ブログ「クラージュせたがや」に書いたことを中心に振り返る、
ベルマーレユースのこの1年間。
(観戦記1)劣勢だが引き分けで終える(第3戦・2―2札幌)
ユースサハラカップ2006 第14回Jリーグユース選手権大会
予選リーグBグループ 第3戦 2006/10/15 14:00開始
札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
コンサドーレ札幌ユースU-18 2−2 湘南ベルマーレユース
(得点)37分(札幌)8門間勇介、42分(湘南)4日下部諒(1)
66分(湘南)11鎌田翔雅(1)、87分(札幌)20熊澤覚
(警告)※湘南側はなし
※湘南の得点・警告対象者の選手名の後の()は大会通算回数。
できれば1泊して6年ぶりの札幌遠征を果たしたかったが、
期末決算で休日出勤の恐れがあった為日帰りとせざるを得なかった。
せめて日程がもっと早く決まってくれたら(決まったのは9月20日近く)
マイレージを使ってもっと安くいけたのに・・・・・
翌日から他残業の日々がまた続くので、私にしては珍しく
札幌滞在時間(7時間)の間はゆったりとした行程で
時計台・大通公園・ラーメン屋福来軒(すすきの)・宮の沢・
ジンギスカンだるま(すすきの)をぶらりと回っただけだった。
ちなみに宮の沢の石屋製菓(札幌の大株主の1つ)の
チョコレートファクトリーは庭園も立派でいいところで。
今回の試合会場(札幌の練習場の1つ)はここに隣接している。
札幌の10月はもう秋深い。葉っぱの色は黄色から赤へ変わりはじめるところ。
風が強く感じるし、日陰だとダウンジャケットがないと寒い。
あと、Jユースで札幌アウェイが判明した時、
湘南側の観戦者はさすがに私だけだろうと思っていたら
ご父兄2組がいらっしゃった。うち1組は実家が札幌だから、
というのもあったようですが、遠方お疲れ様でした。
ベルマーレユースのスタメンの布陣は以下の通り。
背番号、名前、(学年)の順。
1内山賢斗(2)
22伊藤義恭(1)
3宮内豪(3)
4日下部諒(3) 18澤田勇人(2)
13阿部悠紀(2) 8林慧(3)
11鎌田翔雅(2) 14中嶋拓紀(3)
10岡正道(2) 7猪狩佑貴(3)
なお、鎌田、中嶋、岡、猪狩の位置は非常に流動的。
林は負傷当時の復帰見込みよりも早く帰ってきた。
中嶋は、推薦(お勉強のほうでの推薦)でも
大学受験合格できそう(合格した?)とのことで
めでたく早期引退撤回そして早速の復帰となった。
SUBは7人まで登録可能だが、今回は最大交代可能な5人のみ。
21北神慎太郎(1)、5笹川大地(3)、9露木一匡(2)、15西野嵩志(2)、26齋藤聖也(1)
出場可否が微妙な選手を同行できる余裕はなかったようだ。
1台いくらというバス移動ではなく1人いくらという飛行機移動ゆえの
苦渋の選択だと思う。
選手交代は5人まで可能だが、今回は1人のみ。
88分 10岡→26齋藤聖也(1)
前半、湘南は左サイドを相手に枚数かけて破られてクロスをニアで合わされて先制点を許す。
この試合ではセットプレー・流れの中を問わず
クロスから多くの決定機を
相手に与えたが、
相手のシュートの多く(特にファーサイド)はなんとか枠をそれてくれた。
湘南の同点ゴールは前半も終わりに近い時間で、
猪狩が敵陣右サイド深くでファウルを受けて得たFKを林が蹴り、
そのボールをファーサイドで日下部が頭でゴールに入れた。
後半、先に得点したのは湘南。
20分ごろに中盤中央でボールを奪った林から左サイドの鎌田へパス、
そのパスを受けた鎌田がボールを持ち込んでGKとの1対1を決めた。
