松尾芭蕉(1644-1694) 江戸前期の俳人
芭蕉46歳 奥の細道の旅に 出発したのは元禄2年(1689)3月27日(5月16日)。
江戸深川から奥州、北陸をへて、美濃大垣までの約6ヶ月140日にわたり、歌枕の地を訪ね 古刹に詣でる旅。芭蕉が一生に旅した距離は約1200里、内半分の600里(約2400キロ)がこの奥の細道の旅で、大垣着は8月21日。 5年後の春俳句63句を含めて約13000字という大作は完成。その秋元禄7年(1694)芭蕉51歳で没す。
江戸時代の俳諧師
松尾芭蕉が門人河合曾良と江戸深川の芭蕉庵 から東北・北陸への旅。刊行後約300年、その足跡をたどる芭蕉の謎とロマンの旅を

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「奥の細道」の旅は、秋田県に。
 象潟(きさかた)
 酒田から羽越本線で約40分で象潟です。この地は昔、東西二・二キロ、南北三二二キロの入江で、湾内に八十八潟・九十九島がありました。松島と並ぶ名勝でしたが、文化元(一八〇四)年の地震で土地が隆起して陸地になってしまいます。今、点在して見える丘がかつての島々の名残です。ここから北へ五百メートルほど行くと、芭蕉像と句碑のある甜満寺(かんまんじ)があります。
●甜(虫に甘)満寺 1R羽越本線象潟駅より徒歩15分

象潟や雨に西施が合歓の花
 (象潟や 雨に西施が ねぶの花)

元禄2年1689年  芭蕉 46才 6/16象潟
合歓の花が、中国の美女西施(太平記のなかに「西施が姿を見せると、花がなくなったのではないかと想い、艶な姿をかくすと、急に月がかくれた のではないかと怪しむほど」という)が物思いにふけっているように見える。

象潟(秋田県象潟町)は、芭蕉の旅した頃は松島と並び 賞される裏日本の景勝地でした。その後の地震で隆起し、島々は陸地と化してしまい、今では、水田の中の小山となっていますが、往時を忍ぶこと ができます。

汐越や鶴はぎぬれて海涼し

象潟や料理何くふ神祭 曾良

 蚤虱(のみしらみ ) 馬の尿(しと)する  枕もと     芭蕉    

(旅の宿を借りると、そこは枕元で馬が長い小便の音を立て、蚤虱が身体を食うところであった。旅の身の上を思いながら、なかなか寝付かれなか ったことだった)

大徳の 糞ひりおわす かれの哉  蕪村

(秋風が吹きすさぶ一面の枯野の片隅で、徳の高いいと思われる坊さんが野ぐそをしている姿が、いやが上にも凄絶さを増す光景であることよ)
正保元年 1644年 伊賀の国上野、松尾与左衛門の次男として生まれる 幼名を金作、のちに 宗房(むねふさ)と名乗る。別号、桃青・泊船堂・ 風羅坊など
寛文2年(1662年)  藤堂藩伊賀付五千石の侍大将・藤堂新七郎家の嫡子藤堂良忠(俳号蝉吟)の近習となる。
寛文6年(1666年)   良忠の病没後、藤堂家を去り京都で北村季吟に師事。
延宝8年(1680)住居を江戸の中心から深川に移し、門人に芭蕉の株をもらい植えたことから、「芭蕉庵」と呼ばれる。
天和元年(1682年)        俳号 「芭蕉」 の名を始めて使う。
貞享元年(1684)8月、門人千里(ちり)を伴い、伊勢神宮に詣で、伊賀上野に帰郷、前年亡くなった母の墓参。
のち大和・吉野・美濃を巡り、翌年4月江戸に戻る。このときの紀行文が『野ざらし紀行』
貞享4年(1687)8月      鹿島神宮参詣の 『鹿島紀行』     
貞享4年(1687)10月に江戸を旅立ち、尾張・伊勢桑名を経て、年の暮れに伊賀上野に帰郷し、実家で新年を迎える。芭蕉故郷にての句「古里や  臍(へそ)のをに泣く としのくれ」
伊勢・吉野・高野山・須磨・明石などを巡り、この間の紀行は『笈(おい)の小文(こぶみ)』
元禄元年(1688)信州更科へ姨捨山の名月を見るための旅『更科紀行』約20日間の旅
元禄2年(1689)東北・北陸への旅 『奥の細道』 約6ヶ月間の旅  
元禄7年(1694年)    大阪にて死去    
秘湯・名湯揃いの秋田
乳頭温泉郷「鶴の湯温泉」

 秋田県には、乳頭温泉、玉川温泉、秋の宮温泉など、秘湯・名湯が名を連ねます。中でも乳頭温泉郷は、乳白の湯をたたえた「鶴の湯温泉」をはじめ、点在する湯宿はどこもすっぽりと雪をかぶり、特に露天風呂は温泉通をも、うならせることでしょう。
  
 「麺の街」・盛岡
 東北新幹線と秋田新幹線の分岐点「盛岡」。盛岡は「麺の街」で、わんこそば、盛岡じゃじゃ麺と盛岡冷麺が「盛岡三大麺」と呼ばれています。盛岡冷麺の人気店「ぴょんぴょん舎盛岡駅前店」菊地店長は「最近では純豆腐チゲが人気です。盛岡は豆腐の消費量日本一で毎月12日は『豆腐の日』。豆腐とチゲという日本と韓国の食文化を融合して、新しい盛岡名物を目指しています」と、食文化の街、盛岡の進化はさらに続きます。
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