旅先でバレエ パリ編
パリのレッスン・スタジオ
パリでレッスン その1(2000年9月) その2(2000年11月)
パリのダンススタジオのレッスン・スケジュール表(2000年現在なので、2001年はかなり変わっています。ご了承ください。)
パリでレッスン その3(2001年12月)
パリでレッスン その4(2002年4月)
パリでレッスン その5(2002年9月)
パリでバレエを見る ・・・
「ガルニエ宮でバレエを見る。(2001年2月)ダフ屋事情。パキータのプログラムもUP
ガルニエ宮で、当日のリターン・チケットを購入する。 (2001年12月)
ガルニエ宮で「SPECTACLE DE BALLETS Fokine/Nijinski/Robbins/Li 」を見る。
お勧め「アフター・シアター・メニュー」
公演情報を得る パリの劇場について
フランスのダンス雑誌・・・ダンス雑誌は公演情報やダンス用品店、ダンススタジオなどの情報が満載!!
「ユーロ・スター」でパリからロンドンへ:www.eurostar.com、電話(日本からは)001-44-1233-617575
パリ ポンピドーセンターで2001年2月27日までダンス特別展 オペラ座ガルニエ宮内のギャラリーでジゼル展2月18日まで開催
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Centre de Danse
du
marais(センタ・デ・ダンス・デュ・マレ)
Add:41、rue du temple 75004 paris
Tel:01−42−72−15−42
http://www.parisdanse.com/ (英語版の案内もありました。レッスンのタイム・スケジュールなど充実した内容なので是非ご覧下さい。タイム・スケジュールはTOPページの左上の英語をクリックし、menuの「courses program 2002/03」です。8月だけはバカンス中のため別のスケジュールになるようです。注意してください。)
ポンピドーセンターから徒歩5分
最寄り駅は「 HOTEL DE VILLE」です。「CHATELET」からも徒歩7分くらいです。Rue du Temple(Temple通り)沿いにあり、Rue du Platre(Platre通り)の正面が入り口です。
写真右はTemple通りに面した入り口です。この中を入っていくと奥に中庭があり、写真下のような受け付けがあります。中庭に入っていくのに勇気がいりますが奥までお進みください。
レッスン料;中級までは 15ユーロ(1600円くらい)(中級以上は、年間登録料を8ユーロ事前に支払う)(2002年現在)
「クラシック」「バー・オ・ソル・クラシック」、「ピラテス・メソッド」、「コンテンポラリー」、「ストレッチング・ダンス」、「ロック」「サルサ」、「モダン・ジャズ」、「ファンク・ジャズ」、「ヒップ・ホップ」、「ヨガ」、「タンゴ」、「フラメンコ」、「アフロ」、「オリエンタル・ダンス」などのクラスのスケジュールが書かれてありました。この他「ピアノ」、「ギター」、「歌」、「デッサン」などもありました。レッスンのタイムテーブルはこちら。 最新のタイム・テーブルは上記のサイトを直接確認してください!!
≪レッスンのあとは。。。≫
このスタジオがある「マレ」地区はおしゃれなスポットで有名な地域です。レッスン後はポンピドー・センター周辺のカフェか、レ・アール周辺のカフェで休憩するか、もしくはマレのティー・サロン(日本でも有名な「マリアージュ」のお店もあります。)へ行くことをおすすめします。近くのピカソ美術館もお勧めスポットです。このスタジオの1階中庭にもカフェやレストランがあるので(お昼以降の営業)レッスン後にのんびりするのもお勧めです。(レッスンの様子が窓から見えるし、生ピアノ演奏も聞こえてきます。)
「Site
Veron」![]()
ADD:4 bis Cite Veron 75018 Paris (ムーラン・ルージュのすぐ左脇の細い道(入り口にスタジオの案内があります)を入って、50メートルほど進んだ右手の白い建物) メトロ(2番)のBlanche駅から歩いて5分。(近日中に地図をUPします)
TEL:01-42-52-07-29
クラシック・バレエのほか、「バー・オ・ソル」、「シアター・ダンス」「モダン」「ジャズ」「ラテン」「ヒップ・ホップ」などいろいろなジャンルのレッスンがあります。クラシックバレエのレッスンは、2002/03のタイム/スケジュールでは、
ヌレエフと共演した日本人の酒井先生という方のクラス(レベルは、Av.Pro 上級からプロフェッショナル)が月曜から土曜までの11:30−13:00
MARC DU BOUAYS先生というパリ・オペラ座の方のクラスが、月曜 17:00−18:30(中級、上級) 水曜日17:30−19:00、木曜日18:30−20:00
にあります。
Centre de Dance de Paris GOUBE Ecole de Ballet
ADD:Salle Pleyel (サル・プレイエル劇場:パリの有名なクラシック音楽演奏のための劇場で、上には沢山の私立のバレエ教室が入っていることでも有名だそうです。)2階。252、rue du Faubourg Saint-Honore 75008 Paris (凱旋門近く、フォーブル・サントノーレ通り。メトロ2番のTermes駅から5分)
TEL:01-45-62-23-16、01-45-63-40-21、FAX:01-45-48-47-68
パリ・オペラ座のグベ先生のレッスン・スタジオで藤井美帆さんもいらしているとの噂です。2002/03年の大人のクラスのクラシック・バレエのタイム・テーブルは以下。(クラシックバレエ以外のダンスのレッスンもあるようです。)レッスン料は、1回だと13.30ユーロ(1500円)10回の回数券は123ユーロです。
月曜日:上級(avance)11:00-12:30、中級(intermediaire)18:15−19:30、火曜日:(avance)11:00−12:30、(intermediaire)18:15-19:30、水曜日(avance)12:00-13:30(このレッスンはJennifer Goube先生の担当)、(intermediaire)18:30-20:00、木曜日:(avance)11:00−12:30、(intermediaire)18:15-19:30、金曜日:(avance)11:00−12:30、中級(moyen)15:00-16:15、土曜日:(avance)12:00−13:30(これもGoube先生の担当)、(intermediaire)18:30−20:00、日曜日(tous niveaux)全てのレベル対象 11:00−12:30です。
※このグベ先生のスタジオのほかにもいろいろなスタジオが入っていました。この劇場は2002年9月現在改装中で、工事のため入り口は暗く入りにくい雰囲気でしたが、階段を昇れば普通のスタジオです。また、劇場の隣りにはバレエ・ショップがあり必要なものを調達することができます。(Stanlowa 250 rue du faubourg st-honore 75008 Paris http://www.stanlowa.com )
Le
Centre Des Arts Vivants
(Performing Arts
Center)
Add:4 rue Breguet 75011 Paris
Tel:01−55−28−84−00
http://www.le-centre-des-arts.com
こちらのスタジオは雑誌に載っていたもので、直接訪ねてはいません。雑誌の広告によるとクラシックバレエや、コンテンポラリー、ジャズ、モダン、ヒップホップ、タップダンス、サルサ、アフリカンダンス、ストレッチなどと書かれていました。
パリでバレエのレッスンを受ける(地図は上のものを参照ください)
《 レッスン情報を得る 2000年8月》
後述のバレエ雑誌の広告から上記のふたつのレッスンスタジオを知りました。(ロンドンやニューヨークと違い何処にレッスンスタジオがあるのか、全くわからず調べるまでに苦労してしまいました。)そのうちの一つ「centre de Danse du marais(センター ・ デ ・ ダンス・ デュ・ マレ)というマレ地区のダンススタジオを訪ねました。住所の通り沿いのその番地を探すと、何故かそこだけ通り沿いの建物がくり貫いたように開いていて中庭に入れるようになっており、奥に受付がありました。
片言のフランス語でバレエのレッスンのスケジュール表を頂きました。どうやらフランス語では「クラシックバレエ」のことを「Classique」(クラシック)というようです。(間違っていたらごめんなさい。)8月はバカンスなのでレッスンは少ないけれど、9月からは充実したレッスンが行われることを受付の人が丁寧に教えてくれて、レッスン・スタジオも案内してくれました。
