埼玉県議会議員 すがかつみ
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3.平成17年3月議会 一般質問(代表質問)
平成17年3月定例会 埼玉県川口市議会 − 03月10日−04号

◆8番菅克己議員 皆さん、おはようございます。高志会の菅 克己でございます

 質問の前に、会派を代表いたしまして、一言お悔やみの言葉を述べさせていただくことをお許しいただきたいと存じます。
志半ばにしてお亡くなりになりました田中 優議員に、哀悼の意を表します。
 私としても、議員活動を始めさせていただいた当初から、気さくにお声をかけていただき、立場を越えて市政について、私の議論にお付き合いをいただいたことが昨日のことのように思い出されます。
 細かな詳細な調査に基づいた田中 優議員の市政に対する考え方や思いはとても参考となりました。さぞかし無念のことと存じます。御親族、そして関係者の皆様にも慎んでお悔やみ申し上げます。
 それでは、高志会を代表いたしまして質問させていただきます。
 市長をはじめ理事者の皆様の前向きの、そして一歩踏み込んだ定量的な御回答をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


大きな1 平成17年度高志会重要施策要望

大きな2 川口市の保育の現状

大きな3 ごみ問題について

大きな4 学校給食について

大きな5 災害対策について

再質問1

再質問2

 

■ 大きな1 平成17年度高志会重要施策要望

   昨年12月、平成17年度予算編成に向けて、高志会として市長に対し、11項目の重要施策要望書を提出いたしました。
 その中で数点質問させていただきます。


 (1) 小・中学校の土曜日授業の実施を

 前回の一般質問においても取り上げさせていただきました。その後、マスコミ等でもこの点は頻繁に取り上げられています。
 本年1月12日の朝日新聞一面トップに、「土曜授業20府県公認、公立高校調査」 という見出しの記事が掲載されました。以下、抜粋します。
 土曜日に補習をする公立高校の教員に対して、代休を認めたり、保護者から謝礼金の受け取りを許可したり、実質的に土曜日授業を公認している自治体が20府県にものぼっていることがわかった。国は、ゆとり教育の一環として、平成14年度から完全週休二日制を導入したが、大学入試対策として土曜日補習を続ける高校が後を絶たず、自治体が制度の解釈で下支えをしている格好だ。学校教育施行規則で、日曜日及び土曜日は休業と定められており、行事などを除いて、土曜日に正規の授業を組むことはできない。
 しかし、週休二日移行後も、公立高校の多くが教員のボランティア、PTAが主催するかたちで土曜に補習を続けている。補習は公務と見なして教員に代休を認める自治体が、宮城、山形、埼玉、滋賀、大阪、島根、香川、愛媛。
 埼玉県教育委員会の担当者の発言として、「補習を奨励するわけではないが、六日制を堅持する私学との対抗上、土曜を活用せざるを得ないという声が強い」 と説明している。
 そのほか、教員が 「兼職兼業届」 を出せば、補習を主催するPTAなどから謝礼金を受け取るようにしたのが青森県を含め12県にものぼる。
 東京では、土曜補習1回につき、補習準備のために半日間自宅研修ができるとする 「特認研修制度」 を平成14年度から導入している。
 神奈川、愛知など19県はこうした運用をしていないが、実態はどの県も補習を禁止しておらず、謝礼金の受け取りについても、学校の判断に任せているようだ。このような動きの中で、政治と行政の判断も乖離している。
 昨年末、中山文部科学大臣が、土曜授業については、学校や市町村の裁量に委ねるというかたちで容認しているが、一方の文部科学省初等中等教育局は、週休二日制は、社会全体の動きとも絡めた長い議論の末に実施されたものであり、現時点では見直す考えはない。ほぼ毎週土曜日の授業をするのは趣旨を逸脱していると言わざるを得ない。学校や家庭、地域が協力することで、全人格的な力を身につけさせたいという趣旨を忘れないでほしいと回答しています。
 これが新聞の記事でございます。
 ゆとり教育をキーワードに新学習指導要領では、小・中学生の学習内容が以前に比べて3割も削られました。そして、新たに総合学習の時間が年間で70時間設けられ、1つの主要教科に匹敵し、その分主要教科の時間が減少しました。総合学習は、まだ十分に体系化された授業ではないので、先生の力量により子どもたちの学力の差が生じやすくなると考えます。学力低下を招いた原因は、明らかにゆとり教育と週休二日制であり、文部科学省は真摯に受け止める必要があります。
しかし、先ほどの新聞記事もありますように、一般市民や市民を代表している政治家がこれを認めているにも関わらず、文部科学省自身がその非を認めず、潔くない姿勢を貫くのであれば、地方自治体の教育当局がそれに従う必要はないと考えます。
 総合学習の時間をすべて主要教科に戻し、それを土曜日授業により補うこと、その土曜日授業は、社会教育分野において対応すること、実行するうえで家庭や地域が参加できるシステムを構築し、自治体独自の財政支援をすることを要望します。
 質問ですが、今回の新聞記事は、公立高校の土曜日補習授業についての記事です。市内の公立高校についてはどうなのか、質問をします。また、併せて小・中学校での補習授業の実態はどうなのか、お聞きします。


  米澤実学校教育部長

 川口市内にある公立高校では、8校のうち1校で土曜日補習授業を実施しております。該当校では、国語、数学、英語の授業に、2・3年生を中心とした約150名が参加しておりまして、教員が指導にあたり、年間を通して、期間を決めて実施しております。
また、川口市内の小・中学校におきましては、中学校1校で土曜日補習授業を実施しております。該当校では、全校生徒を対象に毎月第2、第4土曜日に実施し、生徒が自ら課題を決めて学習しております。該当校の教員と大学生学習支援員等が指導にあたり、平均で毎回10名程度の生徒が参加しております。
 また、夏季休業等の長期休業期間中においては、小学校29校、中学校2校、全ての高等学校8校で、希望者を対象として補習授業等を実施しているところでございます。


 (2) 旧丸井裏の公社所有地の利用について

 サッポロビール跡地の再開発事業が行われており、急ピッチで工事が進んでいます。新たなる商業スポットの誕生は、市内の商店街の活性化に必要なことと考えますが、施設が出来上がり、しばらくして必ず直面するのが、消費者がそれを飽きるという現象です。映画館をはじめとしたアートギャラリー等のプレイスポットなども併設し、全世代にわたって興味深い場所にする工夫をされていようとしていますが、この映画館も最近では、さいたま市や都内の映画館はもっと充実したものを建設中と聞きます。アートギャラリーも規模的には中途半端という感が否めません。このままだと川口市民が利用するスポットとして限定されてしまい、ほかの地域から川口に訪れるお客さんはなくなってしまうのではないかと心配してやみません。
 提案として、旧丸井裏の土地開発公社所有の敷地にアウトレットモールを誘致することを提案いたします。
 どこの地域でも、このアウトレットモールは例外なく盛況です。これを起爆剤にしない手はありません。市内商店街や経済の発展のために、市内の住民のみならず、市外からの人が外からお金を落としてもらえるよう工夫が必要です。
 質問ですが、アウトレットモール構想には何が障害になり、どのような課題が予想されるか伺います。また、過去3回の国勢調査において、全市の夜間人口と昼間人口の差の推移はどのくらいなのか、質問いたします。


  清水勝晴都市整備部長

 旧丸井裏用地へのアウトレットモール誘致と誘致にあたっての障害や課題及び国勢調査に基づく夜間と昼間の人口の推移についてでございますが、旧丸井裏用地につきましては、川口駅からリボンシティへと続く歩行者動線などの整備をはじめ、本市のまちづくり方針や市民ニーズなどにかなう川口駅周辺に相応しい施設構成を基本に、用地の売却をも視野に入れた、企画提案方式を活用し、有効な土地利用を積極的に図って参りたいと考えております。
 この企画提案を受ける中で、御提案のアウトレットモールと形態が同様なショッピングモールなどは、歩行者動線といたしましても効果的と考えられますので、その誘致も選択肢の1つであると考えております。
 また、誘致にかかる障害や課題につきましては、提案者と協議し市外の消費者も魅力を感じる施設計画となるよう努めて参りたいと存じます。
 なお、夜間と昼間の人口の差につきましては、過去3回の国勢調査の結果によりますと、平成2年が7万7,611人、平成7年が7万5,705人、平成12年が7万261人と、いずれも夜間の人口が多くなってございます。


