4)車検に必要な準備


1.陸運局

さてユーザー車検に挑むことを決めたはいいものの、何をどうすればいいかサッパリわからない。そもそも何処へ行けばいいのか?いろいろ聞いているうちに「陸運局」または「陸運支局」というところへ行けば良い、と分かりました。で、近くには港北区に神奈川陸運支局があることがわかりましたがあの辺は道がややこしくてどこがどこか分からず、発見するのに随分苦労しました。

建物がいくつかに分かれていますが、メインと思われる建物の入り口近くに看板があって、様々な手続きに必要な作業を順番に説明してあります。私の場合、購入時川崎だったナンバーをこの際横浜に変えようと思っていたので、ついでにそれも見ていきました。

2.ガイド本

基本的には、普通の車検は「継続検査」ということになります。あっちで印紙を買って、こっちで申請して検査ラインに並んで・・・云々という手順が書いてありますが、これだけではイメージが全くわきません。

不安なので、やはり関連書籍を買っておこうと思い、本屋でたまたまそのころ新刊で出ていたユーザー車検ガイド本を一冊買い求めました。新しいだけあって、昨年の法律改正にともなう新情報もあってなかなか役に立ちました。

3.書類

実際に必要な準備項目としては、まずは証紙類のチェック。車検証はまず当然として、自賠責の証書。うちの場合は中古だったので前のユーザーの名前が書いてあります。初心者はたったこれだけでも不安になるものです。さっそくガイド本を参照すると、旧ユーザーの名前でも全く問題なしとのことです。

次に、ガイド本を見ると自賠責の証書は「新旧両方いる」なんてことが書いてあります。これがまた初心者にはなんのことかわからない。いろんな情報源をひっくり返しているうちに、ようやく分かってきました。要は、車検を受ける前に、自賠責を次の2年分契約しておかなければならない、ということが一つと、契約したら新しい証書がもらえるので車検の際には古いのと新しいのと両方持っていく、ということだったのです。

ここでまた不安が。自賠責って一体どこで申し込むの?ということです。前のユーザーが契約している保険屋の名前が証書にあるので、やはりそこに行かなければならないのだろうかと思い、電話してみると、「どこの保険屋でも良い」とのことでした。結局ガイド本を良く読むと、車検場内にも保険屋があって、そこでも申請できるとのことでした。

次の障害が「自動車税納付証明書」。ガイド本などには、「車検証入れに入っているはず」などと書いてありますが、なんとうちの場合車検証入れには入ってませんでした。そもそも自動車税なんか払ったのか?と不安になってきたので購入時の明細を見ると確かに自動車税の項目があります(払わないと買えない)。

この証書というものは、毎年7月頃に税務署が車の所有者に送ってくるそうです。しかし、中古の場合はそれが前のユーザーの所に送られてしまうことになります。それをいちいちディーラー経由で入手できるとは思えず、これまたガイド本やら何やらをひっくり返した結果、車検証があれば税務署で再発行してくれるということが分かりました。

それでは税務署はどこなのか?これでまた困りましたが、あちこち聞いた結果、横浜は関内にある県税事務所に行けばよい、と判明。さっそく嫁はんが行ってきて無事証書を揃えることができました。この際、いろいろあったらしいのですが、車検に必要という場合は再発行は無料なのだそうです。

これでほぼ書類関係の不安は一掃されました。あとは整備関係です。

4.整備

うちの車は昨年末頃、フロントブレーキパッドがほとんどなくなっていることに気づき、あわてて前述のボルボ専門整備屋に持ち込んでパッド交換をしてありました。おかげでブレーキ関係は基本的にOKと思われます。また、ランプ系統も簡単ですから普段チェックしていますが、切れたり、割れたりといったことは有りません。ただ、問題なのがヘッドランプの光軸です。車検でもっとも落ちやすいのが光軸である、と言われていますが、うちのはもと事故車だったし、納車直後にはランプ取りつけボルトが3本のうち1本は欠落、残りの2本の内1本はゆるゆると言うひどい状態だったぐらいです。しかも夜走るとどう見ても左右が同じ角度とは思えない。これはある程度自分で直しましたが、光軸検査は機械でかなり厳密に行われるということなので、これはまず落ちるのは覚悟せねば・・・と思いました。

それから怖いのがサイドスリップ検査。これは車がまっすぐ走ってくれるかどうかの検査ですが、これまたうちのは事故で左前をヒットした履歴がありますから非常に不安です。文献によると、「高速道路で手放ししてもまっすぐ走れば大丈夫で、それよりも検査ラインの通過の仕方が悪い方が落ち易い」とのことです。幸い高速手放ししても安定して直進してくれるので、多分大丈夫でしょう。

あとは下回りの清掃。これは専門家はスチームジェットでやるようですが、これを整備屋に依頼すると5千円位取られるといいます。そこらへんのコイン洗車場の一回500円の水だけ噴射でも、一応綺麗になります。今回は念には念をと思い、エンジンルームも清掃しました。検査官の心象を良くする云々とよく云われますが、やはりどろどろに汚れているより綺麗な方が良いに決まってます。

下回りチェックで、オイルドレンプラグ周辺からのオイル漏れとマフラーの錆が一ヶ所激しくなっていたので増し締め、錆止め等処置をしました。

最終的に24カ月点検をしなければなりません。この用紙は謎の履歴を持つうちの車にはありませんでしたが、これも陸運局で入手できます。一枚たしか20円。整備項目は大幅に削減されました。内容は一部手に負えない所(排気ガス浄化装置等)のチェックも含まれていますが、ガイド本のアドバイスに従って全部チェックマークをつけてしまいます。他、自分で点検・調整・交換した所にマークして完了。制度が形骸化しているとは言え、この点検内容は中には無意味なものもありますが、基本的には本当にチェックしないと危険な、重要なものばかりです。


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T.Sueishi Last updated 1998.09.20