TNGBANER

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第171話/"Genesis"『謎のイントロンウイルス』
STARDATE 47653.2

〈エンタープライズ〉の医療室はきょうも忙しい。ライカーが背中に針をいっぱい突き立てているのをアリサに抜いてもらっている。反対側ではバークレイが体の不調を訴えている。体が熱いと言うのだ。とりあえず、ベヴァリーは細胞スキャンをさせる。そこにデイタが妊娠中のスポットを連れてくる。
 バークレイの症状はTーセルに多少気になる部分があるが、他は正常で、彼がおおげさにさわいでいるほどのものではなく、ハイポを一発打って追いだされる。
 一方、スポットのほうは順調で、その場で新婚のアリサも妊娠していることがわかり、彼女はベヴァリーとデイタに祝福を受ける。
〈エンタープライズ〉では新しい防御システムの試験がウォーフの管制下で行われていたが、誘導システムが一部不調で一発外れたものが行方不明になってしまい、ピカードとデイタが回収に向かう事になる。デイタは数日部屋を開ける為、臨月のスポットをバークレイに預ける事にした。バークレイはデイタが自分を信頼してくれることが嬉しいようで、はしゃいだ様子だった。
 ピカードとデイタが離れた〈エンタープライズ〉ではウォーフが誘導システムの不調の解析を続けたが、13度テストしてもなにも不調は見当たらなかった。ライカーはイライラしているウォーフを見かねて、少し休めと指示を出す。
 テンフォーワードでウォーフが焼け食いをしていると、食事の約束をしていたディアナがやってくる。ディアナが落ち着かせようとしても、ウォーフの興奮はさめず、帰ってエスカレートさせてしまった。そして、ディアナはディアナで、普段はほとんど飲まないきつめのシンソホール(アルコールの代用品)を一気飲みをし始めていた。その夜、ウォーフは寝室で盛りがついたように興奮した状態で、あばれまくり、ベッドから寝具を剥ぎとり、床で抱きかかえて寝ると言う異様な行動を起していた。
 翌日、魚雷の誘導システムの分析を報告するバークレイだったが、その口調は異様に早く、いつもの彼とはあまりにも様子が変わっていた。ライカーもジョーディも異様に思ったが、たまにあることなので、あまり気にせずに作業を続行させた。一方、ブリッジではディアナが異様なまでに悪寒を感じ、最後はたまらなくなって、自室に帰ってしまう。
 不調の調査をしているバークレイとジョーディは点検通路で異様な穴を発見するが、ジョーディは体の不調を訴え、バークレイはますますせっかちになっていた。
 ブリッジではライカーが次第に自分の記憶がおかしくなっているのを自覚しはじめていた。
 そして、自室で寒さの為服のままバスにつかっていたディアナのところに、ウォーフがやってくる。そして、異様な言葉を発し、ディアナに噛付く。怪我をしたディアナと異様な行動を取るウォーフは医療室に収容されるが、ディアナは依然として異様な寒さを訴えるだけ。そして、ウォーフはついにベヴァリーの言葉もわからなくなり、彼女の顔に口から酸を吐きかけ、もがき苦しむ彼女を残して逃亡する。
 船の会議室ではライカーとバークレイとアリサが対策を打ち合わせるが、ライカーは自分がどんどん判断力を失っていることに気付いていた。そして、艦隊本部に事態を報告しようとするが、そこでライカーは言葉を失った。
 3日後〈エンタープライズ〉に帰還して来たピカードとデイタは、船が予定の位置に無い事を発見して驚く。なんと〈エンタープライズ〉は2光年も予定の位置からずれていたのだ。しかも船は漂流状態で、生命反応も異常だった。ピカードとデイタは手動で〈エンタープライズ〉にシャトルを帰還させる。
〈エンタープライズ〉の船内は出発時とはあまりにも変わった惨状で、非情事態の状況のまま、メインパワーも切られていた。船内には異様な動物の鳴き声があふれ、廊下には人間型の脱皮した皮膚の残骸が残されていた。
 ディアナの居室をみつけたふたりはその中で水棲生物に変態してゆくディアナを発見する。ディアナのDNAは次第に変化しており、やがて人間ではなくなるとデイタは分析した。彼女の顔には噛み跡があり、その傷にはクリンゴンの生物のDNA反応があった。
 ブリッジに入ったふたりは、そこでなにか動物に殺害された乗員の死体を発見する。ブリッジ自体も異様な惨状で、デイタがナヴィゲーション・コンソールで船内を分析すると、1000種類以上の異なる生物で船内があふれていることがわかった。そしてふたりは船長控え室で、類人猿に退化したライカーを発見する。ライカーはピカードを理解出来ず、襲いかかるが、デイタのフェイザーで昏倒させられる。デイタはすべてクルーが退化したものだと分析する。
 医療室でこの現象の分析を始めたデイタとピカードだったが、これが、病原菌によりDNAが退化させられる病気だと分析する。そして、ピカードもすでに感染しており、12時間しか持たないとデイタは報告する。冷静に淡々と状況を分析して報告するデイタの言葉にピカードは恐怖を覚える。船のコンピュータは一部破壊されていて使えないため、デイタの自室のサブシステムで代用しようと自室にはいるが、そこには変化していないスポットの子供と、イグアナに変化したスポットがいた。胎児が置かれた環境がなにか作用して子猫を変化させなかったのだと思い付いた二人は、妊娠しているオガワ・アリサを捜した。だが、その時〈エンタープライズ〉がおおきく揺れた。機関部が異常をきたしているのだ。
 デイタとピカードはエンジンの調整に赴くがそこで、クモと化したバークレイを発見する。ピカードは言い様の無い恐怖にかられる。ピカードに症状が現れ始めたのだ。
 アリサを回収して分析を始めたデイタは、DNAのT−セルが大きく関与している事を発見する。だが、そこに新たなる恐怖が襲った。ウォーフだ。
 デイタはウォーフがディアナを伴侶とする為に医療室へと来た事を察知し、ディアナの細胞からフェロモンを合成して、ウォーフの気をそらそうと提案する。デイタは自分がその任務につくというが、ピカードはそれよりもワクチンを開発する方が先だと言い、自分がその役をかってでる。
〈エンタープライズ〉の船内でピカードの逃避行が始まる。いまのウォーフに捕まればピカードはひとたまりもない。ピカードが必死で船内を逃げるうちに、デイタはDNAを元に回復させるアンチ・ヴィールスの開発に成功し、間一髪のところで、ピカード自分の機転で難を逃れる。
 正常に戻った〈エンタープライズ〉では、バークレイの体内で突然変異したTーセルを判断出来なかったわたしのミスだとベヴァリー。病原体にはバークレイの名前が付けられるが、この奇妙な症候群は今後の医療開発には貴重なサンプルとなりえそうだった。

Guest Cast:
Dwight Schultz as Barclay:中村秀幸
Patti Yasutake as Ogawa:栗山微笑子
Caelo Ferro as Ensign Dern:坪井智浩

Creative staff:
Director:Gates McFadden
Written By:Brannon Braga


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