後半は湘南も決定機をいくつか得るが得点はこれどまり。
そして終盤・後半40分台に、
札幌に右CKをゴール前中央で相手に頭で合わされて同点ゴールを与える。
その後はスコアは動かず、2対2で試合終了。
厳しい試合だった。予選リーグ1位通過のためには、
そしてホームでの敗戦の雪辱のためにはなんとしても勝ちたかったがかなわず。
苦戦の原因は、まずは前線でマイボールがなかなか収まらなかったこと。
特に岡がなかなかボールキープできず。
彼はプレーエリア(スペース)を狭められた時が課題。
その時はシュートも決められなくなる。
今の湘南はFWの数自体が少ないので、岡そして西野の成長に
期待するしかないのだが・・・・・
そして、左SB澤田のボールキープミスとその裏を相当突かれたこと。
澤田はCBの裏のケアはよくできていたが、自らの裏を自らのミスで
とられてしまっていた。90分出場機会を得られたのをプラスに捉えて、
サイドからのビルドアップのスキル、連携を磨いてほしい。
GKはじめ、他の守備面の課題は相変わらずなので、略。
ただし収穫もあった。
前半、鎌田が中央に入って伊藤のオーバーラップを引き出す動きを
頻繁にみせていたが、こういう動きは初めて見た。
もし高原が出場できれば、さらに効果的になるだろう。
他、中嶋は好調を維持どころかさらに好調になっている気がする。
林は復帰後初の公式戦だが、以前よりもさらにパスが鋭くなっている
ように思う。
あと、この試合で1人しか選手交代がなかった(しかも終盤)のは、
選手を「代えようにも代えられない試合の流れ」にあったからだと思う。
1点リードこそしたけれど、札幌が攻勢、という時間が長かったので。
同点だと点を取りにいく選手交代が躊躇なくできるだろうが、
この試合展開ではそういう交代が裏目に出る恐れもあった。
あとはできるだけ選手を長く使おう、という教育的?な意味もあったのでは。
なお、私はユースでは今の4−4−2のフォーメーションでいいと思っている。
大多数の選手はユースの後もプロ(ベルマーレに限らず)や
大学、社会人でプレーするだろうし、むしろそのことを想定すべきである。
後のサッカー人生の為に、今のサッカーで最もポピュラーなフォーメーションで
かつ周囲との連携を求められるフォーメーションで、
個々の選手がどう周囲とかかわっていくか、どこを最適の位置とするか、
ということをユースはテーマとしたらいいのではないかと思う。
(ジュニアユースだったら、個々の特徴をもっと出させたり
個々に責任感をもたせるために3−5−2がいいのではないかと思う。
実際、少なくともJY3年生は去年から3−5−2でやっている)
ただ、やはり勝負にこだわるべきところはでてくるわけで、
その時はフォーメーションを変えていくのは当然ありだと思うが、
4−4−2の時間で何ができたか?ということは今後の為に都度検証すべきだろう。
(観戦記2)守備に不安を残しながらの引き分け(第4戦・1―1仙台)
Jユースサハラカップ2006 第14回Jリーグユース選手権大会
予選リーグBグループ 第4戦 2006/10/28 14:00開始
大和スポーツセンター競技場
湘南ベルマーレユース 1−1 ベガルタ仙台ユース
(得点)39分(仙台)3村中雄治、74分(湘南)22伊藤義恭(1)
(警告)湘南はなし
※湘南の得点・警告対象者の選手名の後の()は大会通算回数。
ベルマーレユースのスタメンの布陣は以下の通り。
背番号、名前、(学年)の順。
1内山賢斗(2)
2高原伸介(3) 13阿部悠紀(2)
3宮内豪(3)
18澤田勇人(2)