 (3) 産業振興公社内にリタイヤ人材バンクと商社機能を

 SKIPシティ内の埼玉県産業技術総合センター及び埼玉県内工科系8大学の産学連携相談室並びに財団法人埼玉県中小企業振興公社の新事業支援センターが、川口商工会議所のビジネスサポートセンターには、コーディネーターやアドバイザー等が配置されて、中小企業との産・学・官連携、技術改善等の相談、指導を行っていると伺いました。しかし、これでは十分に対応し成果が上がっているとは言えません。
 その理由として、これらの組織や位置づけではモチベーションを保てないからであります。
産業振興公社において、上場企業を定年退職された方々を安価で雇い、市内中小企業の製品の需要掘り起こしていただきたいと考えます。商社機能を市が肩代わりするシステムの提案です。
 これらの方々は、人脈や信頼があります。その人脈や信頼を最大限活用してもらうことが、市内の中小企業の新展開につながると考えます。長年勤めた会社が製造するものやサービスについて、川口市内の中小企業は担えないか。それは、古巣の会社でも、そのときのお得意さんでもかないません。そして、このような情報をリタイヤ人材一人が抱え込むのではなく、一堂に会して情報交換をする。その形態は、オークションや野球のドラフトのようなものでも構いません。
 とかく中小企業には余裕がなく、新しい顧客開拓や新規事業に対して労力をさくほど余裕がない状況です。当座の収入にきゅうきゅうとして、その結果、更に需要が減ることで事業が縮小していくという悪循環が連綿として続いているのではないでしょうか。
 国内にも、このようなかたちで行政が積極的に関与しているケースがありますが、これを市内に住む上場企業出身者に担っていただく。安価な給与で社会貢献をされた世代の方々です。きっと多くの方に参加をしていただけるのではないでしょうか。見解をお伺いします。


  岡村幸四郎市長

 財団法人川口産業振興公社では、平成17年度におきまして、上場企業をリタイヤされた営業マンや技術者などを登録し、市内中小企業の販路の拡大、新規の顧客開拓、あるいは生産工程の改善、生産技術の改良など様々な問題点を指導・解決するための川口人材バンクを創設いたす予定であります。
 議員御提案の人材バンク内での情報交換や人脈活動などにつきましては、新たな顧客開拓などに効果的な方法と思われますことから、それらを取り入れました制度として立ち上げて参りたいと存じます。


 (4) 省エネ・コストダウン担当専門部署の創設

 川口市内の公共施設の数は膨大であります。公民館、保育園、市立幼稚園、市立小学校、市立中学校、市立高校、スポーツセンター等々、数をあげればきりがございません。
 行政の縦割りによって、こういった維持管理費や、そういった施設のコスト縦割りで管理されています。過去数年の決算書を比較すると、光熱費等の維持管理費を切り詰めることにかなり努力をされている施設もありますが、3、4年全く金額が変わらない施設があります。もちろん維持管理費の性質から、切り詰められないものがあることも予想しますが、民間企業では、経済的な面から維持管理費を徹底的にコストダウンしています。それに比べますと、公共施設の省エネやコストダウンは、まだまだだと思います。一般的に、施設のランニングコストは、イニシャルコストと同等、あるいはその何倍もかかるといわれます。維持管理費は御承知のとおり、国や県からの補助金は一切つきませんので、行政はもっとシビアになるべきです。

 そこで質問です。

 現在の各公共施設において、光熱費についてどのような縮減策をとっているのか質問をすれば、回答は各部局になります。常に省エネや維持管理のコストダウンをする専門部署を創設し、徹底管理をすることを提案いたしますが、いかがでしょうか


  矢部弘環境部長

 本市は、平成14年2月に地球温暖化対策推進法に基づき、市の行なう事務事業を対象に川口市地球温暖化対策実行計画を策定し、電気、燃料など、省エネの実施によります温暖化、温室効果ガス排出量の削減を平成18年度までに9パーセント削減の目標をかかげ、市が一丸となって取り組んでいるところでございます。
 こうした取り組み状況の報告について、環境部が事務局となっております地球温暖化対策実行計画推進会議におきまして、進捗状況を管理しており、今後とも徹底して参りたいと存じますので、御理解を賜りたいと存じます。


 

■ 大きな2 川口市の保育の現状

   日本の少子化問題は危機的状況です。合計特殊出生率では、1971年の2.16から2003年には4割減の1.29になっています。この数値は、長期的に人口を維持できる水準の2.08よりかなり低く、その結果、我が国の総人口はまもなく減少を始め、また、高齢化が進行します。
 人口が減少を始めると労働人口の減少、とりわけ若い労働力の縮小と消費市場の縮小による経済への懸念があります。また、高齢化が進むことで年金、医療、介護などの社会保障費が増加し、国民の負担が増加することも懸念されます。
ただし、経済や社会保障は人口だけで決まるものではないので、そうした懸念を実現させないためにも、国、自治体、企業をはじめ、国民全体で協力して築いていけるかどうかが重要な点です。
 欧州諸国も少子化が進んでいます。歯止め策としての子育て支援の考え方は、国ごとに大きな違いが見られます。しかし、共通している点もあります。
 1つは、どこの国でも核家族が当たり前で、しかも共働きがどんどん増えて、従来は家族の仕事とされていたことを、それぞれの家族で担うことが大変難しくなってきていることです。介護や育児がそれに当たるでしょう。また、女性の社会進出が当然になっている時代に、育児を母親だけで行うこともとても無理です。

 もう1つは、子どもが育っていく環境が大きく変わり、都市化が当たり前のように進行し、地域社会に放り出しておけば何とか育つという環境がなくなってしまったことです。子どもたちの環境を意識的に整備していかなければならない時代になりました。
 この状況下の中で、公的関与における子育て支援がないと、家族が子どもを追い詰め、子が親を苦しめる場になってしまうことは否めません。子育て支援で重要なのは、まず最初に家庭で対応できる子育ての環境をつくることです。
 日本のように、男性が長時間外で働き、家事やレジャーの時間が際立って低く、女性は就労に関わらず家事の多くの負担をしています。女性の負担を軽減し、男性にも子育てに参加する状況をつくるには、社会全体が労働に関する価値観を変える必要があります。
 また、産休、育休の制度をもっと充実させることです。
欧米との比較で、日本もある程度整備され始めていますが、制度はあっても利用しにくい状況があります。日本は、育児休業の取得率と給付率がともに低いため、制度実施国の中で最も低くなります。短期的な企業利益を追求している限り、将来のこの国の経済力に大きな影響を与えることになります。企業に対する施策を強化するべきです。

 そして、次に必要なのは公的支援です。

 まず、社会保障の分野における支援ですが、国際的な視点から見ますと、我が国の子育て環境の整備はかなり遅れています。戦後の福祉国家は年金を中心とする高齢者への所得移転に大きなウエートを傾けてきました。国際比較をすると、高齢者への社会的支出と非高齢者への社会的支出との比率は、北欧で0.6から0.9、そのほか主要先進国では1.0から2.0ですが、日本はなんと5.5であり、最も高い数値を示しています。
 例えば、児童手当では、日本の手当支給年齢限制限は9歳未満ですが、先進諸国は16歳未満であり、しかも日本のように所得制限を設けている国は極めて珍しいといえます。
 その結果、日本の児童手当給付費は、GDPの0.03パーセントに過ぎず、ヨーロッパ諸国の平均である対GDP比1パーセントに比べると30分の1です。日本は、子育てに関する費用負担を社会全体で支援するという考え方が、社会保障制度において乏しいと言わざるを得ません。このような考え方を変えていく必要があります。
 更に、公的保育サービスについては、先進国と比較をすると、それぞれの社会の価値観を反映しており、多種多用です。