大人のクラスも充実していて「大人の初心者1年目」、「2年目」、「初級」、「中級」、「プロ」、「ポワント」などいろいろなクラスがありました。次回滞在時にレッスンにトライしてみたいと思いました。(それまでにフランス語も勉強しなくては。。。。。)
《レッスンを受ける その1:2000年9月 センター・ド・ダンス・デュ・マレにて LAZZARELLI先生の入門2年目クラス》
今回は Frederic・Lazzarelli先生の木曜日夜7時からのレッスン(入門2年目:Adultes debutant 「2 annee」)を受けてきました。(結局フランス語の勉強は全く手を付けずに行ってしまいました。)実はバレエシューズを忘れたことに午後6時に気付き、地下鉄に乗って「レペット」まで買いに行くという羽目に陥り、受付に到着したのは6時50分でした。
受付では40才くらいの(長髪、芸術家風?)の男性がいて、「今日はじめてレッスンを受けたい」と申し出ると、親切に受け付けの向かい側の建物まで案内してくれて、2階(英語では、first Floorと言っていました)の「Beethoven(ベートーベン)」というスタジオがレッスン場所で、その更に上の階の更衣室で着替えるように教えてくれました。そして着替えはすべてレッスンスタジオに持っていく様、更衣室に置き忘れの無い様に注意して下さりレッスン料は直接先生に支払うように丁寧にゆっくりした英語で説明してくれました。
狭い階段を駆け上がり更衣室に入ると、30人ほどの女性が談笑しながら着替えていました。そして談笑の中心は、、、、男性?!がいました。(となりではブラジャーをはずして、レオタードに着替える40才くらいの女性)もしや先生かしら?もう一度パンフレットで先生の名前を確認してから、「フレデリック先生ですか」と質問し「ウイ!」の明るい返事を頂き、わたしはここでのレッスンが初めてであることと、フランス語が解らないことを伝えました。先生は「ワタシ、ニホンゴ、ダイジョウブ!」、「ヒザヲ、ノバス!」と大きな声で言って、周囲女性に「それは日本語?中国語?」と笑われていました。名前を伝えてレッスン料の90フランを払い、大急ぎで着替えました。
レッスン・スタジオは広く、20才から50才後半までの女性が70人近くいました。(男性は4人だけ)私がスタジオに入ると先生が駆け寄ってきてくれ私の荷物を持って隅の荷物置き場に置くと、スタジオの真ん中のバーに案内してくれました。生ピアノの演奏ではじめの35分はバー・レッスン。5分休憩を入れてセンターへ。あまり長くないアンシェヌマンではじめはポールド・ブラ中心にしたタンジュからアティチュードのプロムナード。2つのグループに分かれて、同じアンシェヌマンを2度続けて練習してから、もう一つのグループに交替し、また同じ振りを繰り返して2回練習するという方法でした。ポワントで練習している上手な人から、靴下でレッスンを受けている初心者までさまざまなレベルの人がいました。レッスンの時間帯により違うと思いますが、夜のレッスンだったので仕事を持つ中年の女性がほとんどだったようでした。1度レッスン中に「ヒザヲ、ノバス!!」と、大きな声で注意を受けましたが、先生は明るい男性で(ラテンが入っているようです)、周囲の女性にウインクを盛んに飛ばしながら進めていました。このあとジャンプ、ピルエット、ピケターンなどのレッスンが入り、8時30分ちょうどに拍手で終了しました。
更衣室にもどるとまた先生が座っていて、支払が終っていない生徒からレッスン料を受け取っていました。しかし先生だけでなく、レッスンを受けていた男性も着替えていて、男女一緒の更衣室だということが判明し、カルチャー・ショックを受けました。。。。
着替えて地上階へ降り中庭に出ると、夏のヨーロッパでは夜9時近くがちょうど夕暮れで良い気分でした。ここは中庭にテーブルが出されていてレッスン前後の人々が食事やお茶をする場所になっています。旅行でいらっしゃったら中庭のカフェでレッスンを受けないお友達や家族と待ち合わせをすれば、レッスンの様子も開いている窓から見えますし、音楽も聞こえてくるので良いのではないかと思います。
カフェの名前は「The studio Restaurant Bar」という英語名で、住所はこのレッスンスタジオと同じです。
スタジオの名前は私が今回受けた場所が「ベートーベン」でしたが、それぞれ「ビゼー」、「モーツアルト」、「ハイドン」などクラシックの作曲家の名前がついているようでした。ニューヨーク、ロンドンとは、またちょっと違ったフランスっぽい雰囲気が十分味わえる場所でした。(マレ地区という場所自体がパリのなかでもオシャレな場所だからかもしれません。)また先程も書きましたが、レッスンの時間帯のせいか、30才、40才の大人からバレエを始めたような女性が沢山、楽しそうにレッスンを受けていて、私もリラックスして楽しむことができました。
パリでレッスン その2(2000年11月)センター・ド・ダンス・デュ・マレにてAnita Kristina先生の入門クラス
左の写真は小さいですが上記の「ベートーベン」というレッスン・スタジオの中です。いわゆるパリの典型的な建物の中にあり、天井が高く、上には梁が見えます。天井が高いため窓もとても長く、高くなっています。奥にはピアノも見えます。
前回同様この「ベートーベン」というレッスン・スタジオでのレッスンで、生ピアノのレッスンを受けました。
先生はAnita KRISTINAさん。(40歳後半の気が強そうな先生でした。怖くは無いですが)今回は先生は更衣室にはいらっしゃらず、スタジオに入るとピアノの前にそれらしい人がいたので、こちらから声をかけて先生であることを確かめて、レッスン料を確認の上、支払いました。(前回同様 90フラン。およそ1400円ほど)今回のクラスは夕方からのクラス(17時30分)で女性がほとんどで年齢もほとんど30歳以上、平均年齢は40歳を超えているようです。ほとんどの生徒さんがこのクラスのリピーターのようで、小さなカードをレッスン前に先生に渡してサインをしてもらっているようでした。
「オ・ニ・バ」(Let's go)で始まり、「ファティゲ」(疲れてるの?)という、いかにも仕事帰りの言葉が飛び交いながら、バーレッスンが続きます。先生が手本を示しながら説明し、説明が解らないと生徒がどんどん質問していて、中年女性のパワーを感じました。(私は何を言っているのか全然解らないのですが、ちゃんと質問したり、それに先生もきちんと答えたり頭を使ってレッスンしている雰囲気がありました。)
始めの1時間がバー・レッスン。最後に各自で柔軟体操。残りの30分がセンター。ジャンプや、ピルエット、ピケターンなどがありました。ふたつのグループに分かれて交代に2回づつレッスンをしていきます。私は,前へ進むアッサンブレが初めてで、なかなか出来なくてめちゃくちゃやっていたのですが、先生はちょっと教えてくれて、私がまだできそうにないことが解ると、あまり責めずにほっておいて下さったのですが、同じ生徒のおばさまが、「あんた、全然違うわよ!」「こうやるのよ。ほら!」って感じで私の腕を引っ張ってスタジオの隅でなんどもやって見れてくれて、私はフランス語が解らないので、「コムサ?」(こんな感じ?) くらいしか言えずに何度も繰り返し、やっと何とか形になってきて、おばさまに、「セ・ボン」( GOOD という感じでしょうか)と言って頂き「メルシー」と言うのが精一杯でした。
日本で大人から始めるバレエといっても30歳台がまだ平均年齢かなという感じもありますが、40歳から始めた人ばかりだけど、みんなきちんと頑張っていて、みんなで質問したり話をしたりしながらのレッスンの雰囲気は、フランスらしい気風が感じられ、スタジオの隅でいきなり特別レッスンが始まったときには驚きましたが、わたしみたいな下手な外国人にも、ちゃんと話かけてきてくださったりして、なかなか感動的な時間を過ごすことができました。
パリでレッスン その3(2001年12月) センター・ド・ダンス・デュ・マレにてHUGUETTE MASSIN先生の「入門から中級クラス」
本当は朝9時半からのバレエ・レッスンを受けたかったのだけど到着したら9時45分。さすがに受けられないので、受け付けで昼間のレッスンについて相談した。受付の黒人女性は私の顔を見るなり、「英語でOKよ!」と。お昼の中級クラスのレッスンのレベルを聞いて、出直すことに。「今度は遅れちゃ駄目よ」と言われる。新しいレッスン・スケジュールをもらうが、前回のものとかなり違っていた。
この朝はRERの「シャトレット・レ・アール」駅から徒歩でスタジオへ。ポンピドー・センターの横を通り(クリスマスの特別屋台が並んでいた)、裏道を抜けて行く。通りはどこも石畳でロンドンに比べても歩きにくいことを実感。朝入り口を進んで中庭正面の2階のスタジオでクラシック・バレエのレッスンが窓から見える。うーん。いいなあ。と、うっとりとしたひとときでした。