17天野勇太(1) 8林慧(3)
11鎌田翔雅(2) 14中嶋拓紀(3)
7猪狩佑貴(3) 10岡正道(2)
SUBは7人まで登録可能で
16杉田哲司(2)、5笹川大地(3)、9露木一匡(2)、15西野嵩志(2)、
22伊藤義恭(1)、26齋藤聖也(1)、30曽我洋右(1)
途中交代は5人まで可能で
45分 1内山→16杉田哲司(2)
45分 18澤田→30曽我洋右(1)(3−5−2に移行)
61分 17天野→22伊藤義恭(1)(阿部がボランチに)
72分 14中嶋→9露木一匡(2)(3−4−3に移行)
85分 10岡→26齋藤聖也(1)
得点経過は
39分
仙台が敵陣内でのセットプレーからゴール前中央
村中が頭で内山が不用意に飛び出した後のゴールマウスへボールを流しこむ。
内山・・・何度目だよ後先考えない不用意な飛び出し。
湘南は74分敵陣右浅い位置でのFKを
ゴール前ファーサイドにいた伊藤が押し込んで同点に持ち込んだ。
しかし、この試合では同点に持ち込むのが精一杯という感は否めない。
決定機の数では相手が上で、シュートミスに救われたと思うし。
ここ2試合ベストメンバーが揃っていないのも痛いとはいえ、
まずは守備の再点検が必要。
特にカウンターでピンチになると特にセンターが慌てているように感じる。
あとはシュートを打つタイミングが遅い。
これを直すには練習から実際のゴール前の相手の数や位置を
想定してやっていかないと。
特に相手が何人もいる前だと自分の好きな間合いで打てることはそうない。
予選リーグ最後のホームゲーム、
せっかくいつもより多くの観衆も菅野さんもきてくれたのに
この内容、結果はあまりに残念。
予選リーグはあとはアウェイ2試合 を残すのみとなってしまった。
(観戦記3)第5戦・湘南0−4大宮 〜まさかの完敗〜
Jユースサハラカップ2006 第14回Jリーグユース選手権大会
予選リーグBグループ 第5戦 2006/11/05 14:00開始
熊谷スポーツ文化公園補助陸上競技場
大宮アルディージャユース 4−0 湘南ベルマーレユース
(得点)04分(大宮)8豊田卓也、76分(大宮)17渡部大輔、
79分(大宮)31川井剛、85分(大宮)17渡部大輔
(警告)(湘南)22伊藤義恭(2)
※湘南の得点・警告対象者の選手名の後の()は大会通算回数。
警告2回で次戦出場停止。
勝たないと決勝トーナメント進出が厳しくなる、
少なくとも勝ち点をとらないと、という気持ちで挑んだこの試合。
熊谷は今季4回目。高崎線方面はトップも含めるとなんと7回目。
ただ、この日は熊谷で高校サッカー選手権県大会をはじめ
いくつもの大きな大会が行われていた為、臨時バスが多くでていた。
今回の会場は「補助」陸上競技場でスタンドはなく
トラックの外周に芝生がしいてあるのみ(もちろん傾斜もない)。
こういう時期ゆえ、大宮側がこういう会場しか用意できなかったのは
やむを得ないかもしれない。むしろ芝がきれいなだけよかった。
(馬入の人工芝、ピッチ状態不良の大和・・・湘南側はちょっと・・・)
ベルマーレユースのスタメンの布陣は以下の通り。
背番号、名前、(学年)の順。
1内山賢斗(2)
2高原伸介(3) 22伊藤義恭(1)
3宮内豪(3)
5笹川大地(3)
13阿部悠紀(2) 8林慧(3)
11鎌田翔雅(2) 18澤田勇人(2)
9露木一匡(2) 14中嶋拓紀(3)
SUBは7人まで登録可能で
21北神慎太郎(1)、12石川太樹(3)、17天野勇太(1)、
19日比野直輝(2)、30曽我洋右(1)、32鶴見正樹(中3)、33亀井直(1)
