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手動切断機 |
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このページは、私が工作室で日頃使っているさまざまな工具について、その使い勝手などについて思いつくままに書き連ねようと設けました。
その手始めは、十数年前に買った、この遠藤機械製の板金切断機です。 少年時代の私は金属板(と言ってもほとんどはブリキでしたけれど)の切断はもっぱらハサミ類に頼っていました。ハサミは手軽な工具ですが、これで切り分けられた金属板はどちらかが、あるいは両方が、曲がったり丸まったりしやすいという欠点があります。 切断機を使うと、ほとんどそのような変形無しに、一気に切れますから板金工作には手放せません。 それに、私の行きつけの金属材料店では、棒材は希望の長さに切断してくれますが、小板と呼ばれている365X1200ミリの大きさの金属板は切ってもらえませんので、そのまま持ち帰ってこれで切り分けています。 切断機本体のみでは使いにくいので、上の面が切断機の固定刃と同じ高さになるようにした、分厚い木の台にすえつけて使っています。 この状態で総重量20キロほどになるので、転がして運べるように車をつけてありますが、その車はスプリングで支えて少し浮かしてあります。それは、切断時に金属板が刃先に引き込まれてずれないように、切断しようとする板の上に自分が乗って押さえるのですが、その際切断機が走り出しては困るので、体重で車が引っ込んで固定されるようにするためです。
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起立!整列!! |
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工作機械のこまごました付属品はともすると行方不明になって、それを探している時間のほうが工作しているより長かったりします。 そこで、家の改築の際に出た分厚い集成材の端材を利用し、整理して一定の場所に置くことにしました。 上の写真は奥から順に、各種チャックハンドル、メートルサイズ六角棒レンチ、インチサイズ六角棒レンチです。インチサイズのものは旋盤の受け皿に乗せてありますので、ついでにセンタードリルも入れてあります。 下の写真は、回転センター、スリ割りフライス、エンドミル、リーマ、など、旋盤やフライス盤用具の棚です。
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ちょっとした違い |
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左のタップハンドルは私が初めて買った国産品ですが、タップを回しているうちにだんだんチャックがゆるんでくるのが困り物です。 ところが、その後買った右のスターレット工具製のハンドルは、ゆるんでくるようなことはありません。 どちらも同じような構造をしているのに、なぜなのでしょうか。 その違いはチャックを締めるネジにあるようです。 国産品のネジのピッチは1.25ミリなのに対してスターレットのものはインチ32山、約0.8ミリなのです。 この差がタップハンドルの使い勝手を大きく左右していました。
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たのもしい力持ち横万力 |
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この口幅125ミリの丸胴形横万力は、金物工具店の片隅でほこりにまみれて転がっていたのを見つけ、その堂々たる姿にひと目惚れして買い込んだものです。 ナベヤの製品で、オーギ印のR型バイスというものです。 下記の本の著者は「万力は大きいほど使い道が多く、材料をはさんでハンマーで思い切りたたいてもビクともしない位のものがほしい」と述べていますが、この万力はまさにその通りで、模型ボイラー製作でのフランジ加工などに活躍しています。 口金についている滑り止めのギザギザは、模型工作には無いほうがよいので、磨り落としてあります。と言うと簡単そうですが、口金は焼入れした工具鋼製なので磨り落とすにはとても苦労し、まったく滑らかにはなっていません。
参考図書 松野 清「工作のカンどころ」日本放送出版協会
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スケールルーペ |
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老眼の身には拡大鏡のたぐいが欠かせませんが、とくに重宝しているのがスケールを入れたルーペです。 これは東海産業のピークルーペの2というスケールですが、私がよく使うのは、左下にある直径0.1ミリから1.0ミリまでの小円群です。これでブタンガスバーナーのノズルの穴の大きさを測っています。 中央下にある55度と60度の頂角は、それぞれインチネジとメートルネジを切るためのバイトの刃先を研ぎ出すときに便利です。
