こうしてまあるく繋がっている。

君の痛みと僕の痛み

まあるく繋がっている。
見上げると そこに いつも当たり前のようにある君

寄り添い合っていることが「普通」になってしまい

気がつかなかったね。

そのほんのり色付いた薄桃色の頬

ずっとこれからも歩いていけるといいね。

照れくさくて口には出せないけれど

来年も再来年もずっとこうして二人

並んで見上げることができたらいいね。

君に良く似たこの桜を....




見ないように ずっと そうしてきたのに

だけど 向き合わなければならない時がきたのですね。

「さよなら」は私から。

この我侭を許してくださいね。

私が立ち去った後、ホッと安堵の顔、しないでください。

小さな想い出のひとつやふたつ、思い出して

目頭を熱く 涙などをひとつ、ふたつ流してください。

だって、もう二度と逢えないのですから。

もし 肌寒い冬の日に二人 偶然出逢っても

私はあなたを抱いたりしないのですから...

軽く会釈して余所余所しくて

私は他人になるのですから...

あなたは この別離を安堵として受け止めないでくださいね。

私は覚悟ができましたから。

あなたはどうぞ唐突の別れに驚き、喜び

そして少しずつ後悔してくださいね。

私、ずっと見ないようにしていましたから、

この日もこの覚悟も

だけど、きっとこの小さな決意が

ふたりを変えてくれると信じているのです。

私は言います。

「さようなら」

あなたは....

小躍りして喜ぶと思ったのに

「何故?」

そう言って 両手を広げて私を抱き寄せてくれました。

私は『私』ばかりを

愛される受身な『私』ばかりを

見ていましたから

ときめきを失いつつあるあなたは

私をとうに見捨ててしまったのだと思っていました。

あなたの腕の中で

ひとつ 気がついたのです。

恋は形を変えることに....

人肌恋しい季節に添い寝する

ただそんな関係もあるのですね。

私は自分の幼さに恥ずかしさを感じ

あなたの大らかさを初めて知るのです。