さて再度レッスンを受けるために12時過ぎにスタジオへ向かう。スタジオ近くのパン屋さんでクロックムッシューを買う。「ショー?」と聞かれ一瞬戸惑うが、温めるかどうかの確認と気付き、「ウイ!メルシー」と叫ぶ。歩きながら急いで食べて、熱くなったチーズで口の中をやけどしてしまう。。。痛い。
先程受付の人に教えてもらった通りに進む。パリの昔ながらの建物の一角を使っているので、たくさんあるスタジオには、それぞれ別の入り口から入り、別の階段を使って行かないと駄目らしい。受付の人に「ワーグナー」のスタジオは、ここの入り口から右手の階段を昇れといわれる。結構迷路みたい。建築に興味がある人なら、こういう建物の中を歩くだけでもいろんな発見が出来て楽しいのではないかと思う。が私にはそんな余裕も無く、更衣室が見つけられずぐるぐる進む。結局以前レッスンの時に使った「ベートーベン」のスタジオ用の更衣室で着替えてしまう。12時半前にスタジオに行くが他に人がいない。12時40分になっても誰も来ない。不安になってスタジオの外でレッスンを終えてストレッチしている人に何度も聞くが、ここで待ってれば良いよと。
15分ほど遅れてやっと先生(50歳後半らしき女性)と他の生徒さんたちが集まる。なんか、びっくり。お昼の初級から中級というこのクラスは、生徒がたった5人。(私を入れて)ただし「イズミさん」という日本人の若い女性がいて声を掛けてくれたので有り難かった。他の生徒さんも皆女性で30歳台の女性ばかり。レッスンのレベルはそれほど難しくなく、ついていくことが出来ました。
スタジオも小さくて音楽はカセットテープ利用でした。先生は生徒の身体を触って直すことはしませんが、ご自身が黒のレオタードに黒のタイツで上にシャツという服装で、必要に応じてシャツを上に上げてご自分の身体を見せて説明してくださりました。また、生徒ひとりひとりの間違いを細かく指摘して直していました。私の欠点(足の筋肉を固めてしまう)も、厳しく説明して、その度イズミさんに私に訳して説明するようにおっしゃり、都度イズミさんが私に通訳して私の理解度を確かめてから、進むというようなレッスンでした。私はただの一回限りの生徒なので、このようにして他の生徒さんの大切な時間を割いてしまうことが結構心苦しく感じました。レッスン前の挨拶のときに、きちんと旅行中にレッスンを受けに来たことを伝えるべきであったと反省してしまいました。
バーレッスンがおよそ1時間。タンジュとデカジェとポールド・ブラも入るなど、一連のレッスンはそれぞれ長めでした。センターは30分ほど。アダージオと、タンジュとピルエット、アレグロで1番と2番のジャンプ、そして最後にアッサンブレとジュッテのコンビネーション。アレグロだけあ2回ずつやりました。
この先生はこのあと子供のクラスを2つ持っていて、レッスンの途中で5歳くらいの女の子がふたり泣きながらスタジオに入ってきて、先生と話をしてしばらくレッスンを見学して、出て行ったりアットホームな雰囲気でした。
朝(9時半)と夜(7時)のクラスは不特定多数の生徒さんがやってくる大人数のオープンクラスという雰囲気で気軽に私でも出席できる様子でしたが、今回のようなお昼のクラスや夕方のクラスは常連さんが先生との人間関係を築いてレッスンに精進している雰囲気があり、ちょっと申し訳無い気分になりました。が、ともあれ久しぶりのフランスのレッスンでした。イズミさん、本当にお世話になりました。
パリでレッスン その4(2002年4月) センター・ド・ダンス・デュ・マレにてFrederic LAZZARELLI先生の「入門1年目&2年目クラス」
およそ1年ぶりにフレデリック先生のレッスン。2002年に入ってから、つまりユーロに貨幣が変わってから初めてのレッスンでした。レッスン料は15ユーロ(約1600円)。
スタジオに到着するとすでに朝9時20分。30分からのレッスンに間に合うよう慌てて着替えをする。スタジオは「ベートーベン」入り口近くの荷物の置き場所に靴や荷物を置きバーにつく。すでにプリエのレッスンが始まったところで(生ピアノ演奏でした!やった!)、大急ぎで前の人の真似をする。1番、2番、4番のプリエを行うとそのままステュニューで反対側をやり、終わると再度左手バーで繰り返す。3回ほど繰り返す間に、どんどん生徒が集まってくるという状況。先生が側に来たので、慌てて「ボン・ジュール」と挨拶をして「ジュ・マ・ペール」と名前を名乗る。タンジュ、デカジェ、ジュッテ、ロンドのあと、ストレッチ。フォンヂュ、グラン・バットマンなどバー・レッスンが40分くらい。朝のクラスは初めてですが、この日は女性ばかり17人ほど。30歳台以上の女性ばかりで平均年齢は40歳台?素敵なマダムばかりで、身体が動かない50歳台のマダムも綺麗にお化粧してかわいらしい。
バーのあと5分休憩。その間にレッスン料をはじめに払わなかった人は先生のところへ。
センターは人数が少ないためか全て全員で。入門1年目&2年目と書いてありましたが、前回のフレデリック先生の入門2年目のクラスと内容はほとんど同じレベルでした。ただ、全然出来ないけれど楽しんでいるマダムも多いのが特徴でしょうか。春にここでレッスンを受けたNAOMIさんが、床が木なので、ピルエットが3回転出来ちゃうと掲示板に書き込んでいましたが、確かに私も今回は1回転なんとか回れてしまいました。(1回転出来ると嬉しい。縦パッセでも。。。)
11時ちょうどに終了。スタジオの外で待っていた11時からのWAYNE BYARS先生の上級&プロフェッショナルのクラスの生徒さんたち20名ほどがすぐにスタジオに入ってきました。(こんどは男性の生徒も5、6名)このクラスも生ピアノ演奏の様子でした。
パリでレッスン その5(2002年9月)Cite Veronにて 酒井達夫先生の「AV.Pro(上級/プロフェッショナル)クラス」![]()
酒井先生はヌレエフと黄金時代に共演していた人で、この cite Veronというスタジオで月曜から土曜日の毎日11:30−13:00にレッスンがあります。初心者にはとても難しいけれども、日本人の生徒もいて、先生のフアンのおばあちゃまたちもいるので、初心者がお邪魔してもOKの雰囲気がありました。レッスンはもちろんフランス語ですが、個別の指導は日本語でやってくださるのがありがたいので、勇気を出して行ってみる事にしました。
初めてのスタジオは場所を見つけるのが一苦労なので、初回ということでオペラ座からタクシーに乗りました。スタジオまで6ユーロ(700円ほど)タクシーが止まったのは、ムーラン・ルージュのすぐ左脇にある小さな小道(車が入れない狭さ)で、「この道をすすめ!」と運転手に言われ、かなり不安でしたがタクシーを降りました。50メートルも進むと、右の白い建物にダンサー風の人々がどんどん入っていきます。入り口の女性に「ムッシュー・サカイ?」とめちゃくちゃな質問をすると「ウイ!セ・サ(そうです。ここよ。)」と返答を頂き一安心。と、日本語で私の名前を呼ぶ声が。奇遇にもこのスタジオを勧めてくださった、日本人バレエ・ダンサーのNさん(男の子)とそのご家族(お母様と妹さん)がレッスンに来ていました。Nさんは明日にはフランスのとある国立バレエ学校に留学する予定で、こちらのスタジオには今回は前日とこの日の2日間だけの出席で、今回のパリ行きはお互いに連絡しないままだったので、びっくり。
入り口奥の受け付けで一回分のレッスン料を払う。13ユーロ(約 1400円)
地下の更衣室で着替え。(ここは前述のレッスンスタジオと違い、男女別!よかったー。彼と一緒に着替えるのは辛い。)荷物を持って1階のスタジオへ。こちらのスタジオは改装したばかりだそうで、壁も床も白い。場所がら、ムーラン・ルージュの踊り子のロートレックのポスターが飾ってあり、おしゃれ。舞台稽古ができるように、客席に向かってかなり傾斜がつけてあって、傾斜のある床に立ったことが無い私には、これだけでこの日のレッスンはとても辛かった。
レッスン内容は、この日はおばあちゃまも数人いたので(全部で20人ほど)かなりレベルを押さえていたようですが、それでも私には難しすぎて、全然ついていけませんでした。演奏は全て生ピアノ。
両手バーでウオーム・アップから。いつも同じなようで説明無しで始まってしまい、慌てて両側の人を見る。次のプリエも説明無し。4番プリエのあと、前足をロンドして後に移動して4番でのプリエはほとんどやったことが無く、冷や汗。タンジュ以降も一通り説明をしてくださるが、なかなか頭に入らず。ただ生徒さんの半数が、出来ていない様子で居心地は悪くない(?!)のだけれど、一体誰をお手本にして真似すればいいか、はじめは解らず視線が泳ぐ。バーレッスンは30分ほどで終了。途中で、猫が入ってきてスタジオのど真ん中で伸びをして寝るというハプニングも、フランスらしいー!