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コレット |
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写真1の一番上のコレットはトヨ(サカイ)ミニレースML-360の付属品ですが、私は、「作るために作ったもの」に書きましたが、マイフォード旋盤用のチャックを作ってS7でもこのコレットを使っていました。 しかしその後英国のArrand社からマイフォード用のコレットセットが発売されましたのでそれを購入しました。写真1の中央にあるER25という名称のもので、ERの意味はわかりませんが25はコレットの外径が25ミリということを表しているようです。 これを使ってみるとトヨのものにはない特徴がありました。 トヨのコレットは片方の口だけが狭まるしくみなので、ひとつのコレットがつかめる丸棒のサイズは限られます。たとえば10ミリと12ミリ用のコレットしかないときは11ミリの丸棒はどちらのコレットでもつかめません。 それに対してERのほうはコレット全体がすぼまってつかむので、10〜11ミリ用などと適応サイズに幅があり、インチサイズとも兼用になっています。その点はとても便利なのですが、そのせいでしょうか、それとも私の扱い方が下手なのか、心の出方に難があるようです。 また、トヨのものは全長の約1/3の部分でしかつかめないので保持力がやや弱く、硬くて太い材料にダイスでネジを切るときに相手も回ってしまうことがよくあります。しかし全長でつかむERではそのようなことはまずありません。 そこで思いついたのは丸棒保持具としての利用です。 写真2は「ミニ旋盤を使いこなす本」に載っている丸棒保持具を15ミリの真鍮角棒で作ったものですが、これも保持力は強くありませんので、少々贅沢とは思いましたが、ER用のコレットチャックをもうひとつ買い、万力でつかむための角座を取り付けたものが写真3です。 写真1の一番下のものはやはりArrand社から買ったER16というコレットです。これはモールステーパ3のシャンク付きのコレットチャックと組になっているので、写真4のように、フライス盤に取り付けて使っています。ご覧のようにとてもこじんまりとしていますので、ドリルチャックとして使うとXYテーブルとの間の作業距離を広く取れて便利です。ただ最大10ミリまでのコレットしかないのが残念です。
追記 近着の雑誌「Model Engineer」の記事によると、ERコレットのERとは extended range の略だそうです。つまり、6〜7ミリなどというように、ひとつのコレットの対応範囲に幅があるということを表しているようです。
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鋳鉄ブロック |
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これは工具ではなく単なる鋳鉄のブロックなのですが、とても重宝しています。 わが工作室では、子供が使っていた勉強机を工作台として使っているのですが、なにせ作りがちゃちな安物ですから、その上でポンチを打ったりすると机全体が響いてバーンと大きな音がします。しかし、この6キログラムほどの重さの鋳鉄ブロックを机に載せてその上で叩くと、衝撃が吸収され、ゴツンという小さな音しかしなくなるのです。 このブロックは初めからその目的のためのものではなく、「作るために作ったもの」のページに挙げたミニミーリング機のブラケット製作用にと買ってはみたものの少々大きすぎるので買いなおし、不要になっていたものなのです。それがある日たたき台として使ってみたところ、騒音抑えの効果大ということに気づいたのです。 なお、ブロックの上に乗っている円筒形のものは、丸抜きポンチでガスケットなどを打ち抜くときの台にしている黒檀の端材です。
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ルーペあれこれ |