 北欧では、育児を社会の責任としており、労働力不足の背景から就業と家事、育児の両立支援に力を入れ、育児休業後はしっかりと就業を継続できるシステムです。
 イギリスは、主に貧困家庭への支援を中心としています。
 フランスは、育児を社会的リスクととらえ、社会保険の基本として対処しています。出産後も、比較的短期間でフルタイムの就労に復帰しており、家族形態に応じ子育ての直接的コストの負担軽減をするための様々な家族給付があります。
 ドイツでは、育児の基本を家庭での養育においており、育児休業制度や制度上の優遇諸費は充実しているものの、公的保育サービスが遅れています。

 このように多種多彩ですが、いずれにせよ先ほどデータで示したとおり、日本は格段に先進国の中で劣っていると述べなければなりません。そして、そのことが日本の少子化に拍車をかけていることは明らかです。国の施策が十分でない以上、自治体独自に先手を打つべきことが重要です。社会保障の分野は国の領域であり、意見だけにとどめますが、児童扶養控除が大きな柱になっている制度を児童手当を充実させ、再分配機能を強める政策が必要だと考えます。
 少なくとも児童手当は、先進国並みに義務教育修了課程までとすべきです。そのような見地に立ち、川口の保育サービスについて考察します。

 まず、保育サービスの供給者ですが、市内に公立保育園37園、私立保育園9園、家庭保育室32園で保育サービスを実施しています。そのほか、家庭保育室を除く認可外保育園27、その内数としてベビーホテル11園などです。また、幼稚園についても触れます。公立幼稚園2園、私立幼稚園38園、無認可幼稚園1園なども小学校前という観点から、また、幼保一元化・一体化の流れの中で念頭に入れておかなければなりません。
 この状況下で児童福祉法に基づいて、公平・平等に保育サービスが行われているのか。限られたパイの中で保育サービスを受ける側は奪い合いの状態ではないのかということを危惧します。
 平成15年度に次世代育成支援対策推進法が成立し、すべての市町村に行動計画の策定が義務づけられ、以後、そのニーズ調査を含め、綿密な対応をするようになったのもその背景があります。
川口市においても、次世代育成支援に対するニーズ調査が昨年の3月に行われ、それを踏まえて次世代育成支援行動計画案ができ上がり、それを先日、拝見いたしました。
 そこで質問をさせていただきます。

(1) 待機児童について


 ア 待機児童の定義について
 ニーズ調査で最も重要なのは、どれだけの量の保育ニーズがあるかという量的問題です。ここでは、その不足分をあらわす待機児童について検証します。
現時点で、児童福祉課の認識する本市の待機児童は118人であると伺いました。国が決める待機児童の定義はどのようなものなのか、確認をさせていただきます。御答弁をお願いいたします。


  駒場徳行福祉部長

 国が定めている待機児童とは、保育所の入所を申し込んでいる児童の中で、保育所への入所要件に該当しているが、定員オーバー等により入所できない児童のうち、家庭保育室や一時保育など、他の施設を利用している児童及び入所可能な保育所があるにもかかわらず、自分の希望する保育所に入所できるまで待機をする児童等を除く児童となっております。


 イ 各施設の保育実定員
 次に、待機児童の算出に必要な統計データや保育実人員について伺います。
 1 ゼロ〜5歳児の各年代の人口
 2 認可保育園の保育実人員合計
 3 家庭保育室の保育実人員合計
 4 無認可保育室の保育実人員合計
 5 ベビーホテルの現状の収容人員合計
 6 公立・私立幼稚園及び無認可幼稚園の実人員合計
 7 6歳未満の児童を抱える核家族家庭の割合


  駒場徳行福祉部長

 各施設での保育実定員についてのデータを申し上げます。
 平成16年4月現在の0歳から5歳児の各年代の人口でございますが、0歳児4,686名、1歳児4,727名、2歳児4、744名、3歳児4,838名、4歳児4,531名、5歳児4,522名、認可保育所の保育人員合計でございますが3,773名、家庭保育室の保育実人員合計は277名、無認可保育室の保育実人員合計は、平成16年5月現在でございますが251名、ベビーホテルの現状の収容人員合計は178名、幼稚園の園児数のうち、公立保育園267名、私立幼稚園7,632名、無認可幼稚園151名、6歳未満で父母のみの核家族家庭の割合でございますが、平成12年の国勢調査によりますと、6歳未満で親族のいる一般世帯のうち87パーセントとなっております。

駒場徳行福祉部長

 ただ今の大きな2の(1)のイの答弁中、公立保育園267名と申しましたが、公立幼稚園の誤りですので、訂正をさせていただきます。


 (2) 公立保育園の入園選考について

 埼玉県は、全国的に最下位クラスの待機児童があると酷評されています。保育は売り手市場であり、その中で買い手の保護者の方々にしてみれば、不公平感を感じやすくなるのは当然です。そのために、公平性を担保するためには、選考はできる限り公開にすべきです。どのような選考をしているのか、障害者等に不利な対応をしていないのか、お答えください。
 また、先進自治体では、選考委員会を開催し、恣意的な判断を寄せつけないためにも、公開の場所で選考するような取り組みをしています。可能かどうかもお答えください。


  駒場徳行福祉部長

 様々な理由により、保育所に入所の御希望をいただいておりますが、入所の決定につきましては、児童の保育に欠ける要件の高い方から順次決定をしております。選考基準といたしましては、すべての申込みにおいて、児童に対する保育困難度を数値化し、その結果に基づき公平に選考を実施しているところでございます。
 また、障害を持っている児童の入所選考につきましては、障害の有無で入所の可否を判断することなく、あくまでも、その家庭の保育困難度や集団保育の可否について選考すると共に、障害についての加算点数を設け配慮しているところでございます。
 入所選考委員会の設置につきましては、他市の状況を見ながら今後研究して参りたいと存じます。


 (3) 家庭保育室の位置づけについて

 ア 川口市の家庭保育室の定義と位置づけ
 公立保育園の歴史は、民間の皆さんが始めた共同保育所から発展してできたものであると認識をしています。東京都や政令指定都市などでは、家庭保育室を補完的位置づけとして公立保育園との差をなくすべく重要な位置づけとなっています。本市において、家庭保育室がどのような位置づけなのか、改めて答弁をお願いしたいと思います。


  駒場徳行福祉部長

 本市の家庭保育室制度は、昭和43年施行の川口市家庭乳児保育条例を前身としておりまして、その目的としては、保護者が安心して仕事等に専念できるとともに、乳幼児の福祉の増進に資することとしております。
 また、家庭保育室は、市の保育行政において、認可保育所を補う重要な役割を担っていただいております。このようなことから、月額基本保育料が認可保育所と同額となるよう、利用者の保育料の負担軽減を図るとともに、家庭保育室の運営経費につきましても、可能な範囲で支援をしているところでございます。


 イ 家庭保育室に対する県の助成金の使途は
 県の助成が家庭保育室に的確に支給されているのか、入りと出の金額を明確にお答えください。今年度から家庭保育室に対して、延長保育の補助金が1人2,000円支給されることになっていますが、今まで家庭保育室に対して、この補助金はどのように扱われたのでしょうか。お答えください。


  駒場徳行福祉部長

 家庭保育室補助金につきましては、平成15年度埼玉県から1,631万8,000円の補助がございました。一方家庭保育室費の支出でございますが、県の補助金を含めまして、全体で2億392万2,000円となっております。
 また、延長保育に関わる補助金は、平成16年度より新たに設けられたものでございまして、5時以降に保育を受けている児童一人に対し月額2,000円の補助を行なうもので、県からはその2分の1の1,000円の補助を受け入れております。


 ウ 家庭保育室関連の市の歳入と歳出について
 各年度の決算書には、民生費の中の児童福祉費、家庭保育室費の項目の中に、家庭保育室委託料約1億4,000万円、運営費等委託料約6,500万円の委託料が計上されています。この2つの費用について、詳しくご説明ください。


  駒場徳行福祉部長

 家庭保育室への支援につきましては、大きく分けて2つございまして、1つは、家庭保育室を利用している保護者への保育料の負担軽減措置としての家庭保育室委託料で、これにより、保護者の保育料負担は、市内の認可保育所へ入所した場合における保育料負担と同額となっております。また、2つ目は、家庭保育室の運営経費に関する支援としての運営費等委託料で、児童の人数に応じた委託児割、保育従事者への処遇改善費、及び冷暖房費等でございます。