センターはタンジュから。エポールマンまで気が行かず、ついていくのがやっと。ピルエットは、基礎練習のようにパッセとピルエットを繰り返すだけ。ただしアン・オーで回ることに慣れていないため、なんか上手く回れない。(あ、一回も上手く回れないのはいつものことですが。)次は、トンベ・パドブレ・ピルエットを3回続けて、ステュニュー、アチチュードで回り、シェネ。シェネは、久しぶりでまた全然回れなくなってしまっていて1回しか回れず。
アレグロは、2種。シャンジュマン3回でアッサンブレ、ド・ヴァンのシソンヌ・フェルメのあとアッサンブレを2回。これもスピードに全然ついていけない。もうひとつはジュッテ、ジュッテ、グリッサード、アッサンブレの繰り返し。こちらも私にとってはいつもの2倍のスピードで、足がもつれるばかり。グラン・ワルツはファイイ・アッサンブレ2回で2回目はそのままフェッテ。ド・ヴァンのソッテと、パッセのソッテのあとグラン・ジュッテ、ピケ・アラベスクのあと、ジュッテ・アントルラセ、アッサンブレ、ピルエット。
ここまでで1時間。女性はポワントに履きかえる。(はかない人も半分以上。)また、ここでおばあちゃま生徒さんたち数名は先生にハグして退場。この日は男性はひとりだけでしたが、この間に男性の回転ジャンプなどのレッスン。彼に合わせたアンシェヌマンなので、レベル高くて見ているだけで惚れ惚れ。男性はかっこいいなーとしみじみ。アラスゴンドの足が綺麗に上がって、つま先まで美しい。その後女性はバーでポワントの履きならし。その後、男性のレッスン。そのあと、エシャペとパッセ、パドブレの練習。男性のグラン・ジャンプ。女性は先程のトンベ・パドブレのピルエットを再度繰り返し。次はアダージオの曲で、ピケ・アラベスクのあとプリエに降りて、次はピケ・アチチュードでア・テールにおり、フェッテで方向転換してポールド・ブラ、というレッスン。ポワント履いている女性がとても上手で、全然音を立てずに踊っていて感心。男女一緒に、シェネとピケ・ターンの練習。これもスピードに全くついていけなかった。最後にポールド・ブラで終了。上手な人のレッスンを近くで見られたことが今日の収穫でした。それから、酒井先生のアンシェヌマンは、気品があって素敵。基礎レッスンがぎっしりなのだけれど、踊っているという気持ちにさせてくれる。厳しいながら、楽しいレッスンだし。先生のフアンのおばあちゃま生徒さんが通ってくる理由がなんとなく解る。
地下で着替えて、スタジオのタイムテーブルを受付で頂く。スタジオを出たところでNさんご家族と別れる。ほんとに奇遇でしたが、一緒にレッスンを受けられて、近くで踊りを拝見でき私はラッキーでした。
REPETTO (レペット)
ADD:22 Rue de La PAIX 75002 PARIS
Tel:01−44−71−83−121947年に振り付け師ローラン・プティの母、ローズ・レペット女史によりパリで設立されたお店だそうです。
パリのオペラ座ガルニエ宮のすぐ近くにあります。(地図を参照ください。)(ヴァンドーム広場へとつながる通り(Rue de la Paix)にあり、ディスプレーが毎月のように変わるようで、素敵な店構えです。(下の写真のお店の名前は、Rが小文字のため「r」で始まりますが、「L」ではありません。)
ポワントをはじめダンス・シューズがたくさんあります。2000年になってからお店の中にポワントの試し履きのスペースを広く取り、バーも取り付けられました。(床は絨毯です。)
会員になると会員割引があるそうです。(詳細不明。次回行ったら聞いてみます。)
レッスンウエアはお店の方に写真付きのパンフレットを見せてもらい、色とサイズを伝えると在庫から出してくれます。
またポスターや絵葉書、レッスン用のCD(200フラン およそ3500円くらい)、ダンスのVTR(ヨーロッパ方式(PAL方式)だと日本では再生できないので注意!DVDもほとんどはPALなので、リージョンが日本可と書かれていても、日本ではテレビでの再生は不可能です。ただ、DVDはPCでの再生が可能な場合はあります。)バレエ素材のアクセサリーなども売っています。
あとはダンス雑誌を数種置いてあります。(ダンス雑誌は公演情報やレッスンスタジオ、バレエ用品店情報などさまざまな情報が満載なので、是非一冊買ってみてくださいな)
CDや雑誌、バレエの本などはお店の入り口のキャッシャーの裏の棚にあります。
≪トウ・シューズを買う≫
こちらではレペット製とギャンバ製のトウ・シューズを扱っているようです。全てのシューズは2001年4月現在320フランでした。(2000年4月のレートで換算すると5440円)
お店のカウンターの上に何冊か販売商品のパンフレットが入った分厚いバインダーがあります。この中にトウ・シューズの種類などの説明もありますが、これによると、レペット製の「ラ・バヤデール」というシリーズのシューズがビギナー用となっています。「ラ・バヤデール」には、ヴァンプの長さ、底の固さ、幅の3点でいくつか種類があるようで、例えば固さだけでも「ソフト」「ミディアム」「ハード」がありました。他のレペット製品やギャンバ製品は「ミディアム」と「ハード」だけなので「ラ・バヤデール」の種類の豊富さは凄いようですね。シューズの裏の数字やアルファベットで以上のいろいろな規格のそれぞれの種類が解るので、もしも、どの種類か解らなくても、シューズ裏の数字とアルファベットを書きとめておけば欲しいシューズが解ります。色も4種ありました。(「ピンク」「サーモン・ピンク」「ホワイト」「ブラック」です。)どうやら、日本では「ピンク」は販売されていないようです。以前ネットで知り合った方に頼まれてこのシューズを買いに行ったのですが、教えていただいたシューズの裏の文字を伝えて、同じ規格のものを見つけられたものの色は指定が無かったので、(色がこんなにあるとは多分ご存じなかったのでしょう)私が勝手に「ピンク」を買って帰ったら驚かれたことがありました。
2001年12月に今度は自分のポワントを購入しにレペットを訪れました。現在ギャンパ製のものを使っているのですが、今回「ラ・バヤデール」を買いたくてその旨伝えたのですが、残念ながら私のサイズは全く在庫がありませんでした。もちろん近いサイズを出してくれたので、試し履きをさせてもらいましたが(バーがあるので、そこで試し履き出来ます)やはり合わなくて買えませんでした。サイズや底の固さ、ヴァンプなど種類があれば是非試してみたかったのですが残念ながら無いものは無い。残念でした。
≪レッスン・バックを買う≫(2002年4月)
先日映画「エトワール」を見たら、ダンサー達がレペット・ブランドのビニールバックを持っていたので思わず買ってしまいました。ショルダー・タイプ(斜めがけできる)で、32ユーロ(3500円)黒地で内ポケットが2つあるほかに、バレエ・シューズやトウ・シューズを入れるための内袋がついているところがポイントでした。
Sansha Paris
(サンシャ パリ店)
ADD:52 rue de Clichy 75009 Paris
Tel:01−45−26−01−38
http://www.sansha.comオペラ座から北へ徒歩12分くらいのところです。レッスン・ウエア、シューズ、ポワントも沢山あり、地上1階と地下にもフロアがありました。ポワントは試し履きスペースがあり、そのスペースだけ板張りで、バーの代わりに階段の手すりがちょうど良い具合になっていました。シューズのスタンプを集めると1足無料になるそうです。
Attitude(アティチュード)
Add:12、rue de Clichy 75009 Paris
Tel:01−42−81−44−87
http://www.attitudedif.comSanshaのお店を探して歩いていたら同じ通りにこのお店を見つけました。扱っているポワント(トウ・シューズ)は、「フリード」や、「チャコット」などでした。ここも、狭いお店ながらも、ちゃんとバーが置いてありました。レッスン・ウエアは、巻きスカートが、2500円くらいで安い。スタンプを集めると割引があるそうです。