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ルーペは、若いとき、いや子供のときにまったく必要性を感じなかった道具です。 よく子供の自然観察用具として、一枚レンズのいわゆる虫眼鏡が挙げられます。しかし私に言わせれば、目の近点距離、つまりピントを合わせられる最も近づいたときの距離が短い子供にとって、虫眼鏡などなくても困ることはないでしょう。 虫眼鏡を便利と感じる人は、老眼が始まったか、遠視の傾向があるかでしょう。 それはさておき、ただでさえ近くのものが見えにくくなっている老眼世代にとって、物の細部の観察に手放せないのが、数枚のレンズを組み合わせたルーペと呼ばれる拡大鏡です。 ここに挙げたのは、私が日頃の模型工作で愛用しているルーペです。 この中で現在最も利用度が高いのは一番上のものです。中国製で安価でしたが、その下のオリンパス製やツァイス製と比較しても見え味に遜色はありません。 同じものが日本メーカーのブランドで売られています。10倍と表示されていますが、大まかに測ってみると8ないし9倍ぐらいのようです。 今ほど老眼の度が進んでいなかった頃には、オリンパスやツァイスの6倍が手ごろでした。 ルーペの倍率は高いほど良いと思われがちですが、高倍率のものは視野が狭く、作業距離も極めて短くて、使いにくくなります。たとえば一番下のニコンの14倍のものは、ルーペを1センチぐらいに近づけないとピントが合わない、つまり見ようとするものを顔にくっつくほどに近づけなければなりませんから、状況によってはたいへん不便です(ルーペは目に出来るだけ近づけて使うのが正しい使用法です)。 なお余談ですが、双眼鏡や望遠鏡も高倍率のものほど高級品と思うのは間違いです。
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ヘッドルーペ |
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ルーペでは片手がふさがるし、少々倍率が大きく相手が顔に近づきすぎるので、拡大して見ながら作業を進めることはできません。 と言って「作るために作ったもの」の頁に挙げたスタンドつき近点スコープは、見る位置が固定されるし、単眼視なので立体感が得られないという不便さがあります。 そこで使われるのが両眼視が出来るヘッドルーペです。 ここに挙げた写真の一番奥にある黒いヘッドルーペはツァイス製の2.25倍のものですが、レンズ部だけをはねあげることが出来ないので、頻繁に掛けはずしをしなければならない作業では不便です。 真ん中のものは、メーカー不詳ですが、レンズ部を上下することが出来ます。3倍のものを買ったのですが、少々倍率が高すぎる感じ、つまり作業距離が短くて使いにくい感じです(倍率の異なるレンズに交換可能ですが)。 両者ともに眼鏡(老眼鏡)を掛けたままでも使えます。 なお、作業距離と言えば、最近見かける通販のヘッドルーペのTVコマーシャルでは、ヘッドルーペを掛けた人が目から30センチ以上手先を離して作業をしていますが、あれは撮影用のポーズであって、実際に物を見てはいないと思われます。上記のヘッドルーペのピントが合う距離は、2.25倍のもので顔前約20センチ、3倍のもので約12センチですから。 目から離し、なおかつ拡大して見たいとなると、もはや一枚レンズのヘッドルーペでは不可能で、写真の手前にあるような近距離用の双眼鏡になります。これはカートン光学の倍率3倍の双眼近点スコープです。30センチほどの距離で両眼の視野が一致するくらいの輻輳角がつけてあります。つまり、普通の双眼鏡のように左右の望遠鏡の光軸が平行ではなく、寄り目状態にしてあります。 このようなタイプのものはピントの合う範囲が極めて狭く、いったん本体を調節してピントを合わせたあとは、注視点に応じて自分の頭を前後させてピント合わせをしなければならないので、なれないととても使いにくいものです。 外科手術用具として売られているものは10数万円もしますが、これは2万数千円でした。
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重量級切断定規 |
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カッターナイフを使って紙などをまっすぐに切断するときには、写真の上にあるようなステンレス定規にカッターを沿わせて切ります。 しかし、ここに挙げたような厚さ0.8ミリの薄い合板に印刷されている模型船のパーツの切断などのように、切るのにかなりの力を要する場合では、よほどしっかり定規を押さえつけていないとズレ動いて失敗しがちです。 そんなとき私が便利に使っているのが、合板の上に乗っている、長さ60センチ厚さ8.5ミリ重さ1.8キログラムの鉄の定規です。 これはもともとは定規ではなく、折台と言って、打ち木とともにブリキやトタンなどの板金の折り曲げ加工に使われる道具の部分品なのです。その本来の使用目的から、長い辺の角が直角ではなく75度ほどの角度にしてあることも切断定規として好都合です。 DIY店の処分特価品コーナーで見つけて買い込んだのですが、おそらく需要がほとんど無くて売れ残ったものなのでしょう。
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小さなパーツはクランプで押さえて |
