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第166話/"Sub Rosa"『愛の亡霊』
STARDATE 47500.0

 ベヴァリーの祖母が植民惑星で他界した。その葬儀がしめやかに行われたが、棺の上に赤いバラを投じた青年を見つけ、ベヴァリーは困惑する。ディアナにそういう風貌の青年を見なかったか? と聞くが彼女は覚えていなかった。
 惑星は美しく、住民の代表者と会話を交わすピカードは次に寄港する基地へむかうのを4、5日遅らせたいくらいだと言う。
 ベヴァリーの祖母の家に入ったディアナとベヴァリー。ベヴァリーは昔話をディアナに聞かせる。ベヴァリーは母親が若くして他界していて、身内は祖母と自分の息子のウェスリーだけだったのだ。ベヴァリーが見つけた祖母の日記を持って家の中を散策していると、突然ネッドとなのる土地の管理人が現れ、祖母の残したキャンドルをもちさろうとする。慌てるベヴァリーにネッドはそのキャンドルがベヴァリーの家系の女性に不幸を招く不吉な物だという。追い出そうとするベヴァリーにネッドは「何が起こっても知らないぞ!」と言って立ち去る。
 船に戻ったベヴァリーはピカードに祖母の日記の話をする。彼女の祖母は100才を越えていたのに恋人がいたというのだ。そのロマンティックな内容にベヴァリーはうっとりとした表情だったが、ピカードには理解出来ない世界だった。
 そして、その夜、床について日記を読みながら眠ってしまったベヴァリーの周囲に怪現象が起こる。突然キャンドルに火がともり、ベヴァリーを呼ぶ謎の声。肩を触られたように感じた彼女ははっとなって飛び起きるが、そこにはなにもなかった。
 翌朝、ベヴァリーはディアナにその現象を報告する。一応、心理学者として半分からかうようにして記録をとるが、ベヴァリーはすでに夢うつつといった表情だった。
 その後、地上に降りたベヴァリーだったが、墓地の手入れをしているネッドに会う。彼は昨日の行動をわびるが、そのあとに信じられないような事を話す。ベヴァリーの祖母は奇怪な現象に捕われていたというのだ。ネッドはそれを忠告しようとしたが、家自体が亡霊にとり憑かれていて、なす術がなかったというのだ。そして天候が急変しはじめる。これもその亡霊の仕業だとネッドは言う。そして、信じないベヴァリーを残してネッドが立ち去ると、ベヴァリーの祖母の墓は得体の知れない白い花が一面に生えていた。
 一方、軌道上の〈エンタープライズ〉はコントロール出来ない気象状況が発生し、対応におおわらわになる。
 そして、地上では祖母の家にたどりついたベヴァリーが家の中が花で溢れかえっているのを発見し愕然となる。そして、鏡の中に墓地で見た謎の人物の姿が映り、不思議な声が聞こえ始める。その声こそ、ベヴァリーの祖母の恋人だったローニンそのものだった。彼は幽霊だと言う事を認め、彼女の家系の女性に代々とりついていることを認めた。そして、必死に抵抗するベヴァリーだったが....。
〈エンタープライズ〉 ベヴァリーの部屋にディアナが尋ねると、ベヴァリーは落ち着いた雰囲気で彼女を迎え入れ、ローニンに会ったと彼女のに伝える。ディアナはそんなものは幻覚だわととりあわないが、ベヴァリーは意に介さない様子だった。
 異変はエスカレードしはじめ、〈エンタープライズ〉の船内の環境コントロールがおかしくなり始める。惑星の気象コントロールにパワーを食われているため影響が出ているのだろうと、切り離そうとするが出来ない。デイタとジョーディが環境コントロール室へ行くと、そこではどうやってもぐりこんだのか、ネッドが装置を破壊していた。だが、そのネッドは突如起こったサージで死んでしまう。デイタは不審さをあらわにする。いくらスパークが起こっても人が死ぬほどのショックは受けない筈なのだ。ベヴァリーの検死でもプラズマのサージで受ける物より遥かに大きな衝撃で細胞レベルから破壊されていると言う。思い当たる節があるベヴァリーはあわてて地上に降りる。彼女はローニンの仕業だと察知していた。追求するベヴァリーの前にローニンが実体化する。そして、ベヴァリーをすっかり虜にしてしまう。
 船に戻ったベヴァリーはあわててキャンドルに火をともす。パニック状態に陥るベヴァリーの元に再度ローニンが実体化する。そして、ベヴァリーを大切にすると言い、彼女の体の中に憑依してしまう。
 転送室。突如辞職し立ち去ろうとするベヴァリー。ピカードは何が起こったのかと慌てて引き止めようとするが、すでにベヴァリーはピカードの言葉など耳に入らない様子だった。
 ベヴァリーの異常な行動を話し合うディアナとピカード。そこにデイタがネッドを殺したパワーの源が地上の墓地から来ている事を発見したと報告に来る。デイタはベヴァリーの祖母の墓が源であると突き止める。
 一方、すっかりローニンの虜になってしまったベヴァリーは恍惚とした表情でローニンの零体を受け入れる。そこにピカードが尋ねるが、ベヴァリーはピカードを追い返そうとする。ローニンは実体化してピカードの前に現れ、ピカードを追い返そうとする。ピカードの追求にローニンは非実体化し、ピカードを襲う。昏倒して倒れるピカードにベヴァリーは正気を取り戻す。
 墓の調査を行っていたデイタとジョーディは、棺のなかから突如起き上がったベヴァリーの祖母に倒されてしまう。すんでのところで阻止したベヴァリーは、ローニンを対峙する。ローニンの取り付いていたキャンドルを破壊したベヴァリーは力を失ったローニンをフェイザーで攻撃し、消し去ってしまう。
〈エンタープライズ〉に戻ったベヴァリーは少し悲しいとディアナに打ち明ける。ローニンのおかげで、彼女の祖母は幸せだったのだ。

Guest Cast:
Michael Keenan as Maturin:寺島幹夫
Shay Duffin as Ned Quint:辻 親八
Duncan Regehr as Ronin:野沢那智
Ellen Albertono Dow as Felisa Howard:磯辺万沙子

Creative staff:
Director:Jonathan Frakes
Story By:Jeri Taylor & Jeanna F. Gallo
Teleplay By:Brannon Braga


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