パリ市内のふたつのオペラ座である「ガルニエ」と「バスティーユ」が有名です。http://www.opera-de-paris.fr/
このほか後述の「バレエ雑誌」を入手すると、パリ周辺でのバレエ公演の情報を得ることができます。バレエ以外のダンスもいろいろな公演があるようですし、サーカスなどもすばらしいそうです。詳細は新聞のフィガロの水曜版の小冊子や、雑誌パリスコープなどをご覧下さい。チケットはそこに記載されている電話番号に直接かけるか、フランス語が自信がなければホテルのコンジェルジュと呼ばれる係りの方にチップを渡して代わりに電話をかけてもらうと良いと思います。また街中にたくさんあるファナックという本屋さんやデパートの中にもチケットオフィスがあります。l
OPERA
BASTILLE,Paris
(バスティーユ・オペラ座)
Tel:33−14−00−11−789
http://www.opera-de-paris.fr/バスティーユも以下のガルニエもどちらもホームページのアドレスは一緒です。TOPページから「Saison 2002/2003」をクリックし、「le calendrier」をクリックすると、バスティーユとガルニエの両方の公演が日付順に並んで表示されます。(このあたりで、エクスプローラーの表示エンコードをヨーロッパ言語にしないと文字化けします)この中で興味のある演目をクリックすると詳細案内が表示されます。このページで更に「distributions」をクリックするとダンサーの名前が日別で確認できるそうです。(主演ダンサーのみ)
PALAIS
GARNIER (ガルニエ宮)
http://www.opera-de-paris.fr/
Tel:01−40−01−25−141875年に完成したこのオペラ座は、2000年夏に修復工事をすべて終了し、現在白すぎるほどきれいです。
ガルニエ宮では、1999年に「La Sylphide」(ラ・シルフィード)を見ました。(外回りは工事中で、足場が組んでありましたが)この時も「ダフ屋」さんのお世話になり、最上階の舞台正面中央の席でもともと120フランだったチケットを始め500フランと言われたのですが、30分間値切って、公演開始直前に150フランで買いました。ジェームスは Manuel Lugris(マニュエル・ルグリ)でした。すばらしいジャンプでした。シルフィードはファニー・ガイダ。パリ・オペラ座バレエは、「コールドがすばらしい」と良く雑誌などで読んでいましたが、実際に見ると本当に揃っていて、驚くほどでした。この時は「ラコット版」というもので、一幕の最後の方に ジェームズとシルフィード、そしてエフィの3人のパ・ド・トロワがあり、これが圧巻でした。
またお土産店は小さいですがバレエ音楽のCDやいままで上演されたバレエのプログラム、バレエのモチーフのTシャツなどバレエグッズがいろいろあります。お土産店は、公演に関係なく昼間もOPENしてますので是非覗いてください。
今回は「Paquita(パキータ)」を見てきましたので御報告します。「パキータ」はグラン・パ・ド・ドウなどの一部を上演されることがほとんどでしたが、今回パリ・オペラ座バレエ団がラコットという振付家により復刻版として全幕もの(2幕)として復活させた話題の作品だったそうです。(2002/2003年シーズンも上演されます。)
≪チケットを買う≫
今回も仕事で突然の訪仏だったこともありチケットの事前購入は諦め当日券を求めて直接ガルニエ宮のチケットオフィスへ。ここではパソコン画面の座席表を直接確認しながら、チケットを選べるので言葉が出来なくても安心です。でも、ガルニエのチケットの価格は1席ずつ適正価格を設定してるようで、値段に見合った座席というのが実感です。
残念ながら今回も当日券は残っていなくて、入り口のダフ屋さんから購入しました。125フランの席を300フランでどうだ、と言われ200フランなら買うと言ったら、250フランならどうだ、と値下げしてきたので、あんまり値切るのも得意でない私はそこでOKにして買いました。(再度、チケットの日付と演目を確認しましょうね。)この日の公演は最高価格は395フラン、最低価格は30フランで公式には販売されていて、私はその中の125フランの席でした。具体的には、劇場の側面の座席の一番下(地上階)で、一番舞台寄り(舞台に近い)BOXでした。
≪公演前に腹ごしらえ≫
夜7時半開演だったので、その前にガルニエ宮の裏にあるデパート「ギャラリー・ラファイエット(Galerie Lafayette) 住所:40,bd.Haussmann 9e」の食品売り場(Lafayette Gourmet)(男性館の2階。ちなみに男性館の1階奥にはプレイガイドがありコンサートや舞台のチケットが買えます。)の中にあるワインバーで軽食とワインを頂く。食品館の中にはいくつかバーがあり、手ごろな値段で軽食が食べられ、一人でも気軽だし、メニューも多くないのでほかに人が食べているものを観察してオーダーすれば失敗が少ないのでお勧めです。もちろんサンドイッチなどを買って、オペラ座の正面の階段に座って食べるというのもありますが。
ところでオペラ座の裏の住所は、「place Diaghilev(ディアギレフ広場)」というのですね。道路表示を見てびっくり。(左の写真がそれです。)ここは、実際にはオペラ座裏の楽屋入り口のような場所で駐車場になっています。ここに自家用車を置ける人ってどんな人なんだろなんて思う。
≪公演前にプログラムを買って読む≫
服装・・・入り口でチケットを見せると中へ入ることができます。来ている人の服装は様々です。さすがにGパンとか運動靴の人は見かけませんが、とてもおしゃれしている人もいれば普通の仕事帰りのような人もいました。運動靴の人はほとんどいなかったようですが。
クロークに荷物を預ける・・・私はレペットで大きなポスターを買ってしまい、更にワインを4本も持っていて大荷物だったのですが、冬のコートも含め全て無料で預かってくれるので安心です。パリ・オペラ座ガルニエ宮の場合、クロークは各階にあるようです。(それも数箇所ずつ)ですから、座席近くで預かってもらうと良いと思いますが、どこのクロークに預けたか忘れないように。座席により使うクロークが決まっているわけではありませんので目に付いた所で構わないと思います。チップを渡している人もいますが、まあ特に必要無い様子でした。また、後述しますがバルコニー席の場合は個室スタイルなので自分の座席の手前に専用のコート掛けがある座席もあります。ご自身の座席を確認してから必要なものをクロークに預けた方が良いかもしれません。
無料のプログラム・・・座席案内をしてくれる係りの人が、プログラムを手渡してくれます。これは無料のプログラムで当日のダンサーの名前が各幕、各場面ごとに記載されており、各幕や幕間の休憩時間まで細かく記載されています。今回のパキータのプログラムはこちら。
有料のプログラムは60フラン(およそ1000円)・・・有料のプログラムも入り口で販売されています。とても分厚いプログラムで読み応え充分です。是非記念にどうぞ。基本的にはフランス語で記載ですが、はじめのページに、英語およびドイツ語で物語のあらすじと舞台の見所が説明されていますので、ここだけは公演前に目を通しておくと良いと思います。パリ・オペラ座のプログラムは写真が多く、特に練習風景の写真は舞台写真とは違ったカッコよいものが多くフランス語が全く解らない私も必ず買ってしまいます。
≪幕間にちょっとバーでくつろぐ≫
幕間は客席を出てバーでくつろいでみてください。サンドイッチは33フラン、ワインは35フラン、シャンパンは60フランでした。ただ、アメリカやロンドンとちがい、客席以外はスモーキングエリアなので、タバコを吸う人は多いようです。
