内視鏡症例集 ・ 大腸

開院以来当院で経験した消化器疾患の内視鏡写真を供覧しています。
クリニックの掲示板に掲載していたものです。画像があるので少し時間がかかります。

病名をクリックするとジャンプします。



大腸疾患
    潰瘍性大腸炎  虚血性大腸炎  大腸カルチノイド 
 大腸脂肪腫  大腸憩室  大腸アニサキス症  大腸ポリープ
  早期大腸癌(Tp)  早期大腸癌(Tsp)  早期大腸癌(Ua)  早期大腸癌(Ua +Uc)


(内視鏡写真の掲載についてはご本人の了解を得ています。進行癌はとりあげていません。)

(無断掲載を禁じます。)


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潰瘍性大腸炎
発赤、出血が強く、粘液、膿の付着がみられる
22才の女性で下血を訴え来院。直腸より下行結腸にかけ強い炎症性の病変を認めました。早速入院していただき治療を行いました。粘血便、下痢を主症状とし、慢性の経過をとる疾患で、原因として免疫異常などが考えられていますがはっきりしません。
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虚血性大腸炎 限局性の発赤びらん 65才の心筋梗塞の既往のある女性で腹痛と血便を生じ検査目的で紹介来院されました。下行結腸に認められることが多く、大腸壁の血行障害が原因で起こります。
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大腸脂肪腫
黄色く柔らかい隆起
上行結腸の粘膜下の脂肪組織より発生した脂肪腫。やわらかく鉗子で押すとくぼみます。この方は治療の必要はなく経過観察しています。
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大腸憩室
ちいさなポケット状のあなが多発しています
憩室は通常は症状を伴いませんが炎症を起こすと発熱、腹痛、下血などを来すことがあり、右下腹部の場合は虫垂炎と間違われることがあります。原因として食物繊維の摂取の不足や腸管の内圧が高まる状態(過敏性腸症候群)などが考えられています。憩室炎以外は治療の必要はありません。
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大腸アニサキス症
アニサスが大腸粘膜に刺入しています
 アニサキス症は胃に認められることが多く(内視鏡症例集・胃 参照)、大腸のアニサキスは比較的稀です。この患者さんは便の潜血反応が陽性となり内視鏡を行いましたが、偶然に虫体を発見しました。前日に刺身を食べたそうですが腹痛などの症状は認めませんでした。

子で摘出しました


大腸ポリープ
有茎性の腺腫
ポリープとは粘膜面より内腔に突出する隆起性病変のことで、組織所見で腺腫、癌、過形成性ポリープなどに分けられます。発見のきっかけは健診の便潜血反応陽性や他疾患の精査時に偶然見つかることが多いようです。腺腫は大腸に発生するポリープの約80%を占め、将来この様なものから癌化すると考えられています。

広基性の腺腫
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早期大腸癌
Tp型

有茎性のポリープ
便秘の訴えがあり検査したところ偶然に発見しました。(便秘の原因ではありません)粘膜内癌で、ポリペクトミー(内視鏡的切除)により完治しました。
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早期大腸癌
Tsp型

亜有茎性のポリープ
60才男性。健診の便潜血が陽性となり内視鏡を行いました。S状結腸の18mm大のポリープを発見しポリペクトミーを施行しましたが、組織検査で癌の浸潤が粘膜下層まで達していると判明。内視鏡治療では不十分と判断し外科的開腹手術を追加しています。リンパ節への転移は認めませんでした。
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早期大腸癌
Ua型

丈の低い隆起
75才の男性で便潜血が陽性となり内視鏡を行い下行結腸に病変を認めました。治療に関しては病巣が広くまた高齢者でもあることを考え病院へご紹介しました。内視鏡的粘膜切除術を施行され、病巣は粘膜内癌でした。出血の原因は痔核でした。

色素染色で隆起部分がはっきりしています
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早期大腸癌
Ua + Uc

隆起の表面が陥凹しています
便潜血が陽性となり上行結腸に病巣が見つかりました。この様な形はすこし深くに浸潤している可能性があり外科的開腹手術をお願いしました。粘膜下層にとどまる(sm2)早期癌でリンパ節への転移も認めませんでした。
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