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ここに挙げた幅25ミリの薄い合板を3ミリ幅に切り分けるといったような小さなパーツの切断では、いかに重量級定規と言えどもズレ動かないように押さえつけることは困難です。 そこで、ご覧のようにクランプを使い、机の天板ごと素材と定規をはさみつけて切り出しています。 使っているクランプについては次項をご覧ください。
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平行クランプ |
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このクランプは、締め付けるのにふたつのネジを回さなければならないので使いにくいように感じますが、慣れればとても便利です。 この工具の最大の利点は、ネジを回すとふたつのアゴがその名のとおり互いに平行に動いて締め付けるので、ネジの回転の影響が相手にまったく伝わらないことです。 Cクランプ(しゃこ万力)などでも、締め付けネジの回転が相手に伝わらないように、ネジの先にスイベルが付けられてはいるのですがそのはたらきは十分とは言えず、グイッと最後の一締めをしたとたんに締め付け位置がズレ動いてしまうという経験は皆さんもお持ちではないでしょうか。 このクランプについて不思議なのは、日本国内ではまったくと言っていいほど売られていないということです。 上の写真左の真鍮製のもの(Sunkey印)は十数年前に国内で買ったものなのですが、その後買い足したいと思って探しているのですが見つかりません。 ロンドンの模型ショーの会場ではさまざまな大きさの平行クランプがどの出店にも売られており、写真中央の黒いものはそこで買った何セットかのうちのひとつです。 写真右の木工用のものは日本(東急ハンズ)で買ったものですが、今でも売られていると思います。 なお、イギリスではこれをツールメーカーズクランプと呼んでいます。
追記 その後、新潟精機が平行クランプを販売していることに気付きました。 店頭で見かけたことはありませんが、カタログで見ると、いい値段ですねぇ。
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糸鋸の改良 |
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写真左にあげた糸鋸は、鋸刃の歯先をフレームの面に対して横向きに取り付けることができるので、切ろうとする物の大きさや形によっては便利です。 この糸鋸は、中央の写真に示したように、変わった鋸刃の止め方をしています。これは鋸刃をしっかり保持しようとしての構造なのでしょうが、いささか凝りすぎで、実際に使ってみると鋸刃の取り付けがめんどうなのです。 なぜなら、鋸刃を押さえる上側の金具の中央が出っ張っているので、押さえネジをかなりゆるめて隙間を広げないと鋸刃を差し込めず、したがって鋸刃を締め付けるときにもネジを何回も回さなければならないからです。 糸鋸で穴を切り抜くときには、鋸刃の片方の端だけを本体に取り付けておき、もう一方の端は鋸刃を先導孔に通してから締め付けるという作業をしますが、押さえネジを何回もまわさなければならないこの糸鋸ではそれが実にやりにくいのです。 そこで右の写真のように平らな面で鋸刃を挟み、押さえネジを少し回すだけで鋸刃の着脱ができる、単純な止め金具に作り変えました。
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使いやすい糸鋸 |
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前項で、押さえネジを少し回すだけで鋸刃の着脱ができるように改良したと書きましたが、実際に使ってみると、必ずしも改良にはなっていませんでした。 なぜなら、鋸刃をはずすときには、押さえネジを少しゆるめるだけで張力がかかっている鋸刃はすぐに外れますが、また鋸刃を取り付けようとすると、そのときのフレームの向きによっては押さえ金どうしがくっついてしまい、鋸刃をスムースに差し込めないのです。四角穴をいくつも切り抜かなければならないときなどでは、片方だけを外して案内穴に通した鋸刃の先を、また止め金ではさんでネジを締め付けるという作業を繰り返さなければならないのですからこれでは困ります。 その点、ここに挙げたO.N.S印の昔ながらの糸鋸は、押さえネジをゆるめると押さえ金の先が開くように作られているのでたいへん使い勝手の良い製品です。
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しなやかな蛇腹ホース |
