いよいよラインへ並びますが、猛烈な混雑でまず駐車場から出るのも一苦労。前が空いていたはずだったのに、いつのまにか塞がれています。何とか後ろからはいずり出て待ち行列に入りました。「5番か6番に並んでください」と言われてましたが、徐々に進んで行くといつの間にか7番のラインになっています。別に検査官がそれを気にしている様子はないので、そのまま進みます。
外観チェックでは、検査官が車の周囲を回って灯火類の点検や、ホイールナットの緩みなどをチェックします。最初にボンネットを開けるので、先にレバーを引いてロックを解除しておきます。検査官が順繰りに自分の方へ近づいてきます。周りの業者の人達は、慣れたもので検査官が何も言わなくてもライト類を次々と操作しています。よし、あんな風にやればいいのだな、と手順を覚えようとしましたが、素人が一朝一夕にできるわけがありません。
検査官が回ってきたので、用紙を渡しますがばらばらで持っていたので取り落としてしまいました。業者の人達はみなバインダー持参でまとめて留めています。やはり私は素人まるだしなのです。ボンネットを開けて、検査官がじろじろのぞき込みますがものの5秒程度です。ボンネットを閉めて、車に乗り込みライト点灯、上下切替、ウィンカー、ハザード等を操作し、検査官は後ろへ周り込みます。後ろも同様にライト、ブレーキ、バック、ウィンカー、ハザードとやるのですが、やっぱり慌ててしまい、「はい、ウィンカー。おーい。ウィンカーだよ」などとやられてしまいました。最後にドアを開けて車台番号の確認。
あとで落ち着いて思い出すと、私はクラクションも鳴らしてないし、ワイパーも動かしてません。まぁどう見ても善良な市民がほとんど純正のまま乗ってるに等しいですから検査官も細かいことは見なかったのでしょう。心配だったリアホイールの修復痕も指摘されませんでした。
列はいよいよ検査棟に迫ります。ところが、3台ほど前のコンチェルトがスピードメーターでトラブっているようです。どうやらスイッチが接触不良なようです。係官が来ていろいろやってますが、なかなか直らない。そうこうしているうちに休憩時間になってしまい、検査官がわらわらと出てきてどっかへ行ってしまいました。
2時半にライン再開ですが、さっきのスイッチのトラブル修復にもうしばらく時間がかかりました。ようやく流れ始め、ついに自分の番が回ってきました。まずはサイドスリップ。車をまっすぐにして、ハンドルを触らないようにして歩くよりも遅くジワ〜ッと通過。「○」が表示されました。よし、第1関門突破。
次はブレーキ関係。これもセオリー通り思い切り踏みつけ、サイドブレーキもしっかり引いて余裕で「○」。順調です。次はスピード。車を少し進めますが、スピード用のローラーに乗った感触が今一つよく分からず、ちょっと行きすぎてしまいました。ラインの横には、タイヤの位置が分かりやすいように広角ミラーが設置されているのですが、主にFF車用になっているらしく、FRの場合役に立ちません。乗り出してタイヤを確認しながら少しバックして合わせます。しかしこのとき既に私は「早くやらねば」と焦りが出て平静を失っていました。
T.Sueishi Last updated 1998.09.20