有名なシャガールの天井画を見る・・・私はバルコニーの席だったので休憩時間に真中の客席に行って、シャガールの絵を久しぶりに見上げました。
≪バレエを鑑賞する≫
今回は前述の通り、客席側面のバルコニーと呼ばれる座席で舞台に一番近い席でしたので、舞台の半分近くが見えない状況でしたが、逆に残りの半分はダンサーの表情まで良くみえました。BOX席のようになっていて、係りの人が専用の鍵を使って扉を開けると通路がありそこにコートなどをかけることが出来るようになっていて、その奥にもうひとつ扉があり、その奥に7席の椅子がありました。椅子には番号などは書いてありませんが、係りの人が「貴女の席はここです」と教えてくれます。ちなみに、私の席は2列目の端でした。(前列と後列では値段がかなり違います。)
日本人の女性ダンサーもいらっしゃいました(あとでプログラムで探したらフジイさんという方でした。あとで知りましたが、彼女はパリ・オペラ座に東洋人で初めて入団を許されたという歴史に残る人だったんです。)。1幕2場のパキータが悪事を伝えようと必死でいるところなど、舞台が近いためダンサーの表情が良く見えて臨場感がありました。逆に難しい技をやるまえは、ちょっと緊張した表情になってしまい、こちらまでドキドキしてしまいました。また2幕では子供たちの踊りもあり、非常に上手で感心しました。
今回はお隣の席の方がパリ在住の日本人女性の方で、ジュエリーの勉強をしながら働いているとおっしゃっていて、少しお話をしました。バレエを見るのが趣味でほとんど全ての公演をご覧になっているとのこと。とても羨ましいでした。
≪オペラ座のダフ屋事情≫
仕事柄スケジュール変更が多くパリへの仕事があると思っていても、直前に変更になることもあり、事前に公演のチケットを買っておくことも不可能なためダフ屋さんのお世話になることは多いのです。(この3年で4回ほどお世話になりました。)ガルニエ宮のダフ屋さんは数人いるようですが、日本語のできるダフ屋さんもいます。ヤクザ系ではないようなので、座席の場所と価格を交渉して折り合いがつかなければ他のダフ屋さんと交渉してもガンを付けられたり(?)、意地悪されたりすることはありません。余ったチケットを安く買い取って、別の人に売るという日本のシステムとは違い、どうやらダフ屋さん自身で事前に正規チケットを購入しているようで、2席の並び席を中心にほとんど55フラン(1000円弱)くらいの安めのチケットを扱っているようです。販売価格は、言い値で300から200フラン。でも交渉すればだいたい150から100フランくらいで買えますし、フランス語が出来て公演直前になれば50フランくらいで買い叩いたとおっしゃる方もいました。(凄い!これは、パリ在住の日本人の方。)公演のある日は、3時くらいからオペラ座入り口に立っています。声掛けはほとんどなく、黙ってチケットを握って立っているので、こちらから声を掛けます。舞台側面の座席は舞台が見えないので、できるだけ舞台に対面する場所の座席を探しているなどとこちらの要求を伝えると、いろいろチケットを出して見せてくれます。(いろいろなチケットを見せると時間がかかると思っているらしく、2種類くらいのチケットしか見せてくれないことが多いのですが、こちらから、希望を言うとポケットから何枚もほかのチケットを出してくることが多い。)4階席でも舞台の正面の席なら、凄く良いと思いますし、1階席でも側面の席だと、全然見えないことがあります。オペラなら音を聞くと割り切れば、楽しめますがバレエだと、やっぱり見たいですよね。そうは言っても、せっかくパリのオペラ座まで来たのですから、どんな席でも見たいと思ってしまう気持ちは私もあるので、その場になると悩むのですが。。。。交渉成立でチケットを買う場合は、再度公演の日、時間などを確認してから買いましょう。
2001年4月 ガルニエ宮で「イリ・キリアン」を見る。
.キリアンの舞台は始めて見ました。3つの作品を見て、ひとつめは、「DOUX MENSONGES」で、これは1999年にキリアンがパリ・オペラ座バレエ団のために作った作品だそうです。ふたつめは、「STEPPING STONES」91年にシュツッツガルトバレエのために作った作品、最後は、「BELLA FIGURA」で、95年、NDTのための作品でした。私は一つ目の作品が一番気に入りました。これは、アカペラと言っていいのか、8人くらいの本格的なクラシックの歌い手の方が舞台の上で(踊り手の横で)ずっと歌っていながら、踊りもあるという作品でした。幻想的で良かったです。私は、歌が好きだからかもしれません。
ガルニエ宮で、当日のリターン・チケットを購入する。 (2001年12月)
当日のリターン・チケットのシステムがあることをクチ込みで知り、この方法で前から5列目の中央付近の特等席420フラン(7500円)を購入することができました。ただしこのリターン・チケットのシステムは、ロンドンのロイヤル・オペラハウスのように明文化されたオフィシャルなシステムとは違うようなので必ず当日に回りの人にいろいろ聞くのが大切だと思います。
前夜ホテルから問い合わせたところ、翌日のバレエ公演のチケットは非常に悪い席(舞台が半分くらい見えない席)だけ残っていると確認できたので、ガルニエ宮のBOX OFFICEに購入に行きました。ちなみにBOX OFFICEはオペラ座の正面入り口を入り、右手奥のお土産SHOPの奥にあります。確かBOX OFFICEは11時からと書いてあったけれど念のため行ってみると、やはりCLOSEしていましたが、なんと既に10人以上の列。(並んでいるのはロビーの中だから寒くないのが有り難い。)まだ10時15分くらいなのに。前の人に(オペラのチケットを買う人もいるのでしょうが、並んでいるのは中年以上の男性が圧倒的に多かった。)「今日のチケットを買うのか?」と聞くと「違う」との事。でも並ぶことにする。
45分ほど並んでいるうちに列は30人以上に。11時過ぎにBOX OFFICEの扉が開き、係員の誘導でこの中に入り順にチケットを購入。 OFFICEの中の壁に大きく「バレエ公演は、今年のチケットで残っているのは、12月○日の○○フランと、○○フランのチケットだけ。」と張り紙がありました。(おいおい、外にも張っておけよ!と思う)ここまで来たら諦められないので、とにかく並び続けて私の順番に。
今日のチケットを買いたいと言うと、「SOLD OUT」と一言。やはり、と悲しくなるが諦めず「昨晩電話で問い合わせたら、凄く悪い席が残っていると聞いたのに、何故既に売り切れなのか?」と、泣きそうになって言うと「見えない席ならある」と言う。どこの席か教えてと言うと、「もう示しているよ」と。良く見ると横のテレビ画面にガルニエの座席表示が写り、後の横の方の座席がひとつだけ丸で囲まれている。これか。36フランとの事。日本円で650円。とにかく買うことにする。そして、「当日券、例えばリターン・チケットなどの販売は無いのか」こちらから聞くと、「もしかすると、公演の2時間前に残ったチケットを販売するかもしれない。可能性は全く解らない」と、すごくそっけない。どこで販売するのか?そのチケットを買うために、行列が出来るのか?と聞くと、「解らないけど、チケットはロビーの隅で販売するので、このBOX OFFICEではない」との返答。聞かないと何も教えてくれないのか。。と悔しい気持ちと情報をいろいろ聞き出せて良かったとホッとする気持ち。
ちなみにBOX OFFICEの販売ブースと反対側の隅に客席の模型がガラスケースに入っておいてあります。この模型には全ての座席の番号が書いてあるので、チケットの座席がどの場所か床の角度や、舞台を見る角度など具体的な様子を見ることが出来ます。すでにチケットを購入している人や、ダフ屋さんと交渉する場合なども、この模型で座席位置を確かめることが出来ます。
