人生って不思議だよね。
君に会えると思っていなかった。
君に慕われるとも思っていなかった。
だけど、僕は君に出逢えて、
そして、君の中学生から高校生までの
時間を見ること、触れることができて
すごくラッキーだったと思います。
君は社会人になるんだね。
「もう勉強はしたくないんです」
そう言いつつ、僕の小さな学校には
休むことなく、通ってくれましたね。
ありがとう。
心から「ありがとう」。
無垢で美しい日々を「ありがとう」。
もし、大人になり、辛いことがあったのなら、
ここで過ごした日々を思い出してください。
僕は君を尊敬しています。
明るい声でしたね。
澄んだ瞳でしたね。
クイズが得意でしたね。
僕の愛犬を可愛がってくれましたね。
修学旅行やインター・ハイでお土産を
必ず買ってきてくれましたね。
弱いところも、苦手なことも
包み隠さず話してくれましたね。
本当に「ありがとう」。
君に出逢えた日のこと。
君と学んだ日々のこと。
僕は忘れることはないでしょう。
君は臆することなく、
その澄んだ声と瞳で、旅立ちなさい。
きっと多くの人から愛されるでしょう。
必要とされるでしょう。
君の優しさと努力する姿勢で
多くの人に「幸せ」を運んであげてください。
僕が君からたくさんの「幸せ」を受け取ったように。
(K.K.君へ)
「マジ、ムカツク!!!」
君の口癖でしたね。
正義感が強くて
その強さに振り回されて
ちょっと遠回りしたけれど
その分、多くのものに触れることが出来たでしょう。
僕はいつも 「すごいな〜」って
思っていました。
自立する心がいつも君の真ん中にあり
バイトに日々追われながら
大好きなバイクを自分で購入したのですから。
僕の小さな学校の授業料も自分で払っていたよね。
君は世の中の歪んだものに すごく敏感で
イラつくことが多いって口を尖らせていたけれど
その凛とした姿勢は 僕にいつも何かを投げかけました。
君のお陰で 僕は何度も何度も
自分を見つめ直しました。
僕よりもずっと大人の君。
数学が苦手で 僕のもとに来たのですね。
君はそれをすごく気にしていたけれど
僕は本当は「そんなこと気にしなくていいよ」と
笑ってあげたかったです。
君は気づいていないだろうけれど
たくさん素晴らしいものを持っています。
専門学校で車のことやバイクのことを
懸命に学んでください。
そして、汚いことも受け流すことも学んでください。
世の中は、「綺麗」に満ちている訳ではありませんから。
また「汚い」ものに過剰反応して
道を踏み外さないで下さいね。
中学生から高校三年生の今日この日まで
まるでドラマみたいな日々でしたが、
なんとか僕らは綺麗に着地できたようです。
最後に、世の中には、「汚い」ものもありますから、
それを成敗しようと拳を上げることだけはしないで下さい。
正しい者が、馬鹿を見るなんてことが、
二度と繰り返されませんように。
そして、もう二度と、僕の小さな学校に
舞い戻ることがないように
専門学校は辞めずに 続けてください。
車検は君に任せたからな!
(A.S.君へ)
君はとても明るくて無邪気で
眩しい存在でした。
君がいるだけで この小さな学校は
光を放ち、輝きました。
僕はいつも笑っている君の内面が
壊れる寸前だと気が付いてあげられませんでした。
僕の教室で笑い、冗談を言い合い、
お互い励まし合い、たくさんの話をしたのに
君が苛めに苦しんでいることに
僕は気が付かなかった。
お母さんに 「あの娘にとってのシェルターなんです」と
聞かされた時、君の学校での立場を初めて知りました。
「死にたい」と君が言った時、
「もったいない!」と僕は即答しましたね。
君はとても美しい容姿をし、明るい笑顔も持っている。
スポーツも得意だし、胸だって信じられない程豊か。
小麦色の肌も。艶やかな髪も。
そして、全体を見て、気配りできる優しさもある。
大型犬が大好きで、ピアノと英語が得意。
君の何処を見て、苛める人がいるのでしょう。
大人のように受け流すことが出来ず
真っ直ぐ捉えてしまい、君はすごく苦しみ悩んだりでしょう。
でも、そんな苦しみを微塵も見せず
いつも明るく振る舞ってくれましたね。
「先生の塾だから」と
たくさん生徒を連れてきてくれましたね。
優しい君に 強さがあればな、と思うことは
時々ありました。
皆を気遣うあまりに 自分を後回しにし
色んなことを我慢したのでしょうね。
でも、そんな日々も もう終わりですね。
僕の小さな学校を通じて
たくさんの仲間ができたのですから
残り少ない中学生活を楽しんでください。
そして、君が尊敬するお母さんのように
素適な女性になってくださいね。
たくさんの心遣いと優しさをありがとう。
(O.E.さんへ)