| 冷え克服マニュアル |
|
《目次》 ●冷えは万病の元 ●冷えは冷えだけでは終わらない ●冷えをどう克服するか< |
| ●冷えは万病の元 | |
|
”当院の治療方針”で少しお話しましたが、東洋医学では自然との関わりをとても大切にしています。病気になる原因にもこの自然が大きな影響を与えています。東洋医学では、病気になる原因を大きく3つに分けています。気温や自然環境から来る"外因”と自分の体内から起こる”内因”、それからそのどちらでもない”不内外因”です。 それでは、冷えはどういう原因で起こるのでしょう。
【外因】
【内因】
”当院の治療方針”で、内臓にも心がありますよというお話をしました。感情の乱れは、体に流れている気血の流れを乱してしまうので、内臓にある心を傷つけてしまうのですね。最も冷えに関係のある臓腑は、肝・脾・腎。肝は、血の巡りを良くする働きがあり、必要に応じて血液の量をコントロールします。脾は、血の元である気を作るところであり、また肝の働きを助け、水分の代謝をコントロールしています。腎は、生まれ持った気(エネルギー)が収まっていて、体のエネルギーの元であり、また代謝機能をコントロールしています。
ストレスを溜めていませんか?肝を傷つけて血液循環が悪くなります。 冷えは、感情の乱れからも起こるということを知っておきましょう。
【不内外因】
それは、普段の飲食と過労です。飲食から来る原因で一番わかりやすいのは、冷たいものをたくさん飲むことと食べること。夏になるとペットボトルを片手に街を歩いている人はたくさんいますね。
食事では、生ものは体を冷やす原因になります。サラダは健康に良いからと生野菜をたくさん食べるのは体を冷やす元凶です。最近では、冬でも夏の野菜(きゅうり、トマト、レタスetc)が売られていますから、ついつい買ってサラダにして食べてしまいますね。これは、体を冷やしますので、注意してください。
それから、刺身などの生ものをたくさん食べることも、体を冷やします。また、消化に悪い、脂っこいもの・甘いもの・乳製品などをたくさん摂取するのは、脾を傷つけてしまいますので、冷えの原因を作ってしまいます。
それから仕事のし過ぎ、運動のやり過ぎによって、体力を消耗してしまうと、エネルギー不足(気虚・陽虚)になってしまい、結果として血液循環が悪くなり体が冷えていきます。適度な運動は、血液循環を良くしますので是非やっていただきたいのですが、健康に運動が一番!といってはりきり過ぎると却って体力を消耗して、体を弱らしてしまいます。仕事のし過ぎで過労状態が長引くと、ネルギー不足に拍車をかけてしまいます。ネルギー不足に陥って、外因や内因などが重なって、冷えだけではなくさまざまな症状を引き起こすことになります。 |
| ●冷えは冷えだけでは終わらない | |
|
冷えは、単に手足が冷える、腰が冷える、お腹が冷える・・・・だけではないのです。 女性の場合、不妊、月経不順、無月経、月経前症候群、月経痛、不正出血。更年期障害などを引き起こす原因になります。不眠症やのぼせ症も、冷えから来る場合があります。 重たいものを持ったわけではないのに、顔を洗おうとしてちょっと屈んだらぎっくり腰になったなんてことをよく聞きますね。これも実は体が冷えているために起こるのです。 冷えると、体の機能が落ちると説明しましたが、慢性疲労症候群や自律神経失調症なども体が冷えることによって、体全体の機能レベルが低下することで引き起こされます。 ”私は手足が熱くてしょうがない”という人も、実は内面に冷えを抱えているのです。東洋医学では、陰陽のバランスが崩れることによって、体調を崩すと考えます。陰が少なくなる(陰虚)と、相対的に陽が多くなりますから手足が熱くなるという症状が起こります。頭がのぼせて足が冷えるという症状も同じ原因で起こります。 |
| ●冷えをどう克服するか | |||||||||
|
鍼灸の治療では、体の気・血・水のバランスを整えることによって、冷えている体が自分で温めることができるようにしていきます。実際の治療法法については、”鍼灸治療の実際”(作成中)をご覧頂くとして、ここでは、ご家庭でできる冷え対策について、お話していきます。
○温浴をして温める
|
|||||||||