中学生の時に作った首振りスチームエンジンの第1号機がこれで、構造が最も簡単な片押し式です。 スチームエンジンは、ガソリンエンジンなどの内燃機関と違って、膨張する気体の圧力をピストンの両側で交互に受け取ることができるのですが、片側でしか蒸気圧を受けられないのが片押し式というわけです(初めてのスチームボートに載せたエンジンは両押し式です)。 このエンジンのシリンダーは、当時日本に進駐していた米軍兵士に配られたクリスマスプレゼントの袋に入っていたものだという、ポールペンのキャップを利用して頭を切り取り、そのあとを針を取った画鋲でふさいで作りました。 ピストンは、溶かした鉛をシリンダーに流し込み、差し込んであるピストンロッドと一緒に固めたものです。 フライホイールは、メンソレータムの空き缶を鋳型にして作った鉛の円盤を模型モーターの軸に取り付けて回し、彫刻刀の刃先をチョコッと当てては少しずつ削るという、今で言うドリルレースのような方法で仕上げました。 エンジン上部の真鍮の地肌がきれいなところは、今回模型船に搭載するために作り替えた蒸気の出入口です。
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