベヴァリーから「通常の人体細胞とは異なるが、確かに生きている」との診断を受ける。
 ピカードはモリアーティを受け入れるべく今の世界の状況の説明を自ら行い始めるが、そのうちモリアーティがもう一人実体化させてほしいと言い出す。自分は4世紀前から放り出されて孤独だ。自分の恋人も実体化させて欲しいと言うのだ。
 モリアーティ自身がどうやって実体を得たのかもわからない状態で、もう一人実体化させる事は出来るかどうかわからないし、第一そんな簡単に他の人物を実体化させることなど出来ない相談だった。船の上級士官達と相談しても結論は出ない。ピカードはなんとかモリアーティを納得させようとするが、埒があかなかった。
〈エンタープライズ〉は惑星の観測をするために、探査機を飛ばそうとするが、船のコントロールが効かなくなってしまう。モリアーティの妨害だ。
 ピカードはなんとかコントロールを取り戻そうとモリアーティを説得するが、やはり埒があかない。こうなったらモリアーティの望みを叶えなければならない。だが、残された時間は5時間。モリアーティの恋人は既に出現しており、とりあえず、パターン・エンハンサーでホログラム映像を固定し、転送して再構築しようとするが、うまくゆかなかった。
 だが、転送機のログを確認したデイタは妙な事に気がついた。ピカードとデイタ、そしてバークレイの3人はホロデッキから出ていないのだ。モリアーティはホロデッキの中に〈エンタープライズ〉を再現し、3人を人質にしていたのだ。ピカードは現実の世界ではライカーが巧く相手をしていることを願い、脱出し、モリアーティを捕らえる方法を見つける為に行動し始めた。
 現実の世界。モリアーティはピカードの予想通りの事をライカーに強いていた。船のコントロールを奪われたライカーは提案通り動かなければ、船と心中するしかない状況に陥っていた。モリアーティの提案はホロデッキ内の〈エンタープライズ〉で行われたのと同じ、転送装置を用いる物だった。
 ピカードはモリアーティの恋人を丸め込もうとする。モリアーティとて無益な殺生はしたくはない。モリアーティはライカーと話をつけ、パターン・エンハンサーを用いて実体化する。
 だが、モリアーティは船のコントロールをシャトルで脱出してからでないと開放しないと言い出し、ライカーはしぶしぶ望みを聞き入れる。いまは船を救う事が先決なのだ。モリアーティは自分達が無事に脱出した所で、〈エンタープライズ〉のコントロールを開放する。やがていつの日か地球に戻る事を夢見て二人は旅立った....。だが....。
 ピカードがホロデッキのシミュレーションの中止を命じると、今、モリアーティを乗せたシャトルが飛び立ったハンガーベイ消えた。モリアーティが現実の世界だと信じていたのは、ピカードの作り出した映像だったのだ。さらにピカードはモリアーティの作り出した〈エンタープライズ〉の映像を中止させる。
 結局、ホログラム映像を実体化させる事は出来なかったのだ。モリアーティと彼の恋人はバークレイの作り出したミニチュアのホロデッキの中で一生を全うするだろう。それが虚構の世界とは気付かぬまま。
 ピカードが上級士官達に事の次第を説明したピカードは、二つの惑星の衝突による、新たな星の誕生を観測する為に会議室を後にした。そして、残されたバークレイが言う「コンピュータ、プログラム終了」 だが、何も起こらない。バークレイは苦笑して会議室を後にした。

Guest Cast:
Dwight Schultz as Barclay:田中秀幸
Daniel Davis as Prof.James Moriarty:有本欽隆
Clement Von Franckenstein as Gentleman:辻 親八
Stephanie Beacham as Countess Regina Barthalomew:沢田敏子

Creative staff:
Director:Alexander Singer
Written By:Rene Echevarria


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