この試合、猪狩と岡がトップチームの練習試合の為に不在。
他にもケガ人が何人かいたことがメンバー構成に影響しただろう。
なお、鶴見正樹は聡貴の弟でジュニアユース3年生。
途中交代は5人まで可能で
45分 5笹川→30曽我洋右(1)(3−5−2へ移行)
57分 18澤田→32鶴見正樹(中3)(3−4−3へ移行)
63分
13阿部→17天野勇太(1)
80分
17天野→33亀井直(1)
先制点は大宮が左サイド(湘南の右サイド)を突破してから
深くならないうちにゴール前ファーサイドへやや低いクロス、
そのクロスを大外からダイビングヘッドでゴールされたもの。
2点目も大宮が左サイドを突破してクロスをあげて、
そのクロスのゴール前ファーサイドでのこぼれ球を押し込んだもの。
3点目は大宮が右サイド(湘南の左サイド)を突破して
(しかも伊藤を振り切りながら)ゴール前へクロスをあげて
そのクロスのゴール前ファーサイドでのこぼれ球を押し込んだもの。
4点目はCKから。
先制点を得て、前半を1−0で終えた時点で大宮のペースだったかも。
(逆に湘南が先制点を取れたらまた違ったかも・・・)
大宮は全国クラブユースの後にメンバーを1,2年生中心に切り替えていて、
その成熟度は大神での湘南戦のときよりも大きく上がっていたと思う。
1,2年生にとってはプリンスリーグ参入をかけた県U-17リーグが
冬に控えているし、Jユース決勝T進出以外の面でも意気込みは
あがっているだろう。
なお、3点目の後、カウンターから同じような展開に
なりそうだったシーンがあったがこの時伊藤は中盤で後方から
ユニフォームを引っ張って止めた。
その時に受けた警告は予選リーグ累積2回目となり
伊藤は次節出場停止となった。4点目をとられたら・・・という
思いゆえだろうから、この警告自体はやむなしだが。
湘南もチャンスは前後半ともにつくったが、
試合を一部の時間帯だけでも支配した、という感はなかった。
流れの中からのシュートでGKと1対1というのは殆どなかったし。
本当は試合後に、「猪狩、岡がいなければ何もできないのか!」と
選手たちにガツンと言ってやるべきだったかもしれない。
でも、この試合ではそういう気持ちではなかった。
仮に負けても決勝T進出は(数字上かもしれないが)可能性があるのは
わかっていたし(仙台対札幌の結果を問わず)、
大事な試合のはずのこの試合に
このメンバーでやることを強いられた以上は
「こういうこともあるさ」「次がラストチャンスだ、やろうよ」と
思うばかりであった。特に高円宮杯U-15を一昨日終えたばかりの
鶴見にとってはつらかったと思う。
そんなすぐには切り替えられない上に、いきなりいい流れではない
ところに入れられたのだから。
まあチョウ監督にとっても苦しいところはあるとは思うが。
この試合、選手で特に気になったのは
・内山。この日のような声だし、飛び出しのタイミングを
継続してもっとよくしていこう。少なくとも前の2試合よりよかった。
・最近高原の不調ぶりが気になる。攻守にわたって・・・
セットプレーの時はいいボール蹴っているのだが・・・
・林も冴えていなかった。こういう苦しい状況を救えてこそ
トップに上がる選手だと思うが・・・林も調子が落ちていないか?
・露木は4−4−2の中ならこの試合のようにFWの位置が最適だと思う。
流れの中で、自ら中盤に下がって前線へ飛び出す澤田へロングパスを
送っていたのは鮮やか。あとは、自らゴールへ向かう姿勢をもっと。
さて、これは私も(ひたすら勝ちを目指した)自らを悔やむ一人なのだが、
0−2になった時点でも勝ちを目指すべきだったのか?
