直線上に配置


著作


トップ アイコントップページへ戻る

直線上に配置


 「企業ファイナンス入門」 日経文庫 1997年
 「現代ファイナンス入門」 中央経済社 1999年 (共著)
 「企業財務−戦略と技法」 東洋経済新報社 1999年
 「エコノミック・プロフィット−EVA経営入門」 中央経済社 1999年
 「入門 企業財務−理論と実践」 東洋経済新報社 2000年
 「財務部」 日本能率協会マネジメントセンター 2000年
 「ひとめでわかる企業財務」 東洋経済新報社 2001年 (共著)
 「なぜ日本の経営はダメなのか」 東洋経済新報社 2001年
 「国際経営」 2001年 共著 文眞堂

EVA 価値創造経営」 中央経済社 2001
「入門企業財務−理論と実践 第2版」 東洋経済新報社 2002
「経営のためのトータルリスク管理」 中央経済社 2005年

 

「企業ファイナンス入門」 日経文庫
  
 初めて書いた本です。
 それまでは総合商社の財務マンとして、忙しい生活を送っていましたが、先輩が書いた同名の著書の内容が古くなり、日経新聞から新訂の話があり取組んだものです。
 現役中でもあり、若い財務部員の協力を得ました。
 企業の経営に株主価値ということを考えなければ生きていけないのではないかと考え始めていた頃です。
 もっとも、社内は守旧派の天下で、聞く耳を持つ人は直属の上司一人でしたが。


「現代ファイナンス入門」 中央経済社

 日経文庫が共著者である岸本光永先生の目にとまり、声をかけていただき参加しました。
 もう一人の共著者が、「ひとめでわかる企業財務」を一緒に書いた阿部正樹先生です。
 初めて、全文一人で書きましたが、文章を書くことの難しさを実感しました。講演は分からないことは巧妙に避けて話をすればどうにかなりますが、文章はそうはいきません。徹底的に調べる他はありません。
 なお、本書は5巻シリーズの第1巻ですが、同時に発刊の予定が完結までに数年を要しました。締切りを守らない人がいるからです。他の共著者に迷惑をかけながら平気で約束を実行しない先生がいるということを意味しています。学者の世界というのは世間離れしています。
 小生も一員になりましたが。


「企業財務−戦略と技法」 東洋経済新報社

 総合商社の役員退任が決まった後で取組んだ本です。
 日に日に体力が弱まっていく日本企業を見ながら、「このままではいけないのではないですか」という意味をこめて企業財務という観点から書いてみました。
 幸い多くの方から賛同をいただき、版を重ねています。
 企業財務で考えるべきことと知っておくべきことも書いていますが、同時に、企業経営への警告の書であると自分では考えています。


「エコノミック・プロフィット−EVA経営入門」 中央経済社

 現役時代に研究を続けていたエコノミック・プロフィットとその実現の手法であるEVA(経済付加価値)についてできる限り分かりやすく書いたつもりです。幸い、「いろいろEVA関連の本を読んだが、あなたの本以外は良く分からない」という言葉をいただいています。
 入門書ですが、目下、エコノミック・プロフィットに関し、やや学術的色彩をもった内容で詳細を執筆しています。秋頃には出版したいものと考えています。
 なお、EVAは米国の経営コンサルティング会社であるスターンスチュアート社の登録商標です。この名前を経営に使うためには、企業は同社の経営コンサルティングを受ける必要があります。


「入門 企業財務−理論と実践」 東洋経済新報社

 「企業財務−戦略と技法」の入門編です。大学の企業財務講座のテキストとして使用されることも念頭に置いています。実務に必要なおそらくすべてを書き込んでいるはずです。企業財務の担当者から管理職までぜひこの程度の知識をもって実務にあたってください。

 

 第2版は、時代の変化に合わせて内容を大幅に変更しました。

 

「財務部」 日本能率協会マネジメントセンター
    
  図解部門の仕事シリーズの財務部編です。
 日本の企業では財務部の機能は大いに誤解されています。財務部を軽視する企業は衰退していくでしょう。一方的な意見に聞こえるかもしれませんが、そういう時代にいまは入っているということです。
  本書にかぎらず、小生の本の基本にはそれが流れています。企業の財務機能が米国企業の財務機能と同じように働く時代が来ない限り、あるいは、企業経営者がそれを認識して対応しない限り、そのような企業の余命は長くはないでしょう。
  経営企画部がそれをやるべきとの考え方をよく耳にしますが、社内にしか目を向けていない経営企画部にはそれだけのノウハウがありません。データの集計機能以上のことは果たせません。