 

■ 大きな3 ごみ問題について

   (1) 乾電池の収集について

 前回の一般質問において私が指摘させていただきました乾電池の回収方法についてですが、来年度より改善策を講じていただく運びとなっておること、改めて当局の皆様に御礼を申し上げたいと思います。
 今回のこの乾電池の収集の変更は、以前のような拠点回収の回復になりますが、以前拠点回収のステーションであった町会会館は除かれ、公民館等の公共施設となりました。以前より市民の皆様には不便さを強いることになりますが、拠点回収のステーションを更に増やしていただきたいと思います。今後、どのように進められるのか御回答ください。


  矢部弘環境部長

 平成17年5月1日から、乾電池の収集方法を拠点収集方式に変更し、実施当初の半年間は、現在の一般ごみとの同時収集方式により、分別収集をして参りますが、拠点回収場所の拡大について、この半年間に他の公共施設、民間施設等を含め検討して参りたいと考えております。


 (2) プラスチック製容器包装のリサイクルについて

 2000年は、日本のリサイクルシステムが確立をした記念碑的な年でありました。この年に各種リサイクル法が施行、公布されたわけですが、容器包装リサイクル法は、各種のリサイクル法の口火を切り、この年に施行されています。
ちょうどそのころ、思いがけない事態が起こっていました。中国が高度経済成長により、世界中のリサイクル資源を飲み込み始めたのです。皮肉なことに、この年から日本から中国への廃棄物輸出が急進展しました。企業、消費者、市町村が手間とお金をかけて分別したごみを、中国はごっそりと持ち去っていくわけです。
 一方では、日本は中国のバイヤーが買わないような最低のごみを技術とお金を使い、高コストなリサイクルをするというのが現状です。容器包装リサイクル、家電リサイクル、自動車リサイクル等、すべてについて同じことがいえます。
 リサイクルは本来、お金をつけて処理をしなければならないのに、自動車リサイクルなどでは、リサイクルすると今、儲かる市場になっている。リサイクル費用をユーザーから受け取り、リサイクルするとコスト以上の売却代金によりダブルで儲かる仕組みです。この結果、数兆円もの資金が国にプールされることが明白であり、これは国家的な詐欺といっても過言ではありません。これは最悪のリサイクル法になってしまっています。
 容器包装リサイクル法では、自治体が分別収集費用を負担し、リサイクル処理費用については、財団法人容器包装リサイクル協会が入札によって決めた指定法人により処理をさせ、費用は製造業者と一部自治体が協会に支払い、負担をするというシステムです。そして、入札制度により指定業者が受託したリサイクルについては、高コスト体質だと言わざるを得ません。
 まず、市町村が回収したものを、もう一度積み替えて指定業者が引き取っていくことにより、横持ちが増え、運送費は高いものになります。そういった意味でも、ドイツのように数社の業者を直接回収に一本化をすべきです。そして、財団法人容器包装リサイクル協会は特殊法人、経済産業省の外郭団体でもあり、その天下り先、そして引取業者の指定業者が協会のもとで行う入札の個別結果は、市町村にも公表されず、入札価格の平均値だけが公表されるだけであり、闇の中で行われているといっても過言ではありません。落札をした業者がとんでもなく離れている場所だったりすることから、輸送に対する環境負荷も考える必要があります。
 このようなことから東京都では、東京ルールとして、容器包装の回収を企業に直接やらせようとしましたが、経済産業省や業界の反対にあい、今はその費用も業界が一部負担をすることで決着をしています。
 いずれにせよ自治体のお金も税金という市民負担でございます。リサイクル費用についても、価格転嫁というかたちで市民が負担をすることなく間違いなく高コスト体質に私たちは身を委ねなければなりません。
 そんな中で、ペットボトルなどは無償で集める業者を輸出を前提にして有価で買い取る業者もあらわれており、スーパーマーケットなどから拠点回収を進めている市町村は、指定法人ルートから離脱して自前のリサイクル施設を建設したり、直接輸出したりするところも出てきております。

 そこで質問をいたします。

 1. プラスチック製容器包装の処理の現状の流れについて、数値を挙げて御回答ください。特に、収集後、リサイクルが不可能なものをどの程度焼却処分をしているか、御回答ください。

 2. 容器包装リサイクル協会を通さない自主ルートでリサイクルしている資源物の内容、量、売却金額について御回答ください。そして、今後、それを増やすことを検討されているか、御回答ください。


  矢部弘環境部長

 1点目、処理と現状の流れについてですが、収集されたプラスチック製容器包装は、リサイクルプラザで中間処理後、容器包装リサイクル法に基づき、財団法人日本容器包装リサイクル協会に再商品化を委託し、事業者に引き渡され、資源物として再利用されております。
 平成15年度の実績では、収集量3,573トンのうち、3,412トンが再商品化され、残り161トンがリサイクル不可能で焼却処分されております。また、平成16年度の1月までの実績でございますが、収集量3,051トンのうち2,970トンが再商品化され、残り81トンがリサイクル不可能で焼却処分されております。
 次に、2点目、自主ルートでリサイクルしている資源物の内容・量と売却額ですが、紙製容器包装の平成15年度実績は約91トンを約19万円で売却し、残る約1,043トンは、財団法人日本容器包装リサイクル協会にて再商品化を、また、平成16年度の1月までの実績では約69トンを約41万円で売却し、残る約820トンは財団法人日本容器包装リサイクル協会にて再商品化されております。
 次に、ペットボトルについては、平成15年度実績で約201トンを約21万円で売却し、残り約1,085トンは財団法人日本容器包装リサイクル協会にて再商品化を、また、平成16年度の1月までの実績では、約190トンを約100万円で売却し、残りの約1,013トンは財団法人日本容器包装リサイクル協会にて再商品化されております。
 なお、ペットボトルの自主ルートの売却は、平成16年度までは全体の約15パーセントとなっておりましたが、平成17年度は全体の3分の2程度まで増やす予定をしております。


 (3) 路上喫煙防止条例について

 本条例の上程に関連して、今年度と来年度予算に喫煙禁止地区の選定調査業務委託費に約400万円、指定業務の委託に約700万円、追跡調査委託費を約600万円、計約1,700万円近くが計上されています。すべてが業者委託であり、地元町会等に市民参加による対応ができなかったのか。あるいは、地元町会に委託するような仕組みにならないのか。市民参加の観点から追加検討をしていただきたいところです。
 更に、最近、駅周辺のごみステーションに不法投棄がかなり見受けられ、相談を受けることがしばしばあります。不法投棄監視業務を来年度予算は約160万円計上していますが、路上喫煙防止条例に絡む予算と分断して考えるのではなく、同予算を連動させて有効活用できないのか、御意見を伺います。


  矢部弘環境部長

 1点目、議員御提案の市民参加につきましては、指導業務などにおけるトラブル予防などの見地からそのノウハウを備えた業者委託の方法を検討しているところでありますが、一方で、市民との協働による事業を実施することは大変重要なことと認識しておりますので、今後の課題として研究して参りたいと存じます。
 2点目、路上喫煙の防止等に関する条例の目的を達成するために、1部局にとどまらず全庁的に取り組む必要があると考えております。従いまして、議員御指摘の環境部内の他の事業との連携のほかに、他部局の事業との連携についても調整し、継続的な周知・啓発活動を行なって参りたいと考えております。


 (4) 焼却灰の最終処分について

 川口市の戸塚環境センターから排出する焼却飛灰の埋立地である秋田県大館市の花岡最終処分場、それと奈良県御所市にある重阪最終処分場を視察してきました。どちらも民間の最終処分場で、国の基準に合致した埋立て処分場です。
 一般的に、最終処分場からは廃液である浸出水が高濃度に汚染されており、水処理施設で無害化したあとに河川放流することになっています。現地を見て、2つの最終処分場とも適正に処分をしていると認識をしましたが人間のやることです。常に100パーセント安全とは言えません。一般的に、予期しないかたちで最終処分場からの汚染物質により、周辺に被害を与えるケースが多く、当局の皆さんにおかれましては、今後とも十分にチェックをしていただきたいと思います。
 戸塚環境センターから搬送されるのは飛灰で、ダイオキシンや重金属類が高濃度に含有しているものです。搬送している飛灰のダイオキシン濃度や重金属類がどの程度含有しているのか、お伺いいたします。
 搬送される途中で飛散して影響が出ないとも限りませんし、不慮の交通事故に遭う可能性も皆無ではありません。現状、飛灰の輸送方法について、どのような法的規制があるのか。市がどのような条件で委託契約をされているのか。併せてお伺いいたします。