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これは工具ではなく、私が工作室内で使っている電気掃除機のホースです。 旋盤やフライス盤などの工作機械を使うとあたりに金属のキリコが飛び散ります。私はそのキリコの掃除に片手で使える小型の電気掃除機を愛用しています。 しかし、吸い込み口を本体にじかに取り付けたのでは取り回しに不便ですから、ご覧のように蛇腹ホースを間に入れ、左手で掃除機本体を持ち、右手で持った吸い込み口をあちこちの隙間などに差し込んでキリコを吸い取っています。 そのときに活躍しているのが、360度どちらにでもしなやかに向きを変えられる、この蛇腹ホースです。 これは34年前に買った日立のPV-8というポータブル掃除機の付属品です。 その掃除機本体は、ぶつけたり落としたりで割れたりひびが入ったりしたプラスチック製の筐体を直しなおしして20数年使いましたが、ついに修復も限界に達して廃棄処分しました。ですがこのしなやかホースだけは、代替品が見つからず、今でも使い続けているのです。 そのしなやかさは、らせん状に巻かれた弱いスプリングを薄いプラスチックの皮膜が包んでいるという作りにあるのですが、今の小型掃除機の蛇腹ホースはただ単にプラスチックを蛇腹状に成型しただけの粗末なものなので、しなやかさはこの昔の製品に遠く及びません。 このしなやか蛇腹ホースも寄る年波には勝てず、プラスチック皮膜が劣化して裂け始めました。はたしていつまで使い続けられるものやら・・・・・
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銀ロウ付け用ガストーチ |
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私が銀ロウ付けに使っている熱源です。
左端の一番小さなものはプリンスガスバーナーのGB2001というもので、手軽な加熱用具として指先でつまめるぐらいの小さなものの銀ロウ付けや半田ごてを使わない半田付けなどに、また時にはガスライターとして他のバーナーの点火用具にするなど便利に使っています。
このGB2001では熱量不足なときには、その隣の極細火口をつけたソードガス206を使っています。しかし極細という名前ほどには炎が細くありません。 10数年前に買ったものなので圧電素子による点火装置がありませんが、今の製品にはついているのでしょう。 このトーチは液化ガスをそのまま詰めたボンベを使っているので、かなり傾けたり逆さまにしたりすると液化ガス、いわゆる生ガスが噴出して火炎放射器状態になるので要注意です。 その次のものは藤原産業のSK11というガストーチですが、現在のプリンスガスバーナーのエスパー1という製品と同じものではないかと思います。 口金がねじ込み式のガスボンベに取り付けて使いますが、そのタイプのボンベは液化ガスを多孔質の物質(花屋さんがオアシスと呼んでいるもの)にしみこませてあるので、逆さまにして使っても差し支えありません。 なお、ホームセンターの特価販売で見つけて買った、家庭用のカセットガスコンロ用のボンベに取り付けて使うガストーチもあるのですが、やはり特価品、炎に勢いが無く火力が弱くて銀ロウ付けには向きません。
これらのガストーチでは模型ボイラーのように大きなもののロウ付けには熱量不足なので、右端の大きなプロパントーチを使います。 トーチ本体やレギュレーター、ホースなどはスウェーデンのシーベルトの製品で、火口は2941という型番のものです。 ガスはボンベごとプロパン屋さんから買いました。
ガストーチのカタログには千何百度と炎の温度が表示されていますが、いずれも銀ロウ付けには十分な高温で、重要なのは温度ではなく発熱量、言い換えれば単位時間当たりのガス消費量、単純に言えば炎の大きさです。 数分加熱しても銀ロウが溶け広がらないときは熱量不足なので、より大きいガストーチに切り替えます。銀ロウは合金なので、銀ロウの種類によっては中途半端な加熱を続けると、溶けやすい成分だけが先に溶け出し、より高温でないと溶けないかたまりが残る「溶け分かれ」という現象が起こってしまいます。
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銀ロウ付け用火床 |
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工作室内では、この珪酸カルシウム板とかいう建材の端材で作った箱の中で銀ロウ付けをしています。 正方形の白い板は耐火煉瓦です。 その上に突き出している2本の腕は、加工物を支えたり押さえたりする必要があるときに使う逆作用(手を離すと物を掴みっぱなしになる)ピンセットです。 このピンセットを支えている台は、名称はわかりませんが、両端にワニグチクリップ中央に虫眼鏡を自在クランプを介して取り付けてあった、細かい作業用の保持具です。ワニグチクリップはロウ付けの熱で焼き鈍って使い物にならなくなったので、逆作用ピンセットに取り替えました。 大きなプロパントーチは危なくて室内では扱えませんから庭に出て、工作物を耐火煉瓦にのせたり珪藻土製の七輪に入れたりして支えてロウ付けしています。
