TNGBANER

[ Season Premiere | Previous Episode | Return to Top | Next Episodes | Final Episode ]
第174話/"Bloodlines"『怨讐の彼方に』
STARDATE 47829.1

 通常航行をする〈エンタープライズ〉に謎の飛行物体が接近する。それはメセージ・プローブで、ピカード個人にあてたホログラム通信が入っていた。それはかつて、ピカードを苦しめたフェレンギ人のボクで、ピカードに息子を殺された復讐をしにやって来たという。今度はピカードの息子のジェイソン・ヴィゴを殺害する事で、それを果たすと言うのだ。ジェイゾン・ヴィゴ、それはピカードも知らない人物の名前だった。いや、正確には母親であろう人物しか覚えがなかった。
 ピカードはデイタにジェイソン・ヴィゴという人物を、自分にかかわりのあるミランダ・ヴィゴに関係ある人物かどうか調べさせる。もう40年も前の事だ。そしてライカーにはボクがなぜデイモンに返り咲いたかを、フェレンギ政府に聞くように指示を出す。
 ライカーが持って来た答えは、ボクは投獄された後、2年前に脱走していて、デイタが調べた情報にはたしかにジェイソン・ヴィゴという青年がいて、写真ももってきていた。青年はケイモア星系にいるという。ピカードはコースを変えさせると、ライカーに24年前の自分のあやまちを打ち明ける。だが、まさかその時の女性が妊娠したなどとはピカードも思いもよらず、ミランダも知らせては来なかったのだ。ピカードはその青年が息子であろうがなかろうが、救わなければならないとライカーに言った。
 ケイモア星系に到着した〈エンタープライズ〉はロック・クライミング中のジェイソンを発見し、〈エンタープライズ〉に収容する。ジェイソンはいきなり連邦の宇宙船にひっぱりあげられ、しかも目の前に現れた宇宙船の船長に「きみはわたしの息子かもしれない」と言われ、さらに自分が命を狙われていると聞かされ当惑する。ミランダは数年前に亡くなっていて、ジェイソンがほんとうにピカードの息子かどうかを直接聞く事は出来なかった。
 医療室でDNA鑑定が行われる。その間にピカードは世間話をするが、初対面で、親子かもしれないということで、会話はぎこちない。そして、鑑定の結果は、ジェイソンは確かにピカードの息子だというものだった。
 ジェイソンはいきなり現れた父親だというピカードになかなか打ち解けようとはしなかった。20年以上も父親を知らされずに育って来たのだから無理もない。ピカードはかいがいしく自分を理解してもらおうと努力するが、なかなかうまく行かなかった。それでもジェイソンはピカードへの逆恨みの為に、関係のない自分が保護されなければならない危険な立場である事は理解し、ケイモアには戻らず、〈エンタープライズ〉に残る事を納得する。
 ピカードはボクがどういう手段でジェイソンを殺害しにくるかがわからず、わからないなりにジョーディとデイタに防衛措置を取らせるように指示を出す。その最中、フェレンギの政府の人物とコンタクトがとれ、ボクが2年前に脱獄し、いまはドライアス星団に逃げていることを伝えてくる。ドライアス星団には20を越える星系があり、調査はこんなんだった。だが、ピカードはボクの野望を阻止する為に星団へと向かう。
 初対面の息子を目の前にして困惑するピカードはついに、親の経験があるベヴァリーに泣き付いてくる。ベヴァリーはピカードのやりかたは間違っていないというが、自分のやりやすい方法ではどうなの? と言ってくる。
 部屋をあたえられたジェイソンのところにディアナが様子を見にやってくる。ディアナはいろいろとジェイソンに質問をするが、逆にジェイソンがディアナに興味を持ったように質問して来た。あきらかにピカードとは違う人種だった。
 その晩、ピカードの寝室にボクが現れる。警備班を呼ぶピカードだったが、ボクは一瞬で消えてしまった。
 ジョーディとウォーフがボクがどうやって現れたかの分析をするが、答えは得られなかった。探知システムと防御システムを強化する以外に手はない。その最中、デイタがジェイソンの犯罪歴の調査結果をもってやってくる。ジェイソンは決して品行方正な青年ではなかったのだ。