  矢部弘環境部長

 1点目、戸塚環境センターから搬送される飛灰中にダイオキシン類や重金属類がどの程度含有しているのかですが、重金属類につきましては埋立て処分の基準の定めがあり、これに基づき溶出試験を行っておりますので、その結果を申し上げますと、平成16年11月17日に採取したものでありますが、水銀0.0005ミリグラムパーリットル未満、カドミウム0.03ミリグラムパーリットル未満、鉛0.03ミリグラムパーリットル未満、六価クロム0.15ミリグラムパーリットル未満、ヒ素0.03ミリグラムパーリットル未満、セレン0.03ミリグラムパーリットル未満となっております。
 また、ダイオキシン類濃度につきましては、平成16年8月10日に採取し、分析した結果が、0.35ナノグラムTEQ/グラムとなっております。なお、搬送される飛灰につきましては、重金属の溶出を防止するための薬剤処理を行っております。
 2点目、飛灰の輸送にあたっては、廃棄物処理法により、飛散や人の健康、または、生活環境に関わる被害が生じないようにすること等の収集、運搬、処分等の基準が定められており、厳しい法的規制がなされております。このことから、市といたしましても、委託契約にあたっては、業務の受託者に対し、飛散の防止や積極的な公害発生の防止を課すとともに、従事者に対する関係法令の遵守等の保安教育の徹底も求める文書も交わし、事故が起きないよう努めております。
 今後とも、議員の御指摘のような事態が生じないよう意をもちいて参りたいと存じます。


 

■ 大きな4 学校給食について

   1月18日から1月19日にかけて、川口市学校給食運営審議会は、仙台市の学校給食制度について視察を行いました。私もその委員として参加しました。本日、出席されていらっしゃいます教育長や学校教育部長も随行されました。
 仙台市は、全国に先駆け 「食に関する指導の手引き」 をつくり、全国の自治体が参考にするほど食教育を教育の柱として積極的に位置づけている自治体としても知られています。二日間の視察により、センター調理方式と自校調理方式のそれぞれの調理現場を直接見ることができました。視察先は、青葉区の荒巻学校給食センターと若葉区の七郷小学校です。
 仙台は、政令指定都市でもあり、人口は川口の約2倍、面積は約14倍、逆に、人口密度は川口より低く100分の15です。小学校と中学校の数は、どちらも川口の約2.6倍、きめ細かな対応ができるといわれる自校調理方式、単独調理方式の割合は、川口の約28パーセントに対して、仙台は約44.6パーセントです。学校給食の費用は、両市とも変わりなく、小学校は約220円、中学校は約260円程度ですが、川口では牛乳代とパン包装代は市が補助金を出しているので、実質は仙台のほうが割安になります。
 2つの視察先とも、給食を実際に試食をさせていただきました。私は、過去多くの給食を試食しています。それでも主観的判断になりますが、私には、仙台の給食のほうが食材が新鮮で手がかかっていると感じました。農産物の産地でもあり、新鮮な食材を使えることから地理的に好条件ともいえます。給食費が川口より割安なのも関係しているでしょう。もちろん物価が安いこともあります。しかし、それだけではないと推察します。
 川口の場合、財団法人川口市学校給食協会が決めた統一献立で、食材も一括購入です。統一献立や一括購入が献立を硬直化させ、冷凍食品や加工品を使う依存体質をつくってはいないでしょうか。
 仙台の自校式給食では、献立は学校の給食主任や栄養教諭が常駐し、独自に決めております。食材も学校単位で独自に調達できます。また、センター調理方式とて3種類の献立が用意されています。これを可能にしているのは、地元農協や農家の皆さんと学校給食関係者が密に連携しながら学校給食を運営しているからです。安くていいものを学校給食に使う教育的配慮が働いていると感じます。
 また、米飯給食については、週3回から4回で川口よりも1回多く、今後も増やすことを考えているとのことです。
 以前にも触れさせていただきましたが、小・中学生の味覚が将来の食習慣を型づくることを考えると、米飯給食は教育問題だけでなく、食糧安全保障にも関わる重要な戦略であると考えます。お米の生産調整にあえぐ農家を支援する意味でも見習うべきです。
 これらを見ると、給食対象人員が2倍もある仙台のほうが、川口よりも献立や食材調達に手間をかけてきめ細かな対応をしていることがわかります。更に、教育関係者のみならず 「おやづの会」、これは方言で親父の意味でございますが、農家や地域住民が食教育に参加したり、生徒も農家に体験学習に行ったりと、一方的な給食運営ではなく、給食を通じて市民参加の運営を目指していることがわかります。
 仕方なく給食制度を維持するのではなく、本来の学校給食法にうたわれているように、給食を通じ、子どもたちのみならず大人たちにも好ましい食習慣を身につけさせ、食糧の生産や配分及び消費について正しい理解を導くことを目指しています。
そこで質問をいたします。


 (1) 市民参加の給食制度について

 川口市における市民参加の給食制度があるのか、御回答ください。
平成17年度会派重要施策要望の1つでもありますが、市民参加を実現させるために、財団法人川口市学校給食協会の経営委員会、献立委員会、物資委員会のメンバーに、市民公募の委員を選任させることを提案しますが、どのように考えていらっしゃるか御回答ください


  米澤実学校教育部長

 川口市学校給食協会の理事、監事にはPTA連合会の代表が選任されるとともに、経営委員会、献立委員会、物資委員会の委員には、校長、給食主任、学校栄養士等が加わっております。各学校では、保護者や地域の方々の参加により、給食試食会が行なわれており、各委員は、その際の意見、要望等を踏まえ、協会の運営に参画しております。
 したがいまして、市民の意見も反映されているものと認識しておりますが、さらに市民の直接的な参加につきましては、今後研究して参りたいと存じます。


 (2) 統一献立や一括購入について

 経済性や公平性を実現しやすいのは、統一献立や一括調達ですが、このことが加工品や冷凍食品を安易に利用することになり、好ましくない状況を生み出していないか、質問いたします。特に、加工品や冷凍食品を利用する場合の選択の条件をお答えください。
 また、衛生上の観点から、川口では冷凍食品を含めて食材はその日のうちに使い切ることが施設管理の大前提となっています。これにより、川口の献立に大きな制約がないでしょうか。お答えください。


  米澤実学校教育部長

 学校給食調理業務につきましては、安全・衛生上の面から限られた時間で、大量の調理をしなければならないという制約がございます。したがいまして、加工品や冷凍食品のある程度の使用は必要と考えております。その利用の際は、原材料、産地、添加物等を考慮し、安心・安全な物資を選定しております。
 また、冷凍食品を含め、食材をその日のうちに使い切るのは、衛生上の強い要請でありまして、統一献立や一括購入を進めるために行なっていることではございませんので、どうぞ、御理解を賜りたいと存じます。


 (3) 食器について

 仙台は、食教育の観点や安全性の問題で、川口の給食で採用されているアルマイト食器、おぼんと食器をかねたものでお皿が必要なくなり、省力化できることから、軍隊の食器といわれるランチプレート、フォーク・ナイフ・スプーンの機能を1つにした先割れスプーン、これらの使用を廃止いたしました。ランチプレートや先割れスプーンは、どちらも犬食いのくせがつくといわれています。
 一方、川口は、仙台で廃止した食器をほとんどの学校で採用しております。先割れスプーンについては、埼玉県の調査から、県内で使用しているのは川口市の中学校ぐらいだとわかっています。
 先日、埼玉県教育委員会に直接問い合わせをしましたところ、川口市に対して改善をするように話していると聞きました。仙台では、生徒が毎日献立表を見て、はしやスプーンを持参します。
 以前、学校給食審議会の席で、私は、はしの持参を提案したところ、教育関係者からは、はしを洗わずに持ってくる生徒がいるから衛生上問題があるとの指摘を受けました。それは教育が行うしつけだと考えます。現に、仙台の先生たちがそれを行い、川口の先生がなぜそれを指導できないのか理解に苦しみます。更には、小学校で、はしを使わせておいて、中学校になると先割れスプーンになるのも、その教育的なポリシーを感じられません。
 アルマイト食器、ランチプレート、先割れスプーンを今後も学校給食で使用されるおつもりなのか、御回答ください。