さらに前がかりになった裏をとられてさらに2点を追加されたがゆえの
結果論ではあるが、1時間早く行われた同グループの仙台対札幌の
試合結果(1−1で引分け)を考えれば(というより知っていれば)・・・
0−2のままだと自力で決勝トーナメント進出を決める可能性は
より大きくなったのだ。
あ、一つだけ。
確かにこの試合の審判はハンド(といっても中盤でだが)とか
見逃しがいくつかあったかもしれないが
変に審判にヤジを飛ばすのはやめたほうがいい。
ましてやユースの試合って観客個々とピッチとの距離が近すぎる。
審判も人間。大体の場合、そのヤジの発信者(の属するほう)への
印象を悪くするし、ヤジを飛ばしたからといって
判定が自分たちに有利になることもほとんどないだろうし。
(観戦記4)総力戦の末、敗戦 そして今季公式戦終了(第6戦・1−2仙台)
ユースサハラカップ2006 第14回Jリーグユース選手権大会
予選リーグBグループ 第6戦 2006/11/12 13:00開始
岩沼市陸上競技場
ベガルタ仙台ユース 2−1 湘南ベルマーレユース
(得点)06分(湘南)7猪狩佑貴(2)、21分(仙台)11鈴木勇希、
36分(仙台)10奥埜博亮
(警告)※湘南側のみ記載 62分4日下部諒(1)、
63分猪狩佑貴(1)、82分9岡正道(1)
※湘南の得点・警告対象者の選手名の後の()は大会通算回数。
朝6時過ぎに目覚め、大宮から「はやて3号」で仙台へ。
仙台着917、駅前に出ると市内観光循環バスが停まっていたので
それに乗ってまず仙台城址へ。その後タクシーで定禅寺通へ。
定禅寺通は駅から少し離れているが仙台を代表する並木通りの1つで
並木の下に彫刻も点在する。
「杜の都」だけあって、仙台の中心地の街路には大きな並木が目立つ。
岩沼陸上競技場は岩沼駅から徒歩15分。スタンドはメインだけで他は芝生。
幸い、試合中の一部を除いて晴れてはくれたが
風も空気も冷たい(記録によると気温は8.1度)。もう冬が近づいている。
ここのピッチは芝は大和ほどはひどくなかったが
所によっては法面のなだらかな盛り上がりがみられる始末。
今回のチームはトップ登録済の猪狩、岡も遠征してきて
出場停止の伊藤を除くとベストのメンバーが来たようだ。
スタンドには熊谷補陸の時とほぼ同じ顔ぶれが揃った。
今日は久しぶりに「太鼓」(普段は実はスネアである)もやってきた。
そして父兄の方々、遠い仙台の地で、ここまでよく揃いましたね、と思う。
ベルマーレユースのスタメンの布陣は以下の通り。
背番号、名前、(学年)の順。
16杉田哲司(2)
2高原伸介(3) 3宮内豪(3)
4日下部諒(3)
6鎌田翔雅(2)
5阿部悠紀(2) 8林慧(3)
7猪狩佑貴(3) 11露木一匡(2)
9岡正道(2) 10中嶋拓紀(3)
SUBは7人まで登録可能で
1内山賢斗(2)、12笹川大地(3)、13澤田勇人(2)、14西野嵩志(2)、
15曽我洋右(1)、17天野勇太(1)、18亀井直(1)
途中交代は5人まで可能で
69分 11露木→13澤田勇人(2)(鎌田が左MFへ)
86分 10中嶋→12笹川大地(3)
選手は背番号を1番〜18番のうちをいずれかを着けるように
なっていたが、それは「今のベルマーレユースのベスト18」が
この日のメンバーだと監督が自信をもって送り出した証ではないかと思う。
そして今年の公式戦では5月以来久しぶりに1年生がスタメンに入らなかったが
伊藤が警告累積でこの試合出場停止になったことも一因であろう。
選手交代も少なかったが、それだけこのスタメンで
湘南側がゲームをできていた、ということもいえるし、
このスタメンに託した、ともいえる。