オペラ座の出口を出たところで、ダフ屋さんが「今日のチケットあるよ!」と、朝11時すぎから営業中。念のため見せてもらうと全て59フラン(1000円)の座席。「今日のチケットは売切れだよ。これは400フラン(7200円)で売ってあげる。」とのこと。午前中は、チケットがたくさんある中から選べるものの、価格はかなり高め。ありがとう、でも要らないと返答する。ダフ屋さんは、ヤクザ系ではないのが救い。
実はトイレに行きたくて我慢していたので、オペラ座の総合案内所でトイレを聞くが中にはないとの返答。入場料でも払って見学コースに行かないと駄目らしい。オペラ座近くの三越デパートへ行き、トイレに駆け込む。(パリはトイレに困るので、ここはお勧め)
さて午後4時すぎに再度三越でトイレも済ませて万全の体制で再度オペラ座へ。
ロビーの総合カウンターの男性に、今日のバレエ公演のチケットを買いたいのだけれど、と言うと「今日は売り切れだよ」「リターン・チケットの販売があると聞いたけれど、ここで販売するの?」と言うと「ああ。全く解らないなあ。」「いつから発売するの?」「公演の1時間前くらいかなー」「人は並ぶの?このあたりで待っていればいいの?」「そうじゃない。わかんないなー」と、冴えない返事。デパートでも行ってお土産のワインでも買って来ようかと思うが、念のためロビー奥のBOX OFFICE前へ行くと、座り込んで待っている女性が3人と男性ひとり。一番前の女性に「今晩のバレエ公演のチケットのために並んでいるの?」と聞くと、その通りでチケットが販売されるかどうか、いつから発売されるか全く解らないとの事。列の最後はここか?と後の男性に聞くと、離れたところにいた男性が突然、僕も並んでいるとイザコザ。とにかく、その彼も入れて私は6番目に。夜7時半が開演なので、3時間前に並びました。私の前の男性が「チケットは一人2枚まで買えるらしいが、あんんたたちは何枚買う予定か?」と、前の人に聞き、それぞれ何枚と答えていました。その男性は、「それじゃ。8枚目と9枚目が買えるわけだな」と、つぶやいていました。じゃあ、私は10枚目か。。。
前の女性が日本語の本を読んでいることに気付き声を掛ける。ミカさんという女性で、一人で2週間ほどパリに旅行に来ているそう。インターネットの情報で、このリターンチケットのシステムを知り、並んでいるとの事。(このようなサイトが他にもあるらしい。。)今日は、パリ・オペラ座バレエ団の新しい演目の初日公演で、ダンサーも有名どころが集まるため早くにチケットは完売されているようだけれど、お偉いさんへの招待チケットも多いはずなので、リターン・チケットで良い席が戻ってくる確率も高いのではないかとの話。彼女もバレエを習っているそうで、すぐにバレエ談儀で盛り上がる。
夕方5時半すぎ(開演2時間前)行列は40人ほどになり、何度も「ここは、今日のチケットのために並んでいるのか?チケットは販売される見込みは知っているか」と、聞かれる。殆どクチコミ行列。また、この当日券を求めた行列の人々に、自分の余ったチケットを買い取ってくれるよう交渉に訪れる人もいる。
パリ・オペラ座では当日券も含めてクレジット・カードでの購入が可能ですが、このような個人交渉やダフ屋さんのチケットは現金での取引となるので、現金は手元に持っていた方がいいと思いました。
結局6時半過ぎにチケットの販売が始まる。今まで私たちの行列の存在を完全に無視して通り過ぎていた劇場の係員の男性が、初めて近寄ってきて行列をBOX OFFICEに案内する。一番前の人から順に受け付けブースへ。テレビ画面に座席表が写り、希望価格を言うと、販売可能な座席が示される。「他の席は?」と、聞くと次に良い席を示してくれる様子。
私はミカさんと並びで前から5列目の中央付近の特等席(7500円)を買う。 もう公演の40分ほど前になっていたので、劇場に入りコートをクロークに預けて、サンドイッチを夕食にする。 朝購入した安いチケットを誰かに上げようかと思い入り口付近を観察したが、どうやら行列に並んだ人は皆、BOX OFFICEからチケットを手にして、出てきている様子なので、開演間際に来た人は全員正規料金でチケットを買うことが出来たようでした。
ガルニエ宮で「SPECTACLE DE BALLETS Fokine/Nijinski/Robbins/Li 」を見る。 (2001年12月)
公演はバレエ小品を四つ。「SPECTACLE DE BALLETS Fokine/Nijinski/Robbins/Li (スペクタクル・ド・バレエ フォーキン/ニジンスキー/ロビンス/リー)」という公演名でした。
一つめは「ペトルーシュカ」。20世紀初頭に発表された、フォーキンという振付家の作品。ロシアの操り人形ピエロが、同じく操り人形のバレリーナに恋をするが人間に殺されてしまうという話。人形らしい動きの表現が面白い。あやつり人形の悲哀と、殺された人形の幽霊が最後に人形使いを殺してしまうという筋書きがちょっと恐ろしい。舞台の背景の絵や衣装も良かったけれど、私は音楽(ストラビンスキー。同じく20世紀初頭のロシア作曲家)が、今一つ好きになれなかった。 もちろん、パリ・オペラ座バレエ団らしいコールド・バレエは寒い街角のごったがえす人並みの表現も表情豊かで、繰り出される様々な民族舞踊も美しかったです。
ふたつめと3つめの作品は「牧神の午後」。2つめはニジンスキーの振り付けで、3つめは20世紀半ばにロビンスが振付けたもの。このロビンス振り付けの作品を漫画「白鳥・スワン」で真澄とレオンで踊るというシーンがあり、一度この作品を見てみたいと思っていたので堪能しました。ダンサーは、ニコラ・ル・リッシュ。 「牧神の午後」は、バレエ史上とても有名な作品で時代を象徴する作品とされているものの見た事が無かったので、今回これをふたつ続けて上演されるということで、とても楽しみに来たのですが、ニジンスキーの振り付けの方も思ったよりも印象的で見ていていろいろなイメージを観客に沸き立たせる作品だと感じました。舞台から5列目の座席だったので、表情も良く見ることが出来ましたが、この夜のJean−Guillaume Bartは、押さえた官能を表現しているようでそれほどいやらしい表情は無かったのですが、他のダンサーの踊りも見たいなあと思いました。
ロビンスの振り付けは素晴らしかった。ル・リッシュは初めて見ましたが、美しい身体を存分に使って現実感の無い夢の世界を表現していました。女性ダンサーは Eleonora Abbagnatoでした。プルミエ・ダンスールで、可愛らしい人でした。私の着席した座席が前の方で中央付近だったこともあり、ダンサーの視線も良く感じることが出来、こちら側が鏡であることを実感することが出来ました。ふたつとも、ドビッシーの音楽と溶け合っていて詩作的な雰囲気が出ていたように感じました。原作のマラルメの「牧神の午後」の詩を読んでみたいと思いました。(実は、Kバレエ団公演でアダム・クーパーの「牧神の午後」(アダムj・クーパー振り付け)を観たことがあるのですが、今見たらもっといろいろ感じられたかと思うのですが、あのときには今一つ表現したいものが理解できず、あっという間に終わってしまったという感想でした。
最後は「シェエラザード」。これは一つめの作品の振付家のフォーキンという人の作品が有名ですが(私は、これをロシアのキーロフ・バレエ団で見た)、今回は37歳の新人女性振付家のブランカ・リーという人の新しい振り付けで新作として発表されました。幻想的な音楽に新しい振り付けに合わせた舞台装飾も抽象化された背景が印象的で、クリスチャン・ラクロワの衣装が「ド派手」で自己主張が激しいながら、全体として合っていました。コールドの男性の衣装がちょっと、目のやりどころに困るような凄いデザインでフランスらしいと思いつつ、馴染めませんでしたが。。