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穴覗き用ライト |
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この白色発光ダイオードを使ったフレキシブルライトは、店頭で見かけ、その用途についてのさしたる考えもなしに、これは面白そうだと買ってきたものです。 しかし使ってみて、うってつけの用途に気付きました。 それは、たとえば給水ポンプの逆流防止弁のバルブシートなど、奥まった穴の底を照らし出すことです。 これまでは、そのようなときに電気スタンドや懐中電灯などを使っていたのですが、いずれも灯具の頭が大きく、穴の真上に置くとそれが邪魔で穴の奥がよく見えない。といって、穴の底が見えるように灯具をずらせば、今度は光が穴の奥に届かない。 その点、このライトは頭の直径が1センチと小さい上に、たいへん明るいので、穴や狭い隙間の中を照すのにとても便利です。
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アングルバイス |
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これは、スチームエンジンのシリンダーに、側面のスチームポートへの蒸気通路の穴あけをしているところですが、私はこのように工作物を保持する平面に対して斜め方向への加工をするときにアングルバイスを利用しています。 サカイ(トヨ)のミーリングマシンには、斜め加工用に、上面にT溝を備えた傾斜テーブルが用意されていますが、今のところ私はアングルバイスで間に合っています。 実は、私が使っている2台のフライス盤は、どちらも斜め加工のために主軸を傾けられる造りになっているのですが、傾けて使ったことは一度もありません。 理由その1 フライス盤には、前後左右上下の、互いに直交する3方向の微動送りがついています。しかし主軸を傾けると、そのうちの上下軸が直交状態から外れるので、細かい位置決めがとてもやりにくくなるのです。 理由その2 傾けた主軸をもとの垂直の位置に戻すのに手数がかかるのです。 傾きを示す目盛が付いてはいますが、それは単なる目安に過ぎず、ダイヤルゲージを使っての垂直合わせが大変なのです。 なお、この垂直合わせのときに、その機械の精度の良し悪しがはっきり表れます。 調整の結果、垂直度はこれで良しと、主軸傾斜のロックネジをギューッと締め付けても、ダイヤルゲージの針がピクとも動かなければ良いのでしょうが、なかなかそうはいかず、締め付けるとどのくらいずれるかを見定め、あらかじめそれを打ち消す量と向きだけずらすなど、その機械の癖に合わせた調整が必要です。 私が持っている大きいほうの中国製フライス盤は、その調整の必要量がかなり大きいです。
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ふたつのアングルバイス |
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これまであまり大きなものをはさみこんで使うことがなかったので気付かなかったのですが、このふたつのアングルバイスには、大きさだけでなく、使い勝手に関係する違いがありました。 さて何でしょうか。 そうです、大きいほうは傾けたバイスを支えるアングルプレートがバイスの開口部にはみだして邪魔になるのです。 大きいほうはホームセンターで買ったもので、メーカーなどはわかりません。おそらく海外製品であろうと思われます。 傾斜軸にガタがあったので、軸穴をさらい、軸を作り換えてあります。 小さいほうはナベヤのERON印の製品で、カタログで見て工具店に取り寄せてもらったものです。 値段は大きいほうの5倍近くしましたが、それだけの価値はあるようです。 大きいほうもナベヤ製に買い換えようかと思案しています。
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ノギスあれこれ |