7分頃、猪狩の前方へのロングボールが風の影響からか
前進していたGKの頭上を越えてころころとゴールインして湘南が先制。
しかし仙台も23分頃、右サイドライン際からの低いクロスを
ペナルティエリア直外中央で11番か10番がダイレクトでゴールへねじ込む。
その後37分頃、右CKをゴール前中央からヘッドでゴールへ押し込まれて
逆転される。
杉田、ゴールから逃げていくボールを触ろうと飛び出したが届かず。
しかし前半は決して悪い出来ではなかった。決定機は湘南のほうが
わずかに多かったのではないか。
後半開始の時は今年にしては珍しく選手交代も布陣変更もなかったのが
それを示している。
61分頃、仙台のカウンター攻撃から湘南陣内で2対2の局面となり
ドリブルで突き進む相手選手を日下部は止めきれず、
相手に裏へ抜けられた末に彼をペナルティエリア内で
ファウルで止めるのがやっとであった。(日下部には警告)
しかしそのPKは杉田の飛んだ方向と逆方向のポストに直撃して
湘南はさらなる失点をなんとか免れた。
決勝T進出の為に点差をつけて勝たなくてはならない湘南は
73分頃から日下部が前線に上がっての3トップに移行し、
さらにしばらくしてからは宮内も前線に上がった。
それに加えて敵陣でのCKの時には杉田も敵陣ゴール前へ上がる。
自陣から敵陣へはなりゆき的にロングボールが多くなる。
イエローカードが3枚出たのは恐らく今年初めてだろう。
勝利の為に、なりふり構わぬ総攻撃、総力戦だった。
この試合はピッチの中だけでなく、その周囲でも総力戦だった。
ピッチの周囲にはボールパーソンが点在していたが、
なぜかマルチボール方式ではなかったし配置位置も悪かった。
ボールがゴール裏のトラックを越えていったらそのボールを
杉田が追う、ということが何回もあった。
アウェイゲームでかつホームチームがリードしていたがゆえかもしれない。
そのさまに業を煮やしたチョウさんはSUBのメンバーの何人かに
バックスタンド側に点在してボールを拾うよう指示した。
第4の審判のボールの出が遅い時には西野がボールを出す。
ここまでのなりふり構わぬ総力戦は、少なくとも生では見たことがない。
スタンドもヒートアップしていった。
仙台側は組織的な応援は何もなく(あまりに意外)、前半は静かだったが
ピッチ上のタフな戦いを目の前にしたからか、後半になると歓声、ため息、ヤジが
仙台側からもしばしばでてくるようになった。
後半はPK献上のシーン以外はほとんど決定機を許さず、
相手を押し込んだ湘南だったがどうしてもゴールが奪えなかった。
そしてロスタイム4分の末、1−2で敗戦。
湘南は勝ち点5、グループ最下位のまま予選リーグ敗退となった。
勝った仙台は勝ち点9、グループ2位で決勝トーナメント出場を決めた。
ちなみにこのグループの1位はこの日札幌を1−0で破った大宮。
2度の大敗(湘南に0−5、仙台に1−5)をくらいながらも
第5戦、6戦で湘南、札幌を立て続けに破って自力で決勝Tを勝ち取った。
選手にとっては無念の敗戦。
そして今シーズンの(関東、全国レベルでの)公式戦の終了。
この試合、総力をかけて挑んだにもかかわらず
3点差どころか勝利すらあげられなかったのだから、悔しさは相当なものだろう。
でも、高円宮杯の時のような「もっとできただろ?できるだろ?」という思いは
少なくとも私にはない。
残念だけど、これが今のこのチームの実力なのだと思う。
決定力不足にしてもセットプレーの対応にしても、この試合に限った話ではない。
さらにこの試合のメンバーは今のほぼベストだったんだしね。
それを真摯に受け止めた上で、チームも個々の選手も指導陣も
この試合、この大会、そして今年のことを今後の成長への糧としてほしい。