〈エンタープライズ〉はノヴァラ第4惑星に8年前に置き去りにされた調査データの回収をするために訪れた。
テンフォーワードではライカーがジャズ・トランペットの演奏会をしていた。次の曲のリクエストでディアナが意地悪をして彼が10年間一度もトチらずに演奏した事のない「ナイト・バード」とリクエストするが、運良くページングに救われる。
ノヴァラ第4惑星は8年前に突如起こったプラズマ・ディストーションのおかげで廃棄された観測基地だったが、少し状況が安定して来た為、再調査が実施される事になった。だがそれでも安定した時間は限られており、何度かにわけて作業をすることになりそうだった。そして、予備調査の為に降りた上陸班は誰かが生活している痕跡を発見する。そして彼らの前に現れた人物は、ウイリアム・ライカーその人だった。
上陸班のライカーは驚愕する。彼は8年前にこの観測基地の撤収に〈ポチョムキン〉のクルーとして参加し置き去りにされたというのだ。だが、ライカー自身は何事もなく回収され、〈エンタープライズ〉の副長になっているのだ。
ベヴァリーの調査では回収されたライカー大尉は完全にライカー副長と一致する生態反応を示していた。ジョーディやデイタの調査の結果、8年前に最後に回収される際に、地上からの転送ビームがディストーション・フィールドに反射し、2人のライカーを実体化させてしまったという物だった。それ以外にこの現象を説明する理論は無かった。
事の次第がなかなか納得出来ず、与えられた部屋で沈んでいたライカー大尉の基にディアナが訪れる。8年ぶりの恋人の出現に歓喜する彼の反応は、副長のライカーとは異なっていた。だが、ディアナは素直に彼を受け入れる事が出来なかった。
惑星上の観測基地の調査が再開される。調査の結果、メモリー・コアを直接操作しないとデータの回収は不可能だとわかる。一旦調査を中止して出直そうとするが、ライカー大尉は命令を無視して、回収をしようとする。ついに副長のライカーが奔放な8年前の自分に怒りを現してしまう。
自室に戻ったディアナはテーブルの上に謎の手紙を発見する。その手紙は次々とディアナを誘導してゆく。このいたずらの主が誰なのかディアナにはすぐにわかったが、誘われるままテンフォーワードへと向かう。そこにはかつて二人が訪れた異星の滝のレリーフがあった。それはライカー大尉が置き去りにされた8年の間に基地に残されたフェイザーで作った物だった。彼は8年間の不安な気持ちをディアナに語り始める。そしてディアナは今のライカーと自分の関係や、自分の彼に対する思いを打ち明けるのだった。
再度上陸するプランが検討されるが、ライカー大尉のプランはライカー副長に却下されてしまう。二人の関係は同一人物であるにもかかわらず、だんだんぎくしゃくしたものになってゆく。
ジムでディアナとベヴァリーがクリンゴンの武術の練習をしていると、ライカー大尉がやってくる。気を効かせて立ち去るベヴァリー。ディアナは8年間のブランクをうめようとするライカー大尉の情熱をかわす事が出来なかった。
ライカー副長の部屋をおとずれたライカー大尉はデイタやウォーフとポーカーに興ずる彼を見てたじろぐ。ライカー副長は彼をポーカーに誘うがここでも二人の張り合いが始まってしまう。
ピカードの計らいでライカー大尉は一週間後に〈ガンジー〉に転属する事になる。ディアナの部屋を訪れて、一緒に来て欲しいと言う。だが、ディアナには〈エンタープライズ〉での生活を捨てる事が出来ない。
3度目の上陸でライカー達はデータベースに直接アクセスする作業にはいる。コンピュータのコアメモリーに続く橋を渡っている最中、橋が壊れライカー大尉が落ちそうになる。必死に「登れ!」と叫ぶライカー副長。二人の作業は完了し、データは無事に回収される。
二人のライカーに別れが来る。ライカー大尉はミドルネームのトーマスを名乗り、残りの人生を生きてゆく事になった。
Guest Cast:
Dr. Mae Jemison[NASA] as Ensign Palmer:中村ひろみ
And
Thomas Riker as Jonasan Frakes:大塚明夫
Creative staff:
Director:LeVar Burton
Story By:Mike Medlock
Teleplay By:Rene Echevarria