13)3度目の正直

予備車検場から陸運支局は数百メートル程度です。ものの数分で到着してみると、先日の混乱はいったい何だったのかというほどすいています。閑散とは言いませんが駐車場はがらがらだし、行列はないし。初めからこの日にしておけば良かったと痛感しました。さっそく印紙売り場へ行き、1500円払って印紙を買います。検査用紙の空きスペースにそれを貼り、検査受付窓口に提出。「スピードだけ再検ですね、じゃライン行ってください」ということで判子をもらって、すぐにラインへ並びます。

今度はほとんど待たずに検査官が回ってきました。書類を見せて「再検です」見ると、2回目の時の検査官でした。覚えていたらしく、ドアを開けてチラッと見ただけでもう判子をくれました。

3回目になるとさすがの私もすっかり落ち着いて鼻歌気分です。順番が来て、信号が青になったらスピード再検用のボタンを押し、前が空いてからゆっくりリアタイヤをローラーに載せ、ボタンを引き込みます。そして落ち着いて加速。あわてずじっくり速度を合わせ、ポンと押したら見事に一発で「○」がでました。当たり前といえばそれまでですが、本当にホッとした瞬間でした。

検査用紙を機械に突っ込み、×2つの下にようやく○スタンプが押されました。後は最終区へ行って検査官に提出です。判子だらけの用紙を見た検査官の目がギロリ、と厳しくなりましたが、もちろんすべて○をつけて来たのですからおとがめ無しです。全ての書類がチェックされ、ポンポーンといくつか判子を貰い、最終的に合格です。

最後に受付の隣の窓口に書類を提出。ここでは24カ月点検簿と自賠責証書は既に不要でした。業者の人達が次々と書類をおいていきますが、コンピューターで迅速に処理されています。5分も待たず、名前を呼ばれ、ついに新車検証とステッカーを手に入れました。「ッシャーッ」とかなんとか叫びながら走り回りたい気分でしたが、周りは皆さも当たり前のように来ている人達ばかりで恥ずかしいのでグッとこらえ、車に戻ってからよろこびにうち震え、ようやく安堵の深いため息を漏らすのでした。


前へ戻る← →次を読む

ユーザー車検の目次へ戻る


T.Sueishi Last updated 1998.09.20