アニエス・リュテスとジョセ・マルチネスのカップルは、アクロバティックなパ・ド・ドウが延々と続くダンスを体力的にも技術的にも観客に全く不安を感じさせずに、見事に踊りきっていました。この作品はこのカップルがベストだろうなと実感させるほど、新作ながらも充分に踊りこんでいるように感じました。ひとつだけ難を言わせていただければ、この二人の描く愛の世界は完全に純愛で美しく優しさに満ちたもので、切なさとか物悲しさ、激しさと言った情念はあまり感じられず、原作としては本来アラビアのハーレムでサルタンの出掛けたすきに、妾が奴隷と愛欲に走りサルタンにバレて殺されるという話ですが、そういう切羽詰った感じは伝わらなかったように感じました。振り付けとしても今回は最後の殺されるというシーンも無かったので、アラビアン・ナイトの愛の世界といった演出の意図もあったのでしょうか。それにしても、この二人は人間的にとても素直で優しい人柄なんだろうなあと感じさせる踊りでした。
20世紀から21世紀へのバレエの変遷を21世紀のはじめのクリスマス・シーズンに観客にプレゼントしてくれた、そんなパリ・オペラ座バレエ団の一体感を感じました。
ガルニエ宮の中にはレストランはありません。オペラ座の正面広場に面してカフェ(カフェ・ド・ラ・ペ Cafe de la Paix)もありますが(2002年春現在改装中のためclose)、このガルニエ宮から徒歩5分ほどのところにあるマドレーヌ寺院に面したワイン・バー「レ・クルーズ(L'Ecluse)」がお勧め(15、pl de la Madeleine 2e(エディアールというお惣菜屋さんとガラス食器のバカラのお店のある並びにあります)です。ここは夜中の12時までOPENで、一人でも気兼ねなくくつろげます。ワインバーといっても「ボルドー・ワイン」専門店でグラスワインも多種あります。フォアグラのテリーヌと赤ワインや、白の甘口ワインをグラスでどうぞ。
白いご飯やラーメンなどさらっと食べたいときに中華料理の「Opera Mandarin(オペラ・マンダリンン)(漢字で「中華飯店」と看板が出ています)」上記のカフェ・ド・ラペの向いにあり夜中2時まで年中無休でやっています。安くて日本語メニューもあるので、何も考えたくないときにはお勧めです。住所は23、bd.des Capucines 2e パリ三越の隣です。
後述の「バレエ雑誌」を入手すると、パリ周辺でのバレエ公演の情報を得ることができます。このほか、所謂「ぴあ」のような総合情報誌は「Pariscope(パリ・スコープ)」、「L'officiel des Spectacles(ロフィシェル・デ・スペクタクル)」は、どちらも毎週水曜日の発行で、空港や街中の雑誌スタンドで販売されているのでまず1冊購入をお勧めします。水曜日なら新聞の「フィガロ」の「水曜版の小冊子」でも公演情報が得られます。(新聞なのでホテルの入り口などに置かれています。)
見たい公演が決まったら、チケットはそこに記載されている電話番号に直接かけるか、フランス語が自信がなければホテルのコンジェルジュと呼ばれる係りの方にチップを渡して代わりに電話をかけてもらうと良いと思います。(電話の場合はクレジットカード支払いになる場合が多いので、手元に準備しておくと良いでしょう。)また、街中にたくさんあるファナックという本屋さんやデパートの中にもチケットオフィスがありますので、そこで直接座席位置なども確認しながら購入することもできます。
パリ観光客なら一度は耳にする「Lido(リド)」のショーですが、大人数のトップレス・ショーのほか、アイス・スケートやバレエ、マジック、オリンピック・レベルの体操(男性)のショーなど結構見ごたえがありました。食事付きのテーブル席は値段も高い(1万円くらい)ですが、一番後ろのバー・カウンターの席は飲み物1杯だけで値段もずっと安いので、見るものが無いっ!って困ったらお勧めです。
サーカスもフランスでは見ごたえがあるようです。フランス語で「Cirque」(シルク)複数形なら「Cirques」は、パリ市内だけでも6,7ヶ所でやっている人気のあるショーのようです。私はまだパリのサーカスは行ったことがないのですが、たしかに上記の公演情報などを見てもダンスの欄の次はサーカスの情報になっていました。
≪パリの劇場について≫
●テアトル・ド・ラ・ヴィル Theatre de la Ville http://www.theatredelaville-paris.com/ 1980年代半ばからヨーロッパを代表するダンス劇場として大きな注目を集めてきたパリ市立劇場です。国内外のコンテンポラリー・ダンスを上演しています。
●アベス劇場 Theatre des Abbesses http://www.theatredelaville-paris.com/ 1996年にあり市立劇場(テアトル・ド・ラ・ヴィル)がパリ北部に設立した小劇場
●シャトレ座 Theatre du Chatelet http://www.chatelet-theatre.com/ ディアギレフのバレエ・リュスが最初のパリ公演を行った劇場で近年ではフォーサイスがパリの拠点としていた。2001年はフィンランド国立バレエ団がギエム版ジゼルを上演した。
●シャイヨ劇場 Theatre National de Chaillot 1937年のパリ万博の会場として建てられたシャイヨ宮の西棟にある。
●シャンゼリゼ劇場 Theatre des Champs-Elysees ABT,NDTなど海外バレエ団の公演がおこなわれる。2年に一度のパリ国際バレエコンクールの決勝が行われる。
などなど 文化都市パリ市内にはたくさんの劇場があるようです。
「LES SAISONS DE LA DANCE」(レ・セゾン・デュ・ラ・ダンス)という雑誌を買いました。
これも月刊誌で35フラン、およそ600円。フランス語なので眺めるだけですが、公演情報は多く、バレエをはじめさまざまなダンスの公演を調べることができます。
イギリスの雑誌と比べ広告が少なく、この雑誌ではバレエ用品店の情報を得ることはできませんでした。やはりこの雑誌もロンドンと同様に普通の書店では見つけられず、オペラ座(ガルニエ宮)のお土産店で買いました。レペット(バレエ用品店)でも販売されていました。とにかく、公演情報を得るためにも、またレッスンスタジオやバレエ用品店の情報を得るためにも、是非雑誌は、お勧めです。この他はイギリスで販売されていた雑誌と全く同じものが売られていました。英語の方が私はまだ読めるので、どうしても英語の雑誌を買ってしまいます。英語の雑誌についての紹介は旅先でバレエロンドン編をご覧下さい。
パリ 「オルセー美術館」でニジンスキー展を見る(2000年12月)
オルセー美術館 Musee d’Orsay
ADD:62,rue de Lille 75343 Paris cedex 07
TEL:01-40-49-48-14
http://www.musee-orsay.fr
開館:月曜日は休館、火曜、水曜、金曜、土曜は10-18時まで。日曜は9-18時まで。木曜は10時-21時45分Nijinsky(ニジンスキー) 特別展 2000年10月23日から2001年2月18日までオルセー美術館 中二階 67,68,69ギャラリーにて展示。その他、バレエや音楽会が日によって行われているので事前に問い合わせてみてください。
2000年12月24日(日曜日)クリスマス前日の日曜日ということで街中のお店やレストラン、カフェはほとんど休業の中、パリ市内の美術館だけが開いていて、日本人観光客で混雑していました。(ヨーロッパの人はさすがにクリスマスの時期なので観光旅行はあまりしていないようです)久しぶりにオルセー美術館へ行くと、入り口にニジンスキー展のパンフレットがあり、立ち寄りました。特別展ということで、その当時のポスターや写真、ニジンスキーが実際に着用した衣装などが展示されていました。同時代の芸術家であるロダンや、クリムト、ジャン・コクトーなどがニジンスキーを題材にした彫刻、絵画、版画などを作っていてこれらも展示されていました。また、小さなVTR上映室で30分ほどのVTRを上映していて、現代のバレエ団がニジンスキーの作品を作り上げていく様や、ほんの1分ほどのニジンスキー自身の映像も流れました。