 テンフォーワードに来たジェイソンはうるさくつきまとう保安部員をおっぱらうが、その直後に謎の痙攣におそわれる。そこにピカードがおとずれ、ジェイソンは何故警備員がつくのかと詰め寄る。ピカードは昨晩ボクが現れた為に危険性が増した為だと説明する。そして、手持ちぶさたならホロデックでロック・クライミングでもすればと勧める。ジェイソンはじぶんがどうしたらいいのか解らなくなっていた。ピカードをどうよんだらいいのか。それすらもジェイソンには苦痛だった。
 ボクの消息を追う〈エンタープライズ〉は新たなプローブを発見する。突如爆破つしたプローブからピカード宛に「我が復讐は手中にあり」というメッセージが送られて来た。そして、ボクはピカードの控え室にまで現れる。ボクはそこで、ピカードに一方的に復讐をすることを話して消える。その後のデイタとジョーディの調査で、これは明らかにホログラムではなく、なんらかの亜空間を利用した転送システムだと結論がだされる。
 一方、そのころ当のジェイソンは激しい痙攣に襲われて苦しんでいた。ベヴァリーの問診に、ジェイソンは半年くらい前から謎の痙攣になやまされていた。ベヴァリーの死んだんではジェイソンの病気はフォーレス=トレント症候群で、発見が遅れたら命に関る内容だと言う。だが、発見がはやかったので〈エンタープライズ〉の船内でも完治は可能だ。ベヴァリーは治療の為にジェイソンの細胞分析を始める。
 ピカードはホロデッキでロック・クライミングをするジェイソンのもとを訪れる。ジェイソンは、自分が犯罪にでも走らなければ生きてゆけなかった自分の生い立ちを打ち明ける。たしかに、すねにキズがあるが、ジェイソンは、けなげで、自分の子供以外のカダシア戦争での身寄りの無い戦災孤児を育てていたミランダを誇りに思い、愛していた聡明な青年だと理解する。ジェイソンは自分の母親がどうして死んだかも打ち明けた。ピカードは自分と父親の不仲をジェイソンに打ち明け、自分は息子を理解したいと言う。そこでピカードはジェイソンの経歴をすべて知った上で、彼を受け入れると告白する。ジェイソンはようやくピカードを理解しようとしはじめた。
 一方、ベヴァリーはジェイソンの細胞を分析を続けるうちにとんでも無い事を発見し、ピカードに報告する。
 ちょうどその頃、ボクの宇宙船がジェイソン奪取の工作を始める。〈エンタープライズ〉の乗員の対抗措置もすんでのところでかわされてしまう。そして、ジェイソンを奪った転送ビームを逆探知して、〈エンタープライズ〉はボクの宇宙船を発見してピカードが単身乗り込む。
 ボクの宇宙船に移ったピカードはボクと対峙する。だが、ピカードはすでにジェイソンが自分の息子では無い事を知っており、ボクの部下に彼らがかつがれていることを知らせ、ボクを逮捕させる。
 ジェイソンは彼の母親がピカードと関係があったことを知ったボクによってDNAに佐伯をされていたのだ。ボクはピカードと無関係なジェイソンを息子に仕立て上げて復讐をしようとしたのだった。
〈エンタープライズ〉に戻り、治療を受けたジェイソンはケイモアに戻る事になった。つかのまに偽りの親子には、いつしか本当の親子のような情が生まれていた。

Guest Cast:
Ken Olandt as Jason:堀内賢雄
Lee Arenberg as Bok:田口 昂
Peter Slutsker as Birta:鈴木清信
Amy Pietz as Lt.Sandra Pietz:伊藤美紀
Michelan Sisti as Tol:小形 満

Creative staff:
Director:Les Landau
Written By:Nicholas Sagan


[ Season Ptremiere | Previous Episode | Return to Top | Next Episodes | Final Episode ]
Copyright 1982 to 1998 by Starbase Kobe All Right Reserved. "STARBASE KOBE" and "S.B.KO." are Trademarks of STARBASE KOBE.