「ひとめでわかる企業財務」 東洋経済新報社

 上で述べたように阿部正樹先生との共著です。
 お互いが締切を守る限り共著は非常に良いものです。阿部先生も元は野村證券勤務でお互い約束の遵守の重要性を認識しており全く問題はありませんでした。
 共著の良い点は知識の再点検です。非常に刺激があり勉強になった共著でした。
 内容は初歩かもしれませんが、実はぎっしりと中身が詰まっています。
 「ああ、そうだったのか」という点が財務のベテランにも多く見つかると思います。


「なぜ日本の経営はダメなのか」

 2001年4月の新刊です。

 日本の現在の状況は何かがおかしいと思うのが普通でしょう。
 どうも今までの成功体験では説明しきれない何かが日本で起きているのではないか。
 この不況は今までの不況のような循環的なものではなく、根源的なものではなかろうかということです。
 日本という仕組み自体の問題ではなかろうかということです。
 日本の企業経営がおかしいから経済がおかしいということも事実です。世界に冠たる日本的経営はどこに行ったのでしょうか。そもそも日本的経営とはどういうことを意味していたのでしょうか。
 どうもその根にあるものは日本経済の問題点の根にあるものと同じものではないのかと考えられます。
 それは「腐敗」です。
 日本の経済政治システムの底を流れる限りなく社会主義に近い仕組みがもたらす政治家と官僚という絶対的権力とその腐敗、ならびに、日本企業における牽制機能不在の社長という絶対的権力の腐敗が生んだ複合汚染による不況であると考えられます。
 ソ連東欧圏は生産が、絶対的権力を握る特権階級の特権を支えつづけた結果、現実に生産に当っている人々の生活を支えきれなくなり崩壊しました。それと全く同じ現象が日本で起きつつあると考えるのが最も納得し易いのではないかという観点から書いて見ました。
 
 日本は原則自由経済圏に属しています。多くの自由経済の側面も有しています。
 だから10年の不況でも生活が維持できています。でも次第に根のほうから崩壊して行っているのではないでしょうか。
 これまでの本と随分違うと思われるかもしれませんが、底に流れるものは同じです。
 危機感とそれへの的確な対処の呼びかけです。

 

「国際経営」

 

この世界に入るに大いにお世話になった拓殖大学教授絹巻康史先生(編者)等との共著です。

元、商社員としては楽しみながら書きました。約4分の1を担当しています。

 

EVA価値創造経営」

 

「エコノミック・プロフィット−EVA経営入門」は、まさに入門書ですが、これはかなり詳しく踏み込んでいます。本気で自社にEVA経営あるいはそれに類するものを導入する意思がある人は、まず、EVAの詳しい全体像を知って、しかる後に、自社にいかに当てはめるかを考えるべきでしょう。そういう意味での解説書です。

最近、株主資本コストの意味を理解できる人が増えてきましたが、この大競争時代を勝ち残るにはまだまだです。そういう観点からも是非読んでもらいたい書です。



「経営のためのトータルリスク管理」 2005年2月
 

 サラリーマン時代から企業経営におけるリスク管理の興味がありました。本書にも書いたように、バブルの基本原因は企業のリスク管理不足(欠如)から来ていると確信しています。どうにか、1冊にまとめたかったのですが、なにしろ、本書の後半部分(執行リスク管理)を完全に書く自信がありませんでした。それが、幸運にも損保のバックグランウンド(一人は現役)を持つ仲間に会えて、決心した次第です。
 2年の準備期間を経て刊行しましたが、現実の研究分野の視点が異なる仲間が集まったわけで、意見の統一は大変でした。第1章の骨格に関し意見が一致するのに、1年近くを要しました。
ただ、「はじめに」にも書いたように、他に類を見ない書物ができあがったと思っています。これ以上の内容とまとまりを持っている本はないのではないか、と思っています。
 「タイムリーな発行ですね」と言われることがありますが、これは結果であり、発行してみると丁度そういう時代になっていた、ということです。ただ、発行元の江守編集長は2年前に発行を打診したときに、二つ返事で了解してくれましたので、さすがの嗅覚、と感心しています。
 企業のあらゆる階層の人にそれなりに本書全体が有益である、と自負していますが、どうでしょう。