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私が初めて買ったノギスは、写真の一番上の、ミツトヨの15センチのものです。 しかしこれは、ミニ旋盤で加工中のものの測定に使うと、あちこちにぶつかったりつっかえたりして、少々大きすぎると感じることがあります。 そこで次に買ったのが、上から2番目の、ミツトヨの10センチですが、これは長さが短いだけでほかの部分は15センチのものと同じ大きさなので、使い勝手が良くありません。 その下のNSKの10センチのものは、全体が小ぶりに出来ており使いやすいのですが、ふたつのジョウの左端面がつらいちになっていないので、その部分で段差を測れないのが不便です。 その後、もっと小さいKANONの7センチのものを見つけて2種買いましたが、下のものはデプスバーが無く、左端面で段差を測ることも出来ないので、あまり使っていません。 さて次はデジタルノギスですが、これはもう副尺に目を凝らすことなく0.01ミリまで直読できるだけでなく、任意の長さのところで表示をゼロにし、そこを基準にした差も測れるのですから便利この上なしで、15センチのアナログノギスの出番は皆無になりました。 下のゼロが五つ並んで表示されているものはミリとインチ兼用ノギスで、0.0005インチまで測れるインチ表示に切り替えてあります。表示部の左上にある白い小さなものが切り替えボタンです。 どちらのデジタルノギスもミツトヨですが、ミリ・インチ兼用のものは made in UK でイギリスから買いました。 一番下のものはミツトヨの穴ピッチノギスというもので、円錐形になっているジョウの先をふたつの丸穴に差し込み両穴の中心間隔を測ります。 今ではこれもデジタル化されていますが、いずれにしろやや特殊なものなので、価格は普通のものの数倍と高価です。
追記 最近(2009年1月)の雑誌「Model Engineer」に載っている広告を眺めていたら面白いものを見つけました。 それはインチ寸法が分数表示されるデジタルノギスです。さすがはデジタル表示ですねぇ。
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ポケットコンピュータ |
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いいえ、ポケコンによる工作機械の制御などという高度なことではありません。 インチ寸法をミリ寸法にするには、コピーした換算表をカードケースに入れたものを使っていますが、ポケットコンピュータも利用していますというだけの話です。 このポケコンは1984年に買ったシャープ製のPC-1245です。 BASICという初歩的なプログラミング言語を使って簡単なプログラムを組み、たとえば3と二分の1インチの場合は3,2,1、と入力すると88.9(ミリ)と表示されるようにしてあります。 このポケコンよりも表示桁数が多い後継機も買ったのですが、もう何年も前に、液晶が漏れ出すか乾いたかしたのでしょうか、表示がかすれて見にくくなってきたので捨ててしまいました。 今使っているこれにも同じ兆候が見え始めていますが、まだしばらくは使えそうです。
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中国製フライス盤の改良 |
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改良とは言っても主軸などの基本的な構造に手を加えたのではなく、パーツの一部を取り替えたりして、使い勝手をよくしたというだけなのですが・・・ 中国製フライス盤とは2001年にベルメックスから買ったXZ-15なのですが、今では取り扱われてはいません。イギリスのチェスター社のホームページにはチャンピオンという名で載っていますから、まだ作られているのかもしれません。
改良点1 各種クランプにはボルトが使われており、掛け外しにはスパナが必要でしたので、工具不要にしました。 写真左から、ベルト掛け替えのためのモーター位置固定クランプ、主軸固定クランプ、XYテーブルの横移動固定クランプです。 改良点2 このフライス盤の主軸の微動ハンドルは、1回転で5ミリと送りが荒い上に直径8センチの簡単なプラスチック製で、回しにくいものでしたので、直径12センチの鋳鉄製に取り替えました。 改良点3 主軸の粗動ハンドルとヘッド上下移動クランプハンドルの握り玉は、円筒形のような形で角があり、手触りが良くありませんでしたので、球形のものに取り替えました。 改良点4 ハンドルのグリップはすべてそれ自身も回るものでした。この回転式グリップは使いやすそうに思えますが、加工精度が悪くカラカラ回るようなものでは微妙なハンドルコントロールが出来ませんので、固定式に取り替えました。 ちなみにマイフォード旋盤のハンドルグリップは全て固定式です。 改良点5 主軸の送りハンドル軸には、送るにつれて数値が増えるミリ目盛ダイヤルが付いています。 ダイヤルにはクランプが付いていて、任意の位置で目盛を合わせられるようになってはいますが、望む送り量に達したところで主軸の移動を止める機能はありません。 そこで、このダイヤルの側面に同心円状の溝を彫って裏返しに取り付け、溝の中と本体との二箇所に植えたピンで、主軸の移動量を制限できるようにしました。 望む送り量にダイヤルをセットすると、送るにつれてダイヤル目盛は減ってゆき、ゼロになったところで主軸が止まるようにしました。
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