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パワーストーンワールド元気のでる館  >  スリムなお喋り帖  > インスリンの話
インスリンの話☆☆★
インスリンは、膵臓(すいぞう)のランゲルハンス島から分泌されるホルモンであり、ヒトの体のなかで唯一の血糖値を下げてくれるホルモンです。ところが、そのインスリンも過剰になると、脂肪を作るホルモ ンに変わってしまうのです。そのため、太って高インスリン体質になると、過剰なインスリンが、より積極的にせっせと脂肪づくりに励むので、ますます太ることになります。そのインスリンに天敵はいないのかというと、これがいるのです。それは、グルカゴンです。グルカゴ ンというのは、インスリンとは逆に、血糖値を下げすぎないようにするホルモンです。それに、脂肪を分解するはたらきがあります。そうして、 インスリンとグルカゴン(それに、成長ホルモン、副腎皮質ホルモン、副腎皮質刺激ホルモン、カテコラミンなど)で、ヒトは血糖値を一定の 範囲内に保とうとしているわけです。そのインスリンとグルカゴンの違いは?。昼間、目覚めているときにはインスリンとグルカゴ ンの分泌には、さほど大きな開きはありません。血糖値の上がり具合によって、インスリンがジワジワと出てきたり、ドツと出てきたりし ますが、その五〇分後くらいに、グルカゴンが登場します。ところが、夜になつてヒトが寝てしまうと、インスリンが出てきたあと、五時開く らい経たなければ、グルカゴンは出てこないのです。つまり、五時間ほどものあいだ、インスリンだけが出ているという状態になるわけです。 そこに、ダイエットにとっての非常に大きな意味があります。 夜になつて寝入ると、インスリンのみが出てきます。インスリンは、血液 のなかのブドウ糖をグリコーゲンに変えて、血糖値を下げるというのが基本の業務です。しかし、寝る直前までチーズやサラミをさかなにお洒を飲んでいたら、インスリンの業務はそれだけではおさまりません。せっせと、脂をつくりはじめます。しかも、そのとき、五時間近くも 天敵のグルカゴンはいないのです。インスリンが五時間近くも、脂をつくるのです。 だからこそ、朝食はしっかりととるべきなので す。食事は一日三回にすべきなのです。そのうえで、朝・昼・夜を、三・二・一の割合で食べれば、なおベターです。一日の食事量を 六とみて、その半分にあたるものを朝に食べてしまう。そうすると、そのほとんどは昼間の活動によって消費されてしまうので、脂肪とし て蓄積されるものは、ほとんどなくなつてしまいます。ダイエットの法則からすれば、そのようにすべきなのですが、ふつうはまったく逆にな っています。朝はなにかと忙しいので、食べないか、食べてもちょっとだけにしておく。昼は朝以上には食べるけれども、これもそれ ほどゆっくりとはしていられないので、ほどほどにしておく。そうして、一日の仕事が終わったあとの夕食を、ゆっくりと食べる。一 日の仕事を終えてのお酒は最高だということで、アルコールもとります。女性なども、ナイト・キャップということで、ぐっすり眠れるよ うに、寝る前にお酒を飲むことが流行っています。そうして、老若男女を問わず、太っていく傾向に歯止めがかからない状態が続いている わけです。ですから、ここで思い切って、朝をたくさん食べるというように切り扱えるべきです。朝たくさん食べると、食べたこと が刺激になつて、心と体が目を覚まします。そうすれば、代謝が高まります。心も体もしゃんとするし、パワーも元気も出てきます。その 反対に、朝ほとんど食べないでいると、体や脳がなかなか目を覚ましません。光や音、食べるというような五感を直接に刺激するものは、新陳 代謝を非常に高めるのです。時々でも朝に一日のうちの半分を食べるようにしてみてください。そうすると、摂取した食べ物は、脂に変わる どころか、新陳代謝を高めることにより、むしろ脂肪を燃やすことになります。脂肪は代謝が高まらないと燃えないのです。ブドウ糖が燃 えているなかで、脂というものは燃えるのです。「脂肪は、炭水化物のなかで燃える」ということです。炭水化物がブドウ糖になり燃 えていると、脂も非常に効率よく燃えて、減っていくのです。
食べるときは穀物、野菜を中心にしたほうがよいでしょう。かっては、穀物と野菜のほかに、果物もよいとされていました。しかし、果物の九〇%は水分です。それに、果糖が多く含まれています。ということ は、果物を食べると、その水分を吸収するときに糖(果糖)も吸収され、どうしても血糖値が高くなってしまう。と、インスリンが登場するこ とになり、インスリンがたくさん出てくると、脂肪づくりに励みますから、太る原因になりかねません。果物抜きの穀物と野菜を中心とする穀 菜食をおすすめします。朝に「コクサイ食」をしっかりと食べることの効用は、炭水化物をとると食欲を抑えるはたらきのあるセロトニンが分 泌されるという点です。炭水化物をとると、セロトニンが分泌されて摂食中枢のはたらきが抑えられ、空腹感が出てこなくなるのです。その反対が、脂肪系の食べ物です。コツテリしたものを食べると、脳内モルヒネ系のセロトニンが減り、必ず空腹感が出て、間食というこ とになるわけです。 間食をしたくなることの原因は、脂の摂取にあるわけです。脂っこいものを食べて、脳内のセロトニンが減ってしま えば、ものすごく食べたくなります。それは、脳内物質の命令なのですから、もはや理性で立ち向かうことは不可能であるともいえます。それ でもなお工夫の余地はあります。ショートケーキやアイスクリームは避けて、お団子やお煎餅にすればよいのです。ショートケーキやアイ スクリームなどは、脂の塊のようなものですから、これはごくたまにとか、ときどきにすべき間食です。朝を和食系とかコクサイ食に すると、間食が欲しくなくなります。間食をしないと、脂も入らないので、お昼も大量に食べずにすみます。そうすると、三時のおやつも欲しくなくなり、夜のご飯の量も減ることになります。一年の計は元旦にありといいますが、ダイエットにとっては、一日の計はまさ に朝にありというべきでしょう。インシュリンは、すい臓から分泌されるホルモンです。食事をすると、食べ物に含まれる糖や炭水化物が ブドウ糖に分解されて血液中に入り、血糖(血液中に含まれるブドウ糖)が増加します。血糖の量を数値であらわしたものを血糖値といい、食後に血糖が増加すると血糖値が上昇します。血糖値が上昇すると、インシュリンが分泌されて血糖と結びつき、筋肉や肝臓に血糖を運び ます。運ばれた血糖は、グリコーゲンに形を変えて筋肉や肝臓にたくわえられ、必要に応じてエネルギーとして消費されます。その結 果、血液中のブドウ糖の量が減って血糖値が下がるのです。血糖値が下がると、インシュリンの分泌はストップします。このように、イン シュリンは上昇した血糖値を正常に戻すために重要な役割を果たしており、人間の身体になくてはならない大切なホルモンです。インシュ リンは血糖値が上昇すると分泌されます。そして、血糖と結びついて筋肉や肝臓に血糖を運び、グリコーゲンに変えてエネルギーとして蓄 えます。その結果として、血液中のブドウ糖が減り、血糖値が下がるのです。ところが、筋肉や肝臓に蓄えることができる糖の量には 限りがあります。血糖値がゆっくり上昇している場合は、その間に筋肉や肝臓で蓄えている糖がエネルギーとして使われるため、まだグリ コーゲンを蓄える余裕があります。しかし、血糖値が急激に上昇してインシュリンが大量に分泌されると、血糖を筋肉や肝臓へ運び込むスピー ドが速くなります。そうすると、筋肉や肝臓は糖を蓄えきれなくなり、余った糖は脂肪細胞へ運ばれ、脂肪細胞が膨れ上がってしまいます。そのうえ、インシュリンには、体脂肪が分解されてエネルギーとして消費されるのを妨げる、ホスホジュステラーゼという酵素の働きを助ける作用もあります。そのため、血糖値が急激に上昇してインシュリンが大量に分泌されると、結果的に太ってしまうのです。インシュリンが、 「太るホルモン」といわれるのは、このような働きがあるからです。

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