故郷の空
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夕空はれて、秋風ふき
つきかげ落ちて、鈴虫鳴く
思えば遠し、故郷の空
ああ、わが父母、いかにおわす

すみゆく水に、秋萩たれ
玉なす露は、すすきにみつ
おもえば似たり、故郷の野辺
ああ、わが兄弟、たれと遊ぶ

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明治唱歌第1巻(明治21年5月)に掲載された大和田建樹(おおわだ たけき/1857-1910)作詞。 「故郷の空」の原曲「Comin Thro' The Rye(ライ麦畑で出逢ったら)」は、「蛍の光(Auld Lang Syne)」などでも知られるスコットランドの国民的詩人 ロバート・バーンズ(Robert Burns/1759-96)の作詞によるものです。1889年には、当時の第一高等中学校向けの学校案内である「遊学案内」が民間出版社から出されています。今の「リクルート」系の本。 そこには受験者である13歳の子が一、二度落第しても浪人してでも再受験するものは、まだ良いほうで、7−8回も受験していると書かれています。 中学生から成人式を終えたものまで受験していることになります。 こうして帝国大学に入った学生や社会人が一部であってもエリート意識を持っていたことは想像に難くない。
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