〈エンタープライズ〉を襲ったディスラプターはほとんど効果を出さず、傭兵艇は逆に〈エンタープライズ〉に攻撃される。このままでは身動きが取れなくなると悟ったベランはその場を逃げ出す。ウォーフは逃走しようとする傭兵船を追いかけようとデイタに進言するが、デイタはそのまま行かせてしまう。ライカーになにか考えがあることをデイタは察知していたのだ。
〈エンタープライズ〉ではライカーの残したメッセージと信号の分析が行われ、ジョーディがそれを発見する。デイタはこの内容から慌てなくても彼らの行き先に行けると判断したのだ。
ベランの傭兵艇では〈エンタープライズ〉から被った攻撃の修復を進めていた。ベランはすっかりライカーを信用していた。ピカードはライカーにくってかかり、遺跡から回収した石器の倉庫に追いやられる。二人の行動を不信に思ったタレラは何故いつまでたってもあからさまに嫌いあうのか? と尋ねるが、ピカードに応える義務はない。そうこうするうちにピカードがベランが捜していた石器を見つける。その連絡を受けたベランの部屋にはライカーがいた。ライカーは15年も艦隊の科学部門にいた自分は役にたつぞと、言葉たくみにベランに取り入る。やがてベランはライカーにゲイレンの殺害を指示する。
デイタ指揮下の〈エンタープライズ〉ではライカーが送ったと思われる隠し信号を元に傭兵艇の航路を分析し、先回りをしようとする。だが、ウォーフがデイタの指揮に素直に従わない。彼はピカードやライカー以外から命令を受けた事が無かく、デイタを指揮官として受け入れがたかったのだ。デイタは今の自分の立場上、ウォーフには服従してもらわなければならず、命令違反になると忠告する。微妙な人間関係を破壊しかねないいまの状況にデイタも窮していたのだ。
一方、ピカードとライカーは事の状況の情報の交換を秘密裏に行う。これは危険な行動だが二人には必要だった。そこでピカードはライカーからベランが更に他の石器も捜し続けていることを知る。
ピカードはベランの暴虐無人ぶりに辟易している傭兵仲間を扇動し、指揮権奪回の行動に出る。だが、その最中にタレラに銃をつきつけられ、「あなたは誰?」とつめよられる。彼女はピカードの行動に不信な物を感じたのだ。
ピカードは観念して自分の正体をばらす。すると驚いた事にタレラも本当はトゥシャールという名のヴァルカン政府保安局の者で、数年前からロミュランの傭兵部隊に潜入していたと言うのだ。この傭兵部隊が捜しているのはいにしえのヴァルカンのテレパシー兵器で、数年前にヴァルカンの歴史博物館から盗まれた物だったのだ。二人は共同でこの陰謀を潰す行動に出ることを示し合わせる。
傭兵の宇宙艇の先回りをしている〈エンタープライズ〉は正体不明の宇宙船を発見する。一人乗りのクリンゴン船で、不信に思ったデイタは「健康診断と安全チェック」の名目でそのクリンゴン人コレルを拉致してしまう。このコレルこそベラン達がコンタクトを取ろうしていた人物で、ベラン達は〈エンタープライズ〉を襲う。
〈エンタープライズ〉襲撃の指揮は皮肉な事にライカーが執る事になり、ライカーはベランから潜入部隊全員の殺害を指示される。〈エンタープライズ〉に侵入した彼らは瞬く間にコレルのところに到達し、ピカードがコレルの持つ石器のような古代の兵器の一部を奪取。そして〈エンタープライズ〉を離れようとする彼らをライカーが殺そうとする。だが、逆にライカーはピカードに撃たれ、ディアナは彼が死んだ事をピカード達に伝える。だが、それは二人の絶妙な芝居だった。
傭兵艇に戻ったピカードはベランに「俺達を消そうとしたな」と詰め寄る。すでにベランは全ての信用を失っていて、ピカードが勢力を掌握していた。ベランは苦痛を与えるコントローラでピカードを殺害しようとするが、逆に彼自身が死んでしまス。ピカードがスキを見てセッティングを変えていたのだ。傭兵の宇宙船はヴァルカンを目指す。
ようやく〈エンタープライズ〉に戻ったライカーはヴァルカン政府保安部の司令官と連絡をとるが、ピカードから聞いたような工作員をロミュランの傭兵部隊に潜入させた事は無いと言うのだ。黒幕はタレラだったのだ。
何も知らないピカードはすっかり信用しているタレラにこの古代の遺物の意味する所を話す。だが、ピカードはヴァルカンの周回軌道で彼女が自分を騙していた事を知る事になる。タレラはピカードの正体を傭兵達にバラし、傭兵二人を連れ、ピカードを連れて地上に降りる。彼女は地上でピカードを殺すと言った。地上に降りたタレラはテレパシー兵器を完成させ、支払いを受ける為に降りて来た二人の傭兵を抹殺し、ピカードにつめよった。だが、寸でのところでライカー達が追い付く。タレラの操る古の兵器は心の野蛮な心を増幅してその本人に直接影響を起こす恐ろしい物だったが、ピカードの指示で心を平静にした者にはなんらの影響も起さなかった。
ピカードはタレラをヴァルカンの保安部のサトス司令に引き渡して〈エンタープライズ〉に戻った。
〈エンタープライズ〉の廊下でピカードはライカーにコースをセットし第277宇宙基地へ向かうように指示を出すが、ピカードは死んだ事になっているのでその記録が撤回されないと指揮は出来ない、とライカーに指摘される。だがそのライカーも反逆罪の疑惑があり、裁判で無実が言い渡されない限り指揮権が無いとデイタに突っ込まれる。ピカードはライカーを拘禁室にひったてろ、とジョークで命令を出し、デイタも真顔でその指示に従うのだった。
Guest Cast:
Cameron Thor as Narik:安井邦彦
Richard Lynch as Baran:筈見 純
Robin Curtis as Tallera:弘中くみ子
Caitlin Brown as Vekor:藤木聖子
James Worthy as Koral:星野充昭
Sabrina LeBeauf as Ensign Giusti:増田ゆき
Creative staff:
Director:Alexander Singer
Story By:Naren Shankar
Teleplay By:Ronald D. Moore