  米澤実学校教育部長

 食器につきましては、何よりも安全であり、危険性のないものを第一に考え、現在の食器を使用しております。この変更につきましては、本年4月開校の戸塚南小学校のランチルームで使用する強化磁器食器の使用等、状況を把握し、更に研究させていただきたく考えているところでございます。
 中学校の先割れスプーンにつきましては、現在、小学校で実施しておりますように、家庭から箸を持参して貰い、衛生的な扱いができるよう十分指導を徹底し、先割れスプーンに替わり、箸と丸スプーンを用いるよう実施に向け検討中でございます。


 (4) 衛生管理について

 衛生面ですが、仙台市のどちらの施設も最近建替えを行った新しい施設なので、水を多用しないドライ方式となっており、調理室は各作業工程で1室に区切られ、昔の給食調理の現場のように1つの部屋で荷物の積み替え、洗浄、調理、搬出などを行うことはせず、1つの調理室で1つの作業を行うパススルーが徹底されており、汚染が広がらない衛生管理をしています。また、O−157を契機に、野菜の洗浄が文部科学省基準で3回と決められていますが、仙台市の基準は4回とされます。
 どちらも先進的な施設であり、仙台市内の学校がすべてこのような施設ではないようですが、共通しているのは、施設建替え時の設計は、省力化や合理化を第一に考えるのではなく、給食の質や安全性に重きを置いているということがわかります。
 そこで質問です。
 市内のドライ方式調理場の数及び率、各センターや各調理室の衛生管理はパススルーになっているのか、搬入時の箱のまま貯蔵しているのか、野菜の洗浄について、それぞれ川口ではどのようになっているか、御回答ください。


  米澤実学校教育部長

 市内のドライ方式調理場につきましては、この4月開校の戸塚南小学校1校であり、比率は4パーセントでございます。ほかの24調理場は、ドライ方式の施設とはなっておりませんが、水はねのないシンクを取り入れるなど、極力床を濡らさない様工夫を行なっております。各作業工程での部屋ごとの区切りはございませんが、市内の25調理場とも下処理を行なう区域と、調理を行なう区域にわけて作業を行なっております。
 また、搬入された食品は、すべて箱から取り出して調理まで貯蔵しております。野菜の洗浄につきましては、通常3回必要に応じて、4回以上行ない、衛生には万全の注意を払っているところでございます。


 

■ 大きな5 災害対策について

   (1) 小型緊急車両の配備について

 阪神大震災、中越震災の現地でボランティアに参加をして痛感するのが、地震発生後に家屋の倒壊、道路の寸断などにより、大型の緊急車両では機動的に動けないということです。また、支援物資が1か所に集中するのは、大型車両が運べるところに集まるとの指摘を受けました。そして、最も機動的に動けたのはオートバイだといわれます。
 大震災を見越して小型の消防車両の配備や物資運送用の小型車両、オートバイなどの配備をしているのか、お伺いいたします。


  細井修消防長

 1点目のお尋ねでございますが、本市消防本部におきましては、昭和48年度から震災対策及び狭隘道路地域における災害活動に対応するため、南北消防署の各分署に小型動力ポンプ付積載車を配備して、災害活動に対処しているところでございます。
 また、震災時における情報収集活動などにも対処しうるよう、各所属に原動機付自転車を配備しているところでございます。

有山敏明総務部長

 2点目の小型車両の配備についてでありますが、物資運送用の小型車両につきましては、本市地域防災計画に基づきまして、日本通運株式会社埼玉中央支店、社団法人埼玉県トラック協会川口支部及び赤帽首都圏軽自動車運送協同組合埼玉県支部を防災関係機関として指定しておりまして、運転手付きでの緊急輸送車両の借上げ等について協定を結んでいるところであります。
 また、毎年実施をいたしております川口市総合防災訓練におきましても参加をいただき、市や住民と連携した物資搬送訓練を実施しているところでございます。今後につきましても、引き続き迅速な連携体制に努めて参ります。


 (2) 消火栓と飲料用水道の損害想定について

 震災時にどの程度施設が生き残っているのか、被害をどの程度に想定をしているのかお伺いいたします。
 川口の強みは、井戸水が豊富に存在をすること、現状の市水道局が保有をする井戸の損害、被害想定や民間の井戸の被害想定について伺うとともに、両者がどう連携して消火用水源や飲料用水源として利用するのか、具体的にお答えください。


  谷部光利水道部長

 1点目についてでございますが、平成8年度の川口市防災アセスメント調査結果では、被害の特徴として、全地域で支障が生じ、被害想定として供給支障率が100パーセントになり、復旧日数が48日と想定されております。
 平成17年2月に公表されました政府の中央防災会議の首都直下地震対策専門調査会の報告では、マグニチュード7.3の東京北部地震による埼玉県の上水道の1日目の被害について、26パーセントの断水被害を予測し、95パーセントの復旧までには、30日かかることを想定しております。また、このなかで、浄配水場施設についての防災性は高いものと評価をしておりますが、水道局といたしましては、拠点施設の更なる安全性向上のため、アクアプラン21の計画に基づき、施設等の耐震化計画を進めて参ります。
 続きまして、2点目についてでございますが、水道局ではお尋ねの被害予測について把握をしておりませんが、社団法人日本水道協会への確認では、10年前の阪神・淡路大震災では、取水井への被害はほとんどございませんでした。同程度の地震において、単純に申し上げるわけにはいかないかと存じますが、被害を被る確率は少ないものではないかと考えております。
 また、民間の井戸につきましては、ほとんどが浅井戸と思われ、震災時の使用については、予測しにくいところでございます。


 (3) 東京ガスとの事前連携について

市内に縦横無尽にはっている東京ガスの配管ですが、震災時には、各家庭のメーターを遮断するとともに、幹線や枝線等、随所に安全機構がついていると聞きました。
 震災後の火災発生時には、二次災害の危険性もあります。市とどのように連携をしていくのか、お聞かせください。


  岡村幸四郎市長

 東京ガス株式会社につきましては、本市地域防災計画に基づき、防災関係機関として埼玉支店が指定されており、被害情報の収集連絡体制、ガスの供給施設の整備、応急対策及び復旧対策、更には、防災教育訓練の計画等について協定を結んでおり、毎年実施しております川口市防災会議において、これらの体制について最新の情報を交換しているところであります。また、東京ガス株式会社の防災施設等の視察研修につきましても、災害対策室をはじめ、関係部局の職員が参加しているところであります。
 このような事前の情報交換等を踏まえ、毎年実施しております川口市総合防災訓練にも御参加をいただき、現場活動における連携体制について実地検証も行っております。
 今後につきましても、引き続き情報共有体制を密にし、更なる迅速・確実な連携体制の確立に努めて参りたいと存じております。

谷部光利水道部長

 3点目についてでございますが、水道局では30本の井戸を保有し、水道水の需要に合わせて毎日運転をしております。民間の井戸ととの併用につきましては、できれば相互に連携して利用するのがよいと存じますが、先ほど、御答弁申し上げましたように、市布設の井戸とは違い、ほとんどが浅井戸と思われることから、災害時における消火・飲料用水源としての利用は、ライフラインの1つである電力、あるいは滅菌消毒など、様々な問題もあり、いざというときの利用は難しいのではないかと考えております。


 以上、1回目の質問を終わります。(拍手起こる)


 

■ 再質問1

   ◆8番菅克己議員 要望を交えまして、再質問をさせていただきます

 まず、1点目、小・中学校の土曜日授業の実施をということで、一部の学校で長期休業中、あるいは数多くの状況で補習授業が行なわれているとのことですけれども、学校選択制なり、各学校がいい意味で競争することが促進されるとのことですけれども、現状、あまり特色の違いが明確ではないかなと、やはり、そういった意味で土曜日授業を実施していただきたいというふうに思います。
 いずれにせよ基礎学力にこだわらなければいけない状況になっているとうふうに感じまして、偏差値至上主義の日本の教育制度を否定して、今回のゆとり教育が引かれたわけですけれども、最低限学ばなければいけない内容ということを削られている状況は否めません。
 独創性がなくなってしまうといいますが、その中でも、現状ノーベル賞を受賞される方も数多くいらっしゃいますし、やはり、基本をみっちり学んだ上で、そこから独創性が発揮できるものだと思いまして、いま現状の基礎的な部分がないがしろにされているのではないかというふうに思います
 以前にもお話いたしましたけれども、2学期制の採用というよりも、やはり、このまず土曜日の授業を復活するということ。社会教育分野の費用、財政的な裏付けをつけながら実施していただけないかなということで、これは重ねて要望をしていたというふうに思います。

 2番目の旧丸井裏の公社所有地の利用についてでございますが、先ほど、やはり、昼間の人口が少なくなる、統計では多分お買い物にこれられる方の数というのは、把握されてはいないんでしょうけれども、やはり、それをまちづくりのその目標値として取り組んでいただきたいなというふうに思います
 で、会派要望で商店街復活政策として様々な提案をさせていただきましたけれども、やっぱり大規模店が入りますと、中小のそこから離れたところの商店街も影響受けます。実は、ドイツにいきまして見たことがありますのは、やはり中小の商店街と郊外型の店舗の商品の住み分けをきっちりしていますね。本当にここまでやっていいのかというぐらい規制しています。
 すべてこのアウトレットモールだけを入れますと、また弊害もありますので、そういったことを踏まえた上だとか、あるいはパークアンドライド方式で、車を排除してできるだけ歩くような、そういったまちづくりの在り方を検討していただきたいなと。今週の日曜日でございますけれども、サンデープロジェクトで中田 宏市長が出ていました。みなと未来の開発で結構相当踏み込んだ取り組みをされていると。やはり、地方自治体の、地方分権の自治体でありまして、今後の川口駅前の趨勢を担う上でも、ここで踏み込めるか、踏み込めないのかというのが、非常に重要な時期になろうとか思いますので、ぜひとも御検討をいただきたいというふうに思います。

 それと、3つ目、産業振興公社内にリタイヤ人材バンクと商社機能ということで、御検討されているということでございますが、先ほど、ちょっと言いすぎたかもしれませんが、モチベーションが低いと言ってしまいましたが、それなりの機能を発揮できると思うんですけれども、そこで更に提案をしたいのは、成果主義をやはり導入していただきたいなと。ボランティア的なリタイヤ人材では、支援業務に関してなんの拘束力もなくなってしまう可能性もありますし、ボランティア的な登録制のような形にするという話で、できるだけ市の財政を圧迫しないような形での対応されるというお話も承っておりますけれども、それにおいても、例えば、リタイヤ人材の方々がその一堂に会して、いろんな情報を集めてきて、あそこの地元企業のものは、あそこに結びつけられるという形の中で、もしその契約が成立をした段階に、企業の側から成果報酬というかたちで、何らかのその裏付けがないと、やはり、やっている側も面白みがないというか、やはり、モチベーションを高められないというふうに思いますので、やはり、そういったビジネスチャンスをつくる意味でも、この取り組みは非常にすばらしいと思いますので、更なる工夫をしていただきまして、強力的に推進していただくことを要望しておきます。

 (4) 省エネ・コストダウンの担当専門部署の創設ということで、省エネコストダウンの問題を指摘すると、各部局に個別に答弁をお願いしなければなりませんが、各部局が省エネや維持管理費のコストダウンを、個別対応していれば、省エネノウハウや維持管理費を切りつめていくというノウハウを体系化することもなく、埋もれさせてしまいます
 今回の質問においても、総務部と環境部さんが答弁をめぐって、いろいろと混乱をされていたようですが、環境部から省エネについては、ISOの運用で管理されているという御回答で、総務部のほうからは、新組織については維持管理料だけの別の組織で行なうということは、施設の運営のやり方もありますので、弊害があるというお話もありました
 そういっていながらも、是非、検討していただきたいのは、やはり、京都議定書も完全に発効いたしまして、地球環境を保全するということが、いま大前提になってきてます
 そして、省エネすることと、維持管理費を切り詰めることは、ベクトルは同一ではありませんが、非常に近いというふうに思います。ところが維持管理費だけ切り詰めていくということを特化いたしますと、環境負荷的には、実は好ましくないのではないかということも出てしまいますので、やはり、そういった部局横断的な組織をつくっていただくことがいいのかなというふうに思います
 もし、それが行政側が独自に行なうことが無理なのであれば、いまESCO事業というのがはやっておりますけれども、先日、政策審議室主催だったと思いますが、各市の部局対象にESCO事業についての説明会が行なわれました。今回は、そういったことを認識していただくという意味では、非常に有意義だったかもしれませんが、実は、私も政務調査費を利用いたしまして、市内の各公共施設の省エネコストダウンが図れないかという、ちょっと調査を基本的に、データ的にしてみました
 そうなりますと、1つひとつの施設ではコストメリットが全く出てきませんのでESCO事業にならないということで、やはり、ここにもいくつもの施設を全体的にトータルとして見ていかないと、コストメリットが効いてきませんので、ぜひ、完全な独立部署でなくてもかまいませんけれども、行革を進めていらっしゃって、新しい部屋もできるということでございますので、そのへんも検討の1つとして、強く要望したいところでございます。


  駒場徳行福祉部

 家庭保育室にかかる2点の質問ですが、まず、1点目の家庭保育室の補助金の在り方についてでございますが、本市の家庭保育室制度は、自宅の1室で家庭的な雰囲気の中、子育ての経験を活かし、乳幼児を預かるということから始まったものでございます
 当初、職員を採用して事業として経営する方が少なかったわけでございますが、近年、保育士を雇いまして、10人以上の乳幼児を預かるという保育室が多くなってきております
 市町村によりまして、家庭保育室に対する補助金の方法には違いがございまして、本市では他市と比較した場合、市からの総支出額には大きな差はないんですが、保護者の負担軽減に重点を置くということになっております。今後とも保護者の保育料の軽減は必要なものと考えておりますが、時代の変化と共に、保育行政の在り方も変化しておりますことから、補助制度を含め家庭保育室の在り方について、今後十分研究をして参りたいと存じます。


 その次、2番目の川口市の保育の現状でございますが、この再質問の趣旨は、御承知のとおり家庭保育室32園に対する運営費、委託費に改善を強く求めるものでございます。
 本日は、家庭保育室の関係者の方が傍聴されていますけれども、是非、再質問についても、真摯な御回答をお願いしたいと考えますが、まず、待機児童について、御答弁をいただいたとおり、家庭保育室に預けられた児童は待機児童数に含まれないことがわかります。国の基準に照らしあわせると、公立保育園に預けようが家庭保育室に預けようが同じ扱いになるということになります。この限りにおいては、児童福祉法の観点からも同等の扱いのはずでございます。
 待機児童どのくらいいるのかと。現状の調査、先ほど118名という話しですが、ちょっとボードを使わせていたただきます。お許しを頂きましたので、ちょっと理事者の方に見ていただきたいので、ちょっと見にくいかもしれませんが、表の見方、上に人口が0歳児から5歳児までのっかっています。
 それで、大体、先ほど御答弁もありましたとおり、4,600人から4,700人ぐらいの人口が、実はあります、1世代当たり。そのうちの、保育園がどのくらいいま需要を満たしているのかというと、認可外保護施設やベビーホテルまで含めると約4,000人と考えていただければと。ちょっと大雑把ですが、その後、答弁にもありましたように、幼稚園が約8,000人です。ここで引き算いたしますと2万8,000人と、保育園4,000、そして幼稚園8,000人で1万2,000引くと、1万5,000人あぶれていることになります。よくよくその中身をみますとですね、1歳児、2歳児、3歳児については、ご家庭でみられている部分もあるので4,000人ぐらいありますが、4歳児、5歳児をみましても400人ぐらい、やはり、幼稚園にも保育園もいっていらっしゃらない方が、実はいるということ。本当なのかどうか、ちょっとわからないんですが。今回の話題の中の1つとしては、その保育園。
 今回話題にしているのは、上の2行目の家庭保育室ですけれども、意味として、この枠、この黒網は補助金が出ていないところですね。補助金が出ているところには、普通の白の枠取りになっていますが、先ほども答弁ありましたが、県のデータと市の答弁あわせてやっていますので、ちょっと道筋があわないかもしれませんが、家庭保育室が227人くらいいらっしゃると。この人たちが、本当に差別されていないかというと、ちょっと問題があるんじゃないかなというふうに思ってしまいました。
 で、比率からすると、いま認可保育園、公立、私立の保育園にいられている人で、0歳児については、大体37パーセントで、1歳児が20パーセント、2歳児15パーセントと、市の施設の10パーセント以上にのぼるような貢献をしていただいている、その家庭保育室なんですね。
 ちょっと、これを更に考えなくちゃいけないのは、先ほども御答弁ありましたとおり、このうちの8割の方々が核家族だということです。保育のニーズが非常に高いということになるわけでありますが、実は、よくよくみますと、その家庭保育室に対する支援策、補助金が非常に少ない状況であります。前回の議会でも触れられておりましたけれども、ちょっとそれにふれさせていただきたいと思います。
 いま、家庭保育室に入所されている方には、保育料6万円月額ですね。補助金1万900円と、合計で7万900円ということなんですが、県のデータから、いま市内の家庭保育室がどの程度の規模なのかなというと、大体14人ぐらい預かる人たち、お子さんを預かる施設が標準的とお考えください。
 それで、職員が大体5人です。これは統計上の数値なんで、ちょっとずれるかもしれませんが、大きくは変わっていないと思います。その条件のもとに試算をしてみますと、まず、収入が6万円と1万900円で、7万900円の14人分で99万2,600円、これ月ですね。支出ですけれども、家賃だとか、給食費だとか、光熱費、設備費、そしてこのうちには多分夏、秋のボーナスの積み立てなんかもあるんだと思います。35万円とすると差引で、それを5人の保育士に割り当てると、なんとまあ12万8,520円なんです。ここからその税金を抜いて、社会保険料なんかもやらなきゃいけないと。非常につらいことがおわかりいただけるかと思います。
 市のほうとしても、そのボーナス分については、別途補助がついておりますけれども、やはり、一人の保育士さんに12万8,500円、この金額ではあまりにも酷いのではないかなというふうに思います。
 で、そして御答弁いただきましたように、補助金の総額でございますけれども、家庭保育室の委託料が年間で約1億4,000万円、運営費等委託費用が約6,500万円支給されると答弁がありましたけれども、先ほどの家庭保育室委託料ですけれども、ぜひ、名称を変更していただきたいというふうに考えます
 これは家庭保育士さんからすると、貰っているお金でなくて、保護者に与えられるお金で、ちょっと趣旨が違うのではないかというふうに思います。
 で、運営等委託料も児童の人数に応じた委託児割合だとか、保育従事者への処遇改善費、冷暖房費だというふうなことで、これも十分ではないのかなというふうな気がします。
 いまの表をまとめたのが、そのことなんですが、川口市の場合は無認可で、他も無認可なんですけれども、要は認証制をとって、あくまでも認可制に近い保育園として位置づけ、規模も大きいんですけれども、いまの状況だと川口は、要は3人ぐらいの家庭保育室ということを前提条件に考えているので、それ以上の規模になっちゃうと、例えば、いま平均した10人、15人になると全く採算がなりたくなっちゃうということになるわけですね。
 認可保育園の安全性の問題で、保育士の数が川口の場合0歳児で3人に対して一人、2、3歳児で3人に対して一人、これも他の自治体から比べると非常に厳しいです。それで保育士の免許は全員もっていなくちゃいけないということで、非常に厳しい条件のもとに、厳しい金額でお願いをしているというこになるんですが、先ほどお話しましたとおり、この0歳児、2歳児の保育については、市の2割から、3歳児が1割で0歳児については2割、25パーセントも担って貰っていると、やはり公立保育園との差が非常にあるということなので、是非、改善をお願いしたいというふうに思うものであります。1万でも2万でも上げていただけると多分、大分経営の状況が変わってくるというふうに思います
 それで、要望させていただきたいのは、他都市のように、認定保育士制度を設けること、それは運営費補助として家賃補助を充実すること。それと年度当初は人が公立保育園にやはりいかせたい親御さんがいるので、引っこ抜かれちゃうわけですね。そうすると4月、5月、6月には、全くその経営がなりたたなくなってしまうということになります。
 ということで、現状のその答弁をいただきたいのは、この家庭保育室に対する、この補助金の在り方、どう市のほうとして認識をしていただいているのかということを、ちょっと御答弁をいただきたいというふうに思います。
 そして、先ほどの委託料の名称変更して貰えないかというのをお願いします。


  駒場徳行福祉部

 2点目の家庭保育室の委託料の名称変更でございますが、家庭保育室の制度は、市が家庭保育室に対し乳幼児の保育を委託するという形をとっておりますことから、委託料という名称を変更する考えはございません。


 3つ目に、ごみ問題についてでございます。
 プラスチック製容器包装のリサイクルについてということで、足立区、品川区、習志野市、千葉市などが、容器包装リサイクルルートから離脱して、国内や中国でのリサイクルルートにのせまして、売却益を出しています。川口の場合は、容リ法にのっとっているため、一部先ほど出しているみたいだったですけれども、売却益はそんなには見込めません。
 で、市町村がかさばるプラスチック製の容器包装をたくさんお金を投じて収集して、集めたプラスチックは容器包装リサイクル協会が受け取って、それをリサイクル業者に入札させて、業界から集めたリサイクル費用を落札業者に支払うということで、実は、リサイクルしている企業、これは実はトン当たり何10万ものお金を、業界協会から貰っているということのようなんですね。
 で、私も製鉄会社に以前勤めておりましたので、これをビジネスチャンスととらえていた反面もあるんですけれども、やはり、こういったことをやっていますと、高コスト体質が非常に市民に対して影響与えますので、売却、独自ルートを考えるべきじゃないかなと、ただ、やはり、根本的には、国内の資源を他国に持っていくことで、これは利益を損なうことにもなりまして、あくまでも、経済産業省に対する対抗処置、東京都や各区だとか、市町村がいまやり始めたように、対抗措置ととらえて、全体的には国内でリサイクルすることが、やはり重要だというふうに思います。
 なによりも、やはり前提条件にあるのが、そのリサイクルではなくて、発生量を減らすということでございます。
 その次、学校給食でございますが、箸とか、食器などについても、検討していただけるということでございますので、是非よろしくお願いをいたします。
 その次、先ほど、物資の運搬だとか、小型車両用意されているということなんですが、やはり、私もボランティアいきますとオートバイが非常に重要だったというふうに認識をします。その準備もよろしくお願いいたします。
 あと、東京ガスとの連携なんですが、各所に震度計が結構持っていらっしゃるということなんでね。災害想定自体がまだ途についたばかりだというふうに思いますので、是非とも、東京ガスのそういったノウハウを活かして、震災対策における基礎の条件である災害想定を進めていただきたいというふうに思います。
 ということで、要望ばかりなんですが、ひとつその家庭保育室のことについて、再質問をさせていただきます。

 以上、1回目の質問を終わります。(拍手起こる)


 

■ 再質問2

   最後に、また、ちょっと要望させていただきますが、たぶん市の資料として出てきているものなんですけれども、川口市の認可外保育施設の位置づけで、家庭保育室についての文章を述べられておるんですが、この一説に、「利潤を追求するあまりに十分でないことが多く」 ということが書いてあるんですけれども、あれでは利潤を追求するどころではなくて、非常に厳しい状況であるということなので、これは非常に逆なでする文章だと、私は思います。
 ぜひとも、本当に1万でも2万でもいいですから、結局、2割、3割の0歳児、2歳児の方をお預かりする重要な位置づけを持っている家庭保育室でございますので、是非とも、今後善処をしていただきたいというふうに思います。

 以上で、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

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