ウォーフが自室でドレス・ユニフォームと格闘している。なかなか納得がいかないのだ。ライカーに催促されてようやく自室を出るウォーフ。ハンガーデッキではイヤーン(吹替では「イヤール」)人の大使を迎える為にディアナとピカードが先に待っていた。ロクエル大使はディアナがエスコートし、バイレン大使はライカーがエスコートする予定だったが、バイレンはウォーフが良いと言い出す。その場はそれで収まり、ピカードはそのままイヤーンに訪問する為に〈エンタープライズ〉を離れた。
ピカードの離れた〈エンタープライズ〉のテン・フォーワードではイヤーン人大使を歓迎するレセプションが行われる。ディアナとロクエルは和やかに談笑しているが、ウォーフの受け持つバイレンはわがまま勝手でウォーフは怒りのやり場に窮する始末だった。
一方〈エンタープライズ〉を離れたピカードの乗った連絡艇は航行中に不調をきたし、近隣のMクラス惑星にに不時着する。艇は無事不時着するがパイロットのヴォバルは重体だ。〈エンタープライズ〉とも連絡が取れない。ピカードがトライコーダーで周囲をスキャンすると、2キロほど離れた所にエナジー反応が。ピカードは救援を求める為に艇を離れて調査をしようとするが、いきなり襲った稲妻状のエネルギー・サージで意識を失ってしまう。そしてそのピカードを何者かが連れ去った。〈エンタープライズ〉ではウォーフとディアナがそれぞれの大使を連れて船内を案内していたが、お互い思いもよらない行動をする二人に困惑していた。ディアナの連れるロクエルは船内の子供を見つけ、「これはなんだ」と質問する。驚いた事に彼は子供を知らないのだ。
何者かに連れ去られたピカードは、見覚えのない場所で目を覚ます。ユニフォームの上にはなにか得体の知れないデバイスが取り付けられている。そこには誰かがいて、ピカードが声をかけると近寄って来た。かなり若い地球人の女性。彼女はピカードに「連れは死んだわ」と伝えると外に出た。ピカードがいるのは宇宙船の残骸かなにかの中のようだった。ピカードが再び意識を取り戻すと先刻の女性が戻って来ていた。船は地球の貨物船のようで、ピカードは彼女に乗員かとたずねると、乗客でたった一人だけ生き残ったと応えた。名前はアンナと言い、もう7年もここに捕われていた。だがアンナは驚いた彼女は1、2年だと思っていたのだ。ピカードは肋骨を骨折していて身動きが取れなかった。彼はアンナにシャトルから機器を運ぶ事を依頼する。〈エンタープライズ〉ではウォーフがディアナとライカーに怒りをぶちまける。確かにディアナも彼らの異常さを認めるが、相手が相手だけにどうすることも出来なかった。
一方、ピカードの方は自分が閉じ込められている事に気付く。ドアは外からしか開かないのだ。アンナが戻って来てなぜかとたずねるが、彼女は外敵から守る為だと言うだけ。おまけに彼が頼んだ通信機のモジュールはアンナが切り離す為に使ったフェィザーの為に壊れてしまっていた。ピカードはなんとか脱出しようと言うが、アンナは絶望の淵に追いやられてしまっていた。彼女はピカードに「私を一人にしないで。あなたを愛している」と言う。だが、ピカードはその彼女の目に、なにか不審な物を見出す。
ピカードは脱出する為の努力を怠らない。そしてようやく脱出の糸口がつかめる。アンナはピカードを愛しているというが、ピカードは「それは長い間他の人間を見ていなかった為の、一時的な心の迷いだ」と言い、拒絶してしまう。
一方、〈エンタープライズ〉では大使を交えたポーカー・ゲームが開かれていた。その最中にウォーフがバイレンのいかさまを発見し、乱闘になってしまう。同席していたライカーとディアナは焦るが、バイレンは怒りを露にしたウォーフに礼を言って、あっけに執られる3人をあとに立ち去った。
謎の惑星ではピカードがエナジー・ジェネレータの修理を終え、脱出しようとするが、アンナが拒絶する。どうもおかしい。ピカードは肋骨の骨折の治療に付けられたというデバイスを外すが、痛みはなかった。ピカードはアンナの狂気を目の当たりにして拒絶してしまう。彼女は錯乱して外に出てしまう。ドアは外からしか開かない。ピカードが脱出しようとバールをドアの隙間に突っ込んでいると外から声が。ピカードが「外から開けてくれ」と怒鳴ると、そこから姿をあらわしたのは死んだ筈のヴォバルだった。
イヤーン人は重体になると自己治療の為に仮死状態になる。アンナはそれを死んだと取り違えたのだろうとヴォバル。二人はアンナを捜しに出る。ピカード達はすぐにアンナを見つけるが、そのアンナがおかしいのに気付く。壊した筈のネックレスが元に戻っているのだ。そしてヴォバルもいつの間にか姿を消していた。問詰めるピカードについにアンナは正体をあらわした。それはイヤーン人の大使のヴォバルだった。彼らは地球人の欲望と、反抗心、そして愛を学ぶ為にこういう形で接触したのだった。かつて彼らが遭遇した一人の女性と7年後に現れたもう一人の男性。彼らの見せたこの3つの感情が彼らには理解出来なかったのだ。
ヴォバルの「愛」を理解するシチュエーションは失敗したかに見えたが、ピカードの説明で必ずしもそうではないとイヤーン人は理解した。連邦に新たな仲間が増えた。
Guest Cast:
Michael Harris as Byleth:金尾哲夫
Barbara Williams as Anna:榊原良子
Eric Pierpoint as Voval:田中譲治
Paul Eiding as Loquel:立木文彦
Rickey D'Shon Collins as Eric Burton:一城みゆ希
Creative staff:
Director:Cliff Bole
Story By:Roger Eschbacher & Jaq Greenspon
Teleplay By:Jeanne Carrigan-Fauci & Lisa Rich