| 秋 | 会誌に掲載された俳句 平成14年11月より原生林に投句 平成16年4月より地熱集投句 |
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| 平成二十年 | 踏生集 |
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| 平成二十年 | 地熱集 |
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![]() ルーマニア うねる丘の葡萄畑。疾走する車窓より |
![]() ルーマニア 初秋のドナウの川辺 |
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| 平成一九年 | 踏生集 アドリアの海の煌めき大石榴 鯖雲の染まりて思郷アドリア海 積上げし薪の高し林檎熟る 紫陽花の枯れて凛たり修道院 向日葵の実の重重し正教会 居待月大煙突を押し分ける あかあかと萱野を照らし終列車 捨てる日の愛でる日となり水引草 ホームページ自己満足の夜長来る 子白鳥ドナウの流れ逆巻ける |
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| 平成一九年 | 地熱集 のろのろと雉の隠るる枯葎 水鏡櫨の落葉のうつとしい 麦の芽の畝は真直ぐに村霞む 屋根越ゆる廃車の山や泡立草 槇の実を一つ頬張りティーショット 落鮎の関所となりぬ洗堰 源平に蓮池分けて平和な日 銀杏を拾い拾いて虚子の墓 ねこじゃらし座りて歳を数える日 法師蝉鳴きて祭りの終わりけり 丘うねる原野の広し胡麻叩く 夜なべして鉤一本の大騒ぎ 西瓜売り呼び込む声の涸れいたり 一片の百合根の白さ秋深む 竿先はドナウの夕日鳥渡る 向日葵の実は黒黒と丘果つる ひっそりと蜂蜜売らる花野道 |
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| 平成一九年 | 原生林 繊月は日の出に負けて釣り仕舞 ドナウ川両手サイズの鱸売り 秋夕日砂丘を走るもどかしさ 陽の沈む大蘆原よドナウ川 何の其の力試しの胡桃割り 義理欠きて余裕の暮らし衣被 ほどほどに釣りは手じまい鉦叩 褒めそやす声は一時曼珠沙華 |
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東武伊勢佐木線鉄橋(利根川左岸より) |
![]() ドナウ川河口のペリカンの群れ(ルーマニアにて) |
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| 平成一八年 | 地熱集 信号はみなダイオード秋夕日 充分の自己顕示欲ひがんばな ますほ 倒れたる真赭の芒落し蓋 意に染まぬ情けは無用囮籠 落ちてこそ拾う人あり榠樝 の実 好き嫌い選べぬ色や水引草 |
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| 平成 一八年 |
原生林 秋暮るる竜の眼の反射鏡 累累と枯るる盆栽代替わり 痩せ川の潜らぬ荒鵜ほーいほい 千本の治水の松や墓洗う |
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| 平成一七年 | 地熱集 桐の実や有頂天の日は僅か 躬の程を知る喉仏秋夕陽 木の下の殺気一瞬熟し柿 躓いた石も災難榠樝 の実 捨てらるる過分の情け鹿威し じ げ 地下の音をさらりと奏す芒原 愛憎の相手作らず鳥兜 梵鐘の緑青重ぬ法師蝉 |
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TCC入り口
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裏庭の水引草 |
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| 平成一七年 | 原生林 反論の意気地失せたり新走 梵僧の揃えし草履小春の陽 知らぬ地の交わす挨拶花八手 夕時雨去りて暗闇どっと来る 秋茄子の一夜漬け長旅終わる 闖入はタバコの煙秋の森 こすもすの知るや飢餓の日休耕田 閘門の彼方も芒無言なり 少少の嘘許す恋鶴来たる 乞わるるも己が意のまま榠樝 の実 ちちはは 考妣の重ぬる回忌零余子飯 平民の西南の役墓洗う 早雲の野望の限り蝉時雨 誰彼の差別は無縁金水引 |
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![]() コロラド USA |
![]() コロラド USA |
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| 平成一六年 |
地熱集
菱採るや寂しき時の手なぐさみ コスモスや豊かな胸の息づかい
振り返る素振りなき友秋の暮 釣場には露の朝明け髭を剃り
一枚の緑の落葉師は病みぬ
大野分凛と構える鬼瓦
穏やかな語りの電話遠花火
感性の違いは多様稲の波
淡々と医師は宣告葛の花
寂しきは分かち合うもの蚯蚓鳴く
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| 平成一六年 |
原生林 老犬は主の歩み秋の暮
落鮎の流さるる水速かりき
間引菜の名は聞き捨ててかごに入れ
紫蘇の実をおまけと出した媼の手
寂しさは街の川にも草の花
秋蝶の余命いくばく花あまた
石榴割れ自虐の日々は終わりけり
門灯の点ることなし蔦紅葉 オートドアー入りきれずに秋の蝉 赤カンナ思い出さるる「海行かば」
秋の陽に光る一粒にぎりめし
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| 平成一五年 |
原生林 去年の道此処にありなん葛の花 巻雲の秋空高し踵立ち
秋の陽にアリア流れて時の経る
庭師来て秋空急に広くなり
手に触るる皿の感触秋深し
無花果のワイン煮薦め皺深し
蘆の原テントに闇の迫りきて
銀杏は立入禁止の柵の中
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| 平成一四年 |
原生林 つまべにと遊びし妹よ木歩の句 落鰻生け簀の上に値札付け
飽食の今に味わう零余子飯
蓮根の折れ口白し秋の朝
高速の肩に停めたし秋花火
深読みのパットの曲がる威銃
鉄塔の碍子の白さ山紅葉
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