リアゲート事件・解決編
ついに、恨みのリアゲート事件が解決する時がきました。
これが、恨みのリアゲート。
このホームページを開設していたおかげで、これまでに沢山のボルボ好きの方々からメ−ルをいただきました。いろいろ参考になった、と言って頂けたりするとWebmaster冥利(?)に尽きるというものです。
そんな中、98年の初夏に、凄い方からメ−ルをいただきました。ご実家が自動車整備工場で、しかもVCJ指定工場。ご本人も240と960を持っているのに240の方が気に入っているという変人(失礼!)です。なんと、この方から「240ワゴンの事故車が入庫したので部品取りに来ませんか」というお誘いが!これぞまさに天の配剤!(廃材か?)「行きます行きます!」二つ返事です。
さて、仮に美しいリアゲートがあったとしても、まず考えられるのが「色違い」です。これはある程度覚悟していました。まずは取りつける前にせっせと塗装をせねばならんなぁ・・・とりあえずマツダの「ベイブルー」がかなり近いのは確認してるからあれでごまかすとするか・・・などと考えていました。
次に考えものなのが、あの大きなリアゲートを一体どうやって持って帰るか?師匠の藤永夫妻が同乗する予定なので、カーゴスペースを拡大するわけにもいかず、これは屋根にのせるしかないか?もしくはとりあえず色違いのまんま現地で交換するか・・・うーむその場合は○○を現地で○○せねば(?)ならんし・・・困ったな・・・
ところが偵察に行った244のK氏(本当は彼自身の用事)の密告(笑)によると、どうやら色が同じらしいのです。何と!これまた大変な幸運です。しかし、油断は大敵。同じような色でもちょっと違うという可能性もあります。
何にせよ、後の面倒を考えると、やはり現地でさっさと交換するのがベスト、という判断に行き着きました。前日にその準備として○○を××状態に▲▲しておきました(?)。
当日は大いに早起きして出発したら、道がすいていたので10時の予約だったのに9時すぎについてしまいました。茶飲み話もそこそこに、喜び勇んで裏のヤードに案内してもらうと・・・
これがドナーの93年式クラシック。
何と、私のと完ぺきに同じ色だったのです。幸運を使い果たしたかも知れません(笑)。これでもうこの場で交換するしかない!ということになりました。
うわー凄い壊れ方!
普通の方はこの状態を見れば「うわー廃車だ」と思うかも知れませんが、実際にはラジエーターまでしか壊れておらず、エンジンはほとんど無傷でした。これは車両の価値を考えると100万ぐらいかけて「起こす」方がいいのでは?と思われるほどの程度だったのです。
しかし、なんと前オーナーはクラシック専用の本皮シートやホイール、部品類をごっそり代替車(当然240)に持って行ってしまっていたのです。だからインテリアはがらんどうでした。でも私は当然そんなものには興味がありません(笑)。さっそくもぐり込んでハーネス類を外し、あこがれのガラスの大きいリアゲートを取り外しました。
ボルボエンブレムは外されてました。
おお、この「クラシック」のエンブレムがたまらないですね!写真ではわかりませんが、ローダーに載せられていたときについた細かい傷があったものの、そこは93年式、綺麗なもんです。で、同様に今度は自分のクルマの古いリアゲートも取り外しました。この時気づいたのが、例のヒンジ部を通っているハーネスが想像以上に劣化していた事。外側の被覆はすっかり破れてしまい、中の配線も一本は完全に切れ、もう一本もかろうじてつながっているような状態でした。これは古いリアゲートに付いてきたものなのか元の本体についていたものかわかりませんが、何にせよやはりipdで部品が売られているだけのことはあり、どう考えても構造的に切れやすいものです。ともかく外すのはそんなに大層な作業ではありませんでした。
手前が古いので奥が新しいのです。
古い奴をよくよく観察すると、内張りの中にこんなひどい所が・・・
一見よくわかりませんが・・・
なんと、この指さしているところがザックリ三角形状に切り取られているのです。なんでこんなことしたんだ?と仲間内でいろいろ考えましたが、どうも腑に落ちないですね。どうもこのゲートを付けるにあたって、ワイパーモーターとか色々な部品を組み込む際に、「えーい邪魔だ切ってしまえ」とやったのではないかという結論に至りました。全く酷い仕事をしやがって・・・ま、いいんですけど。
さて、ここからしばらく記憶があいまいなのですが、何か作業していたらしく、こんな写真がデジカメに入っていました。
何か作業中(笑)。
私は何をしていたんでしょうか?あーそうそう、少なくともキーシリンダーは取り替えた筈ですね。ともかく、その後の作業は順調に進み、夕方には無事新しいリアゲートを取りつけることができました。
素晴らしい!一気に新車気分です。
実はこのゲートはウオッシャーノズルだけが欠品で、仕方なく横でファミリアの下敷きになっていた前の潰れたラシーンのノズルを接収して、サイズが合わないのでむりやり削って押し込めました(笑)。ほんものは穴が二つ開いているんですが、これは一個だけです。うーむそのうちになんとかしよう。
今回副次的な効果として、ハーネスも少なくとも2年分は新しくなったため、不調だったワイパーも完動となり、ブレーキ警告灯も点かなくなりました。もちろんドアロックも完ぺきです。
こうしてこの素晴らしい出合いのお蔭で、我が手負いの240は、そのもっとも大きかった傷をほとんどいやすことができました。この3年間のうっぷんをついに晴らした壮快感は何とも言えないものがあります。今回の恩人には本当に感謝しております。まだボディ側に残されたひずみや錆などいろいろ残っていますが、まずは一段落です。
オマケ
今回のオマケです。これは給油口のウラの所です。なんか変なものが挟まってますが、これはなんでしょう?私は、パッキンか何かで、「こういうもんだ」と思ってました。が!今回ドナーの「ちゃんとした給油口」を見たところ、表側によだれかけのようなものがついてます。「おお、本当はこういうものがついてるのか、よしよしこれも頂き!ウッシッシ」と思って自分のをよくよく見ると、何とこの後ろに挟まってた変なものが、そのよだれかけそのものだったのでした。がーん・・・道理で給油の度にガソリン臭い訳だ・・・糞っ、こんな所でも手抜き作業しやがってまったくプロのプライドは無いのか!!・・・ま、いいんですけど(笑)。結局このよだれかけはホース部分がねじ切れていたため使えず、ドナーのものを取りつけましたが、まったくつくづく変なところの多いクルマです。
T.Sueishi